説明

ラベル貼付方法及びラベル貼付装置

【課題】物品が多種類に亘った場合でも、バックフィードを行うことなく、物品に物品の情報が印字されたラベルを貼り付ける方法とその装置を提供する。
【解決手段】ラベル1の搬送手段を、台紙2にラベル1が貼り付けられたラベル付き台紙3を搬送するとともに台紙2からラベル1を剥離する第1のラベル搬送手段10Aと、台紙2から剥離されたラベル1を受け取って再貼付用台紙4に貼り付け直しこの貼り付けられたラベル1を印字手段18に送る第2のラベル搬送手段10Bとから構成し、ラベル1に物品Pの情報を印字する前のラベル12を第1のラベル搬送手段10Aから第2のラベル搬送手段10Bに引き渡して再貼付用台紙4に貼り付けた後に、この再貼付用台紙4に貼り付けられたラベル1に物品Pの情報を印字するようにした。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば、タイヤのサイド部に貼り付けされる識別ラベルのような、物品を識別するための情報が印字されたラベルを搬送される物品に貼り付ける方法とその装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、搬送される物品に物品を識別するための情報が印字されたラベルを貼り付けるラベル貼付装置が開示されている(例えば、特許文献1〜3参照)。
図8は従来のラベル貼付装置50の概略構成を示す図で、このラベル貼付装置50は、供給リール51に巻き付けられた台紙61に剥離層を介して貼り付けられたラベル62を搬送して、熱転写式プリンタなどの印字ヘッド52kを備えた印字手段52を用いてバーコードなどの物品の情報を印字した後、剥離手段53にて印字されたラベル62を台紙61から剥離するとともに、この剥離されたラベル62を吸着パット54aを備えた保持・貼付手段54により保持してラベル62を貼り付けるべき物品Pまで移動させて、物品Pの所定の位置に識別コードが印字されたラベル62を貼り付ける。ラベル62が剥離された台紙61は、台紙巻取ローラー55に巻き取られて回収される。
剥離手段53は、台紙巻取ローラー55の搬送方向上流側でかつ印字手段52の下流側に設けられて台紙61の搬送方向を鋭角に折り返すように方向転換させる剥離板と呼ばれる板状の部材を備えている。ラベル62は台紙61に比べて剛性が高いので、台紙61が剥離板で折り返され台紙巻取ローラー55に巻き取られるが、ラベル62は搬送方向へそのまま進み吸着パット54aに吸着される。
【0003】
ラベル貼付装置50では、通常、連続して印字と貼り付けとを行うため、ラベル62は台紙61に所定の間隔で貼り付けられた状態にある。そして、ラベル62が印字手段52の印字ヘッド52kを通過することでラベル62に印字が行われる。図9(a)に示すように、印字が終了したラベル62aは搬送方向へ進んで吸着パット54aに吸着されるが、この時点では、次のラベル62bは印字されていないのに印字手段52まで到達してしまっている。そこで、ラベル62bに印字を行うため、図9(b)に示すように、ラベル62bを台紙61ごとバックフィードした後、ラベル62bを搬送方向に搬送してラベル62bに印字するようにしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開平8−169431号公報
【特許文献2】特開2008−127044号公報
【特許文献3】WO 03/095184 A1
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、バックフィードを行うと処理時間が長く作業効率が低いといった問題点があった。そこで、ラベル62bが印字手段52に到達するまでにラベル62bの印字情報を印字手段52に入力しておけばバックフィードは不要となる。
ところで、ラベル62を貼り付ける物品が多種類に亘るときには、ラベル62に印字する物品の情報も物品毎に異なるため、貼り付ける対象が決まらないと印字を開始することができないので、対象となる物品の搬送タイミングによっては、バックフィードを行う必要があった。例えば、図6の右側に示すように、物品が所定の間隔で搬送されてくる場合、対に貼り付けるラベルの印字情報が、常に、ひとつ前のラベルを印刷しているときに分かっているためバックフィードなしで印字できる。しかしながら、物品が多種類に亘るときや物品Pのロットが変更になった場合には、図7に示すように、印字情報の受け取りが途切れたりするなど、印字情報を受け取るタイミングがランダムになる場合が多くバックフィードが必要となる。
【0006】
