説明

不正検出装置およびその検出方法

【課題】監視モニタを含むユニットごとまとめて不正なモニタユニットに取り替えられた場合であっても、不正を検出する。
【解決手段】遊技機500の不正検出装置であって、遊技機を識別する識別子を予め記憶する識別子記憶手段と、店舗11に導入された遊技機ごとに、遊技機を識別する識別子を受け付ける識別子受付手段と、前記識別子受付手段により受け付けられた前記識別子が、前記識別子記憶手段に記憶されている識別子のいずれかと一致するか否かを判定する一致判定手段と、前記一致判定手段により一致しないと判定された前記識別子により識別される遊技機を、不正な遊技機であると記憶する不正遊技機記憶手段と、を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、不正監視を行う技術に関する。
【背景技術】
【0002】
監視モニタを搭載して、遊技機に対する不正な改造行為等を監視する技術は、特許文献1に記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特願2001−30195号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、上記の技術では、監視モニタによりプログラムが格納された基板等が監視されているが、監視モニタを含むユニットごとまとめて不正なモニタユニットに取り替えられた場合には、不正を検出できない。
【課題を解決するための手段】
【0005】
例えば、本願発明に係る遊技機の不正検出装置は、遊技機を識別する識別子を予め記憶する識別子記憶手段と、店舗に導入された遊技機ごとに、遊技機を識別する識別子を受け付ける識別子受付手段と、前記識別子受付手段により受け付けられた前記識別子が、前記識別子記憶手段に記憶されている識別子のいずれかと一致するか否かを判定する一致判定手段と、前記一致判定手段により一致しないと判定された前記識別子により識別される遊技機を、不正な遊技機であると記憶する不正遊技機記憶手段と、を備えることを特徴とする。
【0006】
また例えば、不正検出装置を用いた遊技機の不正検出方法であって、前記不正検出装置は、遊技機を識別する識別子を予め記憶する識別子記憶手段を備え、店舗に導入された遊技機ごとに、遊技機を識別する識別子を受け付ける識別子受付ステップと、前記識別子受付ステップにおいて受け付けられた前記識別子が、前記識別子記憶手段に記憶されている識別子のいずれかと一致するか否かを判定する一致判定ステップと、前記一致判定ステップにより一致しないと判定された前記識別子により識別される遊技機を、不正な遊技機であると記憶装置に記憶する不正遊技機記憶ステップと、を実施することを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明を適用することで、監視モニタを含むユニットごとまとめて不正なモニタユニットに取り替えられた場合であっても、不正を検出することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】本実施形態の不正監視システムの概要を示す図である。
【図2】本実施形態における遊技機管理サーバーの概要を示す機能ブロック図である。
【図3】本実施形態における遊技機識別ID記憶部のデータ構造を示す図である。
【図4】本実施形態における遊技機履歴記憶部のデータ構造を示す図である。
【図5】本実施形態における統合サーバーの概要を示す機能ブロック図である。
【図6】本実施形態における店舗情報記憶部のデータ構造を示す図である。
【図7】本実施形態における店内配置記憶部および店内配置履歴記憶部のデータ構造を示す図である。
【図8】本実施形態における遊技機移動情報記憶部のデータ構造を示す図である。
【図9】本実施形態における遊技機起動詳細記憶部のデータ構造を示す図である。
【図10】本実施形態における店舗サーバーの概要を示す機能ブロック図である。
【図11】本実施形態の遊技機管理サーバー、統合サーバーおよび店舗サーバーのハードウェア構成を示す図である。
【図12】本実施形態の遊技機のハードウェア構成を示す図である。
【図13】本実施形態の遊技機識別ID登録処理の処理フローを示す図である。
【図14】本実施形態の識別ID入力画面の例を示す図である。
【図15】本実施形態の遊技機識別ID更新処理の処理フローを示す図である。
【図16】本実施形態の遊技機情報表示処理の処理フローを示す図である。
【図17】本実施形態の遊技機情報表示画面の例を示す図である。
【図18】本実施形態の店内配置情報の作成および更新処理の処理フローを示す図である。
【図19】本実施形態の店舗内ネットワーク網入力画面の例を示す図である。
【図20】本実施形態の遊技機移動詳細情報の作成処理の処理フローを示す図である。
【図21】本実施形態の店舗情報作成処理の処理フローを示す図である。
【図22】本実施形態の店舗情報入力画面の例を示す図である。
【図23】本実施形態の店舗情報収集処理の処理フローを示す図である。
【図24】本実施形態の収集情報表示処理の処理フローを示す図である。
【図25】本実施形態の変更内容表示画面の例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に、本発明の実施形態について図1〜図25を用いて説明する。
【0010】
図1は、本発明の実施形態の例である不正監視システム1の概要を示す図である。不正監視システム1には、遊技機管理サーバー100と、ネットワーク10を介して遊技機管理サーバー100と接続する統合サーバー200と、ネットワーク10を介して遊技機管理サーバー100および統合サーバー200と接続する複数の遊技機設置店舗11に設置された店舗サーバー300と、が含まれる。ネットワーク10は、いわゆるインターネット等の広域ネットワークである。ただし。これに限らず、ネットワーク10は、WAN(Wide Area Network)またはVPN(Virtual Private Network)等の一般公衆回線を一部に用いた通信網であってもよい。
【0011】
遊技機が設置される店舗11内には、店舗内ネットワーク420を介して、店舗サーバー300と、複数の遊技機500および遊技機設置台400が配置される。なお、店舗内ネットワーク420は、給電および通信のための電線と、アースのための電線と、の二本の電線により構成される1線のケーブルを用いて構成される。しかし、これに限らず、店舗内ネットワーク420は、より対線や光ケーブル等の一般的にネットワークに用いられるケーブルを用いて構成されてもよい。また、店舗内ネットワーク420は、遊技機設置台400に接続する支線410を含む。遊技機設置台400は、設置された遊技機500に電気的なGND(グランド)を提供する。したがって、店舗内ネットワーク420を構成する電線として、1線のケーブルを使用可能である。また、店舗内ネットワーク420を構成する電線は、通信データを伝送するだけでなく、遊技機に電力を供給する。
【0012】
遊技機設置台400には、遊技機設置台400に固有のネットワーク上のアドレスが予め設定されている終端装置が設けられており、遊技機500の入れ替え等変更があった場合でも、同一の遊技機設置台400に割り当てられるアドレスは維持される。
【0013】
遊技機500と、遊技機設置台400とは、所定の接続コネクタにより電気的に接続される。当該接続コネクタを介して、店舗内ネットワーク420で接続される店舗サーバー300と、遊技機500とは、所定のプロトコルにより通信が可能である。例えば、店舗サーバー300は、送信するデータに送信先の遊技機500が備える遊技機識別IDを付加して店舗内ネットワーク420上に送信し、該当する遊技機識別IDを有する遊技機500は、当該送信データを取り込み、応答結果を店舗内ネットワーク420上に返信する。該当しない遊技機識別IDを有する遊技機500は、当該送信データを破棄する。なお、店舗内ネットワーク420は、敷設のコスト(材料費、工事人件費、導入期間等)を考慮して、接続される終端装置を単層で扱い、かつ、通信の輻輳制御を行わない方式であるのが望ましい。しかし、これに限られず、終端装置を階層化するものであってもよいし、終端装置間の通信制御を行うものであってもよい。
