説明

ローラポンプ

【課題】ローラポンプの後方にスペースを必要とすることなく、ローラポンプを装置回路に収容することができ、さらには軟質チューブを安全かつ確実に装着し、また洗浄等の衛生面においても改善されたローラポンプを提供する。
【解決手段】モータ7をモータケース4に回動自在に軸支することでロータ9とステータ12との隙間を拡縮自在にすると共に、ロータ9の上部を覆うカバー33の開閉に従って回動する可動ローラ34の外周に一端を連結した案内ベルト38の他端をモータ7に結合してなり、カバー33を開く動作に従動して案内ベルト38がモータ7を押出すことで該モータが傾倒することにより、ロータ12がステータ12との隙間を広げる方向へ移動し、カバー33を閉じる動作に従動して案内ベルト38がモータ7を引張ることで該モータが起立することにより、ロータ9がステータ12との隙間を狭める方向へ移動するようにした。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、人工透析装置又は血液処理装置等の体液又は補充液等を装置回路の経路に流通する際に使用するローラポンプに係り、このポンプのロータとステータ間にチューブをワンタッチで装着できるようにしたローラポンプに関するものである。
【背景技術】
【0002】
人工透析装置、血液処理装置等の体液又は補充液を装置回路の経路に流通する際に使用するローラポンプの基本的構成は、ステータをなす周状の固定壁と、その中心に設けられたモータの駆動軸に連結して回転するロータと、該ロータに配設された複数個のローラとを有するものであり、回路中のチューブを固定壁とローラとの隙間に挿入して、各ローラによってチューブに対する圧閉箇所を作りながら固定壁に沿って移動させることにより、チューブ内の液を輸送するものである。
【0003】
このようなローラポンプの従来例として特許文献1をあげる。この文献のローラポンプは、図5又は図6に示すように、支持ベース51に固定されたモータ52の回転軸53にロータ50を取り付けたもので、このロータ50は上下に間隔を設けたロータ板54a、54b間に複数のローラ55、55…を同心円上に等間隔で軸設したものである。
【0004】
また、少なくとも2つ以上のローラ55で軟質性チューブTを圧迫するようにした固定壁57を有するステータ58を支持ベース51に沿って後方にスライド可能にする一方、ロータ50を覆う蓋63をステータ58に支持回転体60を介して軸支し、該支持回転体60と支持ベース51とを互いに噛合機構により係合するようにしている。この噛合機構は、支持回転体60の外周に設けられたギヤ60aに噛合する歯付ベルト61の一端を該支持回転体60にネジ62で固定すると共に、該固定位置においてネジ62で蓋63の端部を固定する一方、歯付ベルト61の他端を支持ベース51の固定子64に固定した構成とし、蓋63の開閉に伴なう支持回転体60の回動と連動してステータ58をロータ50から離間したり、接近したりする方向へ移動するようにしている。
【特許文献1】実開平6−14482号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、上記の特許文献1の構成においては、ローラポンプのステータ58とロータ50との隙間に軟質性チューブTを装着したり取り外したりする際、蓋63の開閉に伴なう支持回転体60の回動と連動してステータ58が後方へ移動する。このため、ローラポンプを装置回路に収容するには、ローラポンプの後方にステータ58が移動するだけのスペースSが必要になるが、小型化の傾向にある装置回路内にローラポンプの設置スペースを確保することは、設計上困難である。
【0006】
本発明は、上記のようにローラポンプの後方にスペースを必要とすることなく、ローラポンプを装置回路に収容することができ、さらには軟質チューブを安全かつ確実に装着し、また洗浄等の衛生面においても改善されたローラポンプを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の目的を達成するために、本発明における請求項1のローラポンプは、ポンプ本体の下部に設けられたモータケースと該モータケースに収容されたモータと該モータの回転軸に着脱自在に装着して回転するロータと該ロータの周囲に回転自在に設けられた複数個のローラと各ローラの周軌道の外周にて軟質チューブを狭圧する固定壁を備えたステータとを有するローラポンプであって、前記モータを前記モータケースに回動自在に軸支することで前記ロータと前記ステータとの隙間を拡縮自在にすると共に、前記ロータの上部を覆うカバーの開閉に従って回動する可動ローラの外周に一端を連結した案内ベルトの他端を前記モータに結合してなり、前記カバーを開く動作に従動して前記案内ベルトが前記モータを押出すことで該モータが傾倒することにより、前記ロータが前記ステータとの隙間を広げる方向へ移動して軟質チューブを装着するための空間を形成する一方、前記カバーを閉じる動作に従動して前記案内ベルトが前記モータを引張ることで該モータが起立することにより、前記ロータが前記ステータとの隙間を狭める方向へ移動して前記ロータと前記ステータとの間に装着した軟質チューブを狭圧するようにしたことを特徴とする。
