説明

ライセンス管理方法および情報システム

【課題】クライアントから予約されたソフトウェアライセンスの割り当てを行うことができるライセンス管理方法を提供する。
【解決手段】動態管理システム50は、人事管理システム10、機器管理システム20、ライセンス管理システム30のいずれかから更新情報を受信すると、動態管理テーブル521に更新情報を登録するとともに、更新情報が、人事管理システム10からの削除情報あるいは退場情報であるとき、更新情報に該当する人と機器番号とを関連付けて人の削除要求を機器管理システム20に送信し、更新情報に該当する人が使用していたソフトウェアと機器番号とを関連付けてライセンスの削除要求をライセンス管理システム30に送信し、ライセンスの削除要求に含まれるソフトウェアがソフトウェア予約情報にあるか否かを判定し、ソフトウェア予約情報にある場合に、予約者へ使用していたソフトウェアの割り当てを行う。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、人事管理システム、機器管理システム、ソフトウェアのライセンス管理システムについて、関連する項目に変更があったとき、各々のシステムで管理する情報の項目を更新することができるとともに、クライアントから予約されたソフトウェアライセンスの割り当てを行うことができるライセンス管理方法および情報システムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、人事データベースを有する人事管理システムと、機器データベースを有する機器管理システムと、ソフトウェアのライセンスデータベースを有するライセンス管理システムとは、個別に管理されている。新たな勤務者の情報や、新たに導入したパソコンなどの機器情報、新たに導入したソフトウェアのライセンス管理情報は、システム毎に管理されており、各システムの管理者または利用者がシステム毎に各種申請作業を行うのが一般的である。
【0003】
大規模な事業所などでは多数の勤務者をかかえており、勤務者には、社員だけでなく、期間従業員、外注者などが含まれる。特に、ソフトウェアの開発などに従事する勤務者が増えると、開発用のソフトウェアは一般的には高価なものが多く、所有するライセンスには限りがある。このため、管理者にとってライセンスの有効利用を図る必要がある。
【0004】
特許文献1には、企業などの組織変更や人事異動時に、ソフトウェアやマシンに対するライセンス情報の変更の方法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2002−279165号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1によれば人事異動が行われた場合に、ライセンス管理サーバがソフトウェアの所属を変更する手続きの例が示されている。しかしながら、勤務者の入退場に関しての処理方法に詳細な方法が示されていない。また、ライセンスの利用の割り当てについては、どの利用者にどのように割り当てていくかの詳細な方法が明示されていない。
【0007】
ここで、入退場とは、勤務者が事業所に入社するまたは退社するなどを含め、もっとも出入りの多い外注者の短期の出入りを総称したことをいう。すなわち、事業所内で例えば、ソフトウェア開発するために、入場する外注者は開発期間の間は入場者となる。
【0008】
従来、外注者の入退場をするたびに、人事情報と、機器管理情報と、ソフトウェアライセンス管理情報とを更新していた。勤務者の入退場やパソコンなどの機器の新規登録、削除申請が発生した場合には、管理者にとって多大な労力を要する。
【0009】
ソフトウェアライセンス管理についても、各部署に外注者が派遣されるごとに管理者に申請して要望があるにもかかわらず、例えば、機器が廃棄されてもソフトウェアライセンスが割り当てられたままの状態になるなど、数に限りがあるソフトウェアライセンスが効率よく使用されず枯渇する問題が発生する。このため、管理者による定期的な棚卸しでソフトウェアライセンスを適正量に保つため、多大な労力を要することが問題である。
【0010】
本発明は、前記の課題を解決するための発明であって、人事管理システム、機器管理システム、ソフトウェアのライセンス管理システムについて、関連する項目に変更があったとき、各々のシステムで管理する情報の項目を更新することができるとともに、クライアントから予約されたソフトウェアライセンスの割り当てを行うことができるライセンス管理方法および情報システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
前記目的を達成するため、本発明のライセンス管理方法は、人事データベース(例えば、人事管理情報12)を有する人事管理システムと、機器データベース(例えば、機器管理情報22)を有する機器管理システムと、ソフトウェアのライセンスデータベース(例えば、ライセンス管理情報32)を有するライセンス管理システムと、管理サーバ(例えば、動態管理システム50)とがネットワークを介して接続された情報システムにおいて、管理サーバがクライアント(例えば、PC60)から予約されたソフトウェアライセンスの割り当てを行うライセンス管理方法である。
【0012】
