説明

不変の下層中心を用いる電子番組ガイドグリッドと相互作用するシステム及びその方法

電子番組ガイドシステムは表示領域に表示されるグリッドを有する。グリッドは水平軸及び垂直軸を有する。グリッドは複数のセルを含む。各々のセルは番組情報を含む。視覚的手段がグリッド中の1つのアクションセルを示す。不変ポイントに位置する下層の中心が水平軸及び垂直軸に関係付けられる。アクティブセルの少なくとも一部が下層の中心に一致する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、概して表示データと相互作用する方法に関し、より具体的にはグリッド形式で表示された電子番組ガイド(EPG)と相互作用する方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来技術のEPGシステムでは、通常、グリッドに1つの「アクティブ」の番組があり、この番組に対する補助番組情報が表示の別個の領域において表示される。2つの異なる種類の動きは、ユーザのナビゲーションコマンドによって制御される。第1の種類の動きは、EPGデータに関してアクティブな番組インジケータの動きである。この動きは、アクティブな番組を識別するグラフィック要素の水平の再配置を含み、同じチャネル上の異なる番組、またはカテゴリベースのEPGグリッドの場合には同じカテゴリの中の異なる番組を示す。この第1の種類の動きも、異なるチャネル上の番組にまたは、カテゴリベースのEPGグリッドの場合では異なるカテゴリの中の番組に垂直に再配置することを含む。第2の種類の動きは、EPGデータ上への視覚的ウインドウの動きである。このことは、グリッドについてより早いかまたはより遅い表示された時間枠を選択するために水平に動くことを含んでいて、同じ一組のチャネル(またはカテゴリ)上のより早いかより遅い一組の番組を示す。それは同様に、異なる一組のチャネル(またはカテゴリ)上の同じ時間における一組の番組を示すための垂直の移動も含む。EPGデータに関するアクティブな番組インジケータの動きは、さまざまな先行技術システムにおいて広範な各種量の動きという形をとる。しかしながら、EPGシステムが30分の倍数までEPGデータ上へ視覚的ウインドウの動きを制限して、グリッドの表示された時間の開始が1時間または半時間の境界に合うことが標準的である。
【0003】
同時継続出願「電子番組ガイドグリッドと相互作用するグリッドベースのシステム及び方法」は、他の先行技術のEPGシステムにおいてナビゲーションの問題が生じる、水平及び垂直動きの非交換性という課題を解決する手段を開示した。EPGシステムに対するナビゲーションの問題についての他の出所は、左右動きにおける非対称性であって、ユーザが、後に「右に移動せよ」コマンドが続く「左に移動せよ」コマンドを出す場合(またはその逆)に、システムが達する状態は、システムがスタートした状態と必ずしも同じでない。グリッドベースのシステム及び方法が、これらの非対称性のほとんどが削除されることを可能にするが、特に視覚的ウインドウの位置での非対称性である若干の非対称性が、グリッドベースの方法を用いてもまだ残る。これらは、先に述べた異なる種類の2つの動きを制御する(例えば、「上に移動せよ」、「下に移動せよ」、「左に移動せよ」、「右に移動せよ」といった)一組のユーザコマンドを用いる先行技術による方法の当然の結果である。ユーザが一方向へ移動しなさいという命令を出すことから始めて、直ちに反対方向に移動しなさいという命令を更に付け加えて、次に、最終的な状態におけるグリッド表示された時間が、最初の状態においてグリッド表示された時間と異なるとわかる場合に、これらの非対称の存在によってユーザに混乱が生じることがあり得る。
【0004】
先行技術システムにおいて、アクティブな番組インジケータは、特定の表示されたグリッドの範囲内で動きの結果として、様々な異なる位置へ移動する。視覚的ウインドウが同様に移動する場合に、そのグリッドの座標に関して、これらの座標が先のアクティブな番組より遅い時間の番組を示したとしても、「右に移動せよ」コマンドを出す結果として、アクティブの番組インジケータが、その前の位置の左である新しい位置へ移動する場合であってもよい。同様の効果が、ユーザが左、右、上または下へ移動しなさいというコマンドを出すときに生じ得る。図2Aに示したようなシステムの状態から「上に移動せよ」コマンドが出され、図2Bに示したような状態に移動することによってシステムが応答するという例が図に示されている。図2Aの初期状態において、アクティブな番組インジケータが、グリッドの一番上でチャネル67の4.30pmの番組を強調している。図2Bの最終状態において、アクティブな番組インジケータは、グリッドの一番下でチャネル66の番組を強調している。よって、「上へ移動せよ」コマンドへのこの応答は、視覚的ウインドウを「上へ」スクロールして58から66までの一組のチャネルを表示するが、アクティブな番組が、実際にはその基本的なグリッド座標に関して下方へ移動している。これらの動きの複雑な組み合わせが、グリッドの周囲を行き来しつつ彼自身または彼女自身の位置を見定める際にユーザに追加の認知的な負荷を負わせる。
【発明の開示】
【0005】
〈関連出願との相互参照〉
本特許文献は、ここに参照として組み込まれている、「不変の下層中心を用いる電子番組ガイドグリッドと相互作用するシステム及びその方法」として2003年6月6日に出願された米国特許出願第10/250,150号についての優先権を主張する。
【0006】
〈関連出願との相互参照〉
本出願は、いずれも本発明と同じ発明者によって発明され、かつ本発明と同じ出願人によって出願されている、2002年9月13日に出願された「電子番組ガイドグリッドと相互作用するポイントベースのシステム及び方法」と題された同時係属米国特許出願大10/065,075号及び2002年11月27日に出願された「電子番組ガイドと相互作用するグリッドベースのシステム及び方法」と題された同時係属米国特許出願第10/065,889号に関連する主題を含む。当該同時係属出願の全ての最初の開示は、本願明細書において参照することにより明示的に組み込まれている。
【0007】
〈発明が解決しようとする課題〉
従って、先行技術のシステムでわかった欠点のない改良されたEPGグリッドナビゲーションを提供するシステムが必要である。本発明は、他と同様にこれらの必要性を満足させて既存のシステムでわかった欠陥を克服する。
【0008】
〈課題を解決するための手段〉
本発明は、EPGデータに関する視覚的ウインドウ動き及びEPGデータに関するアクティブの番組インジケータの動きの両方についての均一な処理を提供し、各々のナビゲーションのユーザ入力に応答してこれらの動きが常に同じ方向に同じ量であるようにすることによって、EPGグリッドナビゲーションを単純化する。このシステムは、下層の不変の中心を提供し、それはEPGデータによる全てのナビゲーションの動きの全体にわたって表示されたグリッドの軸に関して同じ位置のままである。いかなる表示されたグリッドにおいても、水平次元において、グリッドのアクティブの番組を含んでいるセルの少なくとも一部は、下層の不変の中心の水平位置に対応する時間におけるポイントと同時に起こる。同様に、いかなる表示されたグリッドにおいても、垂直次元において、グリッドのアクティブの番組を含んでいるセルの少なくとも一部は、下層の不変の中心の垂直位置と同時に起こる。
【0009】
グリッドの表示された時間は、1時間または半時間の境で開始するかまたは終わることを必要としなくて、いかなる時に始まりかつ終わってもよい。しかしながら、アクティブの番組を視覚的に示す新規な方法とともに新規な水平のナビゲーション方法が、本願明細書において開示される。典型的EPGデータに対して、番組の持続時間が30分の倍数でなくて、番組のスタート時間がそれほど合っていない場合でも、これらの方法を用いている水平の動きの結果が、グリッドの表示された時間を1時間または半時間の境界に合わせることになっている。システムが水平の動きの完全な左右対称を提供する方法が、本願明細書において開示される。システムが非常に短い番組(例えば15分以下)及び非常に長い番組(例えば90分以上)の両方を含んでいる典型的EPGデータを行き来する際の改良されたナビゲーションの効率性を提供する方法も開示される。
【0010】
本発明の第1実施例によれば、アクティブな番組の1種類の視覚的表示が、EPGグリッドナビゲーションの全体にわたって絶えず用いられる。第2の実施例によれば、下層の中心が活動中のセルの水平の範囲の始めか終わりかまたは中央のどこに位置するかに依存して、3つの異なる種類の視覚的表示が用いられる。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下の説明において、多数の特定の詳細が記載される。しかしながら、本発明の実施例はこれらの特定の詳細を用いずに実施されてもよいということが理解される。他の例において、周知の回路、構造及び技術は、この説明の理解を不明瞭にしないために示されなかった。
【0012】
図1Aは、本発明の一実施例が実施され得る娯楽システム100Aを示す図である。娯楽システム100Aは、リモートコントローラ5、テレビ10、(例えばDSSまたは衛星受信器などの)受信器15、コンパクトディスク(CD)プレーヤー20、ビデオレコーダ25、ビデオディスクプレーヤー30、ラジオ/ラジオチューナ35、アンプ40、テープデッキ45、オーディオビデオプリアンプ50、またはそれらうちのいかなる組み合わせをも含む。受信器15は、スタンドアローンユニットであってもよいし、テレビ10の内部に埋め込まれてもよい。リモートコントローラ5は、様々な電子装置用に適している。ユーザ55は、リモートコントローラ55を用いて、娯楽システム100Aにおけるこれらの電子装置を制御する。リモートコントローラ5は、スタンドアローンユニットまたは通信装置の一部などの多くの形式を取り得る。リモートコントローラ5は、情報を表示するスクリーン、ワイヤレスキーボード及び電子装置を制御するワイヤレスポインティング装置を含む携帯装置であってもよい。娯楽システム100Aの装置間の通信は、(例えばビデオ、赤外線IR,シリアル、その他などの)ケーブルまたは無線技術を介してもよい。リモートコントローラ5が、ユーザ入力に応答してリモートコントローラメッセージを送信するか、受信するかまたは処理するのに適しているいかなるシステムで使われてもよいということが意図される。テレビ10は、アナログテレビまたはデジタルテレビであってもよいし、テレビ受信器コンポーネントを有するコンピュータなどであってもよい。
【0013】
図1Bが、本発明の一実施例が実施され得るプロセッサシステム100Bを示す図である。プロセッサシステム100は、プロセッサ110、プロセッサバス120、メモリコントロールハブ(MCH)130、システムメモリ140、入力/出力コントロールハブ(ICH)150、周辺バス155、大容量記憶装置170、及び入力/出力装置1801から180Kを含む。プロセッサシステム100がこれらの要素より多くの要素または少ない要素を含んでもよいという点に注意しなさい。プロセッサシステム100またはそのずっと小さく縮小されたバージョンは、受信器(即ちTV、コンピュータ、その他)またはリモートコントローラ5、またはそれらのうちのどの組み合わせでも含まれる。