【0008】
また、本発明の請求項2のローラポンプは、請求項1において、前記カバーを開いた状態にしたとき、前記モータの回転軸から前記ロータを手作業で着脱自在としたことを特徴とする。
【0009】
さらに、本発明の請求項3のローラポンプは、請求項1又は2において、前記ポンプ本体の前端部に起立した板バネからなるフックが設けられ、前記ロータの上部に閉じた状態にした前記カバーの端部を前記フックで係止するようにしたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
以上説明したように、本発明のローラポンプにおいては、モータをモータケースに回動自在に軸支すると共に、ロータの上部を覆うカバーの開閉に従って回動する可動ローラに固定した案内ベルトの端部をモータに結合することにより、カバーを開く動作に従動して案内ベルトを介してモータが傾倒し、これによってロータとステータとの隙間を広げる構成としてあるため、軟質チューブを安全かつ確実に装着しやすくする一方、カバーを閉じる動作に従動して案内ベルトを介してモータが起立することにより、ロータとステータとの隙間を狭め、装着した軟質チューブを狭圧することができる。
【0011】
このような構成において、従来装置の場合は、ステータを後方へ移動することにより、ロータとステータとの隙間を広げる構成としていたのであるが、本発明によれば、ステータは固定した構造であり、モータの傾倒によってロータを移動することにより、ロータとステータとの隙間を広げる構造としている。
【0012】
しかも、そのようなモータの傾倒はカバーの開閉に伴って自動的に行われるため、動力を要することなく、用手でロータの移動を行うことが可能となる。また、ポンプ本体の前端部に起立した板バネからなるフックを設けてあるため、ロータの上部に閉じた状態にしたカバーの端部をフックで係止することによって、ローラポンプの使用中は回転するロータに手が触れない構造とすることができ、安全性に優れた構造化が可能となる。
【0013】
また、このような構造のローラポンプは全体外形の変動がないため、従来装置のようにローラポンプの後方にステータの移動スペースが不要となり、このローラポンプを人工透析装置又は血液処理装置等の筐体に取り付ける場合、狭隘な場所への設置が可能となり、装置の小型化にも有益である。
【0014】
また、本発明のローラポンプにおいて、カバーを開いた状態にしたとき、モータの回転軸からロータを手作業で着脱自在としたことにより、ロータは用手でそのまま持ち上げることによってモータの回転軸から抜き出すことができる。従って、洗浄の際には、ロータを取り外したポンプ本体の空室内部を拭き取り、取り外したロータはそのまま水洗いすることが可能となり、容易に洗浄或いは消毒が可能であり、ローラポンプの衛生的な使用に有益となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。
【実施例1】
【0016】
本実施例のローラポンプは、図1に示すように、ポンプ本体2を人工透析装置又は血液処理装置等の筐体3に取り付けた状態にして、該ポンプ本体2を筐体3の上部に露出し、ポンプ本体2の下部に設けられたモータケース4を筐体3の内部に収納するようにしたものである。
【0017】
このようなローラポンプについて詳細に述べると、図2に示すように、ポンプ本体2の下部に設けられたモータケース4は離間した両側板5、5を有し、モータ7の下部に設けられた支軸6の両端を両側板5、5の下部の係止穴8、8に係止することにより、図1に示すように、モータ7の上部を支軸6周りに回動可能としている。このような構成によりモータ7は支軸6を中心にして前後方向へ傾倒し、元の起立状態に復帰することができる。
【0018】
また、図3又は図4に示すように、ポンプ本体2の内部にはロータ9を収容するための空室10が設けられ、該空室10の周囲は固定壁11を有するステータ12として形成されている。ステータ12の前部両側には軟質チューブTのコネクタ13を係止するための係止溝14、14が設けられている。この係止溝14はコネクタ13を上方から落としこむことによって該コネクタ13を嵌合する形状にされているため、係止溝14にコネクタ13を係止すると、前後方向には移動しない固定された状態となる。
【0019】
さらに、各係止溝14の後方には軟質チューブTを挿着する挿着溝15が形成され、各挿着溝15はステータ12の固定壁11の内側に向かって開放されている。このような各挿着溝15の途中には、側部から穿設された小穴16を有し、該小穴16には端部をネジ17で止めたバネ18を介してボール19が収容され、該ボール19が挿着溝15の壁部から突出することによって該挿着溝15に挿着された軟質チューブTの側部を係止し、軟質チューブTの抜け止めとして作用する。
