説明

リモコン装置

【課題】リモコン内部への湿気の侵入を抑制しつつリモコン内圧を調整することのできるリモコン装置を提供する。
【解決手段】給湯機を遠隔操作するリモコン装置であって、リモコン装置本体を密閉して覆うケース20と、ケース20に設けられた空気圧力調整穴28と、ケース20の内部に配設され、空気圧力調整穴28の開閉を行う電磁弁27と、所定の条件が成立した場合に、電磁弁27を開弁して空気圧力調整穴28を一時的に開放する制御手段と、浴室内の所定の高湿条件が成立したか否かを判定する判定手段と、高湿条件が成立した場合に、制御手段による空気圧力調整穴28の開放動作を制限する制限手段と、を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、リモコン装置に係り、特に浴室に設置される浴室用リモコン装置に関する。
【背景技術】
【0002】
浴室用リモコンは、浴室内に設置されるため基本的に密閉された防水構造を採用している。但し、リモコン内を完全な密閉構成にすると、リモコン内部と浴室内との温度差によって圧力差が発生し内部機器に負担が生じてしまう。このため、浴室用リモコンには、通常空気圧力調整用の穴が設けられており、これにより該リモコン内部の圧力調整を行うこととしている。
【0003】
このようなリモコン内部の圧力調整を行う技術として、例えば特許文献1には、空気圧力調整用の空気通路に、空気は通すが水は通さない多孔質膜を設けるとともに、弾性変形により開口するスリットが設けられた弾性体のパイプを設けた風呂リモコンが開示されている。この風呂リモコンの構成によれば、多孔質膜によって水の浸入を防ぐとともに、リモコン本体の内圧が上昇して弾性体のパイプが弾性変形した場合にのみ当該弾性パイプが開口されて内圧を一定値以下に抑えることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開平7−131872号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記従来の技術では、弾性体パイプの弾性変形による空気通路の開閉は、リモコンの内圧の変化に応じて行われる。このため、例えば、入浴中等により浴室内が高温高湿状態のときであっても、条件が整えば空気通路が開口されてしまい、高温高湿の空気がリモコン内部に侵入し、内部の電子部品に機能劣化等の悪影響を与えてしまうおそれがある。
【0006】
本発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、リモコン内部への湿気の侵入を抑制しつつリモコン内圧を調整することのできるリモコン装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係る浴室用リモコン装置は、給湯機を遠隔操作するリモコン装置であって、リモコン装置本体を密閉して覆うケースと、ケースに設けられた通気孔と、ケースの内部に配設され、通気孔の開閉を行う電磁弁と、所定の条件が成立した場合に、電磁弁を一時的に開弁する制御手段と、ケースの周囲において所定の高湿条件が成立したか否かを判定する判定手段と、高湿条件が成立した場合に、制御手段による電磁弁の開弁動作を制限する制限手段と、を備えるものである。
【発明の効果】
【0008】
本発明の浴室用リモコン装置によれば、リモコンのケース内部への湿気の侵入を抑制しつつリモコン内圧を調整することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】本発明の実施の形態1におけるヒートポンプ給湯システムの構成図である。
【図2】本発明の実施の形態1における浴室リモコンの斜視図である。
【図3】本発明の実施の形態1における浴室リモコンの内部詳細図であり、図3(a)は、電磁弁によって空気圧力調整穴が開放にされた状態を、図3(b)は、電磁弁によって空気圧力調整穴が閉塞された状態を、それぞれ示す図である。
【図4】本発明の実施の形態1において実行されるルーチンのフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。尚、この実施の形態により本発明が限定されるものではない。
【0011】
実施の形態1.