【0014】
遊技機管理サーバー100は、遊技機識別ID記憶部121にアクセス可能である。具体的には、遊技機管理サーバー100の制御部110は、遊技機識別ID記憶部121にデータを書き込み、遊技機識別ID記憶部121からデータを読み出すことが可能である。また、統合サーバー200は、店舗情報記憶部221と、店内配置記憶部222と、店内配置履歴記憶部223と、遊技機移動情報記憶部224と、遊技機移動詳細記憶部225と、にアクセス可能である。具体的には、統合サーバー200の制御部210は、店舗情報記憶部221等にデータを書き込み、店舗情報記憶部221等からデータを読み出すことが可能である。また、店舗サーバー300は、店内配置記憶部322と、店内配置履歴記憶部323と、遊技機移動情報記憶部324と、遊技機移動詳細記憶部325と、にアクセス可能である。具体的には、店舗サーバー300の制御部310は、店内配置記憶部322等にデータを書き込み、店内配置記憶部322等からデータを読み出すことが可能である。
【0015】
図2は、遊技機管理サーバー100の概要を示す機能ブロック図である。遊技機管理サーバー100は、制御部110と、記憶部120と、出力表示部130と、入力受付部140と、通信処理部150と、を備える。制御部110は、入力処理部111と、出力処理部112と、遊技機登録処理部113と、遊技機不正検知部114と、を備える。なお、遊技機管理サーバー100は、通常、遊技機に取り付けられている監視モニタの製造業者が管理し、当該業者により運用されるが、これに限られず、例えば遊技機業界を所管する機関により管理運用されるものであってもよい。
【0016】
入力処理部111は、通信処理部150を介して、図示しないクライアント端末(例えば、Webブラウザを搭載したパーソナルコンピュータ)から送信された入力情報を受け付ける。また、入力処理部111は、通信処理部150を介して、店舗サーバー300から送信された情報を受け付ける。
【0017】
出力処理部112は、通信処理部150を介して、クライアント端末に対して、出力情報を送信する。出力情報は、例えば遊技機登録処理部113により登録した結果の表示や、遊技機不正検知部114が検知した不正の情報を示す表示の画面情報等である。
【0018】
遊技機登録処理部113は、入力処理部111が受け付けた入力情報のうち、出荷が完了した遊技機に取り付けられたメモリ(例えば、監視モニタのEEPROM)に書き換え不可能に記憶されている遊技機識別IDの登録要求を受け付けて登録する。具体的には、遊技機登録処理部113は、クライアント端末からの登録要求に基づき、記憶部120に設けられている遊技機識別ID記憶部121に、受け付けた遊技機識別IDを格納する。
【0019】
遊技機不正検知部114は、店舗サーバー300から受け付けた遊技機ごとの移動情報を含む遊技機移動詳細情報を、遊技機識別ID記憶部121の登録情報と比較して、不正を検知する。具体的には、遊技機不正検知部114は、遊技機の移動情報と遊技機識別ID記憶部121の登録情報とを比較して、遊技機識別ID記憶部121の登録情報に存在しない遊技機についての移動情報が遊技機詳細移動情報に含まれている場合や、遊技機識別ID記憶部121の登録情報に含まれる遊技機の識別IDが遊技機詳細移動情報に複数含まれる場合には、不正であると検知する。
【0020】
記憶部120は、遊技機識別ID記憶部121および遊技機履歴記憶部122を格納する。遊技機識別ID記憶部121は、図3に示すように、遊技機を識別する情報を含む遊技機識別ID1211と、遊技機が設置される店舗11を特定する情報を含む店舗ID1212と、遊技機が配置されている遊技機設置台400を特定する情報を含む現台番号1213と、過去に遊技機が配置されていた遊技機設置台400を特定する情報を含む前台番号1214と、不正と判定されたことがある遊技機識別IDであるか否かを特定する情報を含む不正歴1215と、遊技機が出荷中であるのか、稼動中であるのか、稼働していない遊休中であるのか、等の状態を特定する情報を含む状態1216と、を含む。なお、本実施形態においては、前台番号1214は、遊技機が移動された場合に、移動前の台番号を特定する情報であるが、これに限られず、過去に移動された履歴を特定する情報であってもよい。また、記憶部120は、遊技機管理サーバー100に固定的に設置される記憶装置等であってもよいし、独立したストレージ装置等であってもよい。
【0021】
遊技機履歴記憶部122は、図4に示すように、遊技機を識別する情報を含む遊技機識別ID1221ごとに、遊技機が設置される店舗11を特定する情報を含む店舗ID1222と、遊技機が当該店舗に導入された日を特定する導入日1223と、遊技機が当該店舗から撤去された日を特定する撤去日1224と、を含む。
【0022】
出力表示部130は、遊技機管理サーバー100のGUIあるいはCUI等の各種情報を出力する。入力受付部140は、GUIあるいはCUIの操作情報の入力を受け付ける。
【0023】
通信処理部150は、ネットワーク10等を介して他の機器に接続し、接続した他の機器から送信された情報の受信を行い、接続した他の機器に対して情報の送信を行う。
【0024】
図5は、統合サーバー200の概要を示す機能ブロック図である。統合サーバー200は、制御部210と、記憶部220と、出力表示部230と、入力受付部240と、通信処理部250と、を備える。制御部210は、入力処理部211と、出力処理部212と、店舗登録処理部213と、遊技機変更管理部214と、を備える。なお、統合サーバー200は、通常、遊技機業界を所管する機関が管理し、当該機関により運用されるが、これに限られず、例えば遊技業界団体により管理運用されるものであってもよい。
【0025】
入力処理部211は、通信処理部250を介して、図示しないクライアント端末(例えば、Webブラウザを搭載したパーソナルコンピュータ)から送信された入力情報を受け付ける。また、入力処理部211は、通信処理部250を介して、店舗サーバー300から送信された情報を受け付ける。
【0026】
出力処理部212は、通信処理部250を介して、クライアント端末に対して、出力情報を送信する。出力情報は、例えば店舗登録処理部213により登録した結果の表示や、遊技機変更管理部214が実施した変更管理の情報を示す表示の画面情報等である。
【0027】
店舗登録処理部213は、入力処理部211が受け付けた入力情報のうち、遊技機を設置している店舗の登録要求を受け付けて登録する。具体的には、店舗登録処理部213は、クライアント端末からの登録要求に基づき、記憶部220に設けられている店舗情報記憶部221に、受け付けた店舗IDを格納する。
【0028】
遊技機変更管理部214は、店舗サーバー300から受け付けた店舗の配置情報、店舗ごとの移動内容を含む遊技機移動情報および遊技機ごとの移動情報を含む遊技機移動詳細情報を、記憶部220に設けられた対応する記憶部に格納する。
【0029】
記憶部220は、店舗情報記憶部221と、店舗配置記憶部222と、店舗配置履歴記憶部223と、遊技機移動情報記憶部224と、遊技機移動詳細記憶部225と、を格納する。店舗情報記憶部221は、図6に示すように、店舗を識別する情報を含む店舗ID2211と、店舗IDで識別される店舗の名称を含む店舗名2212と、を含む。また、記憶部220は、統合サーバー200に固定的に設置される記憶装置等であってもよいし、独立したストレージ装置等であってもよい。
