説明

リソースの共有及びこれにアクセスするための方法及びシステム

情報を検索するのに利用できるリソース(28a−28c)を共有及びこれにアクセスするための方法及びシステムが提供されている。リクエスタ(25a−25n)からのクエリに応じて情報を検索するための人間のプロバイダによって使用されるリソースのデータが、以後のクエリに関する使用のためのデータベース(24)に保持されている。本方法及びシステムは、情報を検索するためにリソースが使用されたクエリのカテゴリ及び/又はキーワードを特定し、検索したリソースとしてプロバイダ及び/又はリクエスタにリソースを示す。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本出願は、「METHOD AND SYSTEM FOR SHARING AND ACCESSING RESOURCES」という名称で発明者Scott A.Jonesにより2006年7月14日に米国特許商標庁に出願された米国出願第60/807,426に関し、その利益を主張し、この開示を援用する。
【0002】
本発明は検索のリソースの使用に関するものであり、特に少なくとも1つのカテゴリもしくはキーワードのあるリソースに関連し、カテゴリやキーワードに関連したその後の検索に利用可能なリソースを作成することに関する。
【背景技術】
【0003】
インターネット上で利用可能となった情報量の増加により、情報収集に利用される検索エンジン、インターネットダイレクトリーなどといった様々なリソースの開発が実施されてきたが、必要な情報を得るためには、検索に対応する関連結果を得るためのリソースに関する知識が必要である。特定のリソースを使用して情報を獲得するための検索クエリやキーワードの形成の複雑さはさておき、ユーザは検索するための特定のリソースを利用するために特定のリソースの知識を所有し、探し出さなければならない。しかしながら、現在の検索環境では、ユーザが希望する特定の題目、カテゴリやキーワードに適する情報を返すために最適なリソースに関する情報をユーザに提供していない。
【0004】
ユーザがカテゴリやキーワードに関する検索に適したリソースを探し当てるとしても、ユーザは、どのリソースが、その後リソースに関するカテゴリやキーワードのため関連結果をもたらすかを記憶しなければならない。ユーザが自身でリソースの提供が不可能な場合、その他のユーザが自身でリソースの適正を判断し、検索のためのリソースを探し出さなければならない。特に、ユーザ間でリソースの共有方法として知られているのはアドホックであるが、すなわちそれは、“お気に入り”や“ブックマーク”を含む友人や同僚の間でメール、あるいはウェブサイト上でのさらなる検索を実施したリンクのリストであり、通常、各ユーザは題記事項に関する検索結果のリソースの価値を自身で判断している。
【0005】
どのリソースであれば希望する情報を得ることが可能であるかを決定するためには複数の検索が必要であり、ユーザが検索結果を繰り返し対話し、コンテンツを見直す必要があるため、検索するためのリソースを探し出すことは携帯電話のような携帯端末ユーザにとってさらに困難である。携帯電話ユーザは、表示能力制限及び携帯電話の入力しにくさによりフラストレーションを感じることもあり、これらにより携帯電話及びその他の同様のデバイスを使用する際にさらに検索が複雑化している。
【0006】
インターネットを経由して情報を探し出すための様々なタイプのリソースが存在するが、ユーザ間でリソースを効率よく共有・アクセスするためには方法とシステムが必要である。
【発明の概要】
【0007】
検索(検索クエリとも言われる)に含まれるキーワードに関連する検索に利用されるリソースの識別を含むネットワークでリソースを共有し、キーワードに関連する検索の容認に登録したプロバイダにリソースを提供するためのシステムと方法を開示する。キーワードは、複数の単語からなる場合もあるが、検索クエリ全体を表すことが可能である。キーワードが検索クエリ全体を表す場合、下記のテキスト内のキーワードへの参照も検索(もしくは検索クエリ)に適用される。
【0008】
本方法及びシステムには、クエリに関連するキーワードに対応するリソースが含まれているかの決定、及びリクエスタ及び/又はプロバイダによるその検索リソースの識別を含む。
【0009】
本システムには、クエリを提出するリクエスタのデバイス、検索用のクエリを受け取るプロバイダのデバイス、及びクエリの内容に関する情報の回復に関連する少なくとも1つのリソースを保存するデータベースを含むことが可能である。
【0010】
本方法には、キーワードやカテゴリに関連するリソースの使用前の記録、キーワードやカテゴリに関係があるプロバイダに対して利用可能なリソースとしてリソースの表示及び各プロバイダを各自リソースを使用可能にすることを含む。
【0011】
以下に明らかになるその他の態様及び利点と共に、前記の態様及び利点は、以下に詳細に記載され、特許請求の範囲に記載される構成及び動作の詳細にあり、この一部を形成する添付図面に参照が行われる。添付図面において、同様の参照符号は同様の部分を示す。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】図1は、リソースを共有しこれにアクセスするためのシステムのブロック図である。
【図2】図2は、カテゴリ又はキーワードを選択するためのインターフェイスを示す。
【図3】図3は、カテゴリとリソースとの間の相互関係を示す関係図である。
【図3A】図3Aは、カテゴリ、サブカテゴリ、キーワード及びリソース間の相互関係を示す関係図である。
【図4】図4は、カテゴリ又はキーワードに関連するリソースを示すフローチャートである。
【図5】図5は、カテゴリに関連するリソースを示すインターフェイスを示す。
【図6】図6は、カテゴリ及び/又はサブカテゴリを選択するためのグラフィカルユーザインターフェイス(GUI)を示す。
【図7】図7は、公的及び私的リソースを示すインターフェイスを示す。
【図8】図8A及び8Bは、リソースを構成しリソースをカテゴリ及び/又はキーワードに結びつけるインターフェイスを示す。
【図9】図9A及び9Bは、対応するカテゴリに関連するリソースを提供するためのインターフェイスを示す。
【図9C】図9Cは、検索及びリソースに関連する動作を実行するためのインターフェイスを示す。
【図9D】図9Dは、検索を始動させるためのインターフェイスを示す。
【図10A】図10Aは、少なくとも1のカテゴリ及びキーワード及び/又は表現に関連するリソースを管理及び共有するためのグラフィカルユーザインターフェイス(GUI)の局面を示す。
【図10B】図10Bは、なくとも1のカテゴリ及びキーワード及び/又は表現に関連するリソースを管理及び共有するためのグラフィカルユーザインターフェイス(GUI)の局面を示す。
【図10C】図10Cは、なくとも1のカテゴリ及びキーワード及び/又は表現に関連するリソースを管理及び共有するためのグラフィカルユーザインターフェイス(GUI)の局面を示す。
【図10D】図10Dは、なくとも1のカテゴリ及びキーワード及び/又は表現に関連するリソースを管理及び共有するためのグラフィカルユーザインターフェイス(GUI)の局面を示す。
【図10E】図10Eは、なくとも1のカテゴリ及びキーワード及び/又は表現に関連するリソースを管理及び共有するためのグラフィカルユーザインターフェイス(GUI)の局面を示す。
【図11】図11は、リソースの管理を示す関係図を示す。
【図12】図12は、クエリのメッセージ構造の例を示す。
【図13】図13は、キーワードとの関連に基づいてリソースを提供するためのフローチャートを示す。
【発明を実施するための形態】
【0013】
ここで、本書で説明される本実施例に詳細に言及がなされる。本実施例が添付図面に示されており、添付図面において、同様の参照符号は同様の構成要素を示す。本実施例は図面を参照することにより、開示されたシステム及び方法を説明するために以下に記載される。それにもかかわらず、本発明の範囲をこれによって限定することを意図するものではなく、図示した装置の変形及びさらなる変更、並びにここに示す原理のこのような更なる適用が、実施例が関係する当業者に通常生じることに留意されたい。
【0014】
検索のためのリソースのシェアとアクセスする方法とシステムが開示されている。リソースとは、システム、アプリケーションプログラム、検索ツール又はプロバイダが情報を得ることができるその他のいずれかのソースである。前期のリソースには、インターネット、前回の検索結果を含む公的及び私的データベース、テキスト・イメージ・マルチメディアもしくはその他のいずれかの電子情報を含むプロバイダなどがアクセス可能な知識ベースに基づいて蓄積されたデータを使用してアクセス可能である。プロバイダ又は有料検索者(PaidSearherTM)は、検索要求を扱うように登録された人間の検索者であり、専門家、アマチュア及び/又はボランティアの検索者でもよい。リクエスタ(InfoSeekerTM)は、ユーザのため、又はその他の人物・組織又はその他のエンティティに代わって、情報を検索する検索要求を提示するユーザである。要求は、情報を要求する完全な形式の質問、又はその他の文章、キーワード(複数語)又は検索フレーズであってもよい。
【0015】
リソースの共有とアクセスに関する代表的なシステム20を図1に示している。データベース24にあるデータは、いかなる従来のデータベースやMySQL(登録商標), Oracle(登録商標), SQL(登録商標)Server, Sybase(登録商標), Progress(登録商標), DB2(登録商標)などを含む又は特許所有データベースソフトウェアを使用して、ネットワーク接続ストレージ(NAS)、ストレージエリアネットワーク(SAN)などを含む任意の従来の方法で保存してもよい。Windows(登録商標) Server 2003, LINUX(登録商標) (Red Hat(登録商標), SUSE(登録商標), Debian(登録商標), CentOS), UNIX(登録商標) (SolarisTM, HPUX, AIX(登録商標), SCO(登録商標))などのハードウェアプラットフォームは、データベース24及び/又はサーバー22に使用してもよい。システム20は“A Scalable Search System Using Human Searchers”という題で発明者Scott A. Jonesにより2006年1月23日に米国特許商標庁に出願された米国出願第11/336,928で説明したシステムと同様でもあり、ここに援用する。
【0016】
サーバー22はシステム20へ要求された検索要求を受け取り、リクエスタシステム25を使用してプロバイダシステム26が返した検索結果をリクエスタに配信し、検索に関してプロバイダシステム26によって利用されたリソース28を管理する。例えば、サーバー22はシステム20から受け取った検索リクエストを管理するが、この管理には要求やカテゴリ・サブカテゴリや要求時のキーワードに関連した結果を得るために使用するリソースに対応して提出される結果も含む。図11に関して、システム20におけるリソースの管理に携わる模範的な実体関連図を下記で詳細に記載する。
【0017】
サーバー22は、カテゴリやキーワードの検索及びリソース・検索を行うプロバイダ・プロバイダが特定のカテゴリやキーワードなどに関する要求を受けられない場合に使われるデフォルトリソースの使用情報に関する検索を実施するため、プロバイダシステム26を利用して得た記録とリソースを管理しているデータベース24とコミュニケーションを図る。データベース24には、要求と要求に対応して使用されるリソースに関するカテゴリ・サブカテゴリやキーワードが含まれ、これにはシステム20が定義した又はユーザが入力した要求から決定されたカテゴリとキーワードも含む。図2と3において、システム20によってリソース・カテゴリとキーワードがいかに管理されているかは下記にて詳細に記載している。
【0018】
