説明

ワイヤレス電球

本発明は電球をワイヤレスで制御するために、電球に組み込まれた制御コンポーネントを利用するシステム及び/又は方法を提供する。ワイヤレス電球は、光源、光源の動作を管理する制御コンポーネント、制御コンポーネントにより利用され得る入力信号をワイヤレスで取得する入力コンポーネント、及び電源を含む。例えば、光源は1つ以上の発光ダイオード(LED)とすることができ、及び/又は電源は1つ以上のバッテリーとすることができる。更に、入力コンポーネントは、遠隔制御装置、センサ、別のワイヤレス電球、無線IC(RFID)タグ等から入力信号(例えば、無線周波数、赤外線等)を受け取ることができる。更に、ワイヤレス電球は照明器具に機械的に結合されることができ、この場合、照明器具は交流(AC)電源に電気結合されてもされなくてもよい。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ワイヤレス照明に関する。より具体的には、本発明は、電球をワイヤレス(無線)で制御するために当該電球に組み込まれた制御コンポーネントを使用するシステム及び方法に関する。
【0002】
背景
光は様々な光源により生成され得る。例えば、燃焼に基づく光源、電気的光源などが光を生成することができ、それらは様々な照明の目的に使用され得る。燃焼に基づく光源には、火、たいまつ、ろうそく、石油ランプなどが含まれるが、燃焼に基づく照明は、安全性の懸念を提起する可能性があり、従って、様々なタイプの照明状況に実用的でないかもしれない。白熱灯、エレクトロルミネセント・ランプ、ガス放電ランプ、高輝度放電ランプなどのような電気的光源は、燃焼に基づく光源に関連した危害の可能性を軽減することができる。それにもかかわらず、従来の電気的光源を使用して屋内または屋外の領域を照明する場合、所望の場所に設置(例えば、可搬式のランプにより利用されるべき差し込み口(コンセント)又は器具に物理的な配線を行う)および/または交換に、大幅な量の時間とコスト(例えば、配線に関連した)を一般に被る。更に、可搬式のランプはコードを備えることが多く、そのコードは、美観に優れておらず、容易にプラグを抜くことができず、及び/又は更なる安全性の懸念を提起する可能性がある(例えば、或る人がコードにつまずく可能性があり、ペットがコードをかじる可能性があり、非常に多くのものがコンセントにつながれている状態の過負荷のコンセントは、火災の可能性を増大させるかもしれない等)。
【0003】
一例によれば、地下室の階段の下に配置される照明器具は、操作用引き鎖により制御され得る。電灯をつけるために、一般に電灯が照明されていない間に階段を横断して、当該鎖を引くことにより電灯がつけられる。係る照明の状況は、電灯が照明されずに階段を昇降する人に対して安全上の問題があるかもしれない(例えば、階段の踏み誤りは、暗闇の中で非常に頻繁に起きる可能性があり、階段を転げ落ちることになる可能性がある等)。更に、照明器具を制御するスイッチを階段の上に設置することは、コストがかかり、多大な時間を必要とする可能性がある。
【0004】
別の例によれば、或る人が特定の場所に照明器具を設置することを望む可能性がある。しかしながら、従来、係る設置は、照明器具に結合された照明電灯に利用され得る電源に照明器具を物理的に配線する必要があった。また、照明器具の物理的配線は、いくらよくみてもコストがかかり、多大な時間を必要とする。更に、不慣れな人は、照明器具の配線を不完全に行う可能性があり、それは潜在的な火災の原因などにつながる可能性がある。
【0005】
本明細書に記載された幾つかの態様に関する基本的な理解を提供するために、簡単な概要を以下に提供する。この概要は、本発明の広範囲な内容ではない。本発明の重要な又は不可欠な要素を明らかにするか、又はその範囲を線引きすることは意図されていない。その唯一の目的は、後で提供される詳細な説明に対する前置きとして、簡単な形態で幾つかの概念を提供することである。
【0006】
本発明は、電球に埋め込まれた1つ又は複数コンポーネントを利用して、電球をワイヤレスで遠隔的に制御することを容易にするシステム及び/又は方法に関する。一例として、コンポーネントは、ハードウェア、ソフトウェア、及び/又はファームウェアとすることができ、例えば、コンポーネントは、電気回路、プロセッサ、実行ファイル、プロセス、プログラムなどとすることができる。ワイヤレス電球は、光源、光源の動作を管理する制御コンポーネント、制御コンポーネントにより利用され得る入力信号をワイヤレスで取得する入力コンポーネント、及び電源を含むことができる。更に、光源、制御コンポーネント、入力コンポーネント、及び電源は、ワイヤレス電球のハウジングに組み込まれ得る。例えば、光源は、1つ又は複数の発光ダイオード(LED)とすることができ、及び/又は電源は1つ又は複数のバッテリーとすることができる。更に、入力コンポーネントは、遠隔制御装置、センサ、異なるワイヤレス電球、無線ICタグ(RFID)等から入力信号(例えば、無線周波数、赤外線など)を受信することができる。更に、ワイヤレス電球は、照明器具に機械的に結合されることができ、この場合、照明器具は、交流(AC)電源に電気結合されてもされなくてもよい。
【0007】
本発明の1つ又は複数の態様によれば、ワイヤレス電球はハウジングを含むことができ、そのハウジングは、照明器具のソケットに物理的に結合することができる取付具を含む。更に、照明器具は、実質的に任意の場所に取り付けられ、配置され、設置されるなどできるが、照明器具は物理的に配線される必要がない。むしろ、照明器具からワイヤレス電球に供給されるAC電力の代わりに、又はそのAC電力に加えて、ワイヤレス電球に組み込まれた電源を利用することができる。別の例によれば、ワイヤレス電球は、外部AC電源により電力供給され得る(例えば、ワイヤレス電球は、内部に組み込まれた電源を含むか又は含まなくもよい)。更に、遠隔制御装置、センサ等は、ワイヤレス電球の動作をワイヤレスで制御するために利用されることができ、従って、遠隔制御スイッチは、物理的に配線されずに所望の場所に配置されることができ、ワイヤレス電球の動作の変更をもたらすコマンドを送信することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】ワイヤレス照明システムの例に関するブロック図である。
【図2】RF信号伝送を用いて照明を制御するワイヤレス照明システムの例に関するブロック図である。
【図3】ワイヤレス照明を提供するシステムの例に関する別のブロック図である。
【図4】ワイヤレス電灯で照明を提供するシステムの例に関するブロック図である。
【図5】ワイヤレス電球内に組み込まれた電源を再充電するシステムの例に関するブロック図である。
【図6】一組のワイヤレス電球の動作を協調させるシステムの例に関するブロック図である。
【図7】ワイヤレス入力に従って光を選択的に放出することを容易にする方法を示す図である。
【図8】センサからの入力に基づいて光を選択的に放出することを容易にする方法を示す図である。
【図9】本発明の新規な態様が使用され得るネットワーク環境の例を示す図である。
【図10】本発明に従って使用され得る動作環境の例を示す図である。
【0009】
本発明は、図面に関連して説明され、それら図面の全体にわたって、同じ参照符号を使用して、同様の要素を参照する。以下の説明において、説明の目的で多くの特定の細部が記載され、本発明の完全な理解を提供する。しかしながら、明らかなように、本発明はこれら特定の細部を用いずに実施され得る。また、良く知られた構造および装置は、本発明の説明を容易にするために、ブロック図の形態で示されている。更に、理解されるべきは、図面は、一律の縮尺に従っていない。
【0010】
本明細書で使用される場合、用語「コンポーネント」、「システム」等は、コンピュータ関連のエンティティ、ハードウェア、ソフトウェア(例えば、実行中)、及び/又はファームウェアを意味することが意図されている。例えば、コンポーネントは、プロセッサ、オブジェクト、実行ファイル、プログラム、及び/又はコンピュータ上で実行中のプロセスとすることができる。一例として、サーバ上で実行中のアプリケーション及び当該サーバは、コンポーネントとすることができる。1つ又は複数のコンポーネントは、プロセス内に存在することができ、1つのコンポーネントは1つのコンピュータに局所化され得るか、及び/又は2つ以上のコンピュータ間に分散され得る。
【0011】