【0030】
店舗配置記憶部222は、図7に示すように、店舗を識別する情報を含む店舗ID2221と、店舗内の遊技機設置台400を特定する情報を含む台番号2222と、遊技機設置台400に割り当てられたアクセスアドレス2223と、遊技機設置台400に設置される遊技機を特定する遊技機識別ID2224と、を含む。
【0031】
店舗配置履歴記憶部223は、図7に示す店舗配置記憶部222と同様の構成を備えるため、詳細な説明は省略するが、店舗ID2231と、台番号2232と、アクセスアドレス2233と、遊技機識別ID2234と、を含む。
【0032】
遊技機移動情報記憶部224は、図8に示すように、店舗を識別する情報を含む店舗ID2241と、店舗に新たに追加された遊技機の台数(新規台数)を特定する情報を含む新規台数2242と、店舗から撤去された遊技機の台数(撤去台数)を特定する情報を含む撤去台数2243と、店舗内で設置台が変更された遊技機の台数(移動台数)を特定する情報を含む移動台数2244と、を含む。
【0033】
遊技機移動詳細記憶部225は、図9に示すように、遊技機を識別する情報を含む遊技機識別ID2251と、店舗を識別する情報を含む店舗ID2251と、遊技機が配置されている遊技機設置台400を特定する情報を含む現台番号2253と、過去に遊技機が配置されていた遊技機設置台400を特定する情報を含む前台番号2254と、遊技機の移動内容を特定する情報を含む変更区分2255と、を含む。
【0034】
出力表示部230は、統合サーバー200のGUIあるいはCUI等の各種情報を出力する。入力受付部240は、GUIあるいはCUIの操作情報の入力を受け付ける。
【0035】
通信処理部250は、ネットワーク10等を介して他の機器に接続し、接続した他の機器から送信された情報の受信を行い、接続した他の機器に対して情報の送信を行う。
【0036】
図10は、店舗サーバー300の概要を示す機能ブロック図である。店舗サーバー300は、制御部310と、記憶部320と、出力表示部330と、入力受付部340と、通信処理部350と、を備える。制御部310は、入力処理部311と、出力処理部312と、端末管理部313と、を備える。なお、店舗サーバー300は、通常、遊技機を設置・運用する店舗が管理し、当該店舗により運用されるが、これに限られず、例えば店舗運営を統括する会社等の機関により管理運用されるものであってもよい。
【0037】
入力処理部311は、通信処理部350を介して、図示しないクライアント端末(例えば、Webブラウザを搭載したパーソナルコンピュータ)から送信された入力情報を受け付ける。また、入力処理部311は、通信処理部350を介して、遊技機管理サーバー100および統合サーバー200から送信された情報を受け付ける。
【0038】
出力処理部312は、通信処理部350を介して、図示しないクライアント端末に対して、出力情報を送信する。出力情報は、例えば端末管理部313により登録した結果表示の画面情報等である。
【0039】
端末管理部313は、遊技機設置台400の台番号と、ネットワークアドレスとを対応付けて登録するとともに、当該ネットワークアドレスごとに接続された遊技機500の識別IDを収集して登録する。また、端末管理部313は、遊技機500ごとの移動情報を特定し、遊技機管理サーバー100、統合サーバー200に対して情報を提供する。
【0040】
記憶部320は、店舗配置記憶部322と、店舗配置履歴記憶部323と、遊技機移動情報記憶部324と、遊技機移動詳細記憶部325と、を格納する。店舗情報記憶部321は、図6に示す店舗情報記憶部221と同様の構成を備える。また、記憶部320は、店舗サーバー300に固定的に設置される記憶装置等であってもよいし、独立したストレージ装置等であってもよい。
【0041】
店舗配置記憶部322および店舗配置履歴記憶部323は、図7に示す店舗配置記憶部222と同様の構成を備える。
【0042】
遊技機移動情報記憶部324は、図8に示す遊技機移動情報記憶部224と同様の構成を備える。
【0043】
遊技機移動詳細記憶部325は、図9に示す遊技機移動詳細記憶部325と同様の構成を備える。
【0044】
出力表示部330は、店舗サーバー300のGUIあるいはCUI等の各種情報を出力する。入力受付部340は、GUIあるいはCUIの操作情報の入力を受け付ける。
【0045】
通信処理部350は、ネットワーク10等を介して他の機器に接続し、接続した他の機器から送信された情報の受信を行い、接続した他の機器に対して情報の送信を行う。
【0046】
図11は、本実施形態における遊技機管理サーバー100のハードウェア構成を示す図である。
【0047】
本実施形態においては、遊技機管理サーバー100は、例えば、PC(パーソナルコンピュータ)や、ワークステーション、サーバ装置、各種携帯電話端末、PDA(Personal Digital Assistant)などの計算機である。
【0048】
遊技機管理サーバー100は、入力装置101と、外部記憶装置102と、演算装置103と、主記憶装置104と、通信装置105と、それぞれの装置を互いに接続するバス106と、を有する。
【0049】
入力装置101は、例えばキーボードやマウス、あるいはタッチペン、その他ポインティングデバイスなどの入力を受け付ける装置である。
【0050】
外部記憶装置102は、例えばハードディスク装置やフラッシュメモリなどの不揮発性記憶装置である。
【0051】
演算装置103は、例えばCPU(Central Processing Unit)などの演算装置である。
【0052】
主記憶装置104は、例えばRAM(Random Access Memory)などのメモリ装置である。
【0053】
通信装置105は、アンテナを介して無線通信を行う無線通信装置、又はネットワークケーブルを介して有線通信を行う有線の通信装置である。
【0054】
なお、遊技機管理サーバー100では、入力装置101に対応する装置、すなわち使用者との入出力機能を受け持つハードウェアデバイスを備える必要はないため、入力装置101を有しないものであってもよい。
【0055】
遊技機管理サーバー100の記憶部120は、遊技機管理サーバー100の主記憶装置104または外部記憶装置102により実現される。
【0056】
また、遊技機管理サーバー100の入力処理部111と、出力処理部112と、遊技機登録処理部113と、遊技機不正検知部114と、は、遊技機管理サーバー100の演算装置103に処理を行わせるプログラムによって実現される。
【0057】
このプログラムは、主記憶装置104または外部記憶装置102内に記憶され、実行にあたって主記憶装置104上にロードされ、演算装置103により実行される。
【0058】
また、遊技機管理サーバー100の通信部150は、遊技機管理サーバー100の通信装置105によって実現される。
【0059】
以上が、遊技機管理サーバー100のハードウェア構成である。なお、統合サーバー200および店舗サーバー300についても、同様のハードウェア構成を備える。そのため、統合サーバー200および店舗サーバー300については、遊技機管理サーバー100との差異を中心として、以下に説明する。
【0060】
統合サーバー200の入力処理部211と、出力処理部212と、店舗登録処理部213と、遊技機変更管理部214と、は、統合サーバー200における演算装置103に処理を行わせるプログラムによって実現される。
【0061】
このプログラムは、主記憶装置104または外部記憶装置102内に記憶され、実行にあたって主記憶装置104上にロードされ、演算装置103により実行される。
【0062】