プロバイダシステム26aから26nを含むプロバイダシステム26はサーバー22とデータベース24にネットワーク29aを経由して接続されており、ネットワーク29bと29d経由でリソース28と接続されている。プロバイダシステム26は同じネットワークや異なるネットワークを使ってリソース28に接続できる。例えば、図1で説明の通り、プロバイダシステム26bはリソース28cにネットワーク29dを経由して接続可能であり、プロバイダシステム26a、26cと26nはリソース28aと28bはネットワーク29b経由で接続可能である。ネットワーク29a、29b、29c、29dはネットワーク(インターネット)のグローバルパブリックネットワーク又は、1つもしくは1つ以上のプライベートネットワークの全部又は一部を構成されている。例えば、リソース28cは特定のプロバイダのみがカレッジのキャンパスでプライベートネットワークを経由してアクセス可能である場合もある。プロバイダは、リクエスタ(もしくはInfoSeekersTM)が入力した検索を実行するため、プロバイダシステム26を使用する。プロバイダシステム26は、デスクトップやラップトップコンピュータシステムといったようなテキストもしくはスピーチベースのシステム、携帯端末デバイス、携帯電話、特別端末や、プロバイダが1つもしくはそれ以上のリソース28を使って検索を行うことを許可するソースでもよい。
【0019】
図1にあるプロバイダシステム26は、ネットワーク29bと29dを経由してリソース28にアクセスしているところを示しているが、本発明ではこれらのネットワーク経由でのみプロバイダがリソースへアクセスすることを限定しない。図1に表示の通り、プロバイダシステム26cはローカルディスクドライブ27に保存した情報を使用してもよい。例えば、プロバイダは、プロバイダが以前に収集した情報のデータベース、以前の要求の結果またはアクセスするために支払が必要なデータベースからの結果、プロバイダの本棚にある本・プロバイダの知識ベースなどプロバイダが非電子媒体形式で利用できる情報といったようなそのプロバイダのみがアクセス可能なプライベートデータベースを使用してもよい。
【0020】
リソースは、URI(統一資源識別子)といったような情報を経由してプロバイダがアクセス可能である場合がある。プロバイダはURI情報を使用してリソースを共有してよい。URI情報は、FireFox(登録商標), SafariTM, Microsoft(登録商標) Internet Explorerなどといったような一般的にインターネットブラウザアプリケーションで使用される“ブックマーク”や“お気に入り”でもよい。URI情報は検索を実施するリソースでもよい。
【0021】
リクエスタシステム25はサーバー22にネットワーク29cを経由して接続されている。プロバイダシステム26と同様、リクエスタシステム25は要求がサーバー22に提出するのに使用するテキスト又は音声ベースの任意のデバイスでもよい。例えば、リクエスタ(すなわち InfoSeekerTM)は、キーワード、検索フレーズ、GPSやエリアコードなどの‘パッシブ’データを使用してインディアナ州のある特定のレストランの閉店時間について情報を要求するためにリクエスタシステム25aを使用することが可能である。図1ではリクエスタシステム25がネットワーク29cサーバー22に接続しているように表示されているが、リクエスタシステム25を経由してサーバー22に要求を提出する場合に、本発明では任意の特定のタイプやネットワーク数に限定されない。
【0022】
プロバイダに関連するカテゴリ及び/又はキーワードを選択する際にプロバイダが使用するグラフィカルユーザインタフェース(GUI)40の模範実施例を図2に示す。プロバイダがシステム20(図1)に登録する際、プロバイダが関連しているカテゴリ、サブカテゴリ又はキーワードをプロバイダは識別することが可能である。現在、システム20(図1)は、16のカテゴリ、約400のサブカテゴリと150万のキーワードを含んでいるが、システム20の使用に基づきこの数は増加することが予想されている。さらに、カテゴリ、サブカテゴリ、キーワードなどに関連するデータベース24にある情報は、オーストラリアのTrellian(登録商標)といったような外部ソースからライセンスを受理してもよい。図2に示されている通り、GUI40は、システム20(図1)、各特定のカテゴリを識別するカテゴリフレーム44及び各特定のキーワードを表示するキーワードフレーム46によって管理されている利用可能なカテゴリとキーワードのリストを表示するカテゴリ・キーワードフレーム42を含んでいる。現在プロバイダが関連しているカテゴリとキーワードはカテゴリフレーム44とキーワードフレーム46に各々表示されている。例えば、図2では、“アート&クラフト”に関連するカテゴリと“水彩絵の具”と“バスケットボール”というキーワードが現在プロバイダに関連するように選定されている。
【0023】
プロバイダは、カテゴリ・キーワードフレーム42からカテゴリ及び/又はキーワードを選択し、そしてボタン45bを選択して、各々特定のカテゴリ及び/又はキーワードをカテゴリフレーム44とキーワードフレーム46に追加し、プロバイダに関連するカテゴリやキーワードを修正可能である。同様に、プロバイダは、プロバイダに関連するカテゴリやキーワードを、カテゴリフレーム44からのカテゴリ及び/又はキーワードフレーム46からのキーワードを選択、カテゴリを選択から除外するためにはボタン45aを使って、キーワードを選択から除外するためにはボタン45cを使って、削除又は選択から外すことが可能である。ボタン45を使ってカテゴリやキーワードを選択・選択から除外することを説明したが、本発明はプロバイダが関連しているカテゴリやキーワードを、プロバイダが選択できるようにするために、任意の特定のインタフェースに限定しない。例えば、プロバイダは、カテゴリ・キーワードフレーム42、カテゴリフレーム44及び/又はキーワードフレーム46の間に、カテゴリやキーワードをクリックし、ドラッグ&ドロップして、カテゴリ及び/又はキーワードを選択又は選択から外すことが可能である。カテゴリ、サブカテゴリやキーワードの中にはシステム20(図1)内で制限されるものもあるので、特定の時間において選択することができない場合があり、米国特許出願第11/336,928に記載のあるように統計情報がカテゴリ、サブカテゴリやキーワードと共に表示される可能性がある。カテゴリ、サブカテゴリやキーワードの中には、システムによってプロバイダと関連している場合もあるが、地理的データ(GPSと郵便番号)又はその他のプロバイダの属性に関するものである可能性がある。
【0024】
図2に表示の通り、GUI40は、カテゴリ及び/又はキーワードの選択及び/または選択の除外を含むプロバイダに関連したカテゴリ及び/又はキーワードへの現在の修正を保存するための保存ボタン48と、現在の修正をキャンセルするためのキャンセルボタン49を含んでいる。例えば、現在のプロバイダの動作に対応して選択したカテゴリは、保存ボタン48が選択されている時はプロバイダに関連するデータベース24(図1)に保存することが可能であり、キャンセルボタン49が選択されている時にはキャンセルすることが可能である。
【0025】
図3は、システム20(図1)のデータベース24で管理されているカテゴリ/キーワード41と、それらのカテゴリ/キーワード41の検索に関連するリソース72の相関性を示す、関係70を簡単に表した例である。(詳細は図11に記載)例えば、“AMD”というキーワードに関連した検索要求は、Wikipedia.org とAMD.comはキーワード“AMD”に関連したリソースとして識別されている。他の例を挙げると、Yahoo.com と NCAA.comでは、キーワード“College Basketball”と関連する検索要求のリソースとして使用されていた。
【0026】
むしろ、開示方法とシステムは検索要求のコンテンツを抽出し、検索要求を1つ以上のカテゴリ/キーワード41及びリソース72と関連されるため、キーワードが検索要求ストリング内でどのように影響するかを決定している。キーワードの影響力の決定については、図12に関して下記で詳細に記載する。特定のキーワードによって、システム20(図1)がその特定のキーワードと関連しているプロバイダを選択する原因となることもあるが、システム20は、クエリフレーズで1つ以上のキーワード(又はカテゴリかサブカテゴリ)に結びついているプロバイダに、リソースを提供することが可能である。言い換えれば、リソースは複数のキーワード(カテゴリおよび/またはサブカテゴリ)に関連したリソースリストから収集することが可能である。
【0027】
図3Aは、カテゴリ202、サブカテゴリ204とシステム20(図1)のデータベース24内で管理されているリソース208の相関性を示す、関係表200を簡単に表した例である。図3Aに表示の通り、関係表200は名前206、説明210、各カテゴリ202とサブカテゴリ204に相関したリソースのリソース情報208を含む可能性がある。例えば、Animation World NetworkTMのウェブサイトはカテゴリ“Arts”、特にサブカテゴリ“Animation”に関連した要求のリソースとして識別されている。
【0028】
プロバイダにリソースを提示する模範的なプロセス30は、図4に示している。図4に表示の通り、プロセス30は検索32に使用されたリソースを記録することによって開始する。検索はカテゴリ又はキーワードに関連した1つ以上のリソースを使って実行される場合、リソースが記録される。例えば、“basketball”というキーワードに関連する要求に対応した情報を探し出すための検索にESPN.com(登録商標), NBA.com 及び Yahoo.comが使用される場合、ESPN.com(登録商標), NBA.com 及び Yahoo.comは、“basketball”というキーワードに関連したリソースとして保存される。
【0029】
検索32に使用されたリソースの記録には、統一資源識別子(URIs)、情報資源ロケータ(URLs)、その他のリンク、1連の動作やリソースにアクセスするためのウェブページといったようなリソースに関連した保存情報が含まれ、リソースへのパス、ウェブページ内のリソースの特定のロケーションへのインデックス、もしかしたらアクセス用のユーザ名/パスワードなどを含む。記録されたリソース情報はテキスト、イメージ、リンク、HTML、インターネットダイレクトリ、リソースへのアクセス用マクロコマンドなどを含んでもよい。例えば、リソース用のアクセスプロセスは、リソースへのその後のアクセスが自動的に事項できるようにプログラムされてもよい。
【0030】
リソース32を記録後、使用に基づいたカテゴリやキーワードと34リソースを関連することで、プロセス30が継続される。図3の例を使用すると、ESPN.com(登録商標), NBA.com 及び NCAA.comは、カテゴリ“sports”、キーワード“basketball”及び/又は、“professional baseball”、“athletes”などを含むがこれに限らないその他の関連カテゴリやキーワードに関連されてもよい。すなわち、図3に視覚的に描写されている通りリソースとキーワードの間にシステム20(図1)のデータベース24に関連性がある。さらに、ウェブサイトの特定のページが使用されている場合もあり、“soccernet.espn.go.com”といったようなウェブサイトでは、“Mihael”で検索すると、Michael Vickに関連した広告のみしか検索結果が出ないようになっているが、同じ検索をESPN(登録商標)のホームページで実施すると、Michael Vickに関連したニュースに簡単にアクセスできる場合もある。
【0031】
カテゴリやキーワードと34リソースを関連させた後、カテゴリやキーワードに関連した要求を受け取るように登録したプロバイダにリソース36を表示することで、プロセス30が継続される。上記に記載の通り、システム20(図1)に登録した各プロバイダは、プロバイダが検索要求のため関連している少なくとも1つのカテゴリやキーワードを識別することができる。さらに、プロバイダが選択したカテゴリやキーワードは、例えば、プロバイダの経験が蓄積された場合や興味のあるエリアが変更された場合などの必要時に、プロバイダが更新又は修正できる。例えば、プロバイダがリソースへのアクセスを獲得した場合、より多くの専門知識を表示する場合、又は改善する場合、システム20(図1)は新たなキーワード、カテゴリやサブカテゴリを提供することができ、もしくは、システム20がプロバイダを新たなキーワード、カテゴリやサブカテゴリにサインアップするのを制限することもできる。さらに、プロバイダは複数のカテゴリやキーワードに関連することができ、そのようなカテゴリやキーワードであれば何でもに関連する要求を受け取ることができる。
【0032】
プロバイダへのリソース表示には、カテゴリ・キーワードフレーム42(図2)に表示された1つ以上のカテゴリやキーワードに関連した検索を受け取るように登録したプロバイダの識別を含む。例えば、“basketball”というキーワードに関して要求を受け取るように登録したプロバイダはキーワード“basketball”に関連したリソースが提示され、カテゴリ“arts & crafts”に関連したリソースはカテゴリ“arts & crafts”に関連した要求を受け取るように登録したプロバイダに表示される。