【0014】
プロセッサ110は、組み込みプロセッサ、モバイルプロセッサ、マイクロコントローラ、デジタル信号プロセッサ、スーパースカラコンピュータ、ベクトルプロセッサ、単一指示多数データ(SIMD)コンピュータ、複数命令セットコンピュータ(CISC)、縮小命令セットコンピュータ(RISC)、超長命令語(VLIW)、またはハイブリッド構造などのあらゆる種類の構造の中央処理装置を表す。
【0015】
プロセッサバス120は、プロセッサ110が例えばMCH130などの他のプロセッサまたは装置と通信することを可能にするインタフェース信号を出力する。プロセッサバス120は単一プロセッサまたはマルチプロセッサ構成を支援してもよい。プロセッサバス120は、パラレル、シーケンシャル、パイプライン、非同期、同期、またはそれらのどの組み合わせであってもよい。
【0016】
MCH130は、メモリ及び入力/出力装置の制御及び構成、即ちシステムメモリ140及びICH150を提供する。MCH130は、例えば単離された実行モード、ホストから周辺バスへのインタフェース、及びメモリ制御などの複数の機能を統合するチップセットに組み込まれてもよい。MCH130は、周辺バス160にインタフェースする。明瞭にするために、全ての周辺バスが示されているというわけではない。システム140も同様に、周辺バス例えば周辺コンポーネント相互接続(PCI)、アクセラレーテッド・グラフィクス・ポート(AGP)、業界標準アーキテクチャ(ISA)バス、及びユニバーサルシリアルバス(USB)、その他などの周辺バスを含んでもよいと考えられる。
【0017】
システムメモリ140はシステムコード及びデータを記憶する。システムメモリ140は、ダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM)またはスタティックランダムアクセスメモリ(SRAM)で通常実施される。システムメモリ140は、本発明の一実施例を実行する番組コードまたはコード部分を含んでもよい。システムメモリは、ユーザインタフェース管理145を含む。ユーザインタフェース管理145の要素のうちのいずれか1つが、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、マイクロコードまたはそれらのうちのどの組合せによって実行されてもよい。システムメモリ140はまた、オペレーティングシステムなどの示されていない他のプログラムまたはデータを含んでもよい。ユーザインタフェース管理145は、プロセッサ110によって実行される場合に、下記に説明されるようなオペレーションをプロセッサ11に実行させるプログラムコードを含む。
【0018】
ICH150は、I/O機能をサポートするように設計された多くの機能を有する。ICH150はまた、I/O機能を実行するMCH130と一緒にチップセットに組み込まれてもよいし、または別々であってもよい。ICH150は、周辺バス160、プロセッサインタフェース、割り込みコントローラ、ダイレクトメモリアクセス(DMA)コントローラ、パワーマネジメントロジカルタイマー、システム管理バス(SMBus)、汎用シリアルバス(USB)インタフェース、大容量記憶装置インタフェース、ローピンカウント(LPC)インタフェースなどの、多くのインタフェース及びI/O機能を含んでもよい。
【0019】
大容量記憶装置170は、コード、プログラム、ファイル、データ、アプリケーション、及びオペレーティングシステムなどのアーカイブ情報を記憶する。大容量記憶装置170は、コンパクトディスク(CD)ROM172、デジタルビデオ/多用途ディスク(DVD)173、フロッピードライブ174、ハードドライブ176、フラッシュメモリ178及び他の磁気または光記憶デバイスを含む。大容量記憶装置170は、マシンアクセス可能媒体を読み込むメカニズムを提供する。マシンアクセス可能媒体は、以下に説明されるようなタスクを実行するためのコンピュータが読み込み可能なプログラムコードを含んでもよい。
【0020】
入出力装置1801から180Kは、I/O機能を実行するためのあらゆるI/O装置を含んでもよい。I/O装置1801から180Kの例は、(例えば、キーボード、マウス、トラックボール、ポインティングデバイスなどの)入力装置用コントローラ、(例えばオーディオ、ビデオ、グラフィックスなどの)メディアカード、ネットワークカード、及びあらゆる他の周辺コントローラを含む。本発明の一実施例の要素は、ハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、またはそれらうちのあらゆる組合せによって実行されてもよい。用語「ハードウェア」は、通常、電子、電磁、光学、電気光学、機械、電気機械部品などのような物理的構造を有する要素のことをいう。用語「ソフトウェア」は、通常、論理構造、方法、手順、プログラム、ルーチン、プロセス、アルゴリズム、式、機能、表現、その他を言う。用語「ファームウェア」は、通常、(例えば、フラッシュメモリ、ROM、EROMなどの)ハードウェア構造において実現または具現される論理構造、方法、手順、プログラム、ルーチン、プロセス、アルゴリズム、式、機能、表現、その他を言う。ファームウェアの例は、マイクロコード、書き込み可能制御メモリ、及びマイクロプログラムを組み込んだ構造を含んでもよい。ソフトウェアまたはファームウェアにおいて実現される場合、本発明の実施例の要素は基本的にコードセグメントであって必要なタスクを実行する。ソフトウェア/ファームウェアは、本発明の一実施例において説明されているオペレーションを実行する実際のコードまたは該オペレーションをエミュレーションするかまたはシミュレーションするコードを含んでもよい。プログラムまたはコードセグメントは、プロセッサまたはマシンアクセス可能な媒体に保存されるか、伝送媒体にわたって、搬送波において具現されるコンピュータデータ信号によってかまたは搬送波によって変調された信号によって送信され得る。「プロセッサが読み込み可能またはアクセス可能な媒体」または「マシン読み込み可能またはアクセス可能な媒体」は、情報を記憶することができるか、送信することができるかまたは転送することができるあらゆる媒体を含んでもよい。プロセッサ読み込み可能またはマシンアクセス可能な媒体の例は、電子回路、半導体記憶装置、読み出し専用メモリ(ROM)、フラッシュメモリ、消去可能ROM(EROM)、フロッピーディスク、コンパクトディスク(CD)ROM、光ディスク、ハードディスク、ファイバーオプティックス媒体、無線周波数(RF)リンク、その他を含む。コンピュータデータ信号は、例えば電子ネットワークチャネル、光ファイバ、エア、電磁、RFリンク、その他といった伝送媒体にわたって伝播し得る信号を含んでもよい。コードセグメントは、インターネット、イントラネット、その他などのコンピュータネットワークを介してダウンロードされてもよい。マシンアクセス可能な媒体は、製品において具現されてもよい。マシンアクセス可能媒体は、マシンによってアクセスされる場合に、以下に説明されるオペレーションをマシンに実行させるデータを含んでいてもよい。マシンアクセス可能媒体は、その中に埋め込まれるプログラムコードを同様に含んでもよい。プログラムコードはマシン読み込み可能コードを含み以下に説明されるオペレーションを実行してもよい。用語「データ」はここで、機械読み込み可能目的のためにコード化されているあらゆる種類の情報のことをいう。従って、それはプログラム、コード、データ、ファイル、その他を含んでもよい。
【0021】
本発明の実施例の全てまたは一部は、ハードウェア、ソフトウェアまたはファームウェア、またはそれらのあらゆる組合せによって実行されてもよい。ハードウェア、ソフトウェアまたはファームウェア要素は、お互いに接続されたいくつかのモジュールを有していてもよい。ハードウェアモジュールは、機械的、電気的、光学の、電磁のまたは他の物理的接続によって別のモジュールに接続される。ソフトウェアモジュールは、機能、手順、方法、サブプログラムまたはサブルーチン呼び出し、ジャンプ、リンク、パラメータ、変数、及び引数の受け渡し、機能リターン、その他によって他のモジュールに接続される。ソフトウェアモジュールは、他のモジュールに接続されて、変数、パラメータ、引数、ポインタ、その他を受信し、かつ/または、結果、アップデートされた変数、ポインタ、その対を生成するかまたは通過させる。ファームウェアモジュールは、上記の方法を連結するハードウェア及びソフトウェアのあらゆる組み合わせによって別のモジュールに接続される。ハードウェア、ソフトウェアまたはファームウェアモジュールは、他のハードウェア、ソフトウェアまたはファームウェアモジュールのどれに接続されてもよい。モジュールは、また、プラットフォーム上で動作しているオペレーティングシステムと相互作用するソフトウェアドライバまたはインタフェースであってもよい。モジュールは、また、構成し、準備し、初期化し、ハードウェア装置へ/からデータを送信しかつ受信するハードウェアドライバであってもよい。装置は、ハードウェア、ソフトウェア及びファームウェアモジュールのあらゆる組合せを含んでもよい。
【0022】
本発明におけるEPGナビゲーション技術は、ナビゲーションの基礎として不変の下層の中心または中心の目印を用いる。下層の中心は、視覚的要素によって表されてもよい。しかしながら、不変の下層の中心が、EPGにおける視覚的グラフィック要素によって、必ずしも表されるわけではない。本発明のそれぞれの異なる実施例が、所定の実施では、その位置が通常移動しないけれども、不変の下層の中心に対するグリッドのx軸及びy軸上の異なる位置を選択してもよい。本発明の第1の態様によれば、下層の中心として選択された位置は、システムによって表示される各々のEPGグリッドに対して、アクティブの番組セルの境界上またはアクティブの番組セルの範囲内のいずれかにあるポイントに対応する。
【0023】
グリッドのアクティブの番組を視覚的に示すあらゆる方法が本発明と互換性を持つ。本願明細書において及びほかのどこかで開示された新しい方法と同様に、様々な公知の方法のどれが用いられてもよい。例えば、図3は本発明のEPGを示し、アクティブの番組がアクティブなグリッド行上の識別される部分を有する情報ラインによって示される。この例では、不変の下層の中心が、グリッド座標において水平軸に沿って約1/3でかつ垂直軸の中間上にある。図4に示された替りの実施例において、アクティブの番組はグラフィックアイコンによって示され、全てのアクティブなグリッド行が強調される。本実施例では、不変の下層のポイントが、アクティブの番組を示しているアイコンの中心に対応する位置にある。図5に示されたまた別の実施例において、アクティブの番組は二次元のセルハイライトによって示され、不変の下層の中心の位置は、グリッドの水平軸に沿ってほぼ1/3で垂直軸のほぼ中間上にある。図6に示されたさらに別の実施例において、多数のグラフィック要素は、アクティブの番組を示す。この実施例では、不変の下層の中心が、水平軸に沿ってほぼ1/3でグリッドの一番上から2番目の行にある。
