説明

乗客コンベア用踏段

【課題】地金が露出する前に被覆膜の摩耗の程度を容易に知ることができる乗客コンベア用踏段を提供する。
【解決手段】乗客コンベア用踏段は、進行方向に向けて凹凸が形成された踏み面を有する複数の踏段が無端状に連結され、複数の踏段を一方の乗降口から他方の乗降口まで循環移動させる乗客コンベアに用いる踏段であって、凹凸が形成された踏み面を有する踏段本体と、踏段本体の踏み面のうち少なくとも凸部22aの頂部22bを被覆するコーティング層2bとを備える。コーティング層2bは、少なくとも凸部22aの頂部22b上に積層された第1のコーティング層37と、少なくとも第1のコーティング層37の上に積層された第2のコーティング層36とを有する。第2のコーティング層36は第1のコーティング層37と異なる色に着色されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、無端状に連結された多数の踏段を循環移動させる乗客コンベアに用いられる乗客コンベア用踏段に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、エスカレータや動く歩道等の乗客コンベアにおいては、駆動チェーンによって無端状に連結された多数のステップ(踏段)を循環移動させるとともに、これらの踏段の左右両側に立設されている欄干の外周に設けた手摺りを踏段に同期させて移動させ、例えばエスカレータの場合、一方階の乗降口から乗り込んだ乗客を他方階の乗降口に搬送するようになっている。
【0003】
乗客コンベアに用いられる踏段の踏み面には、通常、進行方向に向かって複数の凹凸が形成されている。踏段の踏み面全体を塗料で被覆する場合、踏み面全体に塗料を塗布した後に凸部の頂部だけは研磨処理などによって塗料を除去することがある。実際に乗客の靴などが接触する面は凸部の頂部であり、凸部の頂部に塗布された塗料が摩耗によって部分的に剥がれてしまい、踏段の美感を損ねるなどの問題が発生するため、あえて最初から凸部の頂部に塗布された塗料だけは除去して地金を露出させている。
【0004】
また、塗料の代わりに踏段の踏み面全体を合成樹脂材から成る踏面膜で被覆し、踏み面の両端部の注意帯で踏面膜を踏段本体に固定した移動踏段が知られている(特許文献1参照)。ここでは、凸部の上面の踏面膜は研磨せずに残している。
【特許文献1】特開2000−296978号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
踏段の踏み面に踏段の地金が露出してしまうと、腐食などが発生して地金の品質が低下して踏段の寿命が短くなるおそれがある。よって、地金の上に被覆した塗料などの膜が摩耗除去されて地金が露出する前に何らかの対応を取る必要がある。
【0006】
踏み面を塗料又は合成樹脂材で被覆しても、塗料又は合成樹脂材の摩耗の程度を知ることは容易ではないので、塗料又は合成樹脂材が摩耗除去されて地金が露出してしまうおそれがある。
【0007】
本発明は上記問題点に鑑みて成されたものであり、その目的は、地金が露出する前に被覆膜の摩耗の程度を容易に知ることができる乗客コンベア用踏段を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の特徴は、進行方向に向けて凹凸が形成された踏み面を有する複数の踏段が無端状に連結され、複数の踏段を一方の乗降口から他方の乗降口まで循環移動させる乗客コンベアに用いる踏段であって、当該踏段は、凹凸が形成された踏み面を有する踏段本体と、踏段本体の踏み面のうち少なくとも凸部の頂部を被覆するコーティング層とを備え、当該コーティング層は、少なくとも凸部の頂部上に積層された第1のコーティング層と、少なくとも第1のコーティング層の上に積層された第2のコーティング層とを有し、第2のコーティング層は第1のコーティング層と異なる色に着色されていることである。
【0009】
本発明の特徴によれば、地金(踏段本体)の上に、色の異なる第1及び第2のコーティング層が積層されているので、第2のコーティング層が摩耗除去された場合、色の異なる第1のコーティング層が表出するので、第2のコーティング層の摩耗除去を容易に視認できるので、地金が露出する前に補修などの対策を取ることができる。
【0010】
本発明の特徴において、コーティング層は、凸部の頂部と第1のコーティング層の間に積層された第3のコーティング層を更に備えていてもよい。また、この場合、第1乃至第3のコーティング層の色の組み合わせは少なくとも2以上の色であればよい。コーティング層の多層化によりコーティング層の劣化の程度を段階的に視認することができる。
【0011】
コーティング層は、踏段本体の踏み面のうち一部の領域のみに形成されていてもよい。これにより、コーティング層の材料コスト及びコーティング処理の作業コストなどを削減することができる。
【0012】