更に、本発明は、本発明を実施するようにコンピュータを制御するためのソフトウェア、ファームウェア、ハードウェア、又はそれらの任意の組み合わせを作成するために標準的なプログラミング技術および/または工学技術を用いる、方法、装置、又は製品として実現され得る。用語「製品」は、本明細書で使用される場合、任意のコンピュータ可読デバイス、キャリア、又は媒体からアクセス可能なコンピュータプログラムを包含することが意図されている。例えば、コンピュータ可読媒体は、以下に限定されないが、磁気記憶デバイス(例えば、ハードディスク、フロッピー(R)ディスク、磁気ストライプなど)、光ディスク(例えば、コンパクトディスク(CD)、デジタル多用途ディスク(DVD)など)、スマートカード、及びフラッシュメモリデバイス(例えば、カード、スティック、キードライブなど)を含むことができる。更に、理解されるべきは、電子メールを送受信する、或いはインターネット又はローカルエリアネットワーク(LAN)のようなネットワークにアクセスする際に使用されるようなコンピュータ可読の電子データを搬送するために、搬送波を使用することができる。当然のことながら、当業者ならば、本発明の範囲または思想から逸脱せずに多くの変更を本発明の構成に行うことができることを認識するであろう。更に、本明細書において、単語「例示的」は、例となることを意味するために使用される。「例示的」として本明細書で説明される任意の態様または設計は、必ずしも好適であるとして、或いは他の態様または設計より有利であるとして解釈されるべきではない。
【0012】
図1を参照すると、図1は、ワイヤレス照明システム100のブロック図を示す。ワイヤレス照明システム100は、任意のタイプの固定具104に機械的に結合することができるワイヤレス電球102を含む。固定具104は、照明器具の任意のサイズ、形状、タイプなどにすることができ、当該照明器具は、ワイヤレス電球102が物理的に接続できる、任意のサイズ、形状、タイプなどのソケットを含むことができる。一例によれば、固定具104は、自立型または可搬式の固定具、埋込み型固定具、表面実装型固定具、壁取り付け用燭台、レール式可動型固定具、つり下げ照明器具の固定具、屋外の固定具(例えば、電柱に取り付けられた固定具、支柱に取り付けられた固定具、歩道照明の固定具など)、ランプなどとすることができる。従って、例えば固定具104は、エジソンソケットを含むことができ、ワイヤレス電球102は、固定具104のエジソンソケットと物理的に結合され得るネジの口金を含むことができる。更に、ワイヤレス電球102は、固定具104の対応するソケットと適合することができる任意のタイプ、サイズ、形状等の取付具を含むことができる(例えば、取付具は、ネジの口金、差し込み(押してひねる)口金、くさび形口金、ロッキング口金、ピン口金など)。更に、ワイヤレス電球102及び固定具104は、機械的に結合される場合に電気結合され得るか、及び/又はワイヤレス電球102及び固定具104は電気結合せずに機械的に結合され得ることが意図されている。
【0013】
ワイヤレス電球102は、光源106、電源108、制御コンポーネント110、及び/又は入力コンポーネント112を更に含むことができる(例えば、光源106、電源108、制御コンポーネント110、及び/又は入力コンポーネント112は、ワイヤレス電球102のハウジング(図示せず)に組み込まれ得る)。光源106は、任意のタイプ、数、サイズ、形状等のランプとすることができる。例えば、光源106は、1つ又は複数の白熱光源、ハロゲン光源、ガス放電光源、蛍光灯の光源、光ファイバ光源、誘導型光源、発光ダイオード(LED)等の光源(単数または複数)とすることができる。一例によれば、光源106は、互いに対して実質的に任意の場所に配置され得る複数のLEDを含むことができる。この例によれば、複数のLEDは、所望の領域にわたって光を分散させることができるアレイで構成され得るが、本発明はそのように限定されない。別の例として、ワイヤレス電球102は、プラスチック、金属、及び/又は実質的に任意の物質から構成されたハウジング(図示せず)を含むことができる。例えば、ハウジングの少なくとも一部は、光源106により放出された光を通過させることを可能にすることができる(例えば、ハウジングの少なくとも一部は、透明、半透明、艶消し、色つきなどとすることができる光透過性材料とすることができる)。更に又は代案として、光源106により生成された光は、ハウジングを通過する必要はない(例えば、光源106は、ハウジングの表面上に配置され得るか、及び/又は光は光透過性カバーを通して伝播する必要はない)。
【0014】
更に、電源108は、光源106(及び/又は別のコンポーネント)の動作のために電力を供給するように光源106(及び/又はワイヤレス電球102の別のコンポーネント)に結合され得る。例えば、電源108は、光源106(及び/又はワイヤレス電球102の別のコンポーネント)に直流(DC)電力を供給することができる。一例によれば、電源108は、1つ又は複数のバッテリーとすることができる。例えば、電源108は、任意の数、サイズ、及びタイプの再充電可能な(例えば、ニッケルカドミウム)バッテリー、及び/又は再充電不可能な(例えば、アルカリ)バッテリーとすることができる。別の一例によれば、電源108は太陽電池とすることができる。更に、電源108は、太陽電池と1つ又は複数のバッテリーとの組み合わせとすることができる。従って、例えば、バッテリーは太陽電池により供給される電力を補う(又は、逆もまた同じ)ことができ、及び/又は太陽電池は、バッテリーを再充電することができる。更なる一例によれば、電源108は、ワイヤレスで電力(例えば、直接的に使用されるべき電力、バッテリーを再充電するために使用される電力など)を得ることができる。例えば、電力は、環境からRFエネルギーを集めることにより、電磁誘導により、電波結合により、運動または熱を電気エネルギーに変換することなどにより、電源108にワイヤレスで供給され得る。
【0015】
一例として、ワイヤレス電球102は、特定の位置にワイヤレス電球102を支持するための固定具104に物理的に結合することができ、更に電流は固定具104とワイヤレス電球102との間に流れる必要がない。かくして、固定具104は電力を供給する(例えば、固定具104を物理的に配線することにより)必要なしに、実質的に任意の場所に設置されることができ、従って、固定具104は、電源に物理的に配線される必要のない場所に、物理的に配置され、固定され、取り付けられ、設置などされ得る。対照的に、従来の技術は、物理的に配線された固定具を使用することが多く、その固定具はそれと結合された電球に交流(AC)電力を供給することができる。
【0016】
別の例によれば、固定具104は、電源108に加えて、又は電源108の代わりに、ワイヤレス電球102によって利用され得るAC電力を供給することができる。例えば、ワイヤレス電球102は、内部に組み込まれた電源108を欠いていてもよく、固定具104からのAC電力がワイヤレス電球102に供給され得る。更に又は代案として、例えば、ワイヤレス電球102は電源108を含むことができ、電源108はワイヤレス電球102の予備バッテリーとすることができる。従って、AC電力の停電を検出すると、ワイヤレス電球102は、電源108(例えば、1つ又は複数のバッテリー)を利用するように切り替えられて、電力をワイヤレス電球102に供給することができる。
【0017】
ワイヤレス電球102は、光源106の動作を管理する制御コンポーネント110を更に含む。例えば、制御コンポーネント110は、光源106をオン状態および/またはオフ状態に切り替えることができる。更に、制御コンポーネント110は、光源106により生成される光の強度、明るさ、色(例えば、波長、周波数など)等を変更することができる。
【0018】
入力コンポーネント112は、光源106の動作を操作するために、制御コンポーネント110により利用され得る任意のタイプの入力信号を得ることができる。従って、入力コンポーネント112は、無線周波数(RF)送信装置(図示せず)から伝達されたRF信号を得ることができるRF受信装置とすることができ、当該RF信号は、光源106の動作を制御するために制御コンポーネント110により利用され得る。この例によれば、RF信号は、光源106をオン状態またはオフ状態に切り替えること、光源106により提供される光の色または光の強度を変更することなどを行うように、制御コンポーネント110により解釈され得る。更に又は代案として、入力コンポーネント112は、状態(条件)を監視する1つ又は複数のセンサとすることができ、係るセンサ(単数または複数)により生成された監視情報を使用して、光源106に関連した調整を行うことができる。別の例によれば、入力コンポーネント112は、入力信号を受信するために別の装置、センサ等に結合するコネクタ、ポートなどとすることができる。