店舗サーバー300の入力処理部311と、出力処理部312と、端末管理部313と、は、店舗サーバー300における演算装置103に処理を行わせるプログラムによって実現される。
【0063】
このプログラムは、主記憶装置104または外部記憶装置102内に記憶され、実行にあたって主記憶装置104上にロードされ、演算装置103により実行される。
【0064】
以上が、統合サーバー200および店舗サーバー300のハードウェア構成である。
【0065】
図12は、本実施形態における遊技機500のハードウェア構成を示す図である。遊技機500には、各種の電子部品が回路として搭載される制御基板510と、遊技機設置台400との通信および遊技機設置台400からの電源供給を実現するためのコネクタである通信・給電用インターフェース520と、が設けられている。
【0066】
通信・給電用インターフェース520は、例えば電源供給のための導線および通信のための導線を備えるコネクタである。制御基板510は、いわゆる電子基板であり、当該制御基板510上には、後述するMPU514に実行させる処理および処理中の情報を記憶するメモリ511と、店舗内ネットワーク420に接続された他の機器との通信を制御するための通信制御プロセッサー513と、遊技機500の遊技機能および管理機能等を実現するMPU(Micro Processing Unit)514と、が回路として構成されている。
【0067】
メモリ511は、RAM等およびデータ不揮発特性を備えるEEPROM等を含む。本実施形態では、EEPROMには、当該EEPROMを識別するための識別ID512が格納されている。すなわち、本実施形態においては、識別ID512は、EEPROMに固有の情報であることから、遊技機500に固有の情報として取り扱う。
【0068】
MPU514は、通信制御プロセッサー513を介して受信した問い合わせに応じ、メモリ511に格納されている識別IDを読み出して返信する識別ID応答部515を含む。
【0069】
通信制御プロセッサー513は、通信・給電用インターフェース520を介して行う店舗内ネットワーク420に接続された他の装置との通信を制御する。本実施形態においては、店舗内ネットワーク420上には、特定の遊技機識別IDをあて先に指定するメッセージが流れており、遊技機設置台400の終端装置がメッセージを取り込み、通信制御プロセッサー513は、当該メッセージのあて先がメモリ511に格納されている識別IDと合致しない場合には取り込んだメッセージを破棄する。通信制御プロセッサー513は、取り込まれた断片から当該メッセージを組み立てて、MPU514に受け渡す。また、通信制御プロセッサー513は、MPU514から、店舗内ネットワーク420に接続される他の装置へ送信するメッセージを受け取り、通信・給電用インターフェース520を介して遊技機設置台400に受け渡す。
【0070】
以上が、遊技機500のハードウェア構成である。なお、上記した遊技機管理サーバー100と、統合サーバー200と、店舗サーバー300と、遊技機500と、のハードウェア構成および処理部等の構成は、上記の例に限られず、例えば代替可能な異なる部品等による異なる構成を備えるものであってもよい。
【0071】
例えば、遊技機管理サーバー100の入力処理部111と、出力処理部112と、遊技機登録処理部113と、遊技機不正検知部114とは、遊技機管理サーバー100の構成を理解容易にするために、主な処理内容に応じて分類したものである。そのため、構成要素の分類の仕方やその名称によって、本願発明が制限されることはない。遊技機管理サーバー100の構成は、処理内容に応じて、さらに多くの構成要素に分類することもできる。また、1つの構成要素がさらに多くの処理を実行するように分類することもできる。
【0072】
また、遊技機管理サーバー100の各機能部は、ハードウェア(ASIC、GPUなど)により構築されてもよい。また、各機能部の処理が一つのハードウェアで実行されてもよいし、複数のハードウェアで実行されてもよい。
【0073】
統合サーバー200、店舗サーバー300、遊技機500についても、同様に、構成要素の分類の仕方やその名称によって、本願発明が制限されることはない。統合サーバー200と、店舗サーバー300と、遊技機500と、の構成は、処理内容に応じて、さらに多くの構成要素に分類することもできる。また、1つの構成要素がさらに多くの処理を実行するように分類することもできる。
【0074】
また、統合サーバー200と、店舗サーバー300と、遊技機500と、の各機能部は、ハードウェア(ASIC、GPUなど)により構築されてもよい。また、各機能部の処理が一つのハードウェアで実行されてもよいし、複数のハードウェアで実行されてもよい。
【0075】
[動作の説明]次に、本実施形態における遊技機管理サーバー100が実施する遊技機識別ID登録処理のフローについて、図13に基づき説明する。図13は、遊技機識別ID登録処理を示すフロー図である。なお、遊技機識別ID登録処理は、図示しないPC等のクライアント端末から、Webブラウザ等を介した登録処理の依頼を、ネットワーク10を介して受け付けると、開始される。
【0076】
まず、遊技機登録処理部113は、識別ID入力画面を構成する。そして、出力処理部112は、登録処理の要求元へ構成した画面を送信する(ステップS001)。具体的には、遊技機登録処理部113は、図14に示す識別ID入力画面600を構成し、出力処理部112は、登録処理の要求元へ構成した画面を送信する。
【0077】
図14に、識別ID入力画面600の構成例を示す。識別ID入力画面600は、識別IDの入力を受け付ける複数の識別ID入力欄601と、登録指示を受け付ける登録指示入力欄602と、を備える。登録指示入力欄602への入力を受け付けると、クライアント端末のWebブラウザは、識別ID入力欄601へ入力された情報をパラメーターとして遊技機管理サーバー100へ送信する。
【0078】
入力処理部111は、識別IDを受け付ける(ステップS002)。具体的には、入力処理部111は、クライアント端末のWebブラウザからパラメーターとして送信された識別IDを受け付ける。
【0079】
遊技機登録処理部113は、受け付けた識別IDを遊技機識別ID記憶部121へ格納する(ステップS003)。具体的には、遊技機登録処理部113は、受け付けたパラメーターの識別IDについて、遊技機識別ID1211に格納する。すでに該当するIDが格納されている場合には、遊技機登録処理部113は、遊技機識別IDの重複登録を許さない観点から、当該識別IDについては格納を行わない。
【0080】
以上が、遊技機識別ID登録処理のフローである。遊技機識別ID登録処理によると、遊技機管理サーバー100は、例えば、遊技機500のメモリ511の工場出荷のタイミングで、正規に出荷した遊技機識別IDの登録を行うことができる。
【0081】
次に、本実施形態における遊技機管理サーバー100が実施する遊技機識別IDの更新処理のフローについて、図15に基づき説明する。図15は、遊技機識別IDの更新処理を示すフロー図である。なお、遊技機識別IDの更新処理は、店舗サーバー300から送信された遊技機移動詳細情報を受け付けたタイミングで開始される。または、定期的に(一日に一回、あるいは一週間に一回等、任意の頻度で)開始されるものであってもよい。
【0082】
まず、遊技機不正検知部114は、店舗サーバーから、遊技機移動詳細情報を受信する(ステップS101)。具体的には、遊技機不正検知部114は、各店舗サーバー300から、後述する店舗サーバー300の遊技機移動詳細情報の作成処理により作成される、遊技機移動詳細情報を受信する。
【0083】
そして、遊技機不正検知部114は、遊技機移動詳細情報に含まれる識別IDのうち未処理の識別IDを選択し、遊技機識別ID記憶部121の該当するエントリーを探索する(ステップS102)。