【0033】
リソース36をプロバイダへ表示後、プロバイダからのインプット、リソースの使用変更や特定のカテゴリやキーワードに関連したリソースに影響のあるその他の要素に従い、プロセス30は継続してリソース38を修正する。例えば、プロバイダがリソースを有益であると見出さない場合、特定のカテゴリやキーワードへのリソースの関連性を変更した場合、又はプロバイダをリソース内で特定のインデックスに導くためのリソースのパスを修正する場合など、リソースがプロバイダにとって特有になるように修正・カスタマイズなどが実施される場合がある。
【0034】
図5はカテゴリに関連するリソースを選択するためのGUI50を示す。図5に表示の通り、”basketball”に照合をあわせたカテゴリ58には、リソースウィンドウ52、54及び56は、そのカテゴリに関連したリソースから得たコンテンツを表示するように環境設定される。例えば、リソースウィンドウ52、54及び56は、カテゴリ”basketball”に関連したESPN.com(登録商標)、NBA.com及びNCAA.comから得たコンテンツを表示する場合がある。3つのリソースウィンドウが図5に表示されているが、GUI50はリソースのコンテンツが表示されたリソースウィンドウの任意の数字を含む場合がある。リソースウィンドウ52、54及び56はテキスト・イメージ、リンク・ビデオなどを含む情報を、HTML, XML, XHTML、カスケーディングスタイルシート、ジャバスクリプトなど、又はインターネット上及び/又はシステム20によってアクセス可能なローカルネットワークから利用できるその他のデータを使用して表示することができる。
【0035】
最良の形態において、事前に決定されたリソースの数が、システム20(図1)に初めにログインする時にGUI50を使用してプロバイダに表示される。例えば、プロバイダが登録しているカテゴリやキーワードに関連した6つの最も頻繁に使用されるリソースは、プロバイダへのプレゼンテーション用にそのカテゴリやキーワードに関連したその他のプロバイダのリソースの使用に基づいて事前に選択されている場合がある。本発明は、どのリソースを新たに登録したプロバイダに提示するかを決定する、いかなる特定の基準に限定されない。例えば、カテゴリ”basketball”に関連した新たに登録したプロバイダは、カテゴリ“basketball”やキーワード”NBA”に関連した要求を完遂した登録プロバイダのカテゴリやキーワードに関連した、事前に決定されたリソースの数、又はシステム20(図1)の管理者が識別したリソース、又はこの両方を組み合わせたものを提示される場合がある。さらに、システム20の管理者が登録したプロバイダがいないカテゴリやキーワード用に、リソースが定義される場合がある。このようなカテゴリやキーワードは、時経につれてリソースの使用によって取って代わられた可能性がある。又、非常に優れたベテランのプロバイダなどといったような特別な権限を付与されたプロバイダによって修正される場合もある。プロバイダによっては、実力、技術、年功などを示すまでリソースを追加することが制限される場合もある。
【0036】
リソースウィンドウ52、54及び56は、そこに表示されたコンテンツの閲覧とナビゲーション用に各々要素60、62、64及び66が提供される。より具体的に言うと、要素60及び62は各リソースウィンドウ52、54及び56内で上下にスクロールを可能にし、要素64及び66は各ウィンドウ52、54及び56の片側からもう一方へスクロールすることを可能にする。要素60、62、64及び66は、情報ページ上のナビゲーション能力を提供するアプリケーションプログラムの典型的なグラフィカルユーザインタフェースと同様な場合がある。
【0037】
プロバイダが要求に対応した検索を実施する能力に欠けていると判断した場合、GUI50は、プロバイダが他のプロバイダに要求を渡すことを可能にする譲渡ボタン63を含む場合がある。又、下記に詳細に図7で説明の通り、プロバイダがリソースを閲覧・修正することを可能にする環境設定ボタン65を望むらくは含んでいる。例えば、米国特許出願第11/336, 928で説明した譲渡動作が適切なプロバイダへ要求を譲渡するために使用することが可能である。
【0038】
プロバイダが、プロバイダに委任された要求を満たす能力に欠けていると判断する場合、迅速にリクエスタに対してなるべくより良い結果を提供するため、プロバイダは他のプロバイダに譲渡ボタン63を経由して要求を譲渡することが可能である。また、プロバイダも、要求をその他のプロバイダに譲渡するという決定に対して何らかの方法で補償される。場合によっては、元々要求を受け取ったプロバイダへの補償は、次なるプロバイダの成功次第となる可能性がある。しかしながら、要求が事前に設定された回数以上(例えば3回)譲渡される場合、サーバー22はクエリストリングのキーワードに関連したトップにあるリソースの少なくとも1つの“デフォルト”回答で返す場合がある。これにより、例えば、リクエスタがトップ検索リソースの少なくとも1つの結果よりも悪い結果を受け取らないことが保証される。
【0039】
プロバイダがその他のプロバイダに要求を“譲渡”すると決定する場合、キーワード等に基づいてその他のプロバイダを決定するために、要求はサーバー22(図1)に送り返される場合がある。また、プロバイダは、プロバイダがキーワードに関連がありそうなキーワードを選び、要求を満たすことができる他のプロバイダに要求を譲渡する可能性もある。言い換えると、人間が要求において最も関連性が高いと思われるキーワードを決定することができる。さらに、プロバイダは、次のプロバイダへの要求に関連したカテゴリやキーワードを追加又は修正することで要求を明確にすることができる。譲渡の一環として、リクエスタと最初のプロバイダの間の“インスタントメッセージ”や“チャット”のインタラクションの一部又は全部(下記のインタフェースで記載の通り)がその後のプロバイダに譲渡される場合もあり、履歴と文脈があるので、リクエスタと新しいプロバイダの間で繰り返される必要がない。
【0040】
図5に説明された譲渡機能はキーワードにランキングを付与し、要求が初めて適切なプロバイダに発送される間、プロバイダの決定に影響するために使用する場合がある。例えば、最初のプロバイダ(最初のキーワードに関連した)がこの要求に関連した追加又は異なるキーワードを確認する場合、最初のキーワードへのウェイトが減少し、新しいキーワードへのウェイトが増加する可能性がある。
【0041】
図6は、システム20(図1)で管理されているカテゴリ、サブカテゴリ及びキーワードの決定用のツリービュー及び/又は概要ビューを提供するGUI220を示している。図6に表示の通り、GUIは、データベース24(図1)で管理されている特定のカテゴリ及びサブカテゴリに関連したキーワード47を識別するカテゴリとサブカテゴリ43の階層情報を表示する。例えば、プロバイダは、プロバイダが登録時に関連していた、又はプロバイダが関連するように選択できるキーワードを含むカテゴリ及び/又はサブカテゴリを提示される場合がある。a,b,cと表示されたボックスで表示の通り、例えば、プロバイダがカテゴリとして“sports”、サブカテゴリとして“basketball”をカテゴリ/サブカテゴリ43から選び、キーワード47として”shoes”を選ぶことができる。キーワードの決定と同時に、プロバイダは、サインアップボタン61を使用してプロバイダに関連するようにキーワードを追加することが可能であり、リリースボタン67を使用してプロバイダと関連するようなキーワードを削除することも可能であり、又、環境設定ボタン65を使用してプロバイダが関連していたキーワードに関連したリソースを環境設定することも可能である。リソースの環境設定に関しては、下記に図7,8A、8B、9A及び9Bで詳細に説明する。
【0042】
図7はリソースの閲覧及び/又は環境設定のため模範的なGUI80を示している。図7に説明の通り、プロバイダがカテゴリ、サブカテゴリ又はキーワードに関連したリソースを修正するのに使用するGUI80が、カテゴリ、サブカテゴリ及び/又はキーワードに関連した検索の受入に登録した全てのプロバイダに利用できるリソースを表示しているパブリックワークスペース82、及び特定のプロバイダ又は参照として本書に編入してある“INSTANT MESSAGE NOTIFICATION OF SERVICE PROVIDERS”という題で発明者Scott A. Jonesにより2006年12月29日に米国特許商標庁に出願された米国出願第11/647,309に記載のあるプロバイダネットワークで利用できるカスタムリソースを識別するプライベートワークスペース84を含む。例えば、パブリックワークスペース82は、データベース24(図1)にあるプロバイダを選択して、そのプロバイダの関連したキーワードへのリンク及び/又はキーワードからのリンクに従い、対応するリソースを識別し、作成することが可能である。パブリックワークスペース82が複数のカテゴリ/サブカテゴリ/キーワード41及び関連リソース72を表示する一方、本発明は、カテゴリ/サブカテゴリ/キーワード41と関連リソース72を表示する任意の特定のインタフェースに限定されない。例えば、配列スクリーン80内の点線85に表示の通り、プロバイダは、プロバイダに関連したある特定のカテゴリ、サブカテゴリ又はキーワードに特定のカスタムリソース90を識別するスクリーンと共に表示され、他のプロバイダがアクセス可能なその他のカテゴリ、サブカテゴリ又はキーワード及び/又はリソースは他のスクリーンに表示される場合がある。
【0043】
あるいは、パブリックワークスペース82は、プロバイダが登録していないカテゴリ、サブカテゴリ及び/又はキーワードに関連した要求に使用されたリソースを含む場合がある。例えば、プロバイダに関連したカテゴリ、サブカテゴリ及び/又はキーワードのリソースが第1リソースとして提示される一方で、各カテゴリ、サブカテゴリ及び/又はキーワードから選択されたリソースの数はプロバイダに第2リソースとして提示される場合がある。さらに、特定のリソース、例えば、カテゴリ、サブカテゴリ及びキーワードに関連したプロバイダが最も頻繁に使用したリソースは、プロバイダがカテゴリ、サブカテゴリ又はキーワードに関連した要求に利用できない時に、リクエスタに提示される場合がある。従って、非主要キーワード(すなわち要求の受取を選択したプロバイダに関連していないキーワード)に関連したある特定の要求のリソースは全プロバイダ及び/又はリクエスタに提示される場合がある。
【0044】
さらに、プロバイダは注意深く選んでリソースを共有する場合がある。例えば、あるリソースはキーワードに関連したプロバイダの1集団と共有される場合がある一方で、その他のリソースは異なるキーワードに関連して登録したプロバイダの1集団と共有される。このように、プロバイダは特典を有する情報であると判明した(例えば本発明)いくつかのリソースを、キーワードに関連したプロバイダと共有する場合がある(例えば“特許”)一方で、異なる1揃えのリソース(例えばChaCha(登録商標)Newsletter)を“any provide”というキーワードに関連したプロバイダと共有する場合もある。さらに、システム20(図1)はプロバイダによって使用が提示されたリソースの機能性を決定する場合がある。例えば、システム20は、リソースがきちんと最近の検索に使用されており、一定期間使用されていないリソースの有用性を確認されているかどうかの決定により、定期的にリソースの機能性を確認してもよい。
【0045】
環境設定スクリーン80にはヘルプボタン86が含まれており、プライベートワークスペース84における環境設定リソースにアシスタントを提供している、ヘルプはヘルプボタン86で作動するようになっているが、本発明はアシスタントの提供用の任意の特定のインタフェースに限定されない。例えば、ドロップダウンメニューにあるオプションを選択し、スクリーン上のエリアにクエスチョンマークをドラッグし、他のプロバイダやシステム管理者等にメールを送信することでヘルプは提供可能である。また、環境設定スクリーン80はリソース72a, 72b, 72c,72dの説明を提供することも可能である。例えば、プロバイダがある特定のリソースについて知りたい場合、プロバイダはリソースに関して説明を見るためリソースに“カーソルをあわせ”てもよい。しかしながら、環境設定スクリーン80はリソースの情報を提示する任意の特定の方法に限定されない。例えば、プロバイダがリソースの名前等を選択した場合、リソースの説明情報を表示するポップアップウィンドウが提供される場合がある。
【0046】