【0019】
一例によれば、光源106、電源108、制御コンポーネント110、及び入力コンポーネント112は、ワイヤレス電球102のハウジングに組み込まれ得る。従って、ワイヤレス電球102は固定具104に機械的に結合されることができ、ワイヤレス電球102は、固定具104が電力(例えば、AC電力および/またはDC電力)を供給することに関係なく利用され得る。更に、従来の照明システムは、動きを検知することができるアダプターと結合することができる一般的な電球を含むことができ、この場合、例えばアダプターは照明器具のソケットに更に結合することができる。しかしながら、係る一般的なセンサは、電球に組み込まれないことが多く(例えば、一般的な電球の寿命に起因して)、むしろ独立型のデバイスである。別の例によれば、光源106、制御コンポーネント110、及び入力コンポーネント112は、ワイヤレス電球102のハウジングに組み込まれることができ、電力(例えば、AC電力)は、固定具104に結合された際にその固定具104から供給され得る。
【0020】
以下は、システム100に関連した例示を提供する。例えば、任意のタイプの固定具104が入手されて、固定具104を配線する必要なしに、固定具104が実質的に任意の場所に設置され得る。それどころか、固定具104は取り付けられ、配置されるなどされることができ、その後、ワイヤレス電球102を物理的に保持するために利用され得る。従って、設置された場合に固定具に電力を供給するために固定具を配線することに関連して、かなりの困難に直面する可能性がある特定の場所に固定具が無い場合、固定具は代わりに、固定具を電気的に配線せずに(及び/又は固定具の動作を制御するためにスイッチを電気的に配線せずに)その場所に、物理的に配置され、装着され、取り付けられるなどされ得る。更に、ワイヤレス電球102は、固定具104に機械的に結合されることができ(例えば、ワイヤレス電球102の取付具が固定具104のソケットに取り付けられ得るなど)、上述されたように、ワイヤレス電球112に一体化された電源108(例えば、1つ又は複数のバッテリーなど)及び入力コンポーネント112を利用することができる。
【0021】
図2を参照すると、図2は、照明を制御するためにRF信号伝送を利用するワイヤレス照明システム200のブロック図を示す。システム200はワイヤレス電球102を含み、そのワイヤレス電球102は、光源106(例えば、LED(単数または複数)など)、電源108、及び上述されたような制御コンポーネント110(例えば、ワイヤレス電球102に組み込まれ得る)を更に含むことができる。更に、ワイヤレス電球102は、制御コンポーネント110により復号化されて利用され得るRF信号のデータストリームを得ることができるRF受信装置202を含むことができる。
【0022】
RF受信装置202は、所定の周波数でRF信号を監視することができる。例えば、RF受信装置202は、RF信号を周期的に監視することができる。代案として、RF受信装置202は、RF信号を連続的に監視することができる。RF信号が受信された場合、信号が復号化され得る(例えば、制御コンポーネント110、プロセッサ(図示せず)などにより)。
【0023】
RF受信装置202は、遠隔制御装置204により伝達されるRF信号を受信することができる。遠隔制御装置204は、実質的に任意の場所(例えば、RF受信装置202の範囲内)に配置され得る。更に、遠隔制御装置204は、ワイヤレス電球102を遠くから動作させるために、ユーザにより利用され得る。例えば、遠隔制御装置204は階段の上に配置されることができ、階段の下に配置されたワイヤレス電球102にRF信号を送信することができ、この場合、ワイヤレス電球102は、電源(例えば、AC電源など)に電気的に結合された状態または結合されていない状態で、階下に配置された固定具に機械的に結合され得る。遠隔制御装置204は、コマンド入力コンポーネント206及びRF送信装置208を更に含むことができる。更に、図示されないが、遠隔制御装置204が電源(例えば、1つ又は複数のバッテリー)を含むことができることが意図されている。
【0024】
一例によれば、遠隔制御装置204は、壁のような表面に取り付け可能である。別の例によれば、遠隔制御装置204は、キーホルダー(Keychain)に取り付け可能とすることができる。しかしながら、本発明は前述した例に限定されないことが意図されている。
【0025】
コマンド入力コンポーネント206は、1つ又は複数のボタン、ダイヤル、トグルスイッチ、スイッチ、レバー、ノブ、LEDタッチスクリーン、キーパッド、又はユーザの入力コマンドを得ることができる任意の係る制御装置とすることができる。別の例によれば、コマンド入力コンポーネント206は、ユーザが対話することができるタッチスクリーン装置とすることができる。コマンド入力コンポーネント206は、光源106をオンに切り替えるためのコマンド、光源106をオフに切り替えるためのコマンド、光源106がオンであるか又はオフであるかを切り替えるためのコマンド、光源106により生成される光を暗くするか又は明るくするためのコマンド、光源106により生成された光の色を変更するためのコマンドなどを受け取ることができる。
【0026】
更に、RF送信装置208は、コマンド入力コンポーネント206を介して得られたコマンド(単数または複数)をワイヤレス電球102のRF受信装置202に送信することができる。しかしながら、RF受信装置202及び送信装置208に加えて、又はそれらの代わりに、赤外線(IR)受信装置および送信装置を利用できることが意図されている。更に、理解されるべきは、RF受信装置202及び/又はRF送信装置208は、データを送受信することができるトランシーバとすることができる。係るトランシーバは双方向通信を可能にすることができる。従って、例えば、遠隔制御装置204は、コンフィギュレーション信号がワイヤレス電球102から受信されるまで、コマンド信号を繰り返し送信するように構成され得る。更に、ワイヤレス電球102は、RF信号の受信時に確認信号を送信することができる。別の例によれば、RFトランシーバは、バッテリー寿命、ワイヤレス電球102に関連した状態(例えば、光源106がオン状態にあるか、オフ状態にあるか、光源106により生成された光の色および/または強度など)などに関するフィードバックを遠隔制御装置204に提供することを可能にすることができる。更に、RFトランシーバにより、ワイヤレス電球102が別のワイヤレス電球(単数または複数)と通信することを可能にすることができる(例えば、信号を繰り返す、動作を協調させるなどのために)。更なる例によれば、トランシーバは、ワイヤレス電球102に対応する電力使用量データを別の装置(例えば、記憶、トラッキング、統計的分析などのために)に送ることを可能にすることができる。
【0027】
別の例によれば、遠隔制御装置204は、ワイヤレス電球102と同様に、任意の数のワイヤレス電球を操作することができる。例えば、任意の数のワイヤレス電球の動作の類似した変更は、遠隔制御装置204により行われ得るか、及び/又は遠隔制御装置204は、ワイヤレス電球の任意の数のサブセットに特有な個々のコマンドを伝えることができる。更なる例によれば、遠隔制御装置204は、安全性を提供するために、ワイヤレス電球102に伝えられるデータを暗号化することができ、従って、ワイヤレス電球102(例えば、制御コンポーネント110、プロセッサ(図示せず)など)は、RF受信装置202を介して遠隔制御装置204から受信したデータを暗号解読することができる。
【0028】
図3を参照すると、ワイヤレス照明を提供するシステム300の別のブロック図が示される。システム300は、任意のタイプの照明器具に着脱可能に取り付け可能とすることができるワイヤレス電球102を含む。更に、照明器具は、必ずしも必要とされないが、ワイヤレス電球102に電力を供給することができる。ワイヤレス電球102は、光源106(例えば、LED(単数または複数)など)、電源108、及び制御コンポーネント110を含むことができる。更に、ワイヤレス電球102は、任意の数のセンサ(単数または複数)302を含むことができる。センサ(単数または複数)302に加えて、ワイヤレス電球102は、ワイヤレス制御信号を取得することができる受信装置(例えば、RF受信装置202)を含むことができ、又は係る受信装置が無くてもよい。更なる例によれば、センサ(単数または複数)302は、ワイヤレス電球102から分離することができ、ワイヤレス電球102の動作を制御するためにワイヤレス電球102にワイヤレスで情報を送信することができると同時に、ワイヤレス電球102に対する配線接続は無い。しかしながら、本発明はそのように限定されない。