[実施の形態1の構成]
図1は、本発明の実施の形態1におけるヒートポンプ給湯システムの構成図である。図1に示すように、本実施形態のヒートポンプ給湯システムは、タンクユニット1と、ヒートポンプユニット2とを備えている。タンクユニット1には、貯湯タンク7と、給湯機制御装置(制御基板)11とが内蔵されている。貯湯タンク7の下部には、貯湯タンク7内に市水を導入するための入水側配管8が接続されている。貯湯タンク7は、市水往き配管4および温水戻り配管3を介して、熱源であるヒートポンプユニット2と接続されている。貯湯タンク7の上部には、貯湯タンク7内に貯えられた高温水を外部へ供給するための給湯側配管9が接続されている。給湯機制御装置11は、通信線5を介してヒートポンプユニット2と接続されている。給湯機制御装置11に対しては、通信線6を介して複数のリモコン装置が接続可能になっている。本実施形態では、浴室に設置される浴室リモコン21と、台所に設置される台所リモコン41と、例えば二世帯住宅の二番目の台所などに設置される増設リモコン42との3台のリモコン装置が通信線6を介して給湯機制御装置11に接続されている。
【0012】
貯湯タンク7に貯められた市水は、市水往き配管4を通って、ヒートポンプユニット2に送られる。ヒートポンプユニット2では、図中省略している熱交換器によって市水が加熱されて高温水となる。高温水は、温水戻り配管3を通って、貯湯タンク7に戻される。このような加熱動作においては、通信線6を通じて浴室リモコン21、台所リモコン41あるいは増設リモコン42から給湯機制御装置11に送信される指示に基づき、給湯機制御装置11が通信線5を通じてヒートポンプユニット2を制御する。
【0013】
図2は、本発明の実施の形態1における浴室リモコンの斜視図である。尚、ここでは代表して浴室リモコン21について記述するが、台所リモコン41、増設リモコン42についても同様である。図2に示すように、浴室リモコン21は、浴室の壁に設置される。浴室リモコン21には、外部を覆うケース20の正面側に表示部22と操作部23とが設けられている。表示部22には、例えば給湯温度、ふろ温度、貯湯タンク7の内部温度、残湯量などが表示される。また、操作部23を操作することにより、貯湯タンク7の沸き上げ目標温度の変更や、表示部22の表示内容の切り替えなどを行うことができる。
【0014】
図3は、本発明の実施の形態1における浴室リモコンの内部詳細図である。尚、図3中の(a)は、後述する電磁弁27によって空気圧力調整穴28が開放された状態を、図3中の(b)は、電磁弁27によって空気圧力調整穴28が閉塞された状態を、それぞれ示している。この図に示すとおり、浴室リモコン21は密閉構造のケース20で覆われ、その内部には電子部品等が実装された制御基板24(リモコン装置本体)が固定されている。ケース20の下面部には、ケース20内部と浴室内との空気圧力差を解消するための空気圧力調整穴28(通気孔)が設けられている。また、ケース20内には、当該空気圧力調整穴28を開閉するための電磁弁27が配設されている。図3中の(a)の状態では、電磁弁27を開弁することによって空気圧力調整穴28が開放されている。一方、図3中の(b)の状態では、電磁弁27を閉弁することによって空気圧力調整穴28が閉塞されている。
【0015】
浴室リモコン21の制御基板24には、ケース20の内部の温度、湿度、および気圧力を検出するための温度センサー25、リモコン内用湿度センサー29、およびリモコン内用気圧力センサー31がそれぞれ配設されている。また、浴室リモコン21のケース20の内部には、浴室内の音、温度、および気圧力を検出するためのマイク26、リモコン外用湿度センサー30、およびリモコン外用気圧力センサー32がそれぞれ配設されている。
【0016】
[実施の形態1の動作]
次に、図4を参照して、本実施の形態1の動作について説明する。浴室リモコン21の空気圧力調整穴28は、水の浸入を抑止することを目的として、通常は電磁弁27を閉弁することによって閉塞状態に制御されている。ここで、浴室リモコン21のケース20内外の温度差によって圧力差が発生すると、浴室リモコン21の変形や制御基板24の電子部品の機能劣化が発生するおそれがある。
