説明

ライセンス管理システム、ライセンス管理サーバ、携帯端末、ライセンス管理方法、ライセンス認証方法及びプログラム

【課題】複数の異なる機器やソフトウェアを利用するためのライセンスを効率よく認証させて、各機器や各ソフトウェアを利用したサービスを迅速かつ円滑に提供すること。
【解決手段】ライセンス管理サーバ10は、各サービス提供機器50を管理する各機器管理サーバ40へそれぞれライセンス発行要求情報を送信し、それに応じて各ライセンスNo及び有効期限を受信し、当該各ライセンスNo及び有効期限等を基に、各サービス提供機器50のライセンスを認証するためのライセンスプロファイル161を生成し、携帯端末30へ送信する。携帯端末30は、当該ライセンスプロファイル161を用いて各サービス提供機器50の各ライセンスを認証し、認証に成功した場合に、サービス提供サーバ20から各サービス提供機器50を利用したサービスを提供させる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、所定のサービスの提供を受けるためにユーザに利用されるサービス提供機器やソフトウェアの利用のライセンスを管理することが可能なライセンス管理システム、ライセンス管理サーバ、携帯端末、ライセンス管理方法、ライセンス認証方法及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、製品の利用について知的財産権等に基づくライセンスが設定されている場合に、そのライセンスの認証処理を複数のコンピュータで分散させたり、ライセンス発行元のコンピュータに代わって他のコンピュータがそのライセンスを認証したりすることが行われている。
【0003】
例えば、下記特許文献1には、ネットワーク内のコンピュータ上に分散されたソフトウェアのライセンスを認証するための認証可能通知をフロントエンドサーバが生成し、当該生成された認証可能通知をバックエンドサーバが受信し、この認証可能通知を用いて各コンピュータ上の各ソフトウェアのライセンス認証を行う技術が記載されている。
【特許文献1】特開2006−517697号公報(図11等)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記特許文献1に記載の技術においては、フロントエンドサーバとバックエンドサーバとの協働により、単一のソフトウェアのライセンスを認証させることは可能であるが、異なるベンダが提供する複数のソフトウェアや、ユーザがコンピュータとともに利用する他の製品に設定されたライセンスを認証したりすることはできない。
【0005】
したがって、この特許文献1に記載の技術を適用して、例えばそれぞれライセンスが設定された複数の異なる機器をユーザに利用させてサービスを提供する場合には、当該複数の機器のライセンスを認証させるために新たにフロントエンドサーバ及びバックエンドサーバを設ける必要がある。そうすると、ユーザは別々のサーバからそれぞれライセンスの認証を受ける必要があるため、例えばネットワーク環境等の要因で、機器によってはそのライセンスの認証ができない場合も考えられる。この場合には、ユーザは複数の機器を同時に利用することができないため、サービスの提供自体が不可能になる等、利便性に欠ける結果となってしまう。
【0006】
以上のような事情に鑑み、本発明の目的は、複数の異なる機器やソフトウェアにそれぞれ設定されたライセンスを効率よく認証させて、各機器及び各ソフトウェアを利用したサービスを迅速かつ円滑に提供することが可能なライセンス管理システム、ライセンス管理サーバ、携帯端末、ライセンス管理方法、ライセンス認証方法及びプログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上述の課題を解決するため、本発明の主たる観点に係るライセンス管理システムは、サービス提供サーバから所定のサービスの提供を受けるためにユーザに利用される複数の異なるサービス提供機器をそれぞれ管理する複数の機器管理サーバへ、当該各サービス提供機器を利用するための各ライセンスを要求するライセンス要求情報をそれぞれ送信する第1の送信手段と、前記各機器管理サーバから、前記各ライセンス要求情報に応じて生成されたライセンス識別情報をそれぞれ受信する第1の受信手段と、前記受信された各ライセンス識別情報を基に、前記各サービス提供機器の前記各ライセンスをそれぞれ認証するための認証情報を生成する生成手段と、前記生成された認証情報を、前記各サービス提供機器と通信可能な携帯端末へ送信するよう前記第1の送信手段を制御する制御手段とを有するライセンス管理サーバと、前記認証情報を受信する第2の受信手段と、前記受信された認証情報を基に、前記各サービス提供機器との間で通信を行い前記各サービス提供機器の前記各ライセンスをそれぞれ認証する認証手段とを有する携帯端末とを具備する。
【0008】
ここでサービスとは、例えばクレジットカードによる各種決済サービスや、宅配便の注文及び決済サービス、行政、金融、医療、教育等の各種機関への申請サービス、オンデマンドプリントサービス等であり、上記サービス提供機器とは、クレジットカード用の決済端末、宅配便の注文情報や各種申請情報を専用紙を用いて電子的に入力するための電子ペン及びその専用紙、オンデマンドプリント用のプリンタ等の入出力機器やその他の電子機器である。また携帯端末とは、例えば携帯電話機やPDA(Personal Digital Assistants)、モバイルPC(Personal Computer)等を指す。また上記第1の送信手段及び第1の受信手段は、例えばFTTx(Fiber To The x)やADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)等によるインターネット等のネットワークとのインタフェースを指し、上記第2の受信手段は、例えばW−CDMA(Wideband Code Division Multiple Access)等によるインターネット等とのインタフェースを指す。
【0009】
この構成によれば、上記ライセンス管理サーバが、複数の異なるサービス提供機器のライセンスを一括管理して認証情報を生成し、携帯端末が、当該認証情報を用いてそのライセンスの認証を一括して行うことができるため、サービス提供者は、携帯端末を所持していさえすれば、異なるサービス提供機器にそれぞれ設定されたライセンスを効率よく認証して、各サービス提供機器を利用したサービスを迅速かつ円滑にユーザに提供することができる。
【0010】
また、各サービス提供機器と携帯端末の間の認証のみで各サービス提供機器が利用可能となるため、上記各機器管理サーバにそれぞれ直接ライセンスを認証してもらう場合に比べて通信コストを低減でき、またネットワークの輻輳を防ぐこともできる。
【0011】
上記ライセンス管理システムにおいて、前記携帯端末は、前記各ライセンスが認証された場合に、前記サービスの提供を要求するサービス要求情報を、前記各サービス提供機器からそれぞれ受信する第3の受信手段と、前記受信された各サービス要求情報を前記サービス提供サーバへ送信する第2の送信手段とを有し、前記携帯端末の前記第2の受信手段は、前記送信されたサービス要求情報に応じたサービス提供情報を前記サービス提供サーバから受信するようにしてもよい。
【0012】
これにより、各サービス提供機器に代わって各種サービス要求情報をサービス提供サーバへ送信することができるため、各サービス提供機器がサービス提供サーバとの通信機能を有していない場合でも、ユーザに各種サービスを提供することができる。なお、第3の受信手段は、例えばBluetooth(登録商標)やIrDA(Infrared Data Association)等による無線通信用のインタフェースを指す。
【0013】
上記ライセンス管理システムにおいて、前記携帯端末の前記認証手段は、前記各ライセンスが認証されなかった場合に、当該携帯端末と前記サービス提供機器との間の前記通信を切断する手段を有していてもよい。
【0014】
これにより、認証に失敗したときには、サービス提供機器との間の通信を切断することで、それ以降の不要な通信を行うことなくサービス提供機器を確実に利用不可とさせることができ、ライセンス管理の信頼性を高めることができる。
【0015】
上記ライセンス管理システムにおいて、前記ライセンス管理サーバの前記生成手段は、前記送信すべき認証情報の誤りを検出するための誤り検出符号を生成して当該送信すべき認証情報へ付加する手段を有し、前記携帯端末の前記第2の送信手段は、前記誤り検出符号を前記サービス提供サーバへ送信し、前記携帯端末の前記第2の受信手段は、前記サービス提供サーバにおいて前記誤り検出符号により前記認証情報に前記誤りが無いことが確認された場合に、前記サービス提供情報を受信するようにしてもよい。
【0016】
これにより、認証情報の信憑性を確認した上でサービスを提供することができるため、ライセンス管理の信頼性をより高めることができる。なお、この場合、上記誤りが無いことの確認は、ライセンス管理サーバが、上記受信した誤り検出符号をライセンス管理サーバへ問い合わせることで行ってもよいし、上記誤り検出符号を予めライセンス管理サーバから受信しておき自ら行ってもよい。
【0017】
上記ライセンス管理システムにおいて、前記携帯端末は、当該携帯端末を識別する端末識別情報を記憶する記憶手段を有し、前記携帯端末の前記第2の送信手段は、前記端末識別情報を前記サービス提供サーバへ送信し、前記携帯端末の前記第2の受信手段は、前記サービス提供サーバにおいて前記端末識別情報により前記携帯端末が認証された場合に、前記サービス提供情報を受信するようにしても構わない。
【0018】
これにより、各サービス提供機器のライセンスを認証する携帯端末自体の認証も行うことができるため、ライセンス管理の信頼性及びサービスの信頼性をより高めることができる。なお、この場合、端末識別情報をライセンス管理サーバが保持しておき、サービス提供サーバが上記受信した端末識別情報をライセンス管理サーバへ問い合わせることで端末識別情報の認証を行ってもよいし、ライセンス管理サーバが予め端末識別情報をサービス提供サーバへ送信しておき、ライセンス提供サーバ自身が認証を行ってもよい。
