説明

ラジエータグリル

【課題】製品性能を確保しつつ、良好な見栄えを呈することができるラジエータグリルを提供する。
【解決手段】ラジエータグリル1をインナーグリル10とインナーグリル10の前側に配設したアウターグリル20との二分割で構成し、インナーグリル10が、インナー基枠11と、インナー基枠11内で互いに距離を置いて上下に並設した複数のインナー横バー12,13と、インナー基枠11とインナー横バー12,13の間及びインナー横バー12,13同士の間に設けた複数の縦リブ14〜16と、を備え、アウターグリル20が、インナー基枠11の前側に被さるアウター基枠21と、アウター基枠21内で互いに距離を置いて上下に並設しておりインナー横バー12,13の前側に被さる複数のアウター横バー22,23と、を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、自動車の前部で車幅方向の中央部に配設されるラジエータグリルに関する。
【背景技術】
【0002】
図8は従来のラジエータグリル100の右半分を示す斜視図であり、ラジエータグリル100は、一般に、基枠111と、この基枠111内で互いに距離を置いて上下に並設した複数の横バー112と、基枠111と横バー112の間及び横バー112,112同士の間に設けられ互いに距離を置いて左右に並設した複数の縦リブ113と、縦リブ113,横バー112及び基枠111で囲まれる開口S’の奧部に設けられたメッシュ部材114と、から構成されている。
このような従来のラジエータグリル100では、縦リブ113やメッシュ部材114を等ピッチ間隔に設けることで、ラジエータグリル100の剛性を確保している。また、縦リブ113やメッシュ部材114は、製品精度を向上させるために設けられている部材でもある。
縦リブ113やメッシュ部材114は、意匠的にも見せたくない部分であるため、塗装して黒色化している。
【0003】
特許文献1には、横バーの後側にメッシュ部材を配設したラジエータグリルが開示されている。
【特許文献1】特開2003−48499号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来、ラジエータグリル100を構成する縦リブ113やメッシュ部材114も黒色化してはいるが、ラジエータグリル100の剛性や製品精度を向上させるような寸法で当該ラジエータグリル100に設定しなければならないため、縦リブ113やメッシュ部材114が車両外部から視認される虞もあり、視認されてしまうと車両の見栄えが悪くなってしまう。
【0005】
また、図9は図8の部分拡大斜視図であり、この図に示すように、一体成形のラジエータグリル100では、横バー112や基枠111の一部が変形して、膨れたり垂れ下がったりすることがある。この場合、垂れ下がり等が生じた領域周辺に設定する縦リブ113の車両前後方向の長さLを長くすることが考えられるが、却って車両外側から目立つようになってしまい、車両の良好な意匠性を確保する上で好ましくない。
【0006】
さらに、縦リブ113やメッシュ部材114を黒くするために、ラジエータグリル100の基枠111や横バー112をマスクして塗装処理を行っても、塗装不良が発生し、例えば液ダレで横バー112などに塗料が付着してしまっては良好な意匠を呈することができないため、その部品は使用することができない。
【0007】
本発明は、以上の点に鑑みて創作されたもので、製品性能を確保しつつ、良好な見栄えを呈することができるラジエータグリルを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するため、本発明のラジエータグリルは、インナーグリルとこのインナーグリルの前側に配設されるアウターグリルとの2部品で構成し、そして、インナーグリルが、インナー基枠と、このインナー基枠内で互いに距離を置いて上下に並設した複数のインナー横バーと、インナー基枠とインナー横バーの間及びインナー横バー同士の間に設けられた複数の縦リブと、を備え、また、アウターグリルが、上記インナー基枠の前側に被さるアウター基枠と、このアウター基枠内で互いに距離を置いて上下に並設しておりインナー横バーの前側に被さる複数のアウター横バーと、を備えている。
【0009】
本発明のラジエータグリルにおいて、インナーグリルは、インナー基枠,インナー横バー及び縦リブで囲われる開口及び/又はインナー横バー及び縦リブで囲われる開口の奧部にメッシュ部材を備えている。
