説明

ラベル帳票

【課題】サーマルプリンタでの印字適性に優れたラベル帳票を提供すること。
【解決手段】感熱紙21の裏面の一部に剥離剤層28を形成した感熱紙本体20と、ラベル基材31の裏面の剥離剤対応箇所に粘着剤層36を形成したラベル片30を剥離可能に貼り合わせてラベル帳票10を構成する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はサーマルプリンタでの印刷に適したラベル帳票に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、例えば駐車違反表示ラベルのように、ハンディターミナル型のサーマルプリンタで印刷ができ、しかも印刷をした後に被着体に貼り付けることが可能なラベル帳票が求められている。このような帳票としては一般に全面ラベル帳票や部分ラベル帳票が知られている。
【0003】
全面ラベル帳票とは感熱紙の裏面全体に粘着剤を塗布してラベルを構成し、このラベル全面に剥離紙を貼り合わせたものである。それに対し、部分ラベル帳票とは感熱紙の裏面に部分的に粘着剤を塗布して部分ラベルを構成し、この部分ラベルの箇所にのみ剥離紙を貼り合わせたものである(例えば下記の特許文献1を参照)。
【0004】
【特許文献1】実用新案登録第3112047号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記のようなラベル帳票においては以下のような問題があった。
【0006】
<全面ラベル帳票の場合>
感熱紙の裏面全体に剥離紙が貼り合わされているため、剥離紙を剥がしづらい。また、剥がした剥離紙の面積が大きいのでゴミの量が多くなる。さらに、被着体にラベル全面が貼り付けられるので、その接着力が強すぎて被着体からラベルを剥がしにくくなってしまう。また、粘着剤に含まれる水分が感熱紙に吸収され、その水分が蒸発すると紙面に凹凸ができ、これがしわとなって印字不良が発生する。
【0007】
<部分ラベル帳票の場合>
感熱紙の裏面に部分的に剥離紙が貼り合わされているため、剥離紙が剥がれやすく、剥離紙がカールしたり折れ曲がったりして印刷時に紙詰まりを引き起こす。また、剥がした剥離紙がゴミになる。さらに、粘着剤に含まれる水分が感熱紙に吸収され、その水分が蒸発すると紙面に凹凸ができ、これがしわとなって印字不良が発生する。
【0008】
また、全面ラベル帳票と部分ラベル帳票はいずれも感熱紙に粘着剤を直接塗布するものであるから、粘着剤中の成分が感熱紙に影響を与えないものに限定されてしまう。その理由は次の通りである。
【0009】
感熱紙は用紙に感熱記録層を設けたものであるが、この感熱記録層はロイコ染料からなる発色剤と、酸性物質からなる顕色剤と、両者の化学反応を促進させる増感剤と、これらの成分を均一に分散して用紙に固着させる保持剤とにより構成されている。一方、粘着剤の種類には粘着剤原液を溶剤で希釈化した溶剤系粘着剤や、粘着剤原液を水、溶剤、樹脂等で乳化したエマルジョン系粘着剤や、あるいは固形の粘着剤原料を加熱して溶融させたホットメルト系粘着剤などがある。
【0010】
ところが、感熱紙に溶剤系粘着剤を塗布した場合には、用紙にしみ込んだ溶剤が感熱記録層中の保持剤を溶かすことによって発色剤と顕色剤が接触して発色してしまうことがある。また、その溶剤が発色剤と顕色剤の間に介在すると、これとは逆に発色しない、消色するなどの不具合が起こる。また、溶剤系粘着剤を乾燥させるためには加熱する必要があるが、この加熱の際に感熱記録層中で発色剤と顕色剤の溶融が起こり、両者が反応して発色することもある。
【0011】
感熱紙にエマルジョン系粘着剤を塗布した場合にも、溶剤が含まれていれば同じように感熱記録層中の発色剤と顕色剤が反応して発色することや、逆に両者が反応せずに発色しないことや、あるいは消色することが起こり得る。また、感熱記録層の発色は酸化反応であるため、粘着剤中の樹脂に酸性物質が含まれていると、酸性物質と発色剤との化学反応が起こり発色する。それに対し、粘着剤中の樹脂にアルカリ性物質が含まれていると、逆の反応になり消色してしまう。
【0012】