【0024】
図7に示されるまた別の実施例では、アクティブの番組が時間内のアクティブのポイントを示しているグラフィック要素によって、また二次元セルハイライトされるこの実施例では、不変の下層の中心が垂直軸のほぼ中間でかつ水平軸に沿って1/3の両方によって示される。本発明によるEPGナビゲーションの以下の説明において用いにある。この例の構成では、このことは、アクティブのグリッド列が常に4番目の行であって、不変の下層の中心がグリッドの表示された時間の開始時より30分遅い時間に対応している位置にある。
【0025】
ここで図8に戻ると、このフローチャート800は、ユーザが通常システムの動作を知覚する方法の斜視図から、本発明によるナビゲーションコマンドに応答する一般的な方法を示す。各々のユーザコマンドに応答して(ブロック810)、システムはアクティブの番組インジケータの移動M1を算出し(ブロック820)、それに応じて、M1までそれを移動する(ブロック830)。それはまた同じ方向に、M1と同量だけ視覚的ウインドウを移動し、それによって、表示されたグリッドの軸に関して、正確に前と同じ位置において不変の下層の中心を残す(840)。
【0026】
ここで図9に戻ると、本発明によるシステムが、図8に示された方法に従って、図7に示されたような初期状態から始まる「上に移動せよ」コマンドにどのように応答するかという方法の例の結果がわかる。アクティブの番組のインジケータは、1本のグリッド行によって、CSPAN52ライン上の位置まで移動した。そして、アクティブの番組はここで、いまだ2.30pmの時間におけるアクティブなポイントと共に「政治問題」である。同じコマンドに応答して、可視的ウインドウは1本のグリッド列だけ上にスクロールし、よって、下層の中心はグリッドの表示された軸に沿って、前と同じ相対的位置のままである。
【0027】
ここで図10に戻ると、本発明によるシステムが、図8に示された方法に従って、図7に示されたような初期状態から始まる「下に移動せよ」コマンドにどのように応答するかという方法の例の結果がわかる。アクティブの番組のインジケータは1本のグリッド列だけラインTCM68上の位置へ下に移動した。そして、アクティブの番組はここで、まだ2.30pmの時間におけるアクティブのポイントと共に今「或る殺人」である。同じコマンドに応答して、可視的ウインドウは1本のグリッド列だけ下にスクロールし、下層の中心は、グリッドの表示された軸に沿って、前と同じ相対的位置のままである。
【0028】
ここで図11に戻ると、本発明によるシステムが、図8に示された方法に従って、図7に示されたような初期状態から始まる「右へ移動せよ」コマンドにどのように応答するかという方法の例の結果がわかる。アクティブの番組のインジケータは水平軸に沿って30分に対応する量だけ3.00pmに対応する位置まで右に移動した。さらに、アクティブの番組は、ここでまだAMC15であるアクティブのグリッド行と共に「レイダース・失われたアーク」である。同じコマンドに応答して、可視的ウインドウは30分だけ右にスクロールして2.30から4.00pmの新規なグリッドが表示された時間を与える。さらに下層の中心はまたグリッドの表示された軸に沿って同じ相対的位置のままである。
【0029】
ここで図12に戻ると、本発明のシステムが、図8に示された方法に従って、図7に示されたような初期状態から始まる「左に移動せよ」コマンドにどのように応答するかという方法の例の結果がわかる。アクティブの番組のインジケータは水平軸に沿って120分に対応する量だけ12.30pmに対応する位置まで左に移動した。さらに、アクティブの番組は、ここでまだAMC15であるに対応するアクティブなグリッド行と共に、今「エイリアン・ネイション」である。同じコマンドに応答して、可視的ウィンドウは120分だけ左にスクロールし、12.00から1.30pmまでの新しいグリッドの表示された時間を与える。さらに、下層の中心はまた再びグリッドの表示された軸に沿って同じ相対的位置のままである。
【0030】
図7から図12の先の説明は、可視的ウインドウを移動させる直観的で直接的な比喩及び大きくて不動の一組のEPGデータにわたるアクティブな番組のインジケータを用いてシステムのユーザの斜視図から与えられる。しかしながら、システム設計者の斜視図から、同じシステムの動作の同等の記述は次の通りである。同様に移動しない下層の中心を有する不動の表示ウインドウがある。さらに、ユーザナビゲーションコマンドに応答して、EPGデータの異なるサブセットが表示ウインドウにおいて表示されるグリッドセルに割り当てられる。システム実施斜視図から、それはウインドウを介して「移動する」データであってかつその逆ではない。
【0031】
従って、本発明の全体的なナビゲーション方法は、より正確に次のように述べられてもよい。システムは、時間及び番組の継続時間を示している二次元番組グリッドを表示し、そこで代表的な構成は、左の方へより早い時間及び右の方へより遅い時間を備えた水平軸上の時間を有する。グリッドは、電子ガイドシステム内でEPGデータのサブセットに対応する。グリッドは多数のセルを含み、各セルは番組部分に対応する。各々の半時間の境界を意味する水平軸に沿ってラベルがあってもよく、一日の特定の時間を備えたグリッドセルにおいて示した番組情報とのユーザの関係を容易にする。しかしながら、これらのラベルは規則的なグリッド形式においてのように「列」を指定しない。なんとなれば、グリッドの異なる行上の番組セルの水平の境界が規則的なコラムを形成するために必ずしも互いに位置を合わせる必要がないからである。ユーザナビゲーションコマンドに応答して、グリッドのセルは別の場所に移されてかつ/または大きさを変更され、新規なセルが加えられ、さらに、いくつかのセルはグリッドから削除されてもよい。例えば、いくつかのステーションがなんらの番組を放送しない朝の早い時間の時々に、いくつかのセルにはこの種の情報がないけれども、各セルは通常、番組に対する情報をそれと関係させる。表示されたグリッドのそれらの水平寸法が、関係付けられた番組の継続時間より短い時間に対応する場合に、セルは「不完全な形式」において現れるようにここで説明される。なんとなれば、番組の開始時間がグリッドの表示された時間の始まりの前に起こるか、または番組の終了時間がグリッドの表示された時間の終了後に起こるかのいずれかかまたは両方だからである。この種の不完全の発生は、例えば、矢印、アイコン、または他の手段によっていくつかの実施例において視覚的に示されてもよい。
【0032】
この代表的な構成において、垂直軸は番組群を表し、それがシステムによって特定の共有された特徴を用いてグループに割り振られるEPGデータからの番組として定義される。例えば、いくつかの実施例では、EPGデータはチャネルによってグループ化されてもよい。よって、番組グリッドの各々の行は、特定のチャネル上で異なる時間に放送する番組から成る番組群を表す。システムがカテゴリでEPGデータをグループ化する場合にいくつかの実施例において他の例が生じる。よって、グリッドの各々の列は特定の種類の内容(例えばコメディ、ドラマ、スポーツ、その他)で異なる時間に放送する番組から成る番組群を表す。番組群が表示される順番は、システムによって変更されてもよい。しかし、通常のグリッドナビゲーションの間、群は変化しない順番に割り当てられている(例えば、それらはチャネルの番号順、局名のアルファベット順、ユーザの好きな順番、内容の種類の順番、その他)。順番は、通常、グリッドの最上位で始まって、垂直軸を下方へ進み、最後の群に至った場合に順番が再び始まりに「回り込む」だろう。
【0033】
従って、図13で示したようなプロセス1300は、「上へ移動せよ」コマンドに対応する方法のより詳細な説明を提供する。図7及び9で示したような本発明の実施例では、システムは「上へ移動せよ」コマンドに応答して一度に1列を移動する(ブロック1310)。さらに手順は次の通りである。システムは現在のアクティブな番組セルC1(ブロック1320)を「非アクティブにする」。さらにC1の直ぐ上にある行の新規セルC2をアクティブにする(1330ブロック)。グリッドの最下行に現れているセルは削除され(ブロック1340)、次に残りのセルが全て1列だけ下に移動される(ブロック1350)。システムは、垂直軸の下方の番組群の現在の順番の範囲内で、以前にグリッドの最上位であった番組群に先行する番組群P1を識別する。番組群P1と関係するEPGデータが、新規セルに割り当てられて、それらはグリッドの一番上の行に置かれる(ブロック1360)。次に、「上へ移動せよ」コマンドに応答して一度に1行以上システムが移動する場合では、プロセスが新規セルの位置に対応する垂直軸上でラベルを再割り当てする(ブロック1370)。プロセスは類似しているが、底部で削除されていて上部で加えられている多数の行が底部で削除され上部で加えられ、さらに、新規なアクティブセルは前のアクティブセルの上方の多数の行である。セルのアクティブ化/非アクティブ化、削除、追加及び移動といったこれらのオペレーションが、ここで説明される発明の概念から逸脱することなく実行される順番を変化させることが可能であることは当業者にとって明らかである。
【0034】
図14のプロセス1400は、「上へ移動する」方法の基本的に反対である、「下に移動せよ」コマンドに応答する方法の詳細な説明を提供する。どのようにこの方法が用いられるかの例が、図7及び10を参照することによって理解されるだろう。プロセス1400は、ユーザ入力から「下に移動せよ」コマンド(ブロック1410)を受信する。次に、プロセス1400は、現在のアクティブセルC1を非アクティブにし(ブロック1420)、C1の下方の行でセルC2をアクティブにする(ブロック1430)。システムは、グリッドの一番上の行からセルを削除し(ブロック1440)、全ての残りのセルを1行(またはそれ以上)上に移動させる(ブロック1450)。次に、システムは新規なセルをグリッドの底列に加えて(ブロック1460)、新規セルの位置に対応する垂直軸上でラベルを再割当する(ブロック1470)。
【0035】
代表的な構成においては、水平の寸法におけるセルが、様々な行上で互いに整列していない境界がある異なるサイズのものであってもよいので、水平グリッドナビゲーションはより複雑である。多くの異なるアルゴリズムが、各々の場合に適当である水平の動きの正確な量を判定することが可能であり、これらの一部は、更に本願明細書において説明される。しかしながら、水平動きの正確な量がどれだけであるべきかについて判定するために選択され特定の方法に関係なく、図15は、本発明による「右に移動せよ」ナビゲーションコマンドに応答するフローチャートを提供する。
【0036】
