説明

リストスクロール方法およびリストスクロール装置

【目的】項目の判読性を損なうことなく、しかも、ユーザにストレスを与えることなくスクロールの高速化が可能な「リストスクロール方法およびリストスクロール装置」を提供することにある。
【構成】低速から高速まで所定の速度でリストのスクロールを行うリストスクロール方法において、n個ごとの項目のスクロール表示を要求し、要求があったときn個ごとの項目をスクロール表示する。更に、スクロールの停止が指示されたとき、スクロールを停止し、スクロール停止時に最下段に表示されている項目を表示画面の中央に表示すると共に、該項目に前後で連続する複数の項目のリストを表示する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はリストスクロール方法およびリストスクロール装置に関わり、特に低速から高速まで所定の速度でスクロールするリストスクロール方法およびリストスクロール装置に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、半導体メモリやハードディスクなど記録媒体の大容量化が進んでおり、大容量の記録媒体を搭載したナビゲーション装置やオーディオ装置が広く提供されている。その記録媒体中にはナビゲーション装置であれば全国の施設や地名などに関する情報が記録され、オーディオ装置であれば多数の楽曲などが記録されており、その情報量は膨大である。その膨大な情報量からユーザは所望の情報を検索する必要が頻繁に発生する。ところで、検索対象の情報はリスト化され、アルファベット順、あるいは50音順などに上から順に並べられている。該リストより所望の情報を検索するには、該リストの先頭から所定数(例えば先頭から5項目)の項目を表示画面に表示し、表示画面に表示された項目の中に所望の項目がない場合には、ユーザがリストのスクロール操作を行って、所望の項目を探すことになる。
【0003】
しかし、膨大な検索対象の中から所望の項目を探す場合、低速のリストスクロールでは所望の項目を探し出すまでには相当な時間を費やす可能性があり、一方、高速のリストスクロールでは項目の判読性が低下し、ユーザは所望の項目を探すために大きな負担を感じる可能性がある。
【0004】
そこで、第1の従来技術として、低速のリストスクロールの場合には、通常の1項目ずつのスクロールを行い、高速のリストスクロールの場合にはページ送りし、1項目ずつのスクロールよりも高速の項目のスクロールを実現する技術(特許文献1参照)がある。この第1の従来技術において、低速のリストスクロールを行う場合には、図9(A)に示すように通常の1項目ずつのスクロールを行い、高速のリストスクロールの場合には、図9(B)に示すようにページ送り、すなわち複数項目ずつ一括してスクロールして、1項目ずつのスクロールよりも高速のスクロールを実現する。尚、(A)の1項目ずつのスクロール速度と、(B)の一括スクロール速度は同じである。また、図において1は実際のリスト、2は表示画面である。
【0005】
また、第2の従来技術として、1項目ずつ高速でスクロールする第1表示エリアと、第1表示エリアで7項目スクロールした時にリストの項目を1項目スクロールする第2表示エリアとの二つの表示画面に分け、高速スクロールを実現する技術(特許文献2参照)がある。すなわち、図10に示すように第1表示エリア3、第2表示エリア4を設け、図10の(A)、(B)、(C)に示すように第1表示エリアでは1項目ずつ高速にスクロール表示し、第2表示エリアでは第1表示エリアで7項目スクロールした時リストの8番目の項目を表示する。なお、図において1は実際のリストである。
【特許文献1】特開2000−249568号公報
【特許文献2】特開2007−140004号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上記第1の従来技術では、高速スクロールの時の一括スクロールは低速スクロールの時の1項目ずつのスクロールと同じ速度で行うので、1項目ずつの更新時間でページに表示されている全項目を判読しなければならず、項目の判読が困難となる問題がある。
上記第2の従来技術では、第2表示エリアは複数項目スクロールが行われると更新されるが、第1表示エリアは1項目ずつの高速のスクロールが行われており、この1項目ずつの高速スクロールがユーザの視界に入り、ユーザがストレスを感じるという問題がある。
以上から本発明の第1の目的は、項目の判読性を損なうことなく、しかも、ユーザにストレスを与えることなくスクロールの高速化を可能にすることである。