本発明のラジエータグリルにおいて、好ましくは、インナー横バーは、アウター横バーが垂れ下がらないようにアウター横バーを支えるガイド部を有する。さらにインナーグリルを黒色系とすると共に、アウターグリルをフードやフェンダーの色と同色系に塗装することが望ましい。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、インナーグリルとアウターグリルとの二分割構成とし、車両内側のインナーグリルにグリル自体の剛性や製品精度を向上させるための縦リブやメッシュ部材を設定し、その外側にアウターグリルを配設することで、当該縦リブやメッシュ部材がラジエータグリルの開口の奧部に位置することになるため、車両外部から直接視認されることを低減させることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
以下、図面に基づいて本発明の実施形態を説明する。なお、図中のFrは車両前方を、Upは車両上方を、RHは車両の横幅方向であって右方を示す。
図1は本発明の実施形態に係るラジエータグリル1の分解斜視図である。この図では、ラジエータグリル1の右半分を表している。
本実施形態のラジエータグリル1は、二分割構成、即ちインナーグリル10と、このインナーグリル10の前側に配設されるアウターグリル20と、から構成されることを特徴としている。
以下、先ずインナーグリル10について説明し、その次にアウターグリル20について説明する。
【0012】
〔インナーグリル10について〕
インナーグリル10は、基枠と複数の横バーと複数の縦リブとメッシュ部材とを備えており、これらをそれぞれインナー基枠11、インナー横バー12,13、縦リブ14〜16、メッシュ部材17と、称する。
インナー基枠11は、車両幅方向に沿って長手の枠体であり、この枠体は上下に距離を置いて並設された一組の長辺部11A,11Bと、これらの長辺部11A,11Bの端部を連結するように上下方向に沿って延出した一組の短辺部(図1では右側の短辺部11Cだけを表している)とから構成されている。
複数のインナー横バー12,13は、インナー基枠11内で互いに距離を置いて上下に並設されたものである。本実施形態では、インナー基枠11の一組の長辺部11A,11Bの間に、2本のインナー横バーが設けられている。
複数の縦リブ14〜16は、インナー基枠11とインナー横バー12,13の間及びインナー横バー12,13同士の間に設けられている。
メッシュ部材17は、インナー基枠11,インナー横バー12,13及び縦リブ14〜16で囲われる開口Sの奧部に設けられたものである。縦リブ14〜16やメッシュ部材17は、インナーグリル10の剛性を確保するため、また製品精度を向上させるために設けられている部材である。
【0013】
〔アウターグリル20について〕
アウターグリル20は、図1に示すように、基枠と横バーとから構成されているが、インナー基枠,インナー横バーとの区別のため、それぞれ、アウター基枠,アウター横バーと称する。アウター基枠21はインナー基枠11の前側に被せられる。また、アウター横バー22,23はこのアウター基枠21内で互いに距離を置いて上下に並設されていて、複数のインナー横バー12,13の前側に被される。
【0014】
アウター基枠21は、車両幅方向に沿って長手の枠体であり、この枠体は上下に距離を置いて並設された一組の長辺部21A,21Bと、これらの長辺部21A,21Bの端部を連結するように上下方向に沿って延出した一組の短辺部(図1では右側の短辺部21Cだけを表している)とから構成されている。
複数のアウター横バー22,23は、アウター基枠21内で互いに距離を置いて上下に並設されたものである。本実施形態では、アウター基枠21の一組の長辺部21A,21Bの間に、2本のアウター横バーが設けられている。アウター横バー22,23と長辺部21A,21Bとの間隔は、アウター横バー22,23同士の間隔よりも広く設定されている。
本実施形態のアウターグリル20は、前述のインナーグリル10と異なり、縦リブやメッシュ部材は設けられていない。
【0015】
本実施形態において、アウター横バー22,23及び長辺部21A,21Bに垂れ下がりが発生しないように、アウター横バー22,23及び長辺部21A,21Bはインナーグリル10のインナー横バー12,13及び長辺部11A,11Bに支えられている。具体的には、インナー横バー12,13及び長辺部11A,11Bは、アウター横バー22,23及び長辺部21A,21Bが垂れ下がらないようにアウター横バー22,23及び長辺部21A,21Bを支えるガイド部を有する。
【0016】
