説明

マルチメディアブロードキャスト/マルチキャストサービスに関するセル再選択およびハンドオーバ

【課題】セルの再選択においても無線通信サービス(たとえば、MBMS)が継続される方法および装置を提供する。
【解決手段】無線送受信ユニット(WTRU)は、サービングセルノードに隣接する複数のターゲットセルノードを検出する。WTRUは、セル再選択判断基準を評価し、再選択すべき隣接ターゲットセルノードを判定する。WTRUは、隣接ターゲットセルノードのマスタ情報ブロック(MIB)メッセージおよびシステム情報メッセージを受信し、隣接ターゲットセルノードがマルチメディアブロードキャスト単一周波数ネットワークの一部ではないことを確認する。WTRUは、サービングセルノードに隣接ターゲットセルノードを識別する。次に、WTRUは、隣接ターゲットセルノードのMIBメッセージをもう一度受信し、システム情報が変化した場合には、WTRUは、システム情報を読み取り、隣接ターゲットセルノードに再選択する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は、無線通信に関する。
【背景技術】
【0002】
無線送受信ユニット(WTRU)がマルチメディアブロードキャストマルチキャストサービス(multimedia broadcast multicast service、MBMS)を受信しているときの主要な問題の1つは、サービス連続性(service continuity)の維持ならびにハンドオーバ中およびセル再選択中の遅延の最小化である。さらに、WTRUが、同一MBMSサービスエリア内でマルチメディアブロードキャスト単一周波数ネットワーク(multimedia broadcast single frequency network、MBSFN)サービスエリアから非MBSFNサービスエリアに移動するときには、サービス連続性が維持されなければならず、遅延が最小化されなければならない。
【0003】
MBSFNサービスエリア内でMBMS送信を受信するアイドルモードWTRUがMBSFNサービスエリアの境界に近付くときに考慮する必要がある異なるステップが、提起されてきた。これらのステップは、1)WTRUがMBSFNサービスエリアの境界に接近しつつあることを検出することと、2)アクティブモードに移ることと、3)単一セルモードポイントツーポイント(PTP)でのMBMSサービスの受信を要求することとを含む。ターゲットセルevolved Node−B(eNodeB)は、要求されたサービスが使用可能であるか否かをもチェックしなければならず、そうでない場合には、4)MBMSサービスのマルチキャストディストリビューションツリー(multicast distribution tree)に参加し、5)最終的に、単一セルモードでのWTRUへのMBMSデータの供給を開始しなければならない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】米国特許仮出願第60/894588号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
少数のハイレベルシステムソリューションが提案されてきたが、遅延の最小化およびサービス連続性の維持を助けるより統合されたソリューションが必要である。したがって、非MBSFNエリアから別の非MBSFNサービスエリアまたはMBSFNサービスエリアへの送信ならびにMBSFNサービスエリアから非MBSFNサービスエリアへの再選択を機能強化することが望ましい。
【課題を解決するための手段】
【0006】
無線通信サービス(たとえば、MBMS)を提供する方法および装置を開示する。WTRUは、サービングセル(serving cell)eNodeBに隣接する複数のターゲットセルeNodeBを検出する。WTRUは、セル再選択判断基準を評価し、再選択すべき隣接ターゲットセルeNodeBを判定する。WTRUは、隣接ターゲットセルeNodeBのマスタ情報ブロック(master information block、MIB)メッセージおよびシステム情報メッセージを受信し、読み取り、判定された隣接ターゲットセルeNodeBがMBSFNの一部ではないことを確認する。WTRUは、判定された隣接ターゲットセルeNodeBをサービングセルeNodeBに示す。次に、WTRUは、隣接ターゲットセルeNodeBのMIBメッセージをもう一度受信し、読み取って、システム情報が変化したかどうかを判定し、そうである場合には、WTRUは、システム情報を読み取り、隣接ターゲットセルeNodeBに再選択する。次に、WTRUは、ケイパビリティ情報およびサービス要件を伴うセル更新メッセージを隣接ターゲットセルeNodeBに送信し、この隣接ターゲットセルeNodeBは、ターゲットセルeNodeBが無線通信サービスを提供し始める準備ができていることを示すセル更新確認メッセージをWTRUに送信する。
【0007】
本発明のより詳細な理解は、例として与えられ、添付図面と共に理解されるべき次の説明から得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1A】WTRUがサービングセルeNodeBから隣接セル情報を受信する、MBSFNセルから非MBSFNセルへのセル再選択を示す信号流れ図である。
【図1B】ターゲットセルeNodeBがMBMSサービスを開始する準備ができていることを示す、ブロードキャストまたは任意の他のメッセージを介する表示(指示)が、WTRUに送信されることを除いて、図1Aに類似する信号流れ図である。
【図2A】WTRUがサービングセルeNodeBから隣接セル情報を受信しない、MBSFNセルから非MBSFNセルへのセル再選択を示す信号流れ図である。
【図2B】ターゲットセルeNodeBがMBMSサービスを開始する準備ができていることを示す、ブロードキャストまたは任意の他のメッセージを介する表示(指示)が、WTRUに送信されることを除いて、図2Aに類似する信号流れ図である。
【図3A】MBMSセルの隣接リストがサービングセルによって送信される、非MBSFNセルから非MBSFNセルに移動するWTRUを示す例示的な信号流れ図である。
【図3B】MBMSセルの隣接リストがサービングセルによって送信されない、非MBSFNセルから非MBSFNセルに移動するWTRUを示す例示的な信号流れ図である。
【図4】WTRUを示すブロック図である。
【図5】eNodeBを示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
下で言及されるときに、用語「無線送受信ユニット(WTRU)」は、ユーザ機器(UE)、移動局、固定のまたはモバイルのサブスクライバユニット、ポケットベル、セル電話機、携帯情報端末(PDA)、コンピュータ、または無線環境で動作できる任意の他のタイプのユーザデバイスを含むが、これらに限定はされない。下で言及されるときに、用語「基地局」は、Node−B、サイトコントローラ、アクセスポイント(AP)、または無線環境で動作できる任意の他のタイプのインターフェースするデバイスを含むが、これらに限定はされない。
【0010】
現在のwork group(WG)radio access network 2(RAN2)には、隣接セルリストがセル再選択に必要になるかどうかに関する多くの論争がある。隣接セルリストはセル再選択について必須とは考えられないが、特定のイントラ周波数(intra−frequency)隣接セルを示して、その検出の性能を改善する必要があるかどうかは、まだ不確かである。特定のイントラ周波数隣接セルをシグナリングできるというこの原理は、MBMSサービス連続性性能を改善するのに使用される。隣接リストがサービングセルによって送信されていないケースおよびシナリオもある。
【0011】
本願は、それぞれ進行中のMBMSサービスを伴う、セル再選択のケースおよびハンドオーバのケースという2つのシナリオをカバーする。両方のシナリオについて、WTRUは、再選択プロシージャが始まる前に、MBSFNエリア内のセルにキャンプしていると仮定する。
【0012】
セル再選択
隣接セルアイデンティティ(ID)リスト情報が、サービングセルeNodeBによって送信されるときに、隣接MBMSセルのケイパビリティ情報は、サービングセルによって送信される場合と、リソースを節約するために送信されない場合とがある。
【0013】
MBSFNエリアの境界では、隣接セルは、これらの隣接セルがMBSFNエリア、MBSFNガードエリア、または非MBSFNエリアのどの一部であるかをシグナリングするインジケータ(1ビット以上)と一緒にシグナリングされなければならない。したがって、境界eNodeBは、この情報を伴って構成される必要がある。代替的に、eNodeBのそれぞれが、その隣接セルに関する情報をアクセスゲートウェイ(AGW)から見つけることができ、このAGWは、MBSFNエリアが構成されるときにその情報を含まなければならない。代替的に、eNodeBは、MBSFNエリアでのすべての更新または変更に対処するために、隣接セルケイパビリティ情報をAGWに周期的に要求することもできる。
【0014】
隣接セル情報をも知ることによって、サービングセルは、それが境界セルであることを把握し、そのブロードキャストメッセージを介して、それがMBSFNエリアの境界/エッジセルであることを示す。したがって、MBSFNエリアのエッジのeNodeBだけが、かかわり、WTRUは、それが再選択できるセルが、MBSFNガードエリアの一部または非MBSFNエリアの一部である可能性があると期待し、潜在的にこの情報を使用して、その再選択プロシージャおよびハンドオーバプロシージャをより頑健にすることができる。
