説明

ランニングコースにおける周回カウンター

【課題】ランニングやジョギングを安全にまた、意欲を増すためにコースにおける周回カウンターを提供する。
【解決手段】コースの一周距離を入力する距離設定ボタン3−A,3−Bと、周回数を入力するまたは計測データをリセットするカウント・リセットボタン2と、演算機能や時計機能を備えたデータ処理部と、データ処理部の開始・停止をさせるスタート・ストップボタン1と、周回数、走行距離、ラップタイム、走行時間、時計を表示する表示装置4と、表示装置に表示を選択するモード切換えボタン5を設け、片手で操作確認ができる形状とした。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ランニングやジョギングコースの周回数を記録表示するカウンターに関するものである。
【背景技術】
【0002】
ランニングやジョギングでスポーツセンター等のランニングコースを利用する場合、目標距離を設定し周回する事がある。その場合、周回数を頭の中で記憶しながら走ったり、指を折り数えたりしていた。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、この方法だと記憶が曖昧になり途中で忘れてしまう事がありランニングやジョギングの意欲が半減した。また、思い出そうとすると集中が切れスピードダウンし、後ろの人に迷惑を掛けたり、コースを外れそうになったりして危険な場合もあった。
本発明は以上のような欠点を解決するためになされたものである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
ランニングやジョギングコースの一周距離を入力する距離設定ボタンと、周回数を入力するまたは計測データをリセットするカウント・リセットボタンと、カウント・リセットボタンの押下により周回数、走行距離を記録演算する演算機能と、ラップタイム、走行時間を計測記録する時計機能を備えたデータ処理部と、データ処理部の開始・停止をさせるスタート・ストップボタンと、周回数、走行距離、ラップタイム、走行時間、時計を表示する表示装置と、表示装置に表示を選択するモード切換えボタンを設け、片手で操作確認できる形状とした事を特徴とする。
【発明の効果】
【0005】
カウント・リセットボタンを押すことにより周回数が表示されるので、頭の中で記憶したり、指を折り数えたりすることから開放され、操作や確認も片手で出来るのでランニングフォームを崩すことなくジョギングやランニングを安全に集中し行える。
さらに、ラップタイムや走行時間、走行距離を表示する事により目標の設定確認が出来るのでランニングやジョギングの意欲を増すことができる。
【図面の簡単な説明】
【0006】
【図1】本発明のブロック図
【図2】本発明の一実施例を示す装着斜視図
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、本発明の実施形態を説明する。
ランニングやジョギングのスタート前に、予め距離設定ボタン(3−A)と(3−B)によりランニングやジョギングコースの一周の距離を入力する。ここに入力の一例を記すと、距離設定ボタン(3−A)と(3−B)を同時に押し、入力モードに切替え、距離設定ボタン(3−B)を押し、入力したい桁数に合せ走行設定ボタン(3−A)により数字をカウントアップさせ設定する。設定後はスタート・ストップボタン(1)を押しランニングやジョギングコースの一周の距離を確定する。次にランニングやジョギングコース上にスタート位置を決めスタート・ストップボタン(1)を押しランニングコースにおける周回カウンターの記録を開始させランニングやジョギングを開始する。スタート位置に来たらカウント・リセットボタン(2)を押し表示装置(4)の上部にカウントアップされた周回数が表示され、下段にはラップタイムが表示される。下段表示はラップタイムを2秒程度表示した後、走行距離を2秒程度表示し、その後は走行時間表示が表示されるように標準設定を設ける。表示方法はモード切替えボタン(5)で設定できるようにすると使用目的にあった利用が可能となる。ランニングやジョギングを終了する時はスタート・ストップボタン(1)を押し、ランニングコースにおける周回カウンターを停止させる。
本発明のランニングコースにおける周回カウンターは、腕時計のように腕に装着する形状とするとカウント・リセットボタン(2)を押すのに両手作業になりランニングフォームが崩れリズムが狂うので、片手で操作確認が出来るように手または指に装着できる形状とする。
【0008】
本発明のランニングコースにおける周回カウンターは運動中に使用するので、操作ボタンは少ない方がベストであり、スタート・ストップボタン(1)の機能をカウント・リセットボタン(2)を長押しまたは2回早押しなどで操作を割り当てることで、スタート・ストップボタン(1)を削除した形も考えられる。
【0009】
本実施形態の応用として歩数計機能やパソコンにUSBケーブルで接続し記録データを管理できる機能を備えることで、ランニングやジョギングの継続意欲を増す事が期待できる。
【符号の説明】
【0010】
1・・・・スタート・ストップボタン
2・・・・カウント・リセットボタン
3−A・・設定ボタン
3−B・・設定ボタン
4・・・・表示装置
5・・・・モード切替えボタン

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ランニングやジョギングコースの一周距離を入力する距離設定ボタンと、周回数を入力するまたは計測データをリセットするカウント・リセットボタンと、演算機能や時計機能を備えたデータ処理部と、データ処理部の開始・停止をさせるスタート・ストップボタンと、周回数、走行距離、ラップタイム、走行時間、時計を表示する表示装置と、表示装置に表示を選択するモード切換えボタンを設け、片手で操作確認ができる形状を特徴としたランニングコースにおける周回カウンター。

【図1】
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【図2】
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