説明

レシート発行方法、レシート発行システム及びレジ装置

【課題】個人情報の入力等を必要とせずに顧客ごとの売上明細データに対してその顧客がアクセスすることを可能にしつつ、店舗等での購入点数に左右されずに発行されるレシート用紙の長さを最小限にする。
【解決手段】レジ装置は、売上登録による売上明細情報をサーバに送信し、その売上明細情報に対応する管理番号をサーバから受け取って、売上明細情報の代わりにその管理番号を情報として含むバーコードを印字したレシートを発行する。サーバは、レジ装置から売上明細情報を受け取り、売上明細情報ごとに管理番号を設定し、設定した管理番号をレジ装置に送信するとともに、管理番号と売上明細情報とを組にしてデータベースに登録する。さらにサーバは、顧客端末から、管理番号を含むデータを用いたアクセスを受け付け、その管理番号によってデータベースを検索して対応する売上明細情報を取得し、取得した売上明細情報を顧客端末に送信する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、店舗などでの売上を登録して管理するシステムに関し、特に、顧客に対してレシート(売上明細票)を発行するレシート発行方法及びシステムと、このようなシステムで用いられるレジ装置(売上登録装置)に関する。
【背景技術】
【0002】
店舗等で物品を販売したり対価を得て役務を提供した場合には、顧客に対してレシートを発行する。このようなレシートは、売上登録時にPOS(Point of Sales)レジスタによって印字され、発行されるようになっている。従来の売上登録管理システムにおけるレシート印刷では、商品明細情報と合計、預かり金、つり銭などの領収金額情報を印字するため、顧客の購入点数の多い場合、長大なレシートとなっていた。商品明細情報では、商品情報(品名や個数)と価格とが組となって、商品ごとに1行ずつ印字されるのが一般的である。例えば、スーパーマーケットなどで野菜を10種類購入したすれば、野菜だけでレシート上での印字領域が10行必要となり、野菜のほかに肉類やその他の物品を購入したとすれば、商品明細情報のためにさらに印字領域を必要とし、その分、長大なレシートとなっている。必要となるレシート長は、文字の大きさ、行間の開け方など、各店舗での印刷方法の違いや、POSシステムに接続されるプリンタ(印字機)による違いはあるが、いずれにしても、商品(種類)の購入点数に左右され、店舗のロゴマークや小計・合計・釣銭などのほかに、一行×商品(種類)数分が印字された長さのレシートが最低必要であり、商品(種類)数が多いほど、レシート長が長くなる。顧客に対して役務を提供した場合のレシートには、商品明細情報の代わりに提供役務明細情報が、例えば役務提供者が医療機関の場合であれば、初診料、処置料、手術料などの項目ごとに1行ずつ印字されることになる。以下の説明では、1回の取引の売上登録(レジ登録)に係る商品明細情報及び提供役務明細情報を総称して売上明細情報と呼ぶ。
【0003】
レシートを受け取る側の顧客にとっても、細長い紙片の形態のレシートは紛失しやすく、また、スーパーマーケットや量販店において週末等に大量にまとめ買いをした場合のレシートは長大でかさばって取扱いが煩雑になる、という問題点がある。家計簿に記載する際にもいちいち転記する必要がある。そこで、レシートに記載されている情報を電子的に取り扱うシステムがいくつか提案されている。
【0004】
特許文献1(特開2003−132207号公報)には、売上明細データをPOSシステムから家計簿管理サーバへデータ登録し、後で顧客が携帯情報端末などを用いてその売上明細データを入手できるようにしたシステムが開示されている。このシステムは、顧客がそのような家計簿管理サービスを契約することを前提としたものであり、サーバ側では、個人ごとに売上明細データすなわち個々のレシート情報を管理しており、顧客は、契約したアクセス方法を用いてサーバにアクセスし、サーバは、アクセスしてきた顧客を識別した上で、該当する顧客の売上明細データをその顧客に提供する。しかしながらこのシステムは、家計簿のためのデータ管理に特化したものであって、店舗におけるレシート発行の改善を図るものではない。
【0005】
特許文献2(特開2006−178561号公報)には、各個人が自宅のパーソナルコンピュータなどで電子的に家計簿を管理している場合に、家計簿管理データへのデータ入力の手間を省くことを目的として、レシートにおいて商品ごとの商品明細情報を二次元バーコードで印字するシステムが開示されている。このシステムにおいてバーコード化されるのは購入データリスト自体であり、多数の商品を購入した場合には多数のバーコードがレシートに印字されることとなるので、レシートがかさばるなどの問題点を解決することはできない。
【0006】
特許文献3(特開2005−326927号公報)には、プリペイド型の電子マネーを実現する非接触型IC(集積回路)カード機能を備えた通信端末装置を開示している。この通信端末装置は、商品に対する対価の支払い処理を無線信号によって電子的に実行するとともに、その際に売上明細データ(レシート情報)を取得してそれを記憶し、あとからその売上明細データを利用者が参照できるようにしている。
