説明

ワイプ組立体を使用した拭く方法

【課題】積み重ねられた構成に配列された、複数の個々のワイプを有するワイプ組立体を使用した拭く方法を提供する。
【解決手段】本発明は、積み重ねられた構成に配列された、複数のワイプを含むワイプ組立体、およびそのようなワイプ組立体を使用した拭く方法に関する。ワイプの各々は、第1表面および第2表面を含み、第1位置から第2位置に回転することができ、ワイプの各々は、第1位置では、ワイプの第2表面が外を向いた構成に配列され、第2位置では、下層のワイプの第2表面が、外を向いた構成に配列されるように、構造化され配列されている。

【発明の詳細な説明】
【開示の内容】
【0001】
〔発明の分野〕
本発明は、ワイプ組立体を使用した拭く方法(a method of cleaning)に関し、より詳細には、積み重ねられた構成に配列された、複数の個々のワイプを有するワイプ組立体を使用した拭く方法に関する。
【0002】
〔発明の背景〕
例えば赤ちゃん用ワイプ、またはウェット・ハンド・タオレットなどの使い捨てパーソナル・ケア・ワイプが、当業界で周知であり、様々な形態および構成で出回っている。そのようなパーソナル・ワイプは、しばしば、2つの一般的なパッケージ・タイプのうちの一方の中に入れられる。第1のパッケージ・タイプは、金属フォイルなどの液体不浸透性材料からなり、個々のワイプをその中に収容している。このタイプのパッケージは、一般的には、ウェット・ハンド・タオレットおよび同様のもののために使用される。第2のパッケージ・タイプは、プラスチック容器などの剛性容器からなり、複数の個々のワイプを収容して、使用者が単一ワイプを使用するために個別に取り去ることができる。このタイプのパッケージは、一般的に、赤ちゃん用ワイプおよび同様のもののために使用される。
【0003】
本発明の発明者は、前述されたタイプの先行技術のワイプに伴う一般的な問題は、いったんワイプを使用して表面を拭いたら、使用者は、さらに拭く前に、まず汚れたワイプを捨て、それから新しい清潔なワイプを掴まなければならないことであると見出した。すなわち、使用者は、拭くプロセスを続行する前に、まず汚れたワイプを捨て、それから新しい清潔なワイプを掴むために、拭くプロセスを中断しなければならない。前述された問題は、さらに拭く前に、ウェット・ハンド・タオレットの場合は、使用者は新しいフォイル包装紙を開けなければならない場合があり、あるいは、赤ちゃん用ワイプの場合は、使用者は剛性容器から新しい清潔なワイプを取り出さなければならない場合がある、という事実により、さらに複雑化される。
【0004】
上記を考慮して、本発明の発明者は、前述した先行技術のワイプの欠点を克服する、ワイプ組立体およびそのようなワイプ組立体を使用した拭く方法を見出した。特に、本発明によるワイプ組立体は、拭くプロセスの有意な中断をせずに、複数の清潔なワイプを順次使用することを可能にする。
【0005】
〔発明の概要〕
上述を考慮して、本発明は、本発明の第1態様によれば、拭く方法を提供するものであり、この拭く方法は、使用者の手の掌側にワイプ組立体を維持するステップであって、ワイプ組立体は、積み重ねられた構成に配列された複数のワイプを含み、ワイプの各々は、第1および第2の逆向きの表面を有する、ステップと、複数のワイプの底部ワイプで表面を拭くステップと、底部ワイプを第1位置から第2位置に回転させるステップであって、第1位置では、ワイプの第2表面は、外を向いた構成に配列され、第2位置では、下層のワイプの第2表面が、外を向いた構成に配列されている、ステップと、底部ワイプを第2位置に手で保持するステップと、下層のワイプで表面を拭くステップと、を含む。
【0006】
本発明は、本発明の第2態様によれば、拭く方法を提供するものであり、この拭く方法は、使用者の手の掌側にワイプ組立体を維持するステップであって、ワイプ組立体は、頂部ワイプ、底部ワイプ、および頂部ワイプと底部ワイプとの間に配列された中間ワイプを含み、ワイプの各々は、第1および第2の逆向きの表面を有し、ワイプの各々は、ワイプが他のワイプに対して積み重ねられた構成に配列されている第1位置を有する、ステップと、底部ワイプで表面を拭くステップと、底部ワイプを第1位置から第2位置に回転させるステップであって、第1位置では、底部ワイプの第2表面が外を向いた構成に配列され、第2位置では、中間ワイプの第2表面が、外を向いた構成に配列されている、ステップと、底部ワイプを第2位置に手で保持するステップと、中間ワイプで表面を拭くステップと、を含む。
【0007】
〔発明の詳細な説明〕
