説明

レンズ鏡筒

【課題】前群レンズと後群レンズの光軸ズレが最も小さくなる位置で両者を組み立てるとともに、どの位置で組まれても前群レンズの回転角が所定の角度範囲となるようにしたレンズ鏡筒を提案する。
【解決手段】レンズ鏡筒10は、フォーカスレンズ群15が組み込まれた第1鏡筒11が3条ヘリコイドネジ14,24によって第2鏡筒21に取り付けられる。第2鏡筒21は第1鏡筒11の回転を規制するストッパ31と、第1鏡筒11の回転範囲の中央位置を示すセンタマーク36と、螺合基準位置を示す溝34の前側の縁35とを有し、第1鏡筒11は回転範囲の両端でストッパ31にそれぞれ当接する2本のネジが挿入される2つ1組のネジ孔が3組設けられる。第1鏡筒11の後端面38が溝34の前側の縁35と一致するまでヘリコイドネジの螺合が進められ、そのときに第1鏡筒11の外周面13の左右に位置したネジ孔に2本のネジを挿入する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、プロジェクタ用投射レンズ鏡筒に関し、詳しくは、フォーカスレンズの光軸と他のレンズ群の光軸とのズレを最小にして組み立てるようにしたレンズ鏡筒に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、プロジェクタではズームレンズを搭載して投映画像サイズを変化させることができるようにしたものが多く、必然的にレンズ枚数が多くなる。また、複雑な形状であっても比較的容易且つ安価に製造でき、製品重量も軽くなることから樹脂成形によるプラスチック鏡胴が用いられることが多い。複数枚のレンズ及びプラスチック鏡胴などによって、レンズ群全体としての偏芯精度を確保することが難しくなり、スクリーン上に投映された画像の画質が劣化してしまう。
【0003】
前記複数枚のレンズは、それぞれが光軸を中心にして自由に回転した位置で鏡胴内に組込まれるので、1枚1枚のレンズが最も偏芯量の少ない位置(姿勢)で組込まれるとは限らず、総合的な偏芯量は増大される。そこで、鏡胴のレンズ受け面に凸部を設け、レンズのフランジ面に形成された凹部を嵌合させて、それぞれのレンズが決められた位置で鏡胴内に組込まれるようにしたレンズ装置が下記特許文献1に記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2007−178497号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、前記特許文献1記載のレンズ装置は、レンズの歪みが少ない位置に位置決め部を形成したものであり、組み上がった状態でのレンズ鏡胴の偏芯を調整することはできない。特に、前群レンズを前後させてフォーカス調整を行うプロジェクタ用投射レンズなど、前群レンズを回転させる構成のものは、回転によって前群レンズの光軸が後群レンズの光軸に対して移動し、光軸のズレが拡大する。従って、できるだけ光軸ズレが少ない位置で前群レンズと後群レンズを組み立てることが重要となる。しかし、前群レンズは組立後の回転角が所定の範囲となるように規制されなければならず、後群レンズへの組み付け位置が変わっても回転角の回転範囲は常に同じにしなければならない。
【0006】
本発明は上記の問題を解決するためのものであり、前群レンズと後群レンズの光軸ズレが最も小さくなる位置で前群レンズを後群レンズに組み付けるとともに、どの位置で組み付けられたとしても前群レンズの回転角が所定の角度範囲となるようにしたレンズ鏡筒を提案する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明によるレンズ鏡筒は、雌雄一対のN条ヘリコイドネジの一方を有し、フォーカスレンズ群が組み込まれる第1鏡筒と、前記一対のN条ヘリコイドネジの他方を有し、その他のレンズ群が組み込まれる第2鏡筒とが、N箇所の角度位置で自在に螺合するレンズ鏡筒であって、前記第2鏡筒は、前記第1鏡筒の回転範囲の中央位置を示すセンタマークと、前記第1鏡筒の回転を規制するストッパと、前記一対のN条ヘリコイドネジを螺合させるときの基準位置を示す螺合基準指標とを有し、前記第1鏡筒は、回転範囲の両端で前記ストッパにそれぞれ当接する2本の係止部材が挿入される2つで1組の挿通孔がN組設けられたことを特徴とする。
【0008】
前記ストッパは前記センタマークと同じ角度位置に設けられることが好ましい。前記螺合基準指標は前記第2鏡筒の外周面に形成された溝の前側の縁又は後側の縁であることが好ましい。前記1組を形成する2つの挿通孔は円周を2分する180°対称位置に設けられていることが好ましい。
【0009】
前記1組を形成する2つの挿通孔の一方は他方に対して、前記ヘリコイドネジのリード長×前記回転範囲の全角度÷360°で求められた距離だけ、レンズ光軸と平行な方向にずれていることが好ましく、前記1組を形成する2つの挿通孔のそれぞれを区別して認識可能とする挿通孔識別指標が少なくともどちらかの近傍に設けられていることが好ましい。前記ストッパ及び前記センタマークは、前記第2鏡筒の外周面に設けられるようにすると良い。前記Nが3であることが好ましい。
【0010】