本発明は、従来の問題点に鑑みてなされたもので、物品が多種類に亘った場合でも、バックフィードを行うことなく、物品に物品の情報が印字されたラベルを貼り付ける方法とその装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本願の請求項1に記載の発明は、搬送手段で搬送される物品の情報を受け取り、台紙のラベル貼付面に剥離可能に貼り付けられたラベルに前記受け取った物品の情報を印字した後、前記物品の情報が印字されたラベルを前記台紙から剥離し、剥離されたラベルを前記物品の貼付対象面に貼り付けるラベル貼付方法において、前記ラベルに前記物品の情報を印字する前に前記台紙から前記ラベルを剥離し、前記剥離されたラベルを前記台紙を搬送する搬送手段とは異なる搬送手段によって搬送される再貼付用台紙のラベル貼付面に剥離可能に貼り付け、前記再貼付用台紙に貼り付けられたラベルに前記物品の情報を印字することを特徴とする。
このように、台紙を2種類準備するとともに、ラベルを供給する側の台紙(供給用台紙)を搬送する手段と、ラベルに印字する側の台紙(再貼付用台紙)を供給する手段とを別に設けることで、搬送される物品の情報(印字情報)の受け取りが途切れた場合には、ラベルを再貼付用台紙を搬送する手段に受け渡す作業を中断し、印字情報を受け取った時点でラベルを受け渡す作業を再開することができるので、バックフィードを行うことなく、物品の貼付対象面に物品の情報が印字されたラベルを貼り付けることができる。したがって、最短の時間でラベルの貼り付けを行うことができ、作業効率が向上する。
【0008】
また、請求項2に記載の発明は、搬送される物品に物品の情報が印字されたラベルを貼り付けるラベル貼付装置であって、ラベルを貼り付ける物品を搬送する搬送手段と、前記搬送される物品の情報を読み取る物品情報読取手段と、台紙のラベル貼付面に剥離可能に貼り付けられたラベルを搬送する第1のラベル搬送手段と、前記ラベルを前記台紙から剥離する第1の剥離手段と、前記剥離されたラベルを再度貼り付ける再貼付用台紙を供給するとともに、前記台紙から剥離されたラベルを受け取って前記ラベルを前記再貼付用台紙のラベル貼付面に剥離可能に貼り付けて搬送する第2のラベル搬送手段と、前記物品情報読取手段で読み取った物品の情報を受け取り、前記第2のラベル搬送手段により搬送されるラベルに前記受け取った物品の情報を印字する印字手段と、前記印字手段で印字されたラベルを前記再貼付用台紙から剥離する第2の剥離手段と、前記第2の剥離手段で剥離されたラベルを吸着して保持するとともに、保持されたラベルを前記物品の貼付対象面に貼り付ける保持・貼付手段と、前記第1のラベル搬送手段の搬送速度を制御する制御手段と、を備えたことを特徴とする。
このような構成を採ることにより、ラベルを再貼付用台紙を搬送する手段に受け渡す作業のタイミングを制御できるので、バックフィードを行うことなく、物品の貼付対象面に物品の情報が印字されたラベルを貼り付けることができる。
【0009】
なお、前記発明の概要は、本発明の必要な全ての特徴を列挙したものではなく、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となり得る。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】本実施の形態に係るラベル貼付装置の構成を示す図である。
【図2】第1の剥離手段を示す図である。
【図3】案内板と第1の剥離手段の剥離板との関係を示す図である。
【図4】第2の剥離手段を示す図である。
【図5】吸着パットと保持・貼着用シリンダとの関係を示す図である。
【図6】ラベルを貼り付ける物品の搬送状態の一例を示す図である。
【図7】ラベルを貼り付ける物品の搬送状態の他の例を示す図である。
【図8】従来のラベル貼付装置の構成を示す図である。
【図9】従来のラベル貼付装置の動作を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、実施の形態を通じて本発明を詳説するが、以下の実施の形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものでなく、また、実施の形態の中で説明される特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
【0012】
図1は、本実施の形態に係るラベル貼付装置10の構成を示す図である。
