説明

ワイヤハーネス

【課題】放射ノイズを少なくすることができるワイヤハーネスを提供する。
【解決手段】ワイヤハーネス1が、ワイパモータ40と電気接続箱20とを接続し、ワイパモータ40の接地線を構成する電線12、13を備え、電線12と電線7、8、9が束ねられ、電線13と電線3、4、5の分岐点50よりワイパモータ40側が束ねられ、電線13と電線2の分岐点50より電気接続箱20側が束ねられている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両内の電子機器とその電子機器を制御する制御装置および電気接続箱とを互いに接続するワイヤハーネスに関する。
【背景技術】
【0002】
乗用車、貨物車等の車両には、ワイパを動作させるモータなどの多種多様な電子機器が搭載されている。そして、前記電子機器に電力や制御信号などを伝えるために、ワイヤハーネスを配索している。ワイヤハーネスは、複数の電線と、電線の端末に接続される端子金具を収容するコネクタとを備えている。電線は、導電性の芯線と、該芯線を被覆する絶縁性の被覆部と、を備えた所謂被覆電線である。
【0003】
そして、このワイヤハーネスは各電子機器間を接続するように車体内に配索される(例えば特許文献1を参照)。
【0004】
ここで、ワイヤハーネスと各電子機器間の従来の接続例としてワイパを動作させるためのワイヤハーネスの接続図を図3に示す。図3に示したワイヤハーネス101は、一端が電気接続箱(J/B)120に接続され、他端がワイパスイッチ130に接続されている。電線102と、一端がワイパスイッチ130に接続され、他端にコネクタ106が設けられている電線103、104、105と、一端がワイパモータ140に接続され、他端にコネクタ110が設けられている電線107、108、109と、一端が電気接続箱120に接続され、他端がワイパモータ140に接続されている電線111と、を備えている。
【0005】
電線102は、電気接続箱120からワイパスイッチ130へ電力を供給する。電線103は、ワイパスイッチ130が高速にワイパを動作させるHiに切り替えられた際にワイパスイッチ130からワイパモータ140に電力を供給する。電線104は、ワイパスイッチ130が低速にワイパを動作させるLoに切り替えられた際にワイパスイッチ130からワイパモータ140に電力を供給する。電線105は、ワイパが停止位置にあるか変位途中にあるかを示す信号をワイパスイッチ130に伝達する。
【0006】
電線107は、ワイパスイッチ130が高速にワイパを動作させるHiに切り替えられた際にワイパスイッチ130からワイパモータ140に電力を供給する。電線108は、ワイパスイッチ130が低速にワイパを動作させるLoに切り替えられた際にワイパスイッチ130からワイパモータ140に電力を供給する。電線109は、ワイパが停止位置にあるか変位途中にあるかを示す信号をワイパスイッチ130に伝達する。電線111は、電線109のための電力を供給する。
【0007】
電線103と電線107、電線104と電線108、電線105と電線109は、コネクタ106とコネクタ110を接続することで、それぞれ電気的に接続されて、各電線の機能を果たすようになる。
【0008】
電気接続箱120は、車両の車室内に設けられ、電源としてエンジンルームなどに設けられたバッテリ(BATT)が接続され、多種多様な電子機器に電力供給及び信号伝達を行う。電気接続箱120は、例えば、複数のヒューズを備えている。つまり、電気接続箱120には、ワイヤハーネス101以外にも図示しないワイヤハーネス(電線)が接続されている。
【0009】
ワイパスイッチ130は、車両のステアリングホイールの周辺に設けられたワイパレバーや、ワイパレバーの操作に基づいてワイパをHi、Loおよび間欠動作などを行うように制御する制御装置等を備えている。
【0010】
ワイパモータ140は、車両のワイパを動作させるモータであり、エンジンルームに設けられて、ワイパスイッチ130によってHi、Loおよび間欠動作などの動作モードに応じて動作する。また、ワイパモータ140は、ワイパモータ140近傍の車体パネルに接地されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0011】
