説明

ミキサードラムカバー

【課題】ミキサードラムから剥離しにくいミキサードラムカバーを提供する。
【解決手段】ミキサードラムカバー100は、コンクリートミキサー車のミキサードラムに巻き回して装着される本体シート110と、本体シート110の表面に設置され、本体シート110をミキサードラムに装着した際に前記本体シートの巻き回し方向の少なくとも一方の端部(端部112aまたは端部112b)を覆う補助シート120と、を備えている。これにより、ミキサードラムカバー100は、コンクリートミキサー車のミキサードラムから剥離しにくくなる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ミキサードラムカバーに関する。
【背景技術】
【0002】
コンクリートやモルタル等の施工では、コンクリート製造工場で混練されたコンクリートやモルタル(所謂生コン)をコンクリートミキサー車で工事現場まで運び施工している。練り混ぜたコンクリートは熱により徐々に硬化し、コンクリートの打ち込みが困難になる。そのため、コンクリート製造工場で混練したコンクリートを短時間のうちに工事現場まで運ばなくてはならない。特許文献1には、コンクリートミキサー車のミキサードラムを断熱性のカバーで覆うことで、コンクリートを搭載したミキサードラムを輻射熱等から保護するドラムカバーが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2008−036970号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
コンクリートミキサー車は、その性質上、複雑な構造物を多数搭載している。特許文献1のドラムカバーは、カバーの端部と端部を連結する連結部分が大きく開いているために、ミキサードラムが回転しているときに、その連結部分に構造物が引っかかったりすると、ドラムカバーがミキサードラムから剥離するという問題がある。
【0005】
本発明はこのような問題に鑑みてなされたものであり、ミキサードラムから剥離しにくいミキサードラムカバーを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため、本発明にかかるミキサードラムカバーは、
コンクリートミキサー車のミキサードラムに巻き回して装着される本体シートと、
前記本体シートの表面に設置され、前記本体シートをミキサードラムに装着した際に前記本体シートの巻き回し方向の少なくとも一方の端部を覆う補助シートと、を備える、
ことを特徴とする。
【0007】
前記補助シートは、
前記巻き回し方向の一方の端が前記本体シートの表面に固定され、他方の端が前記本体シートの前記端部をまたいで前記本体シートの表面に着脱可能に固定されてもよい。
【0008】
前記補助シートは、
前記本体シートの運転席側の側辺より突出し、前記本体シートの側辺で折り曲げられて前記本体シートの裏面に巻き込まれる巻込シート部、を備えていてもよい。
【0009】
前記本体シートは、前記本体シートの運転席側の側辺部分に、紐が挿通される紐挿通部、を備え、
前記紐挿通部は、前記本体シートをミキサードラムに装着した際に、挿通された紐で引き絞られてミキサードラムの運転席側円盤状底面の円周部分に固定されてもよい。
【0010】
前記本体シートは、前記巻き回し方向の一方の端部と他方の端部とを連結する紐が通される連結穴、を有していてもよい。
【0011】
前記本体シートの前記巻き回し方向の少なくとも一方の端部に設置され、前記巻き回し方向の一方の端部と他方の端部とを連結する紐が通される連結穴を有する連結具を備えていてもよい。
【0012】
前記連結具が収縮力を有する伸縮性のシートであってもよい。
【0013】
前記補助シートは、
前記補助シートの一端を前記本体シート表面に着脱可能に固定する紐が通される固定穴を備え、前記固定穴の面積が前記連結穴の面積よりも小さくてもよい。
【0014】
前記固定穴および前記連結穴の周囲にそれぞれハトメが設置されており、
前記固定穴に設置されたハトメの厚みが、前記連結穴に設置されたハトメの厚みより小さくてもよい。
【発明の効果】
【0015】
ミキサードラムから剥離しにくいミキサードラムカバーを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】本実施形態のミキサードラムカバーをコンクリートミキサー車に装着した様子を示す図であり、(A)はコンクリートミキサー車を右側面から見た図であり、(B)はコンクリートミキサー車を左側面から見た図である。
【図2】本実施形態のミキサードラムカバーの斜視図である。
【図3】本実施形態のミキサードラムカバーの補助シートをめくりあげた状態の斜視図である。
【図4】本体シートの両端部を連結紐で連結した状態を示す図であり、本体シートの両端部を補助シートを透過視して見た図である。
【図5】端部112aを本体シートの表面側から見た図である。
【図6】端部112aを本体シートの裏面側から見た図である。
【図7】補助シートを透過視して端部112bを本体シートの表面側から見た図である。
【図8】端部112bを本体シートの裏面側から見た図である。
【図9】端部112bを本体シートの表面側から見た図である。
