説明

乾燥パターンが形成されるコーティング方法及び製品

菓子類製品の少なくとも一面を含む外面の全てではない一部分上に視覚的に明瞭なパターンで複数個の離散的な固体粒子を与えながら、菓子類製品を移動することによって、部分的に乾燥コーティングが施された菓子類製品を製造するための方法であって、菓子類製品の一部分に粒子が付着されて、菓子類製品に比べて視覚的に明瞭なパターンを形成する、方法を提供する。また、乾燥コーティングが施された冷凍菓子類製品であって、菓子類製品の外面に隣接位置に所望のパターンで付着された、乾燥した粘着性コーティングと、この粘着性コーティングの隣接位置で、当該菓子類製品とは反対側の位置に配置されている複数個の離散的な粒子であり、視覚的に明瞭なパターンで当該製品に実質的に固着されるよう粘着性コーティングに十分に粘着された、前記複数個の離散的な粒子とを備える、製品を提供する。

【発明の詳細な説明】
【発明の分野】
【0001】
本発明は、離散的な(バラバラの)固体(non−liquid:非流動性)粒子の視覚的に明瞭なパターンを有する、部分的に乾燥コーティングが施された菓子類製品を製造するための方法、及び、そのような製品に関する。
【発明の背景】
【0002】
冷凍食品製品の歴史は詳細に述べられており、食品を冷凍すること及び冷凍用食品を製造することは一般的によく知られている。冷凍食品、冷凍材料、及びこれらを製造する方法は、当該技術分野においては一般的に知られている。多様な冷凍食品製品は市場で入手できるか又は従来技術に記載されており、いくつかの冷凍食品は以下により詳しく説明されている。
【0003】
米国特許第3363586号明細書には、装飾された菓子のバーを提供するための方法及び装置が開示されている。この方法は、押出しステップと、バーの切断成形ステップと、切断ステップとの関係で指定時刻に移動するバーの上に、計られた多量の食品修飾用粒子を落下することによって付着させるステップとを必要とし、その後、バーは硬化状態に固化される。
【0004】
仏国特許出願公開第2334509号明細書には、種なしパンのような食用基材上に、ケーキやその他の菓子類製品、ペストリー製品、又はベーカリー製品を飾り付ける方法が開示されている。その方法では、ブラシ又はステンシルを用いて模様を形成するよう、異なる顔料等の適当な溶液で基材にプリントし、次いで、溶液が完全に乾く前に濡れた部分を覆うよう、乾燥粉末の食用製品を振りかけることで、飾付けが行われる。粉末は濡れた表面に付着して、プリントされていない部分又は乾燥部分には付着を有しないコーティングを形成する。また、厚いペースト及び金属ステンシルを使用すべきことが開示されている。
【0005】
英国特許出願公開第2332133号明細書には、非水素化植物オイル又は石油関連オイル、硬い白いろうおよびアルコールを含む、仕上げ糖衣又は修飾糖類用の食品成分が開示されている。その成分は、向日葵オイル、白い蜜ろう、及びイソプロピレンアルコールを含むことが好ましい。これは、シュガクラフト工芸中で着色剤や表面処理剤と共に用いられるろうのペーストを提供する。
【0006】
国際公開第00/64271号パンフレットには、本体と本質的に異なる外観を形成するよう、本体カラー及び少なくとも一部分が装飾された外部表面を有するピース状の無酵母(エアレイテッド)菓子が開示されており、その菓子は50〜98%の糖質成分、約0.5〜30%の組織化剤、及び約1〜8%の水分を含む。際立った特徴は、色、質感か、又は構造である。菓子は、少なくとも一つの着色部分を有し、少なくとも一部分に粘り気のある外部表面を有する、多量の無酵母菓子ピースを形成するステップと、粒子を表面の粘り気のある部分に付着させるために、少なくとも粒子のわずかが第2色を有する粒子を与えるステップと、子供向けインスタント穀類用のような、完成された粘り気のないコーティングが施されたピースの形にコーティングが施された無酵母菓子ピースを形成するステップと、によって製造される。
【0007】