前記第1鏡筒及び第2鏡筒が樹脂で形成されるときは、前記第1鏡筒には、前記N条ヘリコイドネジを螺合させるときの位置合わせに使用するN個のそれぞれ異なる螺合開始位置識別マークが、1条のヘリコイドネジのそれぞれに対応する位置に1個づつ設けられるようにすると良い。前記螺合開始位置識別マークは、1組を形成する2つの前記挿通孔の中間位置にそれぞれ設けられるようにすると良い。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、多条ヘリコイドネジによって後群レンズへの前群レンズの組み付け角度位置が複数選択可能となり、これによって前群レンズと後群レンズの光軸ズレが最も小さくなる位置で螺合させることができるとともに、選択可能ないかなる角度位置で組み付けが行われても、フォーカシングの為の前群レンズの回転角は所定の角度範囲となる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】本発明によるレンズ鏡筒の垂直方向の半断面図と水平方向の半断面図である。
【図2】レンズ鏡筒を上から見た図である。
【図3】レンズ鏡筒のストッパ位置での前から見た断面図である。
【図4】図2を下から見たときの側面図である。
【図5】図4と反対側の側面図である。
【図6】雌雄のヘリコイドの螺合を開始するときの説明用図面である。
【図7】第1鏡筒と第2鏡筒を嵌合させるときの説明用図面である。
【図8】第1鏡筒の回転角が120°の場合を説明する図面である。
【図9】別の実施形態を説明する図面である。
【図10】螺合開始位置識別マークを説明する図面である。
【図11】螺合開始位置識別マークとセンタマークの説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
図1及び図2に示すように、レンズ鏡筒10は、円周方向に等間隔で形成され互いに螺合する3条ヘリコイドネジの一方の雌ヘリコイドネジ14が内周面12に形成され、雌ヘリコイドネジ14より前側にフォーカスレンズ群15が組み付けられた第1鏡筒11と、雌ヘリコイドネジ14と螺合する雄ヘリコイドネジ24が外周面23に形成され、その他のレンズ群26〜29が組み込まれた第2鏡筒21とを備える。
【0014】
第2鏡筒21は、外周面23に第1鏡筒11の回転を規制するストッパ31が2本のネジ32によって固定される。雄ヘリコイドネジ24が形成された外周面23は第1鏡筒11の内周面12の内側に嵌入されるが、後端側に設けられたフランジ部22の近傍では外周面23より太径の外周面25が形成され、一部が内周面12と嵌合して第1鏡筒11の後端側を支持している。外周面25には全周に亘って溝34が形成され、溝34の前側の縁35が雌雄のヘリコイドネジを螺合させるときに第1鏡筒11の後端面38を合わせる基準位置を示す螺合基準指標となる。
【0015】
また、外周面25には溝34よりフランジ部22側にセンタマーク36が形成される。センタマーク36は、第1鏡筒11を回してフォーカシングする時の回転範囲の中央位置指標としての役目をする。また、レンズ鏡筒10を機器に取り付ける際に、センタマーク36が真上にくるようにする。
【0016】
図2及び図3に示すように、第1鏡筒11は、回転範囲の両端でストッパ31にそれぞれ当接する2本のネジ(係止部材)41,42が挿入される2つ1組のネジ孔(挿通孔)43,46が円周を2分する180°対称位置に形成され、ネジ孔43及びネジ孔46のそれぞれから120°と240°回転した位置にネジ孔44及び47と45及び48とが設けられる。なお、ネジ41,42は圧入ピンであっても良く、その場合、43〜48はネジ孔である必要はない。
【0017】
図2及び図4,5に示すように、2つ1組のネジ孔の一方であるネジ孔43,44,45は他方のネジ孔46,47,48に対して、前記ヘリコイドネジのリード長×前記回転範囲の全角度÷360°で求められた距離だけ、レンズ光軸と平行な方向にズレて設けられている。ここで、2本のネジ41,42は180°対称位置に形成されているネジ孔43及びネジ孔46に挿入されているのであるから、第1鏡筒11の回転角(回転範囲)は180°からストッパ31の幅寸法を除いた角度となるが、ここでは略180°として説明する。従って、ネジ孔43,44,45とネジ孔46,47,48のズレ量はリード長の略半分となる。
【0018】
第1鏡筒11の外周面13にはV溝(挿通孔識別指標)49が形成されており、ネジ孔46,47,48はV溝49上に設けられている。これによって、ネジ孔43,44,45とネジ孔46,47,48とが一目瞭然に判別でき、明確に区別して認識可能となる。
【0019】
次に、レンズ鏡筒10の組立手順及び作用・効果について説明する。図7に示すように、第1鏡筒11に第2鏡筒21を挿入する。雄ヘリコイドネジ24の前端側が雌ヘリコイドネジ14の後端側に当接したところで、フォーカスレンズ群15側から見て時計周りの方向に第1鏡筒11を回し、雄ヘリコイドネジ24と雌ヘリコイドネジ14とを螺合させる。
【0020】