【0029】
理解されるべきは、本発明に関連して、任意のタイプのセンサ(単数または複数)302を利用することができる。例えば、センサ(単数または複数)302は、1つ又は複数の赤外線センサ、光センサ、近接センサ、音響センサ、運動センサ、一酸化炭素および/または煙検出器、熱センサ、電磁センサ、メカニカルセンサ、化学センサなどとすることができる。一例によれば、ワイヤレス電球102は、動きを検出することができる受動型赤外線(Passive infrared:PIR)センサを含むことができる。制御コンポーネント110は、PIRセンサにより検出された動きが所定の閾値を上回るか否かを判定することができる。動きが所定の閾値を上回る場合、制御コンポーネント110は光源106をオン状態に切り替えることができる。更に、制御コンポーネント110により、光源106がオフ状態に切り替わる前に、光源106が一定の期間(例えば、所定の、動的に調整される、検出された動きが閾値を上回っている状態を維持する限りなど)だけ光を放出することを可能にすることができる。別の例として、センサ302は、環境(例えば、同日の異なる時間における屋外)の光の量を監視することができる光センサとすることができ、従って、制御コンポーネント110により、光源106は、当該環境で監視された光の量が閾値未満に低下した際に、オンに切り替わることを可能にすることができる(例えば、光源106は夜にオンになり、日中はオフになることができる)。別の例によれば、ワイヤレス電球102は、警報(例えば、ワイヤレス電球102が視覚警報の表示をもたらすことができる)を提供することに関連して利用されることができ、そのためセンサ302が環境の温度、又は電球自体の温度を検出することができ、制御コンポーネント110は観測された温度に基づいた光源106の動作を可能にすることができる(例えば、温度が閾値を越えた場合に光源106がオンに移行するなど)。しかしながら、本発明は前述した例に限定されない。
【0030】
図4を参照すると、ワイヤレス電灯で照明を行うシステム400のブロック図が示される。システム400は、ワイヤレス電球102を含み、そのワイヤレス電球102は、光源106(例えば、1つ又は複数のLEDなど)、電源108、制御コンポーネント110、及び/又は入力コンポーネント112を更に含むことができる。ワイヤレス電球102はハウジング(図示せず)内に組み込まれ得る。任意のサイズ及び/又は形状のハウジングがワイヤレス電球102と共に利用され得ることが意図されている。別の例によれば、ハウジングは、放出される光の配向を可能にするために、少なくとも可動な(例えば、ユーザにより手動で、モータ等で自動的になど)部分を含むことができる。例えば、遠隔制御装置は、ハウジングの可動部分を操作するために信号を提供することができる。更に、ハウジングは、一般的な照明(例えば、屋内または屋外の領域を照明する)、作業照明(例えば、読み取り)、アクセント照明などを提供するために実質的に任意の態様で光源106を配向することができる。
【0031】
入力コンポーネント112は、別の装置(例えば、図2の遠隔制御装置204、独立型のセンサなど)からの入力を受け取ることができる。入力コンポーネント112は、様々なアダプター、コネクター、チャネル、通信経路などを提供して、当該別の装置との相互作用を可能にすることができる。一例によれば、入力は、当該別の装置から入力コンポーネント112へ(例えば、RF信号、IR信号などを介して)ワイヤレスで送信されることができ、従って、入力コンポーネント112は、ワイヤレスで伝達された信号を取得する受信装置および/またはトランシーバとすることができる。一例として、赤外線センサ又は運動センサは、環境内の占有率を監視することができ、監視環境内で存在を検出すると、センサはワイヤレス入力を入力コンポーネント112に送信することができる。理解されるべきは、以下に限定されないが、赤外線センサ、光センサ、近接センサ、音響センサ、運動センサ、一酸化炭素および/または煙検出器、熱センサ、電磁センサ、メカニカルセンサ、化学センサなどのような任意のタイプのセンサが、本発明に関連して利用され得る。
【0032】
別の例によれば、任意のタイプの遠隔制御装置が入力コンポーネント112とワイヤレスで通信することができる。例えば、遠隔制御装置は、独立型遠隔制御装置(例えば、図2の遠隔制御装置204)とすることができるか、及び/又は別の装置に組み込まれ得る(例えば、キーホブに組み込まれる、自動車に組み込まれたプログラム可能なワイヤレストランシーバなど)。更に、遠隔制御装置は、パーソナルコンピュータ、携帯電話、スマートフォン、ノート型パソコン、携帯用通信装置、携帯型コンピュータ装置、全地球位置測定システム、携帯端末(PDA)、及び/又は任意の他の適切な装置とすることができ、係る装置は、入力コンポーネント112と直接的に、及び/又はネットワーク(例えば、ローカルエリアネットワーク(LAN)、広域ネットワーク(WAN)、セルラーネットワークなど)を介して通信することができる。ネットワークを介して通信することにより、ワイヤレス電球102は、遠隔位置から制御され得る(例えば、或る人が、その人の職場の装置を利用することによって、その家のワイヤレス電球102を制御することができる)。更に、前述した装置を利用して、ワイヤレス電球102をワイヤレスでプログラミングすることができる。例えば、複数のワイヤレス電球の動作は、パーソナルコンピュータからプログラミングされ得る(例えば、RF送信装置は、コンピュータのUSBポートに結合されて、入力コンポーネント112と通信することができ、ワイヤレス電球は、一日の特定の時間にオン及びオフに切り替わるようにプログラミングされ得るなど)。
【0033】
別の例によれば、無線ICタグ(RFID)を利用して、入力コンポーネント112に入力を提供することができる。そういうものだから、入力コンポーネント112の範囲内にある際に、ユーザに関連したRFIDタグが検出されることができ、特定のユーザの照明の好み(例えば、メモリに保持された)が、当該ユーザの存在の検出に応じて実現され得る。一例として、RFIDタグを有する或る人が、その人の家の部屋に入る場合、RFIDタグの存在が入力コンポーネント(単数または複数)112により観測されることができ、当該部屋のワイヤレス電球(単数または複数)をつけることができ、電灯(単数または複数)の強度、色、及び/又は方向が変更されるなどされ得る。しかしながら、本発明はそのように制限されない。
【0034】
更に又は代案として、入力コンポーネント112は、図3に関連して説明されたような入力を生成するために、ワイヤレス電球102に関連した状態を監視することができるセンサとすることができる。別の例によれば、入力コンポーネント112は、係るセンサに結合するコネクタ、ポートなどとすることができる。
【0035】
更に、入力コンポーネント112は、データ(例えば、フィードバック、現在および/または予想される将来の状態に関連したデータなど)を遠隔装置および/またはセンサにワイヤレスで送信することができる。別の例として、入力コンポーネント112は、別のワイヤレス電球の入力コンポーネントとワイヤレスで通信して、2つ以上のワイヤレス電球間の協調動作を可能にすることができる。この例によれば、入力は、ワイヤレス電球のネットワーク内に再送信されることができ、この場合、電球のネットワークは、地理的領域内に分散され得る。
【0036】
電源108は、任意の数および/またはタイプのバッテリーとすることができる。例えば、バッテリーは再充電可能なバッテリーとすることができる。別の例によれば、バッテリーは再充電できないバッテリーとすることができる。バッテリーが電力をワイヤレス電球102に供給することにより、実質的に任意の屋内または屋外の場所の固定具にワイヤレス電球102を設置、移動、交換などを行うと同時に、高価で時間を浪費する配線および/または従来の照明に一般に関連した美観の悪い潜在的に不便なコードの利用の必要性を軽減することが可能になる。更なる例によれば、ワイヤレス電球102は、固定具からAC電力を得ることができ、AC電力は、電源108により供給される電力を補うことができ、及び/又は電源108からの電力の代わりに利用され得る。
【0037】