「右に移動せよ」コマンドがユーザ入力(1510)から受信されるプロセス1500が、図15に示される。T1からT2の最初のグリッド表示された時間から始まって、プロセス1500はT3からT4まで新しいグリッド表示された時間を算出する(ブロック1520)。システムは、その関連する番組がT3までに終わる一組の最初に表示されたセルS1のサブセットSS1を識別し、グリッドからSS1を削除する(ブロック1530)。次に、システムはその関連する番組がT3の前で始まってT3の後で終わるS1のサブセットSS2を識別する。新規に表示されたグリッドの始まりで開始されて、システムは不完全な形式においてSS2を表示する(ブロック1540)。システムは、その関連する番組がT3より早くなく始まるS1のサブセットSS3を識別し、次にT3−T1に対応する量だけ、左の方にSS3を移動させる(ブロック1550)。次に、システムは、T4の前であるがT2より早くなく始まる関連する番組と共に、最初のグリッドに表示されていない一組のセルS2を識別する。システムは、S2を新規に表示されたグリッドに加える(ブロック1560)。必要であるならば、システムは前のアクティブの番組セルを非アクティブにして、水平軸上のラベルを再割当して新しく表示された時間に対応させる(ブロック1580)前に新規セルをアクティブにする(ブロック1570)。
【0037】
図15の方法の例は、図7及び11を参照することによって理解される。そこで図11は、応答した後にシステム状態を表す所で、図7で示すシステム状態から開始する「右に移動せよ」コマンドに応答した後のシステムの状態を示している。この場合、最初のグリッド表示された時間(T1からT2)は、2.00pmから3.30pmであり、新規のグリッド表示された時間(T3からT4)は2.30pmから4.00pmであると算出される。従って、表示されたセルのサブセットSS1は、2つの番組「エイリアン・ネーション」及び「甘い毒薬」と関連付けられたセルとして識別されて、これらはグリッドから削除される。この場合のサブセットSS2は、番組「大学バスケットボール」、「BAT21」、「政治問題」、「バックストーリー」、「或る殺人」、及び「いつも心に太陽を」と関連するセルである。これらは全て、図11のグリッドの初めに不完全な形式で表示される。本発明の本実施例では、インジケータがこれらのセルの初めに配置されてそれらの開始時間がグリッドの始めより実際には早いということを示す。それは図11に示したグリッドの始めとその開始が一致している番組「チャイナレイク殺人」とそれらを区別する。例えば、図11の「BAT21」、「政治問題」、「或る殺人」といった最初のグリッドにおける初め及び/または終わりにおいてSS2のセルが場合によっては不完全に表示されてきたということに注意しなさい。SS2のセルは、最終的な状態(例えば、図11の「或る殺人」)の終わりにおいて不完全であってもよく、または、それらが終わりにおいて不完全でなくてもよい(例えば、図11の「政治問題」)。図15のフローチャートを続けると、表示されたセルSS3のサブセットは、番組「スポーツセンター」、「レイダース・失われたアーク」、「ザ・イット・ファクター」及び「チャイナレイク殺人」と関連するセルとして識別される。この場合は30分であるT3−T1に対応する距離だけ、これらのセルは図11のグリッドにおいて左の方に移動される。それらの関連する番組の終了時間がT4より遅い場合、SS3のセルは、グリッドの終わりに不完全に現れるかもしれない(例えば図11の「レイダース・失われたアーク」)。一組のセルS2は、最初のグリッドの行に表示された番組群に対するEPGデータを調べることによって識別され、最初のグリッドのセルと関係していない、T3からT4の時間の間のいつかに放送される番組があるかどうかを判断される。この例では、表示された番組群はチャネル76、22、52、15、68、59及び44であり、S2は、「フレンズ」、「ブッシュ」及び「ザ・イット・ファクター」の3.30−4.00のエピソードとして識別される。さらにこれらは図11のグリッドに加えられる。この例では、図7のアクティブの番組セル「バックストーリー」が非アクティブにされ、「レイダース・失われたアーク」が図11においてアクティブにされる。最後に、水平軸に沿ったラベルが再割当されて、2.30pmから4.00pmの新規なグリッド表示された時間を示す。一般に、新規なグリッドの開始時間T3は、最初のグリッド開始時間T1より大きいが、各々の「右に移動せよ」コマンドに応答して、T3はT2より早いか、遅いかまたは同じでもよく、(以下にさらに説明するような)グリッドの表示された時間における変化の量及び表示されたグリッドの行に対する番組群と関係する特定のEPGデータを判定するために選択された特定の方法に依存している。
【0038】
図15において参照される各々のサブセットSS1、SS2、SS3及び新規なセットS2は、「右に移動せよ」コマンドが出される場合に特定のグリッドに現れるチャネル群と関係する特定のEPGデータに依存して、場合によっては空でもよい。例えば、図16で示す最初のシステム状態から始めると、本発明の一実施例が、図17に示すように、適当な新しくグリッド表示された時間が6.30pmから8.00pmであるということを判定してもよい。この場合図16で表示されたセルと関係する全てのプログラムが、この場合6.30pmであるT3より遅い終了時間を有するので、SS1は空である。
【0039】
図18及び19には、表示されたセルのサブセットSS2が空である、図15による「右に移動せよ」コマンドの前後のシステム状態例を示す。T3はこの場合2.00pmであり、2.00pm前に始まりかつ2.00pm後に終わる、最初のグリッドの行に示されたチャネルで放送中の番組はない。
【0040】
図20及び21は、表示されたセルSS3のサブセットが空である、図15による「右へ移動せよ」コマンドの前後のシステム状態例を示す。T3はこの場合6.45pmであり、6.45にまたは6.45より遅く始まる最初のグリッドの番組はない。
【0041】
図22及び23は、新しいセルS2が空である、図15による「右へ移動せよ」コマンドの前後のシステム状態例を示す。T2はこの場合8.30pmであり、T4は9.00pmである。さらに、9.00pm前に始まるが8.30pmまたは8.30pmより遅く始まる、最初のグリッドの行に示されたチャネル上で放送中の番組はない。
【0042】
前の例は、初めにアクティブの番組セルが非アクティブにされ、さらに新しいセルが最終グリッドでアクティブにされる場合を示した。図21におけるような最初のグリッドから始めると、図15による方法が最初の状態におけるような同じアクティブの番組セル「ゆりかごを揺らす手」で生ずるグリッドを生成する、最終グリッド例を図24が示す。
【0043】
ラベルが水平軸に再割当されて、新規に表示された時間と一致する。システムはこれらのラベルを配置して半時間の境界を示すが、図21で分かるように、グリッド表示された時間の開始及び終了が合わされている必要はない。
【0044】
図25のプロセス2500は、応答するためのフローチャートを示す「左に移動せよ」、水平動きの正確な量がどれだけであるかを判定するために選択された特定の方法にかかわらず、本発明の方法による「左に移動せよ」コマンドに応答するフローチャートを示す。
【0045】
システムは、ユーザ入力から「左に移動せよ」コマンドを受信する(ブロック2510)。T1からT2の最初のグリッド表示された時間から始めると、システムはT3からT4の新しくグリッド表示された時間を算出する(ブロック2520)。システムは、その関係する番組がT4より早くなく始まる初めに表示された一組のセルS1のサブセットSS1を最初に識別し、グリッドからSS1を削除する(ブロック2520)。次に、システムは、関係する番組がT4の前に始まってT4の後に終わるS1のサブセットSS2を識別して、新しく表示されたグリッドの終わりで終わっている不完全形式でSS2を表示する(ブロック2530)。3番目に、システムは、その関連する番組がT4より遅くなく終わるS1のサブセットS3を識別し、T1−T3に対応する量だけ右の方へSS3を移動させる(ブロック2540)。4番目に、システムは、T3より遅く終わるがT1より遅くない関係する番組で、最初のグリッドにおいて表示されていない一組のセルS2を識別し、新しく表示されたグリッドにS2を加える(ブロック2550)。必要であるならば、システムは前のアクティブの番組セルを非アクティブにして、新しいセルをアクティブにする(ブロック2560)。次にシステムは、水平軸上のラベルを再配置して、新しく表示された時間(ブロック2570)に一致させる。セルのアクティブ化/非アクティブ化、削除、追加及び移動についてのこれらのオペレーションが、ここで説明される本発明の概念から逸脱することなく実施される順番を変更することが可能であるということは、当業者にとって明らかである。
【0046】
図12が図7で示すシステム状態から始まっている「左に移動せよ」コマンドに応答した後のシステム状態を表している、図25の方法の例が、図7及び12を参照することによって理解されるだろう。この場合、最初のグリッド表示された時間(T1からT2)が2.00pmから3.30pmであり、新しくグリッド表示された時間は、12.00から1.30pmであると算出される。従って、表示されたセルのサブセットSS1は、2つの番組「或る殺人」及び「BAT21」と関連するセルとして識別され、これらはグリッドから削除される。この場合、サブセットSS2は、番組「大学バスケットボール」、「政治問題」、「エイリアン・ネーション」、「いつも心に太陽を」、及び「甘い毒薬」と関係するセルを含む。これらは、図12のグリッドの終わりにおいて不完全な形式で全て表示される。本発明の本実施例では、インジケータがこれらのセルの終わりに配置されて、その終わりが図12に示したグリッドの終わりと一致する番組「地獄の7人」とそれらを区別するグリッドの終わりよりそれらの終了時間が実際に遅いということを示す。この特定の場合ではSS2のセルが最初のグリッドにおいて初めに不完全に表示され、「政治問題」が図7の最初のグリッドの終わりにおいて同様に不完全に表示されているということに注意しなさい。SS2のセルは同様に最終状態の初めに不完全であるか(例えば図12の「政治問題」)、またはそれらは初めに不完全でなくてもよい(例えば、図12における「甘い毒薬」)。
【0047】
図25のフローチャートを続けると、表示されたセルSS3のサブセットはこの例では空である。なんとなれば、T4がこの場合1.30pmであり、1.30pmにまたはその前に終了時間がある、図7のグリッドのセルがないからである。一組のセルS2は、最初のグリッドの列において表示される番組群に対するEPGデータを調べることによって、最初のグリッドのセルと関係しない時間T3からT4の間のいつかに放送している番組があるかどうかを判断する。この例では、表示された番組群がチャネル76、22、52、15、68、59及び44であり、S2は「大学バスケットボール」、「地獄の七人」、「勇気ある追跡」、「ケイン号の叛乱」、「コットンクラブ」及び「マター・オブ・トラスト」といった11.00amから1.00pmのエピソードとして識別される。さらにこれらは図12のグリッドに追加される。この例では、図7のアクティブの番組セルである「バックストーリー」が非アクティブにされ、「エイリアン・ネーション」が図12においてアクティブにされる。最後に、水平軸に沿ったラベルが再割当されて、12.00から1.30pmの新しくグリッド表示された時間を示す。一般に、新しいグリッド終了時間T4は最初のグリッド終了時間T2より早いが、各々の「左に移動せよ」コマンドに応答して、T4がT1より早いか遅いかあるいは同じであってもよく、グリッド表示された時間における変化の量及び表示されたグリッドの行に対する番組群と関連する特定のEPGデータを判断するために選択された特定の方法に依存している。