管理サーバは、各システムの更新情報を受信し、更新され次第、他のシステムの関連する情報を更新して各システムの更新情報を管理することを特徴とする。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、人事管理システム、機器管理システム、ソフトウェアのライセンス管理システムについて、関連する項目に変更があったとき、各々のシステムで管理する情報の項目を更新することができるとともに、クライアントから予約されたソフトウェアライセンスの割り当てを行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】本実施形態に係る動態管理システムを備える情報システムを示す構成図である。
【図2】人事管理システムで対象者情報の削除申請を行った際の情報処理を示すフローチャートである。
【図3】人事管理システムで対象者情報の変更申請を行った際の情報処理を示すフローチャートである。
【図4】機器管理システムで対象機器情報の削除申請を行った際の情報処理を示すフローチャートである。
【図5】人事管理システムで対象者情報の勤務形態の変更申請を行った際の情報処理を示すフローチャートである。
【図6】人事管理システムの人事管理情報を示す説明図である。
【図7】機器管理システムの機器管理情報を示す説明図である。
【図8】ライセンス管理システムのライセンス管理情報を示す説明図である。
【図9】動態管理システムの動態管理テーブルを示す説明図である。
【図10】動態管理システムのソフトウェア予約テーブルを示す説明図である。
【図11】ソフトウェア予約入力画面を示す説明図である。
【図12】動態管理テーブルとライセンス予約テーブルの例を示す説明図である。
【図13】ある勤務者が退場したときの動態管理テーブルとライセンス予約テーブルの変化を示す説明図である。
【図14】自動メール送信の送信例を示す説明図である。
【図15】情報システムのネットワーク構成の一例を示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本実施形態に係る動態管理システムを備える情報システムを示す構成図である。情報システムは、人事管理者より入力される入社、退職、部署異動、長期出張、休職などの従業員の人事情報を管理する人事管理システム10と、パーソナルコンピュータ(以下、端末またはPCという。)などの機器利用者より入力される使用機器の登録/変更/削除とライセンスの使用許可申請の情報を管理する機器管理システム20と、ライセンス管理者(ソフトウェアライセンス管理者ともいう。)より入力されるソフトウェアのライセンスの登録/変更/削除の情報を管理するライセンス管理システム30と、人事管理システム10、機器管理システム20、ライセンス管理システム30の情報に更新が生じたときに更新された情報を受信し各システムの関連する情報を自動更新し、さらにソフトウェアライセンスに関連する情報が更新されたとき、ソフトウェアライセンスの予約情報を更新する動態管理システム50と、複数ユーザが同時にネットワークを通じてパソコン業務が行えるターミナルサービスシステム40とから構成されている。
【0016】
人事管理システム10、機器管理システム20、ライセンス管理システム30、ターミナルサービスシステム40、および動態管理システム50は、ローカルエリアネットワーク(LAN)に接続される。また、ネットワークシステムは、通信プロトコルにインターネットプロトコル(以下、IP)を使用し、各システムのIPアドレスは、静的に割り当てられている。ネットワーク構成について図15を参照して説明する。
【0017】
図15は、情報システムのネットワーク構成の一例を示す説明図である。人事管理システム10、機器管理システム20、ライセンス管理システム30、ターミナルサービスシステム40、および動態管理システム50は、例えば、システムごとにサーバにより管理されており、人事管理システム10、機器管理システム20、ライセンス管理システム30、ターミナルサービスシステム40、動態管理システム50、および複数のPC60が、ネットワーク70に接続されている。PC60は、各システムの管理者および所属部署の各システムの利用者が使用するPC(端末)である。
【0018】
図1に戻り、人事管理システム10は、入力情報受信部11、人事管理情報12(人事管理データベース)、更新情報抽出部13、更新情報送受信部14を有している。機器管理システム20は、入力情報受信部21、機器管理情報22(機器管理データベース)、更新情報抽出部23、更新情報送受信部24を有している。ライセンス管理システム30は、入力情報受信部31、ライセンス管理情報32(ライセンス管理データベース)、更新情報抽出部33、更新情報送受信部34を有している。ターミナルサービスシステム40は、ソフトウェア41ごとのアクセス権限テーブル42、更新情報抽出部43、更新情報送受信部44を有している。
【0019】
