説明

中入れ装置

【課題】新聞のような折丁の折りの間に広告チラシその他の物品を投入してよいタイミングが表示され、折りの間に入っていない状態では折丁が送出されない手差し中入れ装置の実現。
【解決手段】新聞供給部に折丁搬送センサ6を設けるとともに中入れ部に挿入可報知手段9を設け、新聞が折丁搬送センサ6で検知されてから新聞が中入れ部の新聞停止ライン13へ到達するまでの所要時間から開口から挿入した物品が送出手段15に達する迄の所要時間を引いた時間以上経過した時点で挿入可報知手段9に挿入可の報知を行わせるとともに、物品挿入検知手段12と送出駆動手段を設け、広告が検知手段12を通過してから送出手段15に達する迄の所要時間以上経過してから送出手段15に送出させる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、折丁の最終折目を開き、中に物品を入れる装置に関し、特に新聞を開いて中に広告束を挿入する装置の技術分野に属する。
【背景技術】
【0002】
新聞に広告束を折り込む中入れ装置としては、1軒分の広告束セットが積層された束から自動的に1セットずつ取り出して折りをV字状に開いて搬送されて来た新聞に挿み込む装置(例えば、特許文献1参照)が一般的であるが、装置の小形、低廉化を図るために、1セットずつを自動的に挿み込むのではなく、折りをV字状に開いて搬送されて来た新聞に1セットずつ手差しで挿入する装置が用いられるようになっている(手差し装置については出願人の見聞、実地経験によるものであり、手差し装置について記載された文献で出願時、出願人が知っているものはない)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開平6−64827号公報(段落[0004]〜「0007]、図1)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記手差し方式の場合には、搬送されて来るV字状に開いた新聞に対しどの時点で広告束セットを挿入すればよいかという点がはっきりしておらず、広告束セットが新聞から前後ではみ出した状態で送り出されたり、或いは挿入しかけた広告束セットを何らかの理由で引き上げたりしたときには、広告束セットが挿入されないままの新聞が送出されてしまうという問題がある。
【0005】
本発明の課題は、手差しではあっても、広告束セットを投入してよいタイミングが表示され、また引き上げたりなどして新聞に広告束セットが入られない場合には新聞が送出されないようにした中入れ装置を実現することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、上記の課題を解決するために、以下の各手段構成を有する。
本発明の第1の構成は、搬送されて来た折丁を、開き側を上にして、一旦停止させ待機させる待機部と、前記待機部の上方に設けられ、物品を挿入するための開口と、前記開口から挿入された物品を、前記待機部で開いた状態で待機している折丁の内側へ入れるための中入れガイドと、開口からの物品の挿入を検知する物品挿入検知手段と、中入れ済みの折丁及び物品を前記待機部から送出する送出手段とを有する中入れ装置において、
前記物品挿入検知手段からの信号を受けて、開口から挿入された物品が前記物品挿入検知手段を通り過ぎたか或いは通り過ぎる前に開口の方へ引き戻されたかを判定する判定手段を有し、該判定手段が開口から挿入された物品が前記物品挿入検知手段を通り過ぎたと判定したときのみ、その判定時点から物品が折丁の内側へ納まるまでの時間以上経過したときに前記送出手段をして中入れ済みの折丁及び物品を送出するよう送出手段を駆動する送出駆動手段を有することを特徴とする中入れ装置である。
【0007】
本発明の第2の構成は、前記第1の構成において、前記物品挿入検知手段が、物品の存否を検知可能なセンサを物品の挿入進行方向に複数個配列したものであることを特徴とする中入れ装置である。
【0008】
本発明の第3の構成は、前記第1の構成又は第2の構成において、前記待機部へ向けて搬送する折丁の到来を搬送途上で検知する折丁搬送検知手段と、折丁が前記折丁搬送検知手段で検知された時点から、検知された折丁が被検知位置から前記待機部における停止位置に達する迄の所要時間から物品を開口から挿入して停止している折丁に納まるまでの所要時間を差し引いた時間以上の時間を経過した時点で、物品を開口へ挿入してもよいことを装置使用者に報知する挿入可報知手段とを有することを特徴とする中入れ装置である。
【0009】