一例によれば、光源106は、1つ又は複数のLEDとすることができる。任意の数、タイプ、色、構成等のLEDがワイヤレス電球102と共に利用され得ることが意図されている。更に、制御コンポーネント110は、LED(単数または複数)の動作を管理するために命令を供給することができる。例えば、制御コンポーネント110は、1つ又は複数のLEDをオン及び/又はオフに切り替えるための命令、照明の強度(例えば、明るさ)を変更するための命令、LEDから放出される光の波長を切り替える(例えば、光の色を変更する)ための命令、照明の方向を操作(例えば、1つ又は複数のLEDを動かす、回転させるなどにより)するための命令などを生成することができる。しかしながら、本発明は、LED(単数または複数)を含む光源106に制限されず、むしろ任意の異なるタイプの光源106が利用され得ることが意図されている。
【0038】
制御コンポーネント110は、入力コンポーネント112により取得された入力を利用する。制御コンポーネント110は、状態変更コンポーネント402、タイマコンポーネント404、強度調整コンポーネント406、及び/又は波長制御コンポーネント408を更に含むが、理解されるべきは、制御コンポーネント110はこれらコンポーネント402〜408のサブセットを含むことができる。状態変更コンポーネント402は、入力コンポーネント112を介して取得された入力を利用して、光源106の状態を変更するための命令を生成する。状態変更コンポーネント402は、光源106をオン状態、オフ状態などに移行させることを行う。更に、状態変更コンポーネント402は、光源106をストロボ発光するためのコマンドを生成することができる(例えば、実質的に任意の周期性で光源106を周期的にオン及びオフする)。一例によれば、状態変更コンポーネント402は、受信した入力が光源106及び/又はその一部(例えば、LEDアレイのLED(単数または複数)のサブセット)に関係する解読器とすることができる。更に、状態変更コンポーネント402は、入力を分析して、光源106の動作を変更するための命令が生成されたか否かを判定することができる(例えば、センサからの入力を閾値と比較する、条件が満たされているか否かを評価する、メモリに保持された、当該入力に対応して検索された命令に基づいてなど)。
【0039】
タイマコンポーネント404は、状態変更コンポーネント402と連係して動作することができる。例えば、タイマコンポーネント404は、状態変更を遅延させることを可能にすることができる。従って、光源106をオン又はオフにすることが、タイマコンポーネント404により或る時間量だけ遅延され得る。更に、遅延の時間量は、予め設定される、ランダムに選択される、入力コンポーネント112により取得された入力と共に含められるなどされ得る(例えば、遠隔制御装置のボタンが押下された回数などに基づいて)。更に、タイマコンポーネント404は、光源106を特定の時間にオン及びオフすることを可能にすることができる(例えば、オーナが留守にしている際に、家に誰かがいることの見せかけを生じさせるために)。例えば、タイマコンポーネント404により、状態変更コンポーネント402が、プログラムされた時間で、ランダムパターンに従って決定された時間(例えば、一日の間の異なる時間に、異なる長さの時間だけ光源106をランダムにオンに切り替える)などで状態を切り替えることを可能にすることができる。更に、タイマコンポーネント404は、ワイヤレス電球102に、時刻、日、月、年などの理解を提供する時計を含むことができる。一例として、ワイヤレス電球102は、或る人のカレンダーと同期して、その人が家にいないことが分かっている場合に光源106をランダムにオン及びオフする(例えば、休暇、会議などがカレンダーに予定され得る)、その人が家に戻る予定である又は客が到着することが予定されている場合に、光源106をオンに切り替えることなどを可能にする。別の例によれば、タイマコンポーネント404は、状態変更コンポーネント402が、光源106をオン状態にする入力の後の或る経過時間後などに、一日の特定の時間に光源106をオフ状態に切り替えることを可能にすることにより、バッテリー寿命を節約することができる。別の例によれば、タイマコンポーネント404は、以下で説明される強度調整コンポーネント406及び/又は波長制御コンポーネント408と連係して動作することができる。
【0040】
強度調整コンポーネント406は、入力コンポーネント112からの受信入力に基づいて、光源106の強度(例えば、明るさ)を変更することができる。強度は、光源106がLEDアレイを含む場合、強度調整コンポーネント406がオン状態にあるLEDの一部をオフ状態のLEDに調整することにより、変更され得る。更に又は代案として、強度調整コンポーネント406は、係るアレイの各LEDにより放出される光の強度を制御することができる。一例によれば、入力コンポーネント112は、特定のユーザの存在を識別するRFIDの関連した入力を取得することができ、このユーザは、ワイヤレス電球102に関連したメモリ(図示せず)に照明の好みを格納することができる。この例によれば、特定のユーザの好みは、そのユーザが薄暗い照明を所望することを示すことができ、それは強度調整コンポーネント406により達成され得る。別の例によれば、煙検出器または一酸化炭素検出器が煙または一酸化炭素をそれぞれ検出した際に、強度調整コンポーネント406は光源106の照明の明るさを最高レベルまで増大させることができる(例えば、それと同時に状態変更コンポーネント402が光源106をストロボ発光させることができ、波長制御コンポーネント408が色を変更することができるなど)。しかしながら、理解されるべきは、本発明は、前述した例に制限されない。
【0041】
波長制御コンポーネント408は、入力コンポーネント112により取得された入力に応じて、光源106により生成される光の波長(例えば、色)を変更することができる。例えば、光源106は、色変化LEDを含むことができ、波長制御コンポーネント408は、入力コンポーネント112により取得された入力に基づいて色を調整するためのコマンドを生成することができる。別の例として、光源106に含められるLEDのサブセットは、異なる色を生成することができ、波長制御コンポーネント408は、所望の色を生成するために、オン状態にするLEDのサブセットの何れかを選択することができる。
【0042】
更なる例として、制御コンポーネント110は、ワイヤレス電球102に関連した命令、コマンド、設定、好み、カレンダーデータなどを保持することができるメモリ(図示せず)を含むことができる。更に又は代案として、メモリは、制御コンポーネント110から分離されてもよい(例えば、ワイヤレス電球102がメモリを含むことができ、及び/又はメモリがワイヤレス電球102から分離され得る)。一例によれば、ユーザはワイヤレス電球102の動作を調整する照明プロファイルを作成することができ、その照明プロファイルは、メモリに格納されて、その後、制御コンポーネント110(及び/又は状態変更コンポーネント402、タイマコンポーネント404、強度調整コンポーネント406、波長制御コンポーネント408など)による使用のために検索される(例えば、入力コンポーネント112を介した入力の受信時に)。例えば、メモリは、揮発性メモリ又は不揮発性メモリとすることができ、或いは揮発性メモリ及び不揮発性メモリの双方を含むことができる。一例として、以下に制限されないが、不揮発性メモリは、読み出し専用メモリ(ROM)、プログラマブルROM(PROM)、消去可能PROM(EPROM)、電気的消去可能PROM(EEPROM)、又はフラッシュメモリを含むことができる。揮発性メモリは、外部キャッシュメモリの機能を果たすランダムアクセスメモリ(RAM)を含むことができる。一例として、以下に限定されないが、RAMは、スタティックRAM(SRAM)、ダイナミックRAM(DRAM)、シンクロナスDRAM(SDRAM)、ダブルデータレートSDRAM(DDR SDRAM)、強化SDRAM(ESDRAM)、SLDRAM(Synchlink DRAM)、ラムバスダイレクトRAM(RDRAM)、ダイレクトラムバスダイナミックRAM(DRDRAM)、及びラムバスダイナミックRAM(RDRAM)のような多くの形態で入手可能である。本発明のシステム及び方法のメモリは、以下に限定されないが、これら及び任意の他の適切なタイプのメモリを含むことが意図されている。また、理解されるべきは、メモリは、サーバ、データベース、ハードドライブなどとすることができる。更に、制御コンポーネント110(及び/又はワイヤレス電球102)は、本明細書で記載された命令を実行するためのプロセッサ(図示せず)を含むことができる。
【0043】