ここで、図2は図1のA−A線に沿ったラジエータグリル1の断面図であり、この図に示すようにアウターグリル20の構成部材である、車幅方向に延出したアウター横バー22,23や長辺部21A,21Bは、断面が略「コ」字型或いは略「つ」字型に構成されており、インナーグリル10のインナー横バー12,13や長辺部11A,11Bは、細幅で車幅方向に長手の板状部材を成し、面を車両上方へ向けて配設されており、このような板面から上方へ突出するように、或いは板状部材の前端から車両前方へ突出するように、アウター横バー22,23や長辺部21A,21Bを支えるガイド部が設けられている。
【0017】
具体的には、上側に配置されたアウター横バー22は、図2に示すように底板部22Aと、この底板部22Aの前端から車両前方側へ張り出した湾曲部22Bと、この湾曲部22Bの上端部から車両後方側へ緩やかな傾斜で高くなる傾斜部22Cと、から成る。
【0018】
このように構成されたアウター横バー22に対して、上側に配置されたインナー横バー12には、図1に示すように、バー前端から前方へ張り出すようにガイド部31が形成されている。このガイド部31は、図2に示すように、上のアウター横バー22の内面に当接するように構成されている。具体的には、ガイド部31は、図2に示すように、バー前端から車両前方へ向けて緩やかに下がった緩斜部31Aと、この緩斜部31Aの前端から車両前方へ張り出した湾曲部31Bと、この湾曲部31Bの下端から車両後方側へ水平に延出した水平部31Cと、から成る。このように形成されたガイド部31では、下側の水平部31Cが湾曲部31Bを介して上側の緩斜部31Aに対して撓み可能であるため、上側のアウター横バー22の内面に弾性的に嵌合することができる。このガイド部31に、アウター横バー22が被着することで、アウター横バー22の垂れ下がりが抑制される。
【0019】
下側に配置されたアウター横バー23は、図2に示すように、底板部23Aと、この底板部23Aの前端から車両後方側へ急な勾配で立ち上がった急斜部23Bと、この急斜部23Bの上端部から車両後方側へ水平状に延出した水平部23Cと、から成る。
【0020】
このように構成されたアウター横バー23に対して、下側に配置されたインナー横バー13には、図1に示すように、バー上面から上方へ張り出すようにガイド部32が形成されている。このガイド部32は、図2に示すように、アウター横バー23の内面に当接するように構成されている。具体的には、このガイド部32は、ブロック状に構成されており、その前部がインナー横バーの前端から突出すように形成されている。
このブロック状のガイド部32に、アウター横バー23が被着することで、アウター横バー23の垂れ下がりが抑制される。
【0021】
アウターグリル20の上側の長辺部21Aは、図2に示すように、底板部21Fと、この底板部21Fの前端から立ち上がった前壁部21Gと、この前壁部21Gの上端から車両後方側へ水平状に延出した第1水平部21Hと、この第1水平部21Hの後端から車両後方側へいくにつれて高くなる傾斜部21Jと、この傾斜部21Jの後端から車両後方側へ水平に延出した第2水平部21Kと、から成る。
【0022】
このように構成されたアウターグリル20の長辺部21Aに対して、インナーグリル10の上側の長辺部11Aには、図1に示すように、バー上面から上方へ張り出すようにガイド部33が形成されている。このガイド部33は、図2に示すように、長辺部11Aの上面から立ち上がった壁部11Fと、この壁部11Fの上端から車両後方へ行くにつれて高くなる傾斜部11Gと、この傾斜部11Gの上端から車両後方へ水平に延びた水平部11Hとから成る。この傾斜部11Gが、アウターグリル20の傾斜部21Jを下から支えることで、アウターグリル20の長辺部21Aの垂れ下がりが抑制される。
【0023】
アウターグリル20の下側の長辺部21Bは、図2に示すように、底板部21Lと、この底板部21Lの前端から立ち上がった前壁部21Mと、この前壁部21Mの上端から車両後方側へ水平状に延出した水平部21Nと、から成る。
【0024】
このように構成されたアウターグリル20の下側の長辺部21Bに対して、インナーグリル10の下側の長辺部11Bには、図1に示すように、バー前端から前方へ張り出すようにガイド部34が形成されている。このガイド部34は、図2に示すように、アウターグリル20の下側の長辺部後端を支えるように構成されている。具体的には、図2に示すように、バー前端から車両前方へ爪部11Jが突出していて、この爪部11Jとバー前端とで二股部が形成されており、この二股部にアウターグリル20の下側の長辺部後端が挟持される。これにより、アウターグリル20の長辺部11Bの垂れ下がりが抑制される。