【図10】端部112bの面ファスナー付近を本体シートの裏面側から拡大して見た図である。
【図11】本体シートの両端部を本体シートの表面側から見た図である。
【図12】本体シートの両端部を本体シートの裏面側から見た図である。
【図13】(A)は補助シートに設置されたハトメの平面図、(B)は連結具に設置されたハトメの平面図、(C)は図13(A)のA−A’断面図、(D)は図13(B)のB−B’断面図である。
【図14】本体シートをミキサードラムの側面に装着した際に、本体シートがミキサードラムの側面からフロント側に一部はみ出た状態となることを説明するための図である。
【図15】図14に示す状態で紐挿通部を引き絞った際に、本体シートのフロント側側辺部がミキサードラムのフロント面の円周付近に巻き込まれた状態で固定されることを説明するための図である。
【図16】ミキサードラムカバーをミキサードラムに装着した際の両端部付近の断面図である。
【図17】両端部に両端部を接続するためのハトメを設け、さらに補助シートの一端に、補助シートを本体シート表面に固定するための面ファスナーを設けた様子を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
(実施形態1)
以下、本実施形態のミキサードラムカバーについて、図面を参照しながら説明する。ミキサードラムカバー100は、図1に示すように、コンクリートミキサー車200のミキサードラム210を覆うカバーである。ミキサードラムカバー100は、図2に示すように、本体シート110と、補助シート120と、固定シート130とから構成される。なお、以下の説明では、ミキサードラムカバー100、本体シート110、補助シート120および固定シート130は、ミキサードラム210に巻装された際にミキサードラム210に対向する面を裏面、その逆側の面を表面と記す。
【0018】
本体シート110は、ミキサードラム210に作用する輻射熱等を遮断する断熱性のシートであり、ミキサードラム210のドラム側面211に、巻装可能な形状をしている。本体シート110は、図3に示すように、ミキサードラム210に巻装された場合に、ミキサードラム210への巻き回し方向に位置する双方の端部112a、112b、ミキサードラム210のフロント側に位置するフロント側側辺部112c、ミキサードラム210のリア側に位置するリア側側辺部112dで規定された略矩形形状のシートである。そして、フロント側側辺部112cに紐挿通部111を備える。なお、本体シート110のフロント側側辺部112cからリア側側辺部112dまでの距離Lsは、ミキサードラム210のドラム側面211の回転軸方向の長さLdより、例えば、1cm〜1m程度長い。また、以下の説明では、「端部」および「端」には、本体シート110等の一辺のみならず、本体シート110の一辺から所定の距離(例えば、ある辺から対向する辺までの0〜20パーセントの距離)の範囲が含まれるものとする。
【0019】
紐挿通部111は、本体シート110のフロント側側辺部112cに形成された、紐が挿通される巾着袋開口状部分である。紐挿通部111は、フロント側側辺部112c側の端辺が裏面側に折り返されて縫製されて形成されている。紐挿通部111には巾着紐310が挿通されており、本体シート110をミキサードラム210に巻装した状態で巾着紐310を引っ張ると、紐挿通部111が、巾着袋の開口部分が閉じるように引き絞られる構造である。
【0020】
端部112a、112bは、図4に示すように、本体シート110の巻き回し方向のそれぞれの端部である。端部112aには、図5および図6に示すように、連結具113と、面ファスナー114とが設置されている。一方、端部112bには、図7および図8に示すように、連結具115が設置されている。
【0021】
複数の連結具113は、図5および図6に示すように、長方形の形状をしており、ゴムベルト等の収縮力のある伸縮性のシートから構成される。連結具113は、一方の端が本体シート110の表面に縫い付けられており、他方の端には、連結紐320が通される穴が形成されている。連結具113に形成された穴の周囲は、紐による力で破壊されないように、ハトメ150が設置されている。ハトメ150は真鍮等の金属、プラスチック等の樹脂などで構成される環状体であり、例えば、表面はキリンス処理、ニッケルメッキ、黒ニッケルメッキ等されている(なお、ハトメの座金は単座でもよく、複座でもよい)。このハトメ150は、本体シート110の端部112aと端部112bとを連結した際に、大きな力が加わる部分であるので、比較的、環の内径(以下、「環径」という)および厚みが大きいもの(例えば、環径8.8mm〜46.5mm、厚み6mm〜10.3mmのハトメ)が使用される。
【0022】
面ファスナー114は、長方形の形状をした固定具であり、後述の面ファスナー121とともに補助シート120の自由端を本体シート110に着脱可能に固定する。面ファスナー114は、図5に示すように、本体シート110のリア側側辺部112dに沿って設置される。
【0023】
複数の連結具115は、図7および図8に示すように、長方形の形状をしており、ゴムベルト等の収縮力のある伸縮性のシートから構成されている。連結具115a〜115gは本体シート110の表面に、連結具115hは本体シート110の裏面にそれぞれ設置される。