また或いは、コーティング層は、踏段本体の踏み面の全体に形成されていても構わない。これにより、踏み面全体について摩耗の状況を目視で確認することができる。
【0013】
コーティング層は、塗装膜、樹脂皮膜、メッキ処理膜、化成処理膜、陽極酸化処理膜のいずれかであればよい。
【0014】
本発明は、踏段本体が腐食しやすい金属、例えばマグネシウム合金からなる場合、特に有効に機能する。
【発明の効果】
【0015】
本発明の乗客コンベア用踏段によれば、地金が露出する前に被覆膜の摩耗の程度を容易に知ることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
以下図面を参照して、本発明の乗客コンベア用踏段の実施の形態を説明する。ここでは、乗客コンベアの一例としてエスカレータについて説明する。また、図面の記載において同一部分には同一符号を付して説明を省略している。
【0017】
図1を参照して、本発明の実施の形態に係わるエスカレータ1の全体構成を説明する。エスカレータ1は、上下階を有する建物や屋外に設置されて上階と下階とに亘って人荷を搬送するものであり、駆動チェーン(図示せず)によって複数の踏段(乗客コンベア用踏段)2を無端状に連結し、複数の踏段2を一方の乗降口5Uから他方の乗降口5Lまで循環移動させる。図1に示すエスカレータ1では、上方階の乗降口5Uから乗り込んだ乗客を下方階の乗降口5Lに搬送する。複数の踏段2の乗客が乗る面(踏み面)には、進行方向に向けて複数の凹凸が形成されている。
【0018】
踏段2の進行方向に沿って踏段2の左右両側に一対の乗客コンベアトラス7が設置されている。一対の乗客コンベアトラス7は、僅かな隙間を空けて踏段2を移動可能に挟み込むように相対向して配置されている。一対の乗客コンベアトラス7の上部にそれぞれ欄干3が設置され、更に欄干3の外周に手摺り4が配置されている。手摺り4を踏段2に同期させて移動させることにより、上方階の乗降口5Uから乗り込んだ乗客を下方階の乗降口5Lに搬送することができる。
【0019】
下方階の乗降口5Lにおいて、踏段2は乗降口5Lに設置された乗降板5aの下に潜入し、約180度向きを回転して、上方階の乗降口5Uへ向けて移動する。乗客が踏段2から乗降板5aへ降りるときに、乗降板5aに足を引っ掛けたり、踏段2と乗降板5aの間に足を挟んだりすることを防止するべく、乗降板5aの先端には、コム6Lが設けられている。コム6Lは皿ネジにより乗降板5aに締結固定されている。コム6Lの先端には複数の櫛歯が形成され、複数の櫛歯が踏段2の踏み面の凹凸(クリート)と非接触で噛合うことにより、踏段2上の乗客の足や異物などを乗降板5a上にすくい上げ、乗客の足や異物などが踏段2と乗降板5aの間に挟まれることを防止している。
【0020】
図2を参照して、図1の踏段2の具体的な構成を説明する。本発明の実施の係わる踏段2は、図2に示す踏段本体2aと、踏段本体2aの踏み面22を被覆するコーティング層(図示せず)とを備える。踏段本体2aは、乗客が足を載せる踏み面22と、隣接する他の踏段2の段差部分に位置するライザ面23と、左右一対の後輪ローラ25と、踏み面22、ライザ面23及び後輪ローラ25を支持する構造枠4とを備える。踏み面22及びライザ面23には、乗客の足や異物などが踏段2と乗降板5aの間に挟まれることを防止するために、それぞれ複数の凹凸が形成されている。
【0021】
図3を参照して、図2の踏み面22の詳細な断面構成を説明する。踏段本体2aの踏み面22を被覆するコーティング層2bは、例えば図3(a)に示すように、凸部22aの頂部22b上に積層された第1のコーティング層37と、踏段本体2aの踏み面22全体、即ち凸部22aの頂部22b及びその側面及び隣接する凸部22a間に形成される凹部の底面を被覆する第2のコーティング層36とを備える。第2のコーティング層36は、第1のコーティング層37と異なる色に着色され、凸部22aの頂部22bにおいて、第1のコーティング層37の上に積層され、それ以外の部分では踏段本体2aの上に直接積層されている。
【0022】
踏段2の踏み面22のうち実際に乗客の靴などと接触する部分は主に凸部22aの頂部22bである。乗客の靴などが接触することによって、凸部22aの頂部22bに露出していた第2のコーティング層36が摩耗して除去された場合、図3(b)に示すように、第2のコーティング層36の下に積層されていた第1のコーティング層37が露出する。第1のコーティング層37は、第2のコーティング層36と異なる色に着色されているので、第2のコーティング層36が摩耗して除去されたことを容易に視認することができる。よって、踏段本体2a(地金)の上に被覆されたコーティング層2b総てが摩耗除去されて地金が露出する前に、コーティング層2bの摩耗の状況を目視で知ることができる。よって、地金が露出する前に、第2のコーティング層36と同色の塗料を塗布するなどの補修を行うことが可能となる。
【0023】