【0025】
以上のように、アウターグリル20を構成する車幅方向に延びた長辺部21A,21B、アウター横バー22,23は、それぞれインナーグリル10の長辺部11A,11B、インナー横バー12,13の前側に配設されており、アウターグリル20とインナーグリル10の短辺部11C,21Cもこれらと同様に配設されている。即ち、図3は図1のB−B線断面図であり、この図に示すように、インナーグリル10の短辺部11Cに対して、その前側にアウターグリル20の短辺部21Cが配設されている。
【0026】
〔インナーグリル10とアウターグリル20の連結構造〕
インナーグリル10とアウターグリル20とは、以下のようにして連結されている。
ここで、図4は図1のC−C線に沿ったラジエータグリル1の断面図であり、この図に示すように、アウターグリル20の右上の隅部には、ネジ穴41が設けられ、このネジ穴41に対応した挿通孔42がインナーグリル10の隅部に形成されている。これらの穴にスクリュ43を螺着させることで、インナーグリル10の隅部とアウターグリル20の隅部とが連結される。図示省略するが、左上の隅部にも、このような連結構造が設けられている。また、アウターグリル20とインナーグリル10の横バー同士の連結にも、上記のようなスクリュを用いた連結構造が採用されている。
図5は図1のD−D線に沿ったラジエータグリル1の断面図であり、この図に示すように、アウターグリル20の右下の隅部には、係合孔51が形成されており、この係合孔51に係止する爪部52がインナーグリル10の右下の隅部に設けられている。図示省略するが、左下の隅部にも、このような連結構造が設けられている。
図6は図1のE−E線に沿った断面図であり、この図に示すように、上側のインナー横バー12には爪部55が設けられ、この爪部55が係合する穴部56が、上側のアウター横バー22に設けられている。このような爪部55と穴部56とによる連結構造は、下側のアウター横バーとそれに対応した下のインナー横バーとの連結にも適用されている。
【0027】
本実施形態に係るインナーグリル10とアウターグリル20とはそれぞれ樹脂で一体成形により製造されるが、インナーグリル10は車両外部から視認されないよう、その全体が黒色の素材自体の色など暗色であるのに対して、アウターグリル20は塗装処理が施されて、所望の色、例えばフードやフェンダーの色と同色系に設定されている。
【0028】
このように、本発明の実施形態に係るラジエータグリル1によれば、インナーグリル10とアウターグリル20との二分割構成とし、車両内側のインナーグリル10にグリル自体の剛性や製品精度を向上させるための縦リブ14〜16やメッシュ部材17を設定し、その外側にアウターグリル20を配設することで、当該縦リブ14〜16やメッシュ部材17がラジエータグリル1の開口Sの奧部に位置することになるため、車両外部から直接視認されることを低減させることができる。ここで、図7(A)は図1のF−F線に沿った断面図であり、図7(B)は図8のG−G線に沿った断面図である。これらの図を比較すると明らかなように、本実施形態における縦リブ14〜16は、従来のラジエータグリル100に比べて、グリル開口の奧側の離れた位置に縦リブ14〜16やメッシュ部材17が配設されていて、従来のラジエータグリル100の縦リブ113に比べて見づらくなっている。
【0029】
また、アウターグリル20には、縦リブやメッシュ部が設定されていないが、アウターグリル自体がインナーグリル10の前側に被着し、インナーグリル10によって支えられるので、アウターグリル20の剛性が確保される。この場合、特にインナーグリル10のガイド部31〜34によってアウターグリル20が支えられることで、アウター横バー22,23や長辺部21A,21Bの垂れ下がりが効果的に防止できる。
【0030】
以上詳述したが、本発明はその趣旨を逸脱しない範囲において様々な形態で実施をすることができる。
図示の実施形態では、インナーグリルがアウターグリルの姿勢を保持するガイド部を有することを前提に説明したが、インナーグリルはガイド部を省略して構成されてもよい。
上記構成例では、インナーグリルとアウターグリルにおいて、横バーが上下に二本の場合を例示したが、その本数は2本に限るものではなく、1本でも3本以上の複数でもよい。縦リブの数も図示例に限定されるものではない。
上記構成例では、インナーグリルがメッシュ部材を備えているが、本発明において、インナーグリルはメッシュ部材を備えなくてもよい。また、メッシュ部材は、インナー基枠,インナー横バー及び縦リブで囲われる開口及び/又はインナー横バー及び縦リブで囲われる開口の奧部に設けられる。