パブリックワークスペース82には、任意の関連プロバイダへ提示されたリソース72a,72b,72c,72dが含まれる。これには以前に識別されたリソースが含まれる。例えば、その他のプロバイダによる初回登録時、その他のプロバイダによるリソースの実際使用回数に基づく、環境設定ボタン65(図5及び6)を使用してリソースを追加するプロバイダによる、リクエスタに代わってリアルタイム(又は非リアルタイム)検索の最中に同時にリソースを使用しているプロバイダによる等環境設定スクリーン80は推奨としてリソース72a, 72b, 72cを提供している。(パブリックリソース)リソース72a, 72b, 72c, 72dが、表示されたカテゴリ/キーワード41a, 41b, 41c, 41d各々に関連した全プロバイダに表示される可能性があるが、なるべく、プロバイダはリソース72a, 72b, 72c, 72dのいずれかを注意深く選んで使用することができる。例えば、プロバイダは、ボックス92f, 92g, 92h, 92iで現在使用されているセレクションを表示している印が付された1つ又はそれ以上のリソース72a, 72b, 72c, 72dを選択から外し、及び/又は対応するボックス92f, 92g, 92h, 92iに付されたマークの欠如によって選択から外されていることを表示したリソースの隣にマークを付し、その他を選択してもよい。
【0047】
プライベートワークスペース84は、プロバイダに特定のカスタムリソースを表示しており、プロバイダが使用されるリソースに対して独自の個別の制御が可能なように、アイコン、チェックボックス、URL入力欄等の要素を含む場合がある。プライベートワークスペース84は、プロバイダによってリソースとして追加されるように、ウェブサイトのURL、Zeal(登録商標), DMOZ, 個人知識ベース等といったインターネットダイレクトリのような新しいリソースを入力する入力欄90a, 90b, 90c, 90d, 90eを含み、プロバイダがシステム20(図1)に登録したその他のプロバイダと共有したいリソースを指定するボタン94を共有する。例えば、プロバイダがMamma.com(登録商標)ではカテゴリ“health”と関連した要求の適切な結果を返すと判断する場合、プロバイダは90aにあるURLを識別し、パブリックワークスペース82にあるカテゴリ”health”の共有リソースにするため、共有94aを選択することが可能である。これは、パブリックワークスペース82を経由してアクセス可能になる原因となる場合もある。
【0048】
図7に表示の通り、リソース72a, 72b, 72c, 72d及び入力欄90a, 90b, 90c, 90d, 90eは、要素81a及び81bがリソースリストを上下にスクロールを可能にしているスクロール可能な方法で提供されてもよい。要素81a (陰付き三角)及び81b(陰なし三角)がスクローリングで閲覧可能なその他の利用できるリソースがあることの表示に使用することが可能であり、カテゴリの全共有リソースは現在各自表示されていることを示している。
【0049】
プロバイダがリソースがその他のプロバイダと共有されていると識別する場合、プロバイダはURL、リソースパス、関連カテゴリやキーワード、題目又は共有されるリソースを記載したその他の情報といったようなリソースに関連する情報を入力することが可能な場合がある。プロバイダは、アプリケーション、検索ツールやリソースの使用に関するその他の情報に関する情報を含むいかなるリソースについての情報を共有してもよい。例えば、プロバイダはカテゴリやキーワードに関連して入力欄90aにウェブサイトからページを指定し、そのカテゴリやキーワードに関連したその他の登録プロバイダがページを利用できるように共有ボタン94aを選択してもよい。このような状況において、リソース用にデータベースに追加された入力にカテゴリやキーワードを関連させ、システム20(図1)のデータベース24に入力が実施される。この場合、ページアドレスを入力する。ただし、環境設定スクリーン80を経由して提示された共有機能性は、リソース情報の特定の種類の共有には限定されない。例えば、シリーズ、一連の動作又はリソースの位置の決定に必要なキャラクターのストリングを識別するプログラムは入力欄90に指定され、その他のプロバイダの間で共有される場合もある。
【0050】
環境設定スクリーン80はリソースの使用83のランクを表示しており、例えば、カテゴリやキーワードに関連した登録プロバイダの全数と比較して、カテゴリ/キーワードに関連した要求に対して特定のリソースを選んでいるプロバイダで、カテゴリやキーワードに関連した登録プロバイダ数の割合に基づいている。図7に記載の例では、カテゴリ”sports”に登録した10社のプロバイダ中8社がESPN.com(登録商標)を検索に使用している一方で、10社のプロバイダ中5社がNFL.comを使用している。ただし、本発明におけるリソースのランキングは、任意の特定の条件や閾値、及びランキングリソースにおいて考慮される可能性のある効率が良く正確な検索に適切な任意のその他の要素には限られない。例えば、カテゴリ”basketball“に登録されているプロバイダの50%は、検索を実施する際にESPN.com(登録商標)をリソースとして使用しており、20%がYahoo.comを使っており、同パーセンテージが使用83のランクとして示されていると言える。
【0051】
さらに、プロバイダが使用するリソースの数が増加するにつれて、パブリックワークスペース82では最高位にランクされたリソースのみが表示される可能性がある。上記で既に説明した同じ例を使用すると、カテゴリ“basketball”に登録したプロバイダの内、20%がYahoo.com、50%がESPN.com(登録商標)を使用しているので、Yahoo.comはパブリックワークスペース82ではリソースとして表示されない可能性がある。さらに、チェックボックス92は以前有効であり、下層ランクのリソースの選択を許可しているにもかかわらず、カテゴリやキーワードに関連したプロバイダの50%以下が使用しているパブリックワークスペース82のリソースが異なる性質で表示される可能性がある。例えば、50%以上のプロバイダに使用されているものが灰色になっていない一方で、それらが灰色になる可能性がある。
【0052】
リソース72a, 72b, 72c, 72dは、サーバー22(図1)を使用するプロバイダが検索結果をリクエスタに返すのに使用する追跡リソースによってランク付けされる場合があり、結果を提供するためではなく、検索に使用されるリソースよりも高い結果を返すために最も頻繁に使用されたリソースをランク付けする。これにより、例えば、プロバイダの間における人気度とは反対に、ランキングがリクエスタへ返された結果に縛られているので、より良いリソースランキングを提供することが可能である。
【0053】
図8Aと8Bは、カテゴリ“basketballはと環境設定スクリーン120にキーワード“college basketball”は環境設定スクリーン160に関してそれぞれ説明している。例えば、プロバイダがカテゴリ“basketball”を選択し、図6に表示された環境設定ボタン65を選択する場合、カテゴリ“basketball”に関連したリソースの環境設定を可能にし、環境設定スクリーン120がプロバイダに提示される。同じ例を使用し、もしプロバイダがリストされたキーワード47(図6)から“college basketball”を選択し、環境設定ボタン65を選択した場合、キーワード“college basketball”に関連する環境設定スクリーン160がプロバイダに提示される。
【0054】
図8Aに表示の通り、環境設定スクリーン120は、カテゴリ“basketball”に関連したプロバイダの間で共有されたリソース72eのリスト及びプロバイダに特定(又はカスタマイズされた)リソース72fのリストを含む。図8Bにある環境設定スクリーンはキーワード“college basketball”に関する共有リソース72gを表示しており、プロバイダによってリソースとして追加されるウェブサイトのURL、インターネットのダイレクトリ等といった新しいカスタムリソース72hの入力を可能にする入力欄90f及び90gを提供している。図7に表示された環境設定スクリーン80と同様に、環境設定スクリーン120と160は、リソース72e, 72f, 72g, 72hの選択もしくは選択を外すことができるチェックボックス92j, 92k, 92l, 92m、現行使用用に入力欄90fと90g、プロバイダがシステム20(図1)に登録したその他のプロバイダを特定のリソースを共有可能にする共有ボタン94f, 94g, 94h, 94iを含む
【0055】
環境設定スクリーン120と160には、それぞれカテゴリ“basketball”とキーワード“college basketball”に関連するプロバイダが、リソース72eと72gの使用に関する情報を提供するための使用インジケータ83eと83fを含む場合がある。図7に関して上記に述べた通り、使用インジケータ83eと83fはリソースの使用を表示する場合がある。例えば、特定のカテゴリ、サブカテゴリ及び/又はキーワードに登録したプロバイダの使用に対応するリソースの選定がベースになる。プロバイダが環境設定リソースを完了すると、プロバイダは選択した環境設定を保存するために保存ボタン48aを使用しても、キャンセルボタン49aを使用して選択した環境設定をキャンセルしてもよい。従って、プロバイダはカテゴリ、サブカテゴリ及び/又はキーワードレベルでリソースに関する管理ができる。
【0056】
プロバイダがクエリ要求を完遂する場合(InfoSeekerTMのセッションで)、プロバイダは、上記図8Aと8Bに関して記載の通り、環境設定されたいかなる特定のリソースに限定されない。例えば、プロバイダはリクエスタからのクエリへ対応する情報を回復するためにいかなるリソースに限定されずに、アドホックベースにおけるその他のリソースを使用する場合がある。8Aと8Bに記載の通り、システム20(図1)は、プロバイダは、追加リソースボタン122と162をそれぞれ選択して、カテゴリ“basketball”とキーワード“college basketball”に関連するカスタムリソースリストへリソースをダイナミックに追加することを可能にする。追加リソースボタン122と162は、システム20(図1)を稼動させるプロバイダアプリケーションプログラムのブラウザコンポーネント内で実施される。よってクエリに関連した定義済みの各リソースは、個々の埋め込みブラウザ枠で、図5に記載の通りプロバイダが使用するアプリケーションプログラム内で立ち上げられる場合がある。 また、参照として本書に添付の“AUTOMATED TOOL FOR HUMAN ASSISTED MINING AND CAPTURING OF PRECISE RESULTS”という題で発明者Scott A. Jonesにより2006年12月29日に米国特許商標庁に出願された米国出願第11/647,286に記載の通り、プロバイダはアドホックブラウザ要求を埋め込みブラウザ枠内で立ち上げる場合もある。
【0057】
異なるカテゴリやキーワードに関連する要求を受け入れる登録をする際に表示される模範的サインアップウィンドウが、図9A及び9Bに記載されている。図9Aに表示の通り、サインアップウィンドウ100は、システム20(図1)に登録した時点でプロバイダに表示されるカテゴリ“health”に関連したリソース72iを表示している。同様に、サインアップウィンドウ110は、システム20(図1)に登録した時点で提供されるキーワード“basketball”に関連したリソース_72jを表示している。例えば、サインアップウィンドウ100はWebMD.comとMedicalNews.comを、サインアップウィンドウ110はESPN.com(登録商標)、FoxSports.com(登録商標)及びYahoo.comをキーワード“basketball”として定義・稼動したリソースとして掲載する一方で、登録したばかりのプロバイダにカテゴリ“health”を定義・稼動したリソースとして表示する。さらに、チェックボックス92nでマークを表示の通り、WebMD.comとMedicalNews.comはカテゴリ“‘health”の使用に現在作動され、ESPN.com(登録商標)、FoxSports.com(登録商標)及びYahoo.comは、チェックボックス92oにマークで表示の通り、キーワード“basketball”で現在作動される。
【0058】
