リフト装置
【課題】本発明は、よりスリムなデザインを実現しながらも重量体の位置を調整することができるリフト装置を提供する。
【解決手段】本発明に係るリフト装置は、壁面に設置されるブラケットと、ブラケットに移動可能に結合される移動部と、移動部に結合される巻取部と、巻取部に巻き取られるワイヤと、移動部が移動されるようにワイヤを巻き取る駆動部と、を含むことを特徴とする。
【解決手段】本発明に係るリフト装置は、壁面に設置されるブラケットと、ブラケットに移動可能に結合される移動部と、移動部に結合される巻取部と、巻取部に巻き取られるワイヤと、移動部が移動されるようにワイヤを巻き取る駆動部と、を含むことを特徴とする。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、リフト装置に関する。
【背景技術】
【0002】
LCDテレビやPDPテレビのように平板型ディスプレイ装置は、狭い空間を効率的に使用できるという長所から、ブラウン管テレビを代替しているし、今後ともその需要は増える見込みである。このような平板型ディスプレイ装置は主に壁面に設置されて、室内空間の活用や、美麗な外観を得ることができる。
【0003】
最近、このような平板型ディスプレイ装置が薄型化になるにつれて、平板型ディスプレイ装置を壁面に設置するための支持装置も薄型化あるいはスリム化になって行く趨勢にある。
【0004】
特に、その内部に電動装置が備えられており、自動で平板型ディスプレイ装置の位置を調整することができる支持装置は、平板型ディスプレイ装置の大型化の趨勢に伴って、より大きな駆動力を具備することが求められている。
【0005】
つまり、平板型ディスプレイ装置が壁面から大きく離隔しないように、薄型の形態を有しながらも、より大きな駆動力を具備した支持装置が望まれている。
【0006】
しかし、支持装置の駆動力を高めるためには、より大きなトルクを得ることができる駆動部を具備しなければならないが、これは支持装置の薄型化に障害となっており、支持装置の薄型化に技術的障壁として作用している。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、よりスリムな形態を有しながらも重量体の位置を調整することができるリフト装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一側面によれば、壁面に設置されるブラケットと、ブラケットに移動可能に結合される移動部と、移動部に結合される巻取部と、巻取部に巻き取られるワイヤと、移動部が移動されるようにワイヤを巻き取る駆動部と、を含むリフト装置が提供される。
【0009】
ここで、駆動部は、ブラケットに結合可能であり、ブラケットは移動部の移動をガイドするように、上下に延長されることができる。
【0010】
巻取部は、移動部に回転可能に結合される移動プーリであってもよく、この場合、移動プーリは複数であり、リフト装置はワイヤが巻き取られるように複数の移動プーリの間に介在され、ブラケットの一端に結合される第1固定プーリをさらに含むことができる。
【0011】
また、移動部は、ブラケットにより移動部の移動がガイドされるように、上下に延長されることができ、ブラケットには、ブラケットが延長される方向へ走行溝が形成され、移動部は走行溝にスライディング可能に挿入されるガイド部材と、内側がブラケットの外側をスライディング可能にカバーする支持カバーとを含むことができる。
【0012】
一方、駆動部は、移動部に結合可能であり、ブラケットは、ワイヤが巻き取られるようにブラケットの一端に結合される第2固定プーリをさらに含むことができ、この場合、ブラケットは移動部の移動をガイドするように、上下に延長されることができる。
【0013】
そして、ブラケットには、ブラケットが延長される方向にガイド溝が形成され、巻取部は、ガイド溝に移動可能に挿入されることができる。また、リフト装置は、ブラケットの両側を支持するように移動部に結合される移動ガイドローラをさらに含むことができる。
【0014】
一方、駆動部は、ワイヤの両端をそれぞれ巻き取る第1駆動部及び第2駆動部を含むことができ、駆動部は、駆動力を発生させる駆動モータと、駆動力を増加させる複数の平ギアを含む平ギア部と、ワイヤを巻き取るように平ギア部と噛み合う巻取プーリと、を含むことができる。
【0015】
一方、リフト装置は、ワイヤが巻出されないようにするストッパをさらに含むことができ、ストッパは、一端がワイヤに隣接して回転可能に結合される加圧バーと、加圧バーの一端がワイヤをホールディングするように加圧バーの他端に圧力を提供するアクチュエータ部と、を含むことができる。
【0016】
一方、駆動部に巻き取られるワイヤをガイドする巻取ガイドプーリをさらに含むことができる。
【0017】
リフト装置は、駆動部に動作パルス信号を印加して制御する制御部をさらに含むことができ、制御部は、移動部がブラケットの移動範囲の上限点と下限点との間を移動する間に、動作パルス信号をカウントすることができる。
【0018】
また、リフト装置は、ブラケットの上側の上限点に結合されるリミットスイッチをさらに含み、制御部はリミットスイッチの移動部の位置信号により上限点を認識することができる。
【0019】
また、制御部は使用者の入力により下限点を認識することができる。
【0020】
一方、移動部の上面には、両側に延長されるハンガー溝が形成されてもよい。
【発明の効果】
【0021】
本発明の実施例によれば、よりスリムなデザインを実現しながらも重量体の位置を調整することができる。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【図1】本発明の第1実施例に係るリフト装置を示す正面図である。
【図2】本発明の第1実施例に係るリフト装置の一部を示す背面図である。
【図3】本発明の第1実施例に係るリフト装置が設置された様子を示す側面図である。
【図4】本発明の第1実施例に係るリフト装置の動作を示す背面図である。
【図5】本発明の第1実施例に係るリフト装置の動作を示す背面図である。
【図6】本発明の第1実施例に係るリフト装置のストッパの動作を示す部分拡大図である。
【図7】本発明の第1実施例に係るリフト装置のストッパの動作を示す部分拡大図である。
【図8】本発明の第2実施例に係るリフト装置を示す正面図である。
【図9】本発明の第2実施例に係るリフト装置が設置された様子を示す側面図である。
【図10】本発明の第2実施例に係るリフト装置の一部を示す正面図である。
【図11】本発明の第3実施例に係るリフト装置を示す正面図である。
【図12】本発明の第4実施例に係るリフト装置を示す正面図である。
【図13】本発明の第5実施例に係るリフト装置を示す斜視図である。
【図14】本発明の第5実施例に係るリフト装置の使用状態を示す斜視図である。
【図15】本発明の第5実施例に係るリフト装置を示す分解正面図である。
【図16】本発明の第5実施例に係るリフト装置の移動部本体を示す斜視図である。
【図17】本発明の第5実施例に係るリフト装置の一部を示す分解斜視図である。
【図18】本発明の第5実施例に係るリフト装置の一部を示す分解正面図である。
【発明を実施するための形態】
【0023】
本発明の特徴、利点は以下の図面及び発明の詳細な説明から、より明確になる。
【0024】
以下、本発明によるリフト装置の実施例を添付図面を参照して詳細に説明し、添付図面を参照して説明することにおいて、同一または対応する構成要素には同一の図面番号を付し、これに対する重複説明は省略する。
【0025】
図1は、本発明の第1実施例に係るリフト装置1000を示す正面図であり、図2は、本発明の第1実施例に係るリフト装置1000の一部を示す背面図である。図1及び図2に示すように、本発明の第1実施例に係るリフト装置1000は、ブラケット300、移動部100、ワイヤ105、及び駆動部110,120を含むことにより、よりスリムなデザインを実現しながらも重量体の位置を調整することができる。
【0026】
リフト装置1000とは、重量体を壁面20に設置させ、その位置を調整することができる装置をいう。重量体とは、例えば、大型平面型テレビのように映像物を表示するディスプレイ装置であってもよい。この場合、リフト装置1000は、ディスプレイ装置10の設置高さを調整できるディスプレイ用リフト装置1000であることができる。