ラベル貼付装置10は、ラベル1を貼り付ける物品Pを搬送する搬送手段20と、搬送される物品Pの情報を読み取る物品情報読取手段21と、長尺状の台紙2のラベル貼付面2aに印字されていないラベル1が剥離可能に貼り付けられたラベル付き台紙3がロール状に巻き回されたラベル供給ローラー11と、台紙2を巻き取って回収する第1の回収ローラー12と、ラベル供給ローラー11と第1の回収ローラー12との間に配置されてラベル付き台紙3とラベル1が剥離された台紙2とを案内する案内ローラー13と、台紙2からラベル1を剥離する第1の剥離手段14と、前記剥離されたラベルを再度貼り付ける再貼付用台紙4を供給する再貼付用台紙供給ローラー15と、再貼付用台紙4を巻き取って回収する第2の回収ローラー16と、再貼付用台紙供給ローラー15と第2の回収ローラー16との間に配置されて再貼付用台紙4とラベル1が貼り付けられた再貼付用台紙4とを案内する3つの案内部材(第1の案内ローラー171と案内板172と第2の案内ローラー173)と、物品Pの情報を受け取って再貼付用台紙4に貼り替えられたラベル1に物品Pの情報を印字する印字手段18と、再貼付用台紙4から印字されたラベル1を剥離する第2の剥離手段19と、第2の剥離手段19で剥離されたラベル1を吸着して保持するとともに保持されたラベル1を搬送される物品Pの貼付対象面Sに貼り付ける保持・貼付手段30と、第1及び第2の回収ローラー12,16、印字手段18、保持・貼付手段30、及び、搬送手段20を制御する制御手段40とを備える。
【0013】
ラベル供給ローラー11と第1の回収ローラー12と案内ローラー13とがラベル付き台紙3を搬送する第1のラベル搬送手段10Aを構成し、再貼付用台紙供給ローラー15と第2の回収ローラー16と3つの案内部材171〜173とが台紙2から剥離されたラベル1を受け取り再貼付用台紙4に貼り付けて搬送する第2のラベル搬送手段10Bを構成する。3つの案内部材である第1の案内ローラー171、案内板172、及び、第2の案内ローラー173が第2のラベル搬送手段10Bの案内部材を構成する。
ラベル1は合成樹脂などで形成された薄板状の部材で、一方の板面1a(以下、印字面1aという)が表面に物品Pの情報が印字される。印字面1aと反対側の面1b(以下、接着面1bという)には接着剤が塗布されて接着層1cを形成している。
一方、台紙2及び再貼付用台紙4は、いずれも、合成樹脂などで形成された薄いシート状の長尺部材で、ラベル1を貼り付ける側の面(ラベル貼付面)2a,4aには剥離剤が塗布されている。
ラベル1の接着面1bが台紙2のラベル貼付面2aに貼り付けられることで、ラベル1が台紙2に仮着されラベル付き台紙3が形成されている。ラベル付き台紙3はラベル供給ローラー11にロール状に巻き回されており、再貼付用台紙4は再貼付用台紙供給ローラー15にロール状に巻き回されている。
【0014】
搬送手段20としては、ベルトコンベヤやローラーコンベヤが挙げられる。ラベル1を貼り付ける物品Pは搬送手段20の載置面21に載置されて、物品載置場所Lから保持・貼付手段30の近傍に設けられた貼り付け位置まで搬送される。物品載置場所Lは搬送手段20の図示しない始点傍に設置される。搬送手段20の稼働・停止及び搬送速度は制御手段40により制御される。
物品情報読取手段21は、例えば、物品載置場所Lに設置されるIDカードリーダーなどにより構成され、物品載置場所Lに運搬されてきた1ロット分の物品Pもしくは物品Pを運搬してきた台車などの運搬手段22に添付されているIDカードなどの情報記憶手段23に書き込まれた物品Pの情報を読み取る。
物品情報読取手段21で読み取られた情報は制御手段40に送られる。
なお、物品Pの一つ一つにIDカードが取付けられている場合には、搬送手段20の搬送経路の所定の箇所にIDカードリーダーを設置し、物品P毎に物品Pの情報を読み取って、読み取った情報を制御手段40に送る。
ラベル1を貼り付ける物品Pとしては、生タイヤ、車両、電気器具など、様々な製品が挙げられる。また、物品Pの情報としては、物品Pが生タイヤなら、IDカードには、タイヤサイズ、トレッドゴムの種類、成型機の番号、成型日時などのタイヤ情報が記録されている。
【0015】
第1の回収ローラー12は、駆動軸12aとこの駆動軸12aと同軸に取付けられたローラー本体12bとを備え、駆動軸12aに連結されて制御手段40により制御される図示しない駆動用モーターの回転により、台紙2を介して連結された従動ローラーであるラベル供給ローラー11を回転させてラベル供給ローラー11のローラー本体11bにロール状に巻き回されたラベル付き台紙3を送り出すとともに、ローラー本体12bにラベル1が剥離された台紙2を巻き付けて回収する。案内ローラー13はラベル1が剥離された台紙2を第1の回収ローラー12方向に案内する。
第1の剥離手段14は、図2(a)に示すように、ラベル供給ローラー11の後段に配置されてラベル付き台紙3を図1の左右方向である搬送方向(印字手段18が設置されている方向)に案内する案内台14aとこの案内台14aと一体に構成されて台紙2の搬送方向を逆方向に折り返す先端部分が鋭角に形成された剥離板14bとを備え、台紙2からラベル1を剥離する。