本発明の第2の目的は、種々の速度でスクロールを行い、膨大な情報量から所望の項目を高速に探し出すことを可能にすることである。
本発明の第3の目的は、所望の項目を短時間で選択することを可能にすることである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は低速から高速まで所定の速度でリストのスクロールを行うリストスクロール方法およびリストスクロール装置である。
・リストスクロール方法
本発明のリストスクロール方法は、n個ごとの項目のスクロール表示を要求するステップ、前記要求があったときn個ごとの項目をスクロール表示するステップ、を備えている。ただし、前記nは整数であり、本発明は該nを特定するステップ、を備えている。
本発明のリストスクロール方法は、更にスクロールの停止が指示されたとき、スクロールを停止するステップ、スクロール停止時に最下段に表示されている項目を表示画面の中央に表示すると共に、該項目に前後で連続する複数の項目のリストを表示するステップ、を備えている。
・リストスクロール装置
本発明のリストスクロール装置は、複数の項目を表示する表示画面と、n個ごとの項目のスクロール表示を要求する要求部と、前記要求部より要求があったときn個ごとの項目をスクロール表示する制御部と、を備えている。前記要求部は、該nの値を特定してスクロール表示を要求をする。
本発明のリストスクロール装置は、更にスクロール停止を指示するスクロール停止指示部を備え、該スクロール停止指示部よりスクロール停止が指示されたとき、前記制御部は最下段に表示されている項目を表示画面の中央に表示すると共に、該項目に前後で連続する複数の項目のリストを表示する。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、n個ごとの複数の項目のスクロール表示を要求し、前記要求があったときn個ごとにスクロール表示するので、項目の判読性を損なうことなく、しかもユーザにストレスを与えることなくスクロールの高速化を行うことができる。
また、本発明によれば、前記nを所定の値にすることにより、種々の速度でスクロールを行い、膨大な情報量から所望の項目を高速に探し出すことができる。
また、本発明によれば、スクロールの停止が指示されたとき、スクロールを停止し、スクロール停止時に最下段に表示されている項目が表示画面の中央に表示すると共に、該項目に前後で連続する複数の項目のリストを表示するようにしたので、所望の項目を短時間で選択することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
(A)本発明の概略
図1は本発明の概略説明図である。1は実際のリスト、2は表示画面を示している。ユーザがnを指定して、スクロール要求すると、図1(A)に示すように、表示画面2は実際のリスト1の先頭からn個ごとの項目を所定数(例えば5項目)表示する。ただし、ここではn=2の時のスクロールを説明する。スクロール指示が継続されていると、表示画面2が(A)から(B)へと変化する。すなわち、(A)に表示されている5項目それぞれが上方向に1項目分移動し、(A)において最上段に表示されていた項目以外が表示画面2に表示され、表示画面2の最下段には、(A)の最下段に表示されていた項目“ACTION”の2項目下の項目“AFTERGLOW”が表示されるようになる。スクロール操作部への操作が継続されていると、同様にして表示画面が(B)から(C)へと変化し、表示画面に表示されていた項目が上方向に1項目分移動し、最下段の項目“AFTERGLOW”の2項目下の項目“AFTER THE FIRE”が表示されるようになる。n=4の時には、同様にして4項目間隔で、かつ最下段に表示されている項目の4項目下の項目が順次表示されるようになる。このように、nを増加させることにより、スクロールの高速化を実現する。また、n=1にすれば、同様にして最下段に表示されている項目の1項目下の項目が順次表示されるようになる。
【0010】
(B)ナビゲーション装置
車載用のナビゲーション装置は、自車位置周辺の地図をモニタのスクリーンに表示するとともに、目的地までの経路を探索して該地図上に表示し、かつ、車両位置マークを表示し、探索した経路に沿って走行するように誘導する。
図2は本発明のリストスクロール方法を適用できるナビゲーション装置の構成図である。