【0015】
したがって、そのようなMBSFNセルのエッジにあるWTRUは、隣接セルのリストおよびこれらのセルのそれぞれのケイパビリティ情報を有する。
【0016】
そのようなシナリオでは、そのWTRUは、セル再選択プロシージャを実行するときに、まず、MBSFNエリアの一部であるエッジにあるセルに重みを与える。そのようなセルが見つからない場合には、MBSFNガードエリアの一部であるセルに優先順位を与える。最後に、完全に示されているかのように参照によって組み込まれている、2007年3月13日に出願した本願と同一の譲受人に譲渡された特許文献1で開示されているものなどのセル再選択プロシージャに基づいて、非MBSFNエリアからのセルを試し、再選択する。それ自体のサービス要件を知っているWTRUは、(存在する場合に)MBSFNエリアの一部でもMBMSサービスエリアの一部でもないセルに再選択しない。ネットワークが再選択プロシージャを制御することを望む場合に(たとえば、セル負荷または他の理由に起因して、WTRUが任意の特定のセルに再選択しないことをネットワークが望まない場合がある)、ネットワークは、その(一特定の)セルについて非常に高いオフセットを示すか、隣接セルブラックリストを含むか、おそらくは、ある種の隣接物だけを伴うホワイトリストさえ含むことができる。
【0017】
ハンドオーバ
第1のハンドオーバシナリオでは、通常のハンドオーバが発生し、ここで、WTRUは、アクティブ状態であり、ターゲットセルeNodeBへの通常のWTRUによって制御されるハンドオーバを実行する。WTRUが、非MBSFNエリア内のセルへのハンドオーバを求める場合には、WTRUケイパビリティおよび要件を、ハンドオーバ要求メッセージ内でサービングセルeNodeBからターゲットセルeNodeBに渡すことができ、ターゲットセルeNodeBは、その後、マルチキャストディストリビューションツリーに参加し、PTP MBMSサービスの準備をする時間を有するはずである。ターゲットセルeNodeBがそのような位置にない場合には、ターゲットセルeNodeBは、ハンドオーバ要求を拒絶することができ、WTRUは、異なるターゲットセルeNodeBにハンドオーバする機会を有する。
【0018】
第2のハンドオーバシナリオでは、ネットワークによって指示されるハンドオーバが発生し、ここでは、WTRUがアイドル状態であり、その後、WTRUがキャンプしているサービングセルeNodeBが境界MBSFNセルであることを検出した後にアクティブ状態に推移し、その測定値をネットワークに送信することができ、あるいは、WTRUが、既にアクティブ状態であることができるのいずれかである。送信された測定値に基づいて、ネットワークは、要求されたサービスを提供する特定のターゲットセルeNodeBにハンドオーバするようにWTRUに指示することができる。
【0019】
前に述べたように、WTRUは、当初にアイドル状態であるが、第1および第2のハンドオーバシナリオのうちの1つに従って(たとえば、ターゲットセルeNodeBまたはSIB読取り)、またはサービングセルeNodeBがMBSFNエリアの境界にあることを示すブロードキャストされる明示的インジケータを介して、そのWTRUがMBSFNエリアの境界セル内にあることを検出するときに、サービングセルeNodeBとのラジオリソースコントロール(radio resource control、RRC)接続を確立することによって、ターゲットセルeNodeBに連絡し、アクティブ状態に推移することができる。RRC接続確立メッセージを機能強化して、WTRUが現在MBMSトラフィックを受信していることを示すことができる。
【0020】
WTRUが、アクティブ状態に推移した後に、または既にアクティブ状態であるWTRUについて、WTRUは、それが観察する信号品質を示す測定レポートをネットワークに送信することができる。サービングセルeNodeBがWTRUの存在(または測定値)について知るようになった後に、サービングセルeNodeBは、WTRUからの測定値を監視し、WTRUがPTP MBMSサービスを得ることのできる別のセルにWTRUを指令/リダイレクトすべきかどうかを判断する。
【0021】
サービングセルeNodeBが、WTRUがPTP MBMSサービスを得ることのできる別のセル(すなわち、ターゲットセルeNodeB)にWTRUを指令/リダイレクトすると判断する場合に、サービングセルeNodeBは、MBMS PTPサービスの準備をするのに適切なパラメータをターゲットセルeNodeBに送信することによって、ターゲットセルeNodeBに連絡する。ターゲットeNodeBは、WTRUのためにMBMS PTPサービスを準備し、それを確認する信号をサービングセルeNodeBに送り返す。次に、サービングセルeNodeBは、ターゲットeNodeBにアクセスするようにWTRUに指令/リダイレクトする。WTRUは、アクセスするように指令されたターゲットeNodeBにアクセスし、MBMS PTPサービスを受信する。
【0022】
さらに、セル再選択プロシージャまたはハンドオーバプロシージャを、すべてのセルでMBMSの包括的ブートストラッピングプロシージャを繰り返すのではなくすることによってさらに急がせることができる。これに関して、WTRUは、サービングセルだけではなく最後の少数のキャンプしたセルについてもキーKsおよび他の関連するセキュリティ情報を格納する必要がある。これは、WTRUについて実装オプションとして残すこともできる。
【0023】
次に説明するのは、TA概念を使用してMBMSサービス連続性を容易にすることのできる方法である。これらの方法を、本文書で前に説明したMBMSサービス連続性を保証する方法と共にまたはこれらと独立にのいずれかで使用できることに留意されたい。
【0024】
MBMSサービス連続性を容易にするためのトラッキングエリア(Tracking Area)の設計および使用
【0025】
トラッキングエリア(TA)は、MBSFNエリアのエッジにあるMBSFNセル(すなわち、境界セル)が、MBSFNエリアの非境界セル(すなわち、内側セル)のトラッキングエリアとは異なるTAに属するように設計される。
【0026】
同様に、TAは、MBSFNガードエリア内にあるセルが、MBSFNエリアに属するセルのトラッキングエリアとは異なるTAに属するように設計される。MBSFNエリアの境界セル内にまたはガードMBSFNエリア内のセル内に移動するときには、WTRUは、TA更新メッセージをトリガする(設計により、別のTA内に移動しようとしているので)。
【0027】
TA更新メッセージは、WTRUがMBMSサービスを受信しているかどうかの表示(指示)、それが受信しているMBMSサービスのタイプ(PTPまたはMBSFN)、および/またはMBMSサービスに関連する任意の他の構成パラメータもしくはコンテキスト情報を含むことができる。
【0028】
上のTAU情報を送信することの代わりに、現在のMBMSサービスから変化した情報だけを含めることができ、その結果、eNodeBは、前もって知らされ、準備することができるようになる。そうでない場合には、変化を伴わない情報をもう一度eNodeBに繰り返す必要はない。これは、アップリンクシグナリングオーバーヘッドを節約することができる。
【0029】
WTRUがエッジセルの内側にあるときには、TAUメッセージの送信に対する1つの代替案は、WTRUが現在エッジセルにあることなどのクリティカル情報だけを含めることであり、あるいは、モビリティまたは軌道の傾向とすることができる(サービングeNodeBは、WTRUがまだMBSFNエリアから出て移動しつつあるのか、あるいはMBSFNエリアの内側で徘徊している可能性があるのかを知ることができる)。この情報は、サービングセルeNodeBが、ハンドオーバ準備をトリガする必要があるか否かを前もって知るのに十分である。したがって、アップリンクシグナリングオーバーヘッドを最小化することができる。
【0030】
測定レポートを、TA更新と一緒に、またはWTRUがセル内に移動した後の任意の時に送信することができる。この測定レポートは、ハンドオーバが行われた後に送信され、将来のハンドオーバのためにエッジセルによって使用されるレポートになるはずである。TA更新を(WTRUによって使用されているMBMSサービスのオプションの表示(指示)またはコンテキスト情報と共に)受信した後に、eNodeBは、SFN MBMSサービスからPTP MBMSサービスへの切替を実行する。たとえば、eNodeBがMBSFNガードエリア内にある場合には、eNodeBは、WTRUをページングすることによって、まずPTP MBMSサービスを確立し、このWTRUは、RRC接続を要求し、セットアッププロシージャが、そこから継続される。eNodeBがMBSFN境界エリア内にある場合には、eNodeBは、MBMSリソースの準備を適切なターゲットセルeNodeBに要求し(たとえば、WTRU測定レポートおよび他のアドミッション判断基準に基づいて)、その後、本文書の他のシナリオ/ケースについて前に説明したものに似て、ターゲットセルeNodeBにWTRUを指令/リダイレクトする。
【0031】
現在のWG RAN2には、隣接リストがセル再選択に必要になる可能性があるかどうかに関する多くの論争がある。特定のイントラ周波数隣接セルを示して、その検出の性能を改善する必要があるかどうかは、研究中である。したがって、MBMSサービス連続性性能を改善するために特定のイントラ周波数隣接セルをシグナリングできるというこの原理を利用することができる。サービングセルによって送信される隣接リストを伴わないケースおよびシナリオも考えられる。
