説明

ローダ作業装置

【課題】フロントローダの油圧ホースを楽な姿勢で着脱作業できるローダ作業装置を提供すること。
【解決手段】フロントローダ2の基部の左右方向両側のサイドフレーム19が走行車両1の車体3の左右方向両側に起立状に設置されたメインフレーム14に着脱可能に連結されることによって、走行車両1の車体3前部にフロントローダ2が着脱可能に装備され、前記走行車両1の車体3側に設けられたコントロールバルブ12からフロントローダ2の複数の油圧機器26,29に圧油を供給する圧油供給経路が複数本の金属パイプ31とこの金属パイプ31に接続具32を介して着脱可能に接続される複数本の油圧ホース33とで構成され、該金属パイプ31の接続具32側の端部が支持具34を介して前記メインフレーム14の後方で車体3とメインフレーム14との間に配置されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、トラクタ等の走行車両にフロントローダ等の作業装置を着脱可能に装着してなるローダ作業装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、トラクタの車体の前部にフロントローダを着脱可能に装着したものがある(例えば、特許文献1参照)。この場合、トラクタの車体前部の左右両側に起立状に設置されたメインフレームにフロントローダの基部のサイドフレームを着脱可能に連結している。フロントローダは、左右一対のサイドフレームと、このサイドフレームの上端に基部を水平軸回りで回動可能に枢着された左右一対のブームと、このブームの先端に水平軸回りで回動可能に枢着されたバケットとを備えており、サイドフレームの上下方向中間部とブームの途中下部との間にはブームシリンダが取り付けられており、また、ブームの途中上部とバケットとの間にはバケットシリンダが取り付けられている。
【0003】
上記ブームシリンダ及びバケットシリンダは、コントロールバルブによって伸縮動作され、ブームを昇降動作させたり、バケットをスクイ・ダンプ動作させるものである。
上記コントロールバルブは、運転席の側部下方に配置され、運転席の側部に配置された操作レバーによって操作される。
上記コントロールバルブとフロントローダのブームシリンダ及びバケットシリンダとは複数本の金属パイプとこの金属パイプに接続具を介して着脱可能に接続された複数本の油圧ホースとで接続されており、この金属パイプと油圧ホースとを接続している接続具は、前記メインフレーム及びサイドフレームの内側に配設されていた。
【特許文献1】特開2008−13993号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
トラクタからフロントローダを着脱する際に、金属パイプと油圧ホースとを接続具の位置で分離又は接続されるが、従来、接続具の設置位置は、メインフレーム及びサイドフレームの内側に隠れた位置とされていた。そのため、フロントローダの着脱時、接続具を着脱する際、作業者が両手をメインフレーム及びサイドフレームの前後両側から回して、即ち、メインフレーム及びサイドフレームを抱き込むような作業姿勢で分離又は接続作業をすることになり、作業姿勢が悪く、作業者の負担が増加していた。
そこで、本発明は、フロントローダの油圧ホースを楽な姿勢で着脱作業できるローダ作業装置を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
前記目的を達成するために本発明は、フロントローダの基部の左右方向両側のサイドフレームが走行車両の車体の左右方向両側に起立状に設置されたメインフレームに着脱可能に連結されることによって、走行車両の車体前部にフロントローダが着脱可能に装備され、
前記走行車両の車体側に設けられたコントロールバルブからフロントローダの複数の油圧機器に圧油を供給する圧油供給経路が複数本の金属パイプとこの金属パイプに接続具を介して着脱可能に接続される複数本の油圧ホースとで構成され、該金属パイプの接続具側の端部が支持具を介して前記メインフレームの後方で車体とメインフレームとの間に配置されている。
【0006】
この構成によれば、金属パイプと油圧ホースとの着脱作業時、メインフレームを前後両側から抱き込んで着脱作業をする必要がなく、メインフレームの後方側からだけで容易に着脱作業することができ、作業姿勢が良くなり、作業者の負担を軽減することができる。