サインアップウィンドウ100及び110に表示されるリソースは、例えば、カテゴリやキーワードに関連している登録済みプロバイダの半数以上が使用、プロバイダの選択をベースなどによって定義されたリソースを表示している。ただし、プロバイダは、プロバイダのニーズに従い、サインアップウィンドウ100及び110に提示されるリソースを修正することが可能である。例えば、カテゴリ“health”に関連する新しく登録されたプロバイダが、NIH.govを選択し、環境設定ボタン65aを選択する前にリソースとしてMedicalNews.comを外してもよい。
【0059】
どのリソースが新しいプロバイダに提示されるかは、例えば、特定のカテゴリ/キーワードにサインアップした既存のプロバイダの間における使用頻度によって決定される場合がある。例えば、キーワード“basketball”に10社中5社のプロバイダがNCAA.comを使用する場合、パブリックワークスペース82(図7)にキーワード“basketball”に関連するリソースとしてNCAA.comが提供される。さらに、既存のプロバイダには、リソースの使用変更も表示される場合がある。例えば、プロバイダがシステム20(図1)に登録した当時、カテゴリ“sports”に関連する10社中3社のプロバイダのみがFoxSports.com(登録商標)を使用していたが、現在10社中9社のプロバイダがFoxSports.com(登録商標)を使用している場合、FoxSports.com(登録商標)がパブリックワークスペース82(図7)に表示される場所に隣接してインジケータが表示される場合がある。
【0060】
図9Cは、検索を実行するインタフェース230と少なくとも1つの形態において動作に関連するリソースを示している。プロバイダがシステム20(図1)に登録する際、プロバイダは検索の実施及び/またはリソースの環境設定のためインタフェース230が提示される場合がある。図9Cに表示の通り、プロバイダに関連する情報は、プロバイダがシステム20(図1)にアクセスする際に表示される場合がある。例えば、情報が、プロバイダのプロフィールである場合もあり、プロバイダが登録した1つ以上のカテゴリ、個人属性、スキルと興味、最近実施した検索、プロバイダのレベル(すなわち、実習生、プロ、マスター)もしくはその他のプロバイダ指定データのリストを含むこともある。
【0061】
また、インタフェース230は、プロバイダに推奨された商品及び/又はサービスに関するデータ、広告、ニュース、プロモーション、特定のプロバイダ等に関連するその他のプロバイダのデータ(“バディネットワーク”)も表示する場合がある。例えば、プロバイダが、その他のプロバイダを“バディ”リストや友人のネットワーク内に含むように選択することも可能であり、その場合プロバイダが情報の共有、メッセージの交換等を実施する可能性がある。インタフェース230を経由して表示される情報の特定例について議論される場合、開示されたインタフェースは任意の特定の情報の提示に制限されず、オーディオファイル、イメージ、マルチメディアデータ、テキスト、リンク等を含む可能性がある。
【0062】
インタフェース230は、セッションを終了するためのログオフ/閉じるボタン221、プロバイダ(ガイド)の利用性を表示するステータスインジケータメニュ222、プロバイダがインタフェース230をトレーニング目的で使用可能にするための練習ボタン223、及びプロバイダを検証するためシステム20(図1)によって作成されるアドレス225を含む場合がある。アドレス225はプロバイダの識別番号(すなわち独自のID)、関連するログオンセッション、及び/または1回使用引換券を示す場合がある。プロバイダがステータスインジケータメニュ222を使用して利用不可能であることを表示する場合、通知に関する検索とトレーニングはプロバイダに教示されないが、プロバイダのステータスが利用可能であると表示される場合、そのような通知が提供される。インタフェース230は、プロバイダが表示された情報を通じてナビゲート可能にするナビゲーションツール226と共に提供される場合があり、これは、ナビゲーション能力を提供するアプリケーションプログラム(例、ブラウザ)の一般的なグラフィカルユーザインタフェースと同様であってもよい。プロバイダやガイドは、インタフェース230を使用して情報が提示される時、前にも後ろにもナビゲートできる。
【0063】
練習ボタン223は、リクエスタ(すなわちInfoSeekerTM)からの承認待ち要求がない場合、プロバイダがインタフェース230の検索ツール部分の使用を可能にする。プロバイダは、お客様に仕えることに関する時間的なプレッシャーを感じることなく、検索実施、結果の掲載やリンクの蓄積などの練習を行うことが可能である。さらに、リクエスタの数が利用可能なプロバイダの数よりも少ない場合、選ばれたプロバイダは、本書に参照として添付された“METHOD, SYSTEM, AND COMPUTER READABLE STORAGE FOR PODCASTING AND VIDEO TRANING IN AN INFORMATION SEARCH SYSTEM”という題で発明者Scott A. Jonesにより2006年7月24日に米国特許商標庁に出願された米国出願第60/820, 181に記載の通り、人間のトレーナーと共に監視付きインタラクティブ検索トレーニング任務を実施するように指導される場合がある。例えば、システム20(図1)はプロバイダの活動(利用可能もしくは利用不可能)をいつでも決定することが可能で、一定のプロバイダ(すなわち、未熟、キーワードに新規登録等)をアイドル時間にトレーニングセッションに導くことも可能である。
【0064】
練習ボタン223が選択されると、図9Dに記載のウィンドウ232が表示される場合がある。図9Dに表示の通り、ウィンドウ232は、検索を実施する際にターゲットフレーズとして使用される1つ以上のキーワードを入力するための検索クエリ入力欄234、検索セッションを開始する検索開始ボタン236及び練習検索セッションを終了するためのキャンセルボタン238を含む。例えば、プロバイダは、検索のクエリを開始するため、“NFL football Colts”, “NFL”, “football”, “Colts”もしくは任意の様々なキーワードやフレーズを入力してもよい。インタフェース232が、動作を実行するために、模範グラフィカルユーザインタフェースを使用を記載される間、インタフェース232のコンポーネントは任意の特定のグラフィカルユーザインタフェースに限定されない。
【0065】
図10Aは、キーワード及び/又はフレーズ及び的確なキーワード(Qualified Key Word, QKW)と呼ばれる所定のカテゴリ/サブカテゴリの連係に関するリソースを管理するインタフェース240を表示する。図10Aに表示の通り、インタフェース240はリクエスタによってシステム20(図1)に提出された要求(一部もしくは全部)を表示する欄242を含む。例えば、プロバイダ(ガイド)は、プロバイダが適切であると信じるリクエスタからの検索ストリングの一部、もしくは検索を実施するため欄242にある検索ストリングをそのまま全てをハイライトするように選択してもよい。プロバイダは欄242にあるキーワードを修正して検索の対象を指定してもよい。あるいは、システム20(図1)が、プロバイダが登録した以前のキーワード及び/又はフレーズに基づいて欄242にある検索ストリングの中の主要キーワードを識別してもよい。
【0066】
インタフェース240は、検索のための主要キーワード又はフレーズを識別するインジケータ244、上記に記載の通りインタフェース240が現在人間がアシストするトレーニング目的で使用されているかどうか(すなわち 新しいプロバイダ)を表示するトレーニングフラッグ246、及び/又はアプリケーション足スタンスを要求するヘルプボタン250を含む場合がある。要求にあるフレーズ又はキーワードが検索の主要題目としてフレーズやキーワードの以前の使用システム20(図1)によって表示、フレーズやキーワードの独自性や一般性、システム20の管理者の選択に基づいて、“主要”であると認識される場合がある。欄242での要求例を使うと、キーワード“colts”又は“football”は主要キーワードとしてハイライトされる場合がある。他の例を挙げると、フレーズ“heater working car”は、以前の検索に関連するフレーズの使用に基づいて主要フレーズとして進展される場合がある。
【0067】
インタフェース240は、プロバイダが、要求の扱いにより適していると思われるその他のプロバイダに要求を渡すことを可能にする移管ボタン63a、及びシステム20(図1)にレポートを送信することを可能にするレポートボタン260を含む場合がある。例えば、プロバイダはシステム20(図1)の管理者へ様々なタイプのレポートを送信することが可能であり、それにはリクエスタからの詐欺行為要求、システム20の不正使用、使用不可能なリソース等を含むがこれに限らない。
【0068】
図10Aに表示の通り、欄242に表示された要求は、カテゴリ化インジケータ241で表示の通り、現在カテゴリ“sports”及びサブカテゴリ“events”の下でカテゴリ化されている。より良い形態において、今までに1度もカテゴリ化されたことのない要求がシステム20(図1)を経由して受け取った場合、プロバイダは検索を実施する前に要求に関連してカテゴリ化を確立するように要求を受ける場合がある。インタフェース240によって、要求に含まれる任意のキーワード及び/又はフレーズを含む特定の要求に対して、プロバイダがカテゴリ化を確立することを可能にする。欄242に表示された要求“NFL football Colts”に含まれる任意のキーワードやキーワードの連係は検索の主要対象としてプロバイダによって選択され、カテゴリ化される場合がある。例えば、プロバイダはキーワード“Colts”をハイライトし、そのキーワードを検索の主要対象として設定するポップアップオプションを選択し、カテゴリ“news”及びサブカテゴリ“breaking news”と共にそのキーワードをカテゴリ化する場合がある。図10Aが特定のカテゴリ及びサブカテゴリを使用してインタフェース240を説明している一方で、要求は任意の特定のカテゴリ及び/又はサブカテゴリの分類に関連には限定されない。
【0069】
また、プロバイダは、新たなフレーズ追加ボタン243を使用して、現在の検索に新しいフレーズを追加することも可能である。“NFL football Colts”に導かれた要求の例を使用すると、プロバイダは“Indianapolis”という言葉を検索クエリに追加し、キーワード“Indianapolis Colts”を主要検索対象として設定し、カテゴリ“Sports”及びサブカテゴリ“football”の中でキーワードをカテゴリ化してもよい。
【0070】
インタフェース240には、プロバイダがキーワード及び/又はフレーズのカテゴリ及び/又はサブカテゴリを確立することを助けるカテゴリツリーを表示するリスト264を含む場合がある。また、インタフェース240は、プロバイダが所望のカテゴリを見つけるのを助けるためカテゴリの閲覧及び選択するその他の方法を提供する、カテゴリリスト264aと過去のカテゴリリスト264bを含む場合がある。カテゴリリスト264aは、プロバイダがカテゴリ名の性質をタイプし始めた時に提示され、サブカテゴリを含むその性質に一致するカテゴリのリストが表示される場合がある。そのもう一方で、過去のカテゴリリスト264bは、選択された主要なキーワードやフレーズに関連して以前に使用されたカテゴリのリストを表示する場合がある。要求(又は要求に含まれるキーワード)にカテゴリを割り当てるため、プロバイダは、カテゴリをダブルクリックするか、カテゴリツリー264、カテゴリリスト264a及び過去のカテゴリリスト264bの下にリストもしくは表示されているその他の任意のカテゴリを選択してもよい。
【0071】
また、インタフェース240は、プロバイダが要求を提出するリクエスタとコミュニケーションが図れるようにするコミュニケーションインタフェース262を含む場合がある。コミュニケーションインタフェース262は、リクエスタに送信される自動及び/又は事前保存されたメッセージを選択する標準メッセージオプション262a、及びプロバイダがメッセージをタイプすることを可能にする入力欄262bを含む場合がある。また、プロバイダは標準又は自動メッセージを修正してもよい。例えば、プロバイダが、(プロバイダによって又はシステム20(図1)によってデフォルトとして利用可能な)事前に用意された事前に選択されたメッセージを選択し、現在の検索に関連するテキストを追加し、リクエスタにメッセージを送信することが可能である。
【0072】
