説明

リアクトル

【課題】位置決めが容易であるとともに破損が生じにくい温度センサを備えたリアクトルを提供すること。
【解決手段】通電により磁束を発生するコイル2と、該コイル2を内側に収容するケース4と、該ケース4内に配設される樹脂充填材3とを有するリアクトル1。樹脂充填材3には、筒状の保護管6が埋設されている。該保護管6の内側にリアクトル1の温度を測定する温度センサ5が配設されている。該温度センサ5と保護管6との間には、絶縁材7が充填されている。保護管6は、コイル2の軸方向に平行となるよう樹脂充填材3内に埋設されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、DC−DCコンバータやインバータ等の電力変換装置の構成部品として用いられるリアクトルに関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、図4に示すごとく、例えば鉄芯等からなるコア96と、該コア96に導体線を巻回してなるコイル92と、該コイル92とコア96とを内側に収容するケース94と、該ケース94内に配設される樹脂充填材93とを有するリアクトル9が知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、コア96の内側に配される樹脂充填材93内には温度センサ95が埋設されており、該温度センサ95により、リアクトル9の温度を測定するよう構成されている。
【0003】
ところが、上記従来のリアクトル9において、例えば、樹脂充填材93の硬化時やコイル92への通電時等には樹脂充填材93が収縮する。このとき、温度センサ95が収縮した樹脂充填材93に押し潰されたり、短絡したりしてしまうという問題がある。
また、樹脂充填材93は、硬化前は液状であるため、特にワイヤー状の温度センサ95を用いる場合には、その位置決めが困難となるという問題がある。
そして、その結果、リアクトル9の温度の測定精度が低下してしまうおそれがある。
【0004】
【特許文献1】特開2004−135465号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、かかる従来の問題点に鑑みてなされたもので、位置決めが容易であるとともに破損が生じにくい温度センサを備えたリアクトルを提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、通電により磁束を発生するコイルと、該コイルを内側に収容するケースと、該ケース内に配設される樹脂充填材とを有するリアクトルであって、
上記樹脂充填材には、筒状の保護管が埋設されているとともに、該保護管の内側に上記リアクトルの温度を測定する温度センサが配設されており、
該温度センサと上記保護管との間には、絶縁材が充填されていることを特徴とするリアクトルにある(請求項1)。
【0007】
次に、本発明の作用効果につき説明する。
上記温度センサは、筒状の保護管を介して上記樹脂充填材に埋設されている。これにより、温度センサの破損を防ぐことができる。すなわち、硬化時等において樹脂充填材が収縮した場合等であっても、上記保護管によって温度センサを保護することができ、温度センサが樹脂充填材に押し潰されることを防ぐことができる。それゆえ、温度センサが破損したり短絡したりすることを防ぐことができる。
【0008】
また、上記保護管により、温度センサの位置決めを容易に行うことができる。すなわち、硬化前の液状の樹脂充填材に対しても、上記保護管を正確に位置決めしておくことができる。そして、該保護管内に温度センサを配設することにより、温度センサの位置決めを精度良く行うことができる。すなわち、例えばワイヤー状の温度センサ等は、その可撓性によって樹脂充填材中の所望の位置に正確に配置することが困難となる場合があるが、かかる場合にも、上記保護管を用いることにより、正確な位置に温度センサを容易に配置することができる。
【0009】
さらに、上記温度センサと上記保護管との間には、絶縁材が充填されている。これにより、精度良くリアクトルの温度を測定することができる。すなわち、温度センサと保護管との間に空隙が存在する場合においては、リアクトルの熱が保護管に伝わってもその熱を温度センサへと充分に伝えることができない。これに対して、本発明のように温度センサと保護管との間に絶縁材を充填することにより、保護管に伝わったリアクトルの熱を、絶縁材を介して温度センサへと伝えることができる。
その結果、リアクトルの温度を精度良く測定することができる。
【0010】
以上のごとく、本発明によれば、位置決めが容易であるとともに破損が生じにくい温度センサを備えたリアクトルを提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
本発明(請求項1)において、上記リアクトルは、例えば、DC−DCコンバータやインバータ等の電力変換装置の構成部品として用いることができる。
そして、例えば、温度センサによる温度測定値に基づいてコイルへの通電等を制御することにより、リアクトルが極端に高温化することを防ぐことができる。