そして、前記支持具が車体に取り付けられ、前記接続具がメインフレームの後部側に露出して配置されている。この構成によれば、金属パイプと油圧ホースとの着脱作業をメインフレームの後方側から一層容易に実施することができる。
また、前記走行車両の車体の前部にはボンネットが取り付けられており、該ボンネットの後端上部に燃料注入口が設けられており、この燃料注入口よりも前側にメインフレームが起立状に配置され、前記接続具が前後方向において前記燃料注入口に対応配置されている。
【0007】
この構成によれば、メインフレームの後側に少なくとも燃料注入口の前後方向幅に相当する作業スペースが確保でき、金属パイプと油圧ホースとの着脱作業をメインフレームの後部側から行う際の作業性をさらに向上させることができる。
また、前記油圧ホースの接続具側の端部が、複数本の油圧ホースを縦一列配置で保持する保持具によって保持され、この保持具には金属パイプから分離した後の油圧ホースをフロントローダに係止させる係止部が設けられている。
この構成によれば、ボンネットとメインフレームとの間の空間に金属パイプ及び油圧ホースを整然と整列させて配置することができ、フロントローダを走行車両から分離した場合でも、フロントローダ側の油圧ホースをフロントローダに整然と係止させておくことができる。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、フロントローダの油圧ホースを楽な姿勢で着脱作業できるローダ作業装置を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1及び図2において、本発明に係るローダ作業装置は、トラクタ(走行車両)1の前部にフロントローダ2を装着している。トラクタ1の車体3は、エンジンEの後部にクラッチハウジングKを連結し、このクラッチハウジングKの後部に車体ボックスBを介してミッションケースMを連結して構成されており、前記エンジンEから前方へ前車軸フレームFが突出され、この前車軸フレームFに前車軸ケースを介して左右前輪5が懸架され、ミッションケースMから左右に後車軸ケースが設けられ、この後車軸ケースに左右後輪6が懸架されている。
【0010】
前車軸フレームF上には、バッテリー、ラジエータ、その他の付属機器類、補機類等が搭載され、これらは、ボンネット4で被覆されている。
前車軸フレームFの後部とクラッチハウジングKとに亘って取付フレームGがボルト固定され、この取付フレームGの後部に連結フレームCを介して補強フレームAが連結され、この補強フレームAの後部がミッションケースMに連結され、これらによって車体3を補強している。連結フレームCは、車体ボックスBに連結してもよい。
車体3の後部左右両側には、後輪6の内側及び上部を覆う後輪フェンダ7がそれぞれ設けられ、これら左右一対の後輪フェンダ7の間には運転席8が設けられ、運転席8の前方には、操縦ハンドル9を含む操縦部10が設けられている。
【0011】
前輪5は、操縦ハンドル9によりパワーステアリング装置等を介して操向操作される構成とされている。後輪6は、前記エンジンEからクラッチ及びミッション、推進軸、後輪デフ装置等を経由して駆動力が伝達される構成とされている。なお、エンジンEの駆動力は前輪5にも伝達する構成とされていてもよい。
左右一対の後輪フェンダ7の下端部間には、フロアシート11が設けられている。該フロアシート11は、操縦部10及び運転席8の下方まで延設されている。運転席8の下方であって一方の後輪フェンダ7(本実施形態においては右側方)の内方側には、コントロールバルブ12が設けられている。運転席8の右側方に該コントロールバルブ12を操作するためのコントロールレバー13が配備されており、該コントロールレバー13は、ロッドを介してコントロールバルブ12のスプール部に連結されている。
【0012】
トラクタ1の車体3の中途部左右両側には、図3、図4に示すように、フロントローダ2の基部を装着するためのメインフレーム14が起立状に設けられている。このメインフレーム14は、鋳鋼品で1枚板(厚板)として一体形成され、取付フレームGから左右方向外方突出状に配置された支持台15の左右方向外端部側に溶接等によって固着されて起立状に設けられている。支持台15は、左右方向の軸芯を有する円筒状の管材からなる。該支持台15の左右方向中途部に板材等からなる取付ブラケット16が溶接等によって固着され、この取付ブラケット16に外側補強板Dの前端がボルト等の締結具によって取付固定されている。外側補強板Dの後端は、補強フレームAの中途部又は後車軸ケースに連結されている。