感熱紙にホットメルト系粘着剤を塗布した場合には、粘着剤原料を加熱して溶融させてあるので、その熱が感熱記録層に伝わって発色剤と顕色剤が溶融し、両者が反応して発色してしまう。
【0013】
このように、感熱紙に粘着剤を直接塗布した場合には、粘着剤に含まれる成分の影響により感熱記録層が誤って発色して黒ずむ、加熱した部分が発色しない、発色させた部分が消色するなどの不具合が発生し得る。したがって、粘着剤に含まれる成分が感熱記録層に影響を与えないものに制約されるという問題があった。
【0014】
本発明は以上のような問題を解決するためになされたもので、取り扱いやすく貼り付け作業性が良好で、かつ、ゴミも発生せず、さらには、しわによる印字不良や粘着剤中の成分に起因する誤発色等を防止してサーマルプリンタでの印字適性に優れたラベル帳票を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0015】
上記の目的を達成するため、本発明のラベル帳票は、感熱紙の裏面の一部に剥離剤を塗布した感熱紙本体と、ラベル基材の裏面の剥離剤対応箇所に粘着剤を塗布したラベル片とから構成され、感熱紙本体とラベル片とが剥離剤と粘着剤を介して貼り合わされていることを特徴とする。
【0016】
また、本発明は上記構成からなるラベル帳票において、ラベル片の一部が感熱紙本体に完全接着されていることを特徴とする。
【0017】
また、本発明は上記構成からなるラベル帳票において、ラベル片に折りミシン目が形成されていることを特徴とする。
【0018】
また、本発明は上記構成からなるラベル帳票において、ラベル片の折り返し部分が感熱紙本体に接着するように折りミシン目が形成されていることを特徴とする。
【0019】
さらに、本発明は上記構成からなるラベル帳票において、ラベル片が感熱紙本体の複数箇所に貼り合わされていることを特徴とする。
【0020】
また、本発明は上記構成からなるラベル帳票において、ラベル片に切り取りミシン目が形成されていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0021】
本発明のラベル帳票によれば以下のような効果が得られる。
【0022】
感熱紙に剥離剤を塗布し、あらかじめ粘着剤を塗布したラベル片を貼り合わせるようにしたことにより、粘着剤に含まれる水分が感熱紙に吸収されることが全くない。したがって、感熱紙の紙面にしわが発生せず、感熱記録層への印字不良を効果的に防止できる。
【0023】
ラベル片の粘着剤層と感熱紙本体の感熱記録層との間には感熱紙裏面の剥離剤層が介在しており、粘着剤中の成分の感熱紙への浸透が剥離剤層によって遮断される。このため、感熱記録層の発色や消色に悪影響を与えることがないので、粘着剤として粘着特性に特化したものを任意に選択して使用することができるとともに、サーマルプリンタでの印字適性に優れ、感熱記録層の発色状態を長期間に亘って良好に維持できる。
【0024】
また、ラベル片の一部を感熱紙本体に完全接着することにより、感熱紙本体からラベル片が脱落することがなく、ラベル片による紙詰まり等のトラブルを防止できる。
【0025】
また、ラベル片に折りミシン目が形成されていれば、折りミシン目に従ってラベル片を折り返すことができ、貼り付け作業性が良くなる。特にラベル片の折り返し部分が感熱紙本体に接着するような折りミシン目が形成されていると、剥がした後のラベル片が元に戻ろうとするのを防ぐことができ、貼り付け作業をより行いやすくなる。
【0026】
さらに、ラベル片が感熱紙本体の複数箇所に貼り合わされていると、感熱紙本体を被着体に確実に貼り付けておくことができる。
【0027】
また、ラベル片に切り取りミシン目が形成されていれば、切り取ったラベル片を他の場所に貼付できるので、ラベル片に情報等を印刷し、感熱紙本体を貼付するためだけでなく2次的なラベルの使用が可能になる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0028】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