【特許文献1】特開昭58−101850号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0012】
上述した構成のワイヤハーネス101においては、例えば、ワイパスイッチ130やワイパモータ140などに接続されている電線に電流が流れると、ワイヤハーネス101からノイズが放射される。そして、この種の放射されたノイズ(放射ノイズ)は、ワイヤハーネス101が配索されている近傍の電子機器の動作に悪影響を及ぼす。
【0013】
特に、図3に示した従来例の場合、電気接続箱120には近傍に他の電子機器が設置されていることが多く、電気接続箱120付近のワイヤハーネス101から放射ノイズが発生することは好ましくない。
【0014】
そこで、本発明は、放射ノイズを少なくすることができるワイヤハーネスを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0015】
上記課題を解決するためになされた請求項1に記載の発明は、制御装置と前記制御装置により動作制御される機器とを接続し、前記機器へ電流が流れる第1の電線と、電源と接続されている電気接続箱と前記制御装置とを接続し、前記電気接続箱から前記制御装置へ電流が流れる第2の電線と、を備えたワイヤハーネスにおいて、前記機器と前記電気接続箱とを接続し、前記機器から前記電気接続箱へ電流が流れる前記第3の電線を備えたことを特徴とするワイヤハーネスである。
【0016】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記第1の電線の前記機器側と前記第3の電線の前記機器側が束ねられているとともに、前記第2の電線の前記電気接続箱側と前記第3の電線の前記電気接続箱側が束ねられていることを特徴とするものである。
【0017】
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の発明において、前記第3の電線が、前記機器の接地線を構成していることを特徴とするものである。
【0018】
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3のうちいずれか一項に記載の発明において、前記機器が、車両のワイパを動作させるモータであり、前記制御装置が、前記モータの動作を制御して前記ワイパの動作を切り替えるワイパ制御装置であることを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0019】
請求項1に記載の発明によれば、制御装置により動作制御される機器と電気接続箱とを接続し、その機器から電気接続箱へ電流が流れる第3の電線を備えたので、第3の電線と、第1、第2の電線の電流の流れる方向が逆方向となるために、各電線から放射されるノイズが互いに打ち消しあってワイヤハーネスから放射されるトータルのノイズを減少させることができる。
【0020】
請求項2に記載の発明によれば、第1の電線の機器側と第3の電線の機器側が束ねられているとともに、第2の電線の電気接続箱側と第3の電線の電気接続箱側が束ねられているので、電流の流れが互いに逆方向になる電線が接近するために、よりノイズを打ち消しあう効果が大きくなる。
【0021】
請求項3に記載の発明によれば、第3の電線が、機器の接地線を構成しているので、制御装置により制御される機器の接地が電気接続箱などを介して行うことができる。したがって、グランド(接地)方向に流れる電流が機器を制御する電流と逆方向に流れるために、各電線から放射されるノイズが互いに打ち消しあってワイヤハーネスから放射されるトータルのノイズを減少させることができる。
【0022】
請求項4に記載の発明によれば、ワイパ動作用に使用されるワイヤハーネスにおいて、放射ノイズを低減させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0023】
【図1】本発明の一実施形態にかかるワイヤハーネスの接続図である。
【図2】図1に示された接続図に電流の流れる方向を加えた説明図である。
【図3】従来のワイヤハーネスの接続図である。
【発明を実施するための形態】
【0024】
次に、本発明の一実施形態を図1および図2を参照して説明する。図1は、本発明の一実施形態にかかるワイヤハーネス1の接続図である。
【0025】
