不活性化された人工抗原提示細胞の調製および細胞治療におけるそれらの使用
不活性化人工抗原提示細胞(aAPC)および選択された抗原性ペプチドに対する特異性を持つ人工抗原提示細胞の処理法(それらの生成および活性化細胞傷害性T細胞を含んでなる細胞治療組成物における使用を含む)が記載される。不活性化されたaAPCはソラレン誘導体およびUVA照射が関与する光反応を介するような架橋を介して有利に生成される。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
患者に投与するための活性化Tリンパ球を生体外で作成する方法であって:
人工抗原提示細胞(aAPC)を核酸架橋剤で不活性化し;
疾患または障害が診断された患者から単離したTリンパ球を該不活性化された人工抗原提示細胞と接触させ;そして
患者に戻し投与するためにTリンパ球を集める、
工程を含んでなる上記方法。
【請求項2】
架橋剤がソラレン誘導体であり、そして上記の不活性化工程がソラレン誘導体で処理した人工抗原提示細胞を光活性化用量のUVA照射に暴露することを含んでなる、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
上記ソラレン誘導体がソラレン、8−メトキシソラレン(8−MOPS)、4’−(アミノメチル)−4,5’,8−ソラレン(AMT)またはアモトサレン(S59)である、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
架橋剤がソラレン誘導体であり、そして上記不活性化工程が1〜100μg/ml濃度のソラレン誘導体で処理した人工抗原提示細胞を、1〜100ジュール/cm2用量のUVA照射に1〜60分の期間、暴露することを含んでなる、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
上記疾患または障害がガンであり、そしてさらに上記接触工程の前またはそれと同時に;
人工抗原提示細胞に少なくとも1つのガン関連ペプチド抗原を負荷する、
工程を含んでなる請求項1に記載の方法。
【請求項6】
上記活性化Tリンパ球がペプチドを発現している標的細胞に対して細胞傷害性であり、そしてペプチドが黒色腫関連ペプチド抗原、卵巣ガン関連ペプチド抗原、乳癌関連ペプチド抗原、肺ガン関連ペプチド抗原、白血病−、多発性骨髄腫−およびリンパ腫−関連ペプチド抗原および前立腺ガン関連ペプチド抗原からなる群より選択される請求項5に記載の方法。
【請求項7】
上記ペプチドが、MART−1、チロシナーゼ、gp100、NY−ESO−1、MUC−1、CA−125、Her−2、サーバイビン、テロメラーゼ、CAMEL、CEA、リビン、SART−1、SCP−1、SSX−2、PRAME、C−レクチン、Pec60、AES、MAGE−3、G250、FBP、SSX−4、SP17、hTRT、MUC−16、MAGE−1、トポイソメラーゼII、インテグリンβ8サブユニット前駆体、MUC−1、MAGE−B2、STAT1、γ−カテニンまたはH−RYKのアミノ酸配列の少なくとも8個の連続する抗原性アミノを含んでなる、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
上記ペプチドが:SILSLKEAST(配列番号:1),KMASRSMRL(配列番号:2),ALALAALLVV(配列番号:3),ALLVVDREV(配列番号:4),YMNGTMSQV((配列番号:5),YMDGTMSQV(配列番号:6),ITDQVPFSV(配列番号:7),YLEPGPVTA(配列番号:8),AAGIGILTV(配列番号:9),ELAGIGILTV(配列番号:10),CLTSTVQLV(配列番号:11),HLYQGCQVV(配列番号:12),KIFGSLAFL(配列番号:13),IISAVVGIL(配列番号:14),PLTSIISAV(配列番号:15),VMAGVGSPYV(配列番号:16),VLVKSPNHV(配列番号:17),ELVSEFSRM(配列番号:18),YLSGANLNL(配列番号:19),GPLTPLPV(配列番号:20),SLLMWITQC(配列番号:2