剥離板14bは、詳細には、案内台14aの搬送面(台紙2が搭載される面)14pと平行な平行面14qとこの平行面14qと搬送方向側で平行面14qに鋭角で交わる折り返し面14rとを備える。台紙2は薄いシート状の部材なので、図2(b)に示すように、剥離板14bの平行面14qから折り返し面14r側に折り返された後、案内ローラー13に案内されて第1の回収ローラー12に巻き取られる。一方、ラベル1は薄板状ではあるが、台紙2に比較して剛性が高いのでそのまま搬送方向に搬送される。すなわち、ラベル1は台紙2から剥離されながら搬送方向に搬送される。台紙2のラベル貼付面2aには剥離剤が塗布されているので、ラベル1が台紙2から剥離されても接着面1bに塗布された接着剤が損なわれることはない。
【0016】
第2の回収ローラー16は、第1の回収ローラー12と同様に、駆動軸16aとローラー本体16bとを備え、駆動軸16aに連結されて制御手段40により制御される図示しない駆動用モーターの回転により、再貼付用台紙4を介して連結された従動ローラーである再貼付用台紙供給ローラー15を回転させて再貼付用台紙供給ローラー15のローラー本体15bにロール状に巻き回された再貼付用台紙4を送り出すとともに、ローラー本体16bにラベル1が剥離された再貼付用台紙4を巻き付けて回収する。
第1の案内ローラー171は再貼付用台紙供給ローラー15から送り出された再貼付用台紙4を案内板172方向に案内する。
案内板172は、図3(a)に示すように、剥離板14bの平行面14qと同じ平面内にある案内面172qとこの平行面14qと搬送方向と反対側で案内面172qに鋭角で交わる送り面172rとを備えた直角三角形状の断面を有する部材で、第1の案内ローラー171により案内された再貼付用台紙4を印字手段18が配置されている方向に折り返す。
本例では、図3(b)に示すように、剥離板14bと案内板172とを1つの基台174上に配置している。これにより、剥離板14bの平行面14qと案内板172の案内面172qとを同一平面(ここでは、水平面)に配置するとともに、剥離板14bの平行面14qの搬送方向側の端部とこの端部に対向する案内板172の案内面172qの搬送方向とは反対側の端部との隙間gの大きさを確実に規制することができる。隙間gの大きさとしては、図3(a)に示すように、2枚のラベル1P,1Q間の間隔Gよりも狭いことが必要で、受け渡しの観点からは可能な限り狭い方が好ましい。
なお、基台174としては、剥離板14bと案内板172の両方を支持し、かつ、台紙2が剥離板14bから案内ローラー13側へ向かう通路と再貼付用台紙4の第1の案内ローラー171から案内板172へ向かう通路とが確保されている形態であればよい。
このような案内板172を設けることにより、折り返された再貼付用台紙4は、第1の剥離手段14により台紙2から剥離されて搬送方向に搬送されるラベル1を受け取って、剥離剤が塗布されているラベル貼付面4aの表面に、受け取ったラベル1を仮着することができる。すなわち、ラベル1を第1のラベル搬送手段10Aから第2のラベル搬送手段10Bへスムースに引き渡すことができる。
なお、案内板172に代えてローラーを用いてもよい。但し、本例のように、案内板172を鋭角に形成すれば、剥離されたラベル1の接着剤が送り面172rを搬送される再貼付用台紙4に付着してしまうことがローラーよりも少ないので、ラベル1の受け渡し時に不具合が生じることを確実に防ぐことができる。
第2の案内ローラー173は第2の剥離手段19によりラベル1が剥離された再貼付用台紙4を第2の回収ローラー16方向に案内する。
【0017】
印字手段18は印字ヘッド18a〜18dを備え、印字ヘッド18a〜18dの直下まで搬送されてきたラベル1の印字面1aに物品Pの情報を印字する。印字ヘッド18a〜18cはそれぞれ赤、黄、及び、青のカラー印字ヘッドで印字ヘッド18dは黒の印字ヘッドである。なお、バーコードなどを印字する場合のように、単色の印字を行う場合には印字ヘッドは1個(一色)でよい。
印字手段18には制御手段40を介して物品Pの情報が入力される。同一ロットの物品PがN個連続して送られてくる場合には物品Pの情報は全て同じなので印字手段18には物品Pの情報と物品Pの数量Nの情報とが入力される。
制御手段40は、物品Pの情報が入力されてから所定時間T経過後に、再貼付用台紙4に貼り付けられたラベル1の印字面1aに物品Pの情報を印字するよう、印字手段18の印字ヘッド18a〜18cを制御する。同一ロットの物品PがN個連続して送られてくる場合には、印字手段18は、物品Pの情報が入力されてから所定時間T経過後に、所定の時間間隔Δtでラベル1の印字面1aに物品Pの情報を印字する。所定時間Tはラベル1が物品情報読取手段21を通過する位置から印字手段18に到達するまでの時間で、時間間隔Δtは、ラベル1の搬送方向の長さと隣接するラベル1の間隔との和であるラベル1の配列間隔に対応する時間である。印字手段18は時間間隔Δt毎にラベル1に印字する。