本発明の第4の構成は、前記第3の構成において、前記判定手段が、前記開口から挿入された物品が前記物品挿入検知手段を通り過ぎたと判断したときに前記挿入可報知手段の挿入可報知を解除する報知解除手段を有することを特徴とする中入れ装置である。
【0010】
本発明の第5の構成は、前記第3の構成又は第4の構成において、前記挿入可報知手段が、発光することにより挿入可を報知する発光部材からなり、前記開口近傍の物品通路内に設けられていることを特徴とする中入れ装置である。
【0011】
本発明の第6の構成は、前記第3の構成又は第4の構成において、前記挿入可報知手段が、前記開口に設けられた開閉可能なシャッターであり、開状態が挿入可報知であり、閉状態が報知解除状態であることを特徴とする中入れ装置である。
【発明の効果】
【0012】
本発明第1の構成においては、開口からの物品の挿入を検知する物品挿入検知手段からの信号を受けて、開口から挿入された物品が前記物品挿入検知手段を通り過ぎたか、通り過ぎる前に開口の方へ引き戻されたかを判定する判定手段を有しており、この判定手段が、開口から挿入された物品が前記物品挿入検知手段を通り過ぎたと判定したときだけ、その判定時点から物品が待機部に待機している折丁の開いたところへ納まる迄の時間が経過した後に、待機部に待機している折丁を送出する送出手段の送出動作を行わせるようにしているので、折丁を開口へ挿入したが何らかの理由で折丁を引き上げたときには、送出駆動手段は送出手段を駆動しないので、挿むべき広告束のような物品が挿まれないままの言わば空の状態の新聞が送り出されることはなくなるという効果がある。
【0013】
また、送出手段の駆動は、挿入された物品が物品挿入検知手段を通り過ぎた時点から、物品が折丁の内側に納まるまでの時間が経過した後に送出手段を駆動するようになっているので、折丁が物品を確実に挿んだ後に送出されるという効果がある。
【0014】
本発明第2の構成では、物品挿入検知手段がセンサを物品の挿入進行方向に2個以上配列してあるので、物品が通過するときの各センサの検知信号のオン・オフを総合して見ると、挿入物品が、物品挿入検知手段を完全に通り過ぎたか、途中で停止しているか引き上げられたかが判別できるという効果がある。
【0015】
本発明第3の構成では、待機部へ向けて搬送される折丁の到来を搬送途上で検知する折丁搬送検知手段が折丁を検知した時点から、折丁が待機部へ到達するまでの所要時間から物品が開口から挿入されて待機部へ到着するまでの所要時間を差し引いた時間を越えた時間を経過したときに挿入可報知手段が報知するようになっており、この報知以後に開口から挿入した物品が待機部に達したときには必ず既に折丁が待機していることになるので、この報知が、以後物品を挿入してもよいということを装置使用者に知らせることになるという効果がある。
【0016】
本発明第4の構成では、開口から挿入された物品が物品挿入検知手段を通り過ぎたとき挿入可報知手段の挿入可報知を解除するので、装置使用者に開口から物品を挿入してはならない報知をすることになり、1つの折丁を重複して物品が挿み込まれることは生じないという効果がある。
【0017】
本発明第5の構成では、挿入可報知手段が挿入可のときは発光するようにした発光部材からなっており、開口近傍の物品通路内に設けられているので、挿入の許否が分かり易いという効果がある。
【0018】
本発明第6の構成では、挿入可報知手段を開口に設けられた開閉可能のシャッターとし、開のときは挿入可報知であり、閉のときは挿入不可としたので分かり易く物品の誤投入が生じないという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【図1】本発明中入れ装置の実施例1の正面図である。
【図2】本発明中入れ装置の実施例1の上面図である。
【図3】本発明中入れ装置の実施例1の中入れ部側の側面図である。
【図4】本発明中入れ装置の実施例2の中入れ部側の側面図である。
【図5】本発明中入れ装置の実施例装置における動作説明ブロック図である。
【図6】本発明中入れ装置の実施例装置における主要部分の動作タイミング図である。
【図7】本発明中入れ装置の実施例装置における物品挿入検知手段における通過判別説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
本発明の中入れ装置は、新聞のように折り畳んだ用紙(折丁と言う)の折りの間に例えば広告チラシのような物品(場合によっては紙類だけとは限らない)を挿入する装置である。物品を自動的に挿入する中入れ装置はすでに公知であるが、装置を小型化して低廉なものとするため物品の挿入を手差しで行う中入れ装置も実用されている。しかし、手差しの場合には発明の解決課題の欄で述べたような問題点があるので、それを解決しようとするのが本発明装置である。