【0013】
メインフレーム14の上部には、図3、図4に示すように、左右方向のピン孔を有する円筒状のボス部17が一体に設けられており、また、上下方向中途部の前部に、上方に開放状の円弧状受け凹部を有する受部18が一体に設けられている。
上記メインフレーム14は、フロントローダ2のサイドフレーム19を車体3の前後方向中途部に着脱自在に連結するために車体3の両側面に前記支持台15及び取付フレームGを介して取り付けられている。
サイドフレーム19は、フロントローダ2を車体3に前記メインフレーム14を利用して着脱自在に連結するためにブーム20の後端に設けられている。なお、サイドフレーム19は、メインフレーム14を内外両側から挟むように装着され、そのために、2枚の板材で構成され、この2枚の板材は、その間に介在させた連結板19a(図3参照)によって溶接等で連結されている。
【0014】
サイドフレーム19の下端には、メインフレーム14の受部18に係合する係合ピン21が一体に固着されており、また、サイドフレーム19の上下方向中途部の後面側には、メインフレーム14のボス部17と対応するピン孔を有する円筒状のボス部22が一体に設けられている。
そして、メインフレーム14の受部18をサイドフレーム19の係合ピン21に係合させた状態で、両方のボス部17,22を一致させ、そこに連結ピン23を挿通することによって、フロントローダ2をトラクタ1に連結することができる。また、該連結ピン23を抜き取ることにより、フロントローダ2がトラクタ1から切り離し可能とされている。
【0015】
フロントローダ2のブーム20は、図1に示すように、長手方向中央部で屈曲されて上側に凸となる山形状に形成されていると共に、前後の端部から長手方向中央部に行くに従って上下幅が漸次幅広となるように形成されている。そして、ブーム20は、全体が鋼板等金属製板材によって略角形筒形状に構成されている。また、ブーム20は、左右一対設けられていて、ボンネット4の左右両側に配置されている。一対のブーム20は、その前部側において、連結パイプ24によって相互に連結されている。
ブーム20は、その基端側(後端側)がピン25によって一対のサイドフレーム19の上部に左右方向の軸芯回りに回動自在に枢支連結されていて上下揺動自在とされている。
【0016】
また、ブーム20の長手方向中途部下面と、左右各サイドフレーム19の上下方向中途部とに亘って複動式油圧シリンダからなるブームシリンダ26が介装され、この左右ブームシリンダ26の伸縮動作によってブーム20が上下に揺動可能とされている。
また、ブーム20の先端には作業具(バケット)27の背面下部がピン28によって左右方向の軸芯回りに揺動可能に枢支連結されている。作業具27の背面上部と、ブーム20の長手方向中途部上面との間には、複動式油圧シリンダからなる作業具シリンダ(バケットシリンダ)29が介装されており、この作業具シリンダ29の伸縮動作によって作業具27が上下揺動可能(スクイ・ダンプ動作可能)とされている。
【0017】
ブーム20の先端側下面には、スタンド30(図1参照)が取り付けられている。このスタンド30は、フロントローダ2がトラクタ1から切り離されるときに、作業具9を接地させた状態でブーム20を支えて自立保持させるためのものである。なお、スタンド30は、フロントローダ2がトラクタ1に連結されたときには、ブーム20の先端側下面に収納保持可能とされている。
上記ブームシリンダ26及び作業具シリンダ29の伸縮動作は、運転席8の右側に配備されたコントロールレバー13を操作することにより、該運転席8の下部に設けたコントロールバルブ12を操作することによって行われる。
【0018】
上記コントロールバルブ12とフロントローダ2のブームシリンダ26及び作業具シリンダ29とはコントロールバルブ12側の複数本(4本)の金属パイプ31と、この金属パイプ31に接続具32を介して着脱可能に接続されたフロントローダ2側の油圧ホース33とで接続されている。この金属パイプ31と油圧ホース33とを接続している接続具32は、トラクタ1の左右方向一側(右側)において、ボンネット4と前記メインフレーム14及びサイドフレーム19の内側との間を通して配設されている。この接続具32は、雄側と雌側とからなるもので、例えば、ワンタッチ方式で簡単に着脱できる公知のホースカプラーが採用可能である。