【0018】
第2の剥離手段19は、図4に示すように、第1の剥離手段14と同様の構成で、印字手段18の後段に配置されて再貼付用台紙4を搬送方向(保持・貼付手段30が設置されている方向)に案内する案内台19aとこの案内台19aと一体に構成されて再貼付用台紙4の搬送方向を逆方向に折り返す先端部分が鋭角に形成された剥離板19bとを備えている。
剥離板19bは、搬送される再貼付用台紙4のラベル貼付面4aと平行な第1の面19qとこの第1の面19qと搬送方向側で第1の面19qに鋭角で交わる折り返し面19rとを備える。再貼付用台紙4は剥離板19bの第1の面19qから折り返し面19r側に折り返された後、第2の案内ローラー173に案内されて第2の回収ローラー16に巻き取られ、ラベル1はそのまま搬送方向に搬送される。
【0019】
保持・貼付手段30は、第2の剥離手段19により再貼付用台紙4から剥離されて搬送方向に搬送されるラベル1を印字面1a側から吸着して保持する吸着パット31と、吸着パット31を保持する保持・貼着用シリンダ32と、保持・貼着用シリンダ32に保持された吸着パット31を物品Pの貼付対象面Sまで移動させるラベル移動用シリンダ33と、ラベル移動用シリンダ33を固定する固体台34とを備える。
吸着パット31としては、例えば、図5(a)に示すように、ブロック状の本体31aの内部に設けられた中空部31vと、ラベル1側の面である吸着面31bに設けられて中空部31vに連通する複数の吸い込み孔31hと、吸着面31bとは反対側の面31cに設けられた吸い出し孔31dとを備え、吸い出し孔31dに図示しない真空ポンプに連結された吸引ホースHを連結して中空部31vの空気を吸引することでラベル1を吸着面31bに吸着させる形態のものが挙げられる。なお、中空部31vの空気の吸引と中空部31vへの外気の導入とは、制御手段40が吸引ホースHの途中に設けられた図示しない開放弁付き電磁弁を制御して行う。
図5(b)に示すように、吸着面31bとは反対側の面31cには、保持・貼着用シリンダ32のシリンダロッド32bの可動端が接続されており、シリンダロッド32bを伸縮させることにより、吸着パット31をシリンダロッド32bの稼働方向である上下方向に移動させることができる。吸着パット31の初期位置は、搬送方向には、ラベル1が再貼付用台紙4から剥離されて剥離板19bの第1の面19qの搬送方向の端部から所定の距離(例えば、ラベル1の搬送方向の長さの1/3程度の長さに相当する距離)だけ離れた位置で、ラベル1の印字面1aに対して、0.3mm〜1mm程度のクリアランスを有して配置される。
ラベル移動用シリンダ33のシリンダロッド33bの可動側は保持・貼着用シリンダ32のシリンダ本体32aに接続されており、シリンダロッド33bを伸縮させることにより、吸着パット31をシリンダロッド33bの稼働方向である左右方向に移動させて、吸着パット31に吸着されたラベル1を物品Pの貼付対象面Sの直上に移動させる。
【0020】
制御手段40は、搬送手段20の搬送速度と第2の回収ローラー16の回転速度とを制御するとともに、物品情報読取手段21から送られてくる物品Pの情報に基づいて、第1の回収ローラー12の図示しない駆動モーターの回転速度を制御してラベル付き台紙3の搬送速度を制御する。
具体的には、物品Pの印字情報が一定の間隔で送られてきているときには、第1の回収ローラー12の回転速度を第2の回収ローラー16の回転速度と同じになるように第1の回収ローラー12の回転速度を制御することで、第1のラベル搬送手段10Aの搬送速度を第2のラベル搬送手段10Bの搬送速度に一致させる。これにより、ラベル付き台紙3の台紙2から剥離されたラベル1は再貼付用台紙4に定期的に受け渡されて印字される。
一方、物品Pの印字情報が途切れた場合には、第1の回収ローラー12を停止させることで、ラベル1の剥離と引き渡しを中断する。その後、物品Pの印字情報が送られてきた場合には、第1の回収ローラー12を稼働させてその回転速度を第2の回収ローラー16の回転速度と同じになるように制御する。
また、制御手段40は、保持・貼付手段30を制御して、吸着パット31の吸着動作を制御するとともに、前記2つのシリンダ32,33のシリンダ本体32a,33aにそれぞれ装着されて直線運動するシリンダロッド32b,33bを独立に伸縮させて、ラベル1の吸着と移動と貼り付けとを制御する。
なお、ラベル1の貼り付け時には、保持・貼着用シリンダ32のシリンダロッド33bを伸長させて吸着パット31に吸着されたラベル1を物品Pの貼付対象面Sに押し付けることでラベル1を物品Pの貼付対象面Sに貼り付ける。ラベル1の貼付対象面Sに押し付けられる面である接着面1bには接着層1cが形成されているので、ラベル1の貼付対象面Sに押し付けた後、電磁弁の開放弁を開放すれば、ラベル1は吸着パット31に吸着されていない状態となる。したがって、保持・貼着用シリンダ32のシリンダロッド33bを縮小することで、吸着パット31を物品Pから引き離すことができる。