【0027】
ブラケット300は、そのものが壁面20に設置されて、リフト装置1000とディスプレイ装置10とを壁面20に設置することを可能とさせる。ブラケット300は移動部100の移動をガイドするために、上下に延長される形態を有してもよい。この場合、ブラケット300は、移動部100の移動をガイドする一種のガイドバーのような機能を果たすことができる。
【0028】
ブラケット300は、壁面に設置されるための、ねじ孔または壁面20に設置可能な締結構造を具備してもよい。
【0029】
ブラケット300の内部には、ブラケット300の延長される方向にガイド溝310(guide hall)が形成されてもよい。ガイド溝310の内部には、後述する移動プーリ115が移動可能に挿入されており、ガイド溝310の内壁が移動プーリ115の両側を支持することにより、移動部100の移動をより安定に実現することができる。
【0030】
ブラケット300の上端には、プーリフレーム(pullet frame)400が結合されてもよい。プーリフレーム400には、固定プーリ410,420が回転可能に結合可能である。固定プーリ410,420にはワイヤ105が巻き取られ、ワイヤ105は、固定プーリ410,420によりその移動方向が逆になる。
【0031】
固定プーリ410,420は、その間に後述する移動部100の移動プーリ115が配置されるように、プーリフレーム400の両側に2つが離隔して結合されてもよい。
【0032】
移動部100は、ブラケット300において、移動可能に結合されることができる。図2に示すように、移動部100の一面は、ディスプレイ装置10と結合可能であり、他面は、ブラケット300と結合可能である。つまり、移動部100は、ディスプレイ装置をブラケット300に移動可能に結合させることができる。
【0033】
移動部100の中央には、ワイヤ105が巻き取られる巻取部、すなわち移動プーリ115が回転可能に結合可能である。すなわち、移動プーリ115は、移動部100の他面に形成されたシャフトに回転可能に結合可能である。この場合、当該シャフトはガイド溝310に移動可能に挿入されることができる。これにより、移動プーリ115はガイド溝310に、移動可能に挿入されることができる。
【0034】
移動部100には、ブラケット300の両側を支持する移動ガイドローラ111が回転可能に結合可能である。移動ガイドローラ111がブラケット300の両側を支持することにより、移動部100がより安定に上下移動を実現することができる。
【0035】
ワイヤ105は、移動部100が移動可能となるように、上述した移動プーリ115と固定プーリ410,420とに巻き取られることができる。ワイヤ105の中央部は移動部100を支持するために、移動プーリ115に巻き取られ、その両側はワイヤ105の両端が下向きに配置されるように、固定プーリ410,420に巻き取られることができる。
【0036】
そして、ワイヤ105の両端はブラケット300と移動ガイドローラ111との間を経て、第1駆動部110及び第2駆動部120に巻き取られることができる。この場合、移動ガイドローラ111の外周面には、ワイヤ105を巻き取ることができるように移動ガイドローラ111の円周方向に溝が形成されてもよい。すなわち、移動ガイドローラ111は一種のプーリの役割を果たすことができる。
【0037】
移動部100の両側には、第1駆動部110及び第2駆動部120が結合可能である。駆動部110,120は、ワイヤ105を巻き取ることにより、移動部100を移動させることができるものである。第1駆動部110及び第2駆動部120は、ワイヤ105の両端をそれぞれ巻き取ることにより、より増加した駆動力を移動部100に提供することができる。
【0038】
そして、リフト装置1000は、移動部100により発生される荷重を第1駆動部110及び第2駆動部120にそれぞれ分散させて、第1駆動部110及び第2駆動部120に付加される容量を低減することができる。
【0039】
第1及び第2駆動部110,120は、駆動モータ112、平ギア部114及び巻取プーリ116を含むことができる。
【0040】
駆動モータ112は、駆動力を発生させ、これを平ギア部114に伝達することができる。平ギア部114は、互いに平行に配置される複数の平ギアを含み、平ギア部114を通す間に駆動モータ112の駆動力は増加されることができる。
【0041】
一方、駆動部はカバー121により遮蔽されることができる。
【0042】
図3は、本発明の第1実施例に係るリフト装置1000が設置された様子を示す側面図である。図3に示すように、平ギア部114は、駆動モータ112の駆動力を増加させながらも駆動部110,120の厚さの増加を防止でき、さらに、リフト装置1000の薄型化を図ることができる。
【0043】
また、巻取プーリ116は、平ギア部114と噛み合い、ワイヤ105が巻き取られることになる。巻取プーリ116も平ギアと平行に配置されて、駆動部110,120の厚さの増加を防止することができる。
【0044】
図4及び図5は、本発明の第1実施例に係るリフト装置1000の動作を示す背面図である。図4及び図5に示すように、移動部100がブラケット300の下端に配置されている状態で、第1駆動部110及び第2駆動部120が作動してワイヤ105を巻き取ると、移動プーリ115が上昇することになる。これにより、移動プーリ115の結合されている移動部100が上昇することになり、移動部100に結合されるディスプレイ装置10が上昇できるようになる。
【0045】
上述したように、リフト装置1000は、ワイヤ105と移動プーリ115とを用いて一種の動滑車(moving pulley)のような動力伝達構造を備えることにより、ディスプレイ装置10を昇降させるのに、より小さな容量を有する動力源を適用できるようになる。
【0046】
すなわち、リフト装置1000は、より効率的な動力伝達構造を備えることにより、より小さな容量の駆動モータ112を用いることができ、その上、平ギア部114を用いることにより、駆動部110,120の動力伝達効率をより向上させて、薄型化された形態を有することができる。
【0047】
図6及び図7は、本発明の第1実施例に係るリフト装置1000のストッパ200の動作を示す部分拡大図である。図6及び図7に示すように、ストッパ200は、移動部100が停止している間には、巻取プーリに巻き取られているワイヤ105の巻出を防止して、外部衝撃による駆動部110,120の損傷を防止することができる。
【0048】
ストッパ200は、加圧バー220、アクチュエータ部210を含むことができる。加圧バー220は、一端が移動ガイドローラ111に隣接して、回転軸240を中心として回転可能に移動部100に結合可能である。
【0049】
加圧バー220の一端のワイヤ105と対向する部分には、摩擦部材230が結合可能である。摩擦部材230としては、例えば、ラバー(rubber)のように、その表面の摩擦力が大きな材質を用いることができる。
【0050】
加圧バー220の他端には、アクチュエータ部210が結合可能である。アクチュエータ部210としては、例えば、ソレノイドのような駆動源を用いることができる。
【0051】
図6に示すように、駆動部110,120が動作してワイヤ105が巻取プーリ116に巻取または巻出される間に、アクチュエータ部210は後退してワイヤ105の移動を円滑にさせる。
【0052】
しかし、図7に示すように、駆動部110,120が動作しなく、移動部100が停止している際に、アクチュエータ部210が進んで加圧バー220の他端を回転させると、加圧バー220の一端は回転軸240を中心にして回転することになり、摩擦部材230はワイヤ105を移動ガイドローラ111側に加圧することができる。したがって、ワイヤ105は、移動ガイドローラ111と加圧バー220との間に介在され、加圧バー220によりホールディングされる。この場合、移動部100に外部の衝撃や荷重が加えられても、ワイヤ105はストッパ200によってホールディングされるため、巻取プーリ116から巻出されることが防止され、駆動部110,120を保護することができる。