図1を参照すると、本発明によるワイプ組立体10の第1実施形態は、頂部ワイプ12と、中間ワイプ14と、底部ワイプ16と、を概して含む。中間ワイプ14および底部ワイプ16の各々は、頂部ワイプ12の下方に配列されている。ワイプ12,14および16の各々は、互いに連結され、図1に示されているような「積み重ねられた構成」に配列されている。本明細書に使用される用語「積み重ねられた構成(stacked configuration)」とは、ワイプの各々が、ワイプが実質的に重なり合う関係に配列されている第1位置を有する、ということを意味する。
【0008】
図3を参照すると、図1〜図3に示されたワイプ組立体10の特定の実施形態は、単一の材料シート13から好ましくは構築され、この単一の材料シート13は、図3に示されたような方法で折り畳まれ、それにより個々のワイプ12,14および16を形成する。図3に示されているように、各個々のワイプ12,14および16は、各ワイプが重なり合う2つの材料層により定められるようにシート13を折り畳むことにより形成される。具体的には、ワイプ12は、材料層18および20により定めされ、ワイプ14は、材料層22および24により定められ、ワイプ16は、材料層26および28により定められる。それから材料層18,20,22,24,26および28は、図3に示されている折り畳まれた構成に互いに連結され、それにより図1および図2に示されている最終的なワイプ組立体10を形成する。
【0009】
第1ワイプ12の層18および20は、分離した状態のまま残される、すなわち、層18および20は、それら層の近位縁29に沿って互いにシールされていない。この方法では、チャンバー31が、第1ワイプ12の層18と層20との間に定められる。図1および図2に示されているように、チャンバー31は、使用中、使用者の手の少なくとも一部分を受容するように構造化され配列されている。より具体的には、チャンバー31は、使用者の指の少なくとも一部分を受容するように構造化され配列されている。この方法では、図1および図2に示されているように、使用者は、使用中、使用者の手の掌側にワイプ組立体10を維持することができる。
【0010】
図3に示されているように、頂部ワイプ12は、第1表面32および第2の逆向きの表面34を含む。同様に、中間ワイプ14は、逆向きの表面36および38を含み、底部ワイプ16は、逆向きの表面40および42を含む。図1〜図3に示されたワイプ組立体10の特定の実施形態は、3つの個々のワイプを含むが、本発明によるワイプ組立体10は、2つ以上の個々のワイプを含むことができる。
【0011】
図1〜図3に示されたワイプ組立体10は、折り畳まれた単一の材料シートから構築されているが、ワイプ組立体10は、図1および図2に示されている最終的なワイプ組立体10を形成するように互いに連結された別個の材料層から構築されうることも可能である。
【0012】
図5〜図8を参照すると、本発明によるワイプ組立体10の使用方法が記載されている。まず、使用者の指がチャンバー31内部に少なくとも部分的に受容されるように、使用者の手がチャンバー31内部に部分的に挿入される。特に、ワイプ組立体10は、使用者の指がチャンバー内部に少なくとも部分的に受容され、それゆえにワイプ組立体の残りの部分が使用者の手の掌側に維持されるように、配列されている。いったん使用者が、図5に示されているようにチャンバー31内部にその使用者の指を挿入したら、それから使用者は、図6に示されているように、表面を拭き、流体を吸収し、あるいは何らかの他の拭く目的のためにワイプを使用するために、ワイプ組立体10の底部ワイプ16を利用することができる。底部ワイプ16は、その最初の積み重ねられた構成にあるとき、底部ワイプ16の第2表面42、すなわち底部ワイプの底部表面は、外側を向いた構成に配列され、したがって表面42は、拭く目的のために利用されうることが注目される。
【0013】
図7を参照すると、使用者が底部ワイプ16を利用した後、新しい清潔なワイプを所望する場合、使用者はそれから、図5および図6に示されているワイプの最初の積み重ねられた構成から、図7に示されている位置に、底部ワイプ16を回転させることができる。底部ワイプ16が図7に示されている位置に配列されると、使用者は、使用者の親指の下に汚れた底部ワイプ16を保持し、それにより下層のワイプ14を露出することができる。具体的には、図7に示されているように使用者の親指で底部ワイプ16を保持することにより、中間ワイプ14の第2表面38、すなわち、中間ワイプの底部表面が、外側を向いた構成に配列され、ゆえに表面38は、拭く目的のために利用されうる。図8に示されたように、使用中、使用者は、その使用者の親指で汚れたワイプ16を保持して、汚れた表面などをさらに拭くために中間ワイプ14を利用することができる。この方法では、使用者は、新しい清潔なワイプにアクセスするために拭くプロセスを実質的に中断する必要がない。むしろ、使用者は単に、底部ワイプ16を、その最初の積み重ねられた構成からその第2位置に回転させて、使用者の親指でワイプ16を保持し、それにより中間ワイプ14を露出させて、拭くプロセスを続行する。中間ワイプ14が汚れた後、使用者は、同様にワイプ14を回転させ、それにより頂部ワイプ12を露出させて拭くプロセスを続行することができる。