【0084】
そして、遊技機不正検知部114は、探索の結果、該当するエントリーが唯一であったか否かを判定する(ステップS103)。具体的には、遊技機不正検知部114は、遊技機識別ID記憶部121にエントリーがない場合、または、遊技機識別ID記憶部121に複数エントリーがある場合には、エントリーが唯一ではないと判定する。
【0085】
エントリーが唯一ではない場合(ステップS103にて「No」の場合)、遊技機不正検知部114は、不正履歴を記録し、異常を報知する(ステップS104)。具体的には、遊技機不正検知部114は、遊技機識別ID記憶部121を参照し、該当する遊技機の識別IDがなければ、識別IDを追加してエントリーを作成する。そして、遊技機不正検知部114は、当該遊技機識別IDのエントリーの不正歴1215に不正があった旨の情報を格納する。遊技機不正検知部114は、出力処理部112に依頼して、統合サーバー200へエラーを知らせるメッセージ等を送信する。そして、遊技機不正検知部114は、制御をステップS102に戻し、未処理の識別IDについて処理を再開する。
【0086】
エントリーが唯一である場合(ステップS103にて「Yes」の場合)、遊技機不正検知部114は、遊技機移動詳細情報の変更区分を判定する(ステップS105)。具体的には、遊技機不正検知部114は、ステップS102にて選択した遊技機識別IDについての遊技機移動詳細情報の変更区分を、遊技機移動詳細情報から特定し、「新規導入(変更区分が「1」の場合)」、「撤去(変更区分が「2」の場合)」、「台移動(変更区分が3の場合)または変更なし」のいずれにあたるかを判定する。
【0087】
新規導入にあたる場合(ステップS105にて「新規導入」と判定した場合)、遊技機不正検知部114は、遊技機識別ID記憶部121のステップS102にて選択した遊技機識別IDに対応する店舗ID1212に、遊技機移動詳細情報の店舗ID2252を設定し、ステップS102にて選択した遊技機識別IDに対応する状態1216に、「稼動中」を特定する情報を設定する(ステップS106)。
【0088】
そして、遊技機不正検知部114は、遊技機履歴記憶部122のステップS102にて選択した遊技機識別IDに対応するエントリーが無ければ新たに作成して、既にエントリーがあれば該当するエントリーに対して、店舗ID1222に、遊技機移動詳細情報の店舗ID2252を格納し、処理時点での日付を導入日1223に格納する(ステップS107)。なお、この処理において、該当するエントリーの店舗ID1222に店舗IDが格納されていて、当該店舗についての撤去日1224が格納されていない場合、すなわち同一の遊技機識別IDを持つ遊技機が店舗に配置されている場合、には、遊技機不正検知部114は、遊技機識別IDが重複している、すなわちクローンの遊技機が存在する可能性が高いため、ステップS0104と同様に、不正履歴を記録し、異常を報知する。そして、遊技機不正検知部114は、後述するステップS110に制御を進める。
【0089】
撤去にあたる場合(ステップS105にて「撤去」と判定した場合)、遊技機不正検知部114は、遊技機識別ID記憶部121のステップS102にて選択した遊技機識別IDに対応する店舗ID1212に、NULLを設定し、ステップS102にて選択した遊技機識別IDに対応する状態1216に、「遊休中」を特定する情報を設定する(ステップS108)。すなわち、遊技機不正検知部114は、撤去された場合には、該当する店舗IDがない状態として遊技機識別ID記憶部121に情報を格納する。
【0090】
そして、遊技機不正検知部114は、遊技機履歴記憶部122のステップS102にて選択した遊技機識別IDおよび店舗ID1222に対応するエントリーに対して、処理時点での日付を撤去日1224に格納する(ステップS109)。そして、遊技機不正検知部114は、後述するステップS110に制御を進める。
【0091】
台移動あるいは変更なしの場合(ステップS105にて「台移動または変更なし」と判定した場合)、遊技機不正検知部114は、後述するステップS110に制御を進める。
【0092】
遊技機不正検知部114は、遊技機移動詳細情報の全識別IDについて、処理が終了したか否かを判定する(ステップS110)。処理が終了していない場合(ステップS110にて「No」の場合)、遊技機不正検知部114は、制御をステップS102に戻す。
【0093】
処理が終了した場合(ステップS110にて「Yes」の場合)、遊技機不正検知部114は、遊技機識別IDの更新処理を終了させる。
【0094】
以上が、遊技機識別IDの更新処理のフローである。遊技機識別IDの更新処理によると、遊技機管理サーバー100は、例えば、店舗11にて遊技機500の移動が発生した場合に、移動詳細情報を店舗サーバー300から受信して、遊技機識別IDごとの状態の更新を行うことができる。また、遊技機識別IDの更新処理によると、遊技機管理サーバー100は、不正にコピーされた遊技機識別IDを備える遊技機すなわちクローン遊技機の存在を検知することができる。
【0095】
次に、本実施形態における遊技機管理サーバー100が実施する遊技機情報表示処理のフローについて、図16に基づき説明する。図16は、遊技機情報表示処理を示すフロー図である。なお、遊技機情報表示処理は、図示しないPC等のクライアント端末から、Webブラウザ等を介した遊技機識別IDを指定した表示処理の依頼を、ネットワーク10を介して受け付けると、開始される。
【0096】
まず、遊技機情報収集部115は、遊技機識別IDの指定を受信する(ステップS151)。具体的には、遊技機情報収集部115は、表示処理の依頼に含まれる遊技機識別IDの指定を受信し、受け付ける(ステップS151)。
【0097】
遊技機情報収集部115は、遊技機識別ID記憶部121から、指定された遊技機識別IDに関する店舗ID1212、不正歴1215、状態1216を読み出し、遊技機履歴記憶部122から、店舗ID1222、導入日1223、撤去日1224の情報を読み出す(ステップS152)。
【0098】
出力処理部112は、ステップS152にて読み出した各情報を用いて、遊技機情報表示画面を構成する(ステップS153)。具体的には、出力処理部112は、図17に示す遊技機情報表示画面650を構成する。
【0099】
図17に、遊技機情報表示画面650の構成例を示す。遊技機情報表示画面650は、遊技機を特定する遊技機識別IDを表示する遊技機識別ID表示欄651と、処理時点で当該遊技機が導入されている店舗を特定する店舗IDを表示する店舗ID表示欄652と、処理時点までに当該遊技機が不正に移動されたことがあるか否かを特定する不正歴を表示する不正歴表示欄653と、当該遊技機の状態(例えば、「出荷中」、「稼動中」、「遊休中」等の状態を特定する情報を表示する状態欄654と、当該遊技機が処理時点以前で導入されたことのある店舗等を表示する履歴表示欄655と、を備える。
【0100】
履歴表示欄655には、導入されたことのある店舗を特定する店舗ID表示欄656と、当該店舗へ導入された日を特定する導入日を表示する導入日表示欄657と、当該店舗から撤去された日を特定する撤去日を表示する撤去日表示欄658とが、一組または複数組含まれる。
【0101】
そして、出力処理部112は、構成した遊技機情報表示画面650を要求元のクライアント端末等に対して送信する(ステップS154)。
【0102】
以上が、遊技機情報表示処理のフローである。遊技機情報表示処理によると、遊技機管理サーバー100は、随時、登録してある遊技機の移動履歴情報および不正情報を閲覧するための画面を提供することができる。例えば、遊技機管理サーバー100の管理者あるいは利用者等は、当該遊技機は、どの店舗にどのぐらいの期間導入され、不正がなされた遊技機であるのか否か等を、遊技機ごとに容易に参照することができるようになる。