動態管理システム50は、更新情報送受信部51、記憶装置52(記憶部)、処理装置53を有し、記憶装置52には、動態管理テーブル521(図12(a)参照)、ソフトウェア予約テーブル522(図12(b)参照)が記憶されている。動態管理システム50は、各システムで管理する情報が更新されたか否かを常時監視しており、動態管理テーブル521を参照して変更前の情報と比較して更新した情報があれば、更新した情報を取得するとともに、更新された情報に関して、関連する人事管理システム10、機器管理システム20、ライセンス管理システム30、ターミナルサービスシステム40の情報を更新する。更新する場合、動態管理システム50は、各システムに更新情報の指令を送信し、各システムは、更新情報を受信すると更新する。なお、各システムに直接書き換えが可能に設定されている場合は、動態管理システム50が、直接各システムのデータベースを
書き換えしてもよい。
【0020】
具体的には、人事管理者が端末60を介して人事申請を行った際、人事管理システム10で管理する人事管理情報12が更新されたとき、常時情報更新を監視している動態管理システム50が感知して、動態管理システム50が管理している動態管理テーブル521を参照して変更前の情報と比較して、更新した情報で関連する情報があれば、機器管理システム20、ライセンス管理システム30、ターミナルサービスシステム40の情報を更新する。
【0021】
機器管理者が端末60を介して機器申請を行った際、機器管理システム20で管理している機器管理情報22が更新されたとき、常時情報更新を監視している動態管理システム50が感知して、動態管理システム50が管理している動態管理テーブル521を参照して変更前の情報と比較して、更新した情報で関連する情報があれば、人事管理システム10、ライセンス管理システム30、ターミナルサービスシステム40の情報を更新する。
【0022】
機器利用者が端末60を介してソフトウェアライセンス使用許可申請を行った際、ライセンス管理情報32が更新されたとき、常時情報更新を監視している動態管理システム50が感知して、動態管理システム50が管理している動態管理テーブル521を参照して変更前の情報と比較して、更新した情報で関連する情報があれば、人事管理システム10、機器管理システム20、ターミナルサービスシステム40の情報を更新する。
【0023】
ライセンス管理者が端末60を介してソフトウェアライセンスの申請を行った際、ライセンス管理システム30で管理しているライセンス管理情報32が更新されたとき、常時情報更新を監視している動態管理システム50が感知して、動態管理システム50が管理している動態管理テーブル521を参照して変更前の情報と比較して、更新した情報で関連する情報があれば、人事管理システム10、機器管理システム20、ターミナルサービスシステム40の情報を更新する。
【0024】
ターミナルサービスシステム40の利用者は、各々登録されている情報を元にしたソフトウェア環境にて作業することができる。なお、許可されていないソフトウェアについてはライセンス使用許可を申請しないとできない。
【0025】
次に各データベースの内容について説明する。
図6は、人事管理システムの人事管理情報を示す説明図である。人事管理システム10が管理する人事管理情報12の一例について、説明12Aに基づいて説明する。人事管理情報12には、ユーザID、氏名、社員番号、所属部署コード、所属部署、職位、勤務形態、最終更新日などが含まれる。なお、ユーザIDは、対象者のLDAP(Lightweight Directory Access Protocol)のIDであり、LDAPは、インターネットやイントラネットなどのTCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)ネットワークで、ディレクトリデータベースにアクセスするためのプロトコルである。勤務形態には、対象者の勤務形態として通常勤務、長期出張、休職などがある。
【0026】
図7は、機器管理システムの機器管理情報を示す説明図である。機器管理システム20が管理する機器管理情報22の一例について、説明22Aに基づいて説明する。機器管理情報22には、機器番号、使用者氏名、財産権所属、用途、機器名称/型式、MAC(Media Access Control address)アドレス、IPアドレス、OS(Operating System)種別、使用部署名、使用期間、使用状態、最終更新日などが含まれる。なお、使用期間には、申請時の入力された開始予定日、終了予定日が含まれる。
【0027】
図8は、ライセンス管理システムのライセンス管理情報を示す説明図である。ライセンス管理システム30が管理するライセンス管理情報32の一例について、説明32Aに基づいて説明する。ライセンス管理情報32には、管理番号、ソフトウェア名称、MAXライセンス数、使用中ライセンス数、管理部門、インストール機器番号、最終更新日が含まれる。なお、MAXライセンス数とは、対象ライセンスの最大数である。MAXライセンス数の範囲内で、機器番号を割り当てることができる。
【0028】
図9は、動態管理システムの動態管理テーブルを示す説明図である。動態管理システム50が管理する動態管理テーブル521(動態管理情報)について、説明521Aに基づいて説明する。動態管理テーブル521には、社員番号、氏名、所属部署、入場状態、勤務形態、機器番号、インストールソフト1、インストールソフト2、インストールソフト3などが含まれる。なお、入場状態に関する入場および退場は、先に説明したとおり、勤務者が事業所に入社するまたは退社するなどを含め、もっとも出入りの多い外注者の短期の出入りも含めたことを意味する。インストールソフト1、インストールソフト2、インストールソフト3などは、機器番号に使用許可されているソフトウェアのライセンス名称である。