【0032】
本願は、MBSFNエリアおよび非MBSFNエリアへおよびこれらからのハンドオーバおよび再選択を対象とする。すべての場合に、WTRUは、ブロードキャストメッセージまたはサービングセルもしくはターゲットセル内のある専用RRCシグナリングメッセージのいずれかを介して隣接セルケイパビリティに関するある情報を送信するのにネットワークに依存する。ハンドオーバの前に、WTRUは、試行し、それが必要とするサービスに関して、サービングセルを介してまたはターゲット内でメッセージを直接に送信することによってのいずれかでターゲットセルに知らせ、ターゲットセルに、再選択またはハンドオーバプロシージャのために準備する機会を与える。
【0033】
図1Aは、WTRU 105、サービングセルeNodeB(MBSFNエリア)110、ターゲット(すなわち、隣接)セルeNodeB(非MBSFNエリア)115、およびAGW 120を含む無線通信システム100でのセル再選択シナリオを示す信号流れ図である。WTRU 105は、MBSFNエリア内のサービングセルeNodeB 110から非MBSFNエリア内のターゲットセルeNodeB 115に移動する。
【0034】
図1Aのセル再選択シナリオでは、MBSFNエリア内のMBMSセルの隣接セル情報(たとえば、隣接セルリスト)およびケイパビリティ情報が、AGW 120によってサービングセルeNodeB 110に送信される(ステップ125)。代替案では、サービングセルeNodeB 110を、周期的メッセージを介するなど、MBSFNエリア内のMBMSセルの隣接セル情報(たとえば、隣接セルリスト)およびケイパビリティ情報を伴って事前に構成することができる。次に、サービングセルeNodeB 110は、隣接セル情報をWTRU 105に送信する(ステップ130)。ステップ135では、WTRU 105が、セル再選択判断基準を評価し、再選択すべき隣接ターゲットセルを判定する。再選択プロシージャを開始する前に、WTRU 105は、まず、それがキャンプしている現在のサービングセルeNodeB 110にランダムアクセスチャネル(RACH)プリアンブルまたはRACHメッセージを送信し(ステップ140)、それが再選択を計画している隣接セル(すなわち、ターゲットセルeNodeB 115)を示す。また、可能な場合には、専用シグネチャをこの目的のために予約して、セル再選択割込み時間を最小化することができる。ステップ145では、サービングセルeNodeB 110が、WTRU 105のID(たとえば、international mobile subscriber identity(IMSI)、temporary mobile subscriber identity(TMSI))を含み、WTRU 105がPTP MBMSサービスを要求することを示す信号をターゲットセルeNodeB 115に送信する。
【0035】
まだ図1Aを参照すると、ステップ150では、ターゲットセルeNodeB 115は、ターゲットセルeNodeB 115が使用可能な要求されたPTP MBMSサービスを有するかどうかを判定する。そうでない場合には、ターゲットセルeNodeB 115は、要求されたサービスを提供するためにAGW 120がターゲットセルeNodeB 115をマルチキャストディストリビューションツリーに参加させることを要求する信号をAGW 120に送信し(ステップ155)、これによって、AGW 120は、MBMS情報をターゲットセルeNodeB 115に供給し、ターゲットセルeNodeB 115は、そのMBMS情報をWTRU 105に供給する。AGW 120がターゲットセルeNodeB 115をマルチキャストディストリビューションツリーに参加させ(ステップ160)た後に、AGW 120は、明示的な肯定の肯定応答(ACK)をターゲットセルeNodeB 115にシグナリングすることができ(ステップ165)、あるいは、これを、シグナリングがないことを介して暗黙のうちに仮定することができる。ターゲットセルeNodeB 115がマルチキャストディストリビューションツリーに参加させられない場合には、WTRU 105は、適切に知らされる。
【0036】
代替案では、WTRU 105は、それがキャンプしようとしているターゲットセルeNodeB 115をサービングセルeNodeB 110に示すことと共に、隣接セルケイパビリティ情報をサービングセルeNodeB 110に送信することもできる。サービングセルeNodeB 110は、ターゲットセルeNodeB 115のサービスケイパビリティを知ることによって、ターゲットセルeNodeB 115がPTP MBSサービスを提供できるかどうかを判定することができ、そうでない場合には、サービングセルeNodeB 110は、WTRU IDを、要求されたサービスと一緒にターゲットセルeNodeB 115に転送することができる。
【0037】
代替案では、WTRU 105は、前に述べたようにそれが再選択を計画しているターゲットセルeNodeB 115を示すメッセージを、それがキャンプしている現在のサービングセルeNodeB 110に送信するのみとすることができる。サービングセルeNodeB 110は、ネットワークからターゲットセルeNodeB 115の情報を有し、したがってターゲットセルeNodeB 115のサービスケイパビリティを知ることができ、サービングセルeNodeB 110は、ターゲットセルeNodeB 115がサービスを提供できるかどうかを判定することができ、そうでない場合には、サービングセルeNodeB 110は、WTRU IDを、要求されたサービスと一緒にターゲットセルeNodeB 115に転送することができる。信号をサービングセルeNodeB 110に送信した後に、WTRU 105は、非MBSFNエリア内のセルへの再選択プロシージャを開始する。
【0038】
MBMSサービスエリア内の各セルは、MIBメッセージおよびシステム情報メッセージを周期的なレートで送信する。MIBメッセージおよびシステム情報メッセージは、そのセルがMBSFNエリアの一部であるかどうかまたはそのセルがPTPサービスをサポートするのみであるかどうかを示す情報を含む。したがって、WTRU 105は、ターゲットセルeNodeB 115によって送信されたMIBメッセージおよびシステム情報メッセージを読み取り(ステップ170)、WTRU 105は、それが再選択を計画している新しいセルがMBSFNエリアの一部ではないことを確認することができる(ステップ175)。代替案では、MBMS PTPエリアまたはMBSFNエリア内のセルだけが、そのセルがMBSFNエリアの一部であるか否かに関する情報を送信することができる。WTRU 105が、MIBメッセージおよびシステム情報メッセージの読取り(ステップ170)を終了した後に、WTRU 105は、ターゲットセルeNodeB 115に再選択し(ステップ180)、そのTMSIまたは他のID、それ自体のケイパビリティ、およびPTP MBMSサービスに関するその要件を示すセル更新メッセージをターゲットセルeNodeB 115に送信する(ステップ185)。
【0039】
ターゲットセルeNodeB 115は、WTRU 105の要件について事前に知らされているので、MBMS PTPサービスをサポートでき、セル更新確認メッセージをWTRU 105に送信することによってこのサポートを確認できなければならない。ターゲットセルeNodeB 115が、マルチキャストディストリビューションツリーに参加できない場合には、ターゲットセルeNodeB 115は、セル更新確認メッセージ内でこれをWTRU 115に示すことができる(ステップ190)。したがって、WTRU 105は、以前の情報を使用してケイパビリティを有する別のセルを再選択し、あるいは、完全に別の新しい再選択プロシージャを開始する選択肢を有するが、後者は、追加の遅延を導入する可能性がある。代替案では、ターゲットセルeNodeB 115が、PTP MBMSサービスを提供できる別のセルeNodeBにWTRU 105をリダイレクトできることが提案される。ターゲットセルeNodeB 115は、WTRU 105がリダイレクトされるeNodeBを選択するために最新のWTRU測定レポート情報(使用可能な場合に)を利用することができ、たとえば、WTRU 115は、セル更新メッセージを送信した時または任意の他の時に測定レポートを送信するはずである。
【0040】
上の手順は、WTRU 105がMBSFNガードエリア内のセルを再選択した場合と同一であるが、割込み時間はより短いはずである。というのは、MBSFNガードエリア内のセルは、既にMBSFNネットワークと同期化されていなければならないので、マルチキャストディストリビューションツリーに参加することがより簡単であることに気付くはずであるからである。
【0041】
図1Bは、ターゲットセルeNodeBがMBMSサービスを開始する準備ができていることを示す、ブロードキャストまたは任意の他のメッセージを介する表示(指示)が、WTRUに送信される(ステップ195)ことを除いて、図1Aに類似する信号流れ図である。
【0042】