【0021】
次に、本発明によるラベル貼付装置10を用いたラベル貼付方法について説明する。
図6に示すように、物品Pが搬送手段20により1ロットずつ搬送される場合には、物品情報読取手段21は、物品載置場所Lにて運搬されてきた1ロット分の物品Pの情報を読み取って制御手段40に送る。なお、物品Pの数量Nは物品Pの情報に含まれている。また、1ロット分の物品Pは搬送手段20に所定の間隔で載置され連続して搬送されるものとする。なお、物品載置場所Lにて運搬されてきた物品Pが複数ロットであった場合には、物品情報読取手段21は、物品載置場所Lにて運搬されてきた物品Pの情報を1ロット分ずつ読み取る。
物品Pの情報を制御手段40に送るタイミングは、特に限定されるのもではなく、1ロット分の物品Pを全て搬送手段20に載置した時であってもよいし、物品情報読取手段21が物品Pの情報を記憶しておき、搬送手段20の途中に搬送される物品Pを検知して物品情報読取手段21に通知する検知装置を設け、物品Pが検知装置を通過したときに物品情報読取手段21に記憶された物品Pの情報を制御手段40に送るようにしてもよい。なお、検知する物品Pは搬送方向の先頭の物品Pであってもよいし、1ロットの物品Pを全て検知してもよい。
【0022】
物品Pの情報が制御手段40に送られると、制御手段40は第1の回収ローラー12の図示しない駆動用モーターを回転させてラベル供給ローラー11のローラー本体15bからラベル付き台紙3を送り出すとともに、第2の回収ローラー16の図示しない駆動用モーターを回転させて再貼付用台紙供給ローラー15から再貼付用台紙4を送り出す。制御手段40は、第1の回収ローラー12の回転速度と第2の回収ローラー16の回転速度とが同一速度になるように、各駆動用モーターを制御する。
なお、ラベル付き台紙3が送り出されてから第1の剥離手段14まで達するまでには時間(待ち時間)がかかるので、第2の回収ローラー16の稼働の開始時刻を第1の回収ローラー12の稼働の開始時刻よりも前記待ち時間より少ない時間間隔だけ遅らせてもよい。このとき、第1の回収ローラー12の回転速度と第2の回収ローラー16の回転速度とが同じになるように、各駆動用モーターを制御する。
ラベル供給ローラー11から送り出されたラベル付き台紙3は、印字手段18が設置されている方向に搬送されて第1の剥離手段14の案内台14aから剥離板14bの搬送面14pまで進み、折り返し面14rにて台紙2のみが折り返され、案内ローラー13に案内されて第1の回収ローラー12に巻き取られる。
一方、ラベル1はそのまま搬送方向に搬送されて、第1のラベル搬送手段10Aから第2のラベル搬送手段10Bへ引き渡されて、剥離板14bの平行面14qと同じ平面内にある案内板172の案内面172qを搬送される再貼付用台紙4のラベル貼付面4aに仮着される。
【0023】
再貼付用台紙4に仮着されたラベル1は第2の回収ローラー16の回転に伴って搬送され、印字手段18の印字ヘッド18a〜18dの直下まで搬送された時点で、印字ヘッド18a〜18dにより、ラベル1の印字面1aに物品Pの情報である印字情報が印字される。搬送手段20には、1ロット分のN個が連続して送られてくるので、制御手段40は、印字手段18を制御して、ラベル1の印字面1aに物品Pの情報を所定の時間間隔Δtで印字する。物品Pの情報が印字されたラベル1は第2の剥離手段19の案内台19aから剥離板19bに進み、ラベル1が再貼付用台紙4から剥離されて剥離板19bの第1の面19qから搬送方向へ送り出される。制御手段40は、この状態で、保持・貼付手段30の吸着パット31を制御してラベル1の印字面1aを吸着パット31の吸着面31bに吸着する。具体的には、制御手段40が真空ポンプに連結された吸引ホースHに取付けられた開放弁付き電磁弁の開放弁を閉じることで、吸着パット31の中空部の空気を吸引しラベル1を吸着パット31の吸着面31bに吸着させる。
再貼付用台紙4は剥離板19bの折り返し面19r側に折り返された後、第2の案内ローラー173に案内されて第2の回収ローラー16に巻き取られる。
【0024】
次に、ラベル1を吸着パット31に吸着した状態で、保持・貼着用シリンダ32のシリンダロッド32bを縮小してラベル1を第2の剥離手段19の剥離板19bから持ち上げた後、ラベル移動用シリンダ33のシリンダロッド33bを伸長させて、吸着パット31に吸着されたラベル1を物品Pの貼付対象面Sの直上に移動させる。