また、図3(c)に示すように、コーティング層2bは、凸部22aの頂部22bと第1のコーティング層37の間に積層された第3のコーティング層38を更に備えていても構わない。この場合、第1のコーティング層37、第2のコーティング層36及び第3のコーティング層38の色の組み合わせは少なくとも2以上の色であればよい。
【0024】
具体的には、第1〜第3のコーティング層36〜38総てを異なる色で着してもよい。例えば、第2のコーティング層36を黒色、第1のコーティング層37を黄色、第3のコーティング層38を赤色で着色して、コーティング層2bを3色の組み合わせで構成してもよい。これにより、コーティング層2bの劣化の程度を段階的に視認することができる。
【0025】
或いは、第1〜第3のコーティング層36〜38を2色の組み合わせで着色しても構わない。例えば、第2のコーティング層36と第1のコーティング層37を同じ色(黒色)で着色し、第3のコーティング層38を異なる色(黄色)で着色しても構わない。
【0026】
第2のコーティング層36と第1のコーティング層37が同色である場合、第2のコーティング層36として、材料やコーティング処理のコストが比較的安価で済むが、剥がれや摩耗に対する耐久性が比較的低い材料を用い、第1のコーティング層37として、材料やコーティング処理のコストが比較的高価であるが、剥がれや摩耗に対する耐久性が比較的高い材料を用いる。これにより、踏み面22を被覆するコーティング層2b全体としてのコストを抑えつつ、且つ剥がれや摩耗に対する耐久性を向上させることができる。更に、剥がれや摩耗によって凸部22aの頂部22bの第1のコーティング層37が除去されても、凸部22aの頂部22b上には、第2のコーティング層36及び第1のコーティング層37とは色の異なる第3のコーティング層38が被覆されているので、地金(踏段本体2a)が露出する前に、コーティング層2bの摩耗の程度を知ることができ、補修などの対応を取ることが可能となる。
【0027】
なお、図3の例では、凸部22aの頂部22b以外の部分を被覆するコーティング層2bは、第2のコーティング層36の単層構造を有する場合を説明したが、本発明はこれに限らず、踏段本体2aの踏み面22全体を、2層以上の積層構造を備えるコーティング層で被覆しても構わない。更に、踏み面22のみならず、ライザ面23など剥がれや摩耗によって地金(踏段本体2a)が露出するおそれが有る部分に、上記説明したコーティング層2bと同様な構成の被覆膜を形成しても構わない。
【0028】
また、乗客コンベアトラス7と踏段2の隙間や踏段2同士の隙間に乗客の足などが挟まれないよう乗客に注意を喚起するために、踏み面22の進行方向の両側縁及び隣接踏段側部分には注意標識が形成されているのが一般的であり、通常、乗客はこの注意標識に従って、進行方向の両側縁及び隣接踏段側部分を除く踏み面22部分に乗る。そこで、多層構造を有するコーティング層2bを、進行方向の両側縁及び隣接踏段側部分を除く踏み面22の領域(安全乗降領域)にのみ形成して、進行方向の両側縁及び隣接踏段側部分には単層構造の被覆層(例えば、第2のコーティング層36のみ)を形成してもよい。また、更に狭い領域(例えば、安全乗降領域よりも狭い領域:中央領域)のみに多層構造のコーティング層2bを形成してもよい。これにより、コーティング層2bの材料コスト及びコーティング処理の作業コストなどを削減することができる。勿論、多層構造のコーティング層2bを、踏み面22の安全乗降領域や中央領域のみならず、進行方向の両側縁及び隣接踏段側部分に形成しても構わない。踏み面22全体について摩耗の状況を目視で確認することができる。
【0029】
ここで、踏段本体2aの材質として、アルミニウム、ステンレス、マグネシウム合金などを適用することができる。アルミニウム、ステンレスは、比較的腐食にしにくい金属であるが、マグネシウム合金は比較的腐食しやすい金属である。踏段本体2aがマグネシウム合金等の腐食しやすい金属から成る場合、地金(踏段本体2a)に多層構造のコーティング層2bを被覆することは、腐食を抑制するための有効な技術的手段となりうる。
【0030】
コーティング層2bは、塗装膜、樹脂皮膜、メッキ処理膜、化成処理膜、陽極酸化処理膜のいずれの膜であってもよい。塗装膜は、塗料を塗布して形成される膜である。メッキ膜とは、メッキ処理により形成された金属の薄膜である。化成処理(処理剤を作用させて化学反応を起こさせることで、耐食性や塗料との親和性など、元の素材とは違った性質を与える処理)によって形成される膜である。陽極酸化処理膜は、陽極酸化処理により形成される膜である。
【0031】
本発明の実施の形態によれば、以下の作用効果が得られる。
【0032】
地金(踏段本体2a)の上に、色の異なる第1のコーティング層37及び第2のコーティング層36が積層されているので、第2のコーティング層36が摩耗除去された場合、色の異なる第1のコーティング層37が表出するので、第2のコーティング層36の摩耗除去を容易に視認できるので、地金が露出する前に補修などの対策を取ることができる。