【0014】
図4は、本発明によるワイプ組立体110の第2実施形態の分解組立図を示している。ワイプ組立体110は、頂部ワイプ112、中間ワイプ114、および底部ワイプ116を概して含む。中間ワイプ114および底部ワイプ116の各々は、頂部ワイプ112の下方に配列されている。ワイプ112,114および116の各々は、図4に示されているように、互いに連結されて「積み重ねられた構成」に配列される。
【0015】
図4に示されているワイプ組立体110の特定の実施形態は、3つの別個の材料シート118,120および122から構築され、これら3つの別個の材料シート118,120および122は、互いに連結され、それによりワイプ組立体110を形成する。シート112は、折り畳まれて、対向する材料層124および126を形成する。材料シート118,120および122は、例えば接着剤、互いに縫い付ける、熱接合または超音波接合(いずれの場合でも、1つ以上の層が、他方の層と接合するように、融解し再凝固させられる)、選択的水流絡合(selective hydroentanglement)などといった、任意の既知の方法で互いに連結されてよい。
【0016】
頂部ワイプ112の層124および126は、分離した状態のまま残される、すなわち、層124および126は、それら層のそれぞれの近位縁129aおよび129bに沿って、互いにシールされていない。この方法では、チャンバー131は、頂部ワイプ112の層124と層126との間に定められている。チャンバー131は、使用中、使用者の手の少なくとも一部分を受容するように構造化され配列されている。さらに具体的には、チャンバー131は、使用者の指の少なくとも一部分を受容するように構造化され配列されている。この方法では、使用者は、使用中、使用者の手の掌側にワイプ組立体110を維持することができる。
【0017】
図4に示されているように、頂部ワイプ112は、第1表面132および第2の逆向きの表面134を含む。同様に、中間ワイプ114は、逆向きの表面136および138を含み、底部ワイプ116は、逆向きの表面140および142を含む。
【0018】
中間ワイプ114は、主本体部分150、および中間ワイプ114の主本体部分150から外側に延びているタブ部分152を概して含む。具体的には、タブ部分152は、このタブ部分152が、使用中、主本体部分150および使用者から、遠位に離れるように延びるよう構造化され配列されている。同様に、底部ワイプ116は、主本体部分160、および主本体部分160から外側に延びているタブ部分162を概して含む。具体的には、タブ部分162は、このタブ部分162が、使用中、主本体部分160および使用者から、遠位に離れるように延びるよう構造化され配列されている。図4に示されているように、中間ワイプ114のタブ152は、底部ワイプ116のタブ162に対してずれていることが好ましく、すなわち、タブ152は、タブ162と垂直に整列されていない。
【0019】
図4に示されているワイプ組立体110の実施形態は、使用時、図1〜図3を参照して前述された発明の第1実施形態と同じ方法で機能する。すなわち、使用者が表面などを拭くために底部ワイプ116を利用した後、使用者が新しい清潔なワイプを所望する場合、使用者は、底部ワイプ116を、その最初の積み重ねられた構成から、使用者に向かって回転させ、使用者の親指で汚れたワイプを保持し、それにより、下層の清潔な中間ワイプ114を現すことができる。それから、使用者は、表面などをさらに拭くために中間ワイプ114を使用することができる。その後、使用者は、中間ワイプ114を、その最初の積み重ねられた構成から、使用者に向かって回転させて、使用者の親指で汚れたワイプを保持し、それにより、下層の清潔な頂部ワイプ112を現すことができる。タブ152および162は、底部ワイプ116および中間ワイプ114が使用中に汚れた場合、使用者が、それらワイプをより容易に掴んで回転させることができるように構造化され配列されている。
【0020】