プロバイダが検索セッションを終了した時、プロバイダは“終了(I’m Done)”ボタン248を使用して終了を表示してもよい。リクエスタに結果を送信した後で、プロバイダはリクエスタが検索の結果に満足しているかを確認し、“終了(I’m Done)”ボタン248を経由して検索セッションの終了を表示するか、もしプロバイダが要求社が何を探そうとしているのかを見つけられない場合、もしくは新しいカテゴリ/サブカテゴリに関するより多くの特定の知識があるガイドが必要である場合等、移管ボタン63aを使用して、プロバイダが要求を他のプロバイダに移管してもよい。インタフェース240が、動作を実行するために、模範グラフィカルユーザインタフェースを使用を記載される間、インタフェース240のコンポーネントは任意の特定のグラフィカルユーザインタフェースに限定されない。
【0073】
図10Bは、リソースを管理するインタフェース270を図解している。プロバイダが、インタフェース240(図10A)を使ってカテゴリ化とクエリの主要キーワード/フレーズの選択を終了する場合、ブラウザタブ274を提供するインタフェース270、お気に入りタブ272及び結果タブ273が提示される。お気に入りタブ272により、プロバイダはカテゴリ化されたキーワードかフレーズに関する結果を管理することが可能である。より良い形態において、要求の1つ以上のキーワードやフレーズに関してプロバイダがターゲットのカテゴリ化(カテゴリ及びサブカテゴリ)を確立する場合、インタフェース240(図10A)は自動的に完了と表示される場合がある。さらに、システム20(図1)が決定したように適切にカテゴリ化された通り要求が表示されるまで、インタフェース270は作動できない場合がある。ブラウザタブ274と結果タブ273については、それぞれ下記図10D及び10Eで詳細に説明する。
【0074】
図10Bに表示の通り、お気に入りタブ272で作動するインタフェース270は、表示及用の選択可能オプションボタンを含み、パーソナル272a, パーソナルカテゴリ化272b、パーソナルシステムカテゴリ化272c及びシステムリソース272dを使用する。パーソナル272aボタンを選択することで、プロバイダは特定のカテゴリに必ずしも当てはまらないリソースや、Google(登録商標), Yahoo!(登録商標)やDMOZといった一般化された検索リソースであるリソースを管理することが可能となる。パーソナルカテゴリ化272bオプションは、プロバイダ定義のカテゴリ下に当てはまるリソースの管理に使用されてもよい。例えば、プロバイダは、パーソナル272aオプションの下で特定のカテゴリと関連したくない一般的な題目に使用されるリソースを保存する場合があり、パーソナルデータベース、制限アクセスをもつダイレクトリデータベース、又はプロバイダによって定義されたカテゴリに基づいたパーソナルカテゴリ化272bリソースオプション下のシステム定義されたカテゴリに提携していない検索可能なリソースを保存してもよい。
【0075】
カテゴリ及び/又はサブカテゴリが定義されたプロバイダがシステム20(図1)関連させたいリソースはパーソナルシステムカテゴリ化272cオプションを使用して保存・アクセスされる場合がある。パーソナルシステムカテゴリ化オプションを使用してアクセスされたリソースは、制限アクセス付きリソースである場合があり、カテゴリ、サブカテゴリ及び/又はキーワードを定義したシステムに関連するクエリ用にプロバイダが使用してもよい。検索のカテゴリが定義するシステムに関連したリソースは自動的にシステムリソース272dオプションを使用して提示、アクセスされてもよい。例えば、要求“NFL football Colts”がカテゴリ>サブカテゴリ“Sports> Football”の下でカテゴリ化される場合、NFL.comは、システムリソース272dオプションの下で提示されてもよい。より良い形態では、システムリソース272dオプションの下でのリソースが、プロバイダコミュニティによって最も頻繁に使用されたリソースといったようなシステムパラメータに基づき、システム20(図1)の管理者によって定義された通り、リソースのソース(すなわちリソースのプロバイダのコンタクト)との契約等に基づき割り当てられてもよい。さらに、システムリソース272dオプションの下でのリソースは、リソースが関連したキーワードかフレーズに関する検索に登録したプロバイダの間で共有してもよい。パーソナルシステムカテゴリ化272cオプションを使ったリソースは、検索要求がシステムによって又はプロバイダによってカテゴリに関連する場合、プロバイダに提示される場合がある。
【0076】
プロバイダは、プロバイダがプロバイダのブラウザ(任意の特定のキーワード及び/又はカテゴリに関する)を使用してお気に入りに追加されたリソースに関する情報をアップロードし、システム20(図1)に登録したその他のプロバイダの間で手動もしくは自動的にリソースを共有してもよい。従って、システム20(図1)により、プロバイダは、プロバイダが使用もしくは発見した多様ないずれのリソースに関する情報を獲得、記録、共有することが可能である。よりよい形態において、個人のお気に入りのリソースが結果を返したプロバイダによって利用される場合、システムリソース272dオプションが結果のきっかけとなる要求のキーワード及び/又はカテゴリに関連した任意のプロバイダによって選択される時、そのリソースが追加され、表示される場合がある。さらに、システムリソース272dオプションはプロバイダに推奨するお気に入りリソースを表示してもよい。例えば、カテゴリに関する検索用にその他のプロバイダが最も頻繁に使用するリソース、要求のキーワードに基づいてリソースを選択したシステム、キーワードやカテゴリに関連したシステムがスポンサーされたリソース等は、推奨するお気に入りとしてプロバイダに表示される場合がある。
【0077】
図10Aにあるインタフェース240と同様に、インタフェース270は要求を提出するリクエスタとコミュニケーションを図るコミュニケーションインタフェース263を含む場合がある。さらに、キーワードやフレーズのカテゴリ化中や、検索の実施中のいかなる時点で、システム20(図1)へ提出した初回検索クエリストリングに戻る検索クエリストリングを変更するために、プロバイダはオリジナル検索を閲覧271オプションを選んでもよい。
【0078】
また、インタフェース270は、プロバイダがクエリを改訂し、必要であればカテゴリ化の変更を可能にする検索修正ボタン275を含む場合がある。例えば、コミュニケーションインタフェース263を使用してプロバイダとのインタラクションを行っている間、プロバイダが“NFL football Colts”から検索修正ボタン275を使用して、“NFL football Peyton Manning”に要求を修正する時点で、リクエスタはColtsの特定のプレイヤーに関する記事に関心を示す場合がある。同様に、初回クエリ“bass”は“Recreation>Outdoors”の下でカテゴリ化される場合もあるが、インタラクションの間に、プロバイダやガイドが、ユーザがバスギターに関心があることに気が付き、適切な検索リソースを得るために、検索を“Arts>Music”にカテゴリ化する必要があることもある。インタフェース270が、動作を実行するために、模範グラフィカルユーザインタフェースを使用を記載される間、インタフェース270のコンポーネントは任意の特定のグラフィカルユーザインタフェースに限定されない。
【0079】
お気に入りタブ272を使用して表示・アクセスされたリソースは、図10Cに表示されたインタフェース276を使用して編集されてもよい。例えば、リソースを修正するには、プロバイダはインタフェース270を経由して編集メニューオプションから好みを選んでもよい。図10Cで表示の通り、インタフェース276には、お気に入りとしてリソースを管理するピックリスト280を提供する選択ウィンドウ278を含んでもよい。ピックリスト280を使用して、プロバイダはリソースの追加/削除(すなわち、ウェブページ、インターネットダイレクトリ等)を含み、URLや説明等を編集する、カテゴリ化されない、パーソナルカテゴリ及び/又はシステムカテゴリの下で使用されるリソースの編集をしてもよい。リソースはカテゴリを指定する必要なく、カテゴリ化されないままで追加される場合がある。これらは、一般使用検索サイト(すなわちGoogle(登録商標), Jux2, Yahoo!(登録商標), Hakia(登録商標)等)である場合があり、パーソナルカテゴリやシステムカテゴリの下で保存されたリソースは1つ以上のカテゴリと関連する場合がある。
【0080】
上記に記載の通り、カテゴリ化されないお気に入りには、プロバイダが任意のカテゴリを指定せずに使用したいリソースを含む場合がある。ピックリスト280からのパーソナルカテゴリアイテムによって、プロバイダは、お気に入りのウェブページやプロバイダが保存及び/又は、検索システム20において依然カテゴリ化されていないより特定のトピックを導く検索セッションで使用したいその他のリソースのために、カテゴリ(例えば、プロバイダのキーワードに関連した)を作成することが可能である。検索システムや上記に記載の通り、プロバイダの積極的な選択により、システムカテゴリ/サブカテゴリ分類内に当てはまると決定されたキーワードに関する検索用に、プロバイダがリソースを利用可能である。
【0081】
プロバイダは、パーソナルカテゴリを定義、及び/又は、URLをタイプするか、URLのリストを使用するため等にインポート284ボタンを使用して、ブラウザといったようなアプリケーションから定義されたパーソナルカテゴリの下でリソースを追加し、そしてプロバイダ定義のカテゴリと共にリソースを関連してもよい。例えば、プロバイダが“Sony HDTY”をシステム20(図1)によって定義されたカテゴリよりもより特定されたパーソナルカテゴリとして定義してもよく、特定のURL(例えば http://www.learningcenter.sony.us/assets/hpd/hdtv/)をカテゴリと関連付けてもよい。同様に、プロバイダは“NFL football Vietnam”とラベル付けされたカテゴリを指定し、NFL(登録商標)フットボール情報を含むベトナム語で書かれたウェブページをカテゴリと関連付けてもよい。このように、パーソナルカテゴリはシステム20(図1)で定義されたカテゴリから独立していてもよい。
【0082】
システム定義されたカテゴリと関連するパーソナルリソースは、ピックリスト280を使用し、リスト282からのシステムカテゴリ及び/又はサブカテゴリを選択し、リソースをシステムカテゴリ及び/又はサブカテゴリと関連して、定義される場合がある。例えば、プロバイダがカテゴリ“Sports”及びサブカテゴリ“Football”を選び、ファイルからリソース情報をインポートするか、データを直接入力するか、ブラウザからデータをインポートする等により、このシステムカテゴリ下でパーソナルリソースとして“sportsillustrated.com”を追加することが可能である。
【0083】
インタフェース276により、プロバイダはお気に入りのリソースを作成、保存、手配、カテゴリ化、追加、削除、共有及び/又は作業を行うことが可能であり、よって、プロバイダがリソースの回収を構築することが可能であり、できるだけ迅速にリクエスタに目的の関連した結果を提供するリソースを使用することが可能である。また、プロバイダは、例えば、パーソナルハードドライブなどからお気に入りにリソースを追加するためインポートボタン284を使用してもよい。リソース情報は、リソース情報をエキスポートするためにエキスポートボタン286を選択してローカルで保存することも可能である、例えば、エキスポートされたリソースを含むファイルが、その他のカテゴリに関連するように、もしくはプロバイダがシステム20(図1)へのアクセスに使用したアプリケーションを再度インストールする必要がある状況においてお気に入りを保存するため、その後インポートされる場合がある。また、プロバイダは、電子メール、ファイル転送プロトコル(ftp)もしくはその他の適切な転送方法によってリソースデータを含むファイルを送信して、リソース情報を共有することも可能である。
【0084】
また、インタフェース276は、ブラウザによって保存されたリソース情報をインポートするためにブラウザボタン285からのインポートを含むこともあり、デフォルトのお気に入りリソースを保存するためデフォルトボタン288を保存することもある。適用ボタン290により、リソースデータへの一連の変更及びプロバイダが選択した通りの関連を受け入れることが可能である。プロバイダがリソースへの修正を終了する際に、プロバイダはOKボタン292を使用して任務終了を表示してもよく、又、キャンセルボタン294を使用して変更することなく選択ウィンドウ278を閉じてもよい。説明を簡易化するために、インタフェース276はグラフィカルユーザインタフェースを使用して説明されているが、開示システムと方法は、システム20(図1)とインタラクションを実施するために、任意の特定のユーザインタフェースタイプに限定されない。