【0019】
金属パイプ31の接続具32側の端部は、図1、図3、図5に示すように、支持具34を介して前記メインフレーム14の後方で車体3に取り付けられている。支持具34は、主要部が長方形の板状部材からなり、この板状部材の長手方向に沿って複数個(4個)の挿通孔34aが縦一列で僅かな間隔で等間隔に形成されており、各挿通孔34aには金属パイプ31が1本ずつ挿通される。支持具34の上端には、トラクタ1の車体3の一部の側面に取付けるためのブラケット部34bが一体に設けられている。
フロアシート11の前端側は、図3に示すように、斜め上に屈曲傾斜させて延長され、車体3の側面(エンジンE又はクラッチハウジングKの側面)に左右方向外側へ突出して設置された支持部材37の上面にボルト38で固定支持されている。支持具34の上端のブラケット部34bは、前記支持部材37の後面側にボルト39で固着されている。
【0020】
金属パイプ31は、フロアシート11の下側を通して配設しており、その前端側では斜め上方に屈曲傾斜して延長されて支持具34に挿通支持されている。そのため、支持具34は、前後方向に斜めに傾斜させて車体3の側面の前記支持部材37に取付けてあり、これによって、支持具34の挿通孔34aは、金属パイプ31を前後方向に向けて縦一列で挿通支持するように開口形成している。
また、接続具32は、メインフレーム14の後部側に側面視で露出して配置されている。なお、トラクタ1の車体3の前部には、ボンネット4が取り付けられており、該ボンネット4の後端上部に燃料注入口35が設けられている。この燃料注入口35よりも前側にメインフレーム14が起立状に配置されている。前後方向において、接続具32は、燃料注入口35に略対応しており、燃料注入容易な位置、ホース接続容易な位置に配置されている。
【0021】
また、油圧ホース33の接続具32側の端部は、複数本(4本)の油圧ホース33を縦一列配置で保持する保持具36によって保持されている。この保持具36には、金属パイプ31から分離した後の油圧ホース33をフロントローダ2の一部、例えば、サイドフレーム19の一部に設けられたフック部(図示省略)に係止させる係止部36aが設けられている。保持具36は、長方形の板状部材からなり、この板状部材の長手方向には、油圧ホース33を1本ずつ挿通する挿通孔36bが縦一列で複数個(4個)が僅かな間隔で等間隔で形成されており、各挿通孔36bに油圧ホース33を1本ずつ挿通することで複数本の油圧ホース33を縦一列配置で整列保持させるようにしている。
【0022】
油圧ホース33の他端は、ブーム20の長手方向中途部でブーム20の下面に沿って配設された油圧配管パイプ(図示省略)に弛みを持たせて接続(ブーム20の上下揺動時のホース長さの変化を見込んだ長さで接続)されている。この油圧配管パイプは、左右のブーム20を連結している連結パイプ24の位置で左右に分岐されて左右のブーム20に設置されているブームシリンダ26及び作業具シリンダ29にそれぞれ接続されている。
本発明の実施形態は、以上の構成からなり、次のその動作を説明する。
トラクタ1の走行及びフロントローダ2の操作は、運転者が運転席8に着座して操縦部10を所定の順序で操作することにより行われる。そして、フロントローダ2をトラクタ1から分離するときには、先ず、作業具を接地させてからスタンド30を出して立てておき、次に、メインフレーム14とサイドフレーム19とのボス部17,22の連結ピン23を引き抜き、続いて、作業具シリンダ29を収縮動作させて、サイドフレーム19の係止ピン21をメインフレーム14の受部18から浮かせて離脱させ、最後に、接続具32の位置で金属パイプ31から油圧ホース33を分離させる。これで分離作業は終了する。また、フロントローダ2をトラクタ1に連結する場合は、トラクタ1をフロントローダ2に近付けて、先ず、油圧ホース33を金属パイプ31に接続具32の位置で接続し、作業具シリンダ29を伸張動作させてサイドフレーム19の係止ピン21をメインフレーム14の受部18に向けて降下させることにより係合させ、さらに、メインフレーム14のボス部17とサイドフレーム19のボス部22とを合致させ、連結ピン23を差し込む。これにより、フロントローダ2の連結は終了する。