【0029】
図10は、動態管理システムのソフトウェア予約テーブルを示す説明図である。動態管理システム50が管理するソフトウェア予約テーブル522(ソフトウェア予約情報)について、説明522Aに基づいて説明する。ソフトウェア予約テーブル522には、予約ソフトウェア名称、管理番号、機器番号、使用者氏名、予約日時などが含まれる。なお、図10に示すソフトウェア予約方法は、図11を参照して説明する。
【0030】
図11は、ソフトウェア予約入力画面を示す説明図である。機器利用者があるソフトウェアを使用したい際に行うPC60の表示部に表示されるソフトウェア予約入力画面80および予約された場合のデータ管理方法について説明する。なお、ソフトウェア予約入力画面80は、ライセンス管理システム30が管理している。
【0031】
機器利用者が、あるソフトウェアを利用する際には、ソフトウェア予約入力画面より必要項目を機器利用者が入力する。入力画面は、予約するソフトウェア名称を選択するソフトウェア名称81の選択欄と、予約するソフトウェアを使用する機器番号を入力する機器番号82の入力欄と、予約するソフトウェアを使用する対象者を入力する使用者氏名83の入力欄と、申請を確定させるための申請ボタン84と、申請入力をキャンセルするためのキャンセルボタン85から構成される。機器利用者がソフトウェア予約する際に入力する項目は、ソフトウェア名称81、機器番号82、使用者氏名83である。
【0032】
機器利用者が必要項目の入力完了後、申請ボタン84を押下すると、ライセンス管理システム30は動態管理システム50に予約情報を送信し、動態管理システム50は、予約情報を受信すると、ソフトウェア予約テーブル522に登録する。ソフトウェア予約テーブル522内の予約日時については、予約情報がソフトウェア予約テーブル522に受信した日時が入る。
【0033】
動態管理システム50は、ソフトウェアライセンスに空きが出来次第、自動でライセンスを割り当てるが、同一ソフトウェアに予約が複数ある場合には、ソフトウェア予約テーブル522の予約日時が古い日時の予約から順にライセンスを割り当てる。
【0034】
次に処理フローについて説明する。
図2は、人事管理システムで対象者情報の削除申請を行った際の情報処理を示すフローチャートである。人事管理システム10においてある従業員の人事情報を削除した際の処理の流れについて説明する。
【0035】
動態管理システム50は、人事管理システム10から人事情報の更新情報を受信し(ステップS11)、更新情報を動態管理テーブル521へ格納する(ステップS12)。更新する情報は、削除された従業員の全情報を削除する。
【0036】
動態管理システム50は、動態管理テーブル521を参照し、人事管理システム10から削除された従業員の情報を削除するように、機器管理システム20へ情報削除の指令を送信する(ステップS13)。機器管理システム20は、情報削除の指令を受信すると、削除対象者が使用していた機器番号に関連づけられていた全情報を削除する。
【0037】
動態管理システム50は、削除した機器番号に関連付けられた削除対象者の情報を機器管理者へ自動送信メールにて通知する(ステップS14)。
【0038】
図14は、自動メール送信の送信例を示す説明図である。メールには、機器番号、利用者、削除理由、削除時刻などが記載されている。管理者は、メールを受信することにより、データベース情報が変更されたことを知ることができる。また、メール内容は、各データベースの変更履歴情報(図示せず)にも格納されており、データベースに不具合などがあった場合に管理者は、不具合の内容を調査することができる。
【0039】
動態管理システム50は、動態管理テーブル521を参照し、人事管理システム10において削除された従業員がソフトウェアライセンスを使用している場合には、対象者のソフトウェアライセンス情報をライセンス管理システム30へ情報削除の指令を送信する(ステップS15)。ライセンス管理システム30は、情報削除の指令を受信すると、使用中ライセンス数を1減らして、インストール機器番号から削除対象者が利用していた機器番号を削除する。
【0040】
動態管理システム50は、人事管理システム10から削除された従業員が使用しているターミナルサービスのアカウント情報の情報削除の指令を送信する(ステップS16)。ターミナルサービスシステム40は、情報削除の指令を受信すると、アクセス権限テーブル42から、対象者のアカウント情報が削除され、ソフトウェアライセンスの使用許可を剥奪する。
【0041】
そして、動態管理システム50は、削除された対象者の機器番号にインストールされていたソフトウェアが、ソフトウェア予約テーブル522に登録されているか否かを判定する(ステップS21)。
【0042】
ステップS21で判定した結果、ソフトウェア予約テーブル522に予約が入っていたとき(ステップS21,予約有)、動態管理システム50は、予約している機器番号をライセンス管理システム30へ登録(追加)するように登録情報の指令を送信し(ステップS22)、ステップS23に進む。ライセンス管理システム30は、使用中ライセンス数を1増やして、インストール機器番号に付与する機器番号を登録する。ソフトウェア予約テーブル522に予約が入っていないとき(ステップS21,予約無)、ステップS26に進む。