【0048】
図25において参照されるサブセットSS1、SS2、SS3の各々及び新しい組S2は、「左に移動せよ」コマンドが出される場合に、特定のグリッドにおいて現れるチャネル群と関係する特定のEPGデータに依存して、場合によっては空でもよい。例えば、図17に示す最初のシステム状態から始めると、本発明の一実施例は、図17に示すように、適当な新しいグリッド表示された時間が6.00pmから7.30pmであるということを判断してもよい。この場合、SS1は空である。図17で表示されたセルに関係する全ての番組が、この場合7.30pmであるT4より早い開始時間を有するからである。さらに、この場合、S2も空である。なんとなれば、最初のグリッドの行と関連するチャネルに関して、6.00pmより後であるが6.30pmより後でなく終了する番組がないからである。
【0049】
先の考察は、T4がT1より早い、図7から図12まで移動するという例においてSS3が空である点に注意した。SS3も、図26及び27においてのように、T4がT1より遅い場合に空であってもよい。図26に示したように最初の状態から、本発明の実施例が、「左に移動せよ」コマンドに応答して適当な新しくグリッド表示された時間が4.00pmから5.30pmであるということを判断してもよい。この場合、その終了時間がT4より遅くない最初のグリッドの番組はない。
【0050】
サブセットSS2が空である例は、再び図19及び18に戻ることによって理解される。実施例は、図19に示す最初のグリッドから、「左に移動せよ」コマンドに応答して適当な新しくグリッド表示された時間が1.30から3.00pmであるということを判断してもよい。この場合、T4は3.00pmであり、3.00pm前に始まりかつ3.00pmの後に終了する、図19のグリッドの番組はない。しかしながら、SS3はこの場合空でない。最初のグリッドにおいて、番組「手本になる人」、「ジェネラルホスピタル」、「アンティーク・ロードショー」、「ワイルド・ソーンベリー」及び「スティーヴ・ハーベイ・ショー」の2.30−3.00pmのエピソード、並びに「第七天国」の全ては、3.00pmより遅くない終了時間であって、これらはサブセットSS3として識別される。「カリフォルニアの金」などの他の番組及び「ワイルド・ソーンベリー」及び「スティーヴ・ハーベイ・ショー」の2.00pm−2.30pmのエピソードも3.00pm前に終わるにもかかわらず、これらがサブセットSS1の一部として識別されて、最終的なグリッドから取り除かれる点に注意が必要である。SS3のセルは、この場合30分間であるT1−T3だけグリッドにおいて右の方に移動される。
【0051】
前の例は、最初のアクティブの番組セルが非アクティブにされて、新しいセルが最終的なグリッドにおいてアクティブである場合を示した。図28は、図25による方法が図11に示すような得られるグリッドを生成してもよい最初のグリッド例を示す。さらにこの場合、同じアクティブの番組セル「レイダース・失われたアーク」も最終的な状態においてアクティブである。
【0052】
様々な方法が用いられて、各々のナビゲーションコマンドに対する適当な新しいグリッド表示された時間を算出されてもよい。例えば、グリッドベースの方法が用いられて、現在のグリッドにおいて見ることができる全ての行と関係する番組情報から下層の中心の新しい位置を判断してもよい。用いられる方法が、グリッドの視覚的な行におけるあらゆる番組の境界に対応する水平位置に中心に置く場合、本発明のシステムはナビゲーションの動き生じ、それは左右の動きにおいて完全に対称である。この場合、「左に移動せよ」コマンドが後に続く「右に移動せよ」コマンドまたはその逆は、一対のナビゲーションコマンドの前とシステムが同じ状態のままであることを保証する。
【0053】
替わりに、様々な技術が用いられて、現在のアクティブのグリッド行についての情報に基づき、新しいグリッド表示された時間を算出してもよい。例えば、新しいグリッド表示された時間が計算されて、現在アクティブのグリッド行上で次の番組の初めに、中心を残してもよい。図29及び30はこの方法の例を示す。そこにおいて、図29に示す最初の状態からの「右に移動せよ」コマンドが、図30で示す状態を生じ、更に、図30に示す最初の状態からの「左に移動せよ」コマンドが、図20で示す状態を生じる。グリッド表示された時間を計算して要求された動きの方向において次の番組の始まりに対応する中心を残す同じ方法を用いると、、図31のような最初の状態からの「右に移動せよ」が図32のような状態を生じ、32の最初の状態からの「左に移動せよ」は図31のような状態を生じる。このようなさまざまな技術が本発明と共に用いられて、動きの算出がグリッドの1行に関係するデータに基づくだけであったとしても、再び完全に対称である左/右のナビゲーションの動きを提供する。このことは、ナビゲーションの動きにおける様々な種類の非対称を有している以前のEPGシステムと本発明とを区別する。
【0054】
図32は、不動の下層の中心がグリッドの開始から30分のポイントに対応する実施例に対して、グリッドを有することは半時間の境界の5分前に開始するグリッド表示された時間を有することができる場合を示す。このグリッドのアクティブセルは、7.25amに始まる番組「グレート・アウトドア・ゲームズ・ハイライト」に対応する。かかる場合、この時間に対応する限定された表示領域を用いる、半時間の境界の前にある時間量を示すために用いる様々な手段があってもよい。示された例において、テキスト「(5)」は、水平軸上の他のラベルよりより小さいフォントで示されて、番組の5分間が7.00amを示している第1の軸のラベルより前にあるということを示す。かかるグリッドにおいてさえ、水平軸のこの小さなスパンへ完全に一致するESPN76上の6.55am−7.00amの番組「大物を追え」に対応しているような番組セルがあってもよいということが図32からも理解される。
【0055】
さらに他の様々な技術が用いられて新しくグリッド表示された時間を算出して、そこですべてのグリッド行からのデータが考慮されてもよい。現在のアクティブのグリッド行と関係する番組が、適当な時間を判断することにおいて優先的に取り扱われてもよいが、30分の境界を備えたグリッド表示された時間を合わせるために考慮がなされてもよい。例えば、1つの方法は新しく表示された時間を通常算出するためであって、先に検討したように、下層の中心が動きの方向においてアクティブのグリッド行上で次の番組の開始に対応してもよい。しかしながら、これが半時間の境界と合わないグリッド表示された時間を生じる場合において、同じ新しいアクティブの番組に対応しているが必ずしもその開始時間に対応していない中心を残している替りの表示された時間が選択されてもよい。新しいグリッド表示された時間を判断するこの種の組み合わされた技術が、先の図7および11において理解される。図7から始めると、次の番組の開始に単に下層の中心を合わせた方法が、2.25pmから3.55pmの新しくグリッド表示された時間を算出してもよい。しかし、替りの方法がこの場合も、考慮に入れるかもしれない選択肢以外の、他のグリッド行上の番組の開始時間を考慮してもよく、同時継続出願第10/065,889号において開示されたようなグリッドベースの計算を用いて、2.30から4.00pmの新しく表示された時間が他の行上で番組開始と合わせられ、半時間の境界と合わされたグリッド表示時間を残し、さらにより簡単な行ベースの方法においてと同じアクティブの番組「レイダース・失われたアーク」という結果になる。この例では、グリッド表示された時間の得られる変化が、より簡単な行ベースの方法で生じるより大きい。図33及び34は、グリッド表示された時間が、動きの方向における次の番組の開始に不動の下層の中心を合わせる単純な行ベースのアルゴリズムを用いて生ずるより、少ない量で変化してもよい場合を示す。図33に示す最初の状態から始めると、「R.スティーブ」の3.10−3.35のエピソードの開始が半時間の境界と合わないが、3.30pmに下層の中心を残すより小さい動きが半時間の境界と合うという事実を考慮するが、3.30の下層の中心を残すより小さな移動がこの番組をアクティブのままにし、グリッド表示された時間が半時間の境界と合い、下層の中心もチャネル11の「へい、アーノルド!」の3.30のエピソードの開始に対応する時間にある。
【0056】
他の新規な方法が用いられて、水平のナビゲーションコマンドに対応する新規なグリッド表示された時間を判定してもよい。例えば、グリッドベースの方法が行ベースの方法と組み合わされて、得られる動きが(例えば30分といった)所定の量より少ないかそれと等しい場合か、行ベースの動きがその量より大きい動きを生じる場合に行ベースが常に用いられて、次に(所定の量より大きい動きをそれでも生じもよい)移動のグリッドベースの計算がなされてもよい。この種の実施例の例は、図35乃至38に示されている。図35に示す最初の状態から始めて、この方法は、図36に示すグリッドを用いて「右に移動せよ」コマンドに応答する。これは、多くのグリッドベースの方法がそうであるように、チャネル63の12.15pmの番組「リフレクト」に対応するポイントで停止しない次の番組の開始と下層の中心とをあわせる方法による、30分の行ベースの動きである。図36に示す状態から図37に示す状態への次の行ベースの番組の移動も30分であるが、今度は他の列上の番組はスキップされない。最後に、図37で示す最初の状態からの候補の行ベースの移動は、(番組「アリッサ ミラノの朝まで踊ろう」が長さ120分であるので)120分である。そして、この場合、それは行ベースの移動に対する所定の最大の移動を上回る。従って、チャネル60の番組「健康週間」の開始に一致する水平位置において下層の中心の新規な位置を用いて、図38に示したように、システムはグリッドベースの計算を用いて新規なグリッド表示された時間を判定する。しかしながら、この方法は、従来の「大域的制限」方法がそうするように、動きを所定の量に制限しない。例えば、行ベースの方法に組み合わされた同じグリッドベースの方法を用いて、図39に示した最初の状態から開始すると、システムは列ベースの動きが150分であって中心の上に番組「甘い毒薬」の開始を置くということを算出する。しかしながら、これは行ベースの動きに対する所定の30分より長いので、システムは各々の行に対する新しい情報及び情報損失のポイントを用いてグリッドベースの計算を成し、120分の移動をさせて図40に示すグリッドを生じさせる。よって、この種の組み合わされたアルゴリズムの全体の効果は、グリッドベースの方法による大きな動きをいつも成させることである。それは、現在アクティブでない列上の大変短いショーが水平の動きによって「スキップされる」ということを確かにする。
【0057】