国際公開第01/82717号パンフレットには、脂質及びココアを含む粉末が相互に重なる層で、少なくとも粒子をコーティングすることによって、チョコレート風味菓子を製造するための方法が開示されている。
【0008】
米国特許第6242026号明細書には、食用に適する記号、顆粒又は粉末を用いて、絵入り、飾付けられた外観を有する、ピザのような食品を製造する方法が開示されている。着色剤を有するかもしれない食用に適する記号、顆粒又は粉末は、プレカット記号を取り入れた記号配置装置及び/又はステンシル配置装置によって食品の表面に付着され、模様を形成する。食用に適する記号、顆粒及び粉末は、熱融合ステップの間食品に融合する。
【0009】
これらの開示にもかかわらず、これまで、高速態様で、製品、特に冷凍菓子類製品に乾燥コーティングが施されたパターンを提供することは不可能であった。従って、冷凍菓子類製品のような製品上に乾燥コーティングが施されたパターンを提供するためには、方法及び製品を改良する必要性があった。
【発明の概要】
【0010】
本発明は、菓子類製品の少なくとも一面を含む外面の全てではない一部分上に視覚的に明瞭なパターンで複数個の離散的な固体粒子を与えながら、菓子類製品を移動することによって、部分的に乾燥コーティングが施された菓子類製品を製造するための方法であって、菓子類製品の一部分に粒子が付着されて、菓子類製品の外面に比べて視覚的に明瞭なパターンを形成する、方法に関する。
【0011】
一形態では、粒子を保持するために十分な粘り気のある視覚的に明瞭なパターンで粘着性食品材料を提供することによって、及び、粘り気のあるパターン上に離散的な固体粒子を付着して、部分的に乾燥コーティングが施された菓子類製品を形成することによって、粒子が菓子類製品に付着される。好ましい一形態では、この方法は、離散的な固体粒子を付着する前に、脂質をベースにしたコーティング用生地で菓子類製品をカバーすることを更に含む。その他の好ましい形態では、粘着性食品材料を菓子類製品上に視覚的に明瞭なパターンで、スプレーすること、パッドのスタンピングすること、ブラッシングすること、又はそれらの組み合わせによって、パターンが形成される。更に好ましい形態では、パターンは、ステンシル、回転カップ、回転盤、又は回転パイプ用いて、又は、菓子類製品の外面の一部分の制御された融解によって提供されることが可能であり、離散的な固体粒子が付着するための粘着性食品材料を形成する。
【0012】
これらの形態では、粒子は、菓子の外面上に離散的な粒子のシャワーを堆積すること又は噴射することの少なくとも一方によって付着されることができる。他の形態では、方法は、菓子類製品を移動すること、そして、菓子類製品を動かしながら、パターンを形成すること、粒子を付着すること、又はその二つを更に含む。好ましい一形態では、移動は、回転、水平移動、垂直移動、又はそれらの組み合わせを含む。更に他の形態では、パターンが菓子類製品の少なくとも二つの異なる面上に形成され、粒子が菓子類製品のその少なくとも二つの異なる面上に付着されると同時にパターン上に付着される。
【0013】
他の形態では、適用された粒子は、第1外観を有する第1粒子であることが好ましく、方法は、第1粒子とは視覚的に対象的である第2外観を有する複数個の第2粒子を連続的に付着することを更に含む。更に他の形態では、方法は、粘着性食品材料を乾かすこと、及び包装材料でコーティングが施された製品を囲むことを更に含むことが好ましく、十分に乾かすことで、パターン付き食品材料が包装材料に粘着することが避けられる。
【0014】
本発明の他の態様では、複数個の離散的な固体粒子で菓子類製品の外面に乾燥コーティングを施し、粒子の十分な量を選択的に移動して、菓子類製品より視覚的に明瞭な、粒子の所望のパターンを作ることによって、粒子が菓子類製品上に付着される。一形態では、選択的移動は、粒子に気流を向けること、粒子を吸引すること、粒子をブラッシングすること、粒子をスクレイピングすること、又はそれらの組み合わせを含む。本発明の一形態では、視覚的明瞭さは、複数個の第1粒子及び複数個の第2粒子に異なるカラー、形、又はその両方をつけることからなる。