【0043】
動態管理システム50は、ソフトウェアライセンスを新たに付与された予約情報をソフトウェア予約テーブル522から削除する(ステップS23)。更新する情報は、予約ソフトウェア名称に対応する機器番号、使用者氏名、予約日時などを削除する。
【0044】
動態管理システム50は、ステップS22で新たにソフトウェアライセンスを付与された機器番号の当該対象者のターミナルサービスのアカウント権の追加するように登録情報の指令を送信する(ステップS24)。ターミナルサービスシステム40は、登録情報を受信すると、アクセス権限テーブル42へ追加し、ソフトウェアの利用を可能とする。
【0045】
動態管理システム50は、ソフトウェアライセンスを新たに付与され、利用者に対して、利用可能になった旨を自動メール送信して通知する(ステップS25)。
【0046】
そして、動態管理システム50は、ライセンス管理者に対して、ソフトウェアライセンスの解除情報、ソフトウェアライセンス付与情報を自動メール送信して通知し(ステップS26)、処理を終了する。
【0047】
図3は、人事管理システムで対象者情報の変更申請を行った際の情報処理を示すフローチャートである。人事管理システム10からある従業員の人事情報を変更した際の処理の流れについて説明する。
【0048】
動態管理システム50は、人事管理システム10から人事情報の更新情報を受信すると(ステップS11)、受信した人事情報の更新情報を動態管理テーブル521へ格納する(ステップS12)。更新する情報は、氏名、所属部署、入場状態、勤務形態である。
【0049】
動態管理システム50は、動態管理テーブル521を参照し、人事管理システム10から更新された従業員の情報を更新するように、機器管理システム20へ更新情報の指令を送信する(ステップS13A)。機器管理システム20は、更新情報の指令を受信すると、使用者氏名、財産権所属、使用部署名、最終更新日を更新する。
【0050】
図4は、機器管理システムで対象機器情報の削除申請を行った際の情報処理を示すフローチャートである。機器管理システム20からある機器情報を削除した際の処理の流れについて説明する。動態管理システム50は、機器管理システム20から機器情報の削除情報(更新情報)を受信すると(ステップS11)、受信した機器の削除情報を動態管理テーブル521へ格納する(ステップS12)。更新する情報は、削除した機器番号の全情報である。
【0051】
動態管理システム50は、動態管理テーブル521を参照し、削除する機器番号に付与されていたソフトウェアライセンス情報をライセンス管理システム30へ情報削除の指令を送信する(ステップS15)。ライセンス管理システム30は、情報削除の指令を受信すると、使用中ライセンス数を1減らして、インストール機器番号対象の機器番号を削除する。そして、ステップS16以下の処理については、図2と同様であるので説明を省略する。
【0052】
図5は、人事管理システムで対象者情報の勤務形態の変更申請を行った際の情報処理を示すフローチャートである。人事管理システム10からある従業員の人事情報を変更した際の処理の流れについて説明する。なお、変更内容は、人事管理システムのある従業員の勤務形態を通常勤務から長期出張に変更した場合である。
【0053】
動態管理システム50は、人事情報の更新情報、すなわち、勤務形態の更新情報を受信すると(ステップS11)、受信した人事情報の更新情報を動態管理テーブル521へ格納する(ステップS12)。更新する情報は、更新対象者の勤務形態である。
【0054】
本実施形態では、勤務形態が、長期出張、休職の場合、ソフトウェアのライセンスを有効に利用するため、該当者に割り当てていたライセンスを削除するように処理することが定められている。このため、以下の処理に進む。
【0055】
動態管理システム50は、動態管理テーブル521を参照し、人事管理システム10において勤務形態を変更された従業員がソフトウェアライセンスを使用している場合には、対象者のソフトウェアライセンス情報をライセンス管理システム30へ情報削除の指令を送信する(ステップS15)。ライセンス管理システム30は、情報削除の指令を受信すると、更新する情報は、使用中ライセンス数を1減らして、インストール機器番号から対象者の機器番号を削除する。ステップS16以後の処理は、図2の処理と同様であるので、説明を省略する。
【0056】
次に具体的な実施形態についてさらに説明する。
図12は、動態管理テーブルとライセンス予約テーブルの例を示す説明図である。図13は、ある勤務者が退場したときの動態管理テーブルとライセンス予約テーブルの変化を示す説明図である。図12および図13を参照して、ある勤務者(従業員)が退場した時の動態管理テーブル521とソフトウェア予約テーブル522の情報の変化について説明する。
【0057】
なお、図12(a)に示す動態管理テーブル521は、図9に示したテーブルの具体例である。また、図12(b)に示すソフトウェア予約テーブル522は、図10に示すテーブルの具体例である。図12(a)において、社員番号、氏名、所属部署、入場状態、および勤務形態は人事管理システム10で管理されており、機器番号は機器管理システム20で管理されており、インストールソフト1、インストールソフト2、インストールソフトウェア3などのソフトウェアはライセンス管理システム30で管理されている情報である。