第1鏡筒11の後端面38が第2鏡筒21に形成された溝34の前側の縁35と一致するところまでヘリコイドの螺合が進められ、一致したときに第1鏡筒11の中心を通る水平位置の左右に位置するネジ孔(例えば、43,46)にネジ41,42を挿入する。その状態でフォーカスレンズ群15の光軸と第2鏡筒21のその他のレンズ群26〜29の光軸のズレ量(光軸偏芯量)を測定する。この光軸偏芯量の測定をN条ヘリコイドネジの全ての組合せに対して実施し、もっとも光軸偏芯量の少ない組合せ位置で組み直してネジ41,42を挿入する。第1鏡筒11は、図3に示す矢印57の方向に回すと前側に繰り出され、矢印58の方向に回すと後側に繰り込まれて、フォーカス調整が行われるようになる。
【0021】
次に、3条ヘリコイドネジでフォーカス調整のための第1鏡筒11の回転角が120°の場合について説明する。
【0022】
図8に示すように、1条のヘリコイドネジに対するネジ41,42の位置は、第2鏡筒21のストッパ31に対して左(反時計回りの方向)右(時計回りの方向)に60°づつ回転させた位置になるので、ここにネジ孔43,46が形成される。3条ヘリコイドネジは、それぞれのヘリコイドネジが120°づつ回転した位置に形成されるので、他の組合せで螺合された場合のネジ孔44,45及び47,48の位置は、それぞれネジ孔43,46から120°と240°回転した位置となる。
【0023】
ここで、ネジ孔43と47、ネジ孔44と48、ネジ孔45と46がそれぞれ同じ回転角度位置となるが、2つ1組のネジ孔の一方であるネジ孔43,44,45は他方のネジ孔46,47,48に対して、ヘリコイドネジのリード長×120°(回転範囲の全角度)÷360°=リード長×1/3だけ、後方に設けられるので、前後に並んで形成されている。
【0024】
前記雌雄一対のヘリコイドネジ14,24は3条ネジに限定されることはなく、2本以上の多条ネジであれば良いが、組み合わせ数は多いほど細かい偏芯調整ができる。しかし、あまり多くなるとネジのリードが立ってくるので、フォーカスレンズの繰り出し量や回転角、偏芯精度などを鑑みて、適宜、最良な本数を選択することが望ましい。
【0025】
次に、第1鏡筒及び第2鏡筒を樹脂成形した場合について説明する。前記実施形態と同じものは同じ符号を付して説明を省略する。
【0026】
図9及び図10に示すように、第1鏡筒51の外周面13には螺合開始識別マーク54〜56が120°間隔で設けられている。螺合開始識別マーク54〜56には、それぞれA,B,Cの文字が刻まれ、3条のヘリコイドネジが識別できるようになっている。この螺合開始識別マーク54〜56は、それぞれ、1組のネジ孔43,46、44,47、45,48の中間位置に形成されており、回転範囲の中央位置を示す指標にもなっている。
【0027】
まず、螺合開始識別マーク54を選択し、センタマーク36に位置合わせしてヘリコイドネジの螺合を開始する。第1鏡筒51の後端面38が第2鏡筒52に形成された溝34の前側の縁35と一致するところまでヘリコイドの螺合を進めると(図1参照)、螺合開始識別マーク54がセンタマーク36に対向する位置となる(図11参照)。このとき、第1鏡筒51の中心を通る水平位置の左右に位置するネジ孔43,46が位置しており、ここにネジ41,42を挿入する。その後、この状態でフォーカスレンズ群15の光軸と第2鏡筒21のその他のレンズ群26〜29の光軸のズレ量(光軸偏芯量)を測定する。
【0028】
次に、螺合開始識別マーク55を選択してセンタマーク36に位置合わせし、ヘリコイドネジの螺合を開始、第1鏡筒51の後端面38が第2鏡筒52に形成された溝34の前側の縁35と一致するところまでヘリコイドの螺合を進める。螺合開始識別マーク55がセンタマーク36に対向する位置となり、第1鏡筒51の左右に位置するネジ孔44,47にネジ41,42を挿入する。その後、光軸偏芯量を測定する。続いて、螺合開始識別マーク56を選択して、同じ手順により、そのときの光軸偏芯量を測定する。
【0029】
こうして全ての組合せにおけるそれぞれの光軸偏芯量が測定され、この中で最もズレ量の小さい組合せ位置が判明する。その位置が、例えば、螺合開始識別マーク55を選択したときであれば、螺合開始識別マーク55、即ちマークBをセンタマーク36に合わせてヘリコイドネジの螺合をすれば良く、その後の量産組立は光軸偏芯量の測定を行う必要がなくなる。この光軸偏芯量が最も小さくなる螺合位置の測定は成形する金型毎に行われ、同じ金型のものは同じ位置で組立を行えば良い。
【0030】
なお、螺合開始識別マーク54〜56は、金型による成形文字でも、刻印でも良く、あるいはマジックペンや罫書き棒で書いて良い。また、その位置は、ネジ41,42を挿入したネジ孔の脇でも良い。更に、1ヶ所のみに印字することでも良い。
【符号の説明】
【0031】
10 レンズ鏡筒
11,51 第1鏡筒
12 内周面
13,23,25 外周面
14 雌ヘリコイドネジ
15 フォーカスレンズ群
21,52 第2鏡筒
22 フランジ部
24 雄ヘリコイドネジ
26〜29 その他のレンズ群
31 ストッパ
32 ネジ
34 溝
35 前側の縁
36 センタマーク
38 後端面
41,42 ネジ(係止部材)
43,44,45 一方のネジ孔(挿通孔)
46,47,48 他方のネジ孔(挿通孔)
49 V溝(挿通孔識別指標)
54〜56 螺合開始識別マーク