新しいグリッド表示された時間を算出するグリッドベース及び列ベースの方法の様々な組合せが用いられてもよい。例えば、このことが、30分の境界に合わせられないグリッド表示された時間を生じる場合以外に、グリッドベースの方法が通常用いられてもよい。かかる場合において、動きの替わりの量が選択されて、その開始以外の番組のいくつかのポイントに対応する下にある中心を用いる以外、標準のグリッドベースの方法を用いて生ずる最終状態の同じ番組を生じて、グリッド表示された時間が半時間の境界と合わせられてもよい。
【0058】
本発明の第2の実施例によれば、不変の下層の中心の使用が、アクティブのセルを視覚的に示す多くの異なる手段の使用と組み合わされてもよい。前のシステムにおいて、アクティブのセルの同じ種類の視覚的な表示が、EPGグリッドナビゲーションを介して常に用いられる。典型的視覚的表示は、先の2次元セルハイライトまたは全体のセルを示す他のグラフィカル手段を用いた。同時係属出願第10/065075号において開示されたような多くの最近の方法は、時間内に単一のアクティブポイントを示す1次元のライン、アイコンまたは他の手段を用いる。しかしながら、本発明は、時間内のアクティブポイントがアクティブセルの初め、中間のいつか、または終わりかどうかに依存して、アクティブセルを示す少なくとも3つのはっきりしたグラフィック形式を用いることを意図する。図41から43はこの例を示し、そこで下層の中心がそれぞれアクティブの番組セルの終了、開始及び中間を示す。3つの異なる矢印のセットが用いられて、下層の中心及びアクティブのセルの相対的位置を示す。さらに、これらの例において、これらの視覚的要素が全体のセルのハイライトと組み合わされる。(かかるハイライトがアクティブのセルを独自に識別することは必ずしも必要でない)。よって、この新規な方法によれば、図41に示すシステム状態から始まる「右に移動せよ」コマンドは、図42のグリッドを生じ、図42のグリッドから始まる「左に移動せよ」コマンドは、図41を生じる。これらの場合において、ナビゲーションコマンドに応答する可視的ウインドウの動きの量はゼロであり、中心自体は正確に同じ位置のままであるが、アクティブセルは変わる。このことは、先のポイントベースのシステムにある従来の制限を取り除き、それは、時間内のアクティブポイントが2つの番組の境界にある場合に、アクティブの番組が右側の番組であるとみなされる。図41または42のいずれかの状態からの「上に移動せよ」コマンドに応答して、アクティブのセルを示しているグラフィカル要素も、下層の中心が、この文脈においてセルの境界の1つと一致しないことを意味する「中間にある」ことを同様に示すという結果が図43に示されたグリッドである。
【0059】
このような方法で多数の異なる視覚的要素を用いる利点は、半時間の境界が初めにまたはアクティブの番組の放送時間の開始またはその間に生じない場合においてさえ、半時間の境界にグリッド表示された時間を合わせることが可能になるということである。図41はこの一例を示し、「スポンジボブ」の4.15−4.30のエピソードがアクティブであり、グリッド表示された時間が、4.30に対応する位置の下層の中心を用いて4.00pmに始まる。図44は別の例を示す。先に述べたように、本発明の第1実施例と関係して用いられる簡単な行ベースのナビゲーション方法は、新しいグリッド表示された時間を算出して、現在アクティブの行上の次の番組の初めに中心を残す。図31に示す最初の状態から始めると、その方法は、「大物を追え」の6.55pmの開始に対応する中心で、新しくグリッド表示された時間が6.25から7.55amである「左に移動せよ」コマンドへの応答を計算する。しかしながら、図45において示す状態から始めると(それは、アクティブのセルの視覚的表示を除いて、図31に示した状態と同様である)、本発明の第2の実施例は、「左に移動せよ」コマンドへの異なる応答を可能にする。この場合、グリッド表示された時間における変化は必要でなく、得られるシステム状態は、図44に示したようであって、不変の中心が7.00pmに対応する水平位置にまだ位置している。よって、システムのユーザの斜視図から、本発明のこの第2の実施例による応答は、図46のフローチャートに従って判定されてもよい。ユーザが「左に移動せよ」かまたは「右に移動せよ」というコマンドを入力する場合、現在のアクティブセルA1及び(例えば、先に述べたように、行ベース、グリッドベース、その他の)番組の間の移動についての選択された方法が与えられて、システムはどのセルが次のアクティブのセルA2になるかについて決定する。場合によっては、A1及びA2は、同じセルであってもよい。しかしながら、A1及びA2が異なり、中心がそのときそれらの間で境界にある場合、システムは可視的ウインドウ(または同等に、ウインドウのセル及び水平軸上のラベル)を移動しなくてもよいが、その代わりに、単に視覚的要素を変化させて新しいアクティブセルとしてA2を示してもよい。一方、下層の中心(即ち、開始時に、終了時に、またはA2の途中のいつかに)の相対的位置に依存して、最後に、システムがアクティブのセルの異なる種類の可視的表示を表示する以外に、方法は第1実施例と同様に進める。よって先に述べた例において、図41から図42に右に移動する場合、A1は「スポンジボブ」に対応するセルであり、A2は「フェアリー・オッド・ペアレンツ」に対応するセルである。図45から図44に左に移動する場合、A1は「散歩人ケイ」に対応するセルであり、A2は「大物(を追え)」に対応するセルである。
【0060】
図46は、本発明の一実施例によるナビゲーションコマンドに応答するプロセス4600のフローチャートを示す。システムはユーザ入力に対して「右へ移動せよ」または「左に移動せよ」というコマンドを受信する(ブロック4610)。次にシステムは、現在のアクティブのセルC1及び新規なアクティブセルA2を判断する(ブロック4620)。システムは、プロセス4600を続け、中心がA1とA2との間の境界にあるかどうかを判断する(ブロック4630)。中心がA1とA2との間に境界にある場合、システムは可視的要素を変化させてアクティブとしてA2を示す(ブロック4640)。中心がA1とA2の間の境界にない場合、システムがアクティブの番組インジケータの移動M1算出する場合にプロセスが続く(ブロック4650)。システムは、アクティブの番組インジケータ及びグリッドの可視的ウインドウをM1だけ移動させる(ブロック4660)。次に、システムは、下層の中心の相対的に依存してアクティブセルA2の可視的要素を表示する(ブロック4670)。
【0061】
本発明の第2の実施例の別の態様によれば、追加の記述的なラベルが用いられてもよく、そこで、ラベルは、下層の中心の水平位置に対応するほぼ水平位置に現れる。このラベルの配置は、ユーザのための追加の視覚的きっかけとして、アクティブのグリッドセルとの中心の相対的整列を示すために変化してもよい。このように図43で、下層の中心が4.30pmに対応するポイントにおけるアクティブのセルのほぼ中間にあり、補助情報表示において現れる記述的ラベル「KQED 9、4:10−4:45pm」が4.30の位置に関して中央に整列配置される。図44において、下層の中心は7.00amに対応する位置においてアクティブのセルの終わりにある。さらに補助情報表示において現れる記述的ラベル「ESPN2 76、6:55−7.00am」が7.00am位置に合わせられた右側の境界を有する。図45では、下層の中心が、同様に7.00amに対応するポイントにおいて、アクティブセルの始まりにあり、補助情報表示において現れる記述的ラベル「ESPN2 76、7.00−7.25am」が7.00amの位置と合わせられたその左の境界を有する。
【0062】
本発明の広範な異なる実施例が可能である。本願明細書において説明されたグリッドの表示された時間を半時間の境界に合わせる方法が容易に適用されて、例えば1時間ごとにや15分といった他の間隔で境界ときちんと合わされるシステムを提供する。例は、ナビゲーションコマンド毎に1行の垂直移動が与えられるが、システムはナビゲーションコマンド毎に数行の移動も同様に提供してもよい。水平方向移動及び垂直方向のいずれでも、システムは、「左に小さく移動せよ」、「大きく右に移動せよ」、「上に小さく移動せよ」、「上に大きく移動せよ」などの1以上のナビゲーション入力コマンドを提供してもよい。本願明細書において記載されている方法がこれらの異なる種類のコマンドに適用される方法は当業者にとって明らかである。特定の実施例が図面において示されて、本願明細書において記載されると共に、記載されている発明の概念から逸脱することなく、多くの変化形が具現され得ることは当業者にとって明らかである。
【図面の簡単な説明】
【0063】
【図1A】本発明の示唆による娯楽システムの一実施例を示すブロック図である。
【図1B】本発明の示唆によるコンピュータシステムの一実施例を示すブロック図である。
【図2A】先行技術によるEPGの図表示である。
【図2B】先行技術による図1におけるような初期状態から「上へ移動せよ」コマンドの起こり得る結果を示している、EPGの図表示である。
【図3】本発明によるEPGの図表示である。
【図4】本発明による別のEPGの図表示である。
【図5】本発明による別のEPGの図表示である。
【図6】本発明によるまた別のEPGの図表示である。
【図7】本発明によるまた別のEPGの図表示である。
【図8】ユーザの斜視図から見られるように、システムがどのようにナビゲーションコマンドに応答するかについて記述しているフローチャートである。
【図9】本発明による図7におけるような初期状態から「上へ移動せよ」コマンドの起こり得る結果をデータが示す、EPGの図表示である。
【図10】本発明による図7におけるような初期状態から「下へ移動せよ」コマンドの起こり得る結果をデータが示す、EPGの図表示である。
【図11】本発明による図7におけるような初期状態から「右へ移動せよ」コマンドの起こり得る結果をデータが示す、EPGの図表示である。
【図12】本発明による図7におけるような初期状態から「左へ移動せよ」コマンドの起こり得る結果をデータが示す、EPGの図表示である。
【図13】システム実施斜視図から見られるように、システムがどのように「上へ移動せよ」コマンドに応答するかについて記述しているフローチャートである。
【図14】システム実施斜視図から見られるように、システムがどのように「上へ移動せよ」コマンドに応答するかについて記述しているフローチャートである。
【図15】システム実施斜視図から見られるように、システムがどのように「右へ移動せよ」コマンドに応答するかについて記述しているフローチャートである。
【図16】本発明によるEPGの図表示である。
【図17】本発明による図16におけるような初期状態から「右へ移動せよ」コマンドの起こり得る結果をデータが示す、EPGの図表示である。
【図18】本発明による別のEPGの図表示である。
【図19】本発明による図18におけるような初期状態から「右へ移動せよ」コマンドの起こり得る結果をデータが示す、EPGの図表示である。
【図20】本発明による別のEPGの図表示である。
【図21】本発明による図20におけるような初期状態から「右へ移動せよ」コマンドの起こり得る結果をデータが示す、EPGの図表示である。
【図22】本発明による別のEPGの図表示である。