【0058】
図12(a)、図12(b)は、ある時点での動態管理テーブル521の例とソフトウェア予約テーブル522の例を示す。この場合、動態管理テーブル521に登録されている社員番号3002の退場申請がされたとき、退場後の動態管理テーブル521Bとソフトウェア予約テーブル522Bを、図13(a)、図13(b)に示す。
【0059】
社員番号3002が退場の場合、動態管理テーブル521では、社員番号3002に対する機器番号H17003に関連付けて、インストールソフト1にH−BB、インストールソフト2にH−CCC、インストールソフト3にM−VCのソフトウェアライセンスが割り当てられている。この場合、ステップS12(図2参照)での処理後は、図13(a)に示す動態管理テーブル521では、対象者に割り当てられていたライセンスは、全て解除状態(空白)となる。これにより、ソフトウェア予約テーブル522では、登録されていたH−BB、M−VC、H−CCCのライセンスに空きができるので、予約していた対象機器に自動で割り当てられる。
【0060】
ソフトウェア予約テーブル522には、H−CCC(機器番号:H19012、使用者:日立三郎)、M−VC(機器番号:H18032、使用者:石名坂浩二)が予約されているので、予約されている機器番号に対し、ライセンスが割り当てられる。なお、H−BBは、ソフトウェア予約テーブル522には登録されていないとする。
【0061】
この場合、図13(a)の動態管理テーブル521Bに示すように、機器番号H19012(社員番号3003の日立三郎さん)にH−CCCが割り当てられ、機器番号18032(社員番号3033の石名坂浩二さん)にM−VCが割り当てられる。また、図13(b)のソフトウェア予約テーブル522Bに示すように、ライセンスを割り当てられた対象情報は、ソフトウェア予約テーブル522Bから削除する。
【0062】
社員番号3002の退場申請の場合、動態管理テーブル521Bでは、以下に示す通りに情報が変化する。
・入場状態: “入場”→“退場” (社員番号3002)
・勤務形態: “通常勤務”→“空白” (社員番号3002)
・機器番号: “H17003”→“空白”(社員番号3002)
・割り当て済みライセンス1:“H−BB”→“空白” (社員番号3002)
・割り当て済みライセンス1:“空白”→“M−VC” (社員番号3033)
・割り当て済みライセンス2:“H−CCC”→“空白” (社員番号3002)
・割り当て済みライセンス3:“M−VC”→“空白” (社員番号3002)
・割り当て済みライセンス3:“空白”→“H−CCC” (社員番号3003)
なお、割り当て済みライセンス1、割り当て済みライセンス2、割り当て済みライセンス3は、動態管理テーブル521B中のインストールソフト1、インストールソフト2、インストール3に対応する。
【0063】
社員番号3002の退場申請の場合、ソフトウェア予約テーブル522Bでは、以下に示す通りに情報が変化する。
・機器番号H19012、予約ソフトウェア名称H−CCCの予約情報の削除。
・機器番号H18032、予約ソフトウェア名称M−VCの予約情報の削除。
【0064】
本実施形態をまとめると、人事データベース(人事管理情報12)を有する人事管理システム10と、機器データベース(機器管理情報22)を有する機器管理システム20と、ソフトウェアのライセンスデータベース(ライセンス管理情報32)を有するライセンス管理システム30と、管理サーバ(例えば、動態管理システム50)とがネットワーク70を介して接続された情報システムにおいて、管理サーバがクライアント(例えば、PC60)から予約されたソフトウェアライセンスの割り当てを行うライセンス管理方法である。
【0065】
管理サーバは、記憶装置52(記憶部)と処理装置53(処理部)とを有し、
記憶部には、人事管理システム10、機器管理システム20、ライセンス管理システム30から送信された管理情報を管理する動態管理情報(例えば、動態管理テーブル521)と、クライアントから受信したソフトウェアの予約情報を登録するソフトウェア予約情報(例えば、ソフトウェア予約テーブル522)とが記憶されており、
処理部は、人事管理システム10、機器管理システム20、ライセンス管理システム30のいずれかから更新情報を受信すると、動態管理情報に更新情報を登録するとともに(ステップS12)、更新情報が、人事管理システム10に登録されている人を該人事管理システムから削除した削除情報であるとき、更新情報に該当する人(使用者)と機器番号とを関連付けて人の削除要求を機器管理システム20に送信し(ステップS13)、更新情報に該当する人が使用していたソフトウェアと機器番号とを関連付けてライセンスの削除要求をライセンス管理システム30に送信し(ステップS15)、ライセンスの削除要求に含まれるソフトウェアがソフトウェア予約情報にあるか否かを判定し(ステップS21)、ソフトウェア予約情報にある場合に、予約者へ使用していたソフトウェアの割り当てを行い、割り当てを行うソフトウェアと機器番号とを関連付けてライセンス登録要求をライセンス管理システム30へ送信し(ステップS22)、ソフトウェア予約情報から、割り当てられたソフトウェアの予約情報を削除する(ステップS23)ことができる。