図2Aは、WTRU 205、サービングセルeNodeB(MBSFNエリア)210、ターゲット(すなわち、隣接)セルeNodeB(非MBSFNエリア)215、およびAGW 220を含む無線通信システム200でのセル再選択シナリオを示す信号流れ図である。WTRU 205は、MBSFNエリア内のサービングセルeNodeB 210から非MBSFNエリア内のターゲットセルeNodeB 215に移動するが、図2Aのセル再選択シナリオとは異なって、MBMSセルの隣接セル情報およびケイパビリティ情報は、サービングセルによってWTRUに送信されない。
【0043】
隣接セル情報(たとえば、隣接セルアイデンティティ(ID)リスト)が送信されないときに、MBSFNエリア内のサービングセルeNodeB 210は、隣接セル情報およびケイパビリティ情報を有する場合とそうでない場合とがある。まず、サービングセルeNodeB 210が、隣接セルの情報を全く有しない(ステップ225)と仮定する。このシナリオでは、WTRU 205は、それが再選択を計画しているセルがMBSFNエリアの一部であるか否かを知らず、したがって、WTRU 205は、潜在的に隣接するターゲットセルeNodeBを検出し、セル再選択判断基準を評価し、再選択すべきターゲットセルeNodeB 215を判定しなければならない(ステップ230)。その判定に基づいて、WTRU 205は、MIBメッセージおよびシステム情報メッセージの読取り(ステップ235)に進まなければならない。
【0044】
代替案では、隣接セル情報が提供されない場合であっても、サービングセルeNodeB 210は、それでも、それがMBSFNエリアの境界/エッジセルであるかどうかを、ブロードキャストメッセージを介して示すことができる。したがって、WTRU 205は、それが再選択できるターゲットセルeNodeB 215がMBSFNガードエリアの一部または非MBSFNエリアの一部であり得ることを期待する。
【0045】
それでも、MBMSサービスエリア内のすべてのセルが、システム情報メッセージ内で、そのセルがMBSFNエリア、MBSFNガードエリアの一部であるかどうか、またはそのセルがPTPサービスをサポートするのみであるかどうかに関する情報を送信しなければならないことが提案される。したがって、WTRU 205が、ターゲットセルeNodeB 215によって送信されたシステム情報メッセージを読み取るときに、WTRU 205は、それが再選択を計画している新しいセル(すなわち、ターゲットセルeNodeB 215)がMBSFNエリアの一部ではないことを確認する(ステップ240)。代替案では、MBMS PTPエリア内またはMBSFNエリア内のセルだけが、そのセルがMBSFNエリアの一部であるか否かを示す情報を送信することができる。
【0046】
ステップ245では、WTRU 205は、まず、それがキャンプしている現在のサービングセルeNodeB 110にランダムアクセスチャネル(RACH)プリアンブルまたはRACHメッセージを送信し(ステップ245)、それが再選択を計画している隣接セル(すなわち、ターゲットセルeNodeB 115)を示す。また、可能な場合には、専用シグネチャをこの目的のために予約して、セル再選択割込み時間を最小化することができる。ステップ250では、サービングセルeNodeB 210が、WTRU 205のID(たとえば、international mobile subscriber identity(IMSI)、temporary mobile subscriber identity(TMSI))を含み、WTRU 205がPTP MBMSサービスを要求することを示す信号をターゲットセルeNodeB 215に送信する。
【0047】
まだ図2Aを参照すると、ステップ255では、ターゲットセルeNodeB 215は、ターゲットセルeNodeB 215が要求されたPTP MBMSサービスを有するかどうかを判定する。そうでない場合には、ターゲットセルeNodeB 215は、サービスを提供するためにAGW 220がターゲットセルeNodeB 215をマルチキャストディストリビューションツリーに参加させることを要求する信号をAGW 220に送信する(ステップ260)。AGW 220がターゲットセルeNodeB 215をマルチキャストディストリビューションツリーに参加させ(ステップ265)た後に、AGW 220は、明示的な肯定の肯定応答(ACK)をターゲットセルeNodeB 215にシグナリングすることができ(ステップ270)、あるいは、これを、シグナリングがないことを介して暗黙のうちに仮定することができる。ターゲットセルeNodeB 215がマルチキャストディストリビューションツリーに参加させられない場合には、WTRU 205は、適切に知らされる。
【0048】
代替案では、WTRU 205は、それがキャンプしようとしているターゲットセルeNodeB 215をサービングセルeNodeB 210に示すことと共に、隣接セルケイパビリティ情報をサービングセルeNodeB 210に送信することもできる。サービングセルeNodeB 210は、ターゲットセルeNodeB 215のサービスケイパビリティを知ることによって、ターゲットセルeNodeB 215がPTP MBSサービスを提供できるかどうかを判定することができ、そうでない場合には、サービングセルeNodeB 210は、WTRU IDを、要求されたサービスと一緒にターゲットセルeNodeB 215に転送することができる。
【0049】
代替案では、WTRU 205は、前に述べたようにそれが再選択を計画しているターゲットセルeNodeB 215を示すメッセージを、それがキャンプしている現在のサービングセルeNodeB 210に送信するのみとすることができる。サービングセルeNodeB 210は、ネットワークからターゲットセルeNodeB 215の情報を有し、したがってターゲットセルeNodeB 215のサービスケイパビリティを知ることができ、サービングセルeNodeB 110は、ターゲットセルeNodeB 215がサービスを提供できるかどうかを判定することができ、そうでない場合には、サービングセルeNodeB 210は、WTRU IDを、要求されたサービスと一緒にターゲットセルeNodeB 215に転送することができる。信号をサービングセルeNodeB 210に送信した後に、WTRU 205は、非MBSFNエリア内のセルへの再選択プロシージャを開始する。
【0050】
ステップ275では、WTRU 205は、システム情報が最後の読取り以降に変化していないことを確認するために、MIBメッセージをもう一度読み取る(ステップ275)。これは、ターゲットセルeNodeB 215から受信したシステム情報メッセージを読み取った後にサービングセルeNodeB 210にメッセージを送信すること(ステップ245および250)によって、MIBメッセージおよびシステム情報メッセージの読取りとセル更新メッセージの送信との間にわずかな時間ギャップが導入されるので、必要になる場合がある。しかし、システム情報メッセージが、最後の読取り以降に変化していない可能性が非常に高いので、導入されるわずかな遅延は、問題はならない。したがって、WTRU 205は、再選択において多くの遅延に直面しない。システム情報に対する変更がある場合には、WTRUは、システム情報メッセージを読み取り、ターゲットセルeNodeBに再選択する(ステップ280)。
【0051】
WTRU 205が、システム情報メッセージの読取りを終了した後に、WTRU 205は、そのTMSIまたはある他のID、それ自体のケイパビリティ、およびPTP MBMSサービスに関するその要件を示すセル更新メッセージをターゲットセルeNodeB 215に送信することができる(ステップ285)。
【0052】
ターゲットセルeNodeB 215は、WTRU 205の要件について事前に知らされているので、MBMS PTPサービスをサポートでき、セル更新確認メッセージをWTRU 205に送信することによってこのサポートを確認できなければならない(ステップ290)。ターゲットセルeNodeB 215が、マルチキャストディストリビューションツリーに参加できない場合には、ターゲットセルeNodeB 215は、サービングセルeNodeB 210にパケットを要求することができ、サービングセルeNodeB 210は、MBMSパケットをターゲットセルeNodeB 215に転送することができる。その後、ターゲットセルeNodeB 215は、マルチキャストディストリビューションツリーに参加するまで、それらのパケットをWTRU 205に転送することができる。
【0053】
代替案では、ターゲットセルeNodeB 215がマルチキャストディストリビューションツリーに参加しなかった場合であっても、ターゲットセルeNodeB 215は、そのツリーに参加し終えるまで待ち、ある時間期間以内にMBMSサービスが再開することをWTRU 205に知らせるセル更新確認メッセージに進み、その後、最終的にMBMSサービスを必要とするときに、サービスを再開する。ただし、このオプションは、遅延の量を増やす可能性がある。
【0054】
代替案では、ターゲットセルeNodeB 215が、PTP MBMSサービスを提供できる別のセルeNodeBにWTRU 205をリダイレクトできることが提案される。ターゲットセルeNodeB 215は、WTRU 215がリダイレクトされるセルeNodeBを判断するために最新のWTRU測定レポート情報(使用可能な場合に)を利用することができ、たとえば、WTRU 215は、セル更新メッセージを送信した時または任意の他の時に測定レポートを送信するはずである。
【0055】