【図23】本発明による図22におけるような初期状態から「右へ移動せよ」コマンドの起こり得る結果をデータが示す、EPGの図表示である。
【図24】本発明による図21におけるような初期状態から「右へ移動せよ」コマンドの起こり得る結果をデータが示す、EPGの図表示である。
【図25】システム実施斜視図から見られるように、システムがどのように「左へ移動せよ」コマンドに応答するかについて記述しているフローチャートである。
【図26】本発明による別のEPGの図表示である。
【図27】本発明による図26におけるような初期状態から「左へ移動せよ」コマンドの起こり得る結果をデータが示す、EPGの図表示である。
【図28】本発明による図11におけるような初期状態から「左へ移動せよ」コマンドの起こり得る結果をデータが示す、EPGの図表示である。
【図29】本発明による別のEPGの図表示である。
【図30】本発明による図26におけるような初期状態から「左へ移動せよ」コマンドの起こり得る結果をデータが示す、EPGの図表示であり、図29の状態において「左へ移動せよ」コマンドが生じてもよい起こり得る初期状態も示す。
【図31】本発明による別のEPGの図表示である。
【図32】本発明による図31におけるような初期状態から「左へ移動せよ」コマンドの起こり得る結果をデータが示す、EPGの図表示であり、図31の状態において「左へ移動せよ」コマンドが生じてもよい起こり得る初期状態も示す。
【図33】本発明による別のEPGの図表示である。
【図34】本発明による図33におけるような初期状態から「左へ移動せよ」コマンドの起こり得る結果をデータが示す、EPGの図表示である。
【図35】本発明による別のEPGの図表示である。
【図36】本発明による図35におけるような初期状態から「右へ移動せよ」コマンドの起こり得る結果をデータが示す、EPGの図表示である。
【図37】本発明による図36におけるような初期状態から「右へ移動せよ」コマンドの起こり得る結果をデータが示す、EPGの図表示である。
【図38】本発明による図37におけるような初期状態から「右へ移動せよ」コマンドの起こり得る結果をデータが示す、EPGの図表示である。
【図39】本発明による別のEPGの図表示である。
【図40】本発明による図39におけるような初期状態から「右へ移動せよ」コマンドの起こり得る結果をデータが示す、EPGの図表示である。
【図41】本発明の第2の実施例によるEPGの図表示である。
【図42】本発明の第2の実施例による図41におけるような初期状態から「右へ移動せよ」コマンドの起こり得る結果をデータが示す、EPGの図表示である。
【図43】本発明の第2の実施例による図42におけるような初期状態から「右へ移動せよ」コマンドの起こり得る結果をデータが示す、EPGの図表示である。
【図44】本発明の第2の実施例によるEPGの図表示である。
【図45】本発明による図44におけるような初期状態から「右へ移動せよ」コマンドの起こり得る結果をデータが示す、EPGの図表示であり、図44の状態において「左へ移動せよ」コマンドが生じてもよい起こり得る初期状態も示す。
【図46】システム実施斜視図から見られるように、システムがどのように「左へ移動せよ」コマンドに応答するかについて記述しているフローチャートである。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
電子番組ガイドシステムであって、
水平軸及び垂直軸を有する表示領域に表示され、各々のセルが番組に関する情報を有する複数のセルを含むグリッドと、
前記グリッド内に含まれる1つのアクティブセルを視覚的に示す手段と、
下層の中心であって、水平軸と垂直軸に関して不変位置での選択されたポイントと、
を含み、
前記アクティブセルのうちの少なくとも一部分が前記下層の中心と一致することを特徴とするシステム。
【請求項2】
前記手段が、アイコン、2次元セルハイライト、及び少なくとも1つの視覚的グラフィック要素のうちの1つであることを特徴とする請求項1記載のシステム。
【請求項3】
前記アクティブセルを含んでいるアクティブ行の視覚的な表示をさらに含むことを特徴とする請求項1記載のシステム。
【請求項4】
前記複数のセルが、前記垂直軸に沿って配置されていて各々の行が少なくとも1つのセルを含む複数の行を含むことを特徴とする請求項1記載のシステム。
【請求項5】
前記水平軸が時間を表して、その中で、グリッドの初めがグリッドの表示された時間の始まりを表し、グリッドの終わりがグリッドの表示された時間の終わりを表すこと特徴とし、
番組群を前記垂直軸が表すことを特徴とする請求項4記載のシステム。
【請求項6】
前記グリッドの前記表示された時間の始まりと前記グリッドの前記表示された時間の終わりとの間の時間を示す前記水平軸上に複数のラベルが現れることを特徴とする請求項5記載のシステム。
【請求項7】
前記ポイントの前記不変位置が前記垂直軸のほぼ中間の位置にあることを特徴とする請求項5記載のシステム。
【請求項8】
上に移動のコマンド及び下に移動のコマンドのうちの1つに応答して、前記アクティブセルが新しい位置に再割当され、第2のセルがアクティブセルになることを特徴とする請前求項5記載のシステム。
【請求項9】
コマンドに先立ち、少なくとも第1の番組群に関する番組の第1の組についての情報が、前記グリッドの第1の列にあるセルに現れることを特徴とする請求項8記載のシステム。
【請求項10】
右に移動のコマンド及び左に移動のコマンドのうちの1つに応答して、複数のセルのうちの少なくとも1つが新しい位置に再割当されることを特徴とする請求項5記載のシステム。
【請求項11】
前記ポイントの前記不変位置が、前記グリッドの開始時間後に、第1の時間に対応する前記水平軸に沿った位置にあることを特徴とする請求項5記載のシステム。
【請求項12】
前記第1の時間が所定の時間間隔の正整数倍数であることを特徴とする請求項11記載のシステム。
【請求項13】
前記所定の時間間隔が5分の倍数であることを特徴とする請求項12記載のシステム。
【請求項14】
前記手段が垂直方向の情報ラインを含むことを特徴とする請求項1記載のシステム。
【請求項15】
前記情報ラインが前記複数のセルを横切ることを特徴とする請求項14記載のシステム。
【請求項16】
前記情報ラインが前記1つのアクティブセルを示す視覚的に識別される部分を含むことを特徴とする請求項15記載のシステム。
【請求項17】
水平軸及び垂直軸を有する表示領域上で、各々のセルが番組に関する情報を有する複数のセルを含むグリッドを表示するステップと、
前記グリッド内に含まれる1つのアクティブセルを視覚的に示すステップと、
下層の中心であって水平軸と垂直軸に関して不変位置にあるポイントを選択するステップと、
を含み、
前記アクティブセルのうちの少なくとも1つの部分が前記下層の中心と一致することを特徴とする方法。
【請求項18】
前記アクティブセルを含んでいるアクティブ行を視覚的に示すステップをさらに含むことを特徴とする請求項17記載の方法。
【請求項19】
上に移動、下に移動、左に移動及び右に移動のコマンドのうちの1つのユーザコマンドに応答して新しい位置に複数のセルのうちの少なくとも1つを再割当するステップを更に含む請求項17記載の方法。
【請求項20】
水平軸及び垂直軸を有する表示領域上で、各々のセルが番組に関する情報を有する複数のセルを含むグリッドを表示するステップと、
前記グリッド内に含まれる1つのアクティブセルを視覚的に示すステップと、
下層の中心であって水平軸と垂直軸に関して不変の位置にあるポイントを選択するステップと、
を含み、
前記アクティブセルのうちの少なくとも1つの部分が前記下層の中心と一致することを特徴とすることを含む操作を、マシンによってアクセスされる場合に実行させるデータを含むマシンアクセス可能な媒体を含む製造物。
【請求項21】
前記マシンによってアクセスされる場合に、前記データが、是前記マシンが、上に移動、下に移動、左に移動及び右に移動のコマンドのうちの1つのユーザコマンドに応答して新しい位置に複数のセルのうちの少なくとも1つを再割当するステップを含む操作を前記マシンに実行させるデータを前記データがさらに含むことを特徴とする請求項20記載の製造物。
【請求項22】
システムであって、
プロセッサと、
前記プロセッサに接続されていて、前記プロセッサに実行される場合に、前記プロセッサに、
水平軸及び垂直軸を有する表示領域上で、各々のセルが番組に関する情報を有する複数のセルを含むグリッドを表示させ、
前記グリッド内に含まれる1つのアクティブセルを視覚的に示させ、
下層の中心であって、水平軸と垂直軸に関して不変の位置でポイントを選択させ、
前記アクティブセルのうちの少なくとも1つの部分が前記下層の中心と一致することを特徴とするプログラムコードを含むメモリと、
を含むシステム。
【請求項23】
請求項22において詳述されるシステムにおいて、前記視覚的な表示がアイコン、2次元セルハイライト及び少なくとも1つの視覚的に識別されるグラフィック要素のうちの1つによって実行されることを特徴とする請求項22記載のシステム。
【請求項24】
前記アクティブセルを含んでいるアクティブな行の視覚的表示をさらに含む請求項22記載のシステム。
【請求項25】
前記複数のセルが、各々が少なくとも1つのセルを含み、前記垂直の軸に沿って配置される複数の行を含むことを特徴とする請求項22記載のシステム。
【請求項26】
前記水平軸が時間を表して、その中で、グリッドの始めがグリッドに表示された時間の始まりを表し、グリッドの終わりがグリッドに表示された時間を終わりを表し、
番組群を前記垂直軸が表すことを特徴とする請求項4記載のシステム。
【請求項27】
前記グリッドの前記表示された時間の始まりと前記グリッドの前記表示された時間の終わりとの間の時間を示す前記水平軸上に複数のラベルが現れることを特徴とする請求項26記載のシステム。
【請求項28】
前記ポイントの前記不変位置が前記垂直軸のほぼ中間の位置にあることを特徴とする請求項26記載のシステム。
【請求項29】
上に移動のコマンド及び下に移動のコマンドのうちの1つに応答して、前記アクティブセルが新しい位置に再割当され、第2のセルがアクティブセルになることを特徴とする請前求項26記載のシステム。
【請求項30】
コマンドに先立ち、少なくとも第1の番組群に関する第1の番組の組についての情報が、前記グリッドの第1の行にあるセルに現れることを特徴とする請求項29記載のシステム。
【請求項31】
右に移動のコマンドに応答して、複数のセルのうちの少なくとも1つが新しい位置に再割当されることを特徴とする請求項26記載のシステム。
【請求項32】
前記ポイントの前記不変位置が、前記グリッドの開始時間後に、第1の時間に対応する水平軸に沿った位置にあることを特徴とする請求項26記載のシステム。
【請求項33】
前記第1の時間が所定の時間間隔の正整数倍数であることを特徴とする請求項32記載のシステム。
【請求項34】
前記所定の時間間隔が5分の倍数であることを特徴とする請求項33記載のシステム。
【請求項35】
前記視覚的表示手段が垂直方向の情報ラインを含むことを特徴とする請求項22記載のシステム。
【請求項36】
