説明

ライブメディアストリームの時間シフト

ローカルネットワーク(7)のメディアマルチプレクサノード(10)は休止中にローカルネットワークストレージ(3)にストリームを格納し、休止後に、格納し、かつ、時間シフトしたストリームをローカルネットワークUE(5)へ提供することによりライブメディアストリームを時間シフトするように構成される。メディアストリームの休止及び再開はローカルネットワーク外部の外部ネットワーク接続UE(1)から、又は、ローカルネットワークUE(7)から直接開始できる。システムはUE(1)に接続された外部ネットワークの認証のためのメディア統合ノード(2)も備え、これらは仮想コントロールノード(4)に共に接続される。再生の休止を検知すれば、メディアマルチプレクサノード(10)は、再開コマンドを検知するまで、ローカルネットワークストレージ(3)に格納されたメディアを参照する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はメディア統合ノード、ローカルネットワークのメディアマルチプレクサノードおよび外部ネットワーク接続UEのためのローカルネットワークUEで再生するライブメディアストリームの時間シフト方法、並びにメディア統合ノード、メディアマルチプレクサノードおよび外部ネットワークに接続可能UEに関するものである。
【背景技術】
【0002】
ローカルネットワーク、例えばホームネットワークまたはオフィスネットワークは幾つかの相互接続消費者電子デバイス、例えばパーソナルコンピュータ、移動電話機、セットトップボックスおよびゲームコンソールを含みうる。ローカルネットワーク内電子デバイスは、例えばDLNA(Digital Living Network Alliance、ディジタル生活ネットワーク協定)規格に従い相互に通信するようにでき、本規格は相互通信およびメディアコンテンツの相互共有を電子デバイスに許容し、そのことにより複雑な構成処理を伴うことなく、例えばDLNAホームネットワーク内TVでの直接、例えばPCに所在する、例えばメディアファイルへのアクセスを可能にする。
【0003】
DLNA互換デバイスは、DLNAネットワーク内DLNA互換デバイス間の通信確立が可能なネットワークプロトコルである汎用プラグアンドプレイ(UPnP、Universal Plug and Play)により、構造化を伴うことなくDLNAネットワーク内の他DLNA互換デバイスとの通信が可能である。UPnPにより、DLNAデバイスは、例えばDLNAネットワーク内で利用できる他DLNAデバイスの発見およびアドレス指定並びにそれらの能力記述の受信が可能である。
【0004】
DLNAネットワーク内DLNA互換デバイスはそのメディア配信およびレンダリング機能に基づき代表的に異なるタイプを有し、そのタイプはDMS(Digital Media Storage/Server、ディジタルメディアストレージ/サーバ)、DMP(Digital Media Player、ディジタルメディアプレーヤ)、DMR(Digital Media Renderer、ディジタルメディアレンドラ)並びにDMC(Digital Media Controller、ディジタルメディアコントローラ)を含む。DMSは、例えばPC(Personal Computer、パーソナルコンピュータ)またはNAS(Network Attached Storage、ネットワーク接続ストレージ)でありえ、メディアコンテンツを格納し、有線および/または無線ネットワーク化DMP若しくはDMRにメディアコンテンツを利用可能にするデバイスである。DMPは、例えばTV、ステレオ、ゲームコンソールまたは移動電話機でありえ、DMSのコンテンツを見つけ、プレイバック並びにレンダリング能力を提供できるデバイスである。さらに、DMCはコンテンツをDMSに配置し、DMRで再生するデバイスであり、DMCは、例えばPDA(Personal Digital Assistant、パーソナルディジタルアシスタント)若しくは移動電話機でありうる。最後に、DMRはDMCから受信するコンテンツを再生するデバイスであり、DMRは、例えばTV、オーディオ/ビデオ受信機、ビデオディスプレイまたは遠隔スピーカでありうる。
【0005】
図1は4つのDLNA互換デバイス、即ちDMP5a、DMR5b、DMS5cおよびDMC5dを含む従来のDLNAネットワークを例示する。DMC(Digital Media Controller、ディジタルメディアコントローラ)5dはDMSからファイル構成を入手でき、DMSファイル構成から受信する、特定のURLをDMRに送信できる。DMR5bは、この場合DMS5c自体である特定URLに接続できる。さらに、DMP5aもまたDMSからファイル構成を入手でき、DMSファイル構成で与えられるリンクを再生できる。
【0006】
エンドユーザは、例えば電話応答のためライブメディアセッションの休止を望み、次いで電話呼の後にメディアセッションの視聴を再開することがある。それ故、例えばDLNAネットワークのローカルネットワークデバイスで再生するライブメディアコンテンツの時間シフトを可能にするのは有利でありえよう。とはいえ、ライブメディアストリームの時間シフトはDMR(Digital Media Renderer、ディジタルメディアレンドラ)におけるようなハードドライブ、例えばTVを備えないローカルネットワークデバイスでは可能ではない。ライブメディアセッションのストリーミングを休止し、同一位置でメディアセッションのストリーミングを再開するためには、DLNAデバイス、例えばDMRはストリーミングの休止前にメディアサーバから状態を聞き出し、ストリームの再生を再開するためにシークコマンドを実行しなければならない。しかしメディアサーバがこの機能をサポートするであろうとも、シークコマンドをメディアサーバにより読んだ時とストリーミングが実際に休止した場合の間に同期ギャップが存在しよう。その上、メディアストリームのインラインフレームを停止する方法はなく、従ってメディアコンテンツはプレイアウトの再開後しばらくの間混乱が発生するであろう。
【0007】
従って、ローカルネットワークデバイス、例えばDLNAネットワークのDLNA互換デバイスで再生するライブメディアストリームの時間シフトを可能にするにはなお課題をもたらす。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明の目的は上述した課題および問題を解決するものであり、この目的およびその他は添付する独立請求項による方法および装置並びに従属請求項による実施形態により達成する。
【課題を解決するための手段】
【0009】
一態様によれば、本発明はローカルネットワークのメディアマルチプレクサノードのためのローカルネットワークUEで再生するライブメディアストリームの時間シフト方法を提供する。再生は、ローカルネットワーク外部にされ、メディア統合ノードと通信する外部ネットワーク接続UEにより開始され、ユーザが外部ネットワーク接続UEおよびローカルネットワークの仮想コントロールノード双方にログインしなければならない。仮想コントロールノード並びにメディアマルチプレクサノードは共にメディア統合ノードに接続し、メディアマルチプレクサノードはローカルネットワークUEにメディアストリームを提供するメディアストリーミングサーバ並びにローカルネットワークストレージにさらに接続する。本方法はメディアマルチプレクサノードにより実行する少なくとも次のステップを含む:
−ローカルネットワークUEへのメディアストリームの休止を検知するステップ;
−利用可能なローカルネットワークストレージにメディアストリームを格納するステップ;
−ローカルネットワークへのメディアストリームの再開を検知するステップ;
−ローカルネットワークストレージからローカルネットワークUEに時間シフトされたメディアストリームを提供するステップ。
【0010】
時間シフトされたメディアストリームがライブメディアストリームに追い付けば、メディアマルチプレクサノードはローカルネットワークUEにライブメディアストリームをさらに提供できる。
【0011】
メディアマルチプレクサノードはローカルネットワークストレージがメディアストリームの格納に利用可能であるかを判断できる。
【0012】
メディアマルチプレクサノードは上記ステップの前に次のステップを実行済みでありうる:
−メディア統合ノードからプレイリストを受信するステップ;および
−メディアストリーミングサーバからメディアストリームを検索し、ローカルネットワークUEに提供するステップ。
【0013】
時間シフトされたメディアストリームはユーザが選択可能な速度で再生でき、ライブメディアストリームの休止並びに再生は外部ネットワーク接続UEによるか、またはローカルネットワークUEにより開始できる。
【0014】
