説明

ワンタフト歯ブラシ

【課題】 従来のワンタフト歯ブラシは、毛束が開いてしまうなどして歯ブラシとしての性能が劣化してしまうとハンドルを含む全体を廃棄して新品と交換する、所謂、使い捨てのものであった。そのため、消費者にとってはワンタフト歯ブラシを使い続ける上で経済的な負担が大きく、また、プラスチックゴミとしての廃棄量も多くなってしまうので、地球環境にも負担を掛けていた。そこで、ワンタフト歯ブラシの交換による使用者の経済的負担や、地球環境への負担を軽減するワンタフト歯ブラシを提供することを課題とする。
【構成】 単一の毛束が歯ブラシヘッドに取り付けられたワンタフト歯ブラシにおいて、前記毛束と歯ブラシヘッドとを着脱自在に取り付けたワンタフト歯ブラシ。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、単一の毛束が歯ブラシヘッドに取り付けられたワンタフト歯ブラシに関する。
【背景技術】
【0002】
ハンドル(グリップ)を把持して、その一端に形成されたブラシ部を用いて口腔内を清掃するいわゆる歯ブラシの中でも、ブラシ部としての毛束を一つしか持たず、且つその毛束を先鋭形状となるようになしたもので、通常の歯ブラシでは磨きにくい歯間などの隙間を主に清掃するための、所謂、ワンタフト歯ブラシは市場で広く知られている。
【特許文献1】特開平4−226646
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
従来のワンタフト歯ブラシは、毛束が開いてしまうなどして歯ブラシとしての性能が劣化してしまうとハンドルを含む全体を廃棄して新品と交換する、所謂、使い捨てのものであった。そのため、消費者にとってはワンタフト歯ブラシを使い続ける上で経済的な負担が大きく、また、プラスチックゴミとしての廃棄量も多くなってしまうので、地球環境にも負担を掛けていた。
本発明の課題は上記の問題を解決することにある。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明は、単一の毛束が歯ブラシヘッドに取り付けられたワンタフト歯ブラシにおいて、前記毛束と歯ブラシヘッドとを着脱自在に取り付けたことを要旨とする。
【発明の効果】
【0005】
本発明は、単一の毛束が歯ブラシヘッドに取り付けられたワンタフト歯ブラシにおいて、前記毛束と歯ブラシヘッドとを着脱自在に取り付けたので、毛束が開いてしまうなどして歯ブラシとしての性能が劣化してしまっても、ブラシ部分のみの交換が可能となり、使用者の経済的負担及び地球環境に対する負担を軽くすることが出来る。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
図1に本発明にかかるワンタフト歯ブラシの全体図を示す。さらに、図2に取り外した状態の毛束セット5、図3に毛束セット5を取り外した状態のヘッド2周辺の拡大図、図4に分解した毛束セット5の姿を示す。
毛束4はナイロン・ポリエステル・PBTなどの合成樹脂繊維で形成されるとともに、それを構成する毛の一本一本を先鋭に加工したものである。よって、それらが集まって構成される毛束4も先鋭形状となるものである。毛束4の先鋭に加工されていない一端は、繊維そのものを溶着(溶着部6)することで結合して毛束の形状を保っている。該溶着部6の外径は、その溶融により溶けた部分が外周方向へと拡散し、その拡散によって毛束4の外径より大きくなるように形成されている。
【0007】
前記毛束4は毛束基部(ホルダ)3に設けられた貫通穴7に挿入される。該貫通穴7は、その内部に段差8を1箇所設けており、毛束4に設けられた大径の溶着部6が該段差8に引っかかることで毛束4が毛束基部3から抜け落ちないようにしている。その毛束4は貫通穴7の一端から先鋭加工した一端を突出し、貫通穴7内部の段差8によって先鋭加工した側に抜け落ちないようになっている。
さらに、毛束4を挿入した後、貫通穴7を尾栓9で塞いでいる。その尾栓9は、その尾栓9の外周に設けられた円周状のリブ10と貫通穴7の内部に設けられた円周状のリブ11が乗越え嵌合することで抜けることの無いように固定される。つまり、毛束4は毛束基部3に設けられた貫通穴7の内部で、前記溶着部6が段差8と尾栓9に挟まれることによって完全に固定される。
【0008】
前記毛束基部3は毛束4に対して径方向の断面形状を略正方形となしており、ワンタフト歯ブラシのヘッド2に設けられた略正方形の穴12と嵌合した際に、毛束基部3とヘッド2が相対的に回転しないようになしている。
また、毛束基部3は、毛束4が突出している側の端面に鍔部13を設けてあり、ヘッド2の穴12と嵌合する際には、その鍔部13を穴12の周縁部に突き当てて歯ブラシ使用時に毛束セット5(毛束基部3と毛束4)がヘッド2に押し込まれることを防止している。