【0029】
図1は本発明のラベル帳票の全体構成を示す平面図、図2は同ラベル帳票の断面拡大図、図3は同ラベル帳票の使用方法を示す説明図、図4〜6は同ラベル帳票の変形例を示す平面図である。
【0030】
まず、ラベル帳票の構成を説明する。
【0031】
図1に示すように、ラベル帳票10は長尺状の感熱紙本体20と単片状のラベル片30とから構成されており、ハンディターミナル型のサーマルプリンタ(図示略)にセットできるようにロール状に巻回されている。感熱紙本体20にはその長手方向に等間隔でカットミシン加工を施した切り取りミシン目11,11,…が形成されている。そして、各切り取りミシン目11を介して複数のラベル帳票10,10,…が分離可能に連接されている。
【0032】
図2に示すように、感熱紙本体20は感熱紙21に剥離剤を塗布したものである。感熱紙21は用紙22の表面に感熱記録層23を備え、感熱記録層23は更にロイコ染料からなる発色剤24と、酸性物質からなる顕色剤25と、両者の化学反応を促進させる増感剤26と、これらの成分を均一に分散して用紙22に固着させる保持剤27とにより構成されている。また、感熱紙21の用紙裏面の一部にはシリコーン系成分を含む剥離剤を部分的に塗布した剥離剤層28が設けられている。
【0033】
ラベル片30は紙やフィルム等からなるラベル基材31の裏面にあらかじめ粘着剤を塗布して乾燥させたものである。粘着剤の種類は特に問わず、市販のラベルを使用しても良い。例えば紙製のラベル基材31の裏面に市販の粘着剤であるMHR(リンテック株式会社製、エマルジョン系粘着剤)やMF(リンテック株式会社製、溶剤系粘着剤)を使用することができる。
【0034】
また、ラベル基材31の幅方向にはハーフカットミシン加工やプレスミシン加工を施した折りミシン目32が形成されており、折りミシン目32を介して接着部33と貼付部34に区画されている。ラベル帳票10をプリンタにセットして搬送したとき、搬送方向の前方側が接着部33、後方側が貼付部34となるように配置されている。接着部33ではラベル基材31の裏面に接着剤を塗布した接着剤層35が設けられており、貼付部34ではラベル基材31の裏面に粘着剤を塗布した粘着剤層36が設けられている。
【0035】
そして、ラベル片30は感熱紙本体20の裏面の剥離剤対応箇所に貼り合わされる。すなわち、接着部33においては接着剤層35と感熱紙21との境界面が完全接着されており、貼付部34においては粘着剤層36と剥離剤層28との境界面が剥離可能に接着されている。これにより、ラベル片30の貼付部34を感熱紙本体20から剥がし、これを折りミシン目32で折り返すことができるようになっている。なお、図示したように剥離剤層28はラベル片30の貼着予定箇所にラベル片30より約2mm程度余裕を持たせて塗布してあるが、これはラベル片30の粘着剤層36がはみ出て起こる不具合を予防するためと、剥離時の操作性を向上させるためである。
【0036】
このように、本実施形態のラベル帳票10においては、感熱紙本体20に粘着剤を塗布せずに剥離剤を塗布し、その上にあらかじめ粘着剤を塗布して乾燥させたラベル片30を貼り合わせるようにした。このため、粘着剤を塗布する際に粘着剤に含まれる水分が感熱紙21に吸収されることがなく、その結果、感熱紙21の紙面にしわが発生しない。したがって、感熱紙21の紙面を凹凸のない平坦な面とすることができ、しわの発生による感熱記録層23への印字不良を効果的に防止できる。
【0037】
また、本実施形態のラベル帳票10においては、ラベル基材31に塗布する粘着剤として、感熱記録層23への影響を考慮せずに、粘着特性に特化したものを任意に選択して使用することができる。すなわち、ラベル片30の粘着剤層36と感熱紙本体20の感熱記録層23との間には、感熱紙21の裏面に塗布した剥離剤層28が介在している。このため、粘着剤中の成分が感熱紙21側へとしみ出したとしても、剥離剤層28が障壁となって感熱紙21への浸透が遮断されるので、感熱記録層23の発色や消色に悪影響を与えることがない。したがって、粘着剤中の成分に起因する誤発色等のトラブルを防止してサーマルプリンタでの印字適性に優れたものとなる。なお、接着部33については接着剤層35が感熱紙21に直接接触しているが、その接触面積が小さいため、感熱紙21への影響はそれほど問題にならない。