【0103】
次に、本実施形態における店舗サーバー300が実施する店内配置情報の作成および更新処理のフローについて、図18に基づき説明する。図18は、店内配置情報の作成および更新処理を示すフロー図である。なお、店内配置情報の作成および更新処理は、店舗サーバー300が、店内配置情報の作成依頼を受け付けると開始される。
【0104】
まず、端末管理部313は、店舗内ネットワーク網入力画面を表示させる(ステップS201)。具体的には、端末管理部313は、図19に示す店舗内ネットワーク網入力画面700を構成する。そして、出力処理部312は、構成した画面を表示させる。
【0105】
図19に、店舗内ネットワーク網入力画面700の構成例を示す。店舗内ネットワーク入力画面700は、店舗を特定する店舗IDの入力を受け付ける店舗ID入力欄710と、台番号721とアクセスアドレス722との組の入力を受け付ける複数の台情報入力欄720と、登録指示を受け付ける登録指示入力欄730と、を備える。登録指示入力欄730への入力を受け付けると、入力受付部340は、店舗ID入力欄710と、台情報入力欄720と、へ入力された情報をパラメーターとして情報を取得する。
【0106】
次に、端末管理部313は、店舗IDと、複数の店内の台番号およびアクセスアドレスの組と、の入力を受け付ける(ステップS202)。具体的には、端末管理部313は、入力受付部340が受け付けたパラメーターから、店舗ID入力欄710の情報を店舗IDとして受け付け、台情報入力欄720の情報を台番号およびアクセスアドレスの組として受け付ける。
【0107】
そして、端末管理部313は、店内配置記憶部の記憶情報を、店内配置履歴記憶部に退避する(ステップS203)。具体的には、端末管理部313は、店内配置記憶部322に格納された情報を読み出し、同形式で情報を格納する店内配置履歴記憶部323に情報を書き込む。
【0108】
次に、端末管理部313は、ステップS202にて受け付けた店舗IDと、台番号とアクセスアドレスの組とを、店内配置記憶部322に格納する(ステップS204)。具体的には、端末管理部313は、受け付けた店舗IDの情報を、店内配置記憶部322の店舗ID3221に格納し、台番号の情報を台番号3222に格納し、アクセスアドレスの情報を3223に格納する。
【0109】
次に、端末管理部313は、店内配置記憶部322のアクセスアドレス3223に格納されたアクセスアドレスの夫々に対して、遊技機識別IDを要求する(ステップS205)。具体的には、端末管理部313は、店舗内ネットワーク420を介して、該当する各アクセスアドレスをあて先として、遊技機識別IDを送信するよう要求するメッセージを送信する。
【0110】
そして、入力受付部340は、遊技機識別IDを店舗内ネットワーク420を介して受信する(ステップS206)。
【0111】
そして、端末管理部313は、アクセスアドレスごとに、受信した遊技機識別IDを、店内配置記憶部322に格納する(ステップS207)。具体的には、端末管理部313は、アクセスアドレスに対応する遊技機識別ID3224に、受信した遊技機識別IDを格納する。
【0112】
以上が、店内配置情報の作成および更新処理のフローである。店内配置情報の作成および更新処理によると、店舗サーバー300は、例えば、店舗11に配置されている遊技機500の配置状態を収集し、更新を行うことができる。
【0113】
次に、本実施形態における店舗サーバー300が実施する遊技機移動詳細情報の作成処理のフローについて、図20に基づき説明する。図20は、遊技機移動詳細情報の作成処理を示すフロー図である。なお、遊技機移動詳細情報の作成処理は、店内配置情報の作成および更新処理に続けて、開始される。
【0114】
まず、端末管理部313は、店内配置記憶部322の未処理エントリーを選択する(ステップS211)。
【0115】
次に、端末管理部313は、店内配置履歴記憶部323に、選択したエントリーと同一の遊技機識別IDを有するエントリーがあるか否かを判定する(ステップS212)。
【0116】
店内配置履歴記憶部323に、選択したエントリーと同一の遊技機識別IDを有するエントリーがない場合(ステップS212にて「No」の場合)、端末管理部313は、新台導入と判定し、変更区分を「1」と特定する(ステップS213)。そして、端末管理部313は、ステップS217へ制御を進める。
【0117】
店内配置履歴記憶部323に、選択したエントリーと同一の遊技機識別IDを有するエントリーがある場合(ステップS212にて「Yes」の場合)、端末管理部313は、店内配置履歴記憶部323の当該エントリーは、遊技機識別IDが同一であってアクセスアドレスが異なるものであるか否かを判定する(ステップS214)。
【0118】
アクセスアドレスが異なる場合(ステップS214にて「Yes」の場合)、端末管理部313は、台移動と判定し、変更区分を「3」と特定する(ステップS215)。そして、端末管理部313は、ステップS217へ制御を進める。
【0119】
アクセスアドレスが異ならない場合(ステップS216にて「No」の場合)、端末管理部313は、変更なしと判定し、変更区分を変更なしと特定する(ステップS216)。そして、端末管理部313は、ステップS217へ制御を進める。
【0120】
端末管理部313は、遊技機移動詳細記憶部325の変更区分3255に、特定した変更区分を格納する(ステップS217)。変更なしである場合には、端末管理部313は、遊技機移動詳細記憶部325には、変更なしであることを特定しうる情報を変更区分3255に格納する。
【0121】
端末管理部313は、店内配置記憶部322の全てのエントリーが処理されたか否かを判定する(ステップS218)。
【0122】
全てのエントリーが処理されていない場合(ステップS218にて「No」の場合)には、端末管理部313は、制御をステップS211に戻す。
【0123】
全てのエントリーが処理された場合(ステップS218にて「Yes」の場合)には、端末管理部313は、店内配置履歴記憶部323のエントリーのうち残りの遊技機のエントリーについては、撤去されたものと判定し、変更区分を「2」と特定して、遊技機移動詳細記憶部325の変更区分3255に格納する(ステップS219)。
【0124】
次に、端末管理部313は、遊技機移動詳細記憶部325に格納された情報である遊技機移動詳細情報に基づいて、遊技機移動情報を作成し、遊技機移動情報記憶部324に遊技機移動情報を格納する(ステップS220)。具体的には、端末管理部313は、遊技機移動詳細記憶部325の情報から、変更区分3255の情報の区分(「1(新台導入)」、「2(撤去)」、「3(台移動)」、「変更なし」)ごとにエントリー数を計上し、それぞれ、遊技機移動情報記憶部324の新規台数3242、撤去台数3243、移動台数3244にエントリー数を格納する。
【0125】
次に、端末管理部313は、遊技機移動詳細記憶部325に格納されたデータを読み出し、遊技機管理サーバー100に送信する(ステップS221)。
【0126】
次に、端末管理部313は、店内配置記憶部322に格納されたデータと、店内配置履歴記憶部323に格納されたデータと、遊技機移動情報記憶部324に格納されたデータと、遊技機移動詳細記憶部325に格納されたデータと、を読み出し、店舗IDを付加して統合サーバー200へ送信する(ステップS222)。
【0127】