【0023】
上記フロントローダ2をトラクタ1に対して分離又は連結するとき、金属パイプ31に対して油圧ホース33を接続具32の位置で着脱する作業が行われる。その際、本発明の構成によれば、メインフレーム14を前後両側から抱き込んで着脱作業をする必要がなく、メインフレーム14の後方側からだけで容易に着脱作業することができ、作業姿勢が良くなり、作業者の負担を軽減することができる。
本発明の実施形態は、以上であるが、本発明は、この実施形態にのみ制約されるものではなく、種々変形して実施することもできる。例えば、支持具34は、メインフレーム14側に取り付けてもよい。また、油圧配管は、4本の場合を例示しているが、フロントローダ2に設置される油圧機器の設置数に合わせて設けられるものである。
【図面の簡単な説明】
【0024】
【図1】本発明の実施形態を示すローダ作業装置の全体側面図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】図1におけるメインフレーム付近の拡大側面図である。
【図4】図2におけるメインフレーム付近の拡大平面図である。
【図5】図1における油圧配管系統の拡大側面図である。
【符号の説明】
【0025】
1 トラクタ(走行車両)
2 フロントローダ
3 車体
4 ボンネット
5 前輪
6 後輪
7 後輪フェンダ
8 運転席
9 操縦ハンドル
10 操縦部
11 フロアシート
12 コントロールバルブ
13 コントロールレバー
14 メインフレーム
15 支持台
16 取付ブラケット
17 ボス部
18 受部
19 サイドフレーム
20 ブーム
21 係止ピン
22 ボス部
23 連結ピン
24 連結パイプ
25 ピン
26 ブームシリンダ
27 作業具(バケット)
28 ピン
29 作業具シリンダ(バケットシリンダ)
30 スタンド
31 金属パイプ
32 接続具
33 油圧ホース
34 支持具
35 燃料注入口
36 保持具

【特許請求の範囲】
【請求項1】
フロントローダの基部の左右方向両側のサイドフレームが走行車両の車体の左右方向両側に起立状に設置されたメインフレームに着脱可能に連結されることによって、走行車両の車体前部にフロントローダが着脱可能に装備され、
前記走行車両の車体側に設けられたコントロールバルブからフロントローダの複数の油圧機器に圧油を供給する圧油供給経路が複数本の金属パイプとこの金属パイプに接続具を介して着脱可能に接続される複数本の油圧ホースとで構成され、該金属パイプの接続具側の端部が支持具を介して前記メインフレームの後方で車体とメインフレームとの間に配置されていることを特徴とするローダ作業装置。
【請求項2】
前記支持具が車体に取り付けられ、前記接続具がメインフレームの後部側に露出して配置されていることを特徴とする請求項1に記載のローダー作業装置。
【請求項3】
前記走行車両の車体の前部にはボンネットが取り付けられており、該ボンネットの後端上部に燃料注入口が設けられており、この燃料注入口よりも前側にメインフレームが起立状に配置され、前記接続具が前後方向において前記燃料注入口に対応配置されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のローダー作業装置。
【請求項4】
前記油圧ホースの接続具側の端部が、複数本の油圧ホースを縦一列配置で保持する保持具によって保持され、この保持具には金属パイプから分離した後の油圧ホースをフロントローダに係止させる係止部が設けられていることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載のローダー作業装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2010−37810(P2010−37810A)
【公開日】平成22年2月18日(2010.2.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−201909(P2008−201909)
【出願日】平成20年8月5日(2008.8.5)
【出願人】(000001052)株式会社クボタ (4,415)
【Fターム(参考)】