【0021】
このような中入れ装置は、まず新聞のような折丁を供給する折丁供給部(新聞供給部)と、搬送されて来た新聞の折りの中へ物品を挿入する中入れ部とで構成される。
新聞供給部は、折り畳んで給紙台に積載されている新聞から1部ずつ引き出し、折りを狭いV字状に開きつつ中入れ部の方へ搬送する。中入れ部では折りの開きを中入れガイドによって確実に維持しつつ、そこへ広告チラシ等の物品を挿入し、それらが新聞の折りに確実に納まってから、送出手段を動作させて外部へ排出させる。
【0022】
以上のような動作において、中入れ部における物品の挿入は手差しであるところから、装置使用者へ、今挿入してもよいか否かを報せる挿入可報知手段を設け、また、物品が確実に新聞の折りに納まってから送出されるように物品挿入検知手段、判定手段、送出駆動手段が設けられている。
【実施例1】
【0023】
図1は、本発明中入れ装置の第1の実施例の正面図である。図2はその上面図であり、図3は中入れ部の側面から見た図である。
本装置は、図1、図2から分かるように新聞供給部と中入れ部とから構成されている。
新聞供給部では、給紙台26の上に、2つ折りにした新聞1がその折り部を下にして多数部が立てた状態で支持板27に押し付けられるようにして積載されている。
その状態でサクションロータ4が図2で反時計方向に回転すると支持板27に接している新聞1の右端縁が吸着されて引き出される。このように新聞1が引き出されても、給紙台26の上面より搬送面がやや上に出ている搬送ベルト3、3によって後方の新聞1が前方へ移動し次の新聞が支持板27に接するようになっている。
【0024】
引き出された新聞1は、搬送ローラ8に挟まれて右方へ搬送されていく。この時、開きガイド7(図1)によって折りが狭いV字状に開かれつつ搬送される。こうして、中入れ部に入って来た新聞は、図3に示すようにV字状の折りが閉じてしまわないように中入れガイド14でしっかりガイドされながら進み、先端が新聞停止ライン13(図1)に当接して停止する。この時、新聞折り部は閉じた状態の送出手段15の上に載っている。
【0025】
この状態で物品(広告チラシ等)18を開口21から挿入すると中入れガイド14にガイドされて落下して行きその先端が新聞1の折り部分に達すると完全に挿まれた状態になるので、送出手段15を回動軸19を中心にして回動させて開放し、物品を挟んだ新聞は落下し送出ガイド板20にガイドされてスタッカ17へ排出積載される。
以上は、新聞1および物品18の流れである。
【0026】
次に、挿入可報知手段9の機能について延べる。
挿入可報知手段9は、装置使用者に対し、今、開口21から物品を挿入してもよいか否かを報せる手段である。
即ち、新聞がまだ中入れ部に到来していないうちに広告チラシを投入しても、チラシだけが中入れガイドの底部に達し、その後から新聞が進入して来ることになりチラシが状態良く新聞に挿まれないし、新聞が到来していてもその先端が新聞停止ライン13に達する前にチラシが落下して来ても新聞の中央部に挿まれず好ましくないし、逆に、新聞が新聞停止ライン13に達しているのにチラシがまだ下りて来ないという状態では、待ち時間が生じてしまったり或いは、新聞がチラシを挟まないまま排出されてしまうという問題がある。
【0027】
そこで、本発明では、新聞が新聞供給部から供給され始めた後、開口21から挿入した物品が新聞の折りに所定通り納まる状態にあること、即ち今からなら開口から物品を挿入しても新聞の折りに確実に納まることを報知する手段を設けた。
この手段を構成するのは折丁搬送センサ6と挿入可報知手段9である。
折丁搬送センサ6は、新聞がサクションロータ4で引き出されて搬送ローラ8にかかり搬送され始めたとろこで新聞の到来を検知する。具体例では向かい合う発光素子と受光素子とからなりその光軸を遮ると電気信号を発生するというものである。この検知信号は、図5のブロック図に示されるように挿入可報知手段9へ送られる。挿入可報知手段9は検知信号を受けた時点から、検知された新聞が被検知位置から新聞停止ライン13に達する迄の所要時間から物品を開口から挿入して前記停止している新聞の折り目に達するまでの所要時間を差し引いた時間以上の時間を経過したときに挿入可を報知するものである。
【0028】