ここで、図5を参照すると、ワイヤレス電球(例えば、ワイヤレス電球102)内に組み込まれた電源(例えば、電源108)を再充電するシステム500が示される。システム500は、ワイヤレス電球102及び固定具104を含むことができる。ワイヤレス電球102は、光源106(例えば、LED(単数または複数)など)、電源108、制御コンポーネント110、及び/又は入力コンポーネント112を更に含むことができる。また、ワイヤレス電球102は、電源108を再充電することができる再充電コンポーネント502も含むことができる。例えば、再充電コンポーネント502は、電源108が1つ又は複数の再充電可能なバッテリーを含む場合、電源108を再充電することを可能にすることができる。光源106は、例えば、光を生成すると同時に、再充電コンポーネント502が電源108を再充電することができる(例えば、ワイヤレス電球102は、バッテリーでバックアップされたAC電球などとすることができる)。しかしながら、本発明はそのように限定されない。
【0044】
一例によれば、ワイヤレス電球102の長期間の使用は、電源108の充電を減少させる可能性がある。例えば、ワイヤレス電球102が、電源への接続のない(例えば、AC電源へ電気的に配線されていない)固定具(例えば、固定具104)と利用されてもよく、従って、ワイヤレス電球102の動作の電力は、電源108により供給され得る。例えば、電源108の充電を再度満たすために、ワイヤレス電球102は固定具104から取り外されて、充電器(図示せず)に結合され得る。充電器に接続されると、再充電コンポーネント502が電源108の充電を増加させることができる。別の例によれば、再充電コンポーネント502は、AC電源に電気接続された固定具(例えば、固定具104)にワイヤレス電球102が結合された場合に、電源108の充電を増加させることができる。従って、AC電源への接続がない固定具に接続された場合にワイヤレス電球102の電源108の充電が枯渇した際に、当該ワイヤレス電球102は、再充電を可能にするためにAC電源に物理的に配線されている固定具に移動させられ得る。更に、固定具104がランプである場合、ランプのプラグを抜くことができ(例えば、ランプのコードの長さよりも長い、コンセントからの距離に配置されたランプを利用することを望む場合など)、ワイヤレス電球102が電源108を利用することにより動作することができ、その後、ランプは、再充電コンポーネント502が電源108の充電を増加させることを可能にするためにコンセントにプラグ接続され得る。別の例によれば、再充電コンポーネント502は、電源108の充電を増加させることができる太陽電池(又は複数の太陽電池)とすることができる。
【0045】
図6を参照すると、一組のワイヤレス電球の動作を協調させる(連係して働かせる)システム600が示される。システム600は、N個のワイヤレス電球604〜606を含むことができる協調する照明グループを含み、ここでNは実質的に任意の整数とすることができる。N個のワイヤレス電球604〜606はそれぞれ、上述したワイヤレス電球102と実質的に同様とすることができる。更に、ワイヤレス電球604〜606のそれぞれは、それぞれのグループ化コンポーネント及びトランシーバを含むことができる(例えば、ワイヤレス電球1(604)はグループ化コンポーネント608及びトランシーバ610を含み、ワイヤレス電球N(606)はグループ化コンポーネント612及びトランシーバ614を含むことができるなどである)。
【0046】
例えば、協調する照明グループ602内のワイヤレス電球604〜606は、共通の遠隔制御装置(例えば、図2の遠隔制御装置204)及び/又はセンサ(単数または複数)で制御され得る。別の例によれば、ワイヤレス電球604〜606又はそのサブセットの動作は協調され得る。従って、ワイヤレス電球604〜606の少なくとも1つのサブセットは、それぞれのトランシーバ608、612が共通の遠隔制御装置および/またはセンサ(単数または複数)からの係る入力信号を取得する場合に、オン状態からオフ状態に、又は逆もまた同様に同時に切り替えられ得る。理解されるべきは、協調する照明グループ602は、1つのグループとしてワイヤレス電球604〜606の動作を管理するように、実質的に任意の態様でプログラミングされ得る。
【0047】
グループ化コンポーネント606、610により、協調する照明グループ602が組み立てられることを可能にすることができる。例えば、グループ化コンポーネント606、610により、ワイヤレス電球604〜606のそれぞれが、特定のRF周波数(例えば、チャネル)で動作するように割り当てられることが可能になる。従って、グループ化コンポーネント606、610は、それぞの個々のワイヤレス電球604〜606に対して、協調する照明グループ602に対応するチャネルを選択することができる。例えば、チャネルは、ユーザが選択したもの、プログラミングされたもの、ランダムに生成されたもの、メモリに予め格納されたものなどとすることができる。別の例によれば、グループ化コンポーネント606、610は、協調する照明グループ602に関連したチャネルを記憶することができる。この例によれば、ワイヤレス電球1(604)を初期化する場合、トランシーバ608は、協調する照明グループ602に関連した遠隔制御装置、センサ等から設定信号を取得することができ、グループ化コンポーネント606がその設定信号を利用して、当該遠隔制御装置、センサ等に関連したチャネルを記憶することができる。しかしながら、本発明は前述した例に限定されないことが意図されている。
【0048】
図7〜図8は、本発明による方法を示す。説明の簡略化のために、当該方法は、一連の動作として示されて説明される。理解および認識されるべきは、本発明は、図示された動作によって、及び/又は動作の順序によって制限されず、例えば、動作は、様々な順序で及び/又は同時に、及び本明細書で提示および説明されていない他の動作と共に発生することができる。更に、全て示されているとは限らない動作が、本発明による方法を実施するために必要とされる場合もある。更に、当業者ならば理解および認識するように、方法は、代案として、状態図または事象を介して一連の相互関連した状態として表され得る。
【0049】
図7を参照すると、ワイヤレス入力に従って光を選択的に放出することを容易にする方法700が示される。702において、入力が、電球に組み込まれた受信装置でもってワイヤレスで取得され得る。入力は、電球の光源の照明を制御することができる。更に、入力は、任意のタイプの供給源(例えば、遠隔制御装置、別のワイヤレス電球、異なる装置、センサなど)から取得され得る。更に、入力は、RF信号、IR信号などを介して当該供給源から供給され得る。704において、入力は、光源の照明を調整するか否かを判定するために分析され得る。例えば、光源は1つ又は複数のLEDを含むことができる。この例によれば、入力がLEDの状態を切り替えるためのコマンドを提供する場合、LEDをオン状態からオフ状態へ(又は逆もまた同様)切り替えるための命令が生成され得る。706において、光源の照明は、分析された入力に基づいて選択的に変更され得る。例えば、光源は、オン状態又はオフ状態に切り替えられることができ、光源により放出された光の強度または色が変更されるなどされ得る。
【0050】
ここで、図8を参照すると、センサからの入力に基づいて、選択的に光を放出することを容易にする方法800が示される。802において、環境内の状態(条件)が、電球に組み込まれたセンサで監視され得る。例えば、センサは、1つ又は複数の赤外線センサ、光センサ、近接センサ、音響センサ、運動センサ、一酸化炭素および/または煙検出器、熱センサ、電磁センサ、メカニカルセンサ、化学センサなどとすることができる。804において、監視条件に基づいて、バッテリーにより電力供給される光源の照明を変更するか否かに関して、判定が行われることができ、この場合、光源およびバッテリーは電球内に組み込まれ得る。例えば、当該判定は、監視条件を閾値と比較することにより行われ得る。更に、当該判定は、光源、バッテリーの充電レベルなどに関連した現在の状態に関係した事項の少なくとも一部に基づくことができる。806において、光源の照明が監視条件に基づいて選択的に調整され得る。一例によれば、光源は、暗さのレベルが閾値を越えた場合(例えば、夜)にオン状態に切り替えられることができ、その後、光源は、光の量が増加する場合(例えば、昼間)にオフ状態に移行され得る。しかしながら、本発明はそのように限定されないことが意図されている。
【0051】