第2の態様によれば、本発明はメディア統合ノードのためのローカルネットワークUEで再生するライブメディアストリームの時間シフト方法を提供し、再生は、ローカルネットワーク外部に配置され、メディア統合ノードと通信する外部ネットワーク接続UEにより開始する。ローカルネットワークはメディア統合ノードに接続するメディアマルチプレクサノードおよび仮想コントロールノードをさらに含む。メディアマルチプレクサノードはローカルネットワークUEにメディアストリームを提供するメディアストリーミングサーバ並びにローカルネットワークストレージにさらに接続し、ユーザは外部ネットワーク接続UEおよび仮想コントロールノード双方にログインしなければならない。メディア統合ノードは次のステップの少なくとも1つを実行する:
−外部ネットワーク接続UEからライブメディアストリームの休止コマンドを受信するステップおよびメディアマルチプレクサノードであって、利用可能なローカルネットワークストレージにライブメディアストリームを格納するメディアマルチプレクサノードから受信するライブメディアストリームの再生休止コマンドを仮想コントロールノードを介してローカルネットワークUEに転送するステップ;
−外部ネットワーク接続UEからライブメディアストリームの再生再開コマンドを受信するステップおよびメディアマルチプレクサノードであって、ローカルネットワークストレージに格納する時間シフトされたメディアストリームをローカルネットワークUEに提供するメディアマルチプレクサノードから受信するメディアストリームの再生再開コマンドを仮想コントロールノードを介してローカルネットワークUEに転送するステップ。
【0015】
メディア統合ノードは上記ステップの前に次のステップを実行済みでありうる:
−ユーザ選択されたローカルネットワークUEでのユーザ選択ライブメディアコンテンツの再生コマンドを外部ネットワーク接続UEから受信するステップ;
−メディアマルチプレクサノードから受信するライブメディアストリームとしてのメディアコンテンツのローカルネットワークUEでの再生コマンドをローカルネットワークの仮想コントロールノードに送信するステップ;および
−メディアマルチプレクサノードにプレイリストを送信するステップ。
【0016】
第3の態様によれば、本発明は外部ネットワーク接続UEのためのローカルネットワークUEで再生するメディア統合ノードとの通信によるローカルネットワーク外部からのライブメディアストリームの時間シフト方法を提供する。再生は外部ネットワーク接続UEにより開始し、ローカルネットワークはメディア統合ノードに共に接続するメディアマルチプレクサノードおよび仮想コントロールノードをさらに含み、メディアマルチプレクサノードはローカルネットワークUEにメディアストリームを提供するメディアストリーミングサーバ並びにローカルネットワークストレージにさらに接続する。ユーザは外部ネットワーク接続UEおよび仮想コントロールノード双方にログインしなければならず、外部ネットワーク接続UEは次のステップの少なくとも1つを実行する:
−ライブメディアストリーム再生休止コマンドをメディア統合ノードに送信するステップであり、コマンドは仮想コントロールノードを介してローカルネットワークUEに転送し、メディアマルチプレクサノードは利用可能なローカルネットワークストレージにライブメディアストリームを格納する;
−ライブメディアストリームの再生を再開する再生再開コマンドをメディア統合ノードに送信するステップであり、コマンドは仮想コントロールノードを介してローカルネットワークUEに転送し、メディアマルチプレクサノードはローカルネットワークストレージに格納する時間シフトされたメディアストリームをローカルネットワークUEに提供する。
【0017】
外部ネットワーク接続UEは上記ステップの前に次のステップを実行済みでありうる:−ユーザ選択されたローカルネットワークUEでのユーザ選択ライブメディアコンテンツの再生コマンドをメディア統合ノードに送信するステップであり、再生コマンドは仮想コントロールノードを介してローカルネットワークUEに転送する。
【0018】
外部ネットワーク接続UEは次の追加ステップをさらに実行できる:
−仮想コントロールノードを介してローカルネットワークUEに転送する時間シフトされたメディアのユーザ選択再生速度を示すメッセージをメディア統合ノードに送信するステップ。
【0019】
第4の態様によれば、本発明はローカルネットワークUEで再生するメディアストリームを時間シフトするようにするローカルネットワークのメディアマルチプレクサノードを提供する。再生は、ローカルネットワーク外部に配置され、メディア統合ノードと通信する外部ネットワーク接続UEにより開始し、メディアマルチプレクサはローカルネットワークUEにメディアストリームを提供するメディアストリーミングサーバ並びにローカルネットワークストレージに接続できる。ユーザは外部ネットワーク接続UEおよびローカルネットワークの仮想コントロールノード双方にログインしなければならず、メディアマルチプレクサノード並びに仮想コントロールノードはメディア統合ノードに共に接続できる。メディアマルチプレクサノードは:
−ローカルネットワークUEとの通信デバイスであって、
ローカルネットワークUEへのライブメディアストリームの休止を検知し;
利用可能なローカルネットワークストレージにメディアストリームを格納し;
ローカルネットワークUEへのメディアストリームの再開を検知し;
ローカルネットワークストレージからローカルネットワークUEへ時間シフトされたメディアストリームを提供する
ようにするデバイスを含む。
【0020】
第5の態様によれば、本発明はローカルネットワークUEで再生するメディアストリームを時間シフトするようにするメディア統合ノードを提供し、再生は、ローカルネットワーク外部に配置され、メディア統合ノードと通信する外部ネットワーク接続UEにより開始する。ローカルネットワークのメディアマルチプレクサノードはローカルネットワークUEにメディアストリームを提供するメディアストリーミングサーバ並びにローカルネットワークストレージに接続でき、ユーザは外部ネットワーク接続UEおよびローカルネットワークの仮想コントロールノード双方にログインしなければならい。メディアマルチプレクサノード並びに仮想コントロールノードはメディア統合ノードに共に接続でき、メディア統合ノードは:
−外部ネットワーク接続UEとの通信デバイスであって、
ライブメディアストリームの再生休止コマンドを受信し;
ライブメディアストリームの再生再開コマンドを受信する
ようにするデバイス;
−仮想コントロールノードとの通信デバイスであり、
メディアマルチプレクサノードであって、利用可能なローカルネットワークストレージにメディアストリームを格納するメディアマルチプレクサノードからローカルネットワークUEでのメディアストリームの再生休止コマンドを転送し;
メディアマルチプレクサノードであって、ローカルネットワークストレージに格納する時間シフトされたメディアストリームを提供するメディアマルチプレクサノードからローカルネットワークUEでのメディアストリームの再生再開コマンドを転送する
ようにするデバイスを含む。
【0021】
外部ネットワーク接続UEとの通信デバイスはユーザ選択されたローカルネットワークUEでのユーザ選択ライブメディアコンテンツの再生コマンドを受信するようにさらにでき、仮想コントロールノードとの通信デバイスはライブメディアストリームとしてメディアマルチプレクサノードからローカルネットワークUEにより受信するライブメディアコンテンツのローカルネットワークUEでの再生コマンドを送信するようにさらにでき、メディアマルチプレクサノードとの通信デバイスはプレイリストを転送するようにできる。
【0022】
メディア統合ノードは仮想コントロールノードに転送する、時間シフトされたメディアストリームのユーザ選択再生速度を示すメッセージを外部ネットワーク接続UEから受信するようにさらにできる。
【0023】
第6の態様によれば、本発明はメディア統合ノードとの通信によりローカルネットワーク外部からローカルネットワークUEで再生するメディアストリームを時間シフトするようにする外部ネットワークに接続可能UEを提供する。再生は外部ネットワークに接続可能UEにより開始し、ローカルネットワークのメディアマルチプレクサノードはローカルネットワークUEにメディアストリームを提供するメディアストリーミングサーバ並びにローカルネットワークストレージに接続できる。ユーザは外部ネットワーク接続UEおよびローカルネットワークの仮想コントロールノード双方にログインしなければならず、メディアマルチプレクサノード並びに仮想コントロールノードはメディア統合ノードに共に接続でき、外部ネットワークに接続可能UEは:
−メディア統合ノードとの通信デバイスであり:
ライブメディアストリームの再生休止コマンドであって、仮想コントロールノードを介してローカルネットワークUEに転送するコマンドを送信し、メディアマルチプレクサノードは利用可能なローカルネットワークストレージにメディアストリームを格納し;
メディアストリームの再生再開コマンドであって、仮想コントロールノードを介してローカルネットワークUEに転送するコマンドを送信し、メディアマルチプレクサノードはローカルネットワークストレージに格納する時間シフトされたメディアストリームをローカルネットワークUEに提供する
ようにするデバイスを含む。
【0024】