このようにすることにより、丁度、差し引いた時間経過したときに物品を開口から挿入すると、新聞が新聞停止位置に当接するのと挿入された物品が落下して来て新聞の折り目に達するのが同時となる。差し引いた時間より長い時間を経過してから物品を挿入したときには、新聞の方が先に停止位置に来ており物品の新聞の折り目への到達はその後になる。
【0029】
従って、経過時間を前記差し引いた時間よりあまり長くせず、挿入可報知が出たら直ぐに物品を挿入すると不完全な挟み込みを生ずることなく、時間の無駄のない手差し中入れが可能になる。
時間経過手段としては経時カウンタを用いてもよいし、信号遅延素子その他の遅延手段を用いてもよい。
【0030】
なお、新聞が折丁搬送センサ6で検知されてから新聞停止ライン13までの到達所要時間や開口21から挿入した物品が閉じた送出手段15までの到達所要時間は、装置の構造、寸法や搬送速度が定まれば固定的に定まるものであるから、その差時間も固定的に定まる一定時間である。この時間をTaとしてタイミングダイアグラムを書くと図6のようになる。
また、挿入可の報知方法としては文字表示、発光表示或いは音響による報知等種々の手段を採り得る。図1では発光表示を採用している。
【0031】
このようにして挿入可の報知が出た後に、開口21から物品18を挿入しても、何らかの理由で引き戻した場合には、新聞1には物品18が挟まれていないのであるから新聞を送出しないようにしなければならず、また引き戻さなくとも、物品18が待機している新聞1の折り目まで達していない状態では確実に挟んだとは言えないので新聞の送出をさせないようにしなければならない。
そのために、本発明では物品挿入検知手段12、判定手段5、送出駆動手段25を設けて送出手段15を制御している。
【0032】
物品挿入検知手段12は、図1、図2、図3に示すように、開口21の近くに、物品18の落下方向に間隔を置いて配列した第1センサ10と第2センサ11とから成っている。
各センサは対向する発光素子と受光素子とからなり両者間の光軸を遮断する物が到来すると、受光素子からの電気信号が切れることによって物の到来を検知する光センサである。この2つのセンサによって、開口21から挿入された物品18が、この2つのセンサを通り抜けて行ったか、途中で引き上げられたかを判断するための信号を得ている。
【0033】
図7は、そのような各場合についてのセンサの検知状態を説明する図である。図中縦棒線は物品(広告チラシ等)18或いはその先端部分、後端部分を示している。
いずれの図も、左側から順次落下していく状況を示している。(a)は、物品が第1センサ10および第2センサ11を通り過ぎて落下して行く場合である。物品がセンサの光軸を遮っているときは検知状態(黒丸)となり通り過ぎてしまえば非検知(白丸)となる。従って、2つのセンサを通り過ぎて行ってしまう場合には両センサの出力は、白白−黒白−黒黒−白黒−白白のようになる。
【0034】
これに対して、第1センサの所まで行って引き戻した場合には(b)のようになり、第1センサ、第2センサに掛かった状態から引き戻した場合は(c)のようになり、第1センサを通り過ぎ、まだ第2センサに後端が掛かっている状態から引き戻すと(d)のようになる。このように、2つのセンサを完全に通過した場合と、完全に通過する前に引き戻されたときとでは2つのセンサの検知状況が相違する。
【0035】
このような2つの検知信号は図5に示すように判定手段5に送られている。
判定手段5は、受けた信号が図7の(a)に示す信号であるか或いは(b)、(c)、(d)のいずれかの信号であるかを判定し、(a)の場合に限り起動信号を送出駆動手段25へ送る(図5)。
【0036】
起動信号を受けた送出駆動手段25は、その時点から物品か折丁(新聞)の折りの間に納まるまでの所要時間以上時間を経過した時点で送出手段15を開に駆動する。
これにより、新聞に物品が完全に納まった後に送出されることになる。上記経過時間をTbとするならば、第2センサ11、判定手段5および送出駆動手段25のタイミング関係は図6のようになる。
【0037】
この経過時間Tbは物品が第2センサ11の位置から閉状態の送出手段15まで落下するのに要する時間であるから、装置の構造・寸法が定まれば自ずと定まる一定時間である。
この時間経過Tbを得るための手段としては、判定手段5からの起動信号によって動作を開始する時間カウンタを用いてもよいし、信号遅延手段を用いてもよい。
【0038】
以上の過程で、物品が第2センサ11を通過した後は挿入可報知手段の挿入可報知を終了させるべく報知解除手段24が設けられており、図5に示すように第2センサ11から物品が第2センサ11を通り過ぎたことを示す信号即ち、光軸遮断が終了したときの信号を受けて挿入可報知手段9へ報知解除信号を送って挿入可報知を解除させるようになっている。