【0012】
上記樹脂充填材として、例えば、エポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂や熱可塑性樹脂等の樹脂を用いることができる。
上記ケースは、例えば、アルミニウム又はアルミニウム合金からなるものを用いることができる。
上記コイルは、例えば、鉄芯等の周囲に導体線を螺旋状に巻回して構成することもできる。
【0013】
また、上記絶縁材は、高熱伝導材料からなることが好ましい(請求項2)。
この場合には、リアクトルの温度を充分に精度良く測定することができる。すなわち、保護管に伝わったリアクトルの熱を、高熱伝導材料からなる絶縁材を介して温度センサに早期に伝えることができる。それゆえ、応答性に優れた温度センサを得ることができ、リアクトルの温度の測定精度を向上させることができる。
上記絶縁材として、例えば、エポキシ、シリコン、ウレタン等を用いることができる。
【0014】
また、上記保護管は、外側面が上記コイルと接触していることが好ましい(請求項3)。
この場合には、特に高温となりやすいコイルの温度を精度良く測定することができ、リアクトルの温度制御に一層有用な温度測定を行うことができる。
【0015】
また、上記保護管は、上記コイルの内側に配設されていることが好ましい(請求項4)。
この場合には、熱がこもりやすい部分であるコイルの内側の温度を精度良く測定することができる。それゆえ、リアクトルの温度制御に、より一層有用な温度測定を行うことができる。
【0016】
また、上記保護管は、金属からなるものであってもよい(請求項5)。
この場合には、測定精度に優れた温度センサを備えたリアクトルを得ることができる。すなわち、金属からなる保護管は、磁束に対してシールド効果を有する。具体的には、コイルへ通電することによって発生する磁束が保護管を通過するように形成されると、上記金属からなる保護管において渦電流損が発生し、保護管内への磁束の影響を充分に抑制することができる。これにより、磁束の影響を受けにくい温度センサを得ることができる。その結果、上記温度センサにより、誤差動等を起こすことなくリアクトルの温度を精度良く測定することができる。
上記金属として、例えば、アルミニウム、鉄、銅等を用いることができる。
【0017】
請求項5において、上記保護管は、アルミニウムからなることがより好ましい(請求項6)。
この場合には、保護管の磁束に対するシールド効果をより一層向上させることができる。それゆえ、より一層測定精度に優れた温度センサを備えたリアクトルを得ることができる。
【0018】
また、上記保護管は、上記コイルの軸方向に平行となるよう上記樹脂充填材内に埋設されていることが好ましい(請求項7)。
この場合には、上記保護管が磁束の形成を阻害することを抑制することができる。すなわち、コイルへの通電により生じる磁束の形状は、コイルの内側及び外周にわたって形成される軸方向に長い略楕円形状となる。そこで、コイルの軸方向に平行となる向きに保護管を配置することにより、磁束(磁力線)に沿う向きに保護管を配置することとなる。これにより、保護管が磁束の形成を極力阻害しないような配置とすることができる。
その結果、リアクトルのインダクタンス性能を充分に確保することができる。
【0019】
なお、保護管をコイルの軸方向に平行とならないように配置した場合、保護管を通過する磁力線が比較的多く存在することとなる。その結果、磁束の形成が保護管によって阻害されるため、磁束が充分に形成されず、所望の磁気特性を有するリアクトルを得ることが困難となるおそれがある。
【0020】
また、上記樹脂充填材は、磁性粉末を混入させてなる磁性粉末混合樹脂からなることが好ましい(請求項8)。
この場合には、本発明の効果を充分に発揮することができる。すなわち、上記のごとく樹脂充填材が磁性粉末混合樹脂からなる場合には、コイルへの通電により、樹脂充填材内において高密度の磁束が形成されることとなる。そして、仮に本発明を適用しない場合には、温度センサは、かかる高密度の磁束の影響を受けることになるとともに、樹脂充填材が収縮等すると破損しやすくなってしまうおそれがある。かかる樹脂充填材を有するリアクトルにおいて本発明を適用すれば、温度センサへの磁束の影響を充分に低減するとともに温度センサの破損を充分に防ぐことができる。
【0021】
さらに、磁性粉末混合樹脂からなる樹脂充填材に温度センサを埋設する際、樹脂充填材内に混入している磁性粉末により、温度センサに損傷を与えてしまうおそれがある。かかるリアクトルにおいて、本発明を適用すれば保護管により温度センサを充分に保護することができる。
なお、上記磁性粉末混合樹脂として、樹脂充填材に、例えば、フェライト粉末、鉄粉、珪素合金鉄粉等の磁性粉末を混入させてなるものを用いることができる。
【実施例】
【0022】
本発明の実施例に係るリアクトルにつき、図1、図2を用いて説明する。
本例のリアクトル1は、図1、図2に示すごとく、通電により磁束を発生するコイル2と、該コイル2を内側に収容するケース4と、該ケース4内に配設される樹脂充填材3とを有する。
【0023】