【0019】
上記ライセンス管理システムにおいて、前記ライセンス管理サーバの前記第1の送信手段は、前記認証情報が生成されたことを示す情報を前記機器管理サーバへ送信するようにしてもよい。
【0020】
これにより、機器管理サーバに上記情報を受信させることで、上記ライセンス識別情報が上記認証情報の生成の目的に正当に活用されたことを確認させることができ、ライセンス管理サーバの正当性を確認させることができる。
【0021】
本発明のまた別の観点に係るライセンス管理システムは、携帯端末にインストールされた複数の異なるソフトウェアを管理する複数のソフトウェア管理サーバへ、当該各ソフトウェアを利用するための各ライセンスを要求するライセンス要求情報をそれぞれ送信する第1の送信手段と、前記各ソフトウェア管理サーバから、前記各ライセンス要求情報に応じて生成されたライセンス識別情報をそれぞれ受信する第1の受信手段と、前記受信された各ライセンス識別情報を基に、前記各ソフトウェアの前記各ライセンスをそれぞれ認証するための認証情報を生成する生成手段と、前記生成された認証情報を、前記携帯端末へ送信するよう前記第1の送信手段を制御する第1の制御手段とを有するライセンス管理サーバと、前記認証情報を受信する第2の受信手段と、前記各ソフトウェア及び前記認証情報を記憶する記憶手段と、前記認証情報を基に、前記各ソフトウェアの前記各ライセンスをそれぞれ認証する認証手段と、前記各ライセンスが認証された場合に前記各ソフトウェアを実行させるよう制御する第2の制御手段とを有する携帯端末とを具備する。
【0022】
ここでソフトウェアとは、例えば各種ゲームアプリケーションや、マルチメディアプレーヤ、ブラウザ、ワープロソフト、表計算ソフト等のあらゆるソフトウェアを言う。この構成によれば、上記ライセンス管理サーバが、複数の異なるソフトウェアのライセンスを一括管理して認証情報を生成し、携帯端末が、当該認証情報を用いてその各ライセンスの認証を一括して行うことができるため、異なるソフトウェアにそれぞれ設定されたライセンスを効率よく認証して、各ソフトウェアを迅速かつ円滑に実行させることができる。
【0023】
本発明の他の観点に係るライセンス管理サーバは、サービス提供サーバから所定のサービスの提供を受けるためにユーザに利用される複数の異なるサービス提供機器をそれぞれ管理する複数の機器管理サーバへ、当該各サービス提供機器を利用するための各ライセンスを要求するライセンス要求情報をそれぞれ送信する送信手段と、前記各機器管理サーバから、前記各ライセンス要求情報に応じて生成されたライセンス識別情報をそれぞれ受信する受信手段と、前記受信された各ライセンス識別情報を基に、前記各サービス提供機器の前記ライセンスをそれぞれ認証するための認証情報を生成する生成手段と、前記生成された認証情報により前記各ライセンスを認証させるために、当該認証情報を、前記各サービス提供機器と通信可能な携帯端末へ送信するよう前記送信手段を制御する制御手段とを具備する。
【0024】
この構成により、複数の異なるサービス提供機器のライセンスを一括管理して認証情報を生成し、この認証情報により、携帯端末にそのライセンスの認証を一括して行わせることができるため、サービス提供者は、携帯端末を所持していさえすれば、異なるサービス提供機器にそれぞれ設定されたライセンスを効率よく認証させて、各サービス提供機器を利用したサービスを迅速かつ円滑にユーザに提供することができる。
【0025】
上記ライセンス管理サーバにおいて、前記生成手段は、前記送信すべき認証情報の誤りを検出するための誤り検出符号を生成して当該送信すべき認証情報へ付加する手段をしていてもよい。
【0026】
これにより、上記サービス提供サーバに、上記誤り検出符号を用いて上記認証情報の信憑性を確認させた上でサービスを提供させることができるため、ライセンス管理の信頼性をより高めることができる。
【0027】
この場合、前記受信手段は、前記携帯端末から前記サービス提供サーバへ送信された前記誤り検出符号を前記サービス提供サーバから受信し、前記制御手段は、前記生成された誤り検出符号と前記受信された誤り検出符号とが一致するか否かを判断し、前記送信手段は、前記判断結果に関する情報を前記サービス提供サーバへ送信するようにしてもよい。
【0028】
これにより、携帯端末の認証のために上記サービス提供サーバにかかる負荷を低減させることができる。
【0029】
またこの場合、前記送信手段は、前記携帯端末から前記サービス提供サーバへ送信される前記誤り検出符号が、前記生成された誤り検出符号と一致するか否かを判断させるために、前記生成された誤り検出符号を前記サービス提供サーバへ送信するようにしても構わない。
【0030】
これにより、携帯端末へ認証情報を送信し、誤り検出符号をサービス提供サーバへ送信することで、あとは何の処理を行うことなくサービス提供サーバにサービスを提供させることができるため、当該ライセンス管理サーバの負荷を低減することができる。
【0031】
上記ライセンス管理サーバは、前記携帯端末を識別する端末識別情報を記憶する記憶手段をさらに具備し、前記受信手段は、前記携帯端末から前記サービス提供サーバへ送信された前記端末識別情報を受信し、前記制御手段は、前記受信された端末識別情報と前記記憶された端末識別情報とが一致するか否かを判断し、前記送信手段は、前記判断結果に関する情報を前記サービス提供サーバへ送信するようにしてもよい。
【0032】
また、上記ライセンス管理システムにおいて、前記送信手段は、前記サービス提供サーバに前記携帯端末を認証させるために、当該携帯端末を識別する端末識別情報を前記サービス提供サーバへ送信するようにしても構わない。
【0033】
これらの構成により、各サービス提供機器のライセンスを認証する携帯端末自体の認証も行うことができるため、ライセンス管理の信頼性及びサービスの信頼性をより高めることができる。
【0034】
上記ライセンス管理サーバにおいて、前記送信手段は、前記認証情報が生成されたことを示す情報を前記機器管理サーバへ送信するようにしてもよい。
【0035】
これにより、上記ライセンス識別情報が上記認証情報の生成の目的に正当に活用されたことを機器管理サーバに確認させることができ、ライセンス管理サーバの正当性を確認させることができる。
【0036】
本発明のまた別の観点に係るライセンス管理サーバは、携帯端末にインストールされた複数の異なるソフトウェアを管理する複数のソフトウェア管理サーバへ、当該各ソフトウェアを利用するための各ライセンスを要求するライセンス要求情報をそれぞれ送信する送信手段と、前記各ソフトウェア管理サーバから、前記各ライセンス要求情報に応じて生成されたライセンス識別情報をそれぞれ受信する受信手段と、前記受信された各ライセンス識別情報を基に、前記各ソフトウェアの前記各ライセンスをそれぞれ認証するための認証情報を生成する生成手段と、前記生成された認証情報により前記各ライセンスを認証させるために、当該認証情報を、前記携帯端末へ送信するよう前記送信手段を制御する制御手段とを具備する。
【0037】
この構成により、複数の異なるソフトウェアのライセンスを一括管理して認証情報を生成して携帯端末に送信することで、各ソフトウェアのライセンスの認証を携帯端末に効率よく行わせて各ソフトウェアを迅速かつ円滑に実行させることができる。
【0038】
本発明の他の観点に係る携帯端末は、サービス提供サーバから所定のサービスの提供を受けるためにユーザに利用される複数の異なるサービス提供機器を利用するための各ライセンスを認証する認証情報を生成したライセンス管理サーバから、当該認証情報を受信する第1の受信手段と、前記受信された認証情報を基に、前記各サービス提供機器の前記ライセンスをそれぞれ認証する認証手段とを具備する。
【0039】
この構成により、上記認証情報を用いることで、複数の異なるサービス提供機器に設定されたライセンスを効率よく認証させることができ、各サービス提供機器を利用したサービスを迅速かつ円滑にユーザに提供することができる。
【0040】
上記携帯端末は、前記各ライセンスが認証された場合に、前記サービスの提供を要求するサービス要求情報を、前記各サービス提供機器からそれぞれ受信する第2の受信手段と、前記受信された各サービス要求情報を前記サービス提供サーバへ送信する送信手段とをさらに具備し、前記第1の受信手段は、前記送信されたサービス要求情報に応じたサービス提供情報を前記サービス提供サーバから受信するようにしてもよい。
【0041】
これにより、各サービス提供機器に代わって各種サービス要求情報をサービス提供サーバへ送信することができるため、各サービス提供機器がサービス提供サーバとの通信機能を有していない場合でも、ユーザに各種サービスを提供することができる。
【0042】
上記携帯端末において、前記認証手段は、前記各ライセンスが認証されなかった場合に、当該携帯端末と前記サービス提供機器との間の通信を切断する手段を有していてもよい。
【0043】
これにより、認証の失敗以降の不要な通信を行うことなくサービス提供機器を確実に利用不可とさせることができ、ライセンス管理の信頼性を高めることができる。
【0044】
上記携帯端末において、前記受信された認証情報には、当該認証情報の誤りを検出するための誤り検出符号が付加されており、前記送信手段は、前記誤り検出符号を前記サービス提供サーバへ送信し、前記第1の受信手段は、前記サービス提供サーバにおいて前記誤り検出符号により前記認証情報に前記誤りが無いことが確認された場合に、前記サービス要求情報に応じたサービス提供情報を前記サービス提供サーバから受信するようにしても構わない。
【0045】
これにより、認証情報の信憑性を確認した上でサービスを提供することができるため、ライセンス管理の信頼性をより高めることができる。
【0046】
上記携帯端末において、前記送信手段は、当該携帯端末を識別する端末識別情報を前記サービス提供サーバへ送信し、前記第1の受信手段は、前記サービス提供サーバにおいて前記端末識別情報により前記携帯端末が認証された場合に、前記サービス提供情報を受信するようにしても構わない。