さらに、鍔部13の反対側の端部には係止リブ14を設けている。その係止リブ14は、毛束基部3をヘッド2に嵌合した際に、そのヘッド2の穴12の反対側に位置して係合し、この係合によって毛束セット5の不意な脱落を防ぐ役割をするものである。即ち、毛束4を有する毛束基部3は、鍔部13と係止リブ14によってヘッド2(穴12の周縁部)を挟み込んでいる。
【0009】
前記ヘッド2に設けられた穴12は、グリップ1の長手方向における軸線と平行な対角線を有する向きに設けられた略正方形形状の穴であり、また、それらヘッド2および穴12は、表面と裏面の形状が同一な構成をなしており、即ち、表面と裏とが対象の形状をなしている。
さらに、穴12の前記グリップ1の長手方向における両端には、それぞれスリット(15、16)が設けられている。一方のスリット15は表裏に貫通して形成されており、ヘッド2の先端を2分している。また、他方のスリット16はグリップ1の方向に表裏を貫通して形成されている。これら2つのスリット15、16の作用により、前記毛束セット5をヘッド2に嵌合する際、係止リブ14が穴12を押し広げながら通過する。つまり、穴12を比較的容易に拡開させることができ、これによって、使用者が自らの手で毛束セット5を着脱できるようにしている。そして、使用者が毛束4のヘッド2に対する突出方向を表裏反転させたり、毛束セット5を新しい物に交換したり出来るようになる。また、毛束4とその固定部分(毛束基部3)のみを交換できるので、非常に経済的であり環境に対する負荷も少ないものである。
前記ヘッド2はネック18を介してグリップ1と一体に形成されており、グリップ1の長手方向における軸線に対して平行または垂直でない角度で斜めに形成されている。これによって、前述のように毛束セット5のヘッド2に対する嵌合方向を表裏反転させることによって使用者の使い勝手に変化を与えることが出来る。即ち、使用者は自分の癖や口内のブラッシングしたい部分に応じて毛束4の突出方向を表裏どちらかに選択することができる(図5参照)。
【0010】
前記グリップ1には使用者が把持した際に、親指、人差し指、中指で歯ブラシの向きをコントロールできるように、操作を補助するためのリブ17を4本、グリップ1の長手方向に伸びる向きに設けている。このリブ17に指を掛けながらブラッシングすることで、歯ブラシ全体の不意な回転を防止すると共に、使用者が自らの意思で歯ブラシを回転させる際には回転させたい位置に正確に固定することができるようになる。
【0011】
本実施例にかかるワンタフト歯ブラシは、上記のように使用者が自らの使いやすいブラシ角度を選択してワンタフト歯ブラシを用いることが出来る構成を採っている。その結果、本実施例においては、従来のワンタフト歯ブラシの課題である、毛束の向きと清掃対象である口腔内とのなす角度が重要であるにもかかわらず、従来のワンタフト歯ブラシではハンドルとブラシの角度が固定されているために、使用者がハンドルを持ち替えながらブラシの角度が最適となるように調節しつつ使用しなければならないと言う課題と、使用者の中にはハンドルの持ち替えがうまくいかないために毛束と被清掃面との角度を最適な角度にできない場合があると言う課題をも解決するに至っている。
【0012】
図6に本発明にかかる第2の実施例を示す。
本実施例は、グリップ1に設けたダイヤル19を回すことによって、ネック内部38を通過し、ヘッド39へ抜けるバンド20を締め付けたり、緩めたり出来る構造になっている。そのヘッド39でバンド20によって作られる輪の中に毛束基部3を挿入した状態で、ダイヤル19を回してバンド20を締め付ければ、毛束セット40がヘッド39に固定されるので、歯ブラシとして使用できる。また、バンド20及びヘッドには表裏の別が無いので、表裏反転させた状態に毛束セット40を固定することもできる。
さらに、毛束4にカバー部材21をあらかじめ装着しておけば、使用者はカバー部材21を把持して毛束セット5の着脱操作を行うことが出来る。前記締め付け操作はグリップ1に設けられたダイヤル19で行うので、毛束セット5およびヘッド周辺に直接触れることなく毛束セット40を交換できるようになる。このことにより、非常に衛生的に歯ブラシを使用することが出来るものである。
また、本実施例にあっては、毛束セット40の着脱操作をグリップ1の近傍で行うこと、即ち、毛束セット40が固定されているヘッドから離隔した位置で着脱操作を行うことが重要であり、その操作方法がダイヤル19ではなく、たとえば、ボタンスイッチのようなものであってもよい。
【0013】
図7に本発明にかかる第3の実施例を示す。