樹脂充填材3には、図1、図2に示すごとく、有底筒状の保護管6が埋設されている。そして、保護管6の内側には、リアクトル1の温度を測定する温度センサが配設されている。
さらに、温度センサ5と保護管6との間には、同図に示すごとく、絶縁材7が充填されている。
【0024】
本例において、リアクトル1は、例えば、DC−DCコンバータやインバータ等の電力変換装置の構成部品として用いることができる。
ケース4は、例えば、アルミニウムからなるものを用いることができる。
コイル2は、導体線20を螺旋状に成形してなる。
温度センサ5は、例えば、温度によって抵抗値が変化するサーミスタ素子からなる。
【0025】
また、本例の樹脂充填材3は、例えば、エポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂や熱可塑性樹脂等の樹脂に、フェライト粉末、鉄粉、珪素合金鉄粉等の磁性粉末を混入させてなる磁性粉末混合樹脂からなる。
絶縁材7として、例えば、エポキシ、シリコン、ウレタン等の、熱伝導率が樹脂充填材3以上の高熱伝導材料からなる。
【0026】
本例の保護管6は、アルミニウムからなり、例えば、外径が5.8mm、内径が3.8mm、厚みが1.0mm、軸方向長さが35mmの寸法で形成することができる。ここで、保護管6の内径は小さいほどリアクトル1の温度を正確に測定することができる。また、保護管6は、温度センサ5を挿入するための開口部60が樹脂充填材3の表面30から突出するよう配設されている。
【0027】
また、保護管6は、図1、図2に示すごとく、コイル2の軸方向に平行となるよう樹脂充填材3内に埋設されているとともに、コイル2の内側に配設されている。
なお、本例の保護管6は底を有しているが、底を有していない筒状の保護管を用いてもよい。
また、本例では、図1、図2に示すごとく、保護管6とコイル2とを離隔配置しているが、図3に示すごとく、保護管6の外側面をコイル2と接触させることもできる。かかる場合には、特に高温となりやすいコイル2の温度をより一層精度良く測定することができ、リアクトル1の温度制御に、より一層有用な温度測定を行うことができる。
【0028】
本例のリアクトル1を作製するに当たっては、例えば、ケース4内に、コイル2を配置した後樹脂充填材3を充填する。次いで、樹脂充填材3の所定の位置に、あらかじめ内部に温度センサ5及び絶縁材7を配設した保護管6を埋設した後、樹脂充填材3を固化させる。
なお、リアクトル1の作製手順は上記手順に限られず、樹脂充填材3の所定の位置に保護管6を埋設した後、該保護管6内に温度センサ5を開口部60から挿入し、さらに保護管6と温度センサ5との間に絶縁材7を充填して作製することもできる。
【0029】
次に、本例の作用効果につき説明する。
温度センサ5は、図1、図2に示すごとく、有底筒状の保護管6を介して樹脂充填材3に埋設されている。これにより、温度センサ5の破損を防ぐことができる。すなわち、硬化時等において樹脂充填材3が収縮した場合等であっても、保護管6によって温度センサ5を保護することができ、温度センサ5が樹脂充填材3に押し潰されることを防ぐことができる。それゆえ、温度センサ5が破損したり短絡したりすることを防ぐことができる。
【0030】
また、保護管6により、温度センサ5の位置決めを容易に行うことができる。すなわち、硬化前の液状の樹脂充填材3に対しても、保護管6を正確に位置決めしておくことができる。そして、該保護管5内に温度センサ5を配設することにより、温度センサ5の位置決めを精度良く行うことができる。すなわち、例えばワイヤー状の温度センサ5等は、その可撓性によって樹脂充填材3中の所望の位置に正確に配置することが困難となる場合があるが、かかる場合にも、上記保護管6を用いることにより正確な位置に温度センサ5を容易に配置することができる。
【0031】
さらに、温度センサ5と保護管6との間には、図1、図2に示すごとく、絶縁材7が充填されている。これにより、精度良くリアクトル1の温度を測定することができる。すなわち、温度センサ5と保護管6との間に空隙が存在する場合においては、リアクトル1の熱が保護管6に伝わってもその熱を温度センサ5へと充分に伝えることができない。これに対して、本例のように温度センサ5と保護管6との間に絶縁材7を充填することにより、保護管6に伝わったリアクトル1の熱を、絶縁材7を介して温度センサ5へと伝えることができる。
その結果、リアクトル1の温度を精度良く測定することができる。
【0032】
また、絶縁材7は、高熱伝導材料からなるため、リアクトル1の温度を充分に精度良く測定することができる。すなわち、保護管6に伝わったリアクトル1の熱を、高熱伝導材料からなる絶縁材7を介して温度センサ5に早期に伝えることができる。それゆえ、応答性に優れた温度センサ5を得ることができ、リアクトル1の温度を充分に精度良く測定することができる。
【0033】
保護管6は、図1、図2に示すごとく、コイル2の内側に配設されているため、熱がこもりやすい部分であるコイルの内側の温度をより一層精度良く測定することができる。その結果、リアクトル1の温度制御に、より一層有用な温度測定を行うことができる。