メディア統合ノードとの通信デバイスは、仮想コントロールノードに転送する、ユーザ選択されたローカルネットワークUEでのユーザ選択ライブメディアコンテンツの再生コマンドを送信し、時間シフトされたメディアストリームのユーザ選択再生速度を示すメッセージを送信するようにさらにできる。
【0025】
外部ネットワークに接続可能UEは受信情報を表示するディスプレー並びに適切なユーザ入力手段をさらに含みうる。
【0026】
ローカルネットワークはDLNAネットワークでありえ、ローカルネットワークUEはDLNA互換でありえ、外部ネットワークはインターネットでありうる。
【0027】
本発明による利点は本発明がローカルネットワークデバイスで再生するライブメディアストリームの休止および同一位置における時間シフトされたメディアストリームの再生再開をエンドユーザに許容することである。オプションとして、本発明はEPG(Electronic Program Guide、電子プログラムガイド)との同期の提供のため休止後にライブメディアストリームに追いつくことをさらに可能にする。
【図面の簡単な説明】
【0028】
本発明を次により詳細に、添付する図面を参照して説明することにする。
【図1】従来のDLNAネットワークを概略的に例示する。
【図2】本発明の例示的実施形態によるメディア統合ノードに共に接続する仮想コントロールノードおよびメディアマルチプレクサノード並びにメディア統合ノードと通信する外部ネットワーク接続UEを含むローカルネットワーク、特にDLNAネットワークを概略的に例示するブロック図である。
【図3a】インターネット接続UEがメディア統合ノードにログインし、DLNAネットワーク内DLNA互換デバイスでのインターネット・メディア・コンテンツの制御をUEに可能にする方法を示す例示的信号図である。
【図3b】DLNAネットワークのメディアマルチプレクサノードからDMRでのメディアコンテンツのプレイアウトを示す例示的信号図である。
【図4a】メディアマルチプレクサノードにより提供するメディアストリームであって、インターネット接続UEにより開始するDMRでのライブメディアストリームの時間シフトを示す例示的信号図である。
【図4b】DMRでのライブメディアストリームの時間シフトであって、例えば遠隔制御によりDMRで直接開始する時間シフトを示す例示的信号図である。
【図5】ローカルネットワークUEでのライブメディアストリームのプレイアウトを休止し、時間シフトされたメディアストリームのプレイアウトを再開する外部ネットワーク接続UEを示すフロー図である。
【図6】ローカルネットワークUEでのライブメディアストリームのプレイアウトを休止し、時間シフトされたメディアストリームのプレイアウトを再開するメディア統合ノードを示すフロー図である。
【図7】ローカルネットワークUEへのライブメディアストリームの休止を検知し、ローカルネットワークUEに時間シフトされたメディアストリームを提供するメディアマルチプレクサノードを示すフロー図である。
【図8】本発明による例示的外部ネットワークに接続可能UEを概略的に示す。
【図9】本発明による例示的メディア統合ノードおよび例示的メディアマルチプレクサノードを概略的に示す。
【発明を実施するための形態】
【0029】
以下の記述で、本発明を一定の実施形態および添付図面を参照してより詳細に説明することにする。本発明の完全な理解をもたらすため、説明の目的であり、限定するためでない特定のシナリオ、技術などのような特定の詳細を示す。とはいえ、当業者には本発明がこれら特定の詳細から離れる他の実施形態で実行しうることは明らかである。
【0030】
その上、当業者は本明細書で以下に説明する動作および手段はプログラム化マイクロプロセッサまたは汎用コンピュータと共に動作するソフトウェアを使用し、および/またはアプリケーション特定集積回路(ASIC、application specific integrated circuit)を使用して実装できることを理解するであろう。本発明は方法およびデバイスの形式で主として説明するが、本発明はコンピュータプログラムにおいて並びにコンピュータプロセッサおよびプロセッサに接続するメモリを含み、メモリを本明細書で開示する動作を実行できる1つ以上のプログラムにより符号化するシステムにおいて実施できることもまた理解されよう。
【0031】
以下で、用語ローカルネットワークUE(User Equipment、ユーザ装置)はローカルネットワークにおいて動作でき、ローカルネットワーク、例えばDLNAネットワークの他のデバイスと通信できるデバイスと規定する。用語外部ネットワークはローカルネットワークとは別のネットワークと規定し、用語外部ネットワークに接続可能UEまたは外部ネットワーク接続UEはこの外部ネットワークと通信できるデバイスと規定する。本発明の好ましい実施形態によれば、外部ネットワークはインターネットに対応するが、本発明はそれに限定しない。
【0032】
従来、DLNAネットワークはメディアコンテンツを格納する1つ以上のDMS(Digital Media Storage/Server、ディジタルメディアストレージ/サーバ)を含み、利用可能メディアコンテンツはDMC(Digital Media Controller、ディジタルメディアコントローラ)において代表的にはツリー構造形式でユーザに提示できる。その後、ビデオまたはオーディオメディア若しくは映像のようなユーザ選択されたメディアコンテンツはDMP(Digital Media Player、ディジタルメディアプレーヤ)またはDMR(Digital Media Renderer、ディジタルメディアレンドラ)で再生若しくはレンダリングするためユーザにより利用可能にしうる。
【0033】
しかしながら本発明によれば、例えばインターネット可能移動電話機またはPCのような外部ネットワークに接続可能UE(User Equipment、ユーザ装置)を使用してメディアコンテンツを制御およびナビゲートし、メディア統合ノードを介してローカルネットワーク(例えば、DLNAネットワーク)内インターネットにおいて、例えばホストし、ローカルネットワークの仮想コントロールノードを介して第1のローカルネットワーク互換UE、例えばDLNA互換PC、TVまたはラジオに直接メディアコンテンツを出力する。エンドユーザは外部ネットワークに接続可能UEにログインし、メディア統合ノードへのUEの接続、および前記デバイス並びに再生メディアセッションを選択する再生コマンドの送信によりローカルネットワークの仮想コントロールノードを介してユーザまたは関連ユーザがログインするローカルネットワークのデバイスで選択外部ネットワークメディアセッションの再生を開始する。メディア統合ノードはエンドユーザを認証し、ユーザ(彼/彼女)がローカルネットワークにログインしていることもチェックし、仮想コントロールノードを介してローカルネットワークのデバイスに再生コマンドを転送する。
【0034】
前記メディア統合ノードはUEにログインするユーザおよびローカルネットワークの仮想コントロールノードにログインするユーザの認証を例えば担い、仮想コントロールノードは、例えばUPnPを使用してローカルネットワークのローカルネットワーク互換デバイスの制御並びに互換デバイスとの通信を行う。外部ネットワークに接続可能UEはメディア統合ノードと通信し、メディア統合ノードは次にローカルネットワークの仮想コントロールノードと通信する。これにより、外部ネットワークに接続可能UEは、例えばDLNAおよびUPnPにより課す制限なくカスタム最適化ナビゲーションクライアントとして動作できる。さらに、外部ネットワークメディアコンテンツはローカルネットワークUEにオンデマンドでストリーミングでき、再生に先立ちローカルにダウンロードしなくてもよい。
【0035】
メディアコンテンツ並びに広告は外部ネットワークのどこにでも、例えばインターネットにおいてホストできよう。メディアストリーミングサーバにより提供するライブメディアストリームを時間シフトし、例えばライブメディアセッションの休止をユーザに可能にするか、またはライブメディアストリームに広告を挿入するため、ローカルネットワークのメディアマルチプレクサノードはメディア統合ノードと通信し、メディアコンテンツを見つける場所を示す情報プレイリスト、例えばURLを受信する。メディアマルチプレクサノードはメディアストリーミングサーバからメディアストリームを検索し、ローカルネットワークデバイスに提供するであろう。本発明によればライブメディアストリームを時間シフトするため、メディアマルチプレクサノードは利用可能DMS(Digital Media Server / Storage、ディジタルメディアサーバ/ストレージ)がローカルネットワークに存在するかを特定するであろう。存在すれば、メディアマルチプレクサノードは一時的にDMSにメディアストリームを格納するであろう。次いで、メディアストリームの再生を再開する場合、メディアマルチプレクサはDMSに格納するメディアコンテンツを取り出し、時間シフトされたメディアストリームとしてローカルネットワークデバイス、例えばDMRにコンテンツを提供する。
【0036】