本実施例は、毛束22の根元部における断面形状を三角になるように形成したものである。このような形状を採ることにより、毛束22に角(かど)23を形成することができる。使用者はこの角23を利用して、より効率的に歯の隙間を清掃することが出来るようになる。なお、本実施例においては毛束22の断面形状を非円形に形成することが重要なのであって、その断面形状が例えば四角や星形、あるいは楕円形状であってもよい。
【0014】
図8に本発明にかかる第4の実施例を示す。
本実施例は、毛束の根元部における断面形状を非円形にする点において前記第3の実施例と共通するが、毛束41の先鋭加工を施さず、断面形状は1つの角24が突出して鋭角となるようにした。さらに、毛束基部25とヘッド2が嵌合する部分の断面形状を四角よりも辺が多い8角形とした。
以上の構成により、本実施例にかかるワンタフト歯ブラシは、毛束41の一方向に、特に優れた清掃能力を持つとともに、ヘッドに対する毛束セット26の嵌合位置を8方向に調節することができる。よって、使用者は角24の向きを口内の清掃したい場所や自らの好みに合わせて調節することができ、高い清掃効率を得ることができる。
なお、前記ヘッド2の嵌合穴12は、図3のような略四角形のままでも良いが、毛束基部25に合わせた8角形とした方がより強固な固定ができる。
【0015】
図9に本発明にかかる第5の実施例を示す。
本実施例は、ヘッド27の取り付け穴50に底部51を設けると共に、その底部51に磁石28を埋設し、その穴50に装着される毛束基部29内に金属片30を埋設したものである。前記磁石28と金属片30の間に発生する吸着力でヘッド27と毛束基部29を接合するようになしている。その結果、ヘッド27にはスリット(前記第1実施例)を設ける必要が無くなる。よって、歯ブラシ使用後にスリット内に水が溜まる恐れが無く、雑菌が繁殖する可能性を低く抑えることができ、非常に衛生的である。また、ヘッド27に対して毛束基部29が若干入り込んで接合するようにすると共に、取り付け穴50の形状を非円形にすることで、毛束52の回転防止も可能である。さらに、ヘッド27の反対側にも同様の取り付け穴50を形成することで毛束52をヘッド27に対して表裏逆に装着することも可能となる。
【0016】
図10に本発明にかかる第6の実施例を示す。
本実施例は、毛束基部31の嵌合部33をヘッド32に形成された嵌合穴34よりも若干大きく設けており、嵌合部33を嵌合穴34に圧入することにより、嵌合穴34が嵌合部33を締め付けることで毛束基部31はヘッド32に固定される。また、その毛束基部31の嵌合部33の断面形状を略四角形とし、ヘッド32に設けられた嵌合穴34の断面形状も略四角形とすることで毛束(符号)の回転も防止している。さらに、前記嵌合穴34はヘッド32の反対側にまで貫通しているので、毛束(符号)の嵌合方向を表裏逆にしても問題なく嵌合できるものである。
このような構成を採ることで、前述の第5実施例と同様にスリット(第1実施例)を廃止でき、雑菌が繁殖する可能性を抑えることができ、非常に衛生的である。さらに、第5実施例のように磁石等の吸着手段を必要としないため、低コストで生産することもできる。
【0017】
図11に本発明にかかる第7の実施例を示す。
本実施例は、毛束基部35とヘッド36をネジ螺合によって着脱するものである。前記ヘッド36に形成された穴37の内面には、雌ネジ53が形成されており、一方、毛束基部35の外面には、前記雌ネジ53と螺合する雄ネジ54が形成されている。前記雌ネジ53形成されているヘッド36の穴37には、反対側まで全長に渡って雌ネジ53を設けてあるので、毛束基部35はヘッド36の反対側からも問題なく螺合することができる。
【0018】
図12に本発明にかかる第8の実施例を示す。
本実施例は、毛束基部41に植設された毛束42を植設面に対して角度を付けて設けたものである。また、毛束基部41は、ヘッド2との嵌合部の断面形状を略正四角形としている。このような構成を採ることにより、ヘッド2と毛束セット44を嵌合させるとヘッド2の面に対して毛束42は角度をもって固定される。使用者は毛束基部41とヘッド2の嵌合により、毛束42の向きを選択的に変更することができる。よって、ハンドル1に対する毛束42の角度の選択肢を飛躍的に増加させることができる。
【0019】
図13に本発明にかかる第9の実施例を示す。
本実施例は、スイッチ45をグリップの長手方向における軸線に対してスライドさせることにより、ヘッド46が開閉するようになしている。そのヘッド46に毛束基部47の嵌合部48を挟み込み、ヘッド46を閉じることで毛束基部47を固定する。このような構成をと採ることで、第2の実施例に比べて構造が複雑化する反面、さらに簡便な操作で毛束セット49のヘッド46に対する着脱が可能となる。