1),KALFAGPPV(配列番号:22),YLETFREQV(配列番号:23),GLQSPKSPL(配列番号:24),VLLKLRRPV(配列番号:25),ELYIPSVDL(配列番号:26),SLLMWITQV(配列番号:27),ILAKFLHWL(配列番号:28),STAPPVHNV(配列番号:29),FLWGPRALV(配列番号:30),FMWGNLTLA(配列番号:31),RLVDDFLLV(配列番号:32),HLSTAFARV(配列番号:33),QLSLLMWIT(配列番号:34),ELWTHSYKV(配列番号:35),KVAELVHFL(配列番号:36),YIFATCLGL(配列番号:37),HLYIFATCL(配列番号:38),MLMAQEALAFL(配列番号:39),STLEKINKT(配列番号:40),KASEKIFYV(配列番号:41),SLLMWITQCFL(配列番号:42),ELTLGEFLKL(配列番号:43),LTLGEFLKL(配列番号:44),SLLEKREKT(配列番号:45),TLGEDDPWL(配列番号:46),KLGLKPLEV(配列番号:47),YLWTSAKNT(配列番号:48),STAPPAHGV(配列番号:49),GMGSEELRL(配列番号50),SLGSPVLGL(配列番号:51),YLFFYRKSV(配列番号:52),CQQEETFLL(配列番号:53),TLAKFSPYL(配列番号:54),NLTHVLYPV(配列番号:55),STFKNWPFL(配列番号:56),SLLQHLIGL(配列番号:57),FLDQRVFFV(配列番号:58),FLDQRVFVV(配列番号:59),FLDQVAFVV(配列番号:60),GLDREQLYL(配列番号:61),VMQHLLSPL(配列番号:62),QQTHGITRL(配列番号:63),LQPLSGPGL(配列番号:64),TLDRDSLYV(配列番号:65),QLYLELSQL(配列番号:66),KVLEYVIKV(配列番号:67),KVADLVGFL(配列番号:68),KTWGQYWQV(配列番号:70)およびVLDGLDVLL(配列番号:71)からなる群より選択されるアミノ酸配列を含んでなる、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
上記少なくとも1つのペプチドがペプチドの混合物であり、混合物が:YMNGTMSQV(配列番号:5),ITDQVPFSV(配列番号:7),AAGIGILTV(配列番号:9),ELAGIGILTV(配列番号:10),SLLMWITQV(配列番号:27),FLWGPRALV(配列番号:30),TLAKFSPYL(PRAME;配列番号:54)およびVLDGLDVLL(配列番号:71)を含んでなる、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
さらに:
上記接触工程に使用するために、患者からのフェレーシスサンプルからT細胞を単離し、そして、
該回収工程で集めた有効量のTリンパ球を個体に投与する、
ことを含んでなる請求項2に記載の方法。
【請求項11】
さらに上記活性化Tリンパ球を上記投与工程を行う前に再刺激することを含んでなり、該再刺激手順が:
活性化Tリンパ球を少なくとも1つのサイトカインと接触させ、これにより活性化T細胞の増殖を促進させ;そして
活性化T細胞を、照射した自己非−CD8+細胞、接着非CD8+細胞またはソラレン/UVA処理人工抗原提示細胞(aAPC)とインキュベーションし、これにより再刺激された活性化Tリンパ球を生成する、
請求項10に記載の方法。
【請求項12】
上記少なくとも1つのサイトカインがIL−2,IL−4,IL−7,IL−12,IL−15,IL−17,IL−21,IFN−γおよびTNF−αからなる群より選択さ
れ、そして上記活性化Tリンパ球が活性化細胞傷害性Tリンパ球を含んでなる、請求項11に記載の方法。
【請求項13】
さらに上記活性化Tリンパ球を、上記生成工程を行う前に少なくとも1回の再刺激手順の反復に供することを含んでなり、該再刺激手順が:
活性化Tリンパ球を、IL−2および:IL−7,IL−15もしくはIL−21からなる群より選択される少なくとも1つの他のサイトカインとの組み合わせと接触させ、これにより活性化T細胞の成長、増殖または分化を促進させ;そして