【0047】
これにより、各サービス提供機器のライセンスを認証する携帯端末自体の認証も行うことができるため、ライセンス管理の信頼性及びサービスの信頼性をより高めることができる。
【0048】
本発明のまた別の観点に係る携帯端末は、複数の異なるソフトウェアを利用するための各ライセンスを認証する認証情報を生成したライセンス管理サーバから、当該認証情報を受信する受信手段と、前記各ソフトウェア及び前記認証情報を記憶する記憶手段と、前記認証情報を基に、前記各ソフトウェアの前記各ライセンスをそれぞれ認証する認証手段と、前記各ライセンスが認証された場合に前記各ソフトウェアを実行させるよう制御する制御手段とを具備する。
【0049】
この構成により、各ソフトウェアのライセンスを認証するための認証情報をライセンス管理サーバから受信して記憶しておくことで、ソフトウェア毎に別々のサーバからライセンス認証を受けることなく、迅速かつ容易にライセンス認証を受け、各ソフトウェアを実行することができる。
【0050】
本発明の他の観点に係るライセンス管理方法は、サービス提供サーバから所定のサービスの提供を受けるためにユーザに利用される複数の異なるサービス提供機器をそれぞれ管理する複数の機器管理サーバへ、当該各サービス提供機器を利用するための各ライセンスを要求するライセンス要求情報をそれぞれ送信し、前記各機器管理サーバから、前記各ライセンス要求情報に応じて生成されたライセンス識別情報をそれぞれ受信し、前記受信された各ライセンス識別情報を基に、前記各サービス提供機器の前記ライセンスをそれぞれ認証するための認証情報を生成し、前記生成された認証情報により前記各ライセンスを認証させるために、当該認証情報を、前記各サービス提供機器と通信可能な携帯端末へ送信するものである。
【0051】
本発明のまた別の観点に係るライセンス管理方法は、携帯端末にインストールされた複数の異なるソフトウェアを管理する複数のソフトウェア管理サーバへ、当該各ソフトウェアを利用するための各ライセンスを要求するライセンス要求情報をそれぞれ送信し、前記各ソフトウェア管理サーバから、前記各ライセンス要求情報に応じて生成されたライセンス識別情報をそれぞれ受信し、前記受信された各ライセンス識別情報を基に、前記各ソフトウェアの前記各ライセンスをそれぞれ認証するための認証情報を生成し、前記生成された認証情報により前記各ライセンスを認証させるために、当該認証情報を、前記携帯端末へ送信するものである。
【0052】
本発明の他の観点に係るライセンス認証方法は、サービス提供サーバから所定のサービスの提供を受けるためにユーザに利用される複数の異なるサービス提供機器を利用するための各ライセンスを認証する認証情報を生成したライセンス管理サーバから、当該認証情報を受信し、前記受信された認証情報を基に、前記各サービス提供機器の前記ライセンスをそれぞれ認証するものである。
【0053】
本発明のまた別の観点に係るライセンス認証方法は、複数の異なるソフトウェアを利用するための各ライセンスを認証する認証情報を生成したライセンス管理サーバから、当該認証情報を受信し、前記各ソフトウェア及び前記認証情報を記憶し、前記認証情報を基に、前記各ソフトウェアの前記各ライセンスをそれぞれ認証し、前記各ライセンスが認証された場合に前記各ソフトウェアを実行させるよう制御するものである。
【0054】
本発明の他の観点に係るプログラムは、コンピュータに、サービス提供サーバから所定のサービスの提供を受けるためにユーザに利用される複数の異なるサービス提供機器をそれぞれ管理する複数の機器管理サーバへ、当該各サービス提供機器を利用するための各ライセンスを要求するライセンス要求情報をそれぞれ送信するステップと、前記各機器管理サーバから、前記各ライセンス要求情報に応じて生成されたライセンス識別情報をそれぞれ受信するステップと、前記受信された各ライセンス識別情報を基に、前記各サービス提供機器の前記ライセンスをそれぞれ認証するための認証情報を生成するステップと、前記生成された認証情報により前記各ライセンスを認証させるために、当該認証情報を、前記各サービス提供機器と通信可能な携帯端末へ送信するステップとを実行させるためのものである。
【0055】
本発明のまた別の観点に係るプログラムは、コンピュータに、携帯端末にインストールされた複数の異なるソフトウェアを管理する複数のソフトウェア管理サーバへ、当該各ソフトウェアを利用するための各ライセンスを要求するライセンス要求情報をそれぞれ送信するステップと、前記各ソフトウェア管理サーバから、前記各ライセンス要求情報に応じて生成されたライセンス識別情報をそれぞれ受信するステップと、前記受信された各ライセンス識別情報を基に、前記各ソフトウェアの前記各ライセンスをそれぞれ認証するための認証情報を生成するステップと、前記生成された認証情報により前記各ライセンスを認証させるために、当該認証情報を、前記携帯端末へ送信するステップとを実行させるためのものである。
【0056】
本発明の他の観点に係るプログラムは、コンピュータに、サービス提供サーバから所定のサービスの提供を受けるためにユーザに利用される複数の異なるサービス提供機器を利用するための各ライセンスを認証する認証情報を生成したライセンス管理サーバから、当該認証情報を受信するステップと、前記受信された認証情報を基に、前記各サービス提供機器の前記ライセンスをそれぞれ認証するステップとを実行させるためのものである。
【0057】
本発明のまた別の観点に係るプログラムは、コンピュータに、複数の異なるソフトウェアを利用するための各ライセンスを認証する認証情報を生成したライセンス管理サーバから、当該認証情報を受信するステップと、前記各ソフトウェア及び前記認証情報を記憶するステップと、前記認証情報を基に、前記各ソフトウェアの前記各ライセンスをそれぞれ認証するステップと、前記各ライセンスが認証された場合に前記各ソフトウェアを実行させるよう制御するステップとを実行させるためのものである。
【発明の効果】
【0058】
以上のように、本発明によれば、複数の異なる機器やソフトウェアを利用するためのライセンスを効率よく認証させて、各機器や各ソフトウェアを利用したサービスを迅速かつ円滑に提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0059】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。
【0060】
図1は、本発明の一実施形態に係るライセンス管理システムの構成を示した図である。同図に示すように、このライセンス管理システム100は、ライセンス管理サーバ10、サービス提供サーバ20、携帯端末30、複数の機器管理サーバ40及び複数の異なるサービス提供機器50とを有する。
【0061】
ライセンス管理サーバ10は、各機器管理サーバ40から、それらの管理下にある各サービス提供機器50をユーザに利用させるためのライセンスの発行を受け、当該ライセンスの認証に必要な認証情報を生成し、この認証情報を当該携帯端末30へ通知する。
【0062】
サービス提供サーバ20は、各サービス提供機器50から携帯端末30を介して送信されたサービス要求を受け付け、携帯端末30を介して各サービス提供機器50へサービスを提供する。
【0063】
携帯端末30は、例えば携帯電話機やPDA、スマートフォン等であり、ライセンス管理サーバ10が生成した認証情報を用いて各サービス提供機器50のライセンスを認証し、ライセンスが認証された場合には各サービス提供機器50からサービス提供サーバ20への通信を仲立ちして、サービス提供サーバ20から各サービス提供機器50の利用に応じたサービスを提供させる。
【0064】
機器管理サーバ40は、各サービス提供機器50のベンダ(ライセンサー)がそれぞれ保有するサーバであり、各サービス提供機器50に関する情報を管理するとともに、ライセンス管理サーバ10からの要求に応じて、それらのサービス提供機器50を利用させるためのライセンスを発行する。
【0065】
ライセンス管理サーバ10、サービス提供サーバ20、携帯端末30及び機器管理サーバ40は例えばインターネット60やその他専用回線を介して相互に通信可能となっている。また携帯端末30と各サービス提供機器50とは、例えばBluetooth(登録商標)により相互に通信可能となっている。
【0066】
サービス提供機器50は、例えばクレジットカード決済端末50a、電子ペン50b、電子ペン入力用紙50c等の情報入出力機器であり、上記認証情報によりライセンスの認証を受けることでユーザに利用可能となる。
【0067】
なお、クレジットカード決済端末50aは、ユーザが所有するクレジットカードの情報を読み取るリーダと、決済に必要な金額等の情報を入力する入力部と、読み取られた情報及び入力された情報をBluetooth(登録商標)により携帯端末30へ送信し、携帯端末30を介して決済完了情報を受信するためのBluetooth(登録商標)通信部等を有する。
【0068】
また、電子ペン50bには、図示しないが、一般的なペンに必要な構成のほか、例えば小型のカメラ、プロセッサ及びBluetooth(登録商標)トランシーバが内蔵されており、電子ペン入力用紙50cには、微小なドットパターンが印刷されている。電子ペン50bは、ユーザが電子ペン入力用紙50c上でペンを動かして線を書いた場合に、ドットパターンをカメラで撮像し、その軌跡をプロセッサで解析し、その解析情報を電子ペン50bによる入力情報として、Bluetooth(登録商標)トランシーバで携帯端末30へ送信することが可能となっている。
【0069】
これらクレジットカード決済端末50a、電子ペン50b及び電子ペン入力用紙50cにはそれぞれ異なるライセンサーからライセンスが設定されているものとする。
【0070】