【0024】
補助シート120は、本体シート110の両方の端部112a、112bを覆うように、端部112a、112bをまたいで本体シート110の表面に設置される断熱性のシートである。補助シート120の巻き回し方向の一端は、本体シート110の一方の端部112bに並行して縫着された固定端であり、他端は自由端である。補助シート120の自由端には、固定紐330挿通用のハトメ160が自由端に沿って複数設置されている。この補助シート120には、図8および図9に示すように、面ファスナー121と、巻込シート部122とを有している。
【0025】
面ファスナー121は、112aの面ファスナー114の受け部であり、図10に示すように、補助シート120の短辺の一方に縫着される。なお、面ファスナー121の一部は、本体シート110を挟み込む形で縫着されており、面ファスナーの接着力が、直接、本体シート110に伝わるようになっている。
【0026】
巻込シート部122は、図11に示すように、本体シート110のフロント側側辺部112cから補助シート120が一部突出するように補助シート120を長手方向に延長した部分である。巻込シート部122は、ミキサードラムカバー100をミキサードラム210に装着した際に、図12に示すように、本体シート110のフロント側側辺部112cに沿って折り曲げられ、本体シート110の裏面に巻込まれる。
【0027】
固定シート130は、図11に示すように、補助シート120を本体シート110表面に固定するための細長形状のシートである。固定シート130の長手方向の一方の端辺は、本体シート110の巻き回し方向の端部112aに並行に縫着された固定端であり、固定シート130の長手方向の他方の端辺は自由端である。固定シート130には、補助シート120を連結するための固定紐330挿通用のハトメ160が固定シート130の長辺に沿って複数設置されている。なお、ハトメ160は、補助シート120と固定シート130とを連結するだけであるので、大きな力が加わることはない。そのため、ハトメ160は、図13に示すように、ハトメ150より環径および厚みが小さいもの(例えば、内径5.9mm〜8.8mm、厚み5.6mm〜6mmのハトメ)が使用される。
【0028】
次に、このような構成を有するミキサードラムカバー100のミキサードラム210への装着方法について説明する。
通常、コンクリートミキサー車200の後方には、ミキサードラム210を回転させながら支持する支持ローラ220が設置されている。そして、ミキサードラム210には、その支持ローラ220と噛合する支持ローラ受部212が設置されている。
【0029】
最初に、リア側側辺部112dが支持ローラ受部212に接するように、本体シート110をミキサードラム210に巻きつける。そして、連結紐320を使って、連結具113aと連結具115aとを強固に固定する。連結具113aと連結具115aとが強固に固定されると、本体シート110のリア側側辺部112dはミキサードラム210にしっかりと固定され、多少の力では動かない状態になる。そこで、本体シート110にしわができないように、本体シート110をミキサードラム210のフロント側に強く引っ張りながらミキサードラム210全体に巻きつけていく。巻きつけ終わったら、残りの連結具113b〜113h、連結具115b〜115hを連結紐320で強固に固定する。
【0030】
本体シート110の幅Lsはドラム側面211の長さLdより長くなっているので、本体シート110を装着すると、図14に示すように、本体シート110のフロント側側辺部112cは、ドラム側面211からフロント側に一部はみ出た状態となる。その状態で、巾着紐310を使って紐挿通部111を引き絞ると、図15に示すように、本体シート110のフロント側側辺部112cがミキサードラム210のフロント面213(円柱側面が一部盛り上がった形状をしたミキサードラム210のフロント側の円盤状底面部分)の円周付近に巻き込まれた状態で固定される。これにより、本体シート110のフロント側側辺部112cはミキサードラム210にしっかり固定され、多少の力ではミキサードラム210のリア側へずれなくなる。
【0031】
紐挿通部111を固定したら、本体シート110の連結部分(連結具113、連結具115)を補助シート120で覆う。そして、補助シート120と固定シート130とを固定紐330を使って固定する。補助シート120を固定し終わったら、補助シート120の上から圧力を加えて面ファスナー114と面ファスナー121とをしっかり接着する。その後、巻込シート部122を本体シート110の裏側に巻き込み、即ち、本体シート110とミキサードラム210との間に挿入し、ミキサードラムカバー100の装着を完了する。
【0032】
このように、ミキサードラムカバー100がミキサードラム210に装着されると、本体シート110の巻き回し方向の両方の端部112a、112bは、図16に示すように、補助シート120に覆われた状態になる。そのため、ミキサードラム210周囲の構造物は端部112a、112bに引っかかりにくくなり、ミキサードラム210の回転に伴うミキサードラムカバー100の剥離が抑制される。
【0033】