活性化T細胞を、照射した自己非−CD8+細胞または接着非CD8+細胞またはソラレン/UVAで処理したaAPCとインキュベーションして再刺激されたTリンパ球を生成する、
ことを含んでなる請求項11に記載の方法。
【請求項14】
上記再刺激手順が、活性化Tリンパ球をショウジョウバエのaAPCと1〜100U/mlの濃度のIL−2;1〜100U/mlのIL−7、1〜100ng/mlのIL−15および1〜100ng/mlのIL−21の存在下で接触させることを含んでなる、請求項13に記載の方法。
【請求項15】
上記照射した自己接着非CD8+細胞が、照射した自己接着CD14+細胞を含んでなる請求項13に記載の方法。
【請求項16】
上記照射した自己非CD8+細胞が、照射した自己CD4+T細胞を含んでなる請求項13に記載の方法。
【請求項17】
さらに:
上記人工抗原提示細胞を、上記不活性化工程の前、その後またはそれと同時に、しかも上記接触工程前に凍結および解凍することを含んでなる請求項2に記載の方法。
【請求項18】
上記の不活性化された人工抗原提示細胞が、増殖できず、そして本質的に混入物を含まない請求項2に記載の方法。
【請求項19】
上記人工抗原提示細胞がヒト白血球MHC抗原分子、β−2ミクログロブリン、ならびにヒトCD80(B7−1),LFA−3(CD58),CD83,CD86(B7−2)からなる群より選択される共刺激分子、またはCD70,TNFα,LT,4−1BBLおよびOX40Lからなる群より選択されるTNFファミリーのメンバー、またはICAM−1,ICAM−2,ICAM−3およびLFA−3からなる群より選択される接着分子を含んでなる補助する分子を発現する、請求項2に記載の方法。
【請求項20】
上記人工抗原提示細胞がヒトHLAクラスIMHC抗原分子HLA2.1を発現する、請求項19に記載の方法。
【請求項21】
クラスIMHC分子がHLA−A2.1であり、そして補助する分子がB7−1(CD80),LFA−3(CD58),CD70およびICAM−1(CD54)である、請求項20に記載の方法。
【請求項22】
上記ソラレン/UVA処理aAPCが、HLA分子および共刺激分子でトランスフェクトしたショウジョウバエの細胞を含んでなる、請求項19に記載の方法。
【請求項23】
該疾患、障害または医学的状態が、悪性黒色種、多発性骨髄腫、前立腺ガン、リンパ腫、非ホジキンリンパ腫、白血病、急性リンパ芽球性白血病、急性骨髄性白血病、慢性リン
パ球性白血病、慢性骨髄性白血病、バーキットリンパ腫、甲状腺ガン、子宮ガン、腎臓ガン、卵巣ガン、肺ガン、乳癌、肝臓ガン、膵臓ガン、前立腺ガン、結腸ガン、皮膚ガン、胃ガン、子宮頚ガン、頭頸部ガン、神経膠腫および脳のガンからなる群より選択されるガンである請求項1に記載の方法。
【請求項24】
HLA−A2.1,B7−1(CD80),LFA−3(CD58),CD70およびICAM−1(CD54)細胞表面タンパク質を発現し、そして以下のペプチドYMNGTMSQV(配列番号:5),ITDQVPFSV(配列番号:7),AAGIGILTV(配列番号:9),ELAGIGILTV(配列番号:10),SLLMWITQV(配列番号:27),FLWGPRALV(配列番号:30),TLAKFSPYL(PRAME;配列番号:54)およびVLDGLDVLL(配列番号:71)を提示するソラレンで不活性化された人工抗原提示細胞。
【請求項1】
患者に投与するための活性化Tリンパ球を生体外で作成する方法であって:
人工抗原提示細胞(aAPC)を核酸架橋剤で不活性化し;
疾患または障害が診断された患者から単離したTリンパ球を該不活性化された人工抗原提示細胞と接触させ;そして
患者に戻し投与するためにTリンパ球を集める、
工程を含んでなる上記方法。
【請求項2】
架橋剤がソラレン誘導体であり、そして上記の不活性化工程がソラレン誘導体で処理した人工抗原提示細胞を光活性化用量のUVA照射に暴露することを含んでなる、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
上記ソラレン誘導体がソラレン、8−メトキシソラレン(8−MOPS)、4’−(アミノメチル)−4,5’,8−ソラレン(AMT)またはアモトサレン(S59)である、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