前記情報ラインが前記複数のセルを横切ることを特徴とする請求項35記載のシステム。
【請求項37】
前記情報ラインが前記1つのアクティブセルを示す視覚的に識別される部分を含むことを特徴とする請求項36記載のシステム。
【請求項38】
電子番組システムであって、
水平軸及び垂直軸を有する表示領域に表示され、各々のセルが番組に関する情報を有する複数のセルを含むグリッドと、
前記グリッド内に含まれるアクティブセルを視覚的に示す複数の手段と、
を含み、
上に移動、下に移動、左に移動及び右に移動のコマンドのうちの1つのユーザコマンドに先立ち、前記複数の手段のうちの第1のものが第1のアクティブセルを示すために用いられ、
上に移動、下に移動、左に移動及び右に移動のコマンドのうちの1つのユーザコマンドに応答して、前記複数の手段のうちの2番目のものが第2のアクティブセルを示すために用いられ、
前記第1の手段が第1のグラフィック形式を含み、
前記第2の手段が第2のグラフィック形式を含み、
前記第1のグラフィック形式が前記第2のグラフィック形式から識別されることを特徴とするシステム。
【請求項39】
水平軸及び垂直軸を有する表示領域上で、各々のセルが番組に関する情報を有する複数のセルを含むグリッドを表示するステップと、
前記グリッド内に含まれる1つのアクティブセルを複数の手段によって視覚的に示すステップと、
を含み、
上に移動、下に移動、左に移動及び右に移動のコマンドのうちの1つのユーザコマンドに先立ち、前記複数の手段のうちの第1のものが第1のアクティブセルを示すために用いられ、
上に移動、下に移動、左に移動及び右に移動のコマンドのうちの1つのユーザコマンドに応答して、前記複数の手段のうちの2番目のものが第2のアクティブセルを示すために用いられ、
前記第1の手段が第1のグラフィック形式を含み、
前記第2の手段が第2のグラフィック形式を含み、
前記第1のグラフィック形式が前記第2のグラフィック形式から識別されることを特徴とする方法。
【請求項40】
水平軸及び垂直軸を有する表示領域上で、各々のセルが番組に関する情報を有する複数のセルを含むグリッドを表示するステップと、
前記グリッド内に含まれる1つのアクティブセルを視覚的に示すステップと、
を含み、
上に移動、下に移動、左に移動及び右に移動のコマンドのうちの1つのユーザコマンドに先立ち、前記複数の手段のうちの最初のものが最初のアクティブセルを示すために用いられ、
上に移動、下に移動、左に移動及び右に移動のコマンドのうちの1つのユーザコマンドに応答して、前記複数の手段のうちの2番目のものが第2のアクティブセルを示すために用いられ、
前記第1の手段が第1のグラフィック形式を含み、
前記第2の手段が第2のグラフィック形式を含み、
前記第1のグラフィック形式が前記第2のグラフィック形式から識別されることを特徴とする操作をマシンによってアクセスされる場合に実行させるデータを含むマシンアクセス可能な媒体を含む製造物。
【請求項41】
システムであって、
プロセッサと、
前記プロセッサに接続されていて、前記プロセッサに実行される場合に、前記プロセッサに、
水平軸及び垂直軸を有する表示領域上で、各々のセルが番組に関する情報を有する複数のセルを含むグリッドを表示させ、
前記グリッド内に含まれる1つのアクティブセルを視覚的に示させる、
プログラムコードを含んでいるメモリと、
上に移動、下に移動、左に移動及び右に移動のコマンドのうちの1つのユーザコマンドに先立ち、前記複数の手段のうちの最初のものが最初のアクティブセルを示すために用いられ、
上に移動、下に移動、左に移動及び右に移動のコマンドのうちの1つのユーザコマンドに応答して、前記複数の手段のうちの2番目のものが第2のアクティブセルを示すために用いられ、
前記第1の手段が第1のグラフィック形式を含み、
前記第2の手段が第2のグラフィック形式を含み、
前記第1のグラフィック形式が前記第2のグラフィック形式から識別されることを特徴とするシステム。
【請求項42】
電子番組システムであって、
水平軸及び垂直軸を有する表示領域に表示され、各々のセルが番組に関する情報を有する複数のセルを含むグリッドを含み、
前記水平軸が時間を表し、
第1のナビゲーションコマンドをユーザが出すときはいつも、前記第1のナビゲーションコマンドは右に移動、左に移動のうちの1つであり、さらにユーザによって出される次のナビゲーションコマンドが右に移動及び左に移動のコマンドのうちの1つであって、前記第1のコマンドが前記第2のコマンドと異なる方向の動きに対するものであって、
前記第2のコマンドが続くグリッドの状態が前記第1のコマンドに先行するグリッドの状態と実質的に同じであることを特徴とするシステム。
【請求項43】
水平軸及び垂直軸を有する表示領域上で、各々のセルが番組に関する情報を有する複数のセルを含むグリッドを表示するステップとを含み、
前記水平軸が時間を表し、
第1のナビゲーションコマンドをユーザが出すときはいつも、前記第1のナビゲーションコマンドは右に移動、左に移動のうちの1つであり、さらにユーザによって出される次のナビゲーションコマンドが右に移動及び左に移動のコマンドのうちの1つであって、前記第1のコマンドが前記第2のコマンドと異なる方向の動きに対するものであって、
前記第2のコマンドが続くグリッドの状態が前記第1のコマンドに先行するグリッドの状態と実質的に同じであることを特徴とする方法。
【請求項44】
水平軸及び垂直軸を有する表示領域上で、各々のセルが番組に関する情報を有する複数のセルを含むグリッドを表示するステップと、
前記グリッド内に含まれる1つのアクティブセルを視覚的に示すステップと、
を含むオペレーションをマシンによってアクセスされる場合に実行させるデータを含むマシンアクセス可能な媒体を含み、
前記水平軸が時間を表し、
第1のナビゲーションコマンドをユーザが出すときはいつも、前記第1のナビゲーションコマンドは右に移動、左に移動のうちの1つであり、さらにユーザによって出される次のナビゲーションコマンドが右に移動及び左に移動のコマンドのうちの1つであって、前記第1のコマンドが前記第2のコマンドと異なる方向の動きに対するものであって、
前記第2のコマンドが続くグリッドの状態が前記第1のコマンドに先行するグリッドの状態と実質的に同じであることを特徴とする製造物。
【請求項45】
システムであって、
プロセッサと、
前記プロセッサに接続されていて、前記プロセッサに実行される場合に、前記プロセッサに、
水平軸及び垂直軸を有する表示領域で、表示され、各々のセルが番組に関する情報を有する複数のセルを含むグリッドを表示させる、
プログラムコードを含んでいるメモリを含み、
前記水平軸が時間を表し、
第1のナビゲーションコマンドをユーザが出すときはいつも、前記第1のナビゲーションコマンドは右に移動、左に移動のうちの1つであり、さらにユーザによって出される次のナビゲーションコマンドが右に移動及び左に移動のコマンドのうちの1つであって、前記第1のコマンドが前記第2のコマンドと異なる方向の動きに対するものであって、
前記第2のコマンドが続くグリッドの状態が前記第1のコマンドに先行するグリッドの状態と実質的に同じであることを特徴とするシステム。

【図1A】
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【図1B】
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【図2A】
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【図2B】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【図28】
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【図29】
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【図30】
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【図31】
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【図32】
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【図33】
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【図34】
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【図35】
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【図36】
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【図37】
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【図38】
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【図39】
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【図40】
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【図41】
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【図42】
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【図43】
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【図44】
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【図45】
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【図46】
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【公表番号】特表2007−526660(P2007−526660A)
【公表日】平成19年9月13日(2007.9.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−515226(P2006−515226)
【出願日】平成16年6月7日(2004.6.7)
【国際出願番号】PCT/US2004/017874
【国際公開番号】WO2004/109469
【国際公開日】平成16年12月16日(2004.12.16)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.フロッピー
【出願人】(302017137)リサーチ・インベストメント・ネットワーク・インコーポレーテッド (3)
【住所又は居所原語表記】2265 E.220th Street,Long Beach,CA 90810,United States of America
【Fターム(参考)】