【0007】
特許文献4(特開2006−244197号公報)も、特許文献1と同様に、電子的な家計簿への入力を支援するシステムを開示している。特許文献4のシステムでは、レジでの支払いの際に顧客の個人IDをそのレジが受信し、POSデータ管理サーバに個人IDとその顧客の売上明細データとを格納し、レジにおいて個人IDやパスワードが記載されたレシートを顧客に発行し、その後、顧客が個人IDとパスワードを用いてPOSデータ管理サーバにアクセスすることによって、その顧客が自身の売上明細データを取得できるようにしている。
【0008】
特許文献5(特開2008−040978号公報)は、医療機関用のPOSレジスタであって、診療内容をわかりやすく説明するために、費用が発生しなかった項目についても0円として記載したレシートを発行できるものを開示している。
【特許文献1】特開2003−132207号公報
【特許文献2】特開2006−178561号公報
【特許文献3】特開2005−326927号公報
【特許文献4】特開2006−244197号公報
【特許文献5】特開2008−040978号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
上述した従来のレシート発行方法及びシステムでは、電子的な家計簿への入力の手間を省くために顧客に対して売上明細データの電子データを提供するようにしているが、店舗等において顧客に対して交付するレシート自体の長さを短くして顧客の利便を図るための構成は開示されていない。特許文献1、4に示されるものは、サーバに売上明細データを蓄積しておき、そのサーバにアクセスすることにより顧客が売上明細データを取得できるようにしているが、事前の契約や個人IDをサーバに登録する必要があり、個人情報保護の観点から顧客の信頼が得られにくくなるおそれがある。
【0010】
本発明の目的は、個人情報の入力等を必要とせずに顧客ごとの売上明細データに対してその顧客がアクセスすることを可能にしつつ、店舗等での購入点数に左右されずレシート用紙の長さを最小限にすることができるレシート発行方法及びシステムを提供することにある。
【0011】
本発明の別の目的は、個人情報の入力等を必要とせずに顧客ごとの売上明細データに対してその顧客がアクセスすることを可能にしつつ、店舗等での購入点数に左右されずレシート用紙の長さを最小限にしたレシートを発行するレジ装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0012】
本発明のレシート発行方法は、POSシステムにより顧客にレシートを発行するレシート発行方法であって、売上登録による売上明細情報をレジ装置がサーバに送信することと、売上明細情報を受け取ったサーバが、売上明細情報ごとに管理番号を設定し、管理番号と売上明細情報とを組にしてデータベースに登録するとともに、売上明細情報を送信したレジ装置に対して対応する管理番号を送信することと、管理番号を受け取ったレジ装置が、売上明細情報の代わりに管理番号を情報として含むバーコードを印字したレシートを発行することと、サーバが、ネットワークを介し、顧客端末から、管理番号を含むデータを用いたアクセスを受け付け、アクセスに係る管理番号によってデータベースを検索して対応する売上明細情報を取得することと、サーバが、ネットワークを介して、取得した売上明細情報を顧客端末に送信することと、を有する。
【0013】
あるいは本発明のレシート発行方法は、POSシステムにより顧客にレシートを発行するレシート発行方法であって、売上登録による売上明細情報をレジ装置がサーバに送信することと、売上明細情報を受け取ったサーバが、売上明細情報ごとに管理番号を設定し、管理番号と売上明細情報とを組にしてデータベースに登録するとともに、売上明細情報を送信したレジ装置に対して対応する管理番号を送信することと、管理番号を受け取ったレジ装置が、売上明細情報の代わりに管理番号を情報として含むバーコードを、そのレジ装置の顧客用表示器上に表示することと、サーバが、ネットワークを介し、顧客端末から、管理番号を含むデータを用いたアクセスを受け付け、アクセスに係る管理番号によってデータベースを検索して対応する売上明細情報を取得することと、サーバが、ネットワークを介して、取得した売上明細情報を顧客端末に送信することと、を有する。
【0014】