【0017】
そこで、本実施の形態1の装置では、温度判定基準値と浴室リモコン21内の現在温度との比較を行い、これらの温度の間に一定以上の温度差があれば空気圧力調整穴28を開放し浴室リモコン21の圧力緩和を行う。また、浴室リモコン21のリモコン内用湿度センサー29、リモコン外用湿度センサー30を使用し、浴室リモコン21内の湿度が外気より高い場合には、浴室リモコン21内の制御基板24等を湿度による機能劣化から保護する目的で、空気圧力調整穴28を開放し浴室リモコン21内の湿度低下を行う。
【0018】
しかしながら、一方において、浴室内が高温高湿である環境下において空気圧力調整穴28を開放すると、高温高湿の空気が浴室リモコン21のケース20内部に侵入してしまい、制御基板24の電子部品に機能劣化等の悪影響を与えてしまうおそれがある。
【0019】
そこで、本実施の形態1のリモコン装置では、浴室内の環境が空気圧力調整穴28を開放した場合に高湿の空気がケース20内に侵入する環境である場合には、空気圧力調整穴28の開放を制限することとする。以下、フローチャートを参照して、本発明の実施の形態1のリモコン装置における具体的処理について詳細に説明する。
【0020】
図4は、本発明の実施の形態1において実行されるルーチンのフローチャートである。先ず、ステップS1では、温度判定基準値Aに25℃を代入して判定基準値とする。次に、ステップS2では、浴室リモコン21内の電磁弁27を動作させて空気圧力調整穴28を閉じてステップ3へ移行する。なお、初期状態(無通電状態)で、電磁弁27が空気圧力調整穴28を閉じる状態となる仕様のものを用いても良い。
【0021】
ステップS3では、浴室リモコン21内の温度センサー25の値が、温度判定基準値Aよりプラス20℃以上の値か否かを判定する。その結果、温度センサー25の値が温度判定基準値Aよりプラス20℃以上あれば、浴室リモコン21内部の圧力が高まっていると判断することができる。この場合、浴室リモコン21が膨れることによるリモコン変形や電子部品故障から保護するために、浴室リモコン21の内外圧力を解消する必要があると判断し、ステップS7へ移行する。一方、浴室リモコン21内の温度センサー25の値が温度判定基準値Aよりプラス20℃以内のときは、ステップS4へ移行する。尚、上記ステップS3では、温度判定基準値Aとの比較判定温度値として20℃を用いたが、浴室リモコン21の形状に応じて、浴室リモコン21の変形保護および電子部品故障保護の可能な温度を適宜設定することができる。
【0022】
ステップS4では、浴室リモコン21内の温度センサー25の値が温度判定基準値Aの値よりマイナス20℃以下か否かを判定する。その結果、温度センサー25の値が温度判定基準値Aマイナス20℃以下であれば、浴室リモコン21内部の圧力が下がっていると判断することができる。この場合、浴室リモコン21が凹むことによるリモコン変形や電子部品故障から保護するために浴室リモコン21の内外圧力を解消する必要があると判断し、ステップS7へ移行する。一方、浴室リモコン21内の温度センサー25の値が温度判定基準値Aの値よりマイナス20℃以内のときは、ステップS5へ移行する。尚、上記ステップS4では、温度判定基準値Aとの比較判定温度値として20℃を用いたが、浴室リモコン21の形状に応じて、浴室リモコン21の変形保護および電子部品故障保護の可能な温度を適宜設定することができる。
【0023】
ステップS5では、リモコン内用湿度センサー29およびリモコン外用湿度センサー30によって検出された浴室リモコン21内外の湿度を比較する。その結果、浴室リモコン21内部の湿度が外部のそれより高い場合は、浴室リモコン21内の電子部品故障から保護をするため浴室リモコン内外湿度差を解消する必要があると判断し、ステップS7へ移行する。一方、浴室リモコン21外部の湿度が内部のそれより高い場合は、ステップS6へ移行する。
【0024】