【0085】
従って、一旦プロバイダが要求のキーワードやフレーズを選択すると、インタフェース270(図10B)により、プロバイダが検索のアシストするためにカスタマイズした各リソースを提供する。プロバイダは、選択可能なオプションパーソナル272a,パーソナルカテゴリ化272b、パーソナルシステムカテゴリ化272cとシステムリソース272dの下で保存された任意のリソースを選択し、図10Bに表示されたインタフェース270を経由して対応するリソースを使用して検索を誘因するため、ボタン272a,272b,272c及び/又は272dを使用してもよい。プロバイダは、インタフェース270からブラウザタブ274を選択して選択された検索リソースを閲覧・相互作用してもよい。例えば、共通して使用される一般リソースは、パーソナルリソースオプションを使用する検索に使用されるために選択される場合があり、より特定のリソースは、リソースオプション272cをカテゴリ化するパーソナルシステムを使用して同じ検索を実施するのに使用される場合もある。そのようなリソースからの検索の結果は、図10Dに記載の通り、インタフェース300のブラウザタブ274にあるタブ314a,314b及び/又は314cに表示されることが可能である。
【0086】
図10Dに表示の通り、ブラウザウィンドウ274は新しいブラウザボタン302、前の検索ボタン304、次を検索ボタン306、結果を追加ボタン312を含む場合がある。新しいブラウザボタン302により、プロバイダがブラウザに新しいブランクタブを立ち上げ、アドレスウィンドウ316に検索リソースURLを入力することが可能となる。例えば、図10Dに記載の通り、ブラウザウィンドウには、ChaCha(登録商標)検索エンジン、NFL.com等からのコンテンツを表示するタブされたブラウザウィンドウ314a、314b, 314cが含まれる。複数のウィンドウはプロバイダによって標準インタラクションと共に最大化/保存もしくは最小化してもよい。
【0087】
ブラウザウィンドウ274はリソースのコンテンツを表示し、リソースのコンテンツ内の主要キーワード/フレーズを表示(すなわち、ハイライトする)してもよい。次を検索ボタン306及び前を検索ボタン304を使用して、プロバイダは表示されたキーワード/フレーズのコンテンツを通して検索することが可能である。カテゴリ化され、検索に使用された主要キーワード308(この場合、キーワード“Colts”)の次に何が起こるかを見出すために、プロバイダは次を検索ボタン306を選択してもよい。同様に、以前に何が起こったかを見出すには、プロバイダは前を検索ボタン304を使用してもよい。プロバイダは、キーワードピックリスト310にリストされた任意のキーワードやフレーズを選択し、検索の対象として使用する異なるキーワードやフレーズを切り替えてもよい。
【0088】
InfoSeekerTMに要求の返答として表示するための結果として、プロバイダがコンテンツを追加したい場合、プロバイダは追加されるリソースにあるコンテンツを選択し、結果ウィンドウにデータを転送するため、結果を追加ボタン312を選択する。例えば、プロバイダは、マウスをドラッグするか、ダブルクリックしてウェブページからサンプルテキストを選択し、結果を追加ボタン312を押して、ハイライトされたテキストのあるウェブページをリクエスタに送信することが可能である。プロバイダによって追加を選択された結果は、図10Eで表示されたインタフェース320を使って表示される場合がある。図10Eに表示の通り、インタフェース320は、要求に対応してプロバイダが結果324を選択したタブ化された結果ウィンドウ273、結果のURL326及び、結果をリクエスタに表示するプロバイダ又はガイドコメント322を含む。例えば、プロバイダは結果として提供されるリンクの個人的な説明を挿入し、リクエスタにコメントを送信してもよい。
【0089】
プロバイダは結果ウィンドウ273を使用して結果を管理してもよい。プロバイダは、選択可能オプション328を使用して結果を削除又は編集するために、結果がリクエスタに提示される順番を変更してもよい。例えば、プロバイダは先ず最も関連した結果は何であるかをリストし、同じランクに続くその他の結果をリストしてもよい。より良い形態において、結果追加ボタン312(図10D) を使用して、プロバイダが結果273を追加した場合、結果273は即時にリクエスタに表示される。あるいは、プロバイダはリクエスタにグループとして結果を送信する前に結果を蓄積し、編集してもよい。
【0090】
図11は実体関連図165のリソースを示す。図11に表示の通り、主要データ構造がプロバイダ(すなわちPaidSearherTM)、リソース、カテゴリリソース及びキーワードリソースに提供される。主要データ構造には、カテゴリ、サブカテゴリ、公認キーワード及びキーワードを含むその他のデータタイプを指し示す関係を含む。例えば、各プロバイダは、ID,苗字と名前、ユーザID、パスワード等に関するデータを維持する支払検索者データ構造に関連しており、各リソースはID、役職、URL、説明、作成者、共有済み等に関するリソースデータ構造に関連している。
【0091】
図12はシステム20(図1)で使用されたクエリの構造を示す。図12で表示の通り、リクエスタが提出したオリジナルクエリテキストは、対応カテゴリ、サブカテゴリとキーワードを含むクエリ内の個々のキーワード識別するために解体される。ランクは、クエリ内の他のキーワードに対するキーワードの影響度に基づいたそのキーワードに割り当てられる場合があり、例えば、プロバイダが情報を回復するためのキーワードの使用、プロバイダ及び/又はリクエスタの全体的な使用頻度、ウェブドキュメントにおける発生頻度、その他の検索エンジンからの検索クエリ等に基づく。XMLメッセージにある“キーワード”要素の“価値”属性には、実際のキーワード/フレーズ(“nike”)を含んでよい。また、プレゼンテーション用に、揃いの終了タグ(“</ストリングで識別される)は、開始タグ(揃いのタグで“</がないもの)と同じタブレベルであるべきである。さらに、開始タグと終了タグの間にリストされた全てのタグ/要素は、インデントが付いた1つのタブストップである。
【0092】
クエリテキストにあるキーワードの識別には、リクエスタによって提出されたクエリに表れる“the”,“a”,“of”等といった無視できる一般的に使用される単語(“定冠詞”)を含む。識別されたクエリのキーワードは、キーワードに関連したリソースと一致する。例えば、クエリ“Nike basketball shoes”は、それぞれNike.com, Yahoo.com及びNBA.comをリソースとして使用に関連している可能性のあるカテゴリ“basketball”によって認められた“Nike”と“shoes”を含むキーワードとして認識される場合がある。
【0093】
図12に示されたクエリ構造は、例えば、関連リソースを含むクエリを提出したユーザの仕訳を提供するXMLメッセージである場合がある。クエリ内に含まれるカテゴリ、サブカテゴリとキーワード対応するリソースは、影響度によって順番が決定されてもよい。例えば、クエリに含まれる特定のキーワードに関するリソースは、カテゴリに関連する複数のサブカテゴリ及び/又はキーワードを持つカテゴリに関連するリソースよりもランクが高い場合がある。ただし、本発明ではリソースを提示する際に任意の特定の順番に限定されない。例えば、リソースは、関連するプロバイダの使用嗜好に基づいたクエリ内の各キーワードに従って順番が決められてもよい。
【0094】
図12に表示されたクエリ構造はプロバイダ(PaidSearcherTM)とリクエスタ(InfoseekerTM).の両方を提示されてもよい。構造は、特定のプロバイダによって使用されるリソースの提供要求をプロバイダが受諾することに対応するXMLメッセージとしてプロバイダに提示される場合がある。もう一方で、リクエスタがクエリをプロバイダのアシスタント無しで提出する場合、クエリのキーワード及び/又はカテゴリに関連したプロバイダによって推奨されたリソースをリクエスタに提示するため、XMLメッセージはリクエスタに提示されてもよい。
【0095】
図13はキーワードに関連するリソースを提供するプロセス180を示す。図13に表示の通り、プロセス180はクエリからのキーワード作成181によって開始される。上記に記載の通り、クエリは完全に形成された質問/文章、キーワードもしくは検索フレーズ等を必要としてもよい。例えば、データベース24(図1)に表示された各キーワードに添付された重量、クエリに関して時間の経過につれたキーワードの使用、又はクエリに対応した結果を回復するため、若しくは関連結果を開発するためのクエリ内容におけるキーワードの関連性を決定する際に影響する可能性のあるその他の要素に基づいたクエリからキーワードは作成されてもよい。例えば、もし“basketball player Austin Croshere”がクエリとして提出された場合、キーワード“Austin Croshere”はより具体的なので、キーワード“basketball player”よりもキーワード“Austin Croshere”の方が高いランクに位置づけられる可能性がある。
【0096】
クエリからのキーワード作成181後、プロセス180は、182に移動し、データベースがクエリのリソースに一致しているかどうかを決定する。例えば、クエリ“basketball player Austin Croshere”において、キーワード“Austin Croshere”が181で作成されると仮定し、NBA.com, ESPN.com(登録商標), 等のリソースが182クエリに一致しているかどうかが決定されてもよい。クエリに対して一致するリソースがないと決定した場合、プロバイダ187によって検索するようにクエリが提出される。
【0097】
もう一方で、クエリに一致するリソースがあるかどうかを決定した時点で、プロセス180は継続して検索がプロバイダ検索184であるかどうかを決定する。クエリがプロバイダ検索に提出されると決定する時点で、リソースがプロバイダ185に表示され、プロバイダ187による検索が開始される。例えば、リクエスタがクエリの内容に対して不慣れである、関連する情報を見つけることができない、時間の制約がある等の場合、クエリに対応する検索を実施するため1社以上のプロバイダからアシスタントを得るために、リクエスタがプロバイダ検索を要求してもよい。
【0098】
リクエスタが提出したクエリがプロバイダ検索を要求しないと決定する場合、リソースはリクエスタ186に表示される。例えば、リクエスタが熟練の検索者である場合、特定の内容の情報を見出すためにリソースからの結果を見直したいと思っている場合、若しくはクエリの性質からプロバイダのアシスタント無しで検索を実施したいと思っている場合、あるいはその他の理由が挙げられる。そのような状況で、プロバイダ検索用にプロバイダにクエリを提出する必要なく、リソースがリクエスタ186に表示される。
【0099】
リクエスタ186へのリソースを表示後、プロセス180によってユーザがリソース188の選択を可能にし、自動的に189を検索する。例えば、NBA.com,ESPN.com(登録商標)等のリソースが、キーワード “Austin Croshere”に一致するリソースとして表示される場合もあるが、WebMD.com,NIH.com,等のリソースは、カテゴリ“health”に仕向けられたクエリに一致すると決定する場合もある。従って、リクエスタは、自動的に検索を実施するため表示されたいずれかのリソースを選択することが可能である。
【0100】
リクエスタに情報を返すためにプロバイダによって使用されるリソースに関する情報は、検索エンジン、インターネットダイレクトリ等や、電子的な検索が可能なその他の任意の情報ソースは、データベース24(図1)で維持される。リソースは少なくとも1つのカテゴリ、サブカテゴリ及び/又はキーワードと関連付けられ、カテゴリ、サブカテゴリ及び/又はキーワードに関連するクエリに対応する情報の回復にアクセスできるようになっている。
【0101】
これにより、カテゴリやキーワードに関連したその後の検索をアシストするために提供されるカテゴリやキーワードに関連した検索にリソースが利用できるようにする。例えば、新たに登録したプロバイダをアシストする、プロバイダの間等でリソースを共有を可能にする等が挙げられる。従って、開示方法とシステムにより、検索に使用されたリソースの協力的フィルタリングが可能となり、正確な結果を返すリソースの効率よく効果的な使用を提供する。