架橋剤がソラレン誘導体であり、そして上記不活性化工程が1〜100μg/ml濃度のソラレン誘導体で処理した人工抗原提示細胞を、1〜100ジュール/cm2用量のUVA照射に1〜60分の期間、暴露することを含んでなる、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
上記疾患または障害がガンであり、そしてさらに上記接触工程の前またはそれと同時に;
人工抗原提示細胞に少なくとも1つのガン関連ペプチド抗原を負荷する、
工程を含んでなる請求項1に記載の方法。
【請求項6】
上記活性化Tリンパ球がペプチドを発現している標的細胞に対して細胞傷害性であり、そしてペプチドが黒色腫関連ペプチド抗原、卵巣ガン関連ペプチド抗原、乳癌関連ペプチド抗原、肺ガン関連ペプチド抗原、白血病−、多発性骨髄腫−およびリンパ腫−関連ペプチド抗原および前立腺ガン関連ペプチド抗原からなる群より選択される請求項5に記載の方法。
【請求項7】
上記ペプチドが、MART−1、チロシナーゼ、gp100、NY−ESO−1、MUC−1、CA−125、Her−2、サーバイビン、テロメラーゼ、CAMEL、CEA、リビン、SART−1、SCP−1、SSX−2、PRAME、C−レクチン、Pec60、AES、MAGE−3、G250、FBP、SSX−4、SP17、hTRT、MUC−16、MAGE−1、トポイソメラーゼII、インテグリンβ8サブユニット前駆体、MUC−1、MAGE−B2、STAT1、γ−カテニンまたはH−RYKのアミノ酸配列の少なくとも8個の連続する抗原性アミノを含んでなる、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
上記ペプチドが:SILSLKEAST(配列番号:1),KMASRSMRL(配列番号:2),ALALAALLVV(配列番号:3),ALLVVDREV(配列番号:4),YMNGTMSQV((配列番号:5),YMDGTMSQV(配列番号:6),ITDQVPFSV(配列番号:7),YLEPGPVTA(配列番号:8),AAGIGILTV(配列番号:9),ELAGIGILTV(配列番号:10),CLTSTVQLV(配列番号:11),HLYQGCQVV(配列番号:12),KIFGSLAFL(配列番号:13),IISAVVGIL(配列番号:14),PLTSIISAV(配列番号:15),VMAGVGSPYV(配列番号:16),VLVKSPNHV(配列番号:17),ELVSEFSRM(配列番号:18),YLSGANLNL(配列番号:19),GPLTPLPV(配列番号:20),SLLMWITQC(配列番号:2
1),KALFAGPPV(配列番号:22),YLETFREQV(配列番号:23),GLQSPKSPL(配列番号:24),VLLKLRRPV(配列番号:25),ELYIPSVDL(配列番号:26),SLLMWITQV(配列番号:27),ILAKFLHWL(配列番号:28),STAPPVHNV(配列番号:29),FLWGPRALV(配列番号:30),FMWGNLTLA(配列番号:31),RLVDDFLLV(配列番号:32),HLSTAFARV(配列番号:33),QLSLLMWIT(配列番号:34),ELWTHSYKV(配列番号:35),KVAELVHFL(配列番号:36),YIFATCLGL(配列番号:37),HLYIFATCL(配列番号:38),MLMAQEALAFL(配列番号:39),STLEKINKT(配列番号:40),KASEKIFYV(配列番号:41),SLLMWITQCFL(配列番号:42),ELTLGEFLKL(配列番号:43),LTLGEFLKL(配列番号:44),SLLEKREKT(配列番号:45),TLGEDDPWL(配列番号:46),KLGLKPLEV(配列番号:47),YLWTSAKNT(配列番号:48),STAPPAHGV(配列番号:49),GMGSEELRL(配列番号50),SLGSPVLGL(配列番号:51),YLFFYRKSV(配列番号:52),CQQEETFLL(配列番号:53),TLAKFSPYL(配列番号:54),NLTHVLYPV(配列番号:55),STFKNWPFL(配列番号:56),SLLQHLIGL(