第2の再選択シナリオの上のプロシージャは、WTRU 215が、MBSFNガードエリア内のセルに再選択した場合と同一であるが、割込み時間は減る。というのは、MBSFNガードエリア内のセルは、既にMBSFNネットワークと同期化されていなければならないので、マルチキャストディストリビューションツリーに参加することがより簡単であることに気付くはずであるからである。
【0056】
上で述べた2つのシナリオのほかに、隣接セルのケイパビリティ情報を有するが、この情報を送信するのではなく、リソースを節約するために隣接IDリストを送信するのみであるサービングセルeNodeB 210などの「中間シナリオ」があり得る。このシナリオでは、隣接MBMSセルのケイパビリティ情報がサービングセルeNodeB 210によって送信されない場合には、WTRU 205は、システム情報を読み取って、隣接セルが必要なサービスを提供するかどうかを理解しなければならない可能性があり、プロシージャは、前に第2のシナリオで述べたものに類似するものとすることができる。
【0057】
しかし、全体的なプロシージャは、第2のシナリオよりも高速またはよりよく制御される可能性がある。というのは、この隣接IDリストが、WTRU 205がキャンプすることを許可されるセルだけを述べるホワイトリストとして働くことができ、これによって、サービングセルeNodeB 210に、再選択プロシージャに対するより多くの制御を与え、サービングセルeNodeB 210は、再選択プロシージャに対していくらかの制御を働かせることができるからである。たとえば、特許文献1で述べられたものなど、セル固有再選択パラメータを介していくつかの隣接セルまたはいくつかのセルへのリダイレクトを優先することができる。というのは、それが、隣接するセルのケイパビリティの知識を有するからである。
【0058】
サービングセルeNodeB 210は、隣接セルのケイパビリティ情報およびIDリストを有するが、リソースを節約するためにこの情報を送信しない。このシナリオでは、隣接MBMSセルのケイパビリティ情報およびIDリストが、サービングセルeNodeB 210によって知られているが送信されない場合に、WTRU 205は、ターゲットセルeNodeB 215を検出し、システム情報を読み取って、ターゲットセルeNodeB 215が必要なサービスを提供するかどうかを理解しなければならない。その後、プロシージャは、前に第2のシナリオで述べたものに類似するものとすることができる。
【0059】
しかし、全体的なプロシージャは、第2のシナリオよりも高速またはよりよく制御される可能性がある。というのは、隣接情報を知ることは、サービングセルが、それが後にブロードキャストメッセージを介して示すことのできるMBSFNエリアの境界/エッジセルであることをサービングセルが理解するのを助けることができるからである。したがって、WTRU 205は、それが再選択できるセルがMBSFNガードエリアの一部または非MBSFNエリアの一部であることを期待し、潜在的に、この情報を使用して、その再選択プロシージャおよびハンドオーバプロシージャをより頑健にすることができる。
【0060】
図2Bは、ターゲットセルeNodeBがMBMSサービスを開始する準備ができていることを示す、ブロードキャストまたは任意の他のメッセージを介する表示(指示)が、WTRUに送信される(ステップ295)ことを除いて、図2Aに類似する信号流れ図である。
【0061】
図3Aに、WTRU 305、サービングセルeNodeB(非MBSFNエリア)310、ターゲット(すなわち、隣接)セルeNodeB(非MBSFNエリア)315、およびAGW 320を含む無線通信システム300を示す。WTRU 305は、ある非MBSFNエリアセルから別の非MBSFNエリアセルに移動し、隣接セル情報およびケイパビリティ情報は、非MBSFNサービングセルによって送信される。
【0062】
図3Bは、MBMSセルの隣接セル情報およびケイパビリティ情報がサービングセルによってWTRUに送信されないことを除いて、図3Aに類似する信号流れ図である。
【0063】
図4は、WTRU 105、205、および305によって実行される動作のいずれをも実行するように構成されたWTRU 400のブロック図である。WTRU 400は、アンテナ405、受信器410、プロセッサ415、および送信器420を含む。
【0064】
受信器410は、サービングセルeNodeBに隣接するターゲットセルeNodeBに関連するセル情報を受信するように構成される。プロセッサ415は、セル再選択判断基準を評価し、再選択すべき隣接するターゲットセルeNodeBを判定するように構成される。送信器420は、隣接するターゲットセルeNodeBを示すRACHプリアンブルまたはRACHメッセージを送信するように構成される。受信器410は、MIBメッセージおよびシステム情報メッセージを受信し、読み取るようにさらに構成される。プロセッサ415は、判定された隣接するターゲットセルeNodeBがMBSFNの一部ではないことを確認するようにさらに構成される。
【0065】
送信器420は、ケイパビリティ情報およびサービス要件を含むセル更新メッセージを送信するようにさらに構成される。受信器410は、隣接するターゲットセルeNodeBが無線通信サービス(たとえば、MBMS)を提供する準備ができていることを示すセル更新確認メッセージを受信するようにさらに構成される。プロセッサ415は、隣接するターゲットセルeNodeBを再選択するようにさらに構成され、受信器410は、隣接するターゲットセルeNodeBが無線通信サービス(たとえば、MBMS)を提供する準備ができていることを示す表示(指示)を受信するようにさらに構成される。
【0066】
プロセッサ415は、受信されたシステム情報が変化したかどうかを判定するためにMIBメッセージをもう一度読み取るようにさらに構成され、システム情報が変化したと判定される場合には、プロセッサ415は、システム情報を読み取り、隣接するターゲットセルeNodeBに再選択する。
【0067】
図5は、eNodeB 110、115、210、215、310、および315によって実行される動作のいずれをも実行するように構成されたeNodeB 500のブロック図である。eNodeB 500は、アンテナ505、受信器510、プロセッサ515、および送信器520を含む。eNodeB 500は、サービングセルeNodeBまたはターゲットセルeNodeBとすることができる。
【0068】
図5に示されたeNodeB 500がサービングセルeNodeBである場合には、受信器510は、AGWからマルチメディアブロードキャスト単一周波数ネットワーク(MBSFN)エリアのターゲットセルeNodeBに関連するセル情報を受信するように構成される。送信器520は、受信されたセル情報を送信するように構成される。受信器510は、隣接するターゲットeNodeBを示すRACHプリアンブルまたはRACHメッセージを受信するようにさらに構成される。送信器520は、無線送受信ユニット(WTRU)のアイデンティティおよび要求されるサービスの情報を含む信号を送信するようにさらに構成される。
【0069】
図5に示されたeNodeB 500が、再選択される隣接するターゲットセルeNodeBである場合には、受信器510は、WTRUのアイデンティティおよび要求されるサービスの情報を含む信号を受信するように構成され、プロセッサ515は、ターゲットセルeNodeBが要求されたサービスを有するかどうかを判定するように構成される。送信器520は、周期的なレートでMIBメッセージおよびシステム情報メッセージを送信するように構成され、ターゲットセルeNodeBが要求されたサービスを有しない場合には、送信器520は、要求されたサービスを提供するためにターゲットeNodeBをマルチキャストディストリビューションツリーに参加させることを要求するメッセージを送信する。
【0070】
受信器510を、ケイパビリティ情報およびサービス要件を含むセル更新メッセージを受信するようにさらに構成することができ、送信器520を、ターゲットセルeNodeBが無線通信サービス(たとえば、MBMS)を提供する準備ができていることを示すセル更新確認メッセージを送信するようにさらに構成することができる。受信器510を、要求されたサービスを提供するためにターゲットセルeNodeBをマルチキャストディストリビューションツリーに参加させることを要求するメッセージを肯定応答するメッセージを受信するようにさらに構成することができる。
【0071】
実施形態
1.無線通信サービスを提供する方法であって、
サービングセルeNodeBから、サービングセルevolved Node−B(eNodeB)に隣接するターゲットセルeNodeBに関連するセル情報を受信することと、
セル再選択判断基準を評価することと、
再選択すべき隣接するターゲットセルeNodeBを判定することと、
サービングセルeNodeBに、隣接するターゲットセルeNodeBを示すランダムアクセスチャネル(RACH)プリアンブルまたはRACHメッセージを送信することと、
隣接するターゲットセルeNodeBのマスタ情報ブロック(MIB)メッセージおよびシステム情報メッセージを受信し、読み取ることと、
判定された隣接するターゲットセルeNodeBがマルチメディアブロードキャスト単一周波数ネットワーク(MBSFN)の一部ではないことを確認することと
を含むことを特徴とする方法。
2.隣接するターゲットセルeNodeBに再選択することと、