地図データ記憶部21は地図を記憶する地図記憶媒体であり、自律航法センサ22は図示しない方位センサ、速度センサなどから構成されており、GPS受信機23は衛星航法システムを利用している。地図情報メモリ24は、自律航法センサ22およびGPS受信装置23より算出された現在位置に基づいて、地図データ記憶部21から読み出した車両位置周辺の地図情報を記憶する。データベースメモリ25は地名データや、全国の施設の住所データ、電話番号データなどさまざまなデータベースを記憶し、制御部26はナビゲーション装置全体を制御するとともに、後述する本発明におけるn個ごとの項目のスクロール表示の制御を行っている。
【0011】
ROM27は各種ソフトウェアを記憶するものであり、(1)誘導経路探索用ソフトウェア、(2)経路誘導ソフトウェアなどさまざまな制御プログラムを記憶する。RAM28は誘導経路データや各種処理結果を一時的に記憶し、ディスプレイコントローラ29は地図画像・誘導経路などの画像を発生し、VRAM30はディスプレイコントローラ29が発生した画像を記憶する。リスト画像発生部31は表示するリストの画像を発生し、かつリストのスクロールを行い、画像合成部32は各画像を合成して、出力する。タッチパネル式ディスプレイ33は画像合成部32から出力される画像を表示するものであり、液晶などのディスプレイ画面(モニタ)33aとディスプレイ画面上に装備された透明なタッチパネル33bとを備えており、タッチパネル33bはタッチパネルインターフェース34を介してスクロール指示が行われたことを制御部26に入力し、制御部26はスクロールのスタート、ストップの制御を行う。
【0012】
図3は地名データの階層構造を説明する図であり、データベースメモリ25に記憶されている地名データを例に挙げて説明を行う。
地名データは階層構造を備え、地名データ35の最上位層として、県選択の階層36があり、県選択の階層36の中には市・郡選択の階層37があり、市・郡選択の階層37の中には地名選択の階層38があり、地名選択の階層38の中には詳細選択の階層39がある。
【0013】
図4は目的地設定のフローチャートである。尚、既に目的地設定モードになっているものとする。
目的地設定を行う場合、ユーザは、タッチパネル式ディスプレイ33に表示される複数の目的地設定の方法(例えば、ジャンル別設定、電話番号設定、自宅設定、地点名設定、登録地点設定など)の中より所定の目的地設定方法、例えば地点名による目的地設定を選択する(ステップS401)。
そして、次に地点名を、名称キー入力によって行うか、リストから選択するかを決定する(ステップS402)。
ステップS402において、リストから選択することが指示されると制御部26は地点名のリストの最上位層(県選択の階層36)の先頭から所定数(例えば、5項目)の候補地をスクロール可能にタッチパネル式ディスプレイ33に表示する(ステップS403)。
ステップS403において、タッチパネル式ディスプレイ33に表示された候補地のリストの中から、ユーザは後述する本発明のリストスクロール方法で所望する地点名を選択し、順次階層を下げていき、最終的に目的地となる地点名を設定する(ステップS404)。
リスト選択を行う場合、候補の項目が少ない県選択の階層36、市・郡選択の階層37、地名選択の階層38においては後述する本発明の低速スクロール(n=1)を用いて選択を行い、候補の項目が多い詳細選択の階層39においては後述する本発明の高速スクロール(n=2以上)を用いて選択を行うことが好ましい。
【0014】
(C)リストスクロール処理
図5は本発明におけるリストスクロール処理のフローチャートであり、図6はタッチパネル式ディスプレイ33の表示例、図7、図8は本発明の詳細地点名のリスト表示例で、図7(A)はn=2の時の、(B)はn=4の時の、(C)はn=8の時の表示例である。尚、目的地を地名で設定するものとし、既に県選択階層36、市・郡選択階層37、地名選択階層38までは選択を行っているものとし、例えば、「福島県いわき市平」まで選択を行っているものとする(図3参照)。
かかる状態において、制御部26は、データベースメモリ25より地名データの詳細選択階層39のリスト項目を読み出し、リスト画像発生部31に入力する。これによりリスト画像発生部31は、図6に示すように詳細選択階層39のリストの先頭の所定数(例えば、5項目)の項目をタッチパネル式ディスプレイ33に表示するとともに、スクロールを行うためのソフトキー5を表示する(ステップS501)。各ソフトキー5aから5eはn項目ごとの下方向スクロールあるいは上方向スクロールを行わせるためのキーであり、ソフトキー5aはn=1のスクロールキー、ソフトキー5bはn=2のスクロールキー、ソフトキー5cはn=4のスクロールキー、ソフトキー5dはn=8のスクロールキー、ソフトキー5eはn=16のスクロールキーとなっている。