配列番号:57),FLDQRVFFV(配列番号:58),FLDQRVFVV(配列番号:59),FLDQVAFVV(配列番号:60),GLDREQLYL(配列番号:61),VMQHLLSPL(配列番号:62),QQTHGITRL(配列番号:63),LQPLSGPGL(配列番号:64),TLDRDSLYV(配列番号:65),QLYLELSQL(配列番号:66),KVLEYVIKV(配列番号:67),KVADLVGFL(配列番号:68),KTWGQYWQV(配列番号:70)およびVLDGLDVLL(配列番号:71)からなる群より選択されるアミノ酸配列を含んでなる、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
上記少なくとも1つのペプチドがペプチドの混合物であり、混合物が:YMNGTMSQV(配列番号:5),ITDQVPFSV(配列番号:7),AAGIGILTV(配列番号:9),ELAGIGILTV(配列番号:10),SLLMWITQV(配列番号:27),FLWGPRALV(配列番号:30),TLAKFSPYL(PRAME;配列番号:54)およびVLDGLDVLL(配列番号:71)を含んでなる、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
さらに:
上記接触工程に使用するために、患者からのフェレーシスサンプルからT細胞を単離し、そして、
該回収工程で集めた有効量のTリンパ球を個体に投与する、
ことを含んでなる請求項2に記載の方法。
【請求項11】
さらに上記活性化Tリンパ球を上記投与工程を行う前に再刺激することを含んでなり、該再刺激手順が:
活性化Tリンパ球を少なくとも1つのサイトカインと接触させ、これにより活性化T細胞の増殖を促進させ;そして
活性化T細胞を、照射した自己非−CD8+細胞、接着非CD8+細胞またはソラレン/UVA処理人工抗原提示細胞(aAPC)とインキュベーションし、これにより再刺激された活性化Tリンパ球を生成する、
請求項10に記載の方法。
【請求項12】
上記少なくとも1つのサイトカインがIL−2,IL−4,IL−7,IL−12,IL−15,IL−17,IL−21,IFN−γおよびTNF−αからなる群より選択さ
れ、そして上記活性化Tリンパ球が活性化細胞傷害性Tリンパ球を含んでなる、請求項11に記載の方法。
【請求項13】
さらに上記活性化Tリンパ球を、上記生成工程を行う前に少なくとも1回の再刺激手順の反復に供することを含んでなり、該再刺激手順が:
活性化Tリンパ球を、IL−2および:IL−7,IL−15もしくはIL−21からなる群より選択される少なくとも1つの他のサイトカインとの組み合わせと接触させ、これにより活性化T細胞の成長、増殖または分化を促進させ;そして
活性化T細胞を、照射した自己非−CD8+細胞または接着非CD8+細胞またはソラレン/UVAで処理したaAPCとインキュベーションして再刺激されたTリンパ球を生成する、
ことを含んでなる請求項11に記載の方法。
【請求項14】
上記再刺激手順が、活性化Tリンパ球をショウジョウバエのaAPCと1〜100U/mlの濃度のIL−2;1〜100U/mlのIL−7、1〜100ng/mlのIL−15および1〜100ng/mlのIL−21の存在下で接触させることを含んでなる、請求項13に記載の方法。
【請求項15】
上記照射した自己接着非CD8+細胞が、照射した自己接着CD14+細胞を含んでなる請求項13に記載の方法。
【請求項16】
上記照射した自己非CD8+細胞が、照射した自己CD4+T細胞を含んでなる請求項13に記載の方法。
【請求項17】
さらに:
上記人工抗原提示細胞を、上記不活性化工程の前、その後またはそれと同時に、しかも上記接触工程前に凍結および解凍することを含んでなる請求項2に記載の方法。
【請求項18】
上記の不活性化された人工抗原提示細胞が、増殖できず、そして本質的に混入物を含まない請求項2に記載の方法。
【請求項19】
上記人工抗原提示細胞がヒト白血球MHC抗原分子、β−2ミクログロブリン、ならびにヒトCD80(B7−1),LFA−3(CD58),CD83,CD86(B7−2)からなる群より選択される共刺激分子、またはCD70,TNFα,LT,4−1BBLおよびOX40Lからなる群より選択されるTNFファミリーのメンバー、またはICAM−1,ICAM−2,ICAM−3およびLFA−3からなる群より選択される接着分子を含んでなる補助する分子を発現する、請求項2に記載の方法。