図1などに示す構成では、縦リブがラジエータグリルの右半分の領域に一列だけ設けられているが、縦リブは互いに距離を置いて左右に複数並設してもよいことは勿論である。
ラジエータグリルを構成する部材の寸法や角度は図示例に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【0031】
【図1】本発明の実施形態に係るラジエータグリルの分解斜視図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】図1のB−B線断面図である。
【図4】図1のC−C線断面図である。
【図5】図1のD−D線断面図である。
【図6】図1のE−E線断面図である。
【図7】(A)は図1のF−F線に沿った断面図であり、(B)は図8のG−G線に沿った断面図である。
【図8】従来のラジエータグリルの斜視図である。
【図9】図8の部分拡大斜視図である。
【符号の説明】
【0032】
1 ラジエータグリル
10 インナーグリル
11 インナー基枠
11A,11B インナー基枠の長辺部
11C インナー基枠の短辺部
11F インナー基枠の長辺部(上側)の壁部
11G インナー基枠の長辺部(上側)の傾斜部
11H インナー基枠の長辺部(上側)の水平部
11J インナー基枠の長辺部(下側)の爪部
12,13 インナー横バー
14 縦リブ
17 メッシュ部材
20 アウターグリル
21 アウター基枠
21A,21B アウター基枠の長辺部
21C アウター基枠の短辺部
21F アウター基枠の長辺部(上側)の底板部
21G アウター基枠の長辺部(上側)の前壁部
21H アウター基枠の長辺部(上側)の第1水平部
21J アウター基枠の長辺部(上側)の傾斜部
21K アウター基枠の長辺部(上側)の第2水平部
21L アウター基枠の長辺部(下側)の底板部
21M アウター基枠の長辺部(下側)の前壁部
21N アウター基枠の長辺部(下側)の水平部
22,23 アウター横バー
22A アウター横バー(上側)の底板部
22B アウター横バー(上側)の湾曲部
22C アウター横バー(上側)の傾斜部
23A アウター横バー(下側)の底板部
23B アウター横バー(下側)の急斜部
23C アウター横バー(下側)の水平部
31〜34 ガイド部
31A ガイド部の緩斜部
31B ガイド部の湾曲部
31C ガイド部の水平部
41 ネジ穴
42 挿通孔
43 スクリュ
51 係合孔
52 爪部
55 爪部
56 穴部
S 開口

【特許請求の範囲】
【請求項1】
インナーグリルとこのインナーグリルの前側に配設されるアウターグリルとから成るラジエータグリルであって、
上記インナーグリルが、インナー基枠と、このインナー基枠内で互いに距離を置いて上下に並設された複数のインナー横バーと、上記インナー基枠と上記インナー横バーの間及びインナー横バー同士の間に設けられた複数の縦リブと、を備え、
上記アウターグリルが、上記インナー基枠の前側に被さるアウター基枠と、このアウター基枠内で互いに距離を置いて上下に並設されており上記インナー横バーの前側に被さる複数のアウター横バーと、を備えたラジエータグリル。
【請求項2】
前記インナーグリルが、前記インナー基枠,前記インナー横バー及び前記縦リブで囲われる開口及び/又は前記インナー横バー及び上記縦リブで囲われる開口の奧部にメッシュ部材を備えた、請求項1に記載のラジエータグリル。
【請求項3】
前記インナー横バーは、前記アウター横バーが垂れ下がらないように前記アウター横バーを支えるガイド部を有する、請求項1又は2に記載のラジエータグリル。
【請求項4】
前記インナーグリルが黒色であり、前記アウターグリルはフードやフェンダーの色と同色に塗装されている、請求項1〜3の何れかに記載のラジエータグリル。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2010−100228(P2010−100228A)
【公開日】平成22年5月6日(2010.5.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−274966(P2008−274966)
【出願日】平成20年10月24日(2008.10.24)
【出願人】(000157083)関東自動車工業株式会社 (1,164)
【出願人】(000003207)トヨタ自動車株式会社 (59,920)
【出願人】(000157049)関東化成工業株式会社 (12)