【0066】
図5の処理フローの実施形態によれば、処理部は、さらに、更新情報が、人事管理システム10からの勤務形態の更新情報であり、かつ、該勤務形態が長期出張または休職であるとき、更新情報に該当する人が使用していたソフトウェアと機器番号とを関連付けてライセンスの削除要求をライセンス管理システム30に送信し(ステップS15)、ライセンスの削除要求に含まれるソフトウェアがソフトウェア予約情報にあるか否かを判定し(ステップS21)、ソフトウェア予約情報にある場合に、予約者へ使用していたソフトウェアの割り当てを行い、割り当てを行うソフトウェアと機器番号とを関連付けてライセンス登録要求をライセンス管理システム30へ送信し(ステップS22)、ソフトウェア予約情報から、割り当てられたソフトウェアの予約情報を削除する(ステップS23)ことができる。
【0067】
図4の処理フローによれば、処理部は、さらに、更新情報が、機器管理システム20からの削除情報であるとき、更新情報に該当する人が使用していたソフトウェアと機器番号とを関連付けてライセンスの削除要求をライセンス管理システム30に送信し(ステップS15)、ライセンスの削除要求に含まれるソフトウェアがソフトウェア予約情報にあるか否かを判定し(ステップS21)、ソフトウェア予約情報にある場合に、予約者へ使用していたソフトウェアの割り当てを行い、割り当てを行うソフトウェアと機器番号とを関連付けてライセンス登録要求をライセンス管理システム30へ送信し(ステップS22)、ソフトウェア予約情報から、割り当てられたソフトウェアの予約情報を削除する(ステップS23)ことができる。
【0068】
動態管理情報(動態管理テーブル521)は、人事管理システム10で管理される勤務者の氏名、所属部署、該勤務者が勤務しているか否かの入場状態と、機器管理システム20で管理される機器の機器番号と、ライセンス管理システムで管理されるソフトウェア名称と、を少なくとも含み、
ソフトウェア予約情報(ソフトウェア予約テーブル522)は、予約されるソフトウェアのソフトウェア名称と、該予約されるソフトウェアがインストールされる機器の機器番号と、予約者の氏名と、を少なくとも含むことが好ましい。
【0069】
情報システムには、作業者が許可されているソフトウェアを使用して実作業を行うことを管理するターミナルサービスシステム40を有し、予約者へ使用していたソフトウェアの割り当てを行ったのちに、割り当てをおこなったソフトウェアのアクセス権の登録要求を、ターミナルサービスシステム40に送信することができる。
【0070】
本実施形態によれば、人事管理システム10、機器管理システム20、ライセンス管理システム30の各システムで管理する情報が更新されたとき、動態管理システム50を介することで、各システムの関連する情報が更新されるため、各システムが管理する情報の精度向上に効果がある。また、人事管理システム10、機器管理システム20、ライセンス管理システム30を連携することにより、ソフトウェアライセンスの有効活用に効果がある。
【符号の説明】
【0071】
10 人事管理システム
11,21,31 入力情報受信部
12 人事管理情報(人事データベース)
13,23,33,43 更新情報抽出部
14,24,34,44 更新情報送受信部
20 機器管理システム
22 機器管理情報(機器データベース)
30 ライセンス管理システム
32 ライセンス管理情報(ライセンスデータベース)
40 ターミナルサービスシステム
42 アクセス権限テーブル
50 動態管理システム(管理サーバ)
51 更新情報送受信部
52 記憶装置(記憶部)
53 処理装置(処理部)
60 PC(クライアント)
70 ネットワーク
80 ソフトウェア予約入力画面
521 動態管理テーブル(動態管理情報)
522 ソフトウェア予約テーブル(ソフトウェア予約情報)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
人事データベースを有する人事管理システムと、機器データベースを有する機器管理システムと、ソフトウェアのライセンスデータベースを有するライセンス管理システムと、管理サーバとがネットワークを介して接続された情報システムにおいて、前記管理サーバがクライアントから予約された前記ソフトウェアライセンスの割り当てを行うライセンス管理方法であって、
前記管理サーバは、記憶部と処理部とを有し、
前記記憶部には、
前記人事管理システム、前記機器管理システム、前記ライセンス管理システムから送信された管理情報を管理する動態管理情報と、前記クライアントから受信したソフトウェアの予約情報を登録するソフトウェア予約情報とが記憶されており、
前記処理部は、
前記人事管理システム、前記機器管理システム、前記ライセンス管理システムのいずれかから更新情報を受信すると、前記動態管理情報に前記更新情報を登録するとともに、
前記更新情報が、前記人事管理システムに登録されている人を該人事管理システムから削除した削除情報であるとき、
前記更新情報に該当する人と機器番号とを関連付けて人の削除要求を前記機器管理システムに送信し、
前記更新情報に該当する人が使用していたソフトウェアと機器番号とを関連付けてライセンスの削除要求を前記ライセンス管理システムに送信し、
前記ライセンスの削除要求に含まれるソフトウェアが前記ソフトウェア予約情報にあるか否かを判定し、