本発明のレシート発行システムは、顧客にレシートを発行するレシート発行システムであって、売上登録を行うレジ装置と、売上登録による売上明細情報を格納するデータベースと、データベースを検索する機能を備えるサーバと、を有し、レジ装置は、売上登録処理を行う売上処理部と、サーバとの通信を処理し売上明細情報をサーバに送信する通信処理部と、通信処理部を介して売上明細情報に対する管理番号を受信し、管理番号を情報として含むバーコードの印字データを生成するバーコード生成処理部と、印字データに基づいて売上明細情報の代わりにバーコードを印字したレシートを発券する印字処理部と、を有し、サーバは、売上明細情報ごとに管理番号を設定する管理番号付与部と、レジ装置から売上明細情報を受け取り、管理番号付与部で設定された管理番号とその管理番号に対応する売上明細情報とを組にしてデータベースに登録し、管理番号をレジ装置に送信する第1のデータベースアクセス部と、ネットワークを介し、顧客端末から、管理番号を含むデータを用いたアクセスを受け付ける要求処理部と、アクセスに係る管理番号によってデータベースを検索して対応する売上明細情報を取得する第2のデータベースアクセス部と、を有し、要求処理部は、ネットワークを介して、第2のデータベースアクセス部が取得した売上明細情報を顧客端末に送信する。
【0015】
あるいは本発明のレシート発行システムは、顧客にレシートを発行するレシート発行システムであって、売上登録を行うレジ装置と、売上登録による売上明細情報を格納するデータベースと、データベースを検索する機能を備えるサーバと、を有し、レジ装置は、売上登録処理を行う売上処理部と、サーバとの通信を処理し売上明細情報をサーバに送信する通信処理部と、通信処理部を介して売上明細情報に対する管理番号を受信し、管理番号を情報として含むバーコードの表示データを生成するバーコード生成処理部と、表示データに基づいてバーコードを表示する表示器と、を有し、サーバは、売上明細情報ごとに管理番号を設定する管理番号付与部と、レジ装置から売上明細情報を受け取り、管理番号付与部で設定された管理番号とその管理番号に対応する売上明細情報とを組にしてデータベースに登録し、管理番号をレジ装置に送信する第1のデータベースアクセス部と、ネットワークを介し、顧客端末から、を含むデータを用いたアクセスを受け付ける要求処理部と、アクセスに係る管理番号によってデータベースを検索して対応する売上明細情報を取得する第2のデータベースアクセス部と、を有し、要求処理部は、ネットワークを介して、第2のデータベースアクセス部が取得した売上明細情報を顧客端末に送信する。
【0016】
本発明のレジ装置は、売上登録を行い顧客にレシートを発行するレジ装置であって、売上登録処理を行う売上処理部と、サーバとの通信を処理し売上明細情報をサーバに送信する通信処理部と、通信処理部を介して売上明細情報に対する管理番号をサーバから受信し、管理番号の情報を含むバーコードの印字データを生成するバーコード生成処理部と、印字データに基づいて売上明細情報の代わりにバーコードを印字したレシートを発券する印字処理部と、を有する。
【0017】
あるいは本発明のレジ装置は、売上登録を行い顧客にレシートを発行するレジ装置であって、売上登録処理を行う売上処理部と、サーバとの通信を処理し売上明細情報をサーバに送信する通信処理部と、通信処理部を介して売上明細情報に対する管理番号をサーバから受信し、管理番号を情報として含むバーコードの表示データを生成するバーコード生成処理部と、表示データに基づいてバーコードを表示する表示器と、を有する。
【発明の効果】
【0018】
本発明では、POSシステムにて売り上げ処理を実施する際に発行されるレシート印字内容を見直し、購入した商品明細は印字せずに別に管理し、必要があれば顧客が閲覧できるようにする。したがって管理番号を情報としてバーコードを印字する場合には、売上明細情報に代えてそのバーコードをレシート上に印字するので、商品種類数によらずにレシート長は一定であってレシート長を最小限のものとすることができる。したがって、顧客に渡すレシートがかさばらないようにすることができて顧客へのサービス向上を図ることができ、さらに用紙費用を削減することができる。また、レシートを電子的に発行することとしてバーコードを表示器上に表示する場合には、顧客はそのバーコードを携帯電話機などで読み取っておけばいつでも売上明細情報にアクセスできるので、紙形態でのレシートの発行そのものをやめることができ、さらに用紙の節減などを図ることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
次に、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
【0020】
以下に説明する各実施形態では、POSシステムにおいて売り上げ処理を実施した際、典型的には店舗に設定されるPOSレジスタ(レジ装置)である店舗POSシステム1は、一取引ごとに売上明細情報(商品購入リストと購入点数、購入価格等)を売上管理サーバ2に送信する。売上管理サーバ2は、売上明細情報を売上明細データベース4へ登録してデータを管理する機能を備えており、登録された売上明細情報は、登録ごとにDB管理番号を割り当てられて管理される。このDB管理番号は、該当する売上明細情報にアクセスするために使用される。売上管理サーバ2は、売上明細データベース4に売上明細情報をDB管理番号と組にして登録後、そのDB管理番号を、店舗POSシステム1へ送信する。店舗POSシステム1は、予め設定されている売上情報閲覧ウェブサーバ3のURLと受信したDB管理番号を付与したアクセス用データを生成し、それを二次元バーコードへ変換し、レシート印字時に、通常の場合に印字する売上商品明細の代わりに、変換したバーコードイメージをレシート10上に印刷する。その場合、全ての商品明細を印刷しない。レシート上には商品リストは印字されないので、レシート長は杖に一定であり、かつ、最小ののものとされている。あるいは、紙形態でのレシート発行の代わりに、電子形態でのレシート発行として、バーコードイメージを店舗POSシステム1の表示器上に表示してもよい。