【0015】
次に、制御部26は、ユーザがソフトキー5の操作を行ったかの監視を行う(ステップS502)。
ステップS502において、ユーザがソフトキー5への操作を行った場合には、制御部26は、ユーザが操作を行ったソフトキー5から項目間隔nを取得する(ステップS503)。
次に、制御部26はステップS503において取得したnに基づいて、タッチパネル式ディスプレイ33にn個ごとのリストを表示させるようにリスト画像発生部31にnを入力し、かつスクロールを指示する(ステップS504)。これにより、ソフトキー5bが押されたものとした場合には、表示画面2は図7(A)の(a)に示す画面に切り替わって2項目ごとに5個の項目を表示し、ソフトキー5cが押されたものとした場合には、図7(B)の(a)に示す画面に切り替わって4項目ごとに5個の項目を表示し、ソフトキー5dが押された場合には、図7(C)の(a)に示す画面に切り替わって8項目ごとに5個の項目を表示する。尚、ソフトキー5aが押された場合には、通常の1項目ずつのスクロールを行い、ソフトキー5eが押された場合には16個ごとの項目におけるスクロールが行われるが、本実施例ではn=2で下方向へのスクロールについて説明を行う。
【0016】
その後、ユーザのソフトキー5bの押下が継続すると、リスト画像発生部31はn=2のリストスクロールを行い、表示画面2は所定時間T経過後に図7(A)の(a)の表示から、(b)の表示へと変化する。リスト画像発生部31は、ユーザがソフトキーへ操作を行っている間ずっと同様に所定時間Tごとに2項目ごとのスクロールを行う(ステップS505)。尚、時間Tは5項目全てを判読できる程度の時間である。
一方、制御部26はユーザがソフトキー5へ行っていた操作が継続されているかの監視を行い(ステップS506)、ソフトキー5への操作が継続されていたらステップS507へ進み、継続されていなかったらステップS508へと進む。
【0017】
ステップS506において、ユーザがソフトキーへ行っていた操作が継続されていた場合、制御部26は、スクロールが実際のリスト1の最後まで行われたかの判断を行い(ステップS507)、スクロールが実際のリスト1の最後まで行われている場合にはスクロールを停止し、ステップ502へと戻り、スクロールが実際のリスト1の最後まで行われていない場合にはステップS505に戻る。
ステップS506において、たとえば、図7(A)の(c)の表示画面でユーザがソフトキーへ行っていた操作が継続されていなかった場合、すなわちソフトキーへ行っていた操作が停止された場合、制御部26は、リスト画像発生部31にスクロール停止を指示する。これにより、リスト画像発生部31はスクロールを停止し、停止時に表示画面に表示されているリスト(図8(A))の最下段の項目"久保町"を図8(B)に示すように表示画面の中央に移動させ(ステップS508)、かつ該項目“久保町” に連続する前後2項目ずつのトータル5個の項目リストを表示する(ステップS509)。
【0018】
次に、所望の項目が表示されているか調べ(ステップS510)、表示されていたら、ステップS511に進み、ユーザは所望の項目を選択し、地点名による目的地設定が終了する(ステップS511)。一方、ステップS510において、所望の項目が表示されていなかったら、n=1の低速スクロールにて所望の項目が表示されるまでスクロールする(ステップS512、513)。
そして、所望の項目が表示されたら、ユーザは所望の項目を選択し、地点名による目的地設定が終了する(ステップS511)。
【0019】
尚、ステップS508、S509で最下段の項目を中央にシフトして、その前後の項目を表示するようにした理由は以下の通りである。
下方向スクロールの場合ユーザの視線は新しい項目が表示される最下段の項目にあることがほとんどであり、最下段に目安となる項目が表示されると、スクロールを停止させる。そして、該最下段の項目の前後に所望の項目が存在する可能性が高い。このため、最下段に表示されている項目をシフトして中央に表示し、その前後の項目を表示させれば、短時間で所望の項目を選択できる可能性が高くなる。
以上の理由によりシフト表示するのである。
【0020】
以上、実施例ではn=2の場合について主に説明を行ったが、n=1,4,8,16、・・・にして所定時間Tごとにスクロールすることにより、スクロール速度を1倍、4倍、8倍16倍、・・・にすることができる。