【0033】
コーティング層2bは、凸部22aの頂部22bと第1のコーティング層37の間に積層された第3のコーティング層38を更に備え、第1乃至第3のコーティング層の色の組み合わせは少なくとも2以上の色であってもよい。コーティング層2bの多層化によりコーティング層2bの劣化の程度を段階的に視認することができる。
【0034】
コーティング層2bは、踏段本体2aの踏み面22のうち一部の領域のみに形成されていてもよい。これにより、コーティング層2bの材料コスト及びコーティング処理の作業コストなどを削減することができる。
【0035】
また或いは、コーティング層2bは、踏段本体2aの踏み面22の全体に形成されていても構わない。これにより、踏み面22全体について摩耗の状況を目視で確認することができる。
【0036】
上記のように、本発明は、1つの実施の形態によって記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
【0037】
本発明の実施の形態では、上方階の乗降口5Uから乗り込んだ乗客を下方階の乗降口5Lに搬送するエスカレータ1を例に取り説明したが、これとは逆に、下方階の乗降口5Lから乗り込んだ乗客を上方階の乗降口5Uに搬送するエスカレータに対しても適用可能である。このほか、エスカレータ1のみならず、動く歩道に対しても本発明を適用することが出来る。
【0038】
このように、本発明はここでは記載していない様々な実施の形態等を包含するということを理解すべきである。したがって、本発明はこの開示から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ限定されるものである。
【図面の簡単な説明】
【0039】
【図1】本発明の実施の形態に係わるエスカレータ1の全体構成を示す断面図。
【図2】図1の踏段2の具体的な構成を示す斜視図。
【図3】図3(a)は図2の踏み面22の凸部22aの一例を示す拡大断面図、図3(b)は凸部22aの頂部22bに露出した第2のコーティング層36が摩耗して除去された場合を示す拡大断面図、図3(c)は図2の踏み面22の凸部22aの他の例を示す拡大断面図。
【符号の説明】
【0040】
1…エスカレータ(乗客コンベア)
2…踏段(乗客コンベア用踏段)
2a…踏段本体
2b…コーティング層
3…欄干
4…構造枠
5L、5U…乗降口
5a、5b…乗降板
6L、6U…コム
7…乗客コンベアトラス
22…踏み面
22a…凸部
22b…頂部
23…ライザ面
25…後輪ローラ
36…第2のコーティング層
37…第1のコーティング層
38…第3のコーティング層

【特許請求の範囲】
【請求項1】
凹凸が形成された踏み面を有する踏段本体と、
前記踏段本体の踏み面のうち少なくとも凸部の頂部を被覆するコーティング層と、
を備え、
前記コーティング層は、
少なくとも前記凸部の頂部上に積層された第1のコーティング層と、
少なくとも前記第1のコーティング層の上に積層された、前記第1のコーティング層と異なる色に着色された第2のコーティング層と、
を有することを特徴とする乗客コンベア用踏段。
【請求項2】
前記コーティング層は、前記凸部の頂部と前記第1のコーティング層の間に積層された第3のコーティング層を備え、
前記第1乃至第3のコーティング層の色の組み合わせは少なくとも2以上の色からなる
ことを特徴とする請求項1記載の乗客コンベア用踏段。
【請求項3】
前記コーティング層は、前記踏段本体の踏み面のうち一部の領域のみに形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の乗客コンベア用踏段。
【請求項4】
前記コーティング層は、前記踏段本体の踏み面の全体に形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の乗客コンベア用踏段。
【請求項5】
前記コーティング層は、塗装膜、樹脂皮膜、メッキ処理膜、化成処理膜、陽極酸化処理膜のいずれかであることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の乗客コンベア用踏段。
【請求項6】
前記踏段本体は、マグネシウム合金から成ることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載の乗客コンベア用踏段。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2009−196736(P2009−196736A)
【公開日】平成21年9月3日(2009.9.3)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−37939(P2008−37939)
【出願日】平成20年2月19日(2008.2.19)
【出願人】(390025265)東芝エレベータ株式会社 (2,543)
【Fターム(参考)】