【0053】
図8は、本発明の第2実施例に係るリフト装置2000を示す正面図であり、図9は、本発明の第2実施例に係るリフト装置2000が設置された様子を示す側面図である。図8及び図9に示すように、本発明の第2実施例に係るリフト装置2000は、ブラケット300の一端に結合される駆動部110,120を含むことにより、よりスリムなデザインを実現しながらもディスプレイ装置10の位置を調整することができる。
【0054】
ブラケット300は壁面20に設置され、ブラケット300の上端には駆動フレーム450が結合されてもよい。駆動フレーム450には第1駆動部110及び第2駆動部120が結合可能である。
【0055】
このとき、ブラケット300は、前面ガイドバー340と後面ガイドバー350とを含むことができ、移動部100は、前面ガイドバー340と後面ガイドバー350との間に介在されることにより、ブラケット300の上下に移動可能に結合されることが可能である。
【0056】
つまり、本実施例のリフト装置2000は、第1駆動部110及び第2駆動部120がブラケット300の一端に配置されることにより、ディスプレイ装置10の背面に配置される移動部100をより薄く形成することができ、ディスプレイ装置10を壁面20に、より密着して設置可能となり、より向上された外観を使用者に提供することができる。
【0057】
図10は、本発明の第2実施例に係るリフト装置2000の一部を示す正面図である。図10に示すように、ブラケット300の上端に駆動フレーム450が結合され、駆動フレーム450には固定プーリ415が結合可能である。
【0058】
移動部100には、例えば2つの移動プーリ115が回転可能に結合可能である。この場合、ワイヤ105の中央部は固定プーリ410,420に巻き取られることになり、その両側は、移動部100の荷重を支持するように移動プーリ115にそれぞれ巻き取られることができる。
【0059】
ワイヤ105の両端は、第1駆動部110及び第2駆動部120にそれぞれ巻き取られ、第1駆動部110及び第2駆動部120と移動プーリ115との間には巻取ガイドプーリ130が、駆動フレーム450に回転可能に結合されて、第1駆動部110及び第2駆動部120にそれぞれ巻き取られるワイヤ105の両端をガイドすることができる。
【0060】
つまり、リフト装置2000は、ワイヤ105と移動プーリ115とを用いて一種の動滑車のような動力伝達構造を備えるとともに、第1駆動部110及び第2駆動部120をブラケット300の一端に配置することにより、ディスプレイ装置10の背面のリフト装置2000の構造を単純化させることができ、ディスプレイ装置10を壁面20へより近接して設置することができる。
【0061】
図11は、本発明の第3実施例に係るリフト装置3000を示す正面図である。図11に示すように、本実施例のリフト装置3000は固定プーリ410,420を省略し、ワイヤ105が移動部100の荷重を支持するように移動プーリ115に巻き取られており、そのワイヤ105の両端を第1駆動部110及び第2駆動部120に巻き取ることにより、第1駆動部110と第2駆動部120との間に介在されるワイヤ105の移動経路を短縮することができ、これにより、ワイヤ105の巻取速度を増加させることができ、さらに移動部100の移動速度を向上させることができる。
【0062】
図12は、本発明の第4実施例に係るリフト装置4000を示す正面図である。本実施例のリフト装置4000は、上述した本発明の第3実施例のリフト装置3000にリミットスイッチ600、セットアップスイッチ650、及び制御部(図示せず)をさらに含むことができる。
【0063】
リミットスイッチ600は、移動部100の移動範囲において、移動部100の移動上限点を認識できる構成であってもよい。リミットスイッチ600は、ブラケット300の上側の駆動フレーム450の下端に結合されて、移動部100がブラケット300の上端に到逹すると、移動部100の位置を制御部に送信することができる。
【0064】
制御部は、第1駆動部110、第2駆動部120、リミットスイッチ600及び後述するセットアップスイッチ650に電気的に接続可能である。制御部は、第1駆動部110及び第2駆動部120に動作信号を印加する一種のマイクロコントロールユニット(micro control unit)であってもよい。
【0065】
第1駆動部110及び第2駆動部120の駆動モータ112が、例えば、BLDCモータ(brushless DC motor)である場合、制御部は、駆動モータ112に動作パルス信号を印加して第1駆動部110及び第2駆動部120を動作させることができる。
【0066】
セットアップスイッチ650は、使用者が移動部100の移動範囲において、移動部100の移動下限点をリフト装置4000に入力するための構成であってもよい。セットアップスイッチ650は、駆動フレーム450の側面に結合可能である。
【0067】
リフト装置4000が壁面20に設置されると、使用者はリフト装置4000を動作させることができる。この場合、セットアップスイッチ650がリフト装置4000の動作スイッチを兼ねることができる。つまり使用者は、リフト装置4000の設置後に、セットアップスイッチ650を用いて最初動作させることができる。
【0068】
セットアップスイッチ650からリフト装置4000の動作信号が制御部に伝達されると、制御部は、移動部100が上昇するように、駆動モータ112に動作パルス信号を印加することができる。動作パルス信号とは、制御部が駆動モータ112を駆動させるために、制御部が駆動モータ112に印加するパルス信号といえる。
【0069】
上記動作パルス信号により移動部100が上昇し、移動部100がリミットスイッチ600をタッチすると、制御部は、リミットスイッチ600が制御部に送信する移動部100の位置信号により移動部100の移動上限点を認識することができる。
【0070】
その後、制御部は、移動部100が下降するように、駆動モータ112に動作信号を印加することができる。このような動作パルス信号により移動部100が下降し、使用者は、移動部100が下限点として設定しようとする位置に到逹すると、セットアップスイッチ650を用いて移動部100の移動下限点を制御部に入力することができる。
【0071】
このとき、制御部は、移動部100が上限点から下限点へ移動する間に、駆動モータ112に印加した動作パルス信号の個数をカウントすることができ、制御部は該動作パルス信号の個数を用いて上限点と下限点との間の距離を認識することができる。
【0072】
次に、制御部は、移動部100が上昇するように駆動モータ112に動作パルス信号を送信でき、移動部100は再び上昇できるようになる。制御部は、移動部100が上限点と下限点との間に位置する場合(例えば、上限点と下限点との間の中間に位置する場合)、第1駆動部及び第2駆動部110,120に動作パルス信号を印加することを中止して移動部100の移動を停止させ、リフト装置4000のセットアップ動作を停止させることができる。
【0073】
以後、使用者がリフト装置4000の移動部100の上下位置を調整する場合、制御部は、移動部100が上限点と下限点を移動する間に駆動モータ112に印加した動作パルス信号の総数から、使用者により駆動モータ112に印加された動作パルス信号を加減して、移動部100の現在位置を認識することができる。
【0074】
例えば、使用者がリフト装置4000の移動部100の第1位置と第2位置とを設定する場合、制御部は、移動部100が上限点と下限点を移動する間に駆動モータ112に印加した動作パルス信号の総数から第1位置及び第2位置へ移動するための動作パルス信号の数を加減して、使用者により任意に設定された位置(第1位置または第2位置)を保存することができる。
【0075】
図13は、本発明の第5実施例に係るリフト装置5000を示す斜視図であり、図14は、本発明の第5実施例に係るリフト装置5000の使用状態を示す斜視図であり、図15は、本発明の第5実施例に係るリフト装置5000を示す分解正面図である。
【0076】