【特許請求の範囲】
【請求項1】
雌雄一対のN条ヘリコイドネジの一方を有し、フォーカスレンズ群が組み込まれる第1鏡筒と、前記一対のN条ヘリコイドネジの他方を有し、その他のレンズ群が組み込まれる第2鏡筒とが、N箇所の角度位置で自在に螺合するレンズ鏡筒であって、
前記第2鏡筒は、前記第1鏡筒の回転範囲の中央位置を示すセンタマークと、前記第1鏡筒の回転を規制するストッパと、前記一対のN条ヘリコイドネジを螺合させるときの基準位置を示す螺合基準指標とを有し、
前記第1鏡筒は、回転範囲の両端で前記ストッパにそれぞれ当接する2本の係止部材が挿入される2つで1組の挿通孔がN組設けられたことを特徴とするレンズ鏡筒。
【請求項2】
前記ストッパは前記センタマークと同じ角度位置に設けられることを特徴とする請求項1記載のレンズ装置。
【請求項3】
前記螺合基準指標は前記第2鏡筒の外周面に形成された溝の前側の縁又は後側の縁であることを特徴とする請求項1又は2記載のレンズ装置。
【請求項4】
前記1組を形成する2つの挿通孔は円周を2分する180°対称位置に設けられていることを特徴とする請求項1〜3いずれか記載のレンズ装置。
【請求項5】
前記1組を形成する2つの挿通孔の一方は他方に対して、前記ヘリコイドネジのリード長×前記回転範囲の全角度÷360°で求められた距離だけ、レンズ光軸と平行な方向にずれていることを特徴とする請求項1〜4いずれか記載のレンズ装置。
【請求項6】
前記1組を形成する2つの挿通孔のそれぞれを区別して認識可能とする挿通孔識別指標が、少なくともどちらかの近傍に設けられていることを特徴とする請求項5記載のレンズ装置。
【請求項7】
前記ストッパ及び前記センタマークは、前記第2鏡筒の外周面に設けられたことを特徴とする請求項1〜6いずれか記載のレンズ装置。
【請求項8】
前記Nが3であることを特徴とする請求項1〜7いずれか記載のレンズ装置。
【請求項9】
前記第1鏡筒及び第2鏡筒は樹脂成形されるとともに、
前記第1鏡筒には、前記N条ヘリコイドネジを螺合させるときの位置合わせに使用するN個のそれぞれ異なる螺合開始位置識別マークが、1条のヘリコイドネジのそれぞれに対応する位置に1個づつ設けられたことを特徴とする請求項1〜8いずれか記載のレンズ装置。
【請求項10】
前記螺合開始位置識別マークは、1組を形成する2つの前記挿通孔の中間位置にそれぞれ設けられることを特徴とする請求項9記載のレンズ装置。


【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate

【図10】
image rotate

【図11】
image rotate


【公開番号】特開2013−73215(P2013−73215A)
【公開日】平成25年4月22日(2013.4.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−214617(P2011−214617)
【出願日】平成23年9月29日(2011.9.29)
【出願人】(306037311)富士フイルム株式会社 (25,513)
【Fターム(参考)】