【0021】
売上明細閲覧ウェブサーバ3は、顧客からのサーバアクセスの際に、DB管理番号によって売上明細データベース4より、該当の売上明細情報を入手し、入手した売上明細情報をレシートイメージ(通常のレシートに印字されたとする場合の帳票印字イメージ)で顧客端末5上に表示する機能を有する。
【0022】
顧客が売上明細を確認する場合には、二次元バーコードを読み取り機能とインターネット接続機能などを有する携帯電話などの顧客端末5により、店舗より渡された紙形態のレシート10上に印字された二次元バーコードを読み取り、売上明細閲覧ウェブサーバ3へアクセスする。あるいは顧客は、店舗でのレジ精算時に店舗POSシステム1の表示器上に表示される二次元バーコードを顧客端末5により予め読み取っておき、必要な時に売上明細閲覧ウェブサーバ3へアクセスする。売上明細閲覧ウェブサーバ3は、アクセス時に付与されているDB管理番号を識別し、そのDB管理番号により、売上明細データベース4へアクセスし、該当の売上明細情報を入手し、当該レシート発券時に購入した商品明細情報を顧客端末5上に表示させる。
【0023】
この手順により、顧客は、自身が購入した売上明細情報を参照することができる。このシステムでは、購入明細情報をDB管理番号によって一意に管理されて、購入の際に出力したレシートからあるいは読み取ったバーコードからのみ、購入明細情報をアクセスし参照することができる。
【0024】
図1は、本発明の第1の実施形態のレシート発行システムが示されている。このレシート発行システムは、商品スキャン機能とレシート印字機能を備えた店舗POSシステム1と、店舗POSシステム1より売上明細情報の登録を受付け管理する売上管理サーバ2と、売上明細情報データを格納する売上明細データベース4と、顧客が売上明細情報を閲覧することを可能にする売上明細閲覧ウェブサーバ3と、から構成されている。店舗POSシステム1、売上管理サーバ2、売上情報閲覧ウェブサーバ3及び顧客端末5は、インターネットなどのネットワーク6に接続されている。なお店舗POSシステム1と売上管理サーバ2は、インターネット以外のネットワークによって接続されていてもよいが、顧客からのサーバアクセスを容易にするために、売上情報閲覧サーバ3と顧客端末5とはインターネットを介して接続していることが好ましい。
【0025】
店舗POSシステム1は、通常のPOSレジスタとして商品の売上登録処理を実施する売上処理部11と、売上管理サーバ2との通信処理を実施する通信処理部12と、予め設定されている売上明細閲覧ウェブサーバ3のURL値と売上管理サーバ2から入手したDB管理番号を付与したアクセス用URLデータを生成するアクセス用データ生成処理部13と、生成されたアクセス用データを二次元バーコードデータの印字データに変換するバーコード生成処理部14と、顧客へ渡すレシートイメージデータを生成し紙形態でのレシート印字を行う印字処理部15と、を備えている。
【0026】
売上管理サーバ2は、店舗POSシステム1より登録された売上明細情報を受付けると、売上明細情報を売上明細データベース4へ格納する機能を有する。データを登録する際、当該データをアクセスするために、一意のDB管理番号を割り当てる。また、売上管理サーバ2は、売上明細情報を正常に登録後、売上明細情報を送付してきた店舗POSシステム1へ、DB管理番号を通知する機能を有する。このような売上管理サーバ2は、売上明細情報ごとにDB管理番号を設定するDB管理番号付与部22と、店舗POSシステム1から売上明細情報を受け取り、DB管理番号と対応する売上明細情報とを組にして売上明細データベース4に登録し、DB管理番号付与部22で設定されたDB管理番号を店舗POSシステム1に送信するするデータベースアクセス部21と、を備えている。
【0027】
売上明細閲覧ウェブサーバ3は、売上情報閲覧用のウェブサーバとして動作し、アクセス時に付与されたDB管理番号をキーにして、売上明細データベース4より売上情報を取り出し、取り出した売上情報をレシートイメージに変換し、顧客端末5上でウェブ表示する機能を有する。このような売上明細閲覧ウェブサーバ3は、ネットワーク6を介し、顧客端末5から、DB管理番号を含むデータを用いたアクセスを受け付ける要求処理部32と、顧客端末5からのアクセスに係るDB管理番号によって売上明細データベース4を検索して対応する売上明細情報を取得するデータベースアクセス部31と、を備えている。ここで要求処理部32は、データベースアクセス部31が取得した売上明細情報が帳票印字イメージとして顧客端末5上に表示されるように、ネットワーク6を介してその取得した売上明細情報を顧客端末5に送信する。