以上が、遊技機移動詳細情報の作成処理のフローである。遊技機移動詳細情報の作成処理によると、店舗サーバー300は、例えば、店舗11に配置されている遊技機500の配置状態の履歴に基づいて変更内容を収集し、遊技機管理サーバー100および統合サーバー200に収集した情報を送信することができる。当該情報の送信により、遊技機管理サーバー100の遊技機識別IDの更新処理が開始されることとなる。また、統合サーバー200の後述する店舗情報収集処理が開始されることとなる。
【0128】
次に、本実施形態における統合サーバー200が実施する店舗情報作成処理のフローについて、図21に基づき説明する。図21は、店舗情報作成処理を示すフロー図である。なお、店舗情報作成処理は、図示しないPC等のクライアント端末から、Webブラウザ等を介した登録処理の依頼を、ネットワーク10を介して受け付けると、開始される。
【0129】
まず、店舗登録処理部213は、店舗情報入力画面を構成する。そして、出力処理部212は、登録処理の要求元へ構成した画面を送信する(ステップS301)。具体的には、店舗登録処理部213は、図20に示す店舗情報入力画面800を構成し、出力処理部212は、登録処理の要求元へ構成した画面を送信する。
【0130】
図20に、店舗情報入力画面800の構成例を示す。店舗情報入力画面800は、店舗を特定する店舗IDの入力を受け付ける店舗ID入力欄801と、店舗名の入力を受け付ける店舗名入力欄802と、登録指示を受け付ける登録指示入力欄803と、を備える。登録指示入力欄803への入力を受け付けると、クライアント端末のWebブラウザは、店舗ID入力欄801へ入力された情報と、店舗名入力欄802へ入力された情報と、をパラメーターとして統合サーバー200へ送信する。
【0131】
入力処理部211は、店舗IDと店舗名とを受信する(ステップS302)。具体的には、入力処理部211は、クライアント端末のWebブラウザからパラメーターとして送信された店舗IDと、店舗名と、を受信して受け付ける。
【0132】
店舗登録処理部213は、受け付けた店舗IDを店舗情報記憶部221へ格納する(ステップS303)。具体的には、遊技機登録処理部113は、受け付けたパラメーターの店舗IDを店舗情報記憶部221の店舗ID2211へ格納し、店舗名を店舗情報記憶部221の店舗名2212へ格納する。すでに該当するIDが格納されている場合には、店舗登録処理部213は、店舗IDの重複登録を許さない観点から、当該店舗IDについては格納を行わない。
【0133】
以上が、店舗情報作成処理のフローである。店舗情報作成処理によると、統合サーバー200は、例えば、店舗新設等のタイミングで、管轄する店舗の店舗IDの登録を行うことができる。
【0134】
次に、本実施形態における統合サーバー200が実施する店舗情報収集処理のフローについて、図23に基づき説明する。図23は、店舗情報収集処理を示すフロー図である。なお、店舗情報収集処理は、店舗サーバー300から、遊技機移動詳細情報の作成処理のステップS222におけるデータの送信を受け付けると、開始される。
【0135】
まず、遊技機変更管理部214は、店舗IDと、店内配置情報と、店内配置履歴情報と、遊技機移動情報と、遊技機移動詳細情報と、を受信する(ステップS311)。
【0136】
次に、遊技機変更管理部214は、店内配置情報を、店内配置記憶部222に格納する(ステップS312)。具体的には、遊技機変更管理部214は、ステップS311で受信した店内配置情報について、店内配置情報記憶部222に格納する。
【0137】
そして、遊技機変更管理部214は、店内配置履歴情報を、店内配置履歴記憶部223に格納する(ステップS313)。具体的には、遊技機変更管理部214は、ステップS311で受信した店内配置履歴情報について、店内配置履歴情報記憶部223に格納する。
【0138】
そして、遊技機変更管理部214は、遊技機移動情報を、遊技機移動情報記憶部224に格納する(ステップS314)。具体的には、遊技機変更管理部214は、ステップS311で受信した遊技機移動情報について、遊技機移動情報記憶部224に格納する。
【0139】
そして、遊技機変更管理部214は、遊技機移動詳細情報を、遊技機移動詳細記憶部225に格納する(ステップS315)。具体的には、遊技機変更管理部214は、ステップS311で受信した遊技機移動詳細情報について、遊技機移動詳細記憶部225に格納する。
【0140】
以上が、店舗情報収集処理のフローである。店舗情報収集処理によると、統合サーバー200は、店舗サーバー300が遊技機移動詳細情報を作成するタイミングに合わせて、遊技機の移動情報を更新することができる。
【0141】
次に、本実施形態における統合サーバー200が実施する収集情報表示処理のフローについて、図24に基づき説明する。図24は、収集情報表示処理を示すフロー図である。なお、収集情報表示処理は、図示しないPC等のクライアント端末から、Webブラウザ等を介した店舗IDを指定した表示処理の依頼を、ネットワーク10を介して受け付けると、開始される。
【0142】
まず、遊技機変更管理部214は、店舗IDの指定を受信する(ステップS401)。具体的には、遊技機変更管理部214は、表示処理の依頼に含まれる店舗IDの指定を受信し、受け付ける(ステップS401)。
【0143】
遊技機変更管理部214は、遊技機移動情報記憶部224から、指定された店舗IDに関する新規台数2242、撤去台数2243、台移動数2244を読み出し、店舗情報記憶部221から店舗名2212を読み出す(ステップS402)。
【0144】
出力処理部212は、ステップS402にて読み出した各情報を用いて、変更内容表示画面を構成する(ステップS403)。具体的には、出力処理部212は、図25に示す変更内容表示画面900を構成する。
【0145】
図25に、変更内容表示画面900の構成例を示す。変更内容表示画面900は、店舗を特定する店舗IDを表示する店舗ID表示欄901と、店舗名を表示する店舗名表示欄902と、新規台数を表示する新規台数表示欄911と、撤去台数を表示する撤去台数表示欄912と、台移動数を表示する台移動数表示欄913と、を備える。
【0146】
そして、出力処理部212は、構成した変更内容表示画面を要求元のクライアント端末等に対して送信する(ステップS404)。
【0147】
以上が、収集情報表示処理のフローである。収集情報表示処理によると、統合サーバー200は、随時、登録してある店舗の遊技機の移動情報を閲覧するための画面を提供することができる。例えば、統合サーバー200の管理者あるいは利用者等は、遊技機の移動内容が、事前に申請があったとおりであるのか、そうでないのか、等の検証を店舗ごとに容易に行うことができるようになる。
【0148】
以上、本発明の実施の形態について、実施の形態に基づき具体的に説明したが、これに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
【0149】
例えば、上記実施形態においては、店内配置情報の作成および更新処理について、店舗サーバー300が、店内配置情報の作成依頼を受け付けると開始されるとしているが、これに限られない。例えば、店内配置情報の作成および更新処理のステップS205〜ステップS207について、所定の間隔で(例えば、一分ごとに)、ステップS205〜S207の処理を独立して繰り返して実施するようにしてもよい。また、そのような変形を行った場合であっても、ステップS207の実施に連動して、遊技機移動詳細情報の作成処理を実施するようにすれば、不正な遊技機の存在を素早く検出することができるようになる。
【0150】
また例えば、上記実施形態においては、店舗内ネットワーク420の自由度や構築の容易さを考慮して1線で実現するようにしているが、これに限らず、いわゆるCSMA/CD(Carrier Sense Multiple Access/Collision Detection)等のプロトコルを用いたイーサネット(登録商標)やATM(Asynchronous transfer mode)によるLANのネットワーク等を用いて実現してもよい。