本発明の様々な態様を実施するための追加の状況を提供するために、図9〜図10及び以下の説明は、本発明の様々な態様が実施され得る適切なコンピューティング環境に関する簡単で一般的な説明を提供することが意図されている。例えば、図9〜図10は、本明細書で説明された1つ又は複数のワイヤレス電球をプログラミング、制御、協調、監視などすることに関連して利用され得る適切なコンピューティング環境を記載する。本発明は、ローカルコンピュータ及び/又はリモートコンピュータ上で実行されるコンピュータプログラムのコンピュータ実行可能命令の一般的な文脈で上述されたが、当業者ならば、本発明が他のプログラムモジュールと組み合わせて実施され得ることも認識するであろう。一般に、プログラムモジュールは、特定のタスクを実行、及び/又は特定の抽象データ型を実施するルーチン、プログラム、コンポーネント、データ構造などを含む。しかしながら、理解されるべきは、本発明は、図9〜図10に記載されたコンピューティング環境の例に関連して利用されることに制限されない。
【0052】
更に、当業者ならば理解されるように、本発明の方法は、他のコンピュータシステムの構成で実施されることができ、それは、シングルプロセッサ又はマルチプロセッサのコンピュータシステム、ミニコンピュータ、メインフレームコンピュータ、並びにパーソナルコンピュータ、携帯型コンピュータデバイス、マイクロプロセッサベースの及び/又はプログラム可能な家庭用電化製品などを含み、それらのそれぞれは、1つ又は複数の関連した装置と関連して動作するように通信することができる。また、本発明の図示れた態様は、分散型コンピューティング環境で実施されることもでき、この場合、特定のタスクは、通信ネットワークを介してリンクされた遠隔の処理装置により実行される。しかしながら、本発明の、全部ではないが幾つかの態様は、独立型コンピュータで実施され得る。分散型コンピューティング環境において、プログラムモジュールは、局所および/または遠隔の記憶装置に配置され得る。
【0053】
図9は、本発明が相互作用することができるコンピューティング環境の実例の略ブロック図である。システム900は、1つ又は複数のクライアント(単数または複数)910を含む。クライアント(単数または複数)910は、ハードウェア及び/又はソフトウェアとすることができる(例えば、スレッド、プロセス、コンピューティング装置)。また、システム900は、1つ又は複数のサーバ(単数または複数)920も含む。サーバ(単数または複数)920は、ハードウェア及び/又はソフトウェアとすることができる(例えば、スレッド、プロセス、コンピューティング装置)。例えば、サーバ920は、スレッドを収容して、本発明を利用することによって変換を実行することができる。
【0054】
クライアント910とサーバ920との間の1つの可能な通信は、2つ以上のコンピュータプロセス間で伝達されるように適合されたデータパケットの形態にすることができる。システム900は、クライアント(単数または複数)910とサーバ(単数または複数)920との間の通信を容易にするために利用され得る通信フレームワーク940を含む。クライアント(単数または複数)910は、情報をクライアント(単数または複数)910に局所的に格納するために利用され得る1つ又は複数のクライアントデータ記憶装置(単数または複数)950に関連して動作するように接続される。同様に、サーバ(単数または複数)920は、情報をサーバ920に局所的に格納するために利用され得る1つ又は複数のサーバデータ記憶装置(単数または複数)930に関連して動作するように接続される。
【0055】
図10を参照すると、コンピュータ1012を含む、本発明の様々な態様を実施するための例示的な環境1000が示される。コンピュータ1012は、処理ユニット1014、システムメモリ1016、及びシステムバス1018を含む。システムバス1018は、以下に限定されないが、システムメモリ1016を含むシステムコンポーネントを処理ユニット1014に結合する。処理ユニット1014は、任意の種々の入手可能なプロセッサとすることができる。また、処理ユニット1014として、デュアルマイクロプロセッサ及び他のマルチプロセッサのアーキテクチャも利用され得る。
【0056】
システムバス1018は、メモリバス又はメモリコントローラ、周辺機器用バス又は外部バス、及び/又は以下に限定されないが、産業標準構成バス(ISA)、マイクロチャネルアーキテクチャ(MSA)、拡張業界標準バス(EISA)、インテリジェントドライブエレクトロニクス(IDE)、VESAローカルバス(VLB)、周辺部品相互接続規格(PCI)、カードバス、ユニバーサルシリアルバス(USB)、アドバンスドグラフィックスポート(AGP)、パソコンメモリーカード国際協会バス(PCMCIA)、ファイヤーワイヤー(R)(IEEE1394)、小型コンピューターシステムインターフェース規格(SCSI)を含む任意の種々の利用可能なバスアーキテクチャを用いるローカルバスを含む、任意の幾つかのタイプのバス構造(単数または複数)とすることができる。
【0057】
システムメモリ1016は、揮発性メモリ1020及び不揮発性メモリ1022を含む。起動中のような、コンピュータ1012内の要素間で情報を伝達するための基本ルーティンを含む基本入出力システム(BIOS)が、不揮発性メモリ1022に格納される。一例として、以下に限定されないが、不揮発性メモリ1022は、読み出し専用メモリ(ROM)、プログラマブルROM(PROM)、消去可能PROM(EPROM)、電気的消去可能PROM(EEPROM)、又はフラッシュメモリを含むことができる。揮発性メモリ1020は、外部キャッシュメモリの機能を果たすランダムアクセスメモリ(RAM)を含む。一例として、以下に限定されないが、RAMは、スタティックRAM(SRAM)、ダイナミックRAM(DRAM)、シンクロナスDRAM(SDRAM)、ダブルデータレートSDRAM(DDR SDRAM)、強化SDRAM(ESDRAM)、SLDRAM(Synchlink DRAM)、ラムバスダイレクトRAM(RDRAM)、ダイレクトラムバスダイナミックRAM(DRDRAM)、及びラムバスダイナミックRAM(RDRAM)のような多くの形態で入手可能である。
【0058】
また、コンピュータ1012は、取り外し可能/取り外し不能、揮発性/不揮発性コンピュータ記憶媒体も含む。例えば、図10は、ディスク記憶装置1024を示す。ディスク記憶装置1024は、以下に限定されないが、磁気ディスクドライブ、フロッピー(R)ディスクドライブ、テープドライブ、ジャズ(Jaz)ドライブ、ジップ(Zip)ドライブ、LS−100ドライブ、フラッシュメモリカード、又はメモリスティックを含む。更に、ディスク記憶装置1024は、別個に又は他の記憶媒体と組み合わせた記憶媒体を含み、当該他の記憶媒体は、以下に限定されないが、コンパクトディスクROMデバイス(CD−ROM)のような光ディスクドライブ、追記型CDドライブ(CD−Rドライブ)、書き換え可能CDドライブ(CD−RWドライブ)、又はデジタル多用途ディスクROMドライブ(DVD−ROM)を含む。システムバス1018へのディスク記憶装置1024の接続を容易にするために、インターフェース1026のような取り外し可能または取り外し不能なインターフェースが一般に使用される。
【0059】
理解されるべきは、図10は、適切な動作環境1000において説明される基本コンピュータ資源とユーザとの間の媒介手段の役割を果たすソフトウェアを示す。係るソフトウェアはオペレーティングシステム1028を含む。ディスク記憶装置1024に格納され得るオペレーティングシステム1028は、コンピュータシステム1012の資源を制御および割り当てるように働く。システムアプリケーション1030は、システムメモリ1016又はディスク記憶装置1024に格納されたプログラムモジュール1032及びプログラムデータ1034を介して、オペレーティングシステム1028による資源の管理を利用する。理解されるべきは、本発明は、様々なオペレーティングシステム又はオペレーティングシステムの組み合わせでもって実現され得る。
【0060】
ユーザは、入力装置(単数または複数)1036を介してコンピュータ1012にコマンド又は情報を入力する。入力装置1036は、以下に限定されないが、マウスのようなポインティングデバイス、トラックボール、スタイラスペン、タッチパッド、キーボード、マイクロホン、ジョイスティック、ゲームパッド、サテライトディッシュ、スキャナー、テレビチューナーカード、デジタルカメラ、デジタルビデオカメラ、ウェブカメラなどを含む。これら及び他の入力装置は、インターフェースポート(単数または複数)1038を介して、システムバス1018を通じて処理ユニット1014に接続する。例えば、インターフェースポート(単数または複数)1038は、シリアルポート、パラレルポート、ゲームポート、及びユニバーサルシリアルバス(USB)を含む。出力装置(単数または複数)1040は、入力装置(単数または複数)1036と同じタイプのポートの幾つかを使用する。従って、例えば、USBポートを使用して、コンピュータ1012に入力を提供し、コンピュータ1012から出力装置1040に情報を出力することができる。出力アダプター1042は、数ある出力装置1040の中でも、特別なアダプターを必要とする、モニタ、スピーカ、及びプリンタのような幾つかの出力装置1040が存在することを示すために設けられる。一例として及び制限されないが、出力アダプター1042は、出力装置1040とシステムバス1018との間の接続の手段を提供するビデオ及び音声カードを含む。留意すべきは、リモートコンピュータ(単数または複数)1044のような他の装置および/または装置のシステムが入力および出力の能力を提供する。