時間シフトされたメディアコンテンツのプレイバック速度が僅かだけ、例えば5%だけ増加すれば、増加は目立たないであろうが、ライブメディアストリームに追いつくことをそれでも許容し、メディアマルチプレクサは直接メディアストリーミングサーバからローカルネットワークUEにメディアストリームを最終的に提供できるであろう。好ましくは、速度はユーザにより選択可能であり、EPGのタイミングとのメディアコンテンツの同期をユーザに可能にする。ユーザは外部ネットワーク接続UEにより、またはDMRにより直接ライブメディアストリームの再生を休止および再開できよう。
【0037】
ローカルネットワークがDLNAネットワークであり、外部ネットワークがインターネットである本発明の実施形態による例示的使用の場合では、エンドユーザはインターネット接続UE、例えば移動電話機またはPCにログインする。その後、ユーザは事前選択インターネット・メディア・コンテンツ・プロバイダから、例えば利用可能で、ポピュラなテレビジョンニュースプログラムに関する、並びに利用可能で、適切なDLNA互換デバイスに関する情報の送信をメディア統合ノードに要求する。応答して、エンドユーザはコンテンツデータノードおよびメディア統合ノードを介してインターネット・メディア・コンテンツ・プロバイダにより提供する短い説明、サムネイルおよび種々の追加メタデータを含むリスト並びに利用可能DLNAネットワーク内の利用可能で、適切なデバイスリストを折り返し受信する。エンドユーザはリビングルームに置く、例えばDLNA互換TVを選択し、選択ニュースプログラムおよびリビングルームの選択TVを示す再生コマンドをメディア統合ノードに送信する。
【0038】
メディア統合ノードは再生コマンドであって、メディアストリームをローカルネットワークのメディアマルチプレクサノードにより被選択TVに提供するであろうことをも示すコマンドを仮想コントロールノードを介して転送する。メディアマルチプレクサノードはユーザ選択されたメディアコンテンツのURLを含むプレイリストをメディア統合ノードから受信し、被選択リビングルームTVに転送するメディアコンテンツをストリーミングサーバから検索することによりストリームを作成するであろう。
【0039】
エンドユーザが、例えば電話応答のためライブメディアコンテンツの再生休止を望めば、および望む場合、エンドユーザはインターネット接続UE、または直接DLNA互換TVで休止コマンドを入力し、TVディスプレーの画像をフリーズさせる。メディアマルチプレクサノードがTVへのメディアストリームの休止を検知すると、メディアマルチプレクサノードは利用可能格納デバイスがローカルネットワーク内に存在するかを判断するであろう。存在すれば、メディアマルチプレクサノードは格納デバイスにライブメディアストリームを格納するであろう。後にエンドユーザがメディアコンテンツの視聴再開を望むと、ユーザ(彼/彼女)はインターネット接続UE、またはTVにおいて直接再生再開コマンドを入力する。メディアマルチプレクサノードがメディアストリームが再開しようとすることを検知すると、メディアマルチプレクサノードはライブメディアストリームに代わり時間シフトされたメディアストリームとして格納メディアストリームをTVに提供するであろう。そのことにより、エンドユーザは何も見失うことなくメディアコンテンツの視聴を再開できる。オプションとして、エンドユーザは選択可能なより高速で時間シフトされたメディアストリームを再生し、ライブメディアストリームに追いつくことができる。
【0040】
従って、本発明の好ましい実施形態はメディア統合ノード(MA、media aggregating node)、メディアマルチプレクサノード(MUX、media muxer node)および外部ネットワークに接続可能UE、例えばインターネットに接続可能UE(IC UE、Internet-connectable UE)により実装し、これらを以下で説明する:
−メディア統合ノードはコンテンツデータベースに接続し、コンテンツデータベースはプレイリストでメディアマルチプレクサノードに転送するURLをメディア統合ノードに送信でき、プレイリストは広告も含みえよう。メディア統合ノードは外部ネットワーク接続UEおよび1つ以上のローカルネットワーク、例えばDLNAネットワークの仮想コントロールノードとさらに通信できる。
【0041】
−ローカルネットワークのメディアマルチプレクサノードはメディア統合ノードから情報、例えばURLを受信し、メディアストリーミングサーバからユーザ選択されたメディアコンテンツおよびストリーミングサーバでありうる広告サーバから広告の検索をメディアマルチプレクサノードに可能にする。この情報はメディア統合ノードにより出力するか、または要求に応じて送信できよう。その後、メディアマルチプレクサノードはユーザ選択されたローカルネットワーク互換デバイスに提供するストリームを作成する。
【0042】
このように、メディアマルチプレクサノードはメディア統合ノード、メディアストリーミングサーバ、広告サーバ、並びにローカルネットワーク、例えばDLNAネットワークのローカルネットワーク互換デバイスと通信できる。
【0043】
−外部ネットワークに接続可能UE、例えばPCまたは移動電話機は利用可能外部ネットワークメディアコンテンツおよびローカルネットワーク内の利用可能で、適切なローカルネットワーク互換UEをユーザに表示でき、そのことにより、外部ネットワークメディアコンテンツ並びに利用可能なローカルネットワーク互換UEを選択し、ローカルネットワーク内の選択されたローカルネットワークUEでの選択されたメディアコンテンツの再生を、例えば開始し、メディアコンテンツの再生を休止並びに再開する制御コマンドの送信をユーザに可能にする。外部ネットワークに接続可能UEはメディア統合ノードと通信できる。
【0044】
本発明の実装に関係する他のノードは以下である:
−仮想コントロールノードはローカルネットワーク内に配置され、ローカルネットワーク内ローカルネットワーク互換UEにプレゼンスおよび制御メッセージを通信するDLNAネットワークにおける、例えばDMC(Digital Media Controller、ディジタルメディアコントローラ)として動作する。仮想コントロールノードは、例えばUPnPによりローカルネットワーク内UE並びにメディア統合ノードと通信できる。例示的実装によれば、仮想コントロールノードはホームゲートウェイを介してメディア統合ノードと通信し、ホームゲートウェイノードと位置共有できよう。
【0045】
−メディア統合ノードとの通信により利用可能メディアタイトルおよびその各URLを公開するインターネット・メディア・コンテンツ・プロバイダにより所有するコンテンツデータノード。
【0046】
−メディアマルチプレクサノードがメディアストリームを検索し、ローカルネットワークUEにメディアストリームを提供するストリーミングサーバノード。
【0047】
仮想コントロールノード4およびDLNA互換UE5、例えばDMR(Digital Media Renderer、ディジタルメディアレンドラ)を含む例示的DLNAネットワーク7を概略的に例示するブロック図である図2に、上記ノードを全て示す。仮想コントロールノードは、例えば(図示しない)ホームゲートウェイを介してメディア統合ノード2と通信を続け、メディア統合ノードはDLNAネットワーク外部のインターネット接続UE1と通信を続け、DLNA内のDMRでのインターネット・メディア・コンテンツの制御をUEに可能にし、ストリームをメディアマルチプレクサノード10によりDMR5に提供する。メディアマルチプレクサノードはメディアストリーミングサーバ8からメディアストリームを入手し、休止の間メディアストリームを格納するDMRまたはDMS3(Digital Media Storage/Server、ディジタルメディアストレージ/サーバ)に提供するストリームを作成する。メディア統合ノードはコンテンツデータノード9とさらに通信でき、プレイリストでメディアマルチプレクサノードに転送し、メディアマルチプレクサノードに出力するか、または要求に応じて送信するか何れかである利用可能メディアタイトルおよびその各URLを入手する。
【0048】
図3aは本発明の例示的実施形態によりインターネット接続UE1がメディア統合ノード2にログインし、DLNAネットワーク内のDLNA互換デバイスでインターネット・メディア・コンテンツの制御をIC UE1に可能にする方法を示す例示的信号図である。信号S2で、IC UE1はユーザ名およびパスワードの送信によりMA2(メディア統合ノード)にログインし、MAは信号S1でユーザ名およびパスワードをMAに転送した仮想コントロールノード4にユーザが以前にログインしたかを判断する。
【0049】
信号S3およびS4で、DMR5およびDMS3は、例えばDMR5およびDMS3が利用可能であるプレゼンス情報を含むUPnPの公開をVC4にそれぞれ送信する。VCは次いで信号S5でプレゼンス情報をMAに転送する。信号6で、MAはインターネット・メディア・コンテンツに関する情報をIC UEに送信し、インターネット・メディア・コンテンツ情報は(図示しない)コンテンツデータノードを介してコンテンツプロバイダからMAにより入手している。さらに信号S7で、MAは利用可能で、適切なDLNA UEに関する情報をIC UEに送信する。その後、信号S6およびS7で受信する情報を使用して、ユーザはインターネット・メディア・コンテンツおよびDLNA UEを選択し、VCを介してDLNA UEに転送する再生コマンドをMAに送信できる。