【0015】
本発明の他の態様では、粒子は、その上に粒子を保持するために十分な粘り気のある異なるパターンで、粘着性食品材料を提供し、粘り気のある異なるパターン上に離散的な固体粒子を付着し、離散的な固体粒子の視覚的に明瞭なパターンを露出したままにするようにして不透明な食品のコーティングを形成して、部分的に乾燥コーティングが施された菓子類製品を形成することによって、菓子類製品に与えられる。
【0016】
一形態では、粒子は、粘り気のある粘着性食品材料に取れないように付着されている。好ましい一形態では、粒子は、菓子類製品の外面から質感の明瞭さが現れるように提供されることがより好ましい。
【0017】
本発明は、乾燥コーティングが施されたパターンが形成された冷凍菓子類製品であって、当該菓子類製品の外面に隣接位置に所望のパターンで付着された、乾燥した粘着性コーティングと、この粘着性コーティングの隣接位置で、当該菓子類製品とは反対側の位置に配置されている複数個の離散的な粒子であり、視覚的に明瞭なパターンで当該製品に実質的に固着されるよう粘着性コーティングに十分に粘着された、前記複数個の離散的な粒子と、を備える、製品を更に包含する。
【0018】
一形態では、離散的な粒子は、菓子類製品の外面に隆起された質感を与えることが好ましい。他の形態では、脂質をベースとするコーティングが、菓子類製品の外面一部に提供されている。好まし一形態では、脂質をベースとするコーティングは、チョコレート、実質上透明な材料、又はその両方を含む。好ましい一形態では、粘着性のコーティングは、オイルをベースとするコーティング若しくは水をベースとするシロップ、又はそれらの組み合わせを含む。更に好ましい形態では、粒子は、ケーキ断片、クッキー断片、ダイスカットのナッツ、菓子類粉砂糖、チョコレートバーミセリ、キャンディー微粉、種、又はフルーツ断片、又はそれらの組み合わせを含む。更に好ましい形態では、所望のパターンは、バンド、ストライプ、円、三角形を含む多角形、動物、植物、人、目鼻立ち、又は抽象的なシンボル、又はそれらの組み合わせを含む。
【0019】
本発明の更なる特徴及び利点は、図面に関して提出された以下の詳細な説明から確認されることができる。
【好ましい実施形態の詳細な説明】
【0020】
以下には、乾燥コーティングが施された、パターン付きの菓子類製品を製造するための方法が開示されている。本発明の方法は、菓子類製品の少なくとも一面上の菓子類製品外面の全てではない一部分上に視覚的に明瞭なパターンで複数個の離散的な固体粒子を与えるものであり、この方法においては、粒子は菓子類製品の一部分に付着され、菓子類製品に比べて視覚的に明瞭なパターンを形成する。また、菓子類製品上に視覚的に明瞭なパターンを形成するために、乾燥粒子と結合している粘着性のコーティングを有する、乾燥コーティングが施された製品も開示されている。また、乾燥粒子は、菓子類製品のパターン無しの表面から質感の明瞭さが現れるようにしてもよい。
【0021】
適切な菓子類製品であればどのようなものでも、本発明の方法又は製品に用いることができるが、好ましくは、製品は冷凍食品である。好ましい冷凍菓子類製品は氷菓子及びアイスクリームを含み、好ましい形は、スティックバー、スティックではないバー(例えば、サンドイッチ)、及びコーンを含む。スティックバーの形はアイスクリーム又は氷菓子製品の製造に好適である。菓子類製品は任意の所望のサイズ又は形状にすることができるが、個人による消費のために、大きさで分類されることが好ましい。製品は乾燥粒子でコーティングが施される少なくとも一つの外面を有しており、外面は曲線状又は平らな部分を含むいずれの形状にすることができる。本発明に係る菓子類製品は更なる処理の前に、予成形及び冷凍されることが好ましい。本発明の様々な態様において、残りの処理は、処理時間を十分なものとするために約−10℃〜約15℃の温度帯の範囲内で行うことが好ましいが、適当な任意温度で行うことができる。25℃〜50℃のような、室温又は温暖作業も用いることも可能である。