また、本体シート110は、ミキサードラム210のフロント面213に引き絞られて固定される紐挿通部111を備えている。本体シート110のフロント側側辺部112cはミキサードラム210にしっかり固定されるので、本体シート110がミキサードラム210のリア側へずれることが抑制される。このため、本体シート110にしわが生じにくく、しわにミキサードラム210周辺の構造物が引っ掛かって本体シート110が剥離することもない。
【0034】
また、補助シート120は、本体シート110の両方の端部112a、112b付近のフロント側側辺部112cを覆う巻込シート部122を備えている。本体シート110のフロント側側辺部112cは走行により風雨にさらされやすい場所である。巻込シート部122が端部112a、112b付近のフロント側側辺部112cを覆うことによって、フロント側から端部112a、112bへの風雨の進入は減少する。そのため、端部112a、112bに設置された連結具113等の劣化は抑制される。
【0035】
また、補助シート120のリア側側辺部112dも、本体シート110と、面ファスナー114および面ファスナー121で固定されているので、リア側側辺部112dからの端部112a、112bへの風雨の進入は減少する。
【0036】
また、補助シート120および固定シート130に設置されているハトメ160は、強い力が加わる部分ではないので、端部112aと端部112bの連結具113、115に設置されたハトメ150より環径および厚みが小さい。補助シート120で連結具113、115の連結部を覆うことによって、厚みの大きなハトメ150がミキサードラムカバー100表面に露出することがなくなるので、引っかかりの基となるシート表面の出っ張りを小さくすることができる。
【0037】
また、固定シート130および補助シート120に設置されたハトメ160は、連結具113に設置されたハトメ150より環径が小さいので、固定シート130に開けられる穴(ハトメ160の部分)の面積は、連結具113にあけられる穴(ハトメ150の部分)の面積より小さくなる。そのため、連結具113がむき出しのミキサードラムカバー(例えば、補助シート120でハトメ160がカバーされていないミキサードラムカバー)と比べ、その穴に構造物等が引っかかりにくくなり、ミキサードラムカバー100の剥離は抑制される。
【0038】
また、両方の端部112a、112bを連結する連結具113と連結具115は、ゴムベルト等の収縮力のある素材で構成されている。そのため、連結具113と連結具115を連結紐320で連結した際に、連結具113と連結具115の収縮力によって、端部112a、112bはより強く連結される。従って、例えば、本体シート110に釘等が引っかかり、端部112a、112bに張力が加わったとしても、シートの剥離は抑制される。また、経年劣化により、連結紐320が多少伸びてしまったとしても、連結具113と連結具115の収縮力によって、端部112a、112bの連結力は維持される。
【0039】
なお、上述の実施形態では、連結具113と連結具115とを連結紐320で接続することによって、本体シート110の両方の端部112a、112bを連結した形態であるが、連結具113と連結具115を使用せずに、図17に示すように、端部112a、112bに、直接、ハトメ150で補強された穴を備え、その穴に連結紐320を通し端部112a、112bを連結してもよい。
【0040】
また、端部112a、112bの連結は連結紐320ではなく、フック等の連結具による連結であってもよい。例えば、図17に示す端部112aのハトメ150の位置(裏面)に引っ掛け用の金具(以下、「フック」という)を備え、さらに、端部112bのハトメ150の位置(表面)にそのフックの受け部を備えた形態でもよい。そして、端部112aと端部112bを重ね合わせ、フックを引っ掛けることによって端部112a、112bを連結する。
【0041】
また、上述の実施形態では、固定紐330で補助シート120の一端が本体シート110の表面に固定される形態であるが、例えば、図17に示すように、面ファスナーで補助シート120の一端が本体シート110の表面に固定される形態でもよい。補助シート120の巻き回し方向の一端(端部112a)に平行に面ファスナー123を備え、本体シート110の112a付近の面ファスナー123に対応する位置に、その受け部となる面ファスナー116を備える。そして、面ファスナー116に面ファスナー123を押し付けることによって、補助シート120の一端を本体シート110の表面に着脱可能に固定する。
【符号の説明】
【0042】
100 ミキサードラムカバー
110 本体シート
111 紐挿通部
112a 端部
112b 端部
112c フロント側側辺部
112d リア側側辺部
113 連結具
114 面ファスナー
115 連結具
116 面ファスナー
120 補助シート
121 面ファスナー
122 巻込シート部
123 面ファスナー
130 固定シート
150 ハトメ
160 ハトメ
200 コンクリートミキサー車
210 ミキサードラム
211 ドラム側面
212 支持ローラ受部
213 フロント面
220 支持ローラ
310 巾着紐
320 連結紐
330 固定紐