そして、保持・貼着用シリンダ32のシリンダロッド33bを伸長させて吸着パット31に吸着されたラベル1を物品Pの貼付対象面Sに押し付けることでラベル1を物品Pの貼付対象面Sに貼り付ける。その後、電磁弁を閉鎖するとともに開放弁を開放して吸着パット31を物品Pから引き離す。そして、ラベル移動用シリンダ33のシリンダロッド33bを縮小させて保持・貼着用シリンダ32のシリンダロッド32bを伸長させ、吸着パット31を初期位置に戻す。
なお、ラベルの吸着から吸着パット31が初期位置に戻されるまでの時間と前のラベルの印字終了から次のラベルの印字終了までの時間間隔とが同じになるように、ラベルの貼り付け間隔、第2のラベル搬送手段10Bの搬送速度、搬送手段20の搬送速度とが設定されていることはいうまでもない。
このような動作をN回連続して行うことにより、1ロット分の物品Pにラベル1を連続的に貼り付けることができる。
なお、搬送手段20に照合手段を設けて、物品Pに貼り付けられたラベル1の印字情報と物品情報読取手段21で読み取った物品Pの情報とを照合し、一致しているか否かを判定するようにすれば、間違ったラベル1が貼り付けられた物品Pが後工程に送られたり出荷されたりすることを防ぐことができる。
【0025】
ところで、複数のロットの物品Pにラベル1を貼り付ける場合には、物品Pの情報が異なるだけでなく、図6に示すように、n番目に搬送されるロットの物品Pと(n+1)番目に搬送されるロットの物品Pとが連続していない場合がある。この場合には、n番目に搬送されるロットの物品Pの情報が制御手段40に入力される時刻と(n+1)番目に搬送されるロットの物品Pの情報が制御手段40に入力される時刻との間隔が、n番目に搬送されるロットの物品Pと(n+1)番目に搬送されるロットの物品Pとが連続している場合よりも大きくなる。これは、印字情報の受け取りが途切れた状態と同じであり、(n+1)番目に搬送されるロットの物品Pにラベル1を貼り付ける際には、バックフィードが必要となる。
しかしながら、本例のラベル貼付装置10では、第1の回収ローラー12の回転速度と第2の回収ローラー16の回転速度とを別個に制御できるように構成されているので、バックフィードを行うことなく、後に搬送するロットの物品Pにラベル1を貼り付けることができる。
すなわち、制御手段40は、物品Pの1ロット分の印字が終了しても、次のロットの物品Pの情報が入力されない場合には、第1の回収ローラー12を停止させることで、第1のラベル搬送手段10Aから第2のラベル搬送手段10Bへのラベル1の引き渡しを中断させることができる。そして、次のロットの物品Pの情報が入力された時点で、第1の回収ローラー12を再度第2の回収ローラー16に同期させて回転させることで、第1のラベル搬送手段10Aから第2のラベル搬送手段10Bへのラベル1の引き渡しを再開することができる。これにより、印字情報がない状態ではラベル1は印字手段18に送られることがないので、バックフィードを行う必要はない。
なお、第1のラベル搬送手段10Aから第2のラベル搬送手段10Bへのラベル1の引き渡しが再開されてからは、上述した手順で印字、吸着、移動を行って、ラベル1を次のロットの物品Pに貼り付ける。
【0026】
このように、本実施の形態では、ラベル1の搬送手段を、台紙2にラベル1が貼り付けられたラベル付き台紙3を搬送するとともに台紙2からラベル1を剥離する第1のラベル搬送手段10Aと、台紙2から剥離されたラベル1を受け取って再貼付用台紙4に貼り付け直しこの貼り付けられたラベル1を印字手段18に送る第2のラベル搬送手段10Bとから構成し、ラベル1に物品Pの情報を印字する前のラベル1を第1のラベル搬送手段10Aから第2のラベル搬送手段10Bに引き渡して再貼付用台紙4に貼り付けた後に、この再貼付用台紙4に貼り付けられたラベル1に物品Pの情報を印字するようにしたので、物品Pの印字が終了しても次の物品Pの情報が入力されない場合には、第1のラベル搬送手段10Aから第2のラベル搬送手段10Bへの引き渡しを中断させることができる。
したがって、物品が多種類に亘った場合でも、バックフィードを行うことなく、物品Pの貼付対象面Sに物品Pの情報が印字されたラベル1を貼り付けることができるので、バックフィードの廃止による処理時間の短縮が可能になるとともに、ランダムなタイミングで印字情報が入力されても、最短の時間でラベル1の貼り付け作業を行うことができる。
【0027】
なお、前記実施の形態では、物品Pが搬送手段20により1ロットずつ搬送される場合について説明したが、本発明は、例えば、図7に示すように、物品が多種類に亘るため、印字情報の受け取りが途切れたりするなど、印字情報を受け取るタイミングがランダムになる場合でも、バックフィードを行うことなく物品に物品の情報が印字されたラベルを貼り付けることができる。