以上、本実施例によれば、判読可能な所定時間Tの間n項目ごとの表示をさせるようにしたので、項目の判読性を損なうことなく、しかも、ユーザにストレスを与えることなくスクロールの高速化ができる。
また、本実施例によれば、種々の速度でスクロールを行うことができ、膨大な情報量から所望の項目を高速に探し出すことができる。
また、本実施例によれば、所望の項目を短時間で選択することができる。
【0021】
以上、本発明の例では表示されたn=1、n=2、n=4、・・・の所定のソフトキーを押すことによりnを選択したが、nの値を直接入力してもよく、またnは2の累乗に限定されるものではない。
また、本発明では複数のスクロールキーによりスクロールを行ったが、1つのスクロールキーによりスクロールを行ってもよく、スクロールキー短押しで1項目ずつのスクロール、スクロールキー長押しでスクロール速度n倍のスクロールを行ってもよい。
また、本発明のリストスクロール方法を適用できる装置としてナビゲーション装置を例にして説明を行ったが、これに限定されるものではなく、大量の曲情報、ビデオ情報などを記憶するオーディオ装置、ハードディスクレコーダなど、多くの項目(曲情報、ビデオ情報)の中から所望の項目を探すためにリスト表示させる必要がある装置すべてに適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【図1】本発明の概略図である。
【図2】本発明を適用できるナビゲーション装置の構成図である。
【図3】地名データの階層構造である。
【図4】目的地設定のフローチャートである。
【図5】本発明のリストスクロール処理のフローチャートである。
【図6】タッチパネル式ディスプレイの表示例である。
【図7】詳細地点名のリスト表示例である。
【図8】スクロールを停止した時の詳細地点名のリスト表示例である。
【図9】第1の従来技術の表示例である。
【図10】第2の従来技術の表示例である。
【符号の説明】
【0023】
1 実際のリスト
2 表示画面
5 スクロールを行うためのソフトキー
25 データベースメモリ
26 制御部
29 ディスプレイコントローラ
31 リスト画像発生部
32 画像合成部
33 タッチパネル式ディスプレイ
33a モニタ
33b タッチパネル
34 タッチパネルインターフェース
35 地名データ
36 県選択階層
37 市・郡選択階層
38 地名選択階層
39 詳細選択階層

【特許請求の範囲】
【請求項1】
低速から高速まで所定の速度でリストのスクロールを行うリストスクロール方法において、
n個ごとの項目のスクロール表示を要求するステップ、
前記要求があったときn個ごとの項目をスクロール表示するステップ、
を備えたことを特徴とするリストスクロール方法。
【請求項2】
前記nは整数であり、該nの値を特定するステップ、
を備えたことを特徴とする請求項1記載のリストスクロール方法。
【請求項3】
更に、スクロールの停止が指示されたとき、スクロールを停止するステップ、
スクロール停止時に最下段に表示されている項目を表示画面の中央に表示すると共に、該項目に前後で連続する複数の項目のリストを表示するステップ、
を備えたことを特徴とする請求項1記載のリストスクロール方法。
【請求項4】
低速から高速まで所定の速度でリストのスクロールを行うリストスクロール装置において、
複数の項目を表示する表示部と、
n個ごとの項目のスクロール表示を要求する要求部と、
前記要求部より要求があったときn個ごとの項目をスクロール表示する制御部と、
を備えたことを特徴とするリストスクロール装置。
【請求項5】
前記要求部は該nの値を特定してスクロール表示を要求する、
ことを特徴とする請求項4記載のリストスクロール装置。
【請求項6】
更に、スクロール停止を指示するスクロール停止指示部を備え、
前記制御部は、該スクロール停止指示部からスクロール停止が指示されたとき最下段に表示されている項目を表示画面の中央に表示すると共に、該項目に前後で連続する複数の項目のリストを表示する、
ことを特徴とする請求項4記載のリストスクロール装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2009−192799(P2009−192799A)
【公開日】平成21年8月27日(2009.8.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−33104(P2008−33104)
【出願日】平成20年2月14日(2008.2.14)
【出願人】(000101732)アルパイン株式会社 (2,424)
【Fターム(参考)】