この解除状態は、再び新聞が引き出され搬送されて折丁搬送センサ6で検知された後時間Taが経過するまで続くことになる。
【実施例2】
【0039】
図4は、本発明中入れ装置の第2の実施例の中入れ部の側面図である。第1の実施例の図3の相違する点は、図3の挿入可報知手段9に代えて、開口21の近くに、回動軸23で回動する開閉用のシャッター22を設けた点である。
従って、挿入可の報知はシャッター22の開のときであり、閉じると報知解除ということになる。
【0040】
従って、図示されていないが、回動軸23を回動させる駆動機構を有しており、折丁搬送センサ6から検知信号が到来すると経過時間Ta以上経過した時点でシャッター22が開となり、報知解除手段24から解除信号が来るとシャッター22を閉にするという動作をすることになる。
発光報知とシャッター併用してもよい。
【符号の説明】
【0041】
1 新聞
2 支持板
3 搬送ベルト
4 サクションロータ
5 判定手段
6 折丁搬送センサ
7 開きガイド
8 搬送ローラ
9 挿入可報知手段
10 第1センサ
11 第2センサ
12 物品挿入検知手段
13 新聞停止ライン
14 中入れガイド
15 送出手段
15a 送出手段(送出状態)
16 送出口
17 スタッカ
18 物品(広告チラシ等)
19 回動軸
20 送出ガイド板
21 開口
22 シャッター
23 回動軸
24 報知解除手段
25 送出駆動手段
26 給紙台
27 支持板





















【特許請求の範囲】
【請求項1】
搬送されて来た折丁を、開き側を上にして、一旦停止させ待機させる待機部と、
前記待機部の上方に設けられ、物品を挿入するための開口と、
前記開口から挿入された物品を、前記待機部で開いた状態で待機している折丁の内側へ入れるための中入れガイドと、
開口からの物品の挿入を検知する物品挿入検知手段と、
中入れ済みの折丁及び物品を前記待機部から送出する送出手段とを有する中入れ装置において、
前記物品挿入検知手段からの信号を受けて、開口から挿入された物品が前記物品挿入検知手段を通り過ぎたか或いは通り過ぎる前に開口の方へ引き戻されたかを判定する判定手段を有し、該判定手段が開口から挿入された物品が前記物品挿入検知手段を通り過ぎたと判定したときのみ、その判定時点から物品が折丁の内側へ納まるまでの時間以上経過したときに前記送出手段をして中入れ済みの折丁及び物品を送出するよう送出手段を駆動する送出駆動手段を有することを特徴とする中入れ装置。
【請求項2】
前記物品挿入検知手段が、物品の存否を検知可能なセンサを物品の挿入進行方向に複数個配列したものであることを特徴とする請求項1記載の中入れ装置。
【請求項3】
前記待機部へ向けて搬送する折丁の到来を搬送途上で検知する折丁搬送検知手段と、
折丁が前記折丁搬送検知手段で検知された時点から、検知された折丁が被検知位置から前記待機部における停止位置に達する迄の所要時間から物品を開口から挿入して停止している折丁に納まるまでの所要時間を差し引いた時間以上の時間を経過した時点で、物品を開口へ挿入してもよいことを装置使用者に報知する挿入可報知手段とを有することを特徴とする請求項1又は請求項2記載の中入れ装置。
【請求項4】
前記判定手段が、前記開口から挿入された物品が前記物品挿入検知手段を通り過ぎたと判断したときに前記挿入可報知手段の挿入可報知を解除する報知解除手段を有することを特徴とする請求項3記載の中入れ装置。
【請求項5】
前記挿入可報知手段が、発光することにより挿入可を報知する発光部材からなり、前記開口近傍の物品通路内に設けられていることを特徴とする請求項3又は請求項4記載の中入れ装置。
【請求項6】
前記挿入可報知手段が、前記開口に設けられた開閉可能なシャッターであり、開状態が挿入可報知であり、閉状態が報知解除状態であることを特徴とする請求項3又は請求項4記載の中入れ装置。














【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2010−215380(P2010−215380A)
【公開日】平成22年9月30日(2010.9.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−65385(P2009−65385)
【出願日】平成21年3月18日(2009.3.18)
【出願人】(000109727)株式会社デュプロ (195)
【Fターム(参考)】