本発明の一実施形態にかかるワイヤハーネス1は、電線2と、電線3、4、5と、電線7、8、9と、電線11と、電線12と、電線13と、を備えている。
【0026】
第2の電線としての電線2は、一端が電気接続箱(J/B)20に接続され、他端がワイパスイッチ30に接続されている。電線2は、電気接続箱20からワイパスイッチ30へ電力を供給する。
【0027】
電線3、4、5は、一端がワイパスイッチ30に接続され、他端にコネクタ6が設けられている。電線3は、ワイパスイッチ30が高速にワイパを動作させるHiに切り替えられた際にワイパスイッチ30からワイパモータ40に電力を供給する。電線4は、ワイパスイッチ30が低速にワイパを動作させるLoに切り替えられた際にワイパスイッチ30からワイパモータ40に電力を供給する。電線5は、ワイパが停止位置にあるか変位途中にあるかを示す信号をワイパスイッチ30に伝達する。
【0028】
電線7、8、9は、一端がワイパモータ40に接続され、他端にコネクタ10が設けられている。電線7は、ワイパスイッチ30が高速にワイパを動作させるHiに切り替えられた際にワイパスイッチ30からワイパモータ40に電力を供給する。電線8は、ワイパスイッチ30が低速にワイパを動作させるLoに切り替えられた際にワイパスイッチ30からワイパモータ40に電力を供給する。電線9は、ワイパが停止位置にあるか変位途中にあるかを示す信号をワイパスイッチ30に伝達する。
【0029】
電線3と電線7、電線4と電線8、電線5と電線9は、コネクタ6とコネクタ10とを接続することで、それぞれ電気的に接続されて、各電線の機能を果たすようになる。そして、電線3と電線7、電線4と電線8は、ワイパスイッチ20とワイパモータ30を接続して後述するようにワイパスイッチ20からワイパモータ30へ電流が流れるために、特許請求の範囲の第1の電線をなしている。
【0030】
電線11は、一端が電気接続箱20に接続され、他端がワイパモータ40に接続されている。電線11は、電線9のための電力を供給する。
【0031】
第3の電線としての電線12は、一端がワイパモータ40に接続され、他端にコネクタ10が設けられている。
【0032】
第3の電線としての電線13は、一端が電気接続箱20に接続され、他端にコネクタ6が設けられている。電線12と電線13は、コネクタ6とコネクタ10とを接続することで、電気的に接続されて、ワイパモータ40の接地線となる。
【0033】
なお、ワイヤハーネス1を構成する各電線は、電気接続箱10、ワイパスイッチ20、ワイパモータ30とコネクタを介して接続されているが図示は省略する。
【0034】
電気接続箱20は、車両の車室内に設けられ、電源としてエンジンルームなどに設けられたバッテリ(BATT)が接続され、多種多様な電子機器に電力供給及び信号伝達を行う。また、電気接続箱20は、例えば、複数のヒューズを備えている。つまり、電気接続箱20には、ワイヤハーネス1以外にも図示しないワイヤハーネス(電線)が接続されている。また、電気接続箱20には、電気接続箱20の近傍の車体パネルに接地される電線14が設けられ、この接地される電線14に電線13が電気的に接続されるように電気接続箱20内部の回路が構成されている。
【0035】
ワイパ制御装置としてのワイパスイッチ30は、車両のステアリングホイールの周辺に設けられた図示しないワイパレバーや、ワイパレバーの操作に基づいてワイパをHi、Loおよび間欠動作(INT)などを行うように制御する制御装置と、ワイパ駆動リレー31等を備えている。ワイパスイッチ30は、ワイパレバーをHiに操作すると、電線2と電線3とを電気的に接続するように制御して、後述するモータMのHi端子に電力が供給されるようにする。また、ワイパレバーをLoに操作すると、電線2と電線4とを電気的に接続するように制御して、後述するモータMのLo端子に電力が供給されるようにする。
【0036】
また、ワイパレバーをINTに選択すると、電線2と電線4とがワイパ駆動リレー31を介して接続される。ワイパ駆動リレー31は、図示しないコンデンサと抵抗から構成される時定数回路のコンデンサが充電状態から放電状態になるまでの間ONして電線2と電線4とを電気的に接続し、放電状態から再度充電状態になるまで電気的に遮断する。このコンデンサの充電時間がINT時の間欠時間となる。また、ワイパ駆動リレー31は、電線5が電源電位の場合は、電線4に電力を供給する。これは、後述するが、電線5は、電源電位のときはワイパが変位途中であり、接地電位のときは停止位置にワイパが位置していることを検出するワイパ位置検出信号が伝送されており、この信号によってINT時にワイパが確実に停止位置で停止するように制御できる。