隣接するターゲットセルeNodeBに、ケイパビリティ情報およびサービス要件を含むセル更新メッセージを送信することと、
隣接するターゲットセルeNodeBから、隣接するターゲットセルeNodeBが無線通信サービスを提供する準備ができていることを示すセル更新確認メッセージを受信することと
をさらに含むことを特徴とする実施形態1に記載の方法。
3.無線通信サービスは、マルチメディアブロードキャストマルチキャストサービス(MBMS)であることを特徴とする実施形態2に記載の方法。
4.隣接するターゲットセルeNodeBに再選択することと、
隣接するターゲットセルeNodeBが無線通信サービスを提供する準備ができていることを示す、隣接するターゲットセルeNodeBからの信号を受信することと
をさらに含むことを特徴とする実施形態1に記載の方法。
5.無線通信サービスは、マルチメディアブロードキャストマルチキャストサービス(MBMS)であることを特徴とする実施形態4に記載の方法。
6.無線送受信ユニット(WTRU)であって、
サービングセルeNodeBから、サービングセルevolved Node−B(eNodeB)に隣接するターゲットセルeNodeBに関連するセル情報を受信するように構成された受信器と、
セル再選択判断基準を評価し、再選択すべき隣接するターゲットセルeNodeBを判定するように構成されたプロセッサと、
サービングセルeNodeBに、隣接するターゲットセルeNodeBを示すランダムアクセスチャネル(RACH)プリアンブルまたはRACHメッセージを送信するように構成された送信器であって、受信器は、隣接するターゲットセルeNodeBのマスタ情報ブロック(MIB)メッセージおよびシステム情報メッセージを受信し、読み取るようにさらに構成され、プロセッサは、判定された隣接するターゲットセルeNodeBがマルチメディアブロードキャスト単一周波数ネットワーク(MBSFN)の一部ではないことを確認するようにさらに構成される、送信器と
を含むことを特徴とする無線送受信ユニット(WTRU)。
7.送信器は、隣接するターゲットセルeNodeBに、ケイパビリティ情報およびサービス要件を含むセル更新メッセージを送信するようにさらに構成され、受信器は、隣接するターゲットセルeNodeBから、隣接するターゲットセルeNodeBが無線通信サービスを提供する準備ができていることを示すセル更新確認メッセージを受信するようにさらに構成されることを特徴とする実施形態6に記載のWTRU。
8.無線通信サービスは、マルチメディアブロードキャストマルチキャストサービス(MBMS)であることを特徴とする実施形態7に記載のWTRU。
9.プロセッサは、隣接するターゲットセルeNodeBを再選択するようにさらに構成され、受信器は、隣接するターゲットセルeNodeBが無線通信サービスを提供する準備ができていることを示す表示(指示)を受信するようにさらに構成されることを特徴とする実施形態6に記載のWTRU。
10.無線通信サービスは、マルチメディアブロードキャストマルチキャストサービス(MBMS)であることを特徴とする実施形態9に記載のWTRU。
11.無線通信サービスを提供する方法であって、
マルチメディアブロードキャスト単一周波数ネットワーク(MBSFN)エリアの隣接セル情報およびケイパビリティ情報を受信することと、
無線送受信ユニット(WTRU)に、サービングセルevolved Node−B(eNodeB)に隣接するターゲットセルeNodeBに関連するセル情報を送信することと、
WTRUから、隣接するターゲットeNodeBを示すランダムアクセスチャネル(RACH)プリアンブルまたはRACHメッセージを受信することと、
隣接するターゲットセルeNodeBに、WTRUのアイデンティティおよび要求されるサービスの情報を含む信号を送信することと
を含むことを特徴とする方法。
12.無線通信サービスを提供するサービングセルevolved Node−B(eNodeB)であって、
マルチメディアブロードキャスト単一周波数ネットワーク(MBSFN)エリアのターゲットセルevolved Node−B(eNodeB)に関連するセル情報を受信するように構成された受信器と、
無線送受信ユニット(WTRU)に、受信されたセル情報を送信するように構成された送信器であって、受信器は、WTRUから、隣接するターゲットeNodeBを示すランダムアクセスチャネル(RACH)プリアンブルまたはRACHメッセージを受信するようにさらに構成され、送信器は、隣接するターゲットセルeNodeBに、WTRUのアイデンティティおよび要求されるサービスの情報を含む信号を送信するようにさらに構成される、送信器と
を含むことを特徴とするevolved Node−B(eNodeB)。
13.無線通信サービスを提供する方法であって、
サービングセルevolved Node−B(eNodeB)に隣接する複数のターゲットセルeNodeBを検出することと、
セル再選択判断基準を評価することと、
再選択すべき隣接するターゲットセルeNodeBを判定することと、
隣接するターゲットセルeNodeBのマスタ情報ブロック(MIB)メッセージおよびシステム情報メッセージを受信し、読み取ることと、
サービングセルeNodeBに、隣接するターゲットセルeNodeBを示すランダムアクセスチャネル(RACH)プリアンブルまたはRACHメッセージを送信することと、
システム情報が変化したかどうかを検出するために、隣接するターゲットセルeNodeBのMIBメッセージをもう一度受信し、読み取ることと、
システム情報が変化したと判定される場合に、システム情報を読み取り、隣接するターゲットセルeNodeBに再選択することと
を含むことを特徴とする方法。
14.隣接するターゲットセルeNodeBへの再選択が発生する場合に、隣接するターゲットセルeNodeBに、ケイパビリティ情報およびサービス要件を含むセル更新メッセージを送信することと、
隣接するターゲットセルeNodeBから、隣接するターゲットセルeNodeBが無線通信サービスを提供する準備ができていることを示すセル更新確認メッセージを受信することと
をさらに含むことを特徴とする実施形態13に記載の方法。
15.無線通信サービスは、マルチメディアブロードキャストマルチキャストサービス(MBMS)であることを特徴とする実施形態14に記載の方法。
16.隣接するターゲットセルeNodeBへの再選択が発生する場合に、隣接するターゲットセルeNodeBが無線通信サービスを提供する準備ができていることを示す信号を、隣接するターゲットセルeNodeBから受信すること
をさらに含むことを特徴とする実施形態13に記載の方法。
17.無線通信サービスは、マルチメディアブロードキャストマルチキャストサービス(MBMS)であることを特徴とする実施形態16に記載の方法。
18.判定された隣接するターゲットセルeNodeBがマルチメディアブロードキャスト単一周波数ネットワーク(MBSFN)の一部ではないことを確認すること
をさらに含むことを特徴とする実施形態13〜17のいずれか1つに記載の方法。
19.サービングセルevolved Node−B(eNodeB)に隣接する複数のターゲットセルeNodeBを検出するように構成された受信器と、
セル再選択判断基準を評価し、再選択すべき隣接するターゲットセルeNodeBを判定するように構成されたプロセッサと
を含む無線送受信ユニット(WTRU)であって、受信器は、隣接するターゲットセルeNodeBのマスタ情報ブロック(MIB)メッセージおよびシステム情報メッセージを受信し、読み取るようにさらに構成され、WTRUは、
サービングセルeNodeBに、隣接するターゲットセルeNodeBを示すランダムアクセスチャネル(RACH)プリアンブルまたはRACHメッセージを送信するように構成された送信器
を含み、プロセッサは、システム情報が変化したかどうかを検出するために、隣接するターゲットセルeNodeBのMIBメッセージをもう一度読み取るようにさらに構成され、システム情報が変化したと判定される場合に、プロセッサは、システム情報を読み取り、隣接するターゲットセルeNodeBに再選択する
ことを特徴とする無線送受信ユニット(WTRU)。
20.隣接するターゲットセルeNodeBへの再選択が発生する場合に、送信器は、隣接するターゲットセルeNodeBに、ケイパビリティ情報およびサービス要件を含むセル更新メッセージを送信するようにさらに構成され、受信器は、隣接するターゲットセルeNodeBから、隣接するターゲットセルeNodeBが無線通信サービスを提供する準備ができていることを示すセル更新確認メッセージを受信するようにさらに構成されることを特徴とする実施形態19に記載のWTRU。
21.無線通信サービスは、マルチメディアブロードキャストマルチキャストサービス(MBMS)であることを特徴とする実施形態20に記載のWTRU。
22.プロセッサは、判定された隣接するターゲットセルeNodeBがマルチメディアブロードキャスト単一周波数ネットワーク(MBSFN)の一部ではないことを確認するようにさらに構成されることを特徴とする実施形態19〜21のいずれか1つに記載のWTRU。
23.無線通信サービスを提供するターゲットセルevolved Node−B(eNodeB)であって、
サービングセルeNodeBから、無線送受信ユニット(WTRU)のアイデンティティおよび要求されるサービスの情報を含む信号を受信するように構成された受信器と、
ターゲットセルeNodeBが要求されるサービスを有するかどうかを判定するように構成されたプロセッサと、