図13ないし図15に示すように、本発明の第5実施例に係るリフト装置5000は、第1駆動部110及び第2駆動部120がブラケット300に結合され、移動部100がディスプレイ装置10の背面に結合され、ブラケット300により上下に移動可能に支持されて、ディスプレイ装置10を上下に移動させることができる。
【0077】
本実施例の移動部100は、移動部本体140、ハンガー部142及び巻取部115を含むことができる。移動部本体140は、ブラケット300により移動部100の移動がガイドされるように、上下に延長される形態を有してもよい。
【0078】
移動部本体140の上端には、ハンガー部142が結合される。ハンガー部142は、移動部本体140の両側に延長される形態を有し、その上面にはハンガー部142が延長される方向に延長形成されるハンガー溝144が形成されてもよい。
【0079】
図14に示すように、ディスプレイ装置10の背面には、固定端14により固定される固定ワイヤ12が結合可能であり、ハンガー溝144に固定ワイヤ12がかけられることにより、ディスプレイ装置10はリフト装置5000に容易に設置可能となる。
【0080】
図15に示すように、移動部100のベース302の両側には、第1駆動部110及び第2駆動部120が結合可能である。移動部100のベース302の両側には固定プーリ410,420が結合可能である。
【0081】
ワイヤ105は、移動部100の下端の巻取部115と固定プーリ410,420を経て第1駆動部110及び第2駆動部120の巻取プーリ116に巻き取られることができる。
【0082】
この場合、ワイヤ105は、巻取部115と固定プーリ410,420により、動滑車の形態で巻き取られて、第1駆動部110と第2駆動部120の駆動力をより効率的に移動部100に伝達することができる。
【0083】
これにより、第1駆動部110及び第2駆動部120の駆動モータ112の容量と大きさを低減でき、移動部100の薄型化を実現することができる。
【0084】
図16は、本発明の第5実施例に係るリフト装置5000の移動部本体を示す斜視図であり、図17は、本発明の第5実施例に係るリフト装置5000の一部を示す分解斜視図であり、図18は、本発明の第5実施例に係るリフト装置5000の一部を示す分解正面図である。
【0085】
図16に示すように、移動部本体140の中央には、移動部の本体140が延長される方向に走行溝141が形成されてもよい。ブラケット300のベース302の中央には、上下に延長される形態を有するガイド部材304が結合可能である。
【0086】
ガイド部材304は、走行溝141に挿入され、走行溝141の内周面をスライディングすることができる。つまり、移動部100はブラケット300に移動可能に結合され、ブラケット300は移動部100の移動をガイドすることができる。
【0087】
図17及び図18に示すように、ガイド部材304と移動部本体140は、移動部本体140がスライディング可能となるように支持カバー(supporting cover)600により移動部本体140を支持することができる。支持カバー600は上面カバー620と側面カバー610を含むことができる。
【0088】
側面カバー610は、移動部本体140の両側を支持するようにブラケット300のベース302に結合され、上面カバー620は両方の側面カバー610の上面をカバーするようにブラケット300のベース302に結合されることができる。
【0089】
以上では、発明の好ましい実施例を参照して説明したが、当該技術分野で通常の知識を有する者であれば本発明の特許請求の範囲に記載した本発明の思想及び領域から逸脱しない範囲内で本発明を多様に修正及び変更させることができることを理解できよう。
【符号の説明】
【0090】
100 移動部
200 ストッパ
300 ブラケット
400 プーリプレイ
450 駆動フレーム
1000、2000、3000、4000、5000 リフト装置
【技術分野】
【0001】
本発明は、リフト装置に関する。
【背景技術】
【0002】
LCDテレビやPDPテレビのように平板型ディスプレイ装置は、狭い空間を効率的に使用できるという長所から、ブラウン管テレビを代替しているし、今後ともその需要は増える見込みである。このような平板型ディスプレイ装置は主に壁面に設置されて、室内空間の活用や、美麗な外観を得ることができる。
【0003】
最近、このような平板型ディスプレイ装置が薄型化になるにつれて、平板型ディスプレイ装置を壁面に設置するための支持装置も薄型化あるいはスリム化になって行く趨勢にある。
【0004】
特に、その内部に電動装置が備えられており、自動で平板型ディスプレイ装置の位置を調整することができる支持装置は、平板型ディスプレイ装置の大型化の趨勢に伴って、より大きな駆動力を具備することが求められている。
【0005】
つまり、平板型ディスプレイ装置が壁面から大きく離隔しないように、薄型の形態を有しながらも、より大きな駆動力を具備した支持装置が望まれている。
【0006】
しかし、支持装置の駆動力を高めるためには、より大きなトルクを得ることができる駆動部を具備しなければならないが、これは支持装置の薄型化に障害となっており、支持装置の薄型化に技術的障壁として作用している。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、よりスリムな形態を有しながらも重量体の位置を調整することができるリフト装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一側面によれば、壁面に設置されるブラケットと、ブラケットに移動可能に結合される移動部と、移動部に結合される巻取部と、巻取部に巻き取られるワイヤと、移動部が移動されるようにワイヤを巻き取る駆動部と、を含むリフト装置が提供される。
【0009】
ここで、駆動部は、ブラケットに結合可能であり、ブラケットは移動部の移動をガイドするように、上下に延長されることができる。
【0010】
巻取部は、移動部に回転可能に結合される移動プーリであってもよく、この場合、移動プーリは複数であり、リフト装置はワイヤが巻き取られるように複数の移動プーリの間に介在され、ブラケットの一端に結合される第1固定プーリをさらに含むことができる。
【0011】
また、移動部は、ブラケットにより移動部の移動がガイドされるように、上下に延長されることができ、ブラケットには、ブラケットが延長される方向へ走行溝が形成され、移動部は走行溝にスライディング可能に挿入されるガイド部材と、内側がブラケットの外側をスライディング可能にカバーする支持カバーとを含むことができる。
【0012】
一方、駆動部は、移動部に結合可能であり、ブラケットは、ワイヤが巻き取られるようにブラケットの一端に結合される第2固定プーリをさらに含むことができ、この場合、ブラケットは移動部の移動をガイドするように、上下に延長されることができる。
【0013】
そして、ブラケットには、ブラケットが延長される方向にガイド溝が形成され、巻取部は、ガイド溝に移動可能に挿入されることができる。また、リフト装置は、ブラケットの両側を支持するように移動部に結合される移動ガイドローラをさらに含むことができる。
【0014】
一方、駆動部は、ワイヤの両端をそれぞれ巻き取る第1駆動部及び第2駆動部を含むことができ、駆動部は、駆動力を発生させる駆動モータと、駆動力を増加させる複数の平ギアを含む平ギア部と、ワイヤを巻き取るように平ギア部と噛み合う巻取プーリと、を含むことができる。
【0015】
一方、リフト装置は、ワイヤが巻出されないようにするストッパをさらに含むことができ、ストッパは、一端がワイヤに隣接して回転可能に結合される加圧バーと、加圧バーの一端がワイヤをホールディングするように加圧バーの他端に圧力を提供するアクチュエータ部と、を含むことができる。
【0016】
一方、駆動部に巻き取られるワイヤをガイドする巻取ガイドプーリをさらに含むことができる。
【0017】
リフト装置は、駆動部に動作パルス信号を印加して制御する制御部をさらに含むことができ、制御部は、移動部がブラケットの移動範囲の上限点と下限点との間を移動する間に、動作パルス信号をカウントすることができる。
【0018】
また、リフト装置は、ブラケットの上側の上限点に結合されるリミットスイッチをさらに含み、制御部はリミットスイッチの移動部の位置信号により上限点を認識することができる。