【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンクリートミキサー車のミキサードラムに巻き回して装着される本体シートと、
前記本体シートの表面に設置され、前記本体シートをミキサードラムに装着した際に前記本体シートの巻き回し方向の少なくとも一方の端部を覆う補助シートと、を備える、
ことを特徴とするミキサードラムカバー。
【請求項2】
前記補助シートは、
前記巻き回し方向の一方の端が前記本体シートの表面に固定され、他方の端が前記本体シートの前記端部をまたいで前記本体シートの表面に着脱可能に固定される、
ことを特徴とする請求項1に記載のミキサードラムカバー。
【請求項3】
前記補助シートは、
前記本体シートの運転席側の側辺より突出し、前記本体シートの側辺で折り曲げられて前記本体シートの裏面に巻き込まれる巻込シート部、を備える、
ことを特徴とする請求項1または2に記載のミキサードラムカバー。
【請求項4】
前記本体シートは、前記本体シートの運転席側の側辺部分に、紐が挿通される紐挿通部、を備え、
前記紐挿通部は、前記本体シートをミキサードラムに装着した際に、挿通された紐で引き絞られてミキサードラムの運転席側円盤状底面の円周部分に固定される、
ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のミキサードラムカバー。
【請求項5】
前記本体シートは、前記巻き回し方向の一方の端部と他方の端部とを連結する紐が通される連結穴、を有する、
ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のミキサードラムカバー。
【請求項6】
前記本体シートの前記巻き回し方向の少なくとも一方の端部に設置され、前記巻き回し方向の一方の端部と他方の端部とを連結する紐が通される連結穴を有する連結具を備える、
ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のミキサードラムカバー。
【請求項7】
前記連結具が収縮力を有する伸縮性のシートである、
ことを特徴とする請求項6に記載のミキサードラムカバー。
【請求項8】
前記補助シートは、
前記補助シートの一端を前記本体シート表面に着脱可能に固定する紐が通される固定穴を備え、前記固定穴の面積が前記連結穴の面積よりも小さい、
ことを特徴とする請求項5乃至7のいずれか1項に記載のミキサードラムカバー。
【請求項9】
前記固定穴および前記連結穴の周囲にそれぞれハトメが設置されており、
前記固定穴に設置されたハトメの厚みが、前記連結穴に設置されたハトメの厚みより小さい、
ことを特徴とする請求項8に記載のミキサードラムカバー。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate

【図10】
image rotate

【図11】
image rotate

【図12】
image rotate

【図13】
image rotate

【図14】
image rotate

【図15】
image rotate

【図16】
image rotate

【図17】
image rotate


【公開番号】特開2012−171201(P2012−171201A)
【公開日】平成24年9月10日(2012.9.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−35235(P2011−35235)
【出願日】平成23年2月21日(2011.2.21)
【出願人】(508032480)
【出願人】(510038267)
【出願人】(511046346)
【Fターム(参考)】