【0037】
制御装置により動作制御される機器としてのワイパモータ40は、車両のワイパを動作させるモータMと、自動停止スイッチ41と、を備えている、モータMは、Hi動作用の高速回転をするHi端子と、Lo動作用の低速回転をするLo端子と、接地用のG端子と、を備え、Hi端子に電力が供給された場合は高速回転してワイパがHi動作をし、Lo端子に電力が供給された場合は低速回転してワイパがLo動作をする。そして、Hi端子には電線7が接続され、Lo端子には電線8が接続され、G端子には電線12が接続されている。
【0038】
自動停止スイッチ41は、例えば車両のウインドウガラス下部に設定される停止位置(収納位置)にワイパを停止制御するための回路である。自動停止スイッチ41は、双投形のいわゆるC接点で構成され、電源が供給される電線11と接続される電源側固定接点b、接地側(電線12)に接続される接地側固定接点g、及び電線9に接続された可動接点cを備えている。電源側固定接点b、接地側固定接点gは絶縁性を有する図示しないプレートに設けられている。可動接点cは、モータMの回転に伴い前記プレート上を摺動可能に設けられている。この可動接点cは、ワイパが停止位置から変位して1往復する間に前記プレート上を1回転する。ワイパが前記停止位置にある場合には、可動接点cは接地側固定接点gに接続された状態に保持される。したがって電線9は接地電位となる。また、ワイパが変位途中にある場合には、可動接点cは電源側固定接点bに接続される。したがって電線9は電源電位となる。即ち、電線9はワイパ位置検出信号を伝送している。
【0039】
自動停止スイッチ41は、ワイパが1往復する間に可動接点cが接地側固定接点g、電源側固定接点b、接地側固定接点gと接続位置が変化し、この変化に応じて電線9のワイパ位置検出信号が接地電位、電源電位、接地電位と変化する。したがって、このワイパ位置検出信号をワイパスイッチ30が利用することでINT時に確実にワイパを停止位置で停止させることができる。
【0040】
ワイヤハーネス1は、図1に示したように、電気接続箱20とワイパスイッチ30の間に分岐点50が形成されている。分岐点50は、ワイヤハーネス1を構成する電線が電気接続箱20と、ワイパスイッチ30と、ワイパモータ40に分岐する位置であり、この分岐点50から電気接続箱20側は、電線2と電線13とが束ねられており、分岐点50からワイパモータ40側は、電線3、4、5と電線13とが束ねられ、電線7、8、9と電線12とが束ねられており、分岐点50からワイパモータ20側は、電線2と電線3、4、5とが束ねられている。
【0041】
電線2は、ワイパスイッチ30へ電力を供給するため、図2に示したように、電気接続箱20からワイパスイッチ30に向かって電流が流れる(矢印A1)。電線13は、ワイパモータ40の接地線であり、図2に示したように、ワイパモータ40から電気接続箱20に向かって電流が流れる(矢印A2)。したがって、分岐点50から電気接続箱20側では電流の流れが互いに逆方向になる電線が、電線2と電線13とで対になるために放射ノイズを互いに打ち消し合う。
【0042】
電線3、4は、ワイパモータ40のモータMへ電力を供給するため、図2に示したように、ワイパスイッチ30からワイパモータ40に向かって電流が流れる(矢印A3、A4)。電線13は、上述したようにワイパモータ40から電気接続箱20に向かって電流が流れる(矢印A2)。電線3、4は、上述したようにワイパの動作モード(HiまたはLo)によっていずれか一方のみに電流が流れる。したがって、分岐点50からワイパモータ40側では電流の流れが互いに逆方向になる電線が、電線13と電線3のペア、または電線13と電線4のペアという対になるために放射ノイズを互いに打ち消し合う。なお、電線5は、ワイパモータ40からワイパスイッチ30への信号線であり、ワイパモータ40からワイパスイッチ30に向かって電流が流れる(矢印A5)ものの、モータMを駆動する電流が流れる電線3、4やモータMの接地線である電線13と比較して小さい電流しか流れないため、ノイズを打ち消す動作にはあまり寄与しない。
【0043】