【0028】
売上明細データベース4は、各店舗の店舗POSシステム1(すなわちPOSレジスタ)より送付された売上明細情報が格納されるデータベースであり、一取引ごとの売り上げ明細情報は、DB管理番号によって管理されている。
【0029】
上述したように顧客端末5は、二次元バーコードを認識でき、売上明細閲覧ウェブサーバ3へアクセスすることができる、顧客が保有する携帯電話などの装置である。
【0030】
次に図1を参照して、第1の実施形態の動作について、詳細に説明する。
【0031】
店舗POSシステム1は、売上処理部11において、商品の売上登録処理を実施し、一取引の全ての商品登録終了時、通信処理部12を介して、売上管理サーバ2へ売上明細情報を送信する。送信する売上明細情報は、レシートに従来は印字されていた商品名、単価、個数などの商品情報(店舗ロゴマークや販売促進メッセージ以外)と取引明細情報(小計、合計、預かり金、つり銭等)、および、該当する店舗POSシステム1を識別するための店舗コードやPOS識別コード情報である。売上管理サーバ2は、店舗POSシステム1より売上明細情報を受信すると、その売上明細情報をデータベースアクセス部21によって売上明細データベース4へ保存する。その情報の登録時、DB管理番号付与部22は一意のDB管理番号をその情報に割り当てる。その結果、以降、売上明細データベース4においては、DB管理番号でその情報がアクセスされることになる。売上管理サーバ2は、情報登録後、DB管理番号を店舗POSシステム1へ送信する。
【0032】
店舗POSシステム1は、DB管理番号を受信後、アクセス用データ生成処理部13において、予め設定されている売上明細閲覧ウェブサーバ3のURLアドレスにDB管理番号を付与したアクセス用データを作成する。バーコード生成処理部14はこのデータを二次元バーコードデータに変換する。生成された二次元バーコードデータは、印字処理部14において、その他のレシート印字情報とともに、レシート10上へ印字される。印字されたレシート10には、店舗ロゴマークや日時情報等と、二次元バーコード、売上した小計・合計・釣銭などが印字されているが、詳細な購入商品明細は印字されていない。出力されたレシート10は、店舗オペレータにより顧客へ渡される。
【0033】
顧客は、購入した商品内容を確認したい場合、顧客端末5を使用して、レシート10上に印字されている二次元バーコードを読み込み、売上明細閲覧ウェブサーバ3へアクセスする。売上明細閲覧ウェブサーバ3は、サーバへアクセスされた際に付与されているDB管理番号を識別し、売上明細データベース4より、DB管理番号をキーにして、該当する商品明細情報を取り出し、顧客が閲覧できるようなレシートイメージの表示形態へ加工し、顧客端末5に送信する。これにより、顧客は、受け取ったレシートと携帯電話などの顧客端末5により、当該レシートを入手した際に購入した商品情報(売上明細情報)を閲覧することが可能となる。
【0034】
上述した第1の実施形態では、購入した商品明細を顧客が別の方法で参照できるようにすることにより、購入商品数が多いレシートでも、商品点数に左右されず、レシート長を一定長に抑えることが可能となり、店舗のレシート用紙のコスト削減が可能となる。また、エコロジーに対する店舗イメージの向上を図ることが可能となる。顧客にとっても、商品を多数購入した際に渡される長大なレシートを保管する必要がなくなり、レシート管理のための保管場所などを最小限にすることが可能となる。このような本実施形態のシステムは、店舗側の対応のみで構築可能であり、実現が容易である。
【0035】
本実施形態では、顧客は、事前にユーザ登録などを実施する必要がない。また、商品の購入情報はDB管理番号をキーにするのみであるため、従来からある家計簿管理サーバとは異なり、データベースには、購入情報と個人との関係を特定する情報は保持されない。したがって、売上明細データベース4に対して外部から不正侵入などが行われたとしても、個人を特定する情報が流出することはなく、個人情報保護の観点からも安全である。
【0036】
次に、本発明の第2の実施形態のレシート発行システムの構成について、図2を参照して詳細に説明する。本実施形態のシステムは、第1の実施形態のシステムと同様のものであるが、店舗POSシステム1において、二次元バーコードを読み取る機能と売上明細を更新する機能とが追加されている。売り上げ管理サーバ2、売上情報閲覧ウェブサーバ3及び売上明細データベース4の構成は第1の実施形態の場合と同一である。
【0037】
店舗POSシステム1には、第1の実施形態でのものに対し、レシート10に印字された二次元バーコードを読み取って二次元バーコードからDB管理番号を抽出する二次元バーコード読取部16と、二次元バーコード読取部16で抽出したDB管理番号を用い、通信処理部12を介して売上管理サーバ2にアクセスし、売上明細更新処理を行う売上明細更新処理部17とが追加されている。