【0102】
システムと方法が、検索に利用されたリソースが、カテゴリやキーワードに関連するように開示された一方で、普遍性を失うことなくその他のタイプのメタデータとリソースと検索を関連付けるのに同じ方法が使用されてもよい。例えば、検索リソースと検索はタグと関連付けられる可能性がある。タグ付けの使用は、現在の出版アートでよく知られており、FlickrTM,GmailTM及びWikipedia(登録商標).といったサイトで普及が広がっている。タグは、いかなる適切な方法でリソース及び/又はクエリと関連付けてられてもよい。
【0103】
例えば、タグはリソースのパブリッシャーによってリソースに関連付けられる場合がある。他の例では、タグは、ガイド(もしくはプロバイダ)によってリソース及び/又はクエリと関連付けられてもよい。タグは、異なる例において、1人もしくはそれ以上の人間のグループの同意によって、リソース及び/又はクエリと関連付けられてもよい。同様に、タグは外部データベースの編入により、リソース及び/又はクエリと関連付けられてもよい。
【0104】
分類レベル特定の数を利用してシステムと方法が開示される一方で、同じ方法で、分類レベルの任意の数と結合することもある。例えば、分類学レベル2(カテゴリ、キーワード)もしくは分類学レベル4(カテゴリ、サブカテゴリ、サブーサブカテゴリ、キーワード)がその他の形態で使用されてもよい。
【0105】
特許出願を請求する発明の多数の特徴及び利点は、詳細な仕様書から明らかになり、そのため、特許請求の範囲より、この真の要旨及び範囲内にあるこのような実施例の特徴及び利点の全てをカバーすることを意図する。さらに、多数の修正及び変更が容易に当業者に生じるため、開示された実施例に図示及び記載された正確な構成及び動作に本発明を限定することを望まない。従って、全ての適切な修正及びそれに匹敵する変更は、本発明の範囲内にあることを要求し得る。更に、“AとBとCのうち少なくとも1つ”という用語は、“AとBとCとのうち1つ以上”を意味する代替表現として使用され得ることが分かる。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ネットワークにわたってリソースを共有する方法であって、
検索に含まれるキーワードに関連する検索に利用されるリソースを識別するステップと、
前記キーワードに関連する検索を受け入れるよう登録されたプロバイダに、前記リソースを配信するステップと、
を具えることを特徴とする方法。
【請求項2】
前記配信されたリソースが、前記キーワードに関連するその後の検索に応じて情報を検索するために提供されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記リソースが、前記キーワードのカテゴリ及び/又はサブカテゴリに関連することを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記プロバイダがリクエスタに代わって、当該リクエスタからのクエリに応じて前記検索を実行することを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記リソースが、検索エンジン又はインターネットディレクトリであることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記リソースが、前記プロバイダにアクセス可能に作成されたプライべートデータベースであることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記プライべートデータベースが、1又はそれ以上の前記プロバイダによって単独で収集された情報を有していることを特徴とする請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記リソースが、その後の検索用にデフォルトリソースとして設定され、前記キーワードに関連する情報を要求することを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記キーワードに関連する検索を受け入れるよう登録された前記プロバイダを利用できない場合に、前記リソースがデフォルトリソースとして設定されることを特徴とする請求項8に記載の方法。
【請求項10】
さらに、少なくとも1の前記プロバイダが承認されるとすぐに、新たなリソースを前記キーワードと関連させることができるステップと、
前記キーワードに関連する検索を受け入れる前記プロバイダに、前記新たなリソースを提供するステップと、
を具えていることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項11】
さらに、前記リソースを、前記キーワードに関連する検索に使用された他のリソースに対してランク付けするステップと、
前記ランク付けに従って前記プロバイダに各リソースを配信するステップと、
を具えていることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項12】
前記ランク付けするステップが、前記キーワードに関連する検索に関する前記プロバイダによる前記リソースの使用頻度に基づいていることを特徴とする請求項11に記載の方法。
【請求項13】
前記プロバイダが、前記リソースから選択して前記検索を実行することを特徴とする請求項11に記載の方法。
【請求項14】
前記キーワードが前記検索の全コンテンツであることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項15】
キーワードに関連する情報を検索するために使用されたリソースを追跡するステップと、
前記キーワードが前記クエリの一部として提示された場合に、少なくとも1の前記リソースに前記キーワードを有するクエリを自動的に導くステップと、
を具えることを特徴とする方法。
【請求項16】
前記検索で識別されたカテゴリに関連する検索に利用されるリソースを保存するステップと、
前記クエリに含まれるキーワード及び前記関連に従った前記クエリのカテゴリのうちの1つに基づいて、提示されたクエリの前記リソースの中から1のリソースを選択するステップと、
を具えることを特徴とする方法。
【請求項17】
検索すべきクエリを入力するための入力欄と、
前記クエリに含まれるキーワードに関連した少なくとも1のリソースを表示するディスプレイコントロールと、
を具えることを特徴とするインタフェース。
【請求項18】
検索すべきクエリを入力するための入力欄と、
前記クエリのカテゴリに関連した少なくとも1のリソースを表示するディスプレイコントロールと、
を具えることを特徴とするインタフェース。
【請求項19】
クエリを提示するリクエスタデバイスと、
検索用の前記クエリを受け取るプロバイダデバイスと、
前記クエリのコンテンツに関連する情報を検索するために以前に使用した少なくとも1のリソースを保存するためのデータベースと、
を具えることを特徴とするシステム。
【請求項20】
リソースにアクセスするための方法であって、
キーワード又はカテゴリに関連するリソースの以前の使用を記録するステップと、
前記キーワード又はカテゴリに関連するプロバイダに、パブリックリソースとして前記リソースを示すステップと、
それぞれの前記プロバイダが前記リソースを選択的に使用できるステップと、
を具えることを特徴とする方法。
【請求項21】
人間が選択したリソースの使用を提供する方法であって、
結果が返された要求の題目に関連して以前に使用したリソースの記録を保持するステップと、
以前に使用されたリソースの題目と一致する新たな要求が出された場合に、前記記録された検索用のリソースを提供するステップと、
を具えていることを特徴とする方法。
【請求項22】
リソースを共有しこれにアクセスする方法であって、
以前に使用されたリソース、キーワード又はカテゴリに関して登録されたプロバイダの間におけるリソースの人気度、又は前記プロバイダによって規定されたようなリソースのデフォルトステータスのうちの1に基づいて、前記キーワード又はカテゴリに関連する前記リソースを記録するステップと、
新たなリソースが決定されるとすぐに前記キーワード又はカテゴリに関連する前記新たなリソースを追加するステップと、
前記キーワード又はカテゴリに関連する各プロバイダに前記記録したリソースを示すステップであって、当該ステップが、前記プロバイダの間で共有したリソース及び前記リソースを使用するプロバイダのパーセンテージに基づいたランク付けしたリソースの使用データを表示するステップを含むステップと、
非活動リソースとは異なる特性と共に使用するために活動させたリソースを表示するステップと、
前記プロバイダの中の1のプロバイダが、プロバイダ固有となるように前記リソースを設定できるようにするステップであって、追加リソースを入力するための入力ボックスを提供するステップと、他のプロバイダと共有されるリソースを設定するステップと、及び特定のリソースをお気に入りとして選択するステップとを含むステップと、
前記プロバイダがリクエスタからクエリを受け取るために利用できない場合を含んでおり、前記記録したリソースからリクエスタに結果を提供するステップと、
を具えることを特徴とする方法。
【請求項23】
クエリに関連するキーワードが対応する検索リソースを有するか否かを判定するステップと、
ユーザに前記検索リソースを示すステップと、
を具えていることを特徴とする方法。
【請求項24】
前記検索リソースがプロバイダに示されることを特徴とする請求項20に記載の方法。
【請求項25】
要求に係るキーワード又は語句を、検索要求を受け入れるよう登録されたプロバイダによって表示されたカテゴリに関連付けるステップと、
前記プロバイダが前記カテゴリに関連するリソースを選択して、前記要求に応じて検索を実行するのに前記リソースを利用可能にするステップと、
を具えていることを特徴とする方法。
【請求項26】
前記リソースが、前記キーワード又は語句及び/又は前記カテゴリに関連する検索を実行するよう登録されたプロバイダに配信されることを特徴とする請求項22に記載の方法。
【請求項27】
前記リソースが、前記キーワード又は語句を含むその後の検索リクエストのために利用できることを特徴とする請求項22に記載の方法。
【請求項28】
前記カテゴリが前記プロバイダによって規定されることを特徴とする請求項22に記載の方法。
【請求項29】
前記プロバイダによって選択された前記リソースに加えて前記キーワード又は語句に関して登録されたプロバイダによって一般に使用されるリソースを示すステップを具えることを特徴とする請求項22に記載の方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図3A】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図9C】
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【図9D】
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【図10A】
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【図10B】
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【図10C】
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【図10D】
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【図10E】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【公表番号】特表2009−544077(P2009−544077A)
【公表日】平成21年12月10日(2009.12.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−519636(P2009−519636)
【出願日】平成19年7月10日(2007.7.10)
【国際出願番号】PCT/US2007/073151
【国際公開番号】WO2008/008778
【国際公開日】平成20年1月17日(2008.1.17)
【出願人】(509009717)チャチャ サーチ,インク. (4)
【Fターム(参考)】