電線2は、上述したように電気接続箱20からワイパスイッチ30に向かって電流が流れる(矢印A1)。電線3、4は、上述したようにワイパの動作モードに応じていずれか一方の電線にワイパスイッチ30からワイパモータ40に向かって電流が流れる(矢印A3、A4)。したがって、分岐点50からワイパスイッチ30側では電流の流れが互いに逆方向になる電線が、電線2と電線3のペア、または電線2と電線4のペアという対になるために放射ノイズを互いに打ち消し合う。
【0044】
電線7、8と電線12も上述した電線3、4と電線13と同様に電流の流れが互いに逆方向になる電線が対になるために放射ノイズを互いに打ち消し合う。
【0045】
本実施形態によれば、ワイヤハーネス1が、ワイパモータ40と電気接続箱20とを接続し、ワイパモータ40の接地線を構成する電線12、13を備え、電線12と電線7、8、9が束ねられ、電線13と電線3、4、5の分岐点50よりワイパモータ40側が束ねられ、電線13と電線2の分岐点50より電気接続箱20側が束ねられているので、ワイパモータ40の接地を電気接続箱20を介して行うとともに、電流の流れが互いに逆方向になる電線が接近した状態で対になるために放射ノイズを互いに打ち消しあってワイヤハーネス1から放射されるトータルのノイズを減少させることができる。
【0046】
また、ワイヤハーネス1の放射ノイズが減少することで、電気接続箱20の近傍に設置されている他の電子機器に対する悪影響を少なくすることができる。
【0047】
なお、上述した実施形態では、電流の流れる方向が逆になる電線の本数が互いに一致していたが、一致していなくともよい。例えば一方から他方へ電力供給のため電流が流れる電線が複数あるのみの部分に他方から一方へ流れる接地線を1本設けることでも、本数が一致している場合よりも効果は薄くなるがワイヤハーネスから放射されるノイズを低減させることができる。また、上述した実施形態では接地線を追加してノイズを打ち消していたが、電流の流れる方向が逆向きであれば接地線に限らない。
【0048】
また、上述した実施形態では、コネクタ6と10を介して車室内とエンジンルームの配線を分割していたが、分割せずに1つの電線で構成してもよい。
【0049】
なお、上述した実施形態は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、実施の形態に限定されるものではない。すなわち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
【符号の説明】
【0050】
1 ワイヤハーネス
2 電線(第2の電線)
3 電線(第1の電線)
4 電線(第1の電線)
7 電線(第1の電線)
8 電線(第1の電線)
12 電線(第3の電線、接地線)
13 電線(第3の電線、接地線)
20 電気接続箱
30 ワイパスイッチ(制御装置、ワイパ制御装置)
40 ワイパモータ(制御装置により動作制御される機器)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
制御装置と前記制御装置により動作制御される機器とを接続し、前記機器へ電流が流れる第1の電線と、電源と接続されている電気接続箱と前記制御装置とを接続し、前記電気接続箱から前記制御装置へ電流が流れる第2の電線と、を備えたワイヤハーネスにおいて、
前記機器と前記電気接続箱とを接続し、前記機器から前記電気接続箱へ電流が流れる前記第3の電線を備えたことを特徴とするワイヤハーネス。
【請求項2】
前記第1の電線の前記機器側と前記第3の電線の前記機器側が束ねられているとともに、前記第2の電線の前記電気接続箱側と前記第3の電線の前記電気接続箱側が束ねられていることを特徴とする請求項1に記載のワイヤハーネス。
【請求項3】
前記第3の電線が、前記機器の接地線を構成していることを特徴とする請求項1または2に記載のワイヤハーネス。
【請求項4】
前記機器が、車両のワイパを動作させるモータであり、前記制御装置が、前記モータの動作を制御して前記ワイパの動作を切り替えるワイパ制御装置であることを特徴とする請求項1乃至3のうちいずれか一項に記載のワイヤハーネス。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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