【請求項20】
上記人工抗原提示細胞がヒトHLAクラスIMHC抗原分子HLA2.1を発現する、請求項19に記載の方法。
【請求項21】
クラスIMHC分子がHLA−A2.1であり、そして補助する分子がB7−1(CD80),LFA−3(CD58),CD70およびICAM−1(CD54)である、請求項20に記載の方法。
【請求項22】
上記ソラレン/UVA処理aAPCが、HLA分子および共刺激分子でトランスフェクトしたショウジョウバエの細胞を含んでなる、請求項19に記載の方法。
【請求項23】
該疾患、障害または医学的状態が、悪性黒色種、多発性骨髄腫、前立腺ガン、リンパ腫、非ホジキンリンパ腫、白血病、急性リンパ芽球性白血病、急性骨髄性白血病、慢性リン
パ球性白血病、慢性骨髄性白血病、バーキットリンパ腫、甲状腺ガン、子宮ガン、腎臓ガン、卵巣ガン、肺ガン、乳癌、肝臓ガン、膵臓ガン、前立腺ガン、結腸ガン、皮膚ガン、胃ガン、子宮頚ガン、頭頸部ガン、神経膠腫および脳のガンからなる群より選択されるガンである請求項1に記載の方法。
【請求項24】
HLA−A2.1,B7−1(CD80),LFA−3(CD58),CD70およびICAM−1(CD54)細胞表面タンパク質を発現し、そして以下のペプチドYMNGTMSQV(配列番号:5),ITDQVPFSV(配列番号:7),AAGIGILTV(配列番号:9),ELAGIGILTV(配列番号:10),SLLMWITQV(配列番号:27),FLWGPRALV(配列番号:30),TLAKFSPYL(PRAME;配列番号:54)およびVLDGLDVLL(配列番号:71)を提示するソラレンで不活性化された人工抗原提示細胞。
【図1】
【図2】
【図4C】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8A】
【図8B】
【図9A】
【図9B】
【図9C】
【図9D】
【図9E】
【図9F】
【図10】
【図11A】
【図11B】
【図11C】
【図11D】
【図12】
【図14】
【図3】
【図4A】
【図4B】
【図13】
【図2】
【図4C】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8A】
【図8B】
【図9A】
【図9B】
【図9C】
【図9D】
【図9E】
【図9F】
【図10】
【図11A】
【図11B】
【図11C】
【図11D】
【図12】
【図14】
【図3】
【図4A】
【図4B】
【図13】
【公表番号】特表2010−505845(P2010−505845A)
【公表日】平成22年2月25日(2010.2.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−531452(P2009−531452)
【出願日】平成19年10月4日(2007.10.4)
【国際出願番号】PCT/US2007/021326
【国際公開番号】WO2008/045286
【国際公開日】平成20年4月17日(2008.4.17)
【出願人】(390033008)ジヤンセン・フアーマシユーチカ・ナームローゼ・フエンノートシヤツプ (616)
【氏名又は名称原語表記】JANSSEN PHARMACEUTICA NAAMLOZE VENNOOTSCHAP
【Fターム(参考)】
【公表日】平成22年2月25日(2010.2.25)
【国際特許分類】
【出願日】平成19年10月4日(2007.10.4)
【国際出願番号】PCT/US2007/021326
【国際公開番号】WO2008/045286
【国際公開日】平成20年4月17日(2008.4.17)
【出願人】(390033008)ジヤンセン・フアーマシユーチカ・ナームローゼ・フエンノートシヤツプ (616)
【氏名又は名称原語表記】JANSSEN PHARMACEUTICA NAAMLOZE VENNOOTSCHAP
【Fターム(参考)】
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