【0038】
次に、第2の実施形態のシステムの動作について説明する。ここでは、第1の実施形態において説明した動作において、顧客が商品を購入し、レシート10を受け取り、精算を完了した後、顧客が購入商品の返品や交換を実施したい場合について説明する。
【0039】
通常の商品の返品や交換と同様に、顧客は、商品購入時に受け取ったレシート10を店舗オペレータに提示し、返品や交換の旨を依頼する。店舗オペレータは、店舗POSシステム1において、提示されたレシート10に印字されている二次元バーコードを二次元バーコード処理部16によって読み取り、読み取られたデータから、当該レシート発行時の売上明細情報を登録したDB管理番号を抽出する。その場合、アクセス用データ生成処理部13を用いてDB管理番号を抽出するようにしてもよい。そして通信処理部12は、抽出したDB管理番号を、売上管理サーバ2へ送信する。売上管理サーバ2は、受信したDB管理番号をキーにして、売上明細データベース4を検索し、該当する売上明細情報を取り出し、店舗POSシステム1へ送付する。店舗POSシステム1では、受信した売上明細情報が表示器上に表示され、店舗オペレータは、その明細情報を店舗POSシステム1上で確認する。店舗オペレータは、この明細情報を参照し、返品/交換したい商品情報を確認し、返品/交換処理を実施する。この際、売上取り消し等により、売上明細情報に訂正がある場合は、売上明細更新処理部17によって、売上明細情報データに訂正部分を追加し、更新する。売上明細更新処理部17は、更新された売上明細情報と対応するDB管理番号を、通信処理部12を介して、売上管理サーバ2へ送信する。
【0040】
更新された売上明細情報を受信した店舗POSシステム1より売上管理サーバ2は、該当のDB管理番号をキーにして、売上明細データベース4の更新を行う。
【0041】
この手順により、レシート用紙を持参した顧客の要求による商品の返品/交換を実施することが可能となる。
【0042】
次に、本発明の第3の実施形態のレシート発行システムの構成について、図3を参照して詳細に説明する。第1の実施形態のレシート発行システムでは、紙形態のレシート10を発行したが、電子形態でのレシート発行として紙媒体の使用を止めることもできる。図3はこのように電子形態でのレシート発行を行うシステムを示している。店舗POSシステム1において、電子的に発行されるレシートとして二次元バーコードを表示する機能が追加され、その代り、紙媒体のレシートを発行する機能が削られている。売り上げ管理サーバ2、売上情報閲覧ウェブサーバ3及び売上明細データベース4の構成は第1の実施形態の場合と同一である。
【0043】
店舗POSシステム1には、第1の実施形態でのものに対し、印字処理部が削られ、その代りに、売上処理部11に接続し店舗オペレータが売上明細情報の確認などに用いるオペレータ用表示器18と、二次元バーコードの表示に用いられる顧客用表示器19とが設けられている。バーコード生成処理部14は、二次元バーコードの印字データではなく表示データを生成し、顧客用表示器19は、バーコード生成処理部14が生成した表示データに基づいて二次元バーコードを表示する。
【0044】
第3の実施形態のシステムにおいては、顧客は、店舗オペレータから紙形態のレシートの交付を受ける代わりに、顧客端末5を用いて顧客用表示器19上に表示されている二次元バーコードを撮像し顧客端末5内に記憶させる。そして、顧客は購入した商品内容を確認したい場合、顧客端末5に記憶されている二次元バーコードを使用して売上明細閲覧ウェブサーバ3へアクセスする。それ以降の処理は、第1の実施形態の場合と同様である。
【0045】
第3の実施形態では、そもそも紙形態のレシートの印字を行わないので、レシート用紙そのものが不要となる。
【0046】
以上の説明では、売上明細情報の印字または表示の代わりに二次元バーコードを用いているが、本発明では、売上明細情報の印字または表示の代わりに用いるものとして、二次元バーコード以外のバーコードを利用することも可能である。
【0047】
以上説明したレシート発行システムにおいて、店舗POSシステム1、売上管理サーバ2及び売上情報閲覧ウェブサーバ3は、いずれも、それを実現するためのコンピュータプログラムを、パーソナルコンピュータ(PC)やサーバ用コンピュータなどのコンピュータに読み込ませ、そのプログラムを実行させることによっても実現できる。上述した手順で学習を行うためのプログラムは、CD−ROMなどの記録媒体によって、あるいはネットワークを介して、コンピュータに読み込まれる。
【図面の簡単な説明】
【0048】
【図1】本発明の第1の実施形態のレシート発行システムの構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の第2の実施形態のレシート発行システムの構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の第3の実施形態のレシート発行システムの構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