本実施形態においては、以上のように構成されたライセンス管理システム100を用いて、宅配便の配達注文サービス及びクレジットカードによる決済サービスをユーザに提供する場合について説明する。この場合、例えば宅配業者が上記携帯端末30及び各サービス提供機器50を用意して例えばユーザの自宅へ集荷に行き、ユーザは電子ペン50b及び電子ペン入力用紙50cにより荷物の配達先の住所等を入力するとともに、自身のクレジットカードとクレジットカード決済端末50aとにより、カード会社を介して宅配業者へ配達料金の支払いを行う。
【0071】
また、本実施形態においては、ライセンス管理サーバ10及びサービス提供サーバ20は、上記宅配業者やカード会社等のサービス提供者とは別のライセンス管理事業者により管理されるものとする。
【0072】
次に、上記ライセンス管理システム100を構成する各装置の構成について説明する。
図2は、ライセンス管理サーバ10の構成を示したブロック図である。同図に示すように、ライセンス管理サーバ10は、CPU(Central Processing Unit)11、RAM(Random Access Memory)12、ROM(Read Only Memory)13、操作入力部14、通信部15及びHDD(Hard Disk Drive)16等を有し、それらはバス17で接続される。
【0073】
CPU11は、必要に応じてRAM12等に適宜アクセスし、例えば各サービス提供機器50の認証に必要な後述する認証情報の生成処理等、各種演算処理を行いながらライセンス管理サーバ10の各ブロック全体を統括的に制御する。RAM12は、CPU11の作業用領域等として用いられ、OSやプログラムのほか、サービス提供サーバ20、携帯端末30及び機器管理サーバ40へ送信すべき処理データ等のデータを一時的に保持する。ROM13は、CPU11に実行させるOS、プログラムや各種パラメータなどのファームウェアが固定的に記憶されている不揮発性のメモリである。
【0074】
操作入力部14は、マウスやキーボード、ボタン、スイッチ及び操作確認用の表示器等で構成され、当該ライセンス管理サーバ10の管理者の操作による各種指令を入力してCPU11へ出力する。通信部15は、例えばFTTxやADSL等により上記インターネット60を介してサービス提供サーバ20、携帯端末30及び機器管理サーバ40と通信を行うためのインタフェースである。なお、通信部15がサービス提供サーバ20、携帯端末30及び機器管理サーバ40と通信を行う際のプロトコルとしては、例えばSSL(Secure Socket Layer)によるデータの暗号化機能が付加されたHTTPS(Hypertext Transfer Protocol Security)が用いられる。
【0075】
HDD16は、上記OSや各種プログラムやデータを内蔵のハードディスクに記憶し、またそれらを当該ハードディスクからRAM12へ読み出す。また、HDD16は、各サービス提供機器50のライセンスを管理するために必要な上記認証情報等のデータも記憶している。なお、本実施形態においては、この認証情報のことをライセンスプロファイルと呼ぶ。
【0076】
具体的には、HDD16は、顧客ID、携帯端末シリアルNo及び上記ライセンスプロファイル161等のデータを記憶している。顧客IDとは、上記宅配業者やカード会社等、上記各サービス提供機器50をユーザに利用させてサービスを提供する者を識別する情報である。携帯端末シリアルNoは、上記携帯端末30の製造番号である。
【0077】
ライセンスプロファイル161は、上記各サービス提供機器50に設定されたライセンスのメタデータであり、各サービス提供機器50の利用を許可するか否かの認証を行うために用いられる。後述するが、このライセンスプロファイル161は、上記各機器管理サーバ40とのやり取りを通じて上記CPU11の処理等により生成されるものである。このライセンスプロファイル161は、プロファイル生成日、サービスID、ライセンスNo、サービス提供機器ID、有効期限及び誤り検出符号の各情報から構成される。
【0078】
プロファイル生成日は、当該ライセンスプロファイル161を生成した日付を示す情報である。サービスIDは、上記各サービス提供機器50を利用してユーザに提供される上記宅配便配達注文サービスやカード決済サービス等の各サービスを識別する情報である。ライセンスNoは、上記各機器管理サーバ40から発行されるものであり、各サービス提供機器50に設定された各ライセンスを識別する情報である。サービス提供機器IDは、上記各サービス提供機器50を識別する情報であり、各サービス提供機器50も保持している情報である。有効期限は、上記各機器管理サーバ40から発行されたライセンスが有効な期限を示す情報である。誤り検出符号は、当該ライセンスプロファイル161を構成する各情報に誤りがあるか否かを検出するための情報、すなわち、各情報の確からしさを保証するための情報であり、各情報を基に上記CPU11等の処理により生成される。この誤り検出符号の生成には、例えばCRC(Cyclic Redundancy Check)、MD5(Message Digest Algorithm 5)、チェックサム等のアルゴリズムが用いられる。
【0079】
なお、このライセンスプロファイル161を構成する各情報のうち、サービスID、ライセンスNo、サービス提供機器ID及び有効期限の各情報は、各サービス提供機器50毎に複数存在するものであるが、プロファイル生成日及び誤り検出符号はサービス提供機器50の数に関わらずそれぞれ1つのみ存在するものである。
【0080】
なお、図示しないが、サービス提供サーバ20及び機器管理サーバ40も上記ライセンス管理サーバ10と略同様の構成を有している。機器管理サーバ40のHDDには、上述したライセンスNo、サービス提供機器ID、有効期限、プロファイル生成日、誤り検出符号のほか、上記ライセンス管理サーバ10を管理する事業者の事業者名等の情報が記憶される。
【0081】
図3は、上記携帯端末30の構成を示したブロック図である。同図に示すように、携帯端末30は、上記ライセンス管理サーバ10と同様にCPU31、RAM32、ROM33及び操作入力部34を有するほか、表示部38、通話/通信部35、Bluetooth(登録商標)通信部39及びフラッシュメモリ36を有する。
【0082】
表示部38は、例えばTFT(Thin Film Transistor)等からなり、例えばVGA(Video Graphics Array)サイズを有する液晶ディスプレイである。通話/通信部35は、所定周波数の電波を送受信するアンテナや周波数変換部、変復調部等からなり、例えばW−CDMA方式により、上記ライセンス管理サーバ10やサービス提供サーバ20との間でインターネット60等を介したHTTPS通信を行ったり、他の携帯端末との間で通話を行ったりするためのインタフェースである。Bluetooth(登録商標)通信部39は、上記各サービス提供機器50との間でBluetooth(登録商標)による通信を行うためのインタフェースである。
【0083】
またフラッシュメモリ36は、例えばNAND型のものであり、上記ライセンス管理サーバ10におけるHDD16と同様に、各種プログラムやデータを保持する。
【0084】
具体的には、フラッシュメモリ36は、サービス提供機器BD、サービス別通信用URL(Uniform Resource Locator)のほか、上記ライセンス管理サーバ10から受信したライセンスプロファイル161の各情報を記憶している。
【0085】
さらに、フラッシュメモリ36は、携帯端末30がサービス提供サーバ20との間で各サービスの提供を受けるための情報のやり取りを行うためのアプリケーションも記憶している。
【0086】
サービス提供機器BDは、各サービス提供機器50との間でBluetooth(登録商標)による通信を行うために必要な各サービス提供機器50のBDアドレス(Bluetooth(登録商標) Device Address)である。サービス別通信用URLは、サービス提供サーバ20が提供する上記宅配便配達注文サービスやカード決済サービス等の各サービス毎に用意されたWebサーバのURLを示す情報である。
【0087】
次に、以上のように構成されたライセンス管理システム100における動作について説明する。
【0088】
上記各サービスの提供開始にあたっては、サービス提供者は、まず上記各サービス提供機器50に対してライセンスを受け、その登録を行う必要がある。図4は、この登録処理におけるライセンス管理サーバ10、機器管理サーバ40及び携帯端末30の間の情報及び処理の流れを示したシーケンス図である。また、図5は、この登録処理におけるライセンス管理サーバ10の処理の流れを示したフローチャートである。
【0089】
これらの図に示すように、まず、ライセンス管理サーバ10のCPU11は、例えば上記宅配業者やカード会社等のサービス提供者から、各サービス提供機器50を利用したサービスの申し込み情報を入力する(図4のステップ41、図5のステップ51)。この申し込み情報には、上記サービスID、サービス提供機器ID、携帯端末シリアルNo及び顧客ID等の情報が含まれる。なお、顧客IDとは、ライセンス管理サーバ10を所有するライセンス管理事業者側から見た顧客、すなわちサービス提供者を識別するための情報である。これらの情報の入力は、例えば携帯端末30からインターネット60等を介して受信されるものであってもよいし、操作入力部14を介して入力されるものであってもよい。
【0090】
続いて、ライセンス管理サーバ10は、ライセンス発行要求情報として、上記申し込み情報のうちサービス提供機器IDを、通信部15により機器管理サーバ40へ送信する(図4のステップ42、図5のステップ52)。そして、ライセンス管理サーバ10は、当該ライセンス発行要求に応じて、機器管理サーバ40においてサービス提供機器50に対して発行されたライセンスを識別するライセンスNo及び当該ライセンスの有効期限の各情報を機器管理サーバ40から通信部15により受信する(図4のステップ43、図5のステップ53)。
【0091】