このような場合には、物品Pの一つ一つにIDカードなどの情報記憶手段23が取付けられているので、搬送手段20の搬送経路の所定の箇所にIDカードリーダーなどの物品情報読取手段21を設置し、物品P毎に物品Pの情報を読み取って、読み取った情報を制御手段40に送るようにすればよい。制御手段40は、物品Pの印字が終了しても、次の物品Pの情報が入力されない場合には、第1の回収ローラー12を停止させて、第1のラベル搬送手段10Aから第2のラベル搬送手段10Bへのラベル1の引き渡しを中断させる。そして、次の物品Pの情報が入力された時点で、第1の回収ローラー12を再度第2の回収ローラー16に同期させて回転させることで、第1のラベル搬送手段10Aから第2のラベル搬送手段10Bへのラベル1の引き渡しを再開する。これにより、印字情報がない状態ではラベル1は印字手段18に送られることがないので、バックフィードを行う必要はない。
【0028】
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は前記実施の形態に記載の範囲には限定されない。前記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者にも明らかである。そのような変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲から明らかである。
【産業上の利用可能性】
【0029】
このように、本発明によれば、物品が多種類に亘った場合でも、バックフィードを行うことなく、物品に物品の情報が印字されたラベルを貼り付けることができるので、ラベルの貼り付け作業の効率を向上させることができる。
【符号の説明】
【0030】
1 ラベル、1a 印字面、1b 接着面、1c 接着層、2 台紙、
2a ラベル貼付面、3 ラベル付き台紙、4 再貼付用台紙、
10 ラベル貼付装置、11 ラベル供給ローラー、12 第1の回収ローラー、
13 案内ローラー、14 第1の剥離手段、15 再貼付用台紙供給ローラー、
16 第2の回収ローラー、171 第1の案内ローラー、172 案内板、
173 第2の案内ローラー、18 印字手段、18a〜18d 印字ヘッド、
19 第2の剥離手段、
20 搬送手段、21 物品情報読取手段、22 運搬手段、23 情報記憶手段、
30 保持・貼付手段、31 吸着パッド、32 保持・貼着用シリンダ、
32a,33a シリンダ本体、32b,33b シリンダロッド、
33 ラベル移動用シリンダ、40 制御手段、P 物品、L 物品載置場所。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
搬送手段で搬送される物品の情報を受け取り、台紙のラベル貼付面に剥離可能に貼り付けられたラベルに前記受け取った物品の情報を印字した後、前記物品の情報が印字されたラベルを前記台紙から剥離し、剥離されたラベルを前記物品の貼付対象面に貼り付けるラベル貼付方法において、
前記ラベルに前記物品の情報を印字する前に前記台紙から前記ラベルを剥離し、前記剥離されたラベルを前記台紙を搬送する搬送手段とは異なる搬送手段によって搬送される再貼付用台紙のラベル貼付面に剥離可能に貼り付け、前記再貼付用台紙に貼り付けられたラベルに前記物品の情報を印字することを特徴とするラベル貼付方法。
【請求項2】
ラベルを貼り付ける物品を搬送する搬送手段と、
前記搬送される物品の情報を読み取る物品情報読取手段と、
台紙のラベル貼付面に剥離可能に貼り付けられたラベルを搬送する第1のラベル搬送手段と、
前記ラベルを前記台紙から剥離する第1の剥離手段と、
前記剥離されたラベルを再度貼り付ける再貼付用台紙を供給するとともに、前記台紙から剥離されたラベルを受け取って前記ラベルを前記再貼付用台紙のラベル貼付面に剥離可能に貼り付けて搬送する第2のラベル搬送手段と、
前記物品情報読取手段で読み取った物品の情報を受け取り、前記第2のラベル搬送手段により搬送されるラベルに前記受け取った物品の情報を印字する印字手段と、
前記印字手段で印字されたラベルを前記再貼付用台紙から剥離する第2の剥離手段と、
前記第2の剥離手段で剥離されたラベルを吸着して保持するとともに、保持されたラベルを前記物品の貼付対象面に貼り付ける保持・貼付手段と、
前記第1のラベル搬送手段の搬送速度を制御する制御手段と、
を備えたことを特徴とするラベル貼付装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2012−101830(P2012−101830A)
【公開日】平成24年5月31日(2012.5.31)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−252962(P2010−252962)
【出願日】平成22年11月11日(2010.11.11)
【出願人】(000005278)株式会社ブリヂストン (11,469)
【Fターム(参考)】