【0034】
また、保護管6は、アルミニウムからなるため、測定精度に優れた温度センサ5を備えたリアクトル1を得ることができる。すなわち、アルミニウムからなる保護管6は、磁束に対してシールド効果を有する。具体的には、コイル2へ通電することによって発生する磁束が保護管6を通過するように形成されると、アルミニウムからなる保護管6において渦電流損が発生し、保護管6内への磁束の影響を充分に抑制することができる。これにより、磁束の影響を受けにくい温度センサ5を得ることができる。その結果、温度センサ5により、誤差動等を起こすことなくリアクトル1の温度を測定することができる。
【0035】
また、保護管6は、図1、図2に示すごとく、コイル2の軸方向に平行となるよう樹脂充填材3内に埋設されているため、保護管6が磁束の形成を阻害することを抑制することができる。すなわち、コイル2への通電により生じる磁束は、コイル2の内側及び外周にわたって形成される軸方向に長い略楕円形状となる。そこで、コイル2の軸方向に平行となる向きに保護管6を配置することにより、磁束に沿う向きに保護管6を配置することとなる。これにより、保護管6が磁束の形成を極力阻害しないような配置とすることができる。その結果、リアクトル1のインダクタンス性能を充分に確保することができる。
【0036】
また、樹脂充填材3は、磁性粉末を混入させてなる磁性粉末混合樹脂からなるため、本発明の効果を充分に発揮することができる。すなわち、上記のごとく樹脂充填材3が磁性粉末混合樹脂からなる場合には、コイル2への通電により、樹脂充填材3内において高密度の磁束が形成されることとなる。そして、仮に本発明を適用しない場合には、温度センサ5は、かかる高密度の磁束の影響を受けることになるとともに、樹脂充填材3が収縮等すると破損しやすくなってしまうおそれがある。そこで、かかる樹脂充填材3を有するリアクトル1において本発明を適用すれば、温度センサ5への磁束の影響を充分に低減するとともに温度センサ5の破損を充分に防ぐことができる。
【0037】
さらに、図1、図2に示すごとく、磁性粉末混合樹脂からなる樹脂充填材3に温度センサ5を埋設する際、樹脂充填材3内に混入している磁性粉末により、温度センサ5に損傷を与えてしまうおそれがある。かかるリアクトル1において、本発明を適用すれば保護管6により温度センサ6を充分に保護することができる。
【0038】
以上のごとく、本例によれば、位置決めが容易であるとともに破損が生じにくい温度センサを備えたリアクトルを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0039】
【図1】実施例における、リアクトルの縦断面説明図。
【図2】実施例における、リアクトルの上面図。
【図3】実施例における、温度センサの配設位置を変更した場合のリアクトルの縦断面説明図。
【図4】従来例における、リアクトルの上面図。
【符号の説明】
【0040】
1 リアクトル
2 コイル
3 樹脂充填材
4 ケース
5 温度センサ
6 保護管
7 絶縁材

【特許請求の範囲】
【請求項1】
通電により磁束を発生するコイルと、該コイルを内側に収容するケースと、該ケース内に配設される樹脂充填材とを有するリアクトルであって、
上記樹脂充填材には、筒状の保護管が埋設されているとともに、該保護管の内側に上記リアクトルの温度を測定する温度センサが配設されており、
該温度センサと上記保護管との間には、絶縁材が充填されていることを特徴とするリアクトル。
【請求項2】
請求項1において、上記絶縁材は、高熱伝導材料からなることを特徴とするリアクトル。
【請求項3】
請求項1又は2において、上記保護管は、外側面が上記コイルと接触していることを特徴とするリアクトル。
【請求項4】
請求項1〜3のいずれか一項において、上記保護管は、上記コイルの内側に配設されていることを特徴とするリアクトル。
【請求項5】
請求項1〜4のいずれか一項において、上記保護管は、金属からなることを特徴とするリアクトル。
【請求項6】
請求項5において、上記保護管は、アルミニウムからなることを特徴とするリアクトル。
【請求項7】
請求項5又は6において、上記保護管は、上記コイルの軸方向に平行となるよう上記樹脂充填材内に埋設されていることを特徴とするリアクトル。
【請求項8】
請求項1〜7のいずれか一項において、上記樹脂充填材は、磁性粉末を混入させてなる磁性粉末混合樹脂からなることを特徴とするリアクトル。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2008−182152(P2008−182152A)
【公開日】平成20年8月7日(2008.8.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−16091(P2007−16091)
【出願日】平成19年1月26日(2007.1.26)
【出願人】(000004260)株式会社デンソー (27,639)
【出願人】(000134257)NECトーキン株式会社 (1,832)
【Fターム(参考)】