続いて、ライセンス管理サーバ10のCPU11は、サービス提供者が利用を所望する全てのサービス提供機器50について、それに対応する各機器管理サーバ40からそれぞれ上記ライセンスNo及び有効期限を受信したか否かを判断する(図5のステップ54)。例えば、CPU11は、上記宅配業者が利用を所望するクレジットカード決済端末50a、電子ペン50b及び電子ペン入力用紙50cの全てについて、当該各サービス提供機器50を管理する機器管理サーバ40へサービス提供機器IDを送信し、全ての機器管理サーバ40から上記ライセンスNo及び有効期限を受信するまで、上記ステップ51〜53の処理を繰り返す(ステップ54のNo)。
【0092】
ライセンス管理サーバ10のCPU11は、ライセンスNo及び有効期限を全サービス提供機器分受信した場合には(ステップ54のYes)、当該受信したライセンスNo及び有効期限と、上記入力した申し込み情報とを基に、上記ライセンスプロファイル161を生成する(図4のステップ44、図5のステップ55)。この時、CPU11は、上述したように、ライセンスプロファイル161を構成する情報を基に、例えばCRC等のアルゴリズムを用いて、当該ライセンスプロファイル161の誤りを検出するための誤り検出符号を生成し、当該ライセンスプロファイル161へ付加する。生成されたライセンスプロファイル161は、上記HDD16へ記憶される。
【0093】
続いて、ライセンス管理サーバ10のCPU11は、例えば上記プロファイル生成日及び誤り検出符号の各情報を、プロファイル生成完了情報として機器管理サーバ40へ通信部15により送信する(図4のステップ45、図5のステップ56)。これにより、機器管理サーバ40は、発行したライセンスNoを正当に用いてライセンス管理サーバ10によりライセンスプロファイル161が生成されたことを確認し、または複数のプロファイル生成完了情報が受信されないことを確認することで、ライセンス管理サーバ10の正当性を確認することができる。
【0094】
そして、ライセンス管理サーバ10のCPU11は、上記誤り検出符合が付加されたライセンスプロファイル161を、通信部15により携帯端末30へ送信する(図4のステップ46、図5のステップ57)。携帯端末30は、受信したライセンスプロファイル161をフラッシュメモリ36へ記憶する。これにより、携帯端末30において各サービス提供機器50のライセンスを認証するための準備が整うことになる。
【0095】
次に、上記ライセンスプロファイル161を用いて各サービス提供機器50のライセンスを認証し、各サービス提供機器50を利用したサービスの提供を受ける際の動作について説明する。図6は、このサービス提供時におけるライセンス管理サーバ10、サービス提供サーバ20及び携帯端末30の間の情報及び処理の流れを示したシーケンス図である。また、図7は、このサービス提供時における携帯端末30の処理の流れを示したフローチャートであり、図8は、このサービス提供時におけるライセンス管理サーバ10の処理の流れを示したフローチャートである。
【0096】
これらの図に示すように、まず、携帯端末30において、ライセンス管理サーバ10からライセンスプロファイル161が受信されると、携帯端末30のCPU31は、上述したように、このライセンスプロファイル161をフラッシュメモリ36へ記憶するとともに、アプリケーションがこのライセンスプロファイル161を利用可能となるように登録しておく(図6のステップ61)。
【0097】
サービス提供者が各サービス提供機器50をユーザに利用させてサービスを提供させる際には、携帯端末30のCPU31は、まず、サービス提供機器BDを用いてBluetooth(登録商標)通信部39により各サービス提供機器50へ接続し、各サービス提供機器50が有するサービス提供機器IDを要求するサービス提供機器ID要求情報を送信する(図7のステップ71)。そして、携帯端末30のCPU31は、当該要求に応じて各サービス提供機器50からサービス提供機器IDを受信すると(図7のステップ72)、この受信されたサービス提供機器IDと、ライセンスプロファイル161に含まれるサービス提供機器IDとを比較することで、各サービス提供機器50のライセンスを認証する(図6のステップ62、図7のステップ73)。
【0098】
携帯端末30においては、この認証処理が各サービス提供機器50を利用しようとする度に繰り返される。例えば、宅配業者がユーザから配達注文を受ける場合には、まず上記電子ペン50b及び電子ペン入力用紙50cにより配達先等の伝票情報を入力させる必要があるため、当該電子ペン50b及び電子ペン入力用紙50cのライセンスをそれぞれ認証する。また、ユーザが伝票情報の入力後に配達料金の支払いを行う場合には、クレジットカード決済端末50aによるカード情報の読み取りが必要となるため、このクレジットカード決済端末50aの認証を行う。
【0099】
上記各サービス提供機器IDの比較により両者が一致せず、認証に失敗した場合には(図7のステップ74のNo)、携帯端末30のCPU31は、例えば表示部38にその旨を表示させ、サービス提供サーバ20へのサービス要求処理を中止し、各サービス提供機器50の利用を拒否する(図7のステップ81)。この場合、携帯端末30は、各サービス提供機器50との間のBluetooth(登録商標)による通信を切断し、各サービス提供機器50を携帯端末30にアクセス不可とする。これにより、両機器間で無駄な認証処理が繰り返されてしまうのを防ぐことができる。
【0100】
上記各サービス提供機器IDの比較により両者が一致し、認証に成功した場合には(図7のステップ74のYes)、携帯端末30のCPU31は、上記サービス提供のためのアプリケーションを起動する(図6のステップ63、図7のステップ75)。
【0101】
そして、携帯端末30のCPU31は、このアプリケーションを用いて、まずライセンスプロファイル161の信憑性及び当該携帯端末30の正当性を確認させるために、ライセンスプロファイル161に含まれる誤り検出符号及びプロファイル生成日の各情報と、自身の携帯端末シリアルNoとを、プロファイル関連情報として通話/通信部35によりサービス提供サーバ20へ送信する(図6のステップ64、図7のステップ76)。
【0102】
サービス提供サーバ20においては、このプロファイル関連情報を受信すると、当該プロファイル関連情報をライセンス管理サーバ10へ送信することで、ライセンスプロファイル161の信憑性及び携帯端末30の正当性を問い合わせる(図6のステップ65)。
【0103】
図8を参照し、ライセンス管理サーバ10において、上記サービス提供サーバ20から上記プロファイル関連情報として誤り検出符号、プロファイル生成日及び携帯端末シリアルNoが受信されると(図8のステップ91)、ライセンス管理サーバ10のCPU11は、まず、受信した携帯端末シリアルNoと、自身のHDD16に記憶している携帯端末シリアルNoとを比較することで、携帯端末30の認証を行う(図6のステップ66、図8のステップ92)。
【0104】
上記各携帯端末シリアルNoの比較により、携帯端末30の認証に成功した場合には(図8のステップ93のYes)、ライセンス管理サーバ10のCPU11は、次に上記受信した誤り検出符号及びプロファイル生成日と、自身のHDD16に記憶しているライセンスプロファイル161に含まれる誤り検出符号及びプロファイル生成日とを比較することで、ライセンスプロファイル161の信憑性を確認する(図6のステップ66、図8のステップ94)。
【0105】
上記両誤り検出符号及び両プロファイル生成日の比較により、ライセンスプロファイル161に誤りが存在せず、ライセンスプロファイル161の信憑性が確認された場合には(図8のステップ94のYes)、ライセンス管理サーバ10のCPU11は、サービス提供サーバ20に対して、携帯端末30の正当性及びライセンスプロファイル161の信憑性が確認されたことを示すサービス許可情報を通信部15により送信する(図6のステップ67、図8のステップ96)。
【0106】
一方、上記両誤り検出符号及び両プロファイル生成日の比較により、ライセンスプロファイル161に誤りが検出された場合、及び上記ステップ93において携帯端末30の認証に失敗した場合には(図8のステップ93のNo及びステップ95のNo)、ライセンス管理サーバ10のCPU11は、サービス提供サーバ20に対して、携帯端末30の正当性及びライセンスプロファイル161の信憑性が確認されなかったことを示すサービス拒否情報を通信部15により送信する(図6のステップ67、図8のステップ97)。
【0107】
サービス提供サーバ20においては、ライセンス管理サーバ10から受信した上記サービス許可情報またはサービス拒否情報により携帯端末30の正当性及びライセンスプロファイル161の信憑性についての確認結果情報、すなわちサービス利用可否情報を携帯端末30へ送信する(図6のステップ69)。
【0108】
図7を再度参照し、携帯端末30のCPU31は、サービス提供サーバ20から上記サービス許可情報を受信した場合には(ステップ77のYes)、Bluetooth(登録商標)通信部39及び上記アプリケーションにより各サービス提供機器50からサービス要求情報を受信する(ステップ78)。このサービス要求情報とは、例えば電子ペン50bから送信される伝票情報や、クレジットカード決済端末50aから送信されるカード決済情報である。
【0109】
そして、携帯端末30のCPU31は、フラッシュメモリ36に記憶しているサービス別通信用URLを用いて、上記アプリケーションより、このサービス要求情報を通話/通信部35によりサービス提供サーバ20の各サービス別URLへ送信し(図7のステップ79)、このサービス要求情報に応じたサービス提供情報をサービス提供サーバ20から通話/通信部35により受信する(図6のステップ70、図7のステップ80)。サービス提供情報とは、例えば宅配便の配達注文の受付が完了した旨の通知や、カード決済が完了した旨の通知である。なお、携帯端末30は、クレジットカード決済端末50aのように表示部を有するサービス提供機器50に対しては、上記サービス提供情報をサービス提供サーバ20から受信した後、さらにサービス提供機器50へ送信して表示させるようにしても構わない。
【0110】