【0038】
次に、ラベル帳票の使用方法を説明する。
【0039】
図3は本発明のラベル帳票を駐車違反表示ラベルに適用した例を示す。なお、以下に説明する例は本発明の用途の一例に過ぎず、本発明のラベル帳票は印刷後に被着体に貼付するものであればこれ以外の用途にも利用できる。
【0040】
図3(a)に示すように、このラベル帳票10においては感熱紙本体20の表面が印刷部になっている。この印刷部にはオフセット印刷やその他の印刷方式によって“放置車両確認標章”、“駐車違反”、“速やかに移動してください”等の文字表記41や、駐車違反を表わすマーク42や、車両番号記入欄43及び違反状況記入欄44などがあらかじめ印刷されている。
【0041】
そして、警察官や駐車監視員が巡回により違法駐車をした車両を発見すると、ハンディターミナル型のサーマルプリンタを使用して感熱記録層23に所定事項を印字する。より具体的には、図示したように車両番号記入欄43に車両ナンバーからなる車両情報Aを、違反状況記入欄44に駐車日時、場所、態様などの車両情報Aを印字する。このとき、ラベル片30は搬送方向の前方側にある接着部33によって完全接着されているので、印字の最中に感熱紙本体20からの脱落を防止できるとともに、ラベル片30が剥がれて紙詰まりを引き起こすことがなく、良好な印字適性が維持される。
【0042】
次に、図3(b)に示すように、切り取りミシン目11を切断して得られた駐車違反表示ラベルを裏返し、ラベル片30を剥離する。ここでラベル片30は貼付部34では剥離可能に接着されているので感熱紙本体20から剥がれるが、接着部33では完全接着されているので剥がれない。よって、使用時においても感熱紙本体20からの脱落を防止できるうえに、剥がした後にラベル片30がゴミにならない。次いで折りミシン目32を谷折りし、貼付部34を感熱紙本体20の上に折り返す。
【0043】
そして、図3(c)に示すように、駐車違反表示ラベルを被着体50であるフロントガラスに貼付する。このとき、ラベル片30の貼付部34には粘着剤層36が露出しているので、その接着力によって貼り付けることができる。また、駐車違反表示ラベルを貼り付けた状態において、粘着剤層36と感熱記録層23は剥離剤層28を介して隔離されている。したがって、粘着剤中の成分の浸透が剥離剤層28で遮断され、感熱記録層23の発色や消色に悪影響を及ぼす恐れがない。よって、感熱記録層23の発色状態を長期間に亘って良好に維持でき、サーマルプリンタで印字した車両情報Aの視認性が向上する。
【0044】
最後に、ラベル帳票の変形例を説明する。
【0045】
図4に示すラベル帳票10−2は、ラベル片30において貼付部34に折りミシン目37を追加した点が異なっている。それ以外の構成については図1のラベル帳票10と同様である。すなわち、ラベル片30の貼付部34には、接着部33と貼付部34の境界にある折りミシン目32と平行になるように折りミシン目37を形成することにより、固定部38が設けられている。
【0046】
このような構造によると、図示したようにラベル片30の貼付部34を剥がして折りミシン目32で折り返した後、もう一方の折りミシン目37を谷折りすれば固定部38を感熱紙本体20に貼り付けておくことができる。したがって、剥がした後のラベル片30が元に戻ろうとするのを防ぐことができ、貼り付け作業を一層行いやすくなるという利点がある。
【0047】
また、固定部38は図5に示すような形状を採用しても良い。すなわち、図5(a)に示すラベル帳票10−3は貼付部34の一方の角に斜めの折りミシン目37を形成して一つの三角形の固定部38を設けた構成である。また、図5(b)に示すラベル帳票10−4は貼付部34の両方の角に斜めの折りミシン目37を形成して二つの三角形の固定部38を設けた構成である。
【0048】