ステップS6では、浴室リモコン21内外の気圧力を検出するリモコン内用気圧力センサー31とリモコン外用気圧力センサー32との値を比較する。その結果、浴室リモコン21内外の圧力に所定の圧力差がある場合は、浴室リモコン21のリモコン変形や電子部品故障から保護するために浴室リモコン内外圧力を解消する必要があると判断し、ステップS7へ移行する。一方、浴室リモコン21内外の圧力に差がない場合はステップS3へもどる。
【0025】
ステップS7では、浴室内の空気が高湿状態になっていないか否かを判断する。ここでは、具体的には、タンクユニット1がふろの湯張りや保温の動作中でないか否かを判断する。その結果、ふろ湯張り中又は保温動作中であれば浴室内の空気が高湿状態と判断し、空気圧力調整穴28の開放動作への移行を中止してステップS3に戻る。一方、ふろ湯張り中又は保温中でなければステップS8へ移行する。
【0026】
ステップS8では、シャワー利用中か否かを判断するため、浴室リモコン21内のマイク26を利用し、一定以上のマイク26の信号が出力されているか否かを判断する。その結果、一定以上のマイク26の信号が出力されていれば、シャワー利用中であって浴室内の空気が高湿状態もしくは直接浴室リモコン21に水がかかる可能性があると判断し、空気圧力調整穴28の開動作への移行を中止してステップS3に戻る。一方、一定以下のマイク26の信号出力であればステップS9へ移行する。
【0027】
ステップS9では、必要以上に電磁弁27を動作させないように、前回電磁弁27を動作させてから一定時間(例えば1時間)経過したかを判断する。その結果、1時間以内であったら既にリモコン内の圧力は調整されていると判断し、空気圧力調整穴28の開動作への移行を中止してステップS3に戻る。一方、1時間以上経過していたら、ステップS7へ移行する。尚、上記ステップS9では、一定時間として1時間を用いたが、係る時間は固定でなく、使用する電磁弁に応じて任意の時間設定に変更してもよい。
【0028】
ステップS10では、上記ステップS3の判定がYESの場合または上記ステップS4の判定がYESの場合に、温度判定基準値を更新する。ここでは、具体的には、上記ステップS3,S4において検出した温度センサー25の値を温度判定基準値Aに代入し次回以降のステップS3,S4の判定時に使用する。
【0029】
ステップS11では浴室リモコン21内の電磁弁27を開動作させて空気圧力調整穴28を開状態に制御する。これにより、浴室リモコン21内の空気圧力が浴室リモコン21外の空気圧力と同等に調整される。ステップS11の処理が実行されると、次に上記ステップS2に戻り、再度電磁弁27を動作させ空気圧力調整穴28を閉状態にする処理が実行される。
【0030】
以上説明したとおり、本発明の実施の形態1の装置によれば、浴室リモコン21内の空気圧力調整を浴室内の環境に合わせて行うため、浴室リモコン21のリモコン変形および制御基板24の電子部品の機能劣化を有効に抑止することが可能となる。
【0031】
特に、本発明の実施の形態1の装置によれば、浴室リモコン21のケース20内の温度が温度判定基準値Aよりプラス20℃以上またはマイナス20℃以下の場合に空気圧力調整穴28が開放されるので、ケース20の内外の圧力差に起因するリモコン変形および制御基板24の電子部品の機能劣化を有効に抑止することが可能となる。
【0032】
また、本発明の実施の形態1の装置によれば、浴室リモコン21のケース20内の湿度が浴室内の湿度よりも高い場合に空気圧力調整穴28が開放されるので、ケース20の湿度に起因する制御基板24の電子部品の機能劣化を有効に抑止することが可能となる。
【0033】
また、本発明の実施の形態1の装置によれば、浴室リモコン21のケース20内外に圧力差がある場合に空気圧力調整穴28が開放されるので、当該圧力差に起因するリモコン変形および制御基板24の電子部品の機能劣化を有効に抑止することが可能となる。
【0034】
更に、本発明の実施の形態1の装置によれば、浴室内が高湿である場合に、上述した空気圧力調整穴28の開動作が制限されるので、浴室リモコン21のケース20内に高湿な空気が侵入する事態を有効に抑制することができる。
【0035】
特に、本発明の実施の形態1の装置によれば、浴室内において沸き上げや保温等の給湯動作が行われている場合や、マイク26によってシャワー音を検出した場合に、上述した空気圧力調整穴28の開動作が制限されるので、浴室リモコン21のケース20内に高湿な空気が侵入する事態を有効に抑制することができる。