以上の動作により、各サービス提供機器50を利用するためのライセンスを、ライセンス管理サーバ10が生成したライセンスプロファイル161を用いて携帯端末30がそれぞれ認証することで、各サービス提供機器50を利用したサービスの提供を迅速かつスムーズに行わせることができる。また、誤り検出符号等によりライセンスプロファイル161の信憑性を確認し、携帯端末シリアルNoにより携帯端末の認証も行っているため、ライセンス管理及びサービスの信頼性を高めることができる。
【0111】
また、複数の異なるサービス提供機器50についての各ライセンス認証を、1つのライセンスプロファイル161で行うことができるため、ライセンス管理サーバ10と携帯端末30との間や、機器管理サーバ40と携帯端末30との間でライセンス毎にライセンスプロファイル161をやり取りする場合に比べて、通信コストを低減できると共に、ネットワークの輻輳も防ぐことができる。またこれにより、携帯端末30で各ライセンス毎のライセンスプロファイルを個別に管理する場合に比べてその負荷を低減することができ、情報の漏洩等の危険性も低減させることができる。
【0112】
本発明は上述の実施形態にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
【0113】
上述の実施形態においては、サービス提供サーバ20がライセンス管理サーバ10へ、携帯端末シリアルNo、誤り検出符号及びプロファイル生成日の各情報を送信することで、携帯端末30の正当性及びライセンスプロファイル161の信憑性を問い合わせることとしていた。しかし、ライセンス管理サーバ10が、予めサービス提供サーバ20に携帯端末シリアルNo、プロファイル生成日、誤り検出符号を送信しておき、携帯端末30の正当性及びライセンスプロファイル161の信憑性をサービス提供サーバ20自身で確認させるようにしても構わない。
【0114】
上述の実施形態においては、携帯端末30と各サービス提供機器50との間の通信はBluetooth(登録商標)を用いて行っていたが、そのほかにも、例えばIrDA、WLAN(Wireless Local Area Network)、WUSB(Wireless Universal Serial Bus)等の他の無線通信規格を用いても構わない。
【0115】
上述の実施形態においては、携帯端末30の認証を行うために携帯端末シリアルNoを用いていたが、その代わりに例えば携帯端末30の通話/通信部35のMACアドレス等の他の情報を用いても構わない。
【0116】
また、上述の実施形態においては、ライセンス管理サーバ10とサービス提供サーバ20とは別個に存在していたが、両者を1つのサーバとして実現しても構わない。この場合、例えばライセンス管理サーバ10が、ライセンスプロファイル161の生成処理及びライセンスプロファイル161の携帯端末30への送信処理のほか、携帯端末30と上記誤り検出符号や携帯端末シリアルNoを直接やり取りすることでライセンスプロファイル161の信憑性の確認処理及び携帯端末30の認証処理を担うこととなる。
【0117】
上述の実施形態において、各サービスに変更が生じた場合には、ライセンス管理サーバ10は、機器管理サーバからその旨を受信し、ライセンスプロファイル161を生成し直して、その変更を携帯端末30へフィードバックするようにしてもよい。サービスの変更とは、例えば各サービス提供機器50に設定されたライセンスの有効期限が切れた場合や、有効期限が変更(延長)された場合、ライセンス契約が解除された場合、または利用するサービス提供機器50が追加(削除)された場合等である。ライセンス管理サーバ10は、これらの変更が生じる毎に、生成し直したライセンスプロファイル161を携帯端末30へ送信する。携帯端末30においては当該生成し直されたライセンスプロファイル161により従前のライセンスプロファイル161を更新する。
【0118】
また、所定のサービス提供機器50に設定されたライセンスの有効期限が切れた場合には、携帯端末30側からライセンス管理サーバ10へその有効期限の延長を要求するための情報を送信するようにしても構わない。この場合、携帯端末30は、例えば、有効期限切れに基づくサービス拒否情報をサービス提供サーバ20から受信したときに、ライセンスの延長を要求するか否かの情報を入力するよう促す画面を表示部38に表示するようにしてもよい。
【0119】
上述の実施形態においては、サービスとして宅配便の配達注文サービス及びクレジットカード決済サービスを例に挙げたが、もちろんこれらに限られるものではなく、例えば上記電子ペン50b及び電子ペン入力用紙50cを用いた行政・金融・医療・教育等の各機関への申請サービスを提供する場合にも本発明を適用することができる。
【0120】
また、サービス提供機器50として例えばプリンタを適用して、サービス提供サーバ20からいわゆるオンデマンドプリントサービスの提供を受ける場合にも本発明を適用することができる。
【0121】
また、サービス提供機器をライセンス認証の対象とするのではなく、ユーザが利用するPCやゲーム機器等の機器で実行される、それぞれベンダの異なる複数のアプリケーションソフトをライセンス認証の対象として、当該ソフトウェアをサービス提供サーバ20及び携帯端末30を介して所定期間利用させるようなサービスにも適用することができる。この場合、いわゆるASP(Application Service Provider)のように、各アプリケーションソフトを、各機器へインストールせずに、サービス提供サーバ20側へインストールしておき、各機器のWebブラウザを介して利用するような態様であっても構わない。
【0122】
さらに、本発明では、携帯端末自体にインストールされたソフトウェアのライセンスを携帯端末が認証するような形態であっても構わない。以下、この実施形態について説明する。なお、本実施形態において、上述した実施形態と同様の構成や機能となる部分については説明を省略または簡略化する。
【0123】
図9は、本実施形態に係るライセンス管理システムの概略的な構成を示した図である。同図に示すように、本実施形態においては、図1等に示した上述の実施形態に比べてサービス提供サーバを廃し、ライセンス管理サーバ110、複数のソフトウェア管理サーバ140(140a〜140c)及び携帯端末130でシステムが構成されている。
【0124】
ライセンス管理サーバ110は、上述の実施形態と同様、各ソフトウェア管理サーバ140から、それらの管理下にある各ソフトウェアを携帯端末130においてユーザに利用させるためのライセンスの発行を受け、当該ライセンスの認証に必要なライセンスプロファイルを生成し、このライセンスプロファイルを当該携帯端末130へ通知する。このライセンス管理サーバ110の構成は、上記図2等で示したライセンス管理サーバ10の構成と略同様であるが、ライセンスプロファイルの構成等、HDDの記憶内容が異なる。このライセンスプロファイルの構成については後述する。
【0125】
ソフトウェア管理サーバ140は、携帯端末130にインストールされた各ソフトウェアのベンダ(ライセンサー)がそれぞれ保有するサーバであり、各ソフトウェア及びそれに関する情報を管理する。ソフトウェア管理サーバ140は、携帯端末130からの要求に応じて携帯端末130にソフトウェアをダウンロードさせるとともに、ライセンス管理サーバ110からの要求に応じて、それらのソフトウェアを利用させるためのライセンスを発行する。ソフトウェアとは、例えばゲームアプリケーションや、マルチメディアプレーヤ、ウィルス対策ソフト、その他の各種アプリケーションであり、携帯端末130において例えば所定期間の有効期限の間実行されるものである。
【0126】
携帯端末130の構成は、上記図3等で示した携帯端末30の構成と略同様であるが、上記ライセンス管理サーバ110と同様、ライセンスプロファイルの構成等、フラッシュメモリの記憶内容が異なる。
【0127】
次に、本実施形態におけるライセンス管理システム200の動作について説明する。図10は、ライセンス管理サーバ110、ソフトウェア管理サーバ140及び携帯端末130の間の情報及び処理の流れを示すシーケンス図である。
【0128】
同図に示すように、まず、携帯端末130は、ソフトウェア管理サーバ140へアクセスし、所望の各ソフトウェアをダウンロードし(ステップ111)、インストールする。一方、ライセンス管理サーバ110は、携帯端末130にインストールされた各ソフトウェアを利用するためのライセンスをソフトウェア管理サーバ140に発行してもらうために、まず、携帯端末130のユーザからライセンス申し込み情報を入力する(ステップ112)。このライセンス申し込み情報には、例えば携帯端末130を識別するための携帯端末ID及びライセンス対象であるソフトウェアを識別するソフトウェアIDが含まれる。また、このライセンス申し込み情報の入力は、携帯端末130がインターネット60を介してライセンス管理サーバ110へ送信することで行うようにしてもよい。
【0129】
続いて、ライセンス管理サーバ110は、入力したライセンス申し込み情報を基に、ライセンス発行要求情報として、上記携帯端末IDをソフトウェア管理サーバ140へ送信する(ステップ113)。なお、1つのソフトウェア管理サーバ140(ソフトウェアベンダ)が複数の異なるソフトウェア(1つのソフトウェアの異なるバージョンも含む)を提供している場合には、ライセンス発行要求情報として各ソフトウェアを識別するソフトウェアIDも送信する。
【0130】
続いて、ソフトウェア管理サーバ140は、ライセンス発行要求情報に応じて、ソフトウェアを利用するためのライセンスを発行し、当該ライセンスを識別するライセンスNo及び当該ライセンスの有効期限をライセンス管理サーバ110へ送信する(ステップ114)。
【0131】
ライセンス管理サーバ110は、上記ライセンス申し込み情報の入力がある度に、各ソフトウェア管理サーバ140から上記ライセンスNo及び有効期限を受信し、当該ライセンスNo及び有効期限と、上記ライセンス申し込み情報を基に、ライセンスプロファイルを生成する(ステップ115)。当該ライセンスプロファイルには、プロファイル生成日、携帯端末ID、各ソフトウェア毎のライセンスNo、ソフトウェアID及び有効期限と、誤り検出符号とが含まれる。