図4に示されたワイプ組立体110の特定の実施形態は、3つの個々のワイプを含むが、本発明によるワイプ組立体110は、2つ以上の個々のワイプを含むことができる。
【0021】
図10は、本発明によるワイプ組立体210の第3実施形態の分解組立図を示している。ワイプ組立体210は、頂部ワイプ212、中間ワイプ214、および底部ワイプ216を概して含む。中間ワイプ214および底部ワイプ216の各々は、頂部ワイプ212の下方に配列されている。ワイプ212,214および216の各々は、図10に示されているように、互いに連結されて「積み重ねられた構成」に配列される。
【0022】
図9および図10に示されているワイプ組立体210の特定の実施形態は、3つの別個の材料シート218,220および222から構築され、これら3つの別個の材料シート218,220および222は、互いに連結し、それによりワイプ組立体210を形成する。材料シート218,220および222は、例えば接着剤、互いに縫い付ける、熱接合または超音波接合(いずれの場合でも、1つ以上の層が、他方の層と接合するように、融解し再凝固させられる)、選択的水流絡合などといった、任意の既知の方法で互いに連結されてよい。
【0023】
図10に示されているように、頂部ワイプ212は、第1表面232、および第2の逆向きの表面234を含む。同様に、中間ワイプ214は、逆向きの表面236および238を含み、底部ワイプ216は、逆向きの表面240および242を含む。
【0024】
図9および図10に示されているように、ワイプ組立体210は、ストリップ250が頂部ワイプ212の第1表面232に対して対向関係に配列されるように、頂部ワイプ212に連結された材料ストリップ250をさらに含む。ストリップ250は、使用者が使用者の手をストリップ250と頂部ワイプ212の第1表面232との間に挿入することができるように構造化され配列されている。この方法では、図9に示されているように、使用者が、使用中、使用者の手の掌側にワイプ組立体210を維持することができる。
【0025】
図9および図10に示されているように、頂部ワイプ212は、この頂部ワイプ212が使用者の掌の付け根から使用者の指先の先端まで、または指先を越えて延びているように寸法付けられることが好ましい。言い方を換えれば、頂部ワイプ212は、頂部ワイプ212の周辺縁260の先頭縁部262が、使用中、使用者の指先まで、または指先を越えて延びているように寸法付けられることが好ましい。
【0026】
図9および図10に示されているワイプ組立体210の実施形態は、使用時、図1〜図3を参照して前述された発明の第1実施形態と同じ方法で機能する。すなわち、使用者が表面などを拭くために底部ワイプ216を利用した後、使用者が新しい清潔なワイプを所望する場合、使用者は、底部ワイプ216を、その最初の積み重ねられた構成から、使用者に向かって回転させ、使用者の親指で汚れたワイプを保持し、それにより、下層の清潔な中間ワイプ214を現すことができる。それから使用者は、表面などをさらに拭くために中間ワイプ214を使用することができる。その後、使用者は、中間ワイプ214を、その最初の積み重ねられた構成から、使用者に向かって回転させて、使用者の親指で汚れたワイプを保持し、それにより、下層の清潔な頂部ワイプ212を現すことができる。
【0027】
中間ワイプ214は、その中間ワイプ214の周辺縁264の先頭縁部266が、底部ワイプ216の周辺縁270の先頭縁部272に対して引っ込んでいるように寸法付けられることが好ましい。類似の方式で、頂部ワイプ212は、その頂部ワイプ212の周辺縁260の先頭縁部262が、中間ワイプ214の先頭縁部266に対して引っ込んでいるように寸法付けられることが好ましい。この構造により、使用者は、底部ワイプ216および中間ワイプ214の各々が汚れ、それぞれのワイプを回転させて下層の清潔なワイプを現すときに、底部ワイプ216および中間ワイプ214をより容易に掴むことができる。
【0028】
本明細書に記載された本発明によるワイプ組立体を形成するために使用される材料シートは、様々な、天然および合成の両方の繊維または材料を含むことができる。天然材料の非限定的な例は、限定されるものではないが、絹繊維、ケラチン繊維、セルロース繊維、およびそれらの組み合わせを含む。合成材料の非限定的な例は、アセテート繊維、アクリル繊維、セルロースエステル繊維、モダクリル繊維、ポリアミド繊維(polamide fibers)、ポリエステル繊維、レーヨン繊維、および、それらの組み合わせを含む。好ましくは、本発明によるワイプ組立体を形成するために使用される材料シートは、上記に確認された繊維性材料の1種類以上から形成された不織材料を含む。
