説明

レンジフード用ロール式フィルター装置

【課題】
油、煙で汚染されたフィルターがレンジフード換気口の側にロール状で剥き出しのまま固定されていた、見た目にも汚く不衛生な欠点があった。そのために本発明は、これらの欠点を解決する為に清潔なロール式レンジフードのカバーを提供することを課題とする

【解決手段】
帯状フィルター2の両端に芯部材3を所定の間隔を有して巻装し、左右一対のカバー
1a、1b内に収納し、レンジフード換気口の幅に応じて、一対のカバー1a、1bを広げフィルター2を張着する。カバー1a、1bのスリット状開口部13a、13bに弛み防止凝固液5を塗布しフィルター2の弛み防止を設けた。汚れたフィルターもロール状で剥き出しのままで固定されずカバー1b内に収納する事で上記課題を解決した。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、台所用レンジフードに後付けで取り付ける為のロール式フィルター装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来のロール式フィルターは、汚染されたフィルターを巻き取った後も剥き出しの為、見た目にも不衛生であった。
【0003】
この改善策として、汚染されたロールフィルター全体を包むカバーを使用する事で、油ダレがレンジ周辺に落ちることを防止できる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2000−354723号広報
【特許文献2】実用新案登録 第3146346号広報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
解決しようとする問題点は、油、煙で汚染されたフィルターを交換する時、フィルターが垂れ下がり手やレンジ周りを汚す原因になり煩わしかった。新しいフィルターを換気口に張着する作業も手間がかかった。
【0006】
従来の方法では、汚染されたフィルターがレンジフード換気口の側にロール状で剥き出しのまま固定されていた、見た目にも汚く不衛生な欠点があつた。そのために本発明は、これらの欠点を解決する為に清潔なレンジフードのカバーを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、帯状フィルターの両端に芯部材を所定の間隔を有して巻装し、左右一 対のカバー内に収納し、レンジフード換気口の幅に応じて、一対のカバーを広げフィルターを張着する。カバーのスリット状開口部に弛み防止凝固液を塗布する事でフィルターの弛み防止を設けた。汚れたフィルターをカバー内に収納する事で油ダレがレンジ周辺に落ちるのを防止し、汚れたフィルターもロール状で剥き出しのままで固定されずカバー内に収納する事で上記課題を解決した。
【発明の効果】
【0008】
本発明は前述の通りで、油や煙が付着したフィルターは日数が経過すると、ロール状で放置すると油ダレなどを生じ不潔になる。本発明のカバー内に収納する事により、油ダレがレンジ周辺に落ちるのを防止できる効果を提供する。
【0009】
本発明はレンジの換気口の側に汚れたままロール状で剥き出しにならず、カバー表面を明るくプリント等すれば台所や換気口の周りが外見的にも美しさを保てる効果がある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
本発明の実施形態を添付図にもとづいて説明する。図1は本発明の全体の斜視図、
図2は正面図及び芯部材3と弛み止め凝固液5と塗布部6の構成、図3はカバー内拡大断面図、帯状フィルター2の両端に芯部材3を定着しカバー1内に収納しスリット開口部13a、13bに弛み防止凝固液5を塗布しフィルター2の張着を維持する芯部材3で構成される。
【実施例1】
【0011】
芯部材3は、直径10mmの紙管を使用、芯部材3は所定の間隔を有して左右一対の
芯部材3に帯状フィルター2の両側部を接着して巻装する。
【実施例2】
【0012】
図4はカバー1の裁断図、スリット開口部弛み防止凝固液塗布部6に5を塗布し折曲げ線10を内側に折り、接着代部11aに厚紙用接着剤を塗布して側板部8aに接着しカバーを成形する。
【実施例3】
【0013】
側板部8bの未接着部方向から芯部材3とフィルター2を通し側板部8aに芯部材3を挿入口9aに挿入し、芯部材3を2cm突出し後部の芯部材3も側板部8bの芯部材突出部9bに挿通する。芯部材3を2cm突出し、カバー接着代11bに厚紙用接着剤で側板部8bを接着する。一方のカバー1bも前記同様に成形する。
【実施例4】
【0014】
芯部材3の2cm突出部4ヶ所に操作撮みキャップ7を挿入し固定する事で巻き取り、巻き出しのフィルターのズレを防止できる。
【実施例5】
【0015】
一対のカバー1a,1bの換気口装着面12に固着手段として、マグネット3を各三個等間隔で接着する。フィルター巻き取り撮みキャップ7の側板部8a、8bに円弧状の巻き取り方向図14を記す。
【実施例6】
【0016】
図6に示すものは、レンジフード本体15の換気口の幅にカバー1a、1bに収納のフィルター2を装着して.レンジフード換気口の汚れを極力抑え、汚れたフィルターの交換も操作撮みキャップ7を巻き込み方向図5の方向へ回転して、汚れた面を巻き込み新しい面を露出させフィルター巻き取り終了50cm位前方に赤いラインをフィルターに記して残量を告知する事で無理に引き出す事を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】本発明のレンジフードフィルター装置の斜視図
【図2】同レンジフードフィルター装置の芯部材と弛み止め凝固液塗布部の構成を示す図
【図3】同レンジフードフィルター装置のカバー内拡大断面図
【図4】同レンジフードフィルター装置のカバー裁断図
【図5】同レンジフードフィルター装置のカバー実施形態の組み立て途中を示す図で接着代を持ち上げた状態を示す図
【図6】本発明をレンジフード本体に取り付けた斜視図
【符号の説明】
【0018】
1a、1b カバー
2 フィルター
3 芯部材
4 マグネット
5 弛み防止凝固液
6 スリット開口部弛み防止凝固液塗布部
7 操作撮みキャップ
8a、8b 側板部
9a、 芯部材挿入口
9b 芯部材突出口
10 折曲げ線
11a、11b 接着代部
12 マグネット接着部
13a、13b スリット開口部
14 巻き込み方向図
15 レンジフード本体


【特許請求の範囲】
【請求項1】
所定の間隔を有した、左右一対の巻き取り用の芯部材に帯状フィルターの両側部を巻装し、一方の芯部材に使用済み部分を順次巻き取るように構成した、ロール式フィルターにおいて、前記芯部材をカバーに収納し、このカバーから芯部材と一体的に設けた操作撮みを突出させ、カバーにはフィルターを引き出すためのスリット状開口を設けたことを特徴とするロール式フィルター装置。
【請求項2】
カバーのスリット状開口部に弛み止め凝固液を塗布しフィルターの弛み防止を設けたことを特徴とする請求項1記載のロール式フィルター装置。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2011−112245(P2011−112245A)
【公開日】平成23年6月9日(2011.6.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−267216(P2009−267216)
【出願日】平成21年11月25日(2009.11.25)
【特許番号】特許第4673423号(P4673423)
【特許公報発行日】平成23年4月20日(2011.4.20)
【出願人】(309039211)
【Fターム(参考)】