【0132】
そして、ライセンス管理サーバ110は、当該ライセンスプロファイルを生成した旨を示すプロファイル生成完了情報として、プロファイル生成日及び誤り検出符号を各ソフトウェア管理サーバ140へ送信する(ステップ116)。また、ライセンス管理サーバ110は、生成したライセンスプロファイルを携帯端末130へ送信する(ステップ117)。
【0133】
携帯端末130は、受信したライセンスプロファイルをフラッシュメモリへ保存し、当該ライセンスプロファイルが利用可能となるように登録しておく(ステップ118)。そして、携帯端末130は、ユーザの操作により上記ソフトウェアとして例えばゲームアプリケーション等のアプリケーションが起動されると(ステップ119)、上記ライセンスプロファイルを基に、当該アプリケーションのライセンスを認証する(ステップ120)。具体的には、アプリケーションが、フラッシュメモリに記憶されているライセンスプロファイル中の携帯端末IDと、ROMまたはフラッシュメモリに記憶されている携帯端末IDとをそれぞれ読み出し、両者の一致を見ることで認証が行われる。なお、この認証に先立って、携帯端末130は、受信したライセンスプロファイルに含まれる誤り検出符号をライセンス管理サーバ110へ送信することで、受信したライセンスプロファイルの信憑性を問い合わせるようにしても構わない。
【0134】
そして、携帯端末130は、ライセンスの認証に成功した場合には当該アプリケーションを起動し(ステップ121)、ライセンスの認証に失敗した場合には、その旨を表示部に表示した上で当該アプリケーションの実行を中止する。
【0135】
以上の動作により、複数の異なるソフトウェアの各ライセンスを1つのライセンスプロファイルで管理し、携帯端末130に記憶しておくため、各ソフトウェアの実行に際し、各ソフトウェアベンダにそれぞれライセンスを問い合わせる場合に比べて、迅速かつ円滑に各ライセンスを認証し、各ソフトウェアを実行させることができる。
【0136】
なお、この場合も、ライセンス管理サーバ110は、ライセンスの有効期限等、ライセンス契約内容に変更が生じた場合や、ライセンス対象のソフトウェアがアップデートされた場合等には、その都度ライセンスプロファイルを生成しなおして、携帯端末130へ送信するようにしても構わない。
【図面の簡単な説明】
【0137】
【図1】本発明の一実施形態に係るライセンス管理システムの概略的な構成を示した図である。
【図2】本発明の一実施形態におけるライセンス管理サーバの構成を示したブロック図である。
【図3】本発明の一実施形態における携帯端末の構成を示したブロック図である。
【図4】本発明の一実施形態においてライセンスを登録する際のライセンス管理サーバ、機器管理サーバ及び携帯端末の間の情報及び処理の流れを示すシーケンス図である。
【図5】本発明の一実施形態においてライセンスを登録する際のライセンス管理サーバの処理の流れを示したフローチャートである。
【図6】本発明の一実施形態におけるサービス提供時のライセンス管理サーバ、サービス提供サーバ及び携帯端末の間の情報及び処理の流れを示したシーケンス図である。
【図7】本発明の一実施形態におけるサービス提供時の、携帯端末の処理の流れを示したフローチャートである。
【図8】本発明の一実施形態におけるサービス提供時の、ライセンス管理サーバの処理の流れを示したフローチャートである。
【図9】本発明の他の実施形態に係るライセンス管理システムの概略的な構成を示した図である。
【図10】本発明の他の実施形態におけるライセンス管理サーバ、ソフトウェア管理サーバ及び携帯端末の間の情報及び処理の流れを示すシーケンス図である。
【符号の説明】
【0138】
10、110…ライセンス管理サーバ
11、31…CPU
15…通信部
16…HDD
20…サービス提供サーバ
30、130…携帯端末
35…通話・通信部
36…フラッシュメモリ
38…表示部
39…Bluetooth(登録商標)通信部
40…機器管理サーバ
50…サービス提供機器
50a…クレジットカード決済端末
50b…電子ペン
50c…電子ペン入力用紙
60…インターネット
100、200…ライセンス管理システム
161…ライセンスプロファイル
140…ソフトウェア管理サーバ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
サービス提供サーバから所定のサービスの提供を受けるためにユーザに利用される複数の異なるサービス提供機器をそれぞれ管理する複数の機器管理サーバへ、当該各サービス提供機器を利用するための各ライセンスを要求するライセンス要求情報をそれぞれ送信する第1の送信手段と、
前記各機器管理サーバから、前記各ライセンス要求情報に応じて生成されたライセンス識別情報をそれぞれ受信する第1の受信手段と、
前記受信された各ライセンス識別情報を基に、前記各サービス提供機器の前記各ライセンスをそれぞれ認証するための認証情報を生成する生成手段と、
前記生成された認証情報を、前記各サービス提供機器と通信可能な携帯端末へ送信するよう前記第1の送信手段を制御する制御手段と
を有するライセンス管理サーバと、
前記認証情報を受信する第2の受信手段と、
前記受信された認証情報を基に、前記各サービス提供機器との間で通信を行い前記各サービス提供機器の前記各ライセンスをそれぞれ認証する認証手段と
を有する携帯端末と
を具備することを特徴とするライセンス管理システム。
【請求項2】
請求項1に記載のライセンス管理システムであって、
前記携帯端末は、
前記各ライセンスが認証された場合に、前記サービスの提供を要求するサービス要求情報を、前記各サービス提供機器からそれぞれ受信する第3の受信手段と、
前記受信された各サービス要求情報を前記サービス提供サーバへ送信する第2の送信手段とを有し、
前記携帯端末の前記第2の受信手段は、前記送信されたサービス要求情報に応じたサービス提供情報を前記サービス提供サーバから受信する
ことを特徴とするライセンス管理システム。
【請求項3】
請求項1に記載のライセンス管理システムであって、
前記携帯端末の前記認証手段は、前記各ライセンスが認証されなかった場合に、当該携帯端末と前記サービス提供機器との間の前記通信を切断する手段を有することを特徴とするライセンス管理システム。
【請求項4】
請求項2に記載のライセンス管理システムであって、
前記ライセンス管理サーバの前記生成手段は、前記送信すべき認証情報の誤りを検出するための誤り検出符号を生成して当該送信すべき認証情報へ付加する手段を有し、
前記携帯端末の前記第2の送信手段は、前記誤り検出符号を前記サービス提供サーバへ送信し、
前記携帯端末の前記第2の受信手段は、前記サービス提供サーバにおいて前記誤り検出符号により前記認証情報に前記誤りが無いことが確認された場合に、前記サービス提供情報を受信する
ことを特徴とするライセンス管理システム。
【請求項5】
請求項2に記載のライセンス管理システムであって、
前記携帯端末は、当該携帯端末を識別する端末識別情報を記憶する記憶手段を有し、
前記携帯端末の前記第2の送信手段は、前記端末識別情報を前記サービス提供サーバへ送信し、
前記携帯端末の前記第2の受信手段は、前記サービス提供サーバにおいて前記端末識別情報により前記携帯端末が認証された場合に、前記サービス提供情報を受信する
ことを特徴とするライセンス管理システム。
【請求項6】
請求項1に記載のライセンス管理システムであって、
前記ライセンス管理サーバの前記第1の送信手段は、前記認証情報が生成されたことを示す情報を前記機器管理サーバへ送信することを特徴とするライセンス管理システム。
【請求項7】
携帯端末にインストールされた複数の異なるソフトウェアを管理する複数のソフトウェア管理サーバへ、当該各ソフトウェアを利用するための各ライセンスを要求するライセンス要求情報をそれぞれ送信する第1の送信手段と、
前記各ソフトウェア管理サーバから、前記各ライセンス要求情報に応じて生成されたライセンス識別情報をそれぞれ受信する第1の受信手段と、
前記受信された各ライセンス識別情報を基に、前記各ソフトウェアの前記各ライセンスをそれぞれ認証するための認証情報を生成する生成手段と、
前記生成された認証情報を、前記携帯端末へ送信するよう前記第1の送信手段を制御する第1の制御手段と
を有するライセンス管理サーバと、
前記認証情報を受信する第2の受信手段と、
前記各ソフトウェア及び前記認証情報を記憶する記憶手段と、
前記認証情報を基に、前記各ソフトウェアの前記各ライセンスをそれぞれ認証する認証手段と、
前記各ライセンスが認証された場合に前記各ソフトウェアを実行させるよう制御する第2の制御手段と
を有する携帯端末と
を具備することを特徴とするライセンス管理システム。
【請求項8】
サービス提供サーバから所定のサービスの提供を受けるためにユーザに利用される複数の異なるサービス提供機器をそれぞれ管理する複数の機器管理サーバへ、当該各サービス提供機器を利用するための各ライセンスを要求するライセンス要求情報をそれぞれ送信する送信手段と、
前記各機器管理サーバから、前記各ライセンス要求情報に応じて生成されたライセンス識別情報をそれぞれ受信する受信手段と、
前記受信された各ライセンス識別情報を基に、前記各サービス提供機器の前記ライセンスをそれぞれ認証するための認証情報を生成する生成手段と、
前記生成された認証情報により前記各ライセンスを認証させるために、当該認証情報を、前記各サービス提供機器と通信可能な携帯端末へ送信するよう前記送信手段を制御する制御手段と
を具備することを特徴とするライセンス管理サーバ。
【請求項9】
請求項8に記載のライセンス管理サーバであって、
前記生成手段は、前記送信すべき認証情報の誤りを検出するための誤り検出符号を生成して当該送信すべき認証情報へ付加する手段を有することを特徴とするライセンス管理サーバ。
【請求項10】
請求項9に記載のライセンス管理サーバであって、