【0019】
また、制御部は使用者の入力により下限点を認識することができる。
【0020】
一方、移動部の上面には、両側に延長されるハンガー溝が形成されてもよい。
【発明の効果】
【0021】
本発明の実施例によれば、よりスリムなデザインを実現しながらも重量体の位置を調整することができる。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【図1】本発明の第1実施例に係るリフト装置を示す正面図である。
【図2】本発明の第1実施例に係るリフト装置の一部を示す背面図である。
【図3】本発明の第1実施例に係るリフト装置が設置された様子を示す側面図である。
【図4】本発明の第1実施例に係るリフト装置の動作を示す背面図である。
【図5】本発明の第1実施例に係るリフト装置の動作を示す背面図である。
【図6】本発明の第1実施例に係るリフト装置のストッパの動作を示す部分拡大図である。
【図7】本発明の第1実施例に係るリフト装置のストッパの動作を示す部分拡大図である。
【図8】本発明の第2実施例に係るリフト装置を示す正面図である。
【図9】本発明の第2実施例に係るリフト装置が設置された様子を示す側面図である。
【図10】本発明の第2実施例に係るリフト装置の一部を示す正面図である。
【図11】本発明の第3実施例に係るリフト装置を示す正面図である。
【図12】本発明の第4実施例に係るリフト装置を示す正面図である。
【図13】本発明の第5実施例に係るリフト装置を示す斜視図である。
【図14】本発明の第5実施例に係るリフト装置の使用状態を示す斜視図である。
【図15】本発明の第5実施例に係るリフト装置を示す分解正面図である。
【図16】本発明の第5実施例に係るリフト装置の移動部本体を示す斜視図である。
【図17】本発明の第5実施例に係るリフト装置の一部を示す分解斜視図である。
【図18】本発明の第5実施例に係るリフト装置の一部を示す分解正面図である。
【発明を実施するための形態】
【0023】
本発明の特徴、利点は以下の図面及び発明の詳細な説明から、より明確になる。
【0024】
以下、本発明によるリフト装置の実施例を添付図面を参照して詳細に説明し、添付図面を参照して説明することにおいて、同一または対応する構成要素には同一の図面番号を付し、これに対する重複説明は省略する。
【0025】
図1は、本発明の第1実施例に係るリフト装置1000を示す正面図であり、図2は、本発明の第1実施例に係るリフト装置1000の一部を示す背面図である。図1及び図2に示すように、本発明の第1実施例に係るリフト装置1000は、ブラケット300、移動部100、ワイヤ105、及び駆動部110,120を含むことにより、よりスリムなデザインを実現しながらも重量体の位置を調整することができる。
【0026】
リフト装置1000とは、重量体を壁面20に設置させ、その位置を調整することができる装置をいう。重量体とは、例えば、大型平面型テレビのように映像物を表示するディスプレイ装置であってもよい。この場合、リフト装置1000は、ディスプレイ装置10の設置高さを調整できるディスプレイ用リフト装置1000であることができる。
【0027】
ブラケット300は、そのものが壁面20に設置されて、リフト装置1000とディスプレイ装置10とを壁面20に設置することを可能とさせる。ブラケット300は移動部100の移動をガイドするために、上下に延長される形態を有してもよい。この場合、ブラケット300は、移動部100の移動をガイドする一種のガイドバーのような機能を果たすことができる。
【0028】
ブラケット300は、壁面に設置されるための、ねじ孔または壁面20に設置可能な締結構造を具備してもよい。
【0029】
ブラケット300の内部には、ブラケット300の延長される方向にガイド溝310(guide hall)が形成されてもよい。ガイド溝310の内部には、後述する移動プーリ115が移動可能に挿入されており、ガイド溝310の内壁が移動プーリ115の両側を支持することにより、移動部100の移動をより安定に実現することができる。
【0030】
ブラケット300の上端には、プーリフレーム(pullet frame)400が結合されてもよい。プーリフレーム400には、固定プーリ410,420が回転可能に結合可能である。固定プーリ410,420にはワイヤ105が巻き取られ、ワイヤ105は、固定プーリ410,420によりその移動方向が逆になる。
【0031】
固定プーリ410,420は、その間に後述する移動部100の移動プーリ115が配置されるように、プーリフレーム400の両側に2つが離隔して結合されてもよい。
【0032】
移動部100は、ブラケット300において、移動可能に結合されることができる。図2に示すように、移動部100の一面は、ディスプレイ装置10と結合可能であり、他面は、ブラケット300と結合可能である。つまり、移動部100は、ディスプレイ装置をブラケット300に移動可能に結合させることができる。
【0033】
移動部100の中央には、ワイヤ105が巻き取られる巻取部、すなわち移動プーリ115が回転可能に結合可能である。すなわち、移動プーリ115は、移動部100の他面に形成されたシャフトに回転可能に結合可能である。この場合、当該シャフトはガイド溝310に移動可能に挿入されることができる。これにより、移動プーリ115はガイド溝310に、移動可能に挿入されることができる。
【0034】
移動部100には、ブラケット300の両側を支持する移動ガイドローラ111が回転可能に結合可能である。移動ガイドローラ111がブラケット300の両側を支持することにより、移動部100がより安定に上下移動を実現することができる。
【0035】
ワイヤ105は、移動部100が移動可能となるように、上述した移動プーリ115と固定プーリ410,420とに巻き取られることができる。ワイヤ105の中央部は移動部100を支持するために、移動プーリ115に巻き取られ、その両側はワイヤ105の両端が下向きに配置されるように、固定プーリ410,420に巻き取られることができる。
【0036】
そして、ワイヤ105の両端はブラケット300と移動ガイドローラ111との間を経て、第1駆動部110及び第2駆動部120に巻き取られることができる。この場合、移動ガイドローラ111の外周面には、ワイヤ105を巻き取ることができるように移動ガイドローラ111の円周方向に溝が形成されてもよい。すなわち、移動ガイドローラ111は一種のプーリの役割を果たすことができる。
【0037】
移動部100の両側には、第1駆動部110及び第2駆動部120が結合可能である。駆動部110,120は、ワイヤ105を巻き取ることにより、移動部100を移動させることができるものである。第1駆動部110及び第2駆動部120は、ワイヤ105の両端をそれぞれ巻き取ることにより、より増加した駆動力を移動部100に提供することができる。
【0038】
そして、リフト装置1000は、移動部100により発生される荷重を第1駆動部110及び第2駆動部120にそれぞれ分散させて、第1駆動部110及び第2駆動部120に付加される容量を低減することができる。
【0039】
第1及び第2駆動部110,120は、駆動モータ112、平ギア部114及び巻取プーリ116を含むことができる。
【0040】
駆動モータ112は、駆動力を発生させ、これを平ギア部114に伝達することができる。平ギア部114は、互いに平行に配置される複数の平ギアを含み、平ギア部114を通す間に駆動モータ112の駆動力は増加されることができる。
【0041】
一方、駆動部はカバー121により遮蔽されることができる。
【0042】
図3は、本発明の第1実施例に係るリフト装置1000が設置された様子を示す側面図である。図3に示すように、平ギア部114は、駆動モータ112の駆動力を増加させながらも駆動部110,120の厚さの増加を防止でき、さらに、リフト装置1000の薄型化を図ることができる。
【0043】
また、巻取プーリ116は、平ギア部114と噛み合い、ワイヤ105が巻き取られることになる。巻取プーリ116も平ギアと平行に配置されて、駆動部110,120の厚さの増加を防止することができる。