【0050】
このように、メディア統合ノード2は仮想コントロールノード4を介してローカルネットワークのローカルネットワークUEから状態およびプレゼンス情報を受信する。ユーザがローカルネットワーク外部の外部ネットワーク接続UE1にログインすると、メディア統合ノードは外部ネットワーク接続UEからユーザログイン情報を受信する。メディア統合ノードはユーザを認証し、要求に応じて外部ネットワーク接続UEに外部ネットワークメディアに関する情報を送信する。さらに、メディア統合ノードはユーザまたは関連ユーザがメディア統合ノードが通信を続ける仮想コントロールノードにログインしているかも判断する。ログインしていれば、メディア統合ノードは代表的に要求に応じて利用可能で、適切なローカルネットワークUEに関する情報を外部ネットワーク接続UEに送信するであろう。メディア統合ノードが外部ネットワーク接続UEから選択外部ネットワークメディアおよび選択されたローカルネットワークUEに関連するユーザ選択制御コマンドを受信すると、メディア統合ノードは仮想コントロールノードに制御コマンドを転送するであろう。
【0051】
図3bはDLNAネットワーク内のDMRでライブメディアストリームの再生を開始するIC UEを示す例示的信号図である。信号S1で、エンドユーザはIC UEを使用して選択するDMR5でのあるライブメディアセッションの再生コマンドをMAに送信し、MAは信号S2で再生コマンドをVCに転送する。次に、VCは信号S3で対応UPnP再生コマンドとして再生コマンドをDMRに転送し、コマンドはライブメディアストリームをローカルネットワークのメディアマルチプレクサノード10により提供するであろうことをさらに示す。
従って、DMRは信号S4でメディアマルチプレクサからストリームを要求し、メディアマルチプレクサは信号S5でプレイリストの要求をMAに送信する。MAは信号S6でユーザ選択されたメディアコンテンツの、および恐らくまた広告のURLを含むプレイリストをメディアマルチプレクサに転送する。
【0052】
次に、メディアマルチプレクサノードは信号S7でストリーミングサーバ8からライブメディアストリームを検索し、信号S8でDMRに提供する。DMRは信号S9でメディアコンテンツの再生を続けるUPnPの公開を発行し、UPnPの公開を信号S10でMAに転送する。
【0053】
図4aはDMRでのライブメディアストリームの時間シフトを示す例示的信号図であり、時間シフトはインターネット接続UEにより開始し、メディアストリームはメディアマルチプレクサノードにより提供する。エンドユーザは信号S11でそのIC UEで休止コマンドを入力し、休止コマンドはMA2を介してVC4に転送する。VCは信号S12で対応UPnP休止コマンドをDMRに発行し、MUXは信号S13でDMRへのメディアストリーミングの休止を検知する。MUXは信号S14でライブメディアストリームを格納する利用可能DMSがDLNAネットワークに存在するかを判断し、存在すれば、MUXは信号S15で利用可能DMSにメディアストリームを格納する。
【0054】
次に、エンドユーザはメディアコンテンツの視聴再開を望み、信号S16で再生再開コマンドをそのIC UEに入力し、再生再開コマンドはMA2を介してVC4に転送する。VCは信号S17で対応UPnPの再開コマンドをDMRに発行し、信号S18でMUXはDMRがメディアストリーミングの再開を望むことを検知する。従って信号S19で、MUXはDMSから時間シフトされたメディアストリームを取り出し、信号S20でDMRに提供する。エンドユーザが時間シフトされたストリームの再生加速を選択する場合、時間シフトされたストリームはライブメディアストリームに最終的に追いつくことになり、MUXはライブメディアストリームをDMSに格納する代わりに信号S21でストリーミングサーバからDMRに直接ライブメディアストリームの提供を続けるであろう。
【0055】
図4bはDMRでのライブメディアストリームの時間シフトであって、例えば遠隔制御によりDMRで直接開始する時間シフトを示す例示的信号図である。信号S11で、エンドユーザはDMR(例えば、TV)で休止コマンドを入力し、DMRは信号S12でストリーミングを停止する。従って信号S13で、MUXはDMRへのメディアストリームの休止を検知し、信号S14でライブメディアストリームを格納する利用可能DMSがDLNAネットワークに存在するかを判断する。存在すれば、MUXは信号S15で利用可能DMSにメディアストリームを格納する。
【0056】
次に、エンドユーザはメディアコンテンツの視聴再開を望み、信号S16で再生再開コマンドをDMRに入力し、MUXは信号S17およびS18でDMRがメディアストリーミングの再開を望むことを検知する。従って信号S19で、MUXはDMSから時間シフトされたメディアストリームを取り出し、信号S20でDMRに提供する。エンドユーザが時間シフトされたストリームの再生加速を選択する場合、時間シフトされたストリームはライブメディアストリームに最終的に追いつくことになり、MUXはライブメディアストリームをDMSに格納する代わりに信号S21でストリーミングサーバからDMRに直接ライブメディアストリームの提供を続けるであろう。
【0057】
図5は本発明の実施形態を示すフロー図であり、本発明の実施形態によれば外部ネットワーク接続UEはローカルネットワークUEでのライブメディアストリームのプレイアウトを休止し、時間シフトされたメディアストリームのプレイアウトを再開する。ステップ42で、外部ネットワーク接続UEはメディア統合ノードに再生コマンドを送信し、メディアマルチプレクサノードからローカルネットワークUEにより受信するライブメディアストリームとして選択されたローカルネットワークUEでの選択されたメディアコンテンツの再生を開始する。ステップ43で、外部ネットワーク接続UEは、仮想コントロールノードを介してメディアストリームを再生するローカルネットワークUEに転送する、休止コマンドをメディア統合ノードに送信し、仮想コントロールノードはローカルネットワークUEへの対応ローカルネットワーク適合コマンドを発行し、結果としてローカルネットワークUEがメディアマルチプレクサノードからのストリーミングを停止することになり、メディアマルチプレクサノードはローカルネットワークストレージにメディアストリームを格納する。後にメディアセッション再開のために、外部ネットワーク接続UEはステップ44で、仮想コントロールノードを介してローカルネットワークUEに転送する、再生再開コマンドをメディア統合ノードに送信し、仮想コントロールノードはローカルネットワークUEへの対応ローカルネットワーク適合コマンドを発行する。これはローカルネットワークUEがメディアマルチプレクサノードからのストリーミングを再開することに繋がることになり、メディアマルチプレクサノードはライブメディアストリームの代わりにローカルネットワークUEにローカルネットワークストレージから格納時間シフトされたメディアストリームを今度は提供する。
【0058】
図6は本発明の実施形態を示すフロー図であり、本発明の実施形態によればメディア統合ノードはローカルネットワークUEでのライブメディアストリームのプレイアウトを休止し、時間シフトされたメディアストリームのプレイアウトを再開する。ステップ52で、メディア統合ノードは外部ネットワーク接続UEから再生コマンドを受信し、外部ネットワークメディアコンテンツおよびローカルネットワークUEを選択し、仮想コントロールノードに再生コマンドを転送し、メディアマルチプレクサノードからローカルネットワークUEにより受信するメディアストリームとしてローカルネットワークUEでメディアコンテンツを再生する。ステップ53で、メディア統合ノードはメディアマルチプレクサノードにプレイリストを転送し、メディアストリーミングサーバから選択されたメディアコンテンツの取り出しをメディアマルチプレクサノードに可能にする。次にステップ54で、メディア統合ノードは、仮想コントロールノードを介してメディアストリームを再生するローカルネットワークUEに転送する、休止コマンドを外部ネットワーク接続UEから受信し、仮想コントロールノードはローカルネットワークUEへの対応ローカルネットワーク適合コマンドを発行する。これは結果としてローカルネットワークUEがメディアマルチプレクサノードからのストリーミングを停止し、メディアマルチプレクサノードはローカルネットワークストレージにメディアストリームを格納することになろう。後にステップ55で、メディア統合ノードは、仮想コントロールノードを介してローカルネットワークUEに転送する、再生再開コマンドを外部ネットワーク接続UEから受信し、仮想コントロールノードはローカルネットワークUEへの対応ローカルネットワーク適合コマンドを発行する。これはローカルネットワークUEがメディアマルチプレクサノードからストリーミングを再開することに繋がることになり、メディアマルチプレクサノードはライブメディアストリームの代わりにローカルネットワークUEにローカルネットワークストレージから格納時間シフトされたメディアストリームを今度は提供する。