マスタ情報ブロック(MIB)メッセージおよびシステム情報メッセージを送信するように構成された送信器であって、ターゲットセルeNodeBが要求されたサービスを有しない場合に、送信器は、ターゲットeNodeBが要求されたサービスを提供するためにマルチキャストディストリビューションツリーに参加することを要求する第1メッセージを送信するようにさらに構成される、送信器と
を含むことを特徴とするターゲットセルevolved Node−B(eNodeB)。
24.受信器は、WTRUから、ケイパビリティ情報およびサービス要件を含むセル更新メッセージを受信するようにさらに構成され、送信器は、WTRUに、ターゲットセルeNodeBが無線通信サービスを提供する準備ができていることを示すセル更新確認メッセージを送信するようにさらに構成されることを特徴とする実施形態23に記載のターゲットセルeNodeB。
25.無線通信サービスは、マルチメディアブロードキャストマルチキャストサービス(MBMS)であることを特徴とする実施形態24に記載のターゲットセルeNodeB。
26.受信器は、ターゲットセルeNodeBが要求されたサービスを提供するためにマルチキャストディストリビューションツリーに参加することを要求する第1メッセージを肯定応答する第2メッセージを受信するようにさらに構成されることを特徴とする実施形態24および25のいずれか1つに記載のターゲットセルeNodeB。
【0072】
特徴および要素を、上で特定の組合せで説明したが、各特徴または要素を、他の特徴および要素を伴わずに単独でまたは他の特徴および要素を伴うもしくは伴わないさまざまな組合せで使用することができる。本明細書で提供された方法または流れ図を、汎用コンピュータまたはプロセッサによる実行のためにコンピュータ可読記憶媒体に組み込まれるコンピュータプログラム、ソフトウェア、またはファームウェアで実施することができる。コンピュータ可読記憶媒体の例は、読取り専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、レジスタ、キャッシュメモリ、半導体メモリデバイス、内蔵ハードディスクおよびリムーバブルディスクなどの磁気媒体、光磁気媒体、ならびにCD−ROMディスクおよびディジタル多用途ディスク(DVD)などの光媒体を含む。
【0073】
適切なプロセッサは、たとえば、汎用プロセッサ、特殊目的プロセッサ、従来のプロセッサ、ディジタル信号プロセッサ(DSP)、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアに関連する1つまたは複数のマイクロプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)回路、任意の他のタイプの集積回路(IC)、および/または状態機械を含む。
【0074】
ソフトウェアに関連するプロセッサを使用して、無線送受信ユニット(WTRU)内で使用されるラジオ周波数トランシーバ、ユーザ機器(UE)、端末、基地局、無線ネットワークコントローラ(RNC)、または任意のホストコンピュータを実施することができる。WTRUは、カメラ、ビデオカメラモジュール、ビデオ電話、スピーカホン、振動デバイス、スピーカ、マイクロホン、テレビジョン受像機、ハンズフリーヘッドセット、キーボード、Bluetooth(登録商標)モジュール、周波数変調(FM)ラジオユニット、液晶ディスプレイ(LCD)ディスプレイユニット、有機発光ダイオード(OLED)ディスプレイユニット、ディジタル音楽プレイヤ、メディアプレイヤ、ビデオゲームプレイヤモジュール、インターネットブラウザ、および/または任意の無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)モジュールもしくはウルトラワイドバンド(UWB)モジュールなど、ハードウェアおよび/またはソフトウェアで実施されるモジュールと共に使用することができる。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
無線通信サービスを提供する方法であって、
サービングセルevolved NodeB(eNodeB)から、前記サービングセルeNode−Bに隣接するターゲットセルeNodeBに関連するセル情報を受信するステップと、
セル再選択判断基準を評価するステップと、
再選択すべき隣接するターゲットセルeNodeBを判定するステップと、
前記サービングセルeNodeBに、前記隣接するターゲットセルeNodeBを示すランダムアクセスチャネル(RACH)プリアンブルまたはRACHメッセージを送信するステップと、
前記隣接するターゲットセルeNodeBのマスタ情報ブロック(MIB)メッセージおよびシステム情報メッセージを受信し、読み取るステップであって、前記MIBメッセージおよびシステム情報メッセージは、前記隣接するターゲットセルeNodeBがマルチメディアブロードキャスト単一周波数ネットワーク(MBSFN)エリアの一部であるかどうかまたは前記セルがポイントツーポイント(PTP)サービスをサポートするのみであるかどうかを示す情報を含む、ステップと、
前記判定された隣接するターゲットセルeNodeBがMBSFNエリアの一部ではないことを確認するステップと、
前記隣接するターゲットセルeNodeBに再選択するステップと、
前記隣接するターゲットセルeNodeBに、ケイパビリティ情報およびサービス要件を含むセル更新メッセージを送信するステップと、
前記隣接するターゲットセルeNodeBから、前記隣接するターゲットセルeNodeBが無線通信サービスを提供する準備ができていることを示すセル更新確認メッセージを受信するステップと
を含むことを特徴とする方法。
【請求項2】
無線通信サービスを提供する方法であって、
サービングセルevolved NodeB(eNodeB)から、前記サービングセルeNode−Bに隣接するターゲットセルeNodeBに関連するセル情報を受信するステップと、
セル再選択判断基準を評価するステップと、
再選択すべき隣接するターゲットセルeNodeBを判定するステップと、
前記サービングセルeNodeBに、前記隣接するターゲットセルeNodeBを示すランダムアクセスチャネル(RACH)プリアンブルまたはRACHメッセージを送信するステップと、
前記隣接するターゲットセルeNodeBのマスタ情報ブロック(MIB)メッセージおよびシステム情報メッセージを受信し、読み取るステップであって、前記MIBメッセージおよびシステム情報メッセージは、前記隣接するターゲットセルeNodeBがマルチメディアブロードキャスト単一周波数ネットワーク(MBSFN)エリアの一部であるかどうかまたは前記セルがポイントツーポイント(PTP)サービスをサポートするのみであるかどうかを示す情報を含む、ステップと、
前記判定された隣接するターゲットセルeNodeBがMBSFNエリアの一部ではないことを確認するステップと、
前記隣接するターゲットセルeNodeBに再選択するステップと、
前記隣接するターゲットセルeNodeBが無線通信サービスを提供する準備ができていることを示す、前記隣接するターゲットセルeNodeBからの信号を受信するステップと
を含むことを特徴とする方法。
【請求項3】
前記サービングセルevolved Node−B(eNodeB)に隣接するターゲットセルeNodeBに関連するセル情報をサービングセルeNodeBから受信するように構成された受信器と、
セル再選択判断基準を評価し、再選択すべき隣接するターゲットセルeNodeBを判定するように構成されたプロセッサと、
前記サービングセルeNodeBに、前記隣接するターゲットセルeNodeBを示すランダムアクセスチャネル(RACH)プリアンブルまたはRACHメッセージを送信するように構成された送信器と
を含み、
前記受信器は、前記隣接するターゲットセルeNodeBのマスタ情報ブロック(MIB)メッセージおよびシステム情報メッセージを受信し、読み取るようにさらに構成され、前記MIBメッセージおよびシステム情報メッセージは、前記隣接するターゲットセルeNodeBがマルチメディアブロードキャスト単一周波数ネットワーク(MBSFN)エリアの一部であるかどうかまたは前記セルがポイントツーポイント(PTP)サービスをサポートするのみであるかどうかを示す情報を含み、前記送信器は、前記判定された隣接するターゲットセルeNodeBがMBSFNの一部ではないことを確認し、前記隣接するターゲットセルeNodeBに、ケイパビリティ情報およびサービス要件を含むセル更新メッセージを送信するようにさらに構成され、前記受信器は、前記隣接するターゲットセルeNodeBから、前記隣接するターゲットセルeNodeBが無線通信サービスを提供する準備ができていることを示すセル更新確認メッセージを受信するようにさらに構成されること
を特徴とする無線送受信ユニット(WTRU)。
【請求項4】
前記サービングセルevolved Node−B(eNodeB)に隣接するターゲットセルeNodeBに関連するセル情報をサービングセルeNodeBから受信ように構成された受信器と、
セル再選択判断基準を評価し、再選択すべき隣接するターゲットセルeNodeBを判定するように構成されたプロセッサと、
前記サービングセルeNodeBに、前記隣接するターゲットセルeNodeBを示すランダムアクセスチャネル(RACH)プリアンブルまたはRACHメッセージを送信するように構成された送信器と
を含み、