【0044】
図4及び図5は、本発明の第1実施例に係るリフト装置1000の動作を示す背面図である。図4及び図5に示すように、移動部100がブラケット300の下端に配置されている状態で、第1駆動部110及び第2駆動部120が作動してワイヤ105を巻き取ると、移動プーリ115が上昇することになる。これにより、移動プーリ115の結合されている移動部100が上昇することになり、移動部100に結合されるディスプレイ装置10が上昇できるようになる。
【0045】
上述したように、リフト装置1000は、ワイヤ105と移動プーリ115とを用いて一種の動滑車(moving pulley)のような動力伝達構造を備えることにより、ディスプレイ装置10を昇降させるのに、より小さな容量を有する動力源を適用できるようになる。
【0046】
すなわち、リフト装置1000は、より効率的な動力伝達構造を備えることにより、より小さな容量の駆動モータ112を用いることができ、その上、平ギア部114を用いることにより、駆動部110,120の動力伝達効率をより向上させて、薄型化された形態を有することができる。
【0047】
図6及び図7は、本発明の第1実施例に係るリフト装置1000のストッパ200の動作を示す部分拡大図である。図6及び図7に示すように、ストッパ200は、移動部100が停止している間には、巻取プーリに巻き取られているワイヤ105の巻出を防止して、外部衝撃による駆動部110,120の損傷を防止することができる。
【0048】
ストッパ200は、加圧バー220、アクチュエータ部210を含むことができる。加圧バー220は、一端が移動ガイドローラ111に隣接して、回転軸240を中心として回転可能に移動部100に結合可能である。
【0049】
加圧バー220の一端のワイヤ105と対向する部分には、摩擦部材230が結合可能である。摩擦部材230としては、例えば、ラバー(rubber)のように、その表面の摩擦力が大きな材質を用いることができる。
【0050】
加圧バー220の他端には、アクチュエータ部210が結合可能である。アクチュエータ部210としては、例えば、ソレノイドのような駆動源を用いることができる。
【0051】
図6に示すように、駆動部110,120が動作してワイヤ105が巻取プーリ116に巻取または巻出される間に、アクチュエータ部210は後退してワイヤ105の移動を円滑にさせる。
【0052】
しかし、図7に示すように、駆動部110,120が動作しなく、移動部100が停止している際に、アクチュエータ部210が進んで加圧バー220の他端を回転させると、加圧バー220の一端は回転軸240を中心にして回転することになり、摩擦部材230はワイヤ105を移動ガイドローラ111側に加圧することができる。したがって、ワイヤ105は、移動ガイドローラ111と加圧バー220との間に介在され、加圧バー220によりホールディングされる。この場合、移動部100に外部の衝撃や荷重が加えられても、ワイヤ105はストッパ200によってホールディングされるため、巻取プーリ116から巻出されることが防止され、駆動部110,120を保護することができる。
【0053】
図8は、本発明の第2実施例に係るリフト装置2000を示す正面図であり、図9は、本発明の第2実施例に係るリフト装置2000が設置された様子を示す側面図である。図8及び図9に示すように、本発明の第2実施例に係るリフト装置2000は、ブラケット300の一端に結合される駆動部110,120を含むことにより、よりスリムなデザインを実現しながらもディスプレイ装置10の位置を調整することができる。
【0054】
ブラケット300は壁面20に設置され、ブラケット300の上端には駆動フレーム450が結合されてもよい。駆動フレーム450には第1駆動部110及び第2駆動部120が結合可能である。
【0055】
このとき、ブラケット300は、前面ガイドバー340と後面ガイドバー350とを含むことができ、移動部100は、前面ガイドバー340と後面ガイドバー350との間に介在されることにより、ブラケット300の上下に移動可能に結合されることが可能である。
【0056】
つまり、本実施例のリフト装置2000は、第1駆動部110及び第2駆動部120がブラケット300の一端に配置されることにより、ディスプレイ装置10の背面に配置される移動部100をより薄く形成することができ、ディスプレイ装置10を壁面20に、より密着して設置可能となり、より向上された外観を使用者に提供することができる。
【0057】
図10は、本発明の第2実施例に係るリフト装置2000の一部を示す正面図である。図10に示すように、ブラケット300の上端に駆動フレーム450が結合され、駆動フレーム450には固定プーリ415が結合可能である。
【0058】
移動部100には、例えば2つの移動プーリ115が回転可能に結合可能である。この場合、ワイヤ105の中央部は固定プーリ410,420に巻き取られることになり、その両側は、移動部100の荷重を支持するように移動プーリ115にそれぞれ巻き取られることができる。
【0059】
ワイヤ105の両端は、第1駆動部110及び第2駆動部120にそれぞれ巻き取られ、第1駆動部110及び第2駆動部120と移動プーリ115との間には巻取ガイドプーリ130が、駆動フレーム450に回転可能に結合されて、第1駆動部110及び第2駆動部120にそれぞれ巻き取られるワイヤ105の両端をガイドすることができる。
【0060】
つまり、リフト装置2000は、ワイヤ105と移動プーリ115とを用いて一種の動滑車のような動力伝達構造を備えるとともに、第1駆動部110及び第2駆動部120をブラケット300の一端に配置することにより、ディスプレイ装置10の背面のリフト装置2000の構造を単純化させることができ、ディスプレイ装置10を壁面20へより近接して設置することができる。
【0061】
図11は、本発明の第3実施例に係るリフト装置3000を示す正面図である。図11に示すように、本実施例のリフト装置3000は固定プーリ410,420を省略し、ワイヤ105が移動部100の荷重を支持するように移動プーリ115に巻き取られており、そのワイヤ105の両端を第1駆動部110及び第2駆動部120に巻き取ることにより、第1駆動部110と第2駆動部120との間に介在されるワイヤ105の移動経路を短縮することができ、これにより、ワイヤ105の巻取速度を増加させることができ、さらに移動部100の移動速度を向上させることができる。
【0062】
図12は、本発明の第4実施例に係るリフト装置4000を示す正面図である。本実施例のリフト装置4000は、上述した本発明の第3実施例のリフト装置3000にリミットスイッチ600、セットアップスイッチ650、及び制御部(図示せず)をさらに含むことができる。
【0063】
リミットスイッチ600は、移動部100の移動範囲において、移動部100の移動上限点を認識できる構成であってもよい。リミットスイッチ600は、ブラケット300の上側の駆動フレーム450の下端に結合されて、移動部100がブラケット300の上端に到逹すると、移動部100の位置を制御部に送信することができる。
【0064】
制御部は、第1駆動部110、第2駆動部120、リミットスイッチ600及び後述するセットアップスイッチ650に電気的に接続可能である。制御部は、第1駆動部110及び第2駆動部120に動作信号を印加する一種のマイクロコントロールユニット(micro control unit)であってもよい。
【0065】
第1駆動部110及び第2駆動部120の駆動モータ112が、例えば、BLDCモータ(brushless DC motor)である場合、制御部は、駆動モータ112に動作パルス信号を印加して第1駆動部110及び第2駆動部120を動作させることができる。
【0066】
セットアップスイッチ650は、使用者が移動部100の移動範囲において、移動部100の移動下限点をリフト装置4000に入力するための構成であってもよい。セットアップスイッチ650は、駆動フレーム450の側面に結合可能である。
【0067】
リフト装置4000が壁面20に設置されると、使用者はリフト装置4000を動作させることができる。この場合、セットアップスイッチ650がリフト装置4000の動作スイッチを兼ねることができる。つまり使用者は、リフト装置4000の設置後に、セットアップスイッチ650を用いて最初動作させることができる。