【0022】
付着されるべき粒子は乾いており、すなわち固体であって、その結果、製品の乾燥ステップを最小とし、或いは省略することができ、全体のコーティングステップ及びパターニングステップを促進することができるという効果を奏する。適した粒子は低水分食用製品を含んでおり、菓子類製品を被覆するようその粒子を付着することができる。典型的な乾燥粒子は、ケーキ断片、クッキー断片、ダイスカットのナッツ、菓子類粉砂糖、チョコレートバーミセリ、キャンディー微分、種、又はフルーツ断片、又はそれらの組み合わせを含む。ノンパレイル(Non−pareil)は好ましい乾燥粒子である。粒子は適したサイズにすることができる。好ましい粒子サイズの一つは、菓子類製品を被覆するために従来用いたより大きいサイズを含み、これらのサイズは約2mm〜8mmであることが可能である。より大きいサイズの粒子は必ずしも球状に限らないが、製品からの偶然に生ずる望ましくない脱落を最小限にするために、及び、製品の消費を促進するために、配置されたとき、最も厚い部分より幅が大きくなることが代表的となろう。好ましい乾燥粒子のピースサイズは、約10メッシュ(2000ミクロン)〜14メッシュ(1410ミクロン)サイズのスクリーンを通過できるものである。
【0023】
乾燥粒子は菓子類製品に直接に付着することができる。もう一つの方法として、菓子類製品は一次コーティングが施されたものであり、好ましくは、粘着性食品材料上に粒子を保持するために十分な粘り気のある粘着性食品材料を用いて一次コーティングされたものである。粘着性材料は、時間をかけて、乾燥され、凝固ないしは硬化され、好ましくは、それに接合されるべき粒子を保持するのに役立つようするとよい。任意の適切な粘着性コーティング生地を用いることが可能であるが、好ましくは、粘着性コーティング生地がオイルをベースとするコーティング生地若しくは水をベースとするシロップ生地、又はそれらの組み合わせを含む。粘着性食品材料は、任意の適切な粘性を有することができ、その粘性は、粒子が菓子類製品に配置されるのを可能とし、かつ、粒子が粘着性食品材料の近くに置かれた後少なくとも部分的に乾燥されるまで、その上に十分に保持されることを可能とする程度である。粘着性食品材料は、それが菓子類製品上に付着されるような、約5cPs(0.05g/cms)から5000cPs(50g/cms)の粘性を有することが好ましいが、粘性はその後、菓子類製品の温度によって迅速に変わる。好ましい実施形態では、粘着性食品材料は透明なものであり、約100重量%までの脂質を含んでおり、粘性は約5〜100cPsとすることができる。他の好ましい実施形態では、材料は白色又は色的に不透明なものであり、約60重量%の脂質を含んでおり、粘性は約150〜500cPsとすることができる。更に他の好ましい実施形態では、材料がチョコレートであり、約40重量%から60重量%の脂肪分を有しており、材料の粘性は約250cPs〜4000cPsとすることができ、約400cPs〜3000cPsであることが好ましい。一般的に、粘着性成分に含まれている脂質が多ければ多いほど粘度は低い。温度もまた粘性に影響を与えるので、粘性はブルックフィールド粘度計を用いて、40℃で、一定速度(20rpm)で測定されるべきである。更に、粘着性食品成分は、任意所望の着色剤又は香味料剤で菓子類製品全体の色及び/又は風味、又はその両方から補足又はコントラストして提供されることが可能であり、それが配置された後、粒子が配置される。
【0024】
菓子類製品に乾燥粒子の視覚的に明瞭なパターンを提供する三つの好ましい態様がある。これらは、(1)その上に粒子を保持するために十分な粘り気のある視覚的に明瞭なパターンで粘着性食品材料を提供し、粘り気のパターン上に離散的な固体粒子を付着して、部分的に乾燥コーティングが施された菓子類製品を形成する態様、(2)複数個の離散的な固体粒子を用いて、菓子類製品の外面に乾燥コーティングを施すことにより、菓子類製品上に粒子を与え、十分な粒子を選択的に除去して、菓子類製品より視覚的に明瞭な、粒子の所望のパターンを