【0059】
図7は本発明の実施形態を示すフロー図であり、本発明の実施形態によればメディアマルチプレクサノードはローカルネットワークUEへのライブメディアストリームの休止を検知し、ローカルネットワークUEに時間シフトされたメディアストリームを提供する。ステップ62で、メディアマルチプレクサはローカルネットワークUEがライブメディアストリームのストリーミングを停止したことを検知する。メディアマルチプレクサは利用可能なローカルネットワークストレージがローカルネットワークに存在するかを判断し、存在すればステップ63で利用可能ストレージにライブメディアストリームを格納する。後にステップ64で、メディアマルチプレクサはローカルネットワークストレージのストリーミング再開試行を検知し、ステップ65でライブメディアストリームの代わりにローカルネットワークストレージから時間シフトされたメディアストリームを提供する。
【0060】
好ましい実施形態によれば、メディアマルチプレクサノードはメディア統合ノードからプレイリストを受信し、プレイリストに従いメディアストリーミングサーバからメディアコンテンツを検索し、メディアストリームをローカルネットワークUEに提供した後に図7によるステップを実行する。
【0061】
例示的代替実施形態によれば、メディアストリームの休止および/または再開は外部ネットワーク接続UEからに代わりローカルネットワークUEから直接開始する。好ましくは、エンドユーザはその外部ネットワーク接続UE、例えばインターネット接続PC若しくは移動電話機で、またはローカルネットワークUE、例えばDLNA互換TVで直接メディアストリームの休止および再開を選択できる。
【0062】
さらなる実施形態によれば、時間シフトされたメディアストリームのプレイアウト速度はエンドユーザにより選択可能であり、ライブメディアストリームへの追いつきおよびEPG(Electronic Program Guide、電子プログラムガイド)との同期を最終的に可能にする。時間シフトされたメディアストリームがライブメディアストリームと同期すると、メディアマルチプレクサノードはライブメディアストリームをローカルネットワークストレージ、例えばDMSに格納する代わりに再度ローカルネットワークUEに直接ライブメディアストリームを提供するであろう。
【0063】
好ましい実施形態によれば、ローカルネットワークはDLNAネットワークであり、カルネットワークUEはDLNA互換であり、外部ネットワークはインターネットである。
【0064】
図8は本発明の実施形態による例示的外部ネットワークに接続可能UEを概略的に示し、例えばPC(Personal Computer、パーソナルコンピュータ)または移動電話機は外部ネットワーク、例えばインターネットと通信するようにする。UEはメディア統合ノードとの通信デバイス71並びに、例えば利用可能外部ネットワークメディアコンテンツの表示デバイス72およびローカルネットワーク内のユーザに利用可能なローカルネットワーク互換UEを備え、例えばメディアコンテンツ並びに利用可能なローカルネットワークUEの選択をユーザに可能にする。UEは適切なユーザ入力手段、例えばUEがメディア統合ノードにログイン情報並びに制御コマンドの送信および、例えば時間シフトされたメディアストリームのプレイアウト速度の選択を開始する(図示しない)キーをさらに備える。
【0065】
メディア統合ノードとの通信デバイス71は適切な送信機および受信機を含み、送信機はローカルネットワークUEで再生するライブメディアストリームの休止コマンド、並びに休止後の時間シフトされたメディアストリームの再生再開コマンドを転送するようにする。
【0066】
好ましい例示的実施形態によれば、メディア統合ノードとの通信デバイス71はログインユーザであって、ローカルネットワークの仮想コントロールノードにログインするユーザからのログイン情報を転送し、ユーザ選択されたローカルネットワークUEでユーザ選択されたメディアコンテンツを再生する再生コマンドをメディア統合ノードに送信するようにさらにする。
【0067】
別の例示的実施形態によれば、デバイス71は時間シフトされたメディアストリームのユーザ選択プレイアウト速度を示すコマンドを転送するようにさらにする。
【0068】
図9は本発明の実施形態による例示的メディア統合ノードおよび例示的メディアマルチプレクサノードを概略的に示す。
【0069】
以前に説明したように、ローカルネットワークのメディア統合ノード2はユーザ認証、全要求およびプレゼンスメッセージの処理、データ格納並びにユーザプロファイルの利用可能化および外部ネットワーク接続UEで表示するメディア並びにデバイスメタデータの取り扱いを担う。メディア統合ノードは外部ネットワーク接続UE1との通信デバイス81を含み、該デバイスはローカルネットワークUEでのライブメディアストリームの再生休止コマンド並びに休止後の時間シフトされたメディアストリームの再生再開コマンドを受信するようにする受信機を含む。好ましくは、受信機は外部ネットワーク接続UEユーザからのユーザログイン情報並びにユーザ選択第1のローカルネットワークUEでのユーザ選択されたメディアコンテンツの再生コマンドを受信するようにもする。さらなる例示的実施形態によれば、受信機は休止後の時間シフトされたメディアストリームのユーザ選択プレイアウト速度を示すメッセージを受信するようにする。
【0070】
メディア統合ノードは1つ(以上の)仮想コントロールノード4との通信デバイス82をさらに備え、該デバイスはローカルネットワークUEでのライブメディアストリームの再生休止コマンド並びに休止後の時間シフトされたメディアストリームの再生再開コマンドを転送するようにする送信機および受信機を含む。好ましくは、送信機はメディアマルチプレクサノードにより提供するメディアストリームとしてユーザ選択第1のローカルネットワークUEでのユーザ選択されたメディアコンテンツの再生コマンドを転送するようにもする。さらなる例示的実施形態によれば、送信機は休止後の時間シフトされたメディアストリームのユーザ選択プレイアウト速度を示すメッセージを転送するようにする。
【0071】
さらに、メディア統合ノードはメディアマルチプレクサノードとの通信デバイス83を備え、本デバイスはメディアマルチプレクサノードにユーザ選択されたメディアコンテンツのプレイリストを転送するように好ましくはする。
【0072】
メディアマルチプレクサノード10はメディア統合ノードから受信するプレイリストに従い(図9に示さない)メディアストリーミングサーバからのメディアコンテンツの検索によりメディアストリームを作成し、ストリームを被選択されたローカルネットワークUE5に提供するようにする。従って、メディアマルチプレクサノードはメディア統合ノード2との通信デバイス85をも備え、本デバイスはメディアコンテンツの前記プレイリストを受信するようにする受信機および送信機を含む。
【0073】
メディアマルチプレクサノードはローカルネットワークUEとの通信デバイス86をさらに備え、本デバイスはローカルネットワークUEがメディアマルチプレクサノードにより提供するメディアストリームのストリーミングを休止または再開したことを検知するようにする送信機および受信機を含む。本デバイスはローカルネットワークストレージがメディアストリームの格納に利用可能であるかを判断するようにさらにし、利用可能であれば休止を検知した後ローカルネットワークストレージにライブメディアストリームを格納し、休止後時間シフトされたメディアストリームとして格納メディアストリームをローカルネットワークUEに提供する。
【0074】
さらなる例示的実施形態によれば、時間シフトされたメディアストリームがライブメディアストリームに追いつけばおよび追いつくと、メディアマルチプレクサノードはローカルネットワークストレージからの時間シフトされたメディアストリームに代わりライブメディアストリームをローカルネットワークUEに提供するようにする。
【0075】
図8および図9に例示するように、外部ネットワークに接続可能UE1、メディア統合ノード2並びにメディアマルチプレクサノード10はプログラム化マイクロプロセッサまたは汎用コンピュータと共に動作するソフトウェアを使用する、および/またはアプリケーション特定集積回路(application specific integrated circuit、ASIC)を使用する物理若しくは論理エンティティにより実装できることに留意すべきである。
【0076】
さらに、以上で述べ、説明する実施形態は例としてのみ示し、本発明に対する限定であるべきではない。添付する特許請求の範囲で請求するように、本発明の範囲内の他のソリューション、使用法、目的および動作は当業者に明らかである筈である。
【0077】
略語
DLNA ディジタル生活ネットワーク協定
DLNA UE DLNA互換ユーザ装置
DMC ディジタルメディアコントローラ
DMP ディジタルメディアプレーヤ
DMS ディジタルメディアストレージ/サーバ
DMR ディジタルメディアレンドラ
UPnP 汎用プラグアンドプレイ