【0068】
セットアップスイッチ650からリフト装置4000の動作信号が制御部に伝達されると、制御部は、移動部100が上昇するように、駆動モータ112に動作パルス信号を印加することができる。動作パルス信号とは、制御部が駆動モータ112を駆動させるために、制御部が駆動モータ112に印加するパルス信号といえる。
【0069】
上記動作パルス信号により移動部100が上昇し、移動部100がリミットスイッチ600をタッチすると、制御部は、リミットスイッチ600が制御部に送信する移動部100の位置信号により移動部100の移動上限点を認識することができる。
【0070】
その後、制御部は、移動部100が下降するように、駆動モータ112に動作信号を印加することができる。このような動作パルス信号により移動部100が下降し、使用者は、移動部100が下限点として設定しようとする位置に到逹すると、セットアップスイッチ650を用いて移動部100の移動下限点を制御部に入力することができる。
【0071】
このとき、制御部は、移動部100が上限点から下限点へ移動する間に、駆動モータ112に印加した動作パルス信号の個数をカウントすることができ、制御部は該動作パルス信号の個数を用いて上限点と下限点との間の距離を認識することができる。
【0072】
次に、制御部は、移動部100が上昇するように駆動モータ112に動作パルス信号を送信でき、移動部100は再び上昇できるようになる。制御部は、移動部100が上限点と下限点との間に位置する場合(例えば、上限点と下限点との間の中間に位置する場合)、第1駆動部及び第2駆動部110,120に動作パルス信号を印加することを中止して移動部100の移動を停止させ、リフト装置4000のセットアップ動作を停止させることができる。
【0073】
以後、使用者がリフト装置4000の移動部100の上下位置を調整する場合、制御部は、移動部100が上限点と下限点を移動する間に駆動モータ112に印加した動作パルス信号の総数から、使用者により駆動モータ112に印加された動作パルス信号を加減して、移動部100の現在位置を認識することができる。
【0074】
例えば、使用者がリフト装置4000の移動部100の第1位置と第2位置とを設定する場合、制御部は、移動部100が上限点と下限点を移動する間に駆動モータ112に印加した動作パルス信号の総数から第1位置及び第2位置へ移動するための動作パルス信号の数を加減して、使用者により任意に設定された位置(第1位置または第2位置)を保存することができる。
【0075】
図13は、本発明の第5実施例に係るリフト装置5000を示す斜視図であり、図14は、本発明の第5実施例に係るリフト装置5000の使用状態を示す斜視図であり、図15は、本発明の第5実施例に係るリフト装置5000を示す分解正面図である。
【0076】
図13ないし図15に示すように、本発明の第5実施例に係るリフト装置5000は、第1駆動部110及び第2駆動部120がブラケット300に結合され、移動部100がディスプレイ装置10の背面に結合され、ブラケット300により上下に移動可能に支持されて、ディスプレイ装置10を上下に移動させることができる。
【0077】
本実施例の移動部100は、移動部本体140、ハンガー部142及び巻取部115を含むことができる。移動部本体140は、ブラケット300により移動部100の移動がガイドされるように、上下に延長される形態を有してもよい。
【0078】
移動部本体140の上端には、ハンガー部142が結合される。ハンガー部142は、移動部本体140の両側に延長される形態を有し、その上面にはハンガー部142が延長される方向に延長形成されるハンガー溝144が形成されてもよい。
【0079】
図14に示すように、ディスプレイ装置10の背面には、固定端14により固定される固定ワイヤ12が結合可能であり、ハンガー溝144に固定ワイヤ12がかけられることにより、ディスプレイ装置10はリフト装置5000に容易に設置可能となる。
【0080】
図15に示すように、移動部100のベース302の両側には、第1駆動部110及び第2駆動部120が結合可能である。移動部100のベース302の両側には固定プーリ410,420が結合可能である。
【0081】
ワイヤ105は、移動部100の下端の巻取部115と固定プーリ410,420を経て第1駆動部110及び第2駆動部120の巻取プーリ116に巻き取られることができる。
【0082】
この場合、ワイヤ105は、巻取部115と固定プーリ410,420により、動滑車の形態で巻き取られて、第1駆動部110と第2駆動部120の駆動力をより効率的に移動部100に伝達することができる。
【0083】
これにより、第1駆動部110及び第2駆動部120の駆動モータ112の容量と大きさを低減でき、移動部100の薄型化を実現することができる。
【0084】
図16は、本発明の第5実施例に係るリフト装置5000の移動部本体を示す斜視図であり、図17は、本発明の第5実施例に係るリフト装置5000の一部を示す分解斜視図であり、図18は、本発明の第5実施例に係るリフト装置5000の一部を示す分解正面図である。
【0085】
図16に示すように、移動部本体140の中央には、移動部の本体140が延長される方向に走行溝141が形成されてもよい。ブラケット300のベース302の中央には、上下に延長される形態を有するガイド部材304が結合可能である。
【0086】
ガイド部材304は、走行溝141に挿入され、走行溝141の内周面をスライディングすることができる。つまり、移動部100はブラケット300に移動可能に結合され、ブラケット300は移動部100の移動をガイドすることができる。
【0087】
図17及び図18に示すように、ガイド部材304と移動部本体140は、移動部本体140がスライディング可能となるように支持カバー(supporting cover)600により移動部本体140を支持することができる。支持カバー600は上面カバー620と側面カバー610を含むことができる。
【0088】
側面カバー610は、移動部本体140の両側を支持するようにブラケット300のベース302に結合され、上面カバー620は両方の側面カバー610の上面をカバーするようにブラケット300のベース302に結合されることができる。
【0089】
以上では、発明の好ましい実施例を参照して説明したが、当該技術分野で通常の知識を有する者であれば本発明の特許請求の範囲に記載した本発明の思想及び領域から逸脱しない範囲内で本発明を多様に修正及び変更させることができることを理解できよう。
【符号の説明】
【0090】
100 移動部
200 ストッパ
300 ブラケット
400 プーリプレイ
450 駆動フレーム
1000、2000、3000、4000、5000 リフト装置
【特許請求の範囲】
【請求項1】
壁面に設置されるブラケットと、
前記ブラケットに、移動可能に結合される移動部と、
前記移動部に結合される巻取部と、
前記巻取部に巻き取られるワイヤと、
前記移動部が移動されるように、前記ワイヤを巻き取る駆動部と、
を含むリフト装置。
【請求項2】
前記駆動部は、前記ブラケットに結合されることを特徴とする請求項1に記載のリフト装置。
【請求項3】
前記ブラケットは、前記移動部の移動をガイドするように、上下に延長されることを特徴とする請求項2に記載のリフト装置。
【請求項4】
前記巻取部は、前記移動部に回転可能に結合される移動プーリであることを特徴とする請求項1に記載のリフト装置。
【請求項5】
前記移動プーリは、複数であり、
前記ワイヤが巻き取られるように、前記複数の移動プーリの間に介在され、前記ブラケットの一端に結合される第1固定プーリをさらに含む請求項4に記載のリフト装置。
【請求項6】
前記移動部は、前記ブラケットにより前記移動部の移動がガイドされるように、上下に延長されることを特徴とする請求項2に記載のリフト装置。
【請求項7】
前記ブラケットは、前記ブラケットが延長される方向に走行溝が形成され、
前記移動部は、
前記走行溝にスライディング可能に挿入されるガイド部材と、