【0029】
本発明の特定の実施形態が例示され記載されたが、発明の精神および範囲から逸脱することなく、様々な他の変更および修正が可能であることは、当業者にとっては明白であろう。したがって、添付の特許請求の範囲において、本発明の範囲内にあるそのような変更および修正の全てを含むことが意図される。
【図面の簡単な説明】
【0030】
【図1】図1は、本発明の第1実施形態によるワイプ組立体の斜視図である。
【図2】図2は、図1に示されたワイプ組立体の斜視図であり、使用者の手がワイプ組立体の中に部分的に挿入されている。
【図3】図3は、図1に示されたワイプ組立体を形成するために基材を折り畳む方法を示している斜視図である。
【図4】図4は、本発明の第2実施形態によるワイプ組立体の分解斜視図である。
【図5】図5は、図1に示されたワイプ組立体を使用する方法を示している。
【図6】図6は、図1に示されたワイプ組立体を使用する方法を示している。
【図7】図7は、図1に示されたワイプ組立体を使用する方法を示している。
【図8】図8は、図1に示されたワイプ組立体を使用する方法を示している。
【図9】図9は、本発明の第3実施形態によるワイプ組立体の斜視図であり、使用者の手がワイプ組立体の中に部分的に挿入されている。
【図10】図10は、図9に示されたワイプ組立体の分解斜視図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
拭く方法において、
使用者の手の掌側にワイプ組立体を維持するステップであって、前記ワイプ組立体は、積み重ねられた構成に配列された複数のワイプを含み、前記ワイプの各々は、第1および第2の逆向きの表面を有する、ステップと、
前記複数のワイプのうちの底部ワイプで表面を拭くステップと、
前記底部ワイプを第1位置から第2位置に回転させるステップであって、前記第1位置では、前記ワイプの前記第2表面は、外を向いた構成に配列され、前記第2位置では、下層のワイプの第2表面が、外を向いた構成に配列されている、ステップと、
前記底部ワイプを前記第2位置に手で保持するステップと、
前記下層のワイプで表面を拭くステップと、
を含む、方法。
【請求項2】
請求項1に記載の方法において、
前記使用者の手の掌側に前記ワイプ組立体を維持する前記ステップは、使用者の手の掌側に前記複数のワイプを維持するための機構に、使用者の指を少なくとも部分的に挿入することを含む、方法。
【請求項3】
請求項2に記載の方法において、
前記底部ワイプを前記第2位置に手で保持する前記ステップは、前記底部ワイプを使用者の親指により前記第2位置に保持することを含む、方法。
【請求項4】
請求項3に記載の方法において、
前記下層のワイプを第1位置から第2位置に回転させること、
をさらに含み、
前記第1位置では、前記下層のワイプの前記第2表面は、外を向いた構成に配列され、前記第2位置では、第2の下層のワイプの第2表面が、外を向いた構成に配列されている、方法。
【請求項5】
拭く方法において、
使用者の手の掌側にワイプ組立体を維持するステップであって、前記ワイプ組立体は、頂部ワイプ、底部ワイプ、および前記頂部ワイプと前記底部ワイプとの間に配列された中間ワイプを含み、前記ワイプの各々は、第1および第2の逆向きの表面を有し、前記ワイプの各々は、前記ワイプが他のワイプに対して積み重ねられた構成に配列されている第1位置を有する、ステップと、
前記底部ワイプで表面を拭くステップと、
前記底部ワイプを前記第1位置から第2位置に回転させるステップであって、前記第1位置では、前記底部ワイプの前記第2表面が外を向いた構成に配列され、前記第2位置では、前記中間ワイプの前記第2表面が、外を向いた構成に配列されている、ステップと、
前記底部ワイプを前記第2位置に手で保持するステップと、
前記中間ワイプで表面を拭くステップと、
を含む、方法。
【請求項6】
請求項5に記載の方法において、
前記中間ワイプを第1位置から第2位置に回転させること、
をさらに含み、
前記第1位置では、前記中間ワイプの前記第2表面は、外を向いた構成に配列され、前記第2位置では、前記頂部ワイプの前記第2表面が、外を向いた構成に配列されている、方法。
【請求項7】
請求項6に記載の方法において、
前記頂部ワイプで表面を拭くこと、
をさらに含む、方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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