【0036】
また、本発明の実施の形態1の装置によれば、前回の空気圧力調整穴28の開動作から一定時間が経過するまでは次の空気圧力調整穴28の開動作が制限されるので、電磁弁27が必要以上に動作される事態を有効に抑制することができる。
【0037】
ところで、上述した実施の形態1の装置では、電磁弁27を開放する条件として、ステップS3、S4の温度センサー25による判定、ステップS5の湿度センサー29,30による判定、ステップS6の気圧力センサー31,32による判定を一連の動作として説明をしたが、上記ステップの何れか1つまたは複数の判定を電磁弁27を開放する条件としてもよい。
【符号の説明】
【0038】
20 ケース
21 浴室リモコン(リモコン装置)
24 制御基板(リモコン装置本体)
25 温度センサー(温度検出手段)
26 マイク(音検出手段)
27 電磁弁
28 空気圧力調整穴(通気孔)
29 リモコン内用湿度センサー(湿度差検出手段)
30 リモコン外用湿度センサー(湿度差検出手段)
31 リモコン内用気圧力センサー(圧力差検出手段)
32 リモコン外用気圧力センサー(圧力差検出手段)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
給湯機を遠隔操作するリモコン装置であって、
リモコン装置本体を密閉して覆うケースと、
前記ケースに設けられた通気孔と、
前記ケースの内部に配設され、前記通気孔の開閉を行う電磁弁と、
所定の条件が成立した場合に、前記電磁弁を一時的に開弁する制御手段と、
前記ケースの周囲において所定の高湿条件が成立したか否かを判定する判定手段と、
前記高湿条件が成立した場合に、前記制御手段による前記電磁弁の開弁動作を制限する制限手段と、
を備えることを特徴とするリモコン装置。
【請求項2】
前記ケース内の温度を検出する温度検出手段を更に備え、
前記制御手段は、前記ケースを密閉している期間における前記ケース内の温度変化が所定の基準値を超えた場合に、前記電磁弁を一時的に開弁することを特徴とする請求項1記載のリモコン装置。
【請求項3】
前記ケース外の湿度に対する前記ケース内の湿度差を検出する湿度差検出手段を更に備え、
前記制御手段は、前記湿度差が所定の基準値よりも高い場合に、前記電磁弁を一時的に開弁することを特徴とする請求項1または2記載のリモコン装置。
【請求項4】
前記ケース外の圧力に対する前記ケース内の圧力差を検出する圧力差検出手段を更に備え、
前記制御手段は、前記圧力差の絶対値が所定の基準値よりも大きい場合に、前記電磁弁を一時的に開弁することを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項記載のリモコン装置。
【請求項5】
前記ケースは浴室内に設置され、
前記判定手段は、給湯機を用いた前記浴室内の給湯動作を実行している場合に、前記高湿条件の成立を判定することを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項記載のリモコン装置。
【請求項6】
前記ケースは浴室内に設置され、
前記浴室内の音を検出する音検出手段を更に備え、
前記判定手段は、前記音検出手段により所定以上の音が検出されている場合に、前記高湿条件の成立を判定することを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項記載のリモコン装置。
【請求項7】
前記制御手段による前記電磁弁の開弁動作から所定時間が経過するまでの期間に、前記制御手段による前記電磁弁の開弁動作を制限する第2の制限手段を更に備えることを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項記載のリモコン装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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