前記受信手段は、前記携帯端末から前記サービス提供サーバへ送信された前記誤り検出符号を前記サービス提供サーバから受信し、
前記制御手段は、前記生成された誤り検出符号と前記受信された誤り検出符号とが一致するか否かを判断し、
前記送信手段は、前記判断結果に関する情報を前記サービス提供サーバへ送信する
ことを特徴とするライセンス管理サーバ。
【請求項11】
請求項9に記載のライセンス管理サーバであって、
前記送信手段は、前記携帯端末から前記サービス提供サーバへ送信される前記誤り検出符号が、前記生成された誤り検出符号と一致するか否かを判断させるために、前記生成された誤り検出符号を前記サービス提供サーバへ送信することを特徴とするライセンス管理サーバ。
【請求項12】
請求項9に記載のライセンス管理サーバであって、
前記携帯端末を識別する端末識別情報を記憶する記憶手段をさらに具備し、
前記受信手段は、前記携帯端末から前記サービス提供サーバへ送信された前記端末識別情報を受信し、
前記制御手段は、前記受信された端末識別情報と前記記憶された端末識別情報とが一致するか否かを判断し、
前記送信手段は、前記判断結果に関する情報を前記サービス提供サーバへ送信する
ことを特徴とするライセンス管理サーバ。
【請求項13】
請求項9に記載のライセンス管理サーバであって、
前記送信手段は、前記サービス提供サーバに前記携帯端末を認証させるために、当該携帯端末を識別する端末識別情報を前記サービス提供サーバへ送信することを特徴とするライセンス管理サーバ。
【請求項14】
請求項8に記載のライセンス管理サーバであって、
前記送信手段は、前記認証情報が生成されたことを示す情報を前記機器管理サーバへ送信することを特徴とするライセンス管理サーバ。
【請求項15】
携帯端末にインストールされた複数の異なるソフトウェアを管理する複数のソフトウェア管理サーバへ、当該各ソフトウェアを利用するための各ライセンスを要求するライセンス要求情報をそれぞれ送信する送信手段と、
前記各ソフトウェア管理サーバから、前記各ライセンス要求情報に応じて生成されたライセンス識別情報をそれぞれ受信する受信手段と、
前記受信された各ライセンス識別情報を基に、前記各ソフトウェアの前記各ライセンスをそれぞれ認証するための認証情報を生成する生成手段と、
前記生成された認証情報により前記各ライセンスを認証させるために、当該認証情報を、前記携帯端末へ送信するよう前記送信手段を制御する制御手段と
を具備することを特徴とするライセンス管理サーバ。
【請求項16】
サービス提供サーバから所定のサービスの提供を受けるためにユーザに利用される複数の異なるサービス提供機器を利用するための各ライセンスを認証する認証情報を生成したライセンス管理サーバから、当該認証情報を受信する第1の受信手段と、
前記受信された認証情報を基に、前記各サービス提供機器との間で通信を行い前記各サービス提供機器の前記ライセンスをそれぞれ認証する認証手段と
を具備することを特徴とする携帯端末。
【請求項17】
請求項16に記載の携帯端末であって、
前記各ライセンスが認証された場合に、前記サービスの提供を要求するサービス要求情報を、前記各サービス提供機器からそれぞれ受信する第2の受信手段と、
前記受信された各サービス要求情報を前記サービス提供サーバへ送信する送信手段とをさらに具備し、
前記第1の受信手段は、前記送信されたサービス要求情報に応じたサービス提供情報を前記サービス提供サーバから受信する
ことを特徴とする携帯端末。
【請求項18】
請求項16に記載の携帯端末であって、
前記認証手段は、前記各ライセンスが認証されなかった場合に、当該携帯端末と前記サービス提供機器との間の通信を切断する手段を有することを特徴とする携帯端末。
【請求項19】
請求項17に記載の携帯端末であって、
前記受信された認証情報には、当該認証情報の誤りを検出するための誤り検出符号が付加されており、
前記送信手段は、前記誤り検出符号を前記サービス提供サーバへ送信し、
前記第1の受信手段は、前記サービス提供サーバにおいて前記誤り検出符号により前記認証情報に前記誤りが無いことが確認された場合に、前記サービス要求情報に応じたサービス提供情報を前記サービス提供サーバから受信する
ことを特徴とする携帯端末。
【請求項20】
請求項17に記載の携帯端末であって、
前記送信手段は、当該携帯端末を識別する端末識別情報を前記サービス提供サーバへ送信し、
前記第1の受信手段は、前記サービス提供サーバにおいて前記端末識別情報により前記携帯端末が認証された場合に、前記サービス提供情報を受信する
ことを特徴とする携帯端末。
【請求項21】
複数の異なるソフトウェアを利用するための各ライセンスを認証する認証情報を生成したライセンス管理サーバから、当該認証情報を受信する受信手段と、
前記各ソフトウェア及び前記認証情報を記憶する記憶手段と、
前記認証情報を基に、前記各ソフトウェアの前記各ライセンスをそれぞれ認証する認証手段と、
前記各ライセンスが認証された場合に前記各ソフトウェアを実行させるよう制御する制御手段と
を具備することを特徴とする携帯端末。
【請求項22】
サービス提供サーバから所定のサービスの提供を受けるためにユーザに利用される複数の異なるサービス提供機器をそれぞれ管理する複数の機器管理サーバへ、当該各サービス提供機器を利用するための各ライセンスを要求するライセンス要求情報をそれぞれ送信し、
前記各機器管理サーバから、前記各ライセンス要求情報に応じて生成されたライセンス識別情報をそれぞれ受信し、
前記受信された各ライセンス識別情報を基に、前記各サービス提供機器の前記ライセンスをそれぞれ認証するための認証情報を生成し、
前記生成された認証情報により前記各ライセンスを認証させるために、当該認証情報を、前記各サービス提供機器と通信可能な携帯端末へ送信する
ことを特徴とするライセンス管理方法。
【請求項23】
携帯端末にインストールされた複数の異なるソフトウェアを管理する複数のソフトウェア管理サーバへ、当該各ソフトウェアを利用するための各ライセンスを要求するライセンス要求情報をそれぞれ送信し、
前記各ソフトウェア管理サーバから、前記各ライセンス要求情報に応じて生成されたライセンス識別情報をそれぞれ受信し、
前記受信された各ライセンス識別情報を基に、前記各ソフトウェアの前記各ライセンスをそれぞれ認証するための認証情報を生成し、
前記生成された認証情報により前記各ライセンスを認証させるために、当該認証情報を、前記携帯端末へ送信する
ことを特徴とするライセンス管理方法。
【請求項24】
サービス提供サーバから所定のサービスの提供を受けるためにユーザに利用される複数の異なるサービス提供機器を利用するための各ライセンスを認証する認証情報を生成したライセンス管理サーバから、当該認証情報を受信し、
前記受信された認証情報を基に、前記各サービス提供機器との間で通信を行い前記各サービス提供機器の前記ライセンスをそれぞれ認証する
ことを特徴とするライセンス認証方法。
【請求項25】
複数の異なるソフトウェアを利用するための各ライセンスを認証する認証情報を生成したライセンス管理サーバから、当該認証情報を受信し、
前記各ソフトウェア及び前記認証情報を記憶し、
前記認証情報を基に、前記各ソフトウェアの前記各ライセンスをそれぞれ認証し、
前記各ライセンスが認証された場合に前記各ソフトウェアを実行させるよう制御する
ことを特徴とするライセンス認証方法。
【請求項26】
コンピュータに、
サービス提供サーバから所定のサービスの提供を受けるためにユーザに利用される複数の異なるサービス提供機器をそれぞれ管理する複数の機器管理サーバへ、当該各サービス提供機器を利用するための各ライセンスを要求するライセンス要求情報をそれぞれ送信するステップと、
前記各機器管理サーバから、前記各ライセンス要求情報に応じて生成されたライセンス識別情報をそれぞれ受信するステップと、
前記受信された各ライセンス識別情報を基に、前記各サービス提供機器の前記ライセンスをそれぞれ認証するための認証情報を生成するステップと、
前記生成された認証情報により前記各ライセンスを認証させるために、当該認証情報を、前記各サービス提供機器と通信可能な携帯端末へ送信するステップと
を実行させるためのプログラム。
【請求項27】
コンピュータに、
携帯端末にインストールされた複数の異なるソフトウェアを管理する複数のソフトウェア管理サーバへ、当該各ソフトウェアを利用するための各ライセンスを要求するライセンス要求情報をそれぞれ送信するステップと、
前記各ソフトウェア管理サーバから、前記各ライセンス要求情報に応じて生成されたライセンス識別情報をそれぞれ受信するステップと、
前記受信された各ライセンス識別情報を基に、前記各ソフトウェアの前記各ライセンスをそれぞれ認証するための認証情報を生成するステップと、
前記生成された認証情報により前記各ライセンスを認証させるために、当該認証情報を、前記携帯端末へ送信するステップと
を実行させるためのプログラム。
【請求項28】
コンピュータに、
サービス提供サーバから所定のサービスの提供を受けるためにユーザに利用される複数の異なるサービス提供機器を利用するための各ライセンスを認証する認証情報を生成したライセンス管理サーバから、当該認証情報を受信するステップと、
前記受信された認証情報を基に、前記各サービス提供機器との間で通信を行い前記各サービス提供機器の前記ライセンスをそれぞれ認証するステップと
を実行させるためのプログラム。
【請求項29】
コンピュータに、
複数の異なるソフトウェアを利用するための各ライセンスを認証する認証情報を生成したライセンス管理サーバから、当該認証情報を受信するステップと、
前記各ソフトウェア及び前記認証情報を記憶するステップと、
前記認証情報を基に、前記各ソフトウェアの前記各ライセンスをそれぞれ認証するステップと、
前記各ライセンスが認証された場合に前記各ソフトウェアを実行させるよう制御するステップと
を実行させるためのプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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