前記受信器は、前記隣接するターゲットセルeNodeBのマスタ情報ブロック(MIB)メッセージおよびシステム情報メッセージを受信し、読み取るようにさらに構成され、前記MIBメッセージおよびシステム情報メッセージは、前記隣接するターゲットセルeNodeBがマルチメディアブロードキャスト単一周波数ネットワーク(MBSFN)エリアの一部であるかどうかまたは前記セルがポイントツーポイント(PTP)サービスをサポートするのみであるかどうかを示す情報を含み、前記送信器は、前記判定された隣接するターゲットセルeNodeBがMBSFNの一部ではないことを確認するようにさらに構成され、前記プロセッサは、前記隣接するターゲットセルeNodeBを再選択するようにさらに構成され、前記受信器は、前記隣接するターゲットセルeNodeBが無線通信サービスを提供する準備ができていることを示す表示を受信するようにさらに構成されること
を特徴とする無線送受信ユニット(WTRU)。
【請求項5】
無線通信サービスを提供する方法であって、
マルチメディアブロードキャスト単一周波数ネットワーク(MBSFN)エリアの隣接セル情報およびケイパビリティ情報を受信するステップと、
無線送受信ユニット(WTRU)に、サービングセルevolved Node−B(eNodeB)に隣接するターゲットセルeNodeBに関連するセル情報を送信するステップと、
前記WTRUから、隣接するターゲットセルeNodeBを示すランダムアクセスチャネル(RACH)プリアンブルまたはRACHメッセージを受信するステップと、
前記隣接するターゲットセルeNodeBに、前記WTRUのアイデンティティおよび要求されるサービスの情報を含む信号を送信するステップと
を含むことを特徴とする方法。
【請求項6】
無線通信サービスを提供するサービングセルevolved Node−B(eNodeB)であって、
マルチメディアブロードキャスト単一周波数ネットワーク(MBSFN)エリアのターゲットセルevolved Node−B(eNodeB)に関連するセル情報を受信するように構成された受信器と、
無線送受信ユニット(WTRU)に、前記受信されたセル情報を送信するように構成された送信器と
を含み、
前記受信器は、前記WTRUから、隣接するターゲットeNodeBを示すランダムアクセスチャネル(RACH)プリアンブルまたはRACHメッセージを受信するようにさらに構成され、前記送信器は、前記隣接するターゲットセルeNodeBに、前記WTRUのアイデンティティおよび要求されるサービスの情報を含む信号を送信するようにさらに構成されること
を特徴とするevolved Node−B(eNodeB)。
【請求項7】
無線通信サービスを提供する方法であって、
サービングセルevolved Node−B(eNodeB)に隣接する複数のターゲットセルeNodeBを検出するステップと、
セル再選択判断基準を評価するステップと、
再選択すべき隣接するターゲットセルeNodeBを判定するステップと、
前記隣接するターゲットセルeNodeBのマスタ情報ブロック(MIB)メッセージおよびシステム情報メッセージを受信し、読み取るステップと、
前記サービングセルeNodeBに、前記隣接するターゲットセルeNodeBを示すランダムアクセスチャネル(RACH)プリアンブルまたはRACHメッセージを送信するステップと、
前記システム情報が変化したかどうかを検出するために、前記隣接するターゲットセルeNodeBのMIBメッセージをもう一度受信し、読み取るステップと、
前記システム情報が変化したと判定される場合に、前記システム情報を読み取り、前記隣接するターゲットセルeNodeBに再選択するステップと
を含むことを特徴とする方法。
【請求項8】
前記隣接するターゲットセルeNodeBへの再選択が発生する場合に、前記隣接するターゲットセルeNodeBに、ケイパビリティ情報およびサービス要件を含むセル更新メッセージを送信するステップと、
前記隣接するターゲットセルeNodeBから、前記隣接するターゲットセルeNodeBが無線通信サービスを提供する準備ができていることを示すセル更新確認メッセージを受信するステップと
をさらに含むことを特徴とする請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記隣接するターゲットセルeNodeBへの再選択が発生する場合に、前記隣接するターゲットセルeNodeBが無線通信サービスを提供する準備ができていることを示す信号を、前記隣接するターゲットセルeNodeBから受信するステップ
をさらに含むことを特徴とする請求項7に記載の方法。
【請求項10】
サービングセルevolved Node−B(eNodeB)に隣接する複数のターゲットセルeNodeBを検出するように構成された受信器と、
セル再選択判断基準を評価し、再選択すべき隣接するターゲットセルeNodeBを判定するように構成されたプロセッサと
を含む無線送受信ユニット(WTRU)であって、前記受信器は、前記隣接するターゲットセルeNodeBのマスタ情報ブロック(MIB)メッセージおよびシステム情報メッセージを受信し、読み取るようにさらに構成され、前記WTRUは、
前記サービングセルeNodeBに、前記隣接するターゲットセルeNodeBを示すランダムアクセスチャネル(RACH)プリアンブルまたはRACHメッセージを送信するように構成された送信器
を含み、前記プロセッサは、前記システム情報が変化したかどうかを検出するために、前記隣接するターゲットセルeNodeBのMIBメッセージをもう一度読み取るようにさらに構成され、前記システム情報が変化したと判定される場合に、前記プロセッサは、前記システム情報を読み取り、前記隣接するターゲットセルeNodeBに再選択すること
を特徴とするWTRU。
【請求項11】
前記隣接するターゲットセルeNodeBへの再選択が発生する場合に、前記送信器は、前記隣接するターゲットセルeNodeBに、ケイパビリティ情報およびサービス要件を含むセル更新メッセージを送信するようにさらに構成され、前記受信器は、前記隣接するターゲットセルeNodeBから、前記隣接するターゲットセルeNodeBが無線通信サービスを提供する準備ができていることを示すセル更新確認メッセージを受信するようにさらに構成されることを特徴とする請求項10に記載のWTRU。
【請求項12】
前記プロセッサは、前記判定された隣接するターゲットセルeNodeBがマルチメディアブロードキャスト単一周波数ネットワーク(MBSFN)の一部ではないことを確認するようにさらに構成されることを特徴とする請求項11に記載のWTRU。
【請求項13】
無線通信サービスを提供するターゲットセルevolved Node−B(eNodeB)であって、
サービングセルeNodeBから、無線送受信ユニット(WTRU)のアイデンティティおよび要求されるサービスの情報を含む信号を受信するように構成された受信器と、
前記ターゲットセルeNodeBが前記要求されるサービスを有するかどうかを判定するように構成されたプロセッサと、
マスタ情報ブロック(MIB)メッセージおよびシステム情報メッセージを送信するように構成された送信器であって、前記ターゲットセルeNodeBが前記要求されたサービスを有しない場合に、前記送信器は、ターゲットセルeNodeBが前記要求されたサービスを提供するためにマルチキャストディストリビューションツリーに参加することを要求する第1メッセージを送信するようにさらに構成される、送信器と
を含むことを特徴とするターゲットセルeNodeB。
【請求項14】
前記受信器は、前記WTRUから、ケイパビリティ情報およびサービス要件を含むセル更新メッセージを受信するようにさらに構成され、前記送信器は、前記WTRUに、前記ターゲットセルeNodeBが無線通信サービスを提供する準備ができていることを示すセル更新確認メッセージを送信するようにさらに構成されることを特徴とする請求項13に記載のターゲットセルeNodeB。
【請求項15】
前記受信器は、前記ターゲットセルeNodeBが前記要求されたサービスを提供するためにマルチキャストディストリビューションツリーに参加することを要求する前記第1メッセージを肯定応答する第2メッセージを受信するようにさらに構成されることを特徴とする請求項14に記載のターゲットセルeNodeB。

【図1A】
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【図1B】
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【図2A】
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【図2B】
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【図3A】
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【図3B】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2012−157063(P2012−157063A)
【公開日】平成24年8月16日(2012.8.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−91189(P2012−91189)
【出願日】平成24年4月12日(2012.4.12)
【分割の表示】特願2010−506519(P2010−506519)の分割
【原出願日】平成20年4月25日(2008.4.25)
【出願人】(596008622)インターデイジタル テクノロジー コーポレーション (871)
【Fターム(参考)】