これらの構成によっても、図4と同様に固定部38を感熱紙本体20に貼り付けることにより、剥がした後のラベル片30を感熱紙本体20に確実に固定しておいてから貼り付け作業を行うことができる。
【0049】
また、図6に示すラベル帳票10−5のように、ラベル片30を感熱紙本体20の複数箇所に貼り合わせてあっても良い。すなわち、図の例では、感熱紙本体20の裏面の上側領域と下側領域にラベル片30が一つずつ貼り合わされており、各ラベル片30はそれぞれ搬送方向の前方側が接着部33、後方側が貼付部34となるように配置されている。そして、接着部33ではラベル基材裏面の接着剤層35によって感熱紙本体20に完全接着され、貼付部34ではラベル基材裏面の粘着剤層36によって感熱紙本体20に剥離可能に接着されている。
【0050】
このような構造によると、感熱紙本体20を上下両側のラベル片30によって被着体50に貼り付けておくことができる。したがって、感熱紙本体20がカールしたり風でバタついたりすることがなくなり、被着体50に確実に貼り付けておくことが可能になる。
【0051】
なお、図示しないが、ラベル片30に切り取りミシン目が形成されていれば、切り取ったラベル片30を他の場所に貼付できるので、ラベル片30に情報等を印刷し、感熱紙本体20を貼付するためだけでなく2次的なラベルの使用が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0052】
【図1】本発明のラベル帳票の全体構成を示す図であり、(a)は表側から見た平面図、(b)は裏側から見た平面図である。
【図2】図1のラベル帳票のII−II線断面図である。
【図3】本発明のラベル帳票の使用方法を示す説明図である。
【図4】本発明のラベル帳票の変形例を示す平面図である。
【図5】本発明のラベル帳票の他の変形例を示す平面図である。
【図6】本発明のラベル帳票のさらに他の変形例を示す平面図である。
【符号の説明】
【0053】
10 ラベル帳票
11 切り取りミシン目
20 感熱紙本体
21 感熱紙
22 用紙
23 感熱記録層
24 発色剤
25 顕色剤
26 増感剤
27 保持剤
28 剥離剤層
30 ラベル片
31 ラベル基材
32 折りミシン目
33 接着部
34 貼付部
35 接着剤層
36 粘着剤層
37 折りミシン目
38 固定部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
感熱紙の裏面の一部に剥離剤を塗布した感熱紙本体と、ラベル基材の裏面の剥離剤対応箇所に粘着剤を塗布したラベル片とから構成され、感熱紙本体とラベル片とが剥離剤と粘着剤を介して貼り合わされていることを特徴とするラベル帳票。
【請求項2】
ラベル片の一部が感熱紙本体に完全接着されていることを特徴とする請求項1に記載のラベル帳票。
【請求項3】
ラベル片に折りミシン目が形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のラベル帳票。
【請求項4】
ラベル片の折り返し部分が感熱紙本体に接着するように折りミシン目が形成されていることを特徴とする請求項3に記載のラベル帳票。
【請求項5】
ラベル片が感熱紙本体の複数箇所に貼り合わされていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のラベル帳票。
【請求項6】
ラベル片に切り取りミシン目が形成されていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のラベル帳票。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2008−32785(P2008−32785A)
【公開日】平成20年2月14日(2008.2.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−202957(P2006−202957)
【出願日】平成18年7月26日(2006.7.26)
【出願人】(000186566)小林クリエイト株式会社 (169)
【Fターム(参考)】