【0061】
コンピュータ1012は、リモートコンピュータ(単数または複数)1044のような1つ又は複数のリモートコンピュータへの論理的な接続を用いるネットワーク化された環境において動作することができる。リモートコンピュータ(単数または複数)1044は、パーソナルコンピュータ、サーバ、ルータ、ネットワークPC、ワークステーション、マイクロプロセッサベースの電化製品、ピアデバイス又は他の共通ネットワークノードなどとすることができ、コンピュータ1012に関連して説明された多くの又は全ての要素を一般に含む。簡略にするために、1つの記憶装置1046だけがリモートコンピュータ(単数または複数)1044と共に示される。リモートコンピュータ(単数または複数)1044は、ネットワークインターフェース1048を介してコンピュータ1012に論理的に接続され、通信接続1050を介して物理的に接続される。ネットワークインターフェース1048は、ローカルエリアネットワーク(LAN)及び広域ネットワーク(WAN)のような有線および/または無線の通信ネットワークを包含する。LAN技術は、ファイバ分布データインターフェース(FDDI)、銅線配線インターフェース(CDDI)、イーサネット(R)、トークンリングなどを含む。WAN技術は、以下に限定されないが、ポイントツーポイント接続、総合デジタル通信ネットワーク(ISDN)のような回線交換ネットワーク及びそれの変化形態、パケット交換ネットワーク、及びデジタル加入者線システム(DSL)を含む。
【0062】
通信接続(単数または複数)1050は、ネットワークインターフェース1048をバス1018に接続するために使用されるハードウェア/ソフトウェアを意味する。通信接続1050は、分かりやすくするためにコンピュータ1012内で示されるが、それはコンピュータ1012の外部とすることもできる。単なる例示のために、ネットワークインターフェース1048への接続に必要なハードウェア/ソフトウェアは、通常の電話グレードモデムを含むモデム、ケーブルモデム及びDSLモデム、ISDNアダプター、及びイーサネット(R)カードのような、内部および外部技術を含む。
【0063】
上述したことは、本発明の例を含む。当然のことながら、本発明を説明するためにコンポーネント又は方法の全ての考えられる組み合わせを説明することは不可能であるが、当業者ならば、本発明の多くの更なる組み合わせ及び置換が可能であることを認識できる。従って、本発明は、添付の特許請求の範囲の思想と範囲に入る係る代替形態、変更形態、及び変形形態の全てを含むことが意図されている。上述したコンポーネント、装置(デバイス)、回路、システムなどにより実行される様々な機能に関して、用語(「手段」への言及を含む)は、特に明記されない限り、説明されたコンポーネントの所定の機能(例えば、機能的に等価なもの)を実行する任意のコンポーネントに対応することが意図されている係るコンポーネントを説明するために使用され、仮に開示された構造と構造的に同等でなくても、それらは、本明細書において示された本発明の例示的な態様の機能を実行する。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ワイヤレス照明装置であって、
光源の動作を管理する制御コンポーネントと、
前記光源の動作を操作するために前記制御コンポーネントにより利用される入力信号を取得する入力コンポーネントと、
前記制御コンポーネント、前記入力コンポーネント、及び前記光源に電力を供給する電源と、
前記制御コンポーネント、前記光源、前記入力コンポーネント、及び前記電源を含むハウジングとを含む、ワイヤレス照明装置。
【請求項2】
前記ハウジングが、照明器具のソケットと機械的に結合する取付具を更に含む、請求項1に記載の装置。
【請求項3】
前記照明器具には、交流(AC)電源への物理的な配線接続がない、請求項2に記載の装置。
【請求項4】
前記照明器具が、前記電源に加えて、前記制御コンポーネント、前記入力コンポーネント、及び前記光源に別の電力源を提供する、請求項2に記載の装置。
【請求項5】
前記照明器具が、前記別の電力源を提供する交流(AC)電源に物理的に配線されている、請求項4に記載の装置。
【請求項6】
前記光源が、少なくとも1つの発光ダイオード(LED)である、請求項1に記載の装置。
【請求項7】
前記入力コンポーネントが、無線周波数信号または赤外線信号を介して、別の装置からワイヤレスで前記入力を受け取る、請求項1に記載の装置。
【請求項8】
前記別の装置が、遠隔制御装置、センサ、別のワイヤレス照明装置、又は無線IC(RFID)タグである、請求項7に記載の装置。
【請求項9】
前記入力コンポーネントが前記ハウジング内に含められたセンサであり、前記センサが、赤外線センサ、光センサ、近接センサ、音響センサ、運動センサ、一酸化炭素センサ、煙検出器、熱センサ、電磁センサ、メカニカルセンサ、又は化学センサである、請求項1に記載の装置。
【請求項10】
前記ワイヤレス照明装置内に組み込まれた前記電源の充電を増加させる再充電コンポーネントを更に含む、請求項1に記載の装置。
【請求項11】
前記ワイヤレス照明装置が属する一組のワイヤレス照明装置に関連したチャネルを記憶するグループ化コンポーネントを更に含み、前記一組のワイヤレス照明装置の動作が協調される、請求項1に記載の装置。
【請求項12】
ランダムパターンに従って決定された時間に、又はカレンダーとの同期に基づいて前記光源の状態を変更するタイマコンポーネントを更に含む、請求項1に記載の装置。
【請求項13】
前記入力信号がネットワークを介して伝えられる、請求項1に記載の装置。
【請求項14】
前記制御コンポーネントが、前記光源の状態を変更し、前記光源により放出される光の強度を変更し、又は前記光源により生成された光の色を変更する、請求項1に記載の装置。
【請求項15】
ワイヤレス入力に従って光を選択的に放出することを容易にする方法であって、
電球に組み込まれた受信装置でもって入力をワイヤレスで取得し、その入力が前記電球の光源の照明を制御し、
前記光源の照明を調整するか否かを判定するために前記入力を分析し、
前記分析された入力に基づいて前記光源の照明を選択的に変更することを含む、方法。
【請求項16】
前記光源が発光ダイオード(LED)のアレイである、請求項15に記載の方法。
【請求項17】
前記照明を選択的に変更することが、前記アレイにおける1つ又は複数のLEDに関連する、状態、強度、色、変調、又は方向を変更することを更に含む、請求項16に記載の方法。
【請求項18】
無線周波数または赤外線信号を介して、遠隔制御装置またはセンサから前記入力をワイヤレスで取得することを更に含む、請求項15に記載の方法。
【請求項19】
前記電球内に組み込まれた電源でもって前記光源に電力供給することを更に含む、請求項15に記載の方法。
【請求項20】
電球をワイヤレスで制御することを容易にするシステムであって、
前記電球の光源の動作を制御する、ワイヤレス送信された信号を受信し、前記電球に組み込まれている受信手段と、
前記受信した信号に基づいて前記光源を制御し、前記電球に組み込まれている制御手段とを含む、システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公表番号】特表2012−507822(P2012−507822A)
【公表日】平成24年3月29日(2012.3.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−523206(P2010−523206)
【出願日】平成20年10月30日(2008.10.30)
【国際出願番号】PCT/US2008/081807
【国際公開番号】WO2009/029960
【国際公開日】平成21年3月5日(2009.3.5)
【出願人】(510055909)ワイヤレス エンバイロメント エルエルシー (1)
【Fターム(参考)】