【0020】
この軟質チューブTは両側のコネクタ13、13を介して回路チューブ20の途中に接続され、回路チューブ20よりはやや大径であって弾性を有する。この軟質チューブTを湾曲形状に曲げてステータ12の固定壁11に沿って装着することとなる。
【0021】
図1又は図3において、上記のモータ7の回転軸21は上方を向いた状態でステータ12内の空室10の略中央に突出され、この回転軸21にロータ9が取り付けられる。ロータ9は中心軸部22の上下部に離間して上部円板23と下部円板24とが固定されてなり、これらの上部円板23と下部円板24との間には中心軸部22の周囲に均等間隔で複数(本実施例においては3個)のローラ25、25…が設けられている。
【0022】
それぞれのローラ25の中心軸26は、ロータ9の上部円板23と下部円板24とに周方向に均等間隔で形成された軸穴27(図3参照)に挿着されている。各軸穴27はロータ9の中心軸方向にやや長い長円に形成されている。
【0023】
また、それぞれの軸穴27に挿着されたローラ25の支軸26の上方突出部には径方向に係止穴28が形成され、この係止穴28にはU字形のバネ部材29の一端が挿着されると共に、バネ部材29の他端は各ローラ25の径方向であってロータ9の中心軸部22を越した位置の係止穴30に係止されている。
【0024】
このため、ローラ25の支軸26はU字形のバネ部材29によって回転が止められ、ローラ25のみが支軸26の周りに回転することになる。また、ローラ25はU字形のバネ部材29によって長円の軸穴27に沿って中心軸方向に弾性力を有するため、ローラ25は軟質チューブTを圧迫する際、その圧迫力を調整しながら押圧することができる。
【0025】
また、図1に示すように、ロータ9の中心軸部22の中央には上記のモータ7の回転軸21を所定高さまで挿入し得る軸穴31が形成されている。即ち、ロータ9の中心軸部22の軸穴31は下方から所定高さまで形成された凹形状を有し、このロータ9の軸穴31をモータ7の回転軸21に挿入すると、ロータ9は所定高さに停止した状態で取り付けられる。なお、不図示であるが、ロータ9の軸穴31とモータ7の回転軸21とはキーによって嵌合され、モータ7を駆動した際に、ロータ9は回転方向に滑りの生じない状態で回転する。
【0026】
このような構成により、ロータ9は中心の軸穴31をモータ7の回転軸21に上方から挿入することができる。また、モータ7の回転に伴って、ロータ9は中心軸部22と共に上部円板23と下部円板24とを回転し、中心軸部22の周りに各ローラ25を回転する。
【0027】
さらに、ロータ9は、用手でそのまま持ち上げることによって、モータ7の回転軸21から抜き出すことができる。従って、洗浄の際には、ロータ9を取り外したポンプ本体2の空室10内部を拭き取り、取り外したロータ9はそのまま水洗いすることが可能となる。
【0028】
なお、図1又は図3に示すように、ロータ9の上部円板23の直下には中心軸部22から各ローラ25、25間の周方向に突出した複数のチューブ位置決めガイド32が設けられている。このチューブ位置決めガイド32は、ロータ9とステータ12間に装着した軟質チューブTを係止することによって軟質チューブTが上方へ移動しないように押さえることができる。
【0029】
一方、図1に示すように、ポンプ本体2の上部にはロータ9を覆うカバー33が設けられている。このカバー33は、ポンプ本体2の後部に設けられた可動ローラ34を中心に開閉する。即ち、図3に示すように、ポンプ本体2の後部には本体両側から幅をやや縮小したカバー取付部35が設けられ、このカバー取付部35の内部に設けられた空所35aには可動ローラ34が収納されている。この可動ローラ34はカバー取付部35の両部に軸支された枢軸36、36によって回転可能とされている。また、図1に示すように、可動ローラ34の側部にはカバー33の後端をネジ37で固定してあり、カバー33の開閉動作に従って可動ローラ34が回転するようにしている。
【0030】
さらに、可動ローラ34の外周にはカバー33の取付ネジ37を共用して案内ベルト38を固定している。この案内ベルト38はカバー取付部35の下部に回動自在に軸支された案内ローラ39の外周に沿って延長され、さらにこの案内ベルト38はモータ7の上部に設けられた凹部40にまで折曲されつつ延長されると共に、モータ7の凹部40に案内ベルト38の端部をネジ41で固定した構成としている。
【0031】
上記の案内ベルトとしては、図示のような金属製の板バネを用いることが望ましいが、他にも伸縮の生じない樹脂製ベルトや芯材入りの歯付きベルトを用いてもよい。いずれにしても、この案内ベルトは、カバーを開閉する動作に従動してモータを押出したり、引張ったりするためのバネ性を有し、モータの動作角度(傾斜したり起立したりする際の角度)に誤差が生じないように伸縮性の生じない材質が必要である。
【0032】