【0049】
1 店舗POSシステム
2 売上管理サーバ
3 売上情報閲覧ウェブサーバ
4 売上明細データベース
5 顧客端末
6 ネットワーク
10 レシート
11 売上処理部
12 通信処理部
13 アクセス用データ生成処理部
14 バーコード生成処理部
15 印字処理部
16 二次元バーコード読取部
17 売上明細更新処理部
18 オペレータ用表示器
19 顧客用表示器
21,31 データベースアクセス部
22 DB管理番号付与部
32 要求処理部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
POSシステムにより顧客にレシートを発行するレシート発行方法であって、
売上登録による売上明細情報をレジ装置がサーバに送信することと、
前記売上明細情報を受け取ったサーバが、売上明細情報ごとに管理番号を設定し、前記管理番号と前記売上明細情報とを組にしてデータベースに登録するとともに、前記売上明細情報を送信したレジ装置に対して対応する管理番号を送信することと、
前記管理番号を受け取ったレジ装置が、前記売上明細情報の代わりに該管理番号を情報として含むバーコードを印字したレシートを発行することと、
前記サーバが、ネットワークを介し、顧客端末から、前記管理番号を含むデータを用いたアクセスを受け付け、前記アクセスに係る管理番号によって前記データベースを検索して対応する売上明細情報を取得することと、
前記サーバが、前記ネットワークを介して、前記取得した売上明細情報を前記顧客端末に送信することと、
を有する、レシート発行方法。
【請求項2】
前記レジ装置が、前記レシートに印字された前記バーコードを読み取って前記バーコードから前記管理番号を抽出し、前記管理番号を用いて前記サーバにアクセスして売上明細更新処理を行うことをさらに有する、請求項1に記載のレシート発行方法。
【請求項3】
POSシステムにより顧客にレシートを発行するレシート発行方法であって、
売上登録による売上明細情報をレジ装置がサーバに送信することと、
前記売上明細情報を受け取ったサーバが、売上明細情報ごとに管理番号を設定し、前記管理番号と前記売上明細情報とを組にしてデータベースに登録するとともに、前記売上明細情報を送信したレジ装置に対して対応する管理番号を送信することと、
前記管理番号を受け取ったレジ装置が、前記売上明細情報の代わりに該管理番号を情報として含むバーコードを、当該レジ装置の顧客用表示器上に表示することと、
前記サーバが、ネットワークを介し、顧客端末から、前記管理番号を含むデータを用いたアクセスを受け付け、前記アクセスに係る管理番号によって前記データベースを検索して対応する売上明細情報を取得することと、
前記サーバが、前記ネットワークを介して、前記取得した売上明細情報を前記顧客端末に送信することと、
を有する、レシート発行方法。
【請求項4】
前記サーバは、帳票印字イメージとして前記売上明細情報が前記顧客端末上に表示されるように、前記取得した売上明細情報を前記顧客端末に送信する、請求項1乃至3のいずれか1項に記載のレシート発行方法。
【請求項5】
顧客にレシートを発行するレシート発行システムであって、
売上登録を行うレジ装置と、売上登録による売上明細情報を格納するデータベースと、前記データベースを検索する機能を備えるサーバと、を有し、
前記レジ装置は、
売上登録処理を行う売上処理部と、
前記サーバとの通信を処理し前記売上明細情報を前記サーバに送信する通信処理部と、
前記通信処理部を介して前記売上明細情報に対する管理番号を受信し、該管理番号を情報として含むバーコードの印字データを生成するバーコード生成処理部と、
前記印字データに基づいて前記売上明細情報の代わりに前記バーコードを印字したレシートを発券する印字処理部と、
を有し、
前記サーバは、
前記売上明細情報ごとに管理番号を設定する管理番号付与部と、
前記レジ装置から前記売上明細情報を受け取り、前記管理番号付与部で設定された管理番号とその管理番号に対応する前記売上明細情報とを組にして前記データベースに登録し、前記管理番号を前記レジ装置に送信する第1のデータベースアクセス部と、
ネットワークを介し、顧客端末から、前記管理番号を含むデータを用いたアクセスを受け付ける要求処理部と、
前記アクセスに係る管理番号によって前記データベースを検索して対応する売上明細情報を取得する第2のデータベースアクセス部と、
を有し、
前記要求処理部は、前記ネットワークを介して、前記第2のデータベースアクセス部が取得した売上明細情報を前記顧客端末に送信する、レシート発行システム。
【請求項6】
前記レジ装置は、
前記レシートに印字された前記バーコードを読み取って前記バーコードから前記管理番号を抽出するバーコード読取部と、
前記バーコード読取部で抽出した管理番号を用い、前記通信処理部を介して前記サーバにアクセスし、売上明細更新処理を行う売上明細更新処理部と、