内側が前記ブラケットの外側をスライディング可能にカバーする支持カバーと、を含むことを特徴とする請求項6に記載のリフト装置。
【請求項8】
前記駆動部は、前記移動部に結合されることを特徴とする請求項1に記載のリフト装置。
【請求項9】
前記ブラケットは、
前記ワイヤが巻き取られるように、前記ブラケットの一端に結合される第2固定プーリをさらに含む請求項8に記載のリフト装置。
【請求項10】
前記ブラケットは、前記移動部の移動をガイドするように、上下に延長されることを特徴とする請求項8に記載のリフト装置。
【請求項11】
前記ブラケットは、前記ブラケットが延長される方向にガイド溝が形成され、
前記巻取部は前記ガイド溝に、移動可能に挿入されることを特徴とする請求項10に記載のリフト装置。
【請求項12】
前記ブラケットの両側を支持するように、前記移動部に結合される移動ガイドローラをさらに含む請求項10に記載のリフト装置。
【請求項13】
前記駆動部は、前記ワイヤの両端をそれぞれ巻き取る第1駆動部及び第2駆動部を含むことを特徴とする請求項1に記載のリフト装置。
【請求項14】
前記駆動部は、
駆動力を発生する駆動モータと、
前記駆動力を増加させる、複数の平ギアを含む平ギア部と、
前記ワイヤを巻き取るように、前記平ギア部と噛み合う巻取プーリと、を含むことを特徴とする請求項1に記載のリフト装置。
【請求項15】
前記ワイヤが巻出されないようにするストッパをさらに含む請求項1に記載のリフト装置。
【請求項16】
前記ストッパは、
一端が前記ワイヤに隣接して、回転可能に結合される加圧バーと、
前記加圧バーの一端が前記ワイヤをホーディングするように、前記加圧バーの他端に圧力を提供するアクチュエータ部と、を含むことを特徴とする請求項15に記載のリフト装置。
【請求項17】
前記駆動部に巻き取られる前記ワイヤをガイドする巻取ガイドプーリをさらに含む請求項1に記載のリフト装置。
【請求項18】
前記駆動部に動作パルス信号を印加して制御する制御部をさらに含む請求項1に記載のリフト装置。
【請求項19】
前記制御部は、
前記移動部が前記ブラケットの移動範囲の上限点と下限点との間を移動する間に、前記動作パルス信号をカウントすることを特徴とする請求項18に記載のリフト装置。
【請求項20】
前記ブラケットの上側の前記上限点に結合されるリミットスイッチをさらに含み、
前記制御部は、前記リミットスイッチの前記移動部の位置信号により前記上限点を認識することを特徴とする請求項19に記載のリフト装置。
【請求項21】
前記制御部は、使用者の入力により前記下限点を認識することを特徴とする請求項20に記載のリフト装置。
【請求項22】
前記移動部の上面には、両側に延長されるハンガー溝が形成されることを特徴とする請求項1に記載のリフト装置。
【請求項1】
壁面に設置されるブラケットと、
前記ブラケットに、移動可能に結合される移動部と、
前記移動部に結合される巻取部と、
前記巻取部に巻き取られるワイヤと、
前記移動部が移動されるように、前記ワイヤを巻き取る駆動部と、
を含むリフト装置。
【請求項2】
前記駆動部は、前記ブラケットに結合されることを特徴とする請求項1に記載のリフト装置。
【請求項3】
前記ブラケットは、前記移動部の移動をガイドするように、上下に延長されることを特徴とする請求項2に記載のリフト装置。
【請求項4】
前記巻取部は、前記移動部に回転可能に結合される移動プーリであることを特徴とする請求項1に記載のリフト装置。
【請求項5】
前記移動プーリは、複数であり、
前記ワイヤが巻き取られるように、前記複数の移動プーリの間に介在され、前記ブラケットの一端に結合される第1固定プーリをさらに含む請求項4に記載のリフト装置。
【請求項6】
前記移動部は、前記ブラケットにより前記移動部の移動がガイドされるように、上下に延長されることを特徴とする請求項2に記載のリフト装置。
【請求項7】
前記ブラケットは、前記ブラケットが延長される方向に走行溝が形成され、
前記移動部は、
前記走行溝にスライディング可能に挿入されるガイド部材と、
内側が前記ブラケットの外側をスライディング可能にカバーする支持カバーと、を含むことを特徴とする請求項6に記載のリフト装置。
【請求項8】
前記駆動部は、前記移動部に結合されることを特徴とする請求項1に記載のリフト装置。
【請求項9】
前記ブラケットは、
前記ワイヤが巻き取られるように、前記ブラケットの一端に結合される第2固定プーリをさらに含む請求項8に記載のリフト装置。
【請求項10】
前記ブラケットは、前記移動部の移動をガイドするように、上下に延長されることを特徴とする請求項8に記載のリフト装置。
【請求項11】
前記ブラケットは、前記ブラケットが延長される方向にガイド溝が形成され、
前記巻取部は前記ガイド溝に、移動可能に挿入されることを特徴とする請求項10に記載のリフト装置。
【請求項12】
前記ブラケットの両側を支持するように、前記移動部に結合される移動ガイドローラをさらに含む請求項10に記載のリフト装置。
【請求項13】
前記駆動部は、前記ワイヤの両端をそれぞれ巻き取る第1駆動部及び第2駆動部を含むことを特徴とする請求項1に記載のリフト装置。
【請求項14】
前記駆動部は、
駆動力を発生する駆動モータと、
前記駆動力を増加させる、複数の平ギアを含む平ギア部と、
前記ワイヤを巻き取るように、前記平ギア部と噛み合う巻取プーリと、を含むことを特徴とする請求項1に記載のリフト装置。
【請求項15】
前記ワイヤが巻出されないようにするストッパをさらに含む請求項1に記載のリフト装置。
【請求項16】
前記ストッパは、
一端が前記ワイヤに隣接して、回転可能に結合される加圧バーと、
前記加圧バーの一端が前記ワイヤをホーディングするように、前記加圧バーの他端に圧力を提供するアクチュエータ部と、を含むことを特徴とする請求項15に記載のリフト装置。
【請求項17】
前記駆動部に巻き取られる前記ワイヤをガイドする巻取ガイドプーリをさらに含む請求項1に記載のリフト装置。
【請求項18】
前記駆動部に動作パルス信号を印加して制御する制御部をさらに含む請求項1に記載のリフト装置。
【請求項19】
前記制御部は、
前記移動部が前記ブラケットの移動範囲の上限点と下限点との間を移動する間に、前記動作パルス信号をカウントすることを特徴とする請求項18に記載のリフト装置。
【請求項20】
前記ブラケットの上側の前記上限点に結合されるリミットスイッチをさらに含み、
前記制御部は、前記リミットスイッチの前記移動部の位置信号により前記上限点を認識することを特徴とする請求項19に記載のリフト装置。
【請求項21】
前記制御部は、使用者の入力により前記下限点を認識することを特徴とする請求項20に記載のリフト装置。
【請求項22】
前記移動部の上面には、両側に延長されるハンガー溝が形成されることを特徴とする請求項1に記載のリフト装置。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【公表番号】特表2013−505181(P2013−505181A)
【公表日】平成25年2月14日(2013.2.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−530757(P2012−530757)
【出願日】平成21年11月24日(2009.11.24)
【国際出願番号】PCT/KR2009/006941
【国際公開番号】WO2011/040674
【国際公開日】平成23年4月7日(2011.4.7)
【出願人】(510008514)セントロニクス コーポレーション リミテッド (2)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成25年2月14日(2013.2.14)
【国際特許分類】
【出願日】平成21年11月24日(2009.11.24)
【国際出願番号】PCT/KR2009/006941
【国際公開番号】WO2011/040674
【国際公開日】平成23年4月7日(2011.4.7)
【出願人】(510008514)セントロニクス コーポレーション リミテッド (2)
【Fターム(参考)】
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