MA メディア統合ノード
VC 仮想コントロールノード
MUX メディアマルチプレクサノード
IC UE インターネット接続ユーザ装置

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ローカルネットワークUE(5)で再生するライブメディアストリームを時間シフトするローカルネットワーク(7)のメディアマルチプレクサノード(10)における方法であって、
メディアストリームの再生は、前記ローカルネットワークの外部に配置され、メディア統合ノード(2)と通信する外部ネットワーク接続UE(1)によって開始され、
ユーザが、前記外部ネットワーク接続UEと、前記ローカルネットワークの仮想コントロールノード(4)とへログインされ、
前記仮想コントロールノード及び前記メディアマルチプレクサノードの両方が前記メディア統合ノードに接続され、
前記メディアマルチプレクサノードは、さらに前記ローカルネットワークUEへメディアストリームを提供するメディアストリームングサーバ(8)及びローカルネットワークストレージ(3)に接続され、
前記方法は、前記メディアマルチプレクサノードによって、
前記ローカルネットワークUEへの前記メディアストリームの休止を検知するステップ(62)と、
利用可能なローカルネットワークストレージ(3)において前記メディアストリームを格納するステップ(63)と、
前記ローカルネットワークへの前記メディアストリームの再開を検知するステップ(64)と、
前記ローカルネットワークストレージから前記ローカルネットワークUEへ時間シフトされたメディアストリームを提供するステップ(65)と
を実行することを特徴とする方法。
【請求項2】
前記メディアマルチプレクサノードは、前記時間シフトされたメディアストリームが前記ライブメディアストリームに追いつけば、該ライブメディアストリームを前記ローカルネットワークUEへ提供することを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記メディアマルチプレクサノードは、前記ローカルネットワークストレージがメディアストリームのストレージとして利用可能であるか否かを判定することを特徴とする請求項1又は2に記載の方法。
【請求項4】
前記メディアマルチプレクサノードは、さらに、
前記メディア統合ノードから再生リストを受信するステップと、
メディアストリーミングサーバから前記メディアストリームを取り出し、前記ローカルネットワークUEへ提供するステップと
を先行して実行することを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の方法。
【請求項5】
前記時間シフトされたメディアストリームは、ユーザが選択した速度で再生されることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の方法。
【請求項6】
前記ライブメディアストリームの再生の前記休止は、前記外部ネットワーク接続UE(1)によって、又は、前記ローカルネットワークUEによって開始されることを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の方法。
【請求項7】
前記メディアストリームの再生の前記再開は、前記外部ネットワーク接続UE(1)によって、又は、前記ローカルネットワークUEによって開始されることを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載の方法。
【請求項8】
前記ローカルネットワークは、DLNAネットワークであり、
前記ローカルネットワークUEは、DLNA互換であることを特徴とする請求項1乃至7の何れか1項に記載の方法。
【請求項9】
ローカルネットワークで再生するライブメディアストリームを時間シフトするためのメディア統合ノード(2)における方法であって、
メディアストリームの再生は、前記ローカルネットワークの外部に配置され、メディア統合ノード(2)と通信する外部ネットワーク接続UE(1)によって開始され、
前記ローカルネットワークは、さらに、前記メディア統合ノードに接続されるメディアマルチプレクサノード(10)及び仮想コントロールノード(4)を備え、
前記メディアマルチプレクサノードは、さらに前記ローカルネットワークUEへメディアストリームを提供するメディアストリームングサーバ(8)及びローカルネットワークストレージ(3)に接続され、
ユーザが、前記外部ネットワーク接続UEと、前記ローカルネットワークの前記仮想コントロールノードとへログインされ、
前記方法は、前記メディア統合ノードによって、
前記ライブメディアストリームに対する前記外部ネットワーク接続UE(1)からの休止コマンドを受信し、前記ライブメディアストリームを利用可能なローカルネットワークストレージ(3)に格納する前記メディアマルチプレクサノード(10)から受信した該ライブメディアストリームの再生を休止するために、前記仮想コントロールノード(4)を介して該コマンドを前記ローカルネットワークUEへ転送するステップ(54)と、
前記外部ネットワーク接続UE(1)から、前記ライブメディアストリームのための再開再生コマンドを受信し、前記ローカルネットワークストレージに格納された前記時間シフトされたメディアストリームを前記ローカルネットワークUEへ提供する前記メディアマルチプレクサノードから受信した前記メディアストリームの再生を再開するために、前記仮想コントロールノード(4)を介して、前記ローカルネットワークUEへ該再開再生コマンドを転送するステップ(55)と
の少なくとも1つのステップが実行されることを特徴とする方法。
【請求項10】
前記メディア統合ノードは、さらに、
ユーザ選択されたローカルネットワークUEでユーザ選択されたライブメディアコンテンツを再生するために、前記外部ネットワーク接続UE(1)からのコマンドを受信するステップ(52)と、
前記メディアマルチプレクサノードから受信したライブメディアストリームとして、前記ローカルネットワークUE上で前記メディアコンテンツを再生するために、前記ローカルネットワークの前記仮想コントロールノードへコマンドを送信するステップと、
前記メディアマルチプレクサノードへ再生リストを送信するステップ(53)と
を先行して実行することを特徴とする請求項9に記載の方法。
【請求項11】
前記時間シフトされたメディアストリームは、ユーザが選択可能な速度で再生されることを特徴とする請求項9又は10に記載の方法。
【請求項12】
メディア統合ノード(2)と通信することによってローカルネットワークの外部からローカルネットワークUE(5)上で再生するライブメディアストリームを時間シフトする外部ネットワーク接続UE(1)における方法であって、
メディアストリームの再生は、前前記外部ネットワーク接続UE(1)によって開始され、
前記ローカルネットワークは、さらに、前記メディア統合ノードに接続されるメディアマルチプレクサノード(10)及び仮想コントロールノード(4)を備え、
前記メディアマルチプレクサノードは、さらに前記ローカルネットワークUEへメディアストリームを提供するメディアストリームングサーバ(8)及びローカルネットワークストレージ(3)に接続され、
ユーザが、前記外部ネットワーク接続UEと、前記ローカルネットワークの前記仮想コントロールノードとへログインされ、
前記方法は、前記外部ネットワーク接続UEによって、
前記メディアマルチプレクサノードが利用可能なローカルネットワークストレージに格納する前記ライブメディアストリームの再生に対して、前記仮想コントロールノードを介して前記ローカルネットワークUEへ転送されるべき休止コマンドを前記メディア統合ノード(2)へ送信するステップ(43)と、
前記ライブメディアストリームの再生を再開するために、前記仮想コントロールノードを介して前記ローカルネットワークUEへ転送されるべき再開コマンドを前記メディア統合ノード(2)へ送信するステップ(44)と
の少なくとも1つのステップが実行されることを特徴とする方法。
【請求項13】
前記外部ネットワーク接続UEは、さらに、
ユーザ選択されたローカルネットワークUE上でユーザ選択されたライブメディアコンテンツを再生するために、コマンドを前記メディア統合ノード(2)へ送信するステップ(42)
を先行して実行することを特徴とする請求項12に記載の方法。
【請求項14】
前記外部ネットワーク接続UEは、さらに、
前記時間シフトされたメディアの再生におけるユーザ選択された速度を示すメッセージであって、前記仮想コントロールノードを介して前記ローカルネットワークUEへ転送されるべき前記メッセージを前記メディア統合ノードへ送信するステップ(42)
を実行することを特徴とする請求項12又は13に記載の方法。
【請求項15】
前記外部ネットワークは、インターネットであり、
前記外部ネットワーク接続UEは前記インターネットへ接続されることを特徴とする請求項12乃至14の何れか1項に記載の方法。
【請求項16】
ローカルネットワークUE(5)上で再生するメディアストリームを時間シフトするように構成され、ローカルネットワークにおけるメディアマルチプレクサノード(10)であって、