前記ソフトウェア予約情報にある場合に、予約者へ前記使用していたソフトウェアの割り当てを行い、前記割り当てを行うソフトウェアと機器番号とを関連付けてライセンス登録要求を前記ライセンス管理システムへ送信し、
前記ソフトウェア予約情報から、前記割り当てられたソフトウェアの予約情報を削除する
ことを特徴とするライセンス管理方法。
【請求項2】
前記処理部は、さらに、
前記更新情報が、前記人事管理システムからの勤務形態の更新情報であり、かつ、該勤務形態が長期出張または休職であるとき、
前記更新情報に該当する人が使用していたソフトウェアと機器番号とを関連付けてライセンスの削除要求を前記ライセンス管理システムに送信し、
前記ライセンスの削除要求に含まれるソフトウェアが前記ソフトウェア予約情報にあるか否かを判定し、
前記ソフトウェア予約情報にある場合に、予約者へ前記使用していたソフトウェアの割り当てを行い、前記割り当てを行うソフトウェアと機器番号とを関連付けてライセンス登録要求を前記ライセンス管理システムへ送信し、
前記ソフトウェア予約情報から、前記割り当てられたソフトウェアの予約情報を削除する
ことを特徴とする請求項1に記載のライセンス管理方法。
【請求項3】
前記処理部は、さらに、
前記更新情報が、前記機器管理システムからの削除情報であるとき、
前記更新情報に該当する人が使用していたソフトウェアと機器番号とを関連付けてライセンスの削除要求を前記ライセンス管理システムに送信し、
前記ライセンスの削除要求に含まれるソフトウェアが前記ソフトウェア予約情報にあるか否かを判定し、前記ソフトウェア予約情報にある場合に、予約者へ前記使用していたソフトウェアの割り当てを行い、前記割り当てを行うソフトウェアと機器番号とを関連付けてライセンス登録要求を前記ライセンス管理システムへ送信し、
前記ソフトウェア予約情報から、前記割り当てられたソフトウェアの予約情報を削除する
ことを特徴とする請求項1に記載のライセンス管理方法。
【請求項4】
前記動態管理情報は、
前記人事管理システムで管理される勤務者の氏名、所属部署、該勤務者が勤務しているか否かの入場状態と、
前記機器管理システムで管理される機器の機器番号と、
前記ライセンス管理システムで管理されるソフトウェア名称と、を少なくとも含み、
前記ソフトウェア予約情報は、
予約されるソフトウェアのソフトウェア名称と、該予約されるソフトウェアがインストールされる機器の機器番号と、予約者の氏名と、を少なくとも含む
ことを特徴とする請求項1に記載のライセンス管理方法。
【請求項5】
前記情報システムには、作業者が許可されているソフトウェアを使用して実作業を行うことを管理するターミナルサービスシステムを有し、
前記予約者へ前記使用していたソフトウェアの割り当てを行ったのちに、
前記割り当てをおこなったソフトウェアのアクセス権の登録要求を、前記ターミナルサービスシステムに送信する
ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のライセンス管理方法。
【請求項6】
人事データベースを有する人事管理システムと、機器データベースを有する機器管理システムと、ソフトウェアのライセンスデータベースを有するライセンス管理システムと、クライアントから予約された前記ソフトウェアライセンスの割り当てを行う管理サーバとがネットワークを介して接続された情報システムであって、
前記管理サーバは、
前記人事管理システム、前記機器管理システム、前記ライセンス管理システムから送信された管理情報を管理する動態管理情報と、前記クライアントから受信したソフトウェアの予約情報を登録するソフトウェア予約情報とが記憶される記憶部と、
前記人事管理システム、前記機器管理システム、前記ライセンス管理システムのいずれかから更新情報を受信すると、前記動態管理情報に前記更新情報を登録するとともに、前記更新情報が、前記人事管理システムに登録されている人を該人事管理システムから削除した削除情報であるとき、前記更新情報に該当する人と機器番号とを関連付けて人の削除要求を前記機器管理システムに送信し、前記更新情報に該当する人が使用していたソフトウェアと機器番号とを関連付けてライセンスの削除要求を前記ライセンス管理システムに送信し、前記ライセンスの削除要求に含まれるソフトウェアが前記ソフトウェア予約情報にあるか否かを判定し、前記ソフトウェア予約情報にある場合に、予約者へ前記使用していたソフトウェアの割り当てを行い、前記割り当てを行うソフトウェアと機器番号とを関連付けてライセンス登録要求を前記ライセンス管理システムへ送信し、前記ソフトウェア予約情報から、前記割り当てられたソフトウェアの予約情報を削除する処理部と、を有する
ことを特徴とする情報システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【公開番号】特開2011−257907(P2011−257907A)
【公開日】平成23年12月22日(2011.12.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−130803(P2010−130803)
【出願日】平成22年6月8日(2010.6.8)
【出願人】(000005108)株式会社日立製作所 (27,607)
【Fターム(参考)】