【0151】
また例えば、上記実施形態においては、遊技機情報表示処理のステップS151において、遊技機情報収集部115は、PC等のクライアント端末から遊技機識別IDの指定を受信しているが、これに限られない。例えば、店舗内ネットワーク420に接続された遊技機500から送信されたデータに含まれる遊技機識別IDを受け付けるようにしてもよい。このようにすると、中古市場において遊技機を譲渡等する際に、現物(遊技機)を用いて遊技機の履歴を参照することができるといえる。
【0152】
なお、上記実施形態における不正監視システム1は、システムとして取引対象とするだけでなく、各機器単位、または機器の動作を実現するプログラム部品単位で取引対象とすることも可能である。
【符号の説明】
【0153】
1・・・不正監視システム、10・・・ネットワーク、11・・・店舗、100・・・遊技機管理サーバー、200・・・統合サーバー、300・・・店舗サーバー、400・・・遊技機設置台、410・・・支線、420・・・店舗内ネットワーク、500・・・遊技機

【特許請求の範囲】
【請求項1】
遊技機を識別する識別子を予め記憶する識別子記憶手段と、
店舗に導入された遊技機ごとに、遊技機を識別する識別子を受け付ける識別子受付手段と、
前記識別子受付手段により受け付けられた前記識別子が、前記識別子記憶手段に記憶されている識別子のいずれかと一致するか否かを判定する一致判定手段と、
前記一致判定手段により一致しないと判定された前記識別子により識別される遊技機を、不正な遊技機であると記憶する不正遊技機記憶手段と、
を備えることを特徴とする遊技機の不正検出装置。
【請求項2】
請求項1に記載の遊技機の不正検出装置であって、
前記識別子受付手段は、店舗内ネットワークを介して互いに接続される前記遊技機の前記識別子を収集する制御部を備える店舗内装置から、前記収集した識別子をネットワークを介して受け付ける、
ことを特徴とする不正検出装置。
【請求項3】
請求項1または2に記載の不正検出装置であって、
前記不正遊技機記憶手段は、さらに、
前記識別子受付手段により受け付けられた前記識別子が、前記識別子記憶手段に重複して記憶されている識別子と一致すると前記一致判定手段により判定された場合には、当該識別子により識別される遊技機を不正な遊技機であると記憶する、
ことを特徴とする不正検出装置。
【請求項4】
請求項1〜3のいずれか一項に記載の不正検出装置であって、
前記一致判定手段は、前記識別子受付手段により受け付けられた前記識別子が、前記識別子記憶手段に記憶されている識別子のいずれとも一致しない場合には、一致しないと判定する、
ことを特徴とする不正検出装置。
【請求項5】
請求項1〜4のいずれか一項に記載の不正検出装置であって、さらに、
前記一致判定手段により一致しないと判定された前記識別子により識別される遊技機を、不正な遊技機であるとして報知する不正遊技機報知手段、
を備えることを特徴とする遊技機の不正検出装置。
【請求項6】
請求項5に記載の不正検出装置であって、
前記不正遊技機報知手段は、前記不正な遊技機の識別子を、ネットワークを介して他の装置に報知する、
ことを特徴とする遊技機の不正検出装置。
【請求項7】
請求項1〜6のいずれか一項に記載の不正検出装置であって、
前記店舗内ネットワークは、1線で構成される、
ことを特徴とする不正検出装置。
【請求項8】
遊技機を識別する識別子を、当該遊技機の出荷時に予め記憶する識別子記憶手段と、
店舗に導入された遊技機ごとに、遊技機を識別する識別子を受け付ける識別子受付手段と、
前記識別子受付手段により受け付けられた前記識別子が、前記識別子記憶手段に記憶されている識別子のいずれかと一致するか否かを判定する一致判定手段と、
前記一致判定手段により一致しないと判定された前記識別子により識別される遊技機を、基板が不正に取り替えられた不正な遊技機であると記憶する不正遊技機記憶手段と、
を備えることを特徴とする遊技機の不正検出装置。
【請求項9】
不正検出装置を用いた遊技機の不正検出方法であって、
前記不正検出装置は、
遊技機を識別する識別子を予め記憶する識別子記憶手段を備え、
店舗に導入された遊技機ごとに、遊技機を識別する識別子を受け付ける識別子受付ステップと、
前記識別子受付ステップにおいて受け付けられた前記識別子が、前記識別子記憶手段に記憶されている識別子のいずれかと一致するか否かを判定する一致判定ステップと、
前記一致判定ステップにより一致しないと判定された前記識別子により識別される遊技機を、不正な遊技機であると記憶装置に記憶する不正遊技機記憶ステップと、
を実施することを特徴とする不正検出方法。
【請求項10】
請求項9に記載の不正検出方法であって、
前記識別子受付ステップでは、店舗内ネットワークを介して互いに接続される前記遊技機の前記識別子を収集する制御部を備える店舗内装置から、前記収集した識別子をネットワークを介して受け付ける、
ことを特徴とする不正検出方法。
【請求項11】
請求項9または10に記載の不正検出方法であって、
前記不正遊技機記憶ステップでは、さらに、
前記識別子受付ステップにおいて受け付けられた前記識別子が、前記識別子記憶手段に重複して記憶されている識別子と一致すると前記一致判定ステップで判定された場合には、当該識別子により識別される遊技機を不正な遊技機であると記憶装置に記憶する、
ことを特徴とする不正検出方法。
【請求項12】
請求項9〜11のいずれか一項に記載の不正検出方法であって、
前記一致判定ステップでは、前記識別子受付ステップにおいて受け付けられた前記識別子が、前記識別子記憶手段に記憶されている識別子のいずれとも一致しない場合には、一致しないと判定する、
ことを特徴とする不正検出方法。
【請求項13】
請求項9〜12のいずれか一項に記載の不正検出方法であって、さらに、
前記一致判定ステップにおいて一致しないと判定された前記識別子により識別される遊技機を、不正な遊技機であるとして報知する不正遊技機報知ステップ、
を実施することを特徴とする不正検出方法。
【請求項14】
請求項13に記載の不正検出方法であって、
前記不正遊技機報知ステップでは、前記不正な遊技機の識別子を、ネットワークを介して他の装置に報知する、
ことを特徴とする不正検出方法。
【請求項15】
請求項9〜14のいずれか一項に記載の不正検出方法であって、
前記店舗内ネットワークは、1線で構成される、
ことを特徴とする不正検出方法。
【請求項16】
遊技機を識別する識別子を、当該遊技機の出荷時に予め記憶する識別子記憶手段と、
店舗に導入された遊技機ごとに、遊技機を識別する識別子を受け付ける識別子受付手段と、
前記識別子受付手段により受け付けられた前記識別子が、前記識別子記憶手段に記憶されている識別子のいずれかと一致するか否かを判定する一致判定手段と、
前記一致判定手段により一致しないと判定された前記識別子により識別される遊技機を、基板が不正に取り替えられた不正な遊技機であると記憶する不正遊技機記憶手段と、
を備えることを特徴とする遊技機の不正検出装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【公開番号】特開2012−130389(P2012−130389A)
【公開日】平成24年7月12日(2012.7.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−282934(P2010−282934)
【出願日】平成22年12月20日(2010.12.20)
【出願人】(501379247)日本ソフトウェアマネジメント株式会社 (12)
【出願人】(510334804)株式会社イービジネスサポート横浜 (2)
【Fターム(参考)】