メディアストリームの再生は、前記ローカルネットワークの外部に配置され、メディア統合ノード(2)と通信する外部ネットワーク接続UE(1)によって開始され、
前記メディアマルチプレクサノードは、前記ローカルネットワークUEへメディアストリームを提供するメディアストリーミングサーバ(8)及びローカルネットワークストレージ(3)へ接続可能であり、
ユーザが、前記外部ネットワーク接続UEと、前記ローカルネットワークの仮想コントロールノード(4)とへログインされ、
前記仮想コントロールノード及び前記メディアマルチプレクサノードの両方が前記メディア統合ノードに接続され、
複数のローカルネットワークUEと通信するためのデバイス(86)を備え、
前記デバイスは、
前記ローカルネットワークUE(5)への前記ライブメディアストリームの休止を検知し、
利用可能なローカルネットワークストレージ(3)に前記メディアストリームを格納し、
前記ローカルネットワークUE(5)への前記メディアストリームの再開を検知し、
前記ローカルネットワークストレージから前記ローカルネットワークUEへ前記時間シフトされたメディアストリームを提供するように構成されることを特徴とするメディアマルチプレクサノード。
【請求項17】
前記時間シフトされたメディアストリームが前記ライブメディアストリームに追いつけば、前記ライブメディアストリームを前記ローカルネットワークUEへ提供するように構成されることを特徴とする請求項16に記載のメディアマルチプレクサノード。
【請求項18】
前記ローカルネットワークストレージがメディアストリームのストレージとして利用可能であるか否かを判定するようにさらに構成されることを特徴とする請求項16又は17に記載のメディアマルチプレクサノード。
【請求項19】
前記ライブメディアストリームの再生の前記休止は、前記外部ネットワーク接続UE(1)によって、又は、前記ローカルネットワークUEによって開始されることを特徴とする請求項16乃至18の何れか1項に記載のメディアマルチプレクサノード。
【請求項20】
前記メディアストリームの再生の前記再開は、前記外部ネットワーク接続UE(1)によって、又は、前記ローカルネットワークUEによって開始されることを特徴とする請求項16乃至19の何れか1項に記載のメディアマルチプレクサノード。
【請求項21】
前記ローカルネットワークは、DLNAネットワークであり、
前記ローカルネットワークUEは、DLNA互換であることを特徴とする請求項16乃至20の何れか1項に記載のメディアマルチプレクサノード。
【請求項22】
ローカルネットワークで再生するライブメディアストリームを時間シフトするメディア統合ノード(2)であって、
メディアストリームの再生は、前記ローカルネットワークの外部に配置され、メディア統合ノード(2)と通信する外部ネットワーク接続UE(1)によって開始され、
前記ローカルネットワークは、さらに、前記メディア統合ノードに接続されるメディアマルチプレクサノード(10)及び仮想コントロールノード(4)を備え、
前記ローカルネットワークのメディアマルチプレクサノード(10)は、前記ローカルネットワークUE(5)へメディアストリームを提供するメディアストリームングサーバ(8)及びローカルネットワークストレージ(3)に接続され、
ユーザが、前記外部ネットワーク接続UEと、前記ローカルネットワークの前記仮想コントロールノードとへログインされ、
前記メディアマルチプレクサノード及び前記仮想コントロールノードの両方が前記メディア統合ノードへ接続可能であり、
前記外部ネットワーク接続UEと通信するためのデバイス(81)と、
前記仮想コントロールノード(4)と通信するためのデバイス(82)と、を備え、
前記デバイス(81)は、
前記ライブメディアストリームの再生を休止するコマンドを受信し、
前記ライブメディアストリームの再生を再開するコマンドを受信するように構成され、 前記デバイス(82)は、
利用可能なローカルネットワークストレージに前記メディアストリームを格納する前記メディアマルチプレクサノードからの該メディアストリームの、前記ローカルネットワークUEでの再生を休止するコマンドを転送し、
前記ローカルネットワークストレージに格納された前記時間シフトされたメディアストリームを提供する前記メディアマルチプレクサノードからの前記メディアストリームの、前記ローカルネットワークUEでの再生を再開するコマンドを転送するように構成されることを特徴とするメディア統合ノード。
【請求項23】
前記デバイス(81)は、さらに、
ユーザ選択されたローカルネットワークUE上でユーザ選択されたライブメディアコンテンツを再生するコマンドを受信するように構成され、
前記デバイス(82)は、さらに、
前記メディアマルチプレクサノードから前記ローカルネットワークUEによって受信されるべきライブメディアストリームとして、前記ローカルネットワークUE上で前記ライブメディアコンテンツを再生するコマンドを送信するように構成され、
前記メディアマルチプレクサノードと通信するためのデバイスが再生リストを転送するように構成されることを特徴とする請求項22に記載のメディア統合ノード。
【請求項24】
前記仮想コントロールノードへ転送されるべき、前記時間シフトされたメディアストリームの再生におけるユーザ選択された速度を示す、前記外部ネットワーク接続UEからのメッセージを受信するようにさらに構成されることを特徴とする請求項22又は23に記載のメディア統合ノード。
【請求項25】
メディア統合ノード(2)と通信することによってローカルネットワークの外部からローカルネットワークUE(5)上で再生するライブメディアストリームを時間シフトする外部ネットワーク接続UE(1)であって、
メディアストリームの再生は、前前記外部ネットワーク接続UEによって開始され、
メディアマルチプレクサノード(10)は、前記ローカルネットワークUEへメディアストリームを提供するメディアストリームングサーバ(8)及びローカルネットワークストレージ(3)に接続され、
ユーザが、前記外部ネットワーク接続UEと、前記ローカルネットワークの前記仮想コントロールノードとへログインされ、
前記メディアマルチプレクサノード及び前記仮想コントロールノードの両方が前記メディア統合ノードへ接続可能であり、
前記メディア統合ノードと通信するためのデバイス(71)を備え、
前記デバイス(71)は、
前記仮想コントロールノードを介して前記ローカルネットワークへ転送されるべきコマンドであって、前記ライブメディアストリームの再生を休止する前記コマンドを送信し、
前記仮想コントロールノードを介して前記ローカルネットワークへ転送されるべきコマンドであって、前記メディアストリームの再生を再開する該コマンドを送信するように構成され、
前記メディアマルチプレクサノードは、
利用可能なローカルネットワークストレージに前記メディアストリームを格納し、前記ローカルネットワークストレージに格納された前記時間シフトされたメディアストリームを前記ローカルネットワークUEへ提供することを特徴とする外部ネットワーク接続UE。
【請求項26】
前記デバイス(71)は、さらに、前記仮想コントロールノードへ転送されるべきコマンドであって、ユーザ選択されたローカルネットワークUE上でユーザ選択されたライブメディアコンテンツを再生する該コマンドを送信するように構成されることを特徴とする請求項25に記載の外部ネットワーク接続UE。
【請求項27】
前記時間シフトされたメディアストリームの再生におけるユーザ選択された速度を示すメッセージを送信することを特徴とする請求項25又は26に記載の外部ネットワーク接続UE。
【請求項28】
受信した情報を表示するディスプレイ(72)と、
ユーザ入力手段と
をさらに備えることを特徴とする請求項24乃至26の何れか1項に記載の外部ネットワーク接続UE。
【請求項29】
前記外部ネットワークは、インターネットであり、
前記外部ネットワーク接続UEは、前記インターネットへ接続されるように構成されることを特徴とする請求項24乃至27の何れか1項に記載の外部ネットワーク接続UE。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3a】
image rotate

【図3b】
image rotate

【図4a】
image rotate

【図4b】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate


【公表番号】特表2013−514035(P2013−514035A)
【公表日】平成25年4月22日(2013.4.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−544427(P2012−544427)
【出願日】平成21年12月15日(2009.12.15)
【国際出願番号】PCT/SE2009/051424
【国際公開番号】WO2011/075017
【国際公開日】平成23年6月23日(2011.6.23)
【出願人】(598036300)テレフオンアクチーボラゲット エル エム エリクソン(パブル) (2,266)
【Fターム(参考)】