なお、ポンプ本体2の前部には、該ポンプ本体2の底部から立ち上げた形状を有する弾性板部材42が固定され、この弾性部材42の上部に形成されたフック部43によって閉じた状態のカバー33の前端部を係止して、カバー33の閉状態を安全に維持するようにしている。
【0033】
上記の構成により、カバー33を開くと、その動作に従動して可動ローラ34が回転する。そして、この可動ローラ34の回転に従って案内ベルト38が下方へ移動すると、案内ベルト38は案内ローラ39の外周に沿ってモータ7を前方(図1における左方向)へ押し出すように作動する。その結果、モータ7は支軸6を中心にして前方へ傾倒するため、モータ7の回転軸21に装着されたロータ9は前方へ移動し、その後方のステータ12との隙間を広げて軟質チューブTを装着しやすくする。
【0034】
また、カバー33を閉じる動作に従動して案内ベルト38を介してモータ7が起立することにより、ロータ9とステータ12との隙間を狭め、上記のように装着した軟質チューブTを狭圧する。この状態でモータ7の駆動によって回転するロータ9の各ローラ25、25…が軟質チューブTに対する圧迫位置を移動することにより、該軟質チューブT内の液を移送することができる。
【産業上の利用可能性】
【0035】
本発明のローラポンプは、カバーの開閉によってモータを傾倒し、モータの傾倒によってロータを移動することにより、ロータとステータとの隙間を広げる構造としたものであり、ロータとステータ間に軟質チューブを装着する作業を容易にすると共に、狭隘な場所に取りつけることができるローラポンプとしての利用が可能である。
【図面の簡単な説明】
【0036】
【図1】本発明によるローラポンプの側面図であって、内部を透視的に記したものである。
【図2】本発明によるローラポンプの背面図である。
【図3】本発明によるローラポンプの上面図であり、カバーを開いた状態を示す。
【図4】本発明によるローラポンプの上面図であり、カバーを閉じた状態を示す。
【図5】特許文献1のローラポンプに関する平面図である。
【図6】特許文献1のローラポンプに関する側面図であり、上部は断面を示す。
【符号の説明】
【0037】
2…ポンプ本体
3…筐体
4…モータケース
5…両側板
6…支軸
7…モータ
8…係止穴
9…ロータ
10…空室
11…固定壁
12…ステータ
13…コネクタ
14…係止溝
15…挿着溝
16…小穴
17…ネジ
18…バネ
19…ボール
20…回路チューブ
21…回転軸
22…中心軸部
23…上部円板
24…下部円板
25…ローラ
26…中心軸
27…軸穴
28…係止穴
29…バネ部材
30…係止穴
31…軸穴
32…チューブ位置決めガイド
33…カバー
34…可動ローラ
35…カバー取付部
36…枢軸
37…ネジ
38…案内ベルト
39…案内ローラ
40…凹部
41…ネジ
42…弾性板部材
43…フック部
T…軟質チューブ


【特許請求の範囲】
【請求項1】
ポンプ本体の下部に設けられたモータケースと該モータケースに収容されたモータと該モータの回転軸に着脱自在に装着して回転するロータと該ロータの周囲に回転自在に設けられた複数個のローラと各ローラの周軌道の外周にて軟質チューブを狭圧する固定壁を備えたステータとを有するローラポンプであって、前記モータを前記モータケースに回動自在に軸支することで前記ロータと前記ステータとの隙間を拡縮自在にすると共に、前記ロータの上部を覆うカバーの開閉に従って回動する可動ローラの外周に一端を連結した案内ベルトの他端を前記モータに結合してなり、前記カバーを開く動作に従動して前記案内ベルトが前記モータを押出すことで該モータが傾倒することにより、前記ロータが前記ステータとの隙間を広げる方向へ移動して軟質チューブを装着するための空間を形成する一方、前記カバーを閉じる動作に従動して前記案内ベルトが前記モータを引張ることで該モータが起立することにより、前記ロータが前記ステータとの隙間を狭める方向へ移動して前記ロータと前記ステータとの間に装着した軟質チューブを狭圧するようにしたことを特徴とするローラポンプ。
【請求項2】
前記カバーを開いた状態にしたとき、前記モータの回転軸から前記ロータを手作業で着脱自在としたことを特徴とする請求項1記載のローラポンプ。
【請求項3】
前記ポンプ本体の前端部に起立した板バネからなるフックが設けられ、前記ロータの上部に閉じた状態にした前記カバーの端部を前記フックで係止するようにしたことを特徴とする請求項1又は2記載のローラポンプ。



【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate


【公開番号】特開2006−57534(P2006−57534A)
【公開日】平成18年3月2日(2006.3.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−240224(P2004−240224)
【出願日】平成16年8月20日(2004.8.20)
【出願人】(000138037)株式会社メテク (11)
【Fターム(参考)】