をさらに有する、請求項5に記載のレシート発行システム。
【請求項7】
顧客にレシートを発行するレシート発行システムであって、
売上登録を行うレジ装置と、売上登録による売上明細情報を格納するデータベースと、前記データベースを検索する機能を備えるサーバと、を有し、
前記レジ装置は、
売上登録処理を行う売上処理部と、
前記サーバとの通信を処理し前記売上明細情報を前記サーバに送信する通信処理部と、
前記通信処理部を介して前記売上明細情報に対する管理番号を受信し、該管理番号を情報として含むバーコードの表示データを生成するバーコード生成処理部と、
前記表示データに基づいて前記バーコードを表示する表示器と、
を有し、
前記サーバは、
前記売上明細情報ごとに管理番号を設定する管理番号付与部と、
前記レジ装置から前記売上明細情報を受け取り、前記管理番号付与部で設定された管理番号とその管理番号に対応する前記売上明細情報とを組にして前記データベースに登録し、前記管理番号を前記レジ装置に送信する第1のデータベースアクセス部と、
ネットワークを介し、顧客端末から、前記管理番号を含むデータを用いたアクセスを受け付ける要求処理部と、
前記アクセスに係る管理番号によって前記データベースを検索して対応する売上明細情報を取得する第2のデータベースアクセス部と、
を有し、
前記要求処理部は、前記ネットワークを介して、前記第2のデータベースアクセス部が取得した売上明細情報を前記顧客端末に送信する、レシート発行システム。
【請求項8】
前記要求処理は、帳票印字イメージとして前記売上明細情報が前記顧客端末上に表示されるように、前記取得した売上明細情報を前記顧客端末に送信する、請求項5乃至7のいずれか1項に記載のレシート発行システム。
【請求項9】
売上登録を行い顧客にレシートを発行するレジ装置であって、
売上登録処理を行う売上処理部と、
サーバとの通信を処理し前記売上明細情報を前記サーバに送信する通信処理部と、
前記通信処理部を介して前記売上明細情報に対する管理番号を前記サーバから受信し、該管理番号を情報として含むバーコードの印字データを生成するバーコード生成処理部と、
前記印字データに基づいて前記売上明細情報の代わりに前記バーコードを印字したレシートを発券する印字処理部と、
を有するレジ装置。
【請求項10】
前記レシートに印字された前記バーコードを読み取って前記バーコードから前記管理番号を抽出するバーコード読取部と、
前記二次元バーコード読取部で抽出した管理番号を用い、前記通信処理部を介して前記サーバにアクセスし、売上明細更新処理を行う売上明細更新処理部と、
をさらに有する、請求項9に記載のレジ装置。
【請求項11】
売上登録を行い顧客にレシートを発行するレジ装置であって、
売上登録処理を行う売上処理部と、
サーバとの通信を処理し前記売上明細情報を前記サーバに送信する通信処理部と、
前記通信処理部を介して前記売上明細情報に対する管理番号を前記サーバから受信し、該管理番号を情報として含むバーコードの表示データを生成するバーコード生成処理部と、
前記表示データに基づいて前記バーコードを表示する表示器と、
を有するレジ装置。
【請求項12】
売上登録を行い顧客にレシートを発行するレジ装置としてコンピュータを機能させるプログラムであって、
前記コンピュータに、売上登録処理と、前記売上明細情報をサーバに送信する処理と、前記売上明細情報に対する管理番号を前記サーバから受信し、該管理番号を情報として含むバーコードの印字データを生成する処理と、前記印字データに基づいて前記売上明細情報の代わりに前記バーコードを印字したレシートを発券する処理と、を実行させるプログラム。
【請求項13】
前記コンピュータに、レシートに印字された前記バーコードを読み取って前記バーコードから前記管理番号を抽出する処理と、前記抽出した管理番号を用いて前記サーバにアクセスし、売上明細の更新を行う処理と、をさらに実行させる、請求項12に記載のプログラム。
【請求項14】
売上登録を行い顧客にレシートを発行するレジ装置としてコンピュータを機能させるプログラムであって、
前記コンピュータに、売上登録処理と、前記売上明細情報をサーバに送信する処理と、前記売上明細情報に対する管理番号を前記サーバから受信し、該管理番号を情報として含むバーコードの表示データを生成する処理と、前記表示データに基づいて表示器上に前記バーコードを表示する処理と、を実行させるプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2010−86022(P2010−86022A)
【公開日】平成22年4月15日(2010.4.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−251039(P2008−251039)
【出願日】平成20年9月29日(2008.9.29)
【出願人】(000227205)NECインフロンティア株式会社 (1,047)
【Fターム(参考)】