【産業上の利用可能性】
【0020】
本発明によるワンタフト歯ブラシは、使用者の使い勝手に応じてグリップと毛束の角度を選択的に変更でき、しかも、毛束が不意に回転してブラッシング力を損なう恐れも無い。また、毛束の先が開いてしまうなどして毛束が寿命を迎えた場合には、毛束セットのみを交換することが出来るようになしたものである。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【図1】ワンタフト歯ブラシの全体図を示す。
【図2】毛束セットの外観図を示す。
【図3】毛束セットを取り外した状態のヘッド部周辺図を示す。
【図4】毛束セットの分解図を示す。ただし、毛束基部のみは3/4断面図である。
【図5】全体側面図で毛束セットをヘッドの表(a)裏(b)に付け替えた場合の比較図面である。
【図6】本発明の第2実施例を示す要部拡大図である。
【図7】本発明の第3実施例にかかる毛束セットを示す図である。
【図8】本発明の第4実施例を示す要部拡大図である。
【図9】本発明の第5実施例を示す要部拡大図である。
【図10】本発明の第6実施例を示す要部拡大図である。
【図11】本発明の第7実施例を示す要部拡大図である。
【図12】本発明の第8実施例にかかる毛束セットを示す図である。
【図13】本発明の第9実施例を示す要部拡大図である。
【符号の説明】
【0022】
1 グリップ
2 ヘッド
3 毛束基部
4 毛束
5 毛束セット
6 溶着部
7 貫通穴
8 段差
9 尾栓
10 尾栓のリブ
11 貫通穴のリブ
12 穴
13 鍔部
14 係止リブ
15 スリット
16 スリット
17 グリップのリブ
18 ネック
19 ダイヤル
20 バンド
21 カバー部材
22 毛束
23 角
24 角
25 毛束基部
26 毛束セット
27 ヘッド
28 磁石
29 毛束基部
30 金属片
31 毛束基部
32 ヘッド
33 嵌合部
34 嵌合穴
35 毛束基部
36 ヘッド
37 穴
38 ネック内部
39 ヘッド
40 毛束セット
41 毛束基部
42 毛束
43 植設面
44 嵌合部
45 スイッチ
46 ヘッド
47 毛束基部
48 嵌合部
49 毛束セット
50 取付穴
51 底部
52 毛束
53 雌ネジ
54 雄ネジ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
単一の毛束が歯ブラシヘッドに取り付けられたワンタフト歯ブラシにおいて、前記毛束と歯ブラシヘッドとを着脱自在に取り付けたことを特徴とするワンタフト歯ブラシ。
【請求項2】
前記毛束の一端にホルダを固定すると共に、そのホルダを前記歯ブラシヘッドに対して着脱自在となしたことを特徴とする請求項1記載にワンタフト歯ブラシ。
【請求項3】
前記毛束の形状を先端部に向かい先鋭に形成したことを特徴とする請求項1、或いは、請求項2に記載のワンタフト歯ブラシ。
【請求項4】
前記歯ブラシヘッドにグリップを延設すると共に、そのグリップの長手方向における軸線と、毛束の歯ブラシヘッドへの着脱方向における軸線とを非直角な状態で交差するよう形成すると共に、前記毛束を歯ブラシヘッドの表面方向、並びに、裏面方向の何れの方向からも着脱自在となしたことを特徴とする請求項1〜請求項3の何れかに記載のワンタフト歯ブラシ。
【請求項5】
前記毛束の歯ブラシヘッドに対する回転防止手段を設けてなる請求項1〜請求項4の何れかに記載のワンタフト歯ブラシ。
【請求項6】
前記回転防止手段を前記毛束と歯ブラシヘッドに形成した断面形状が非円形状の取り付け部となしたことを特徴とする請求項5に記載のワンタフト歯ブラシ。
【請求項7】
前記回転防止手段を前記毛束と歯ブラシヘッドに形成した断面形状が多角形状の取り付け部となしたことを特徴とする請求項5に記載のワンタフト歯ブラシ。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate

【図10】
image rotate

【図11】
image rotate

【図12】
image rotate

【図13】
image rotate


【公開番号】特開2008−272038(P2008−272038A)
【公開日】平成20年11月13日(2008.11.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−116441(P2007−116441)
【出願日】平成19年4月26日(2007.4.26)
【出願人】(000005511)ぺんてる株式会社 (899)
【出願人】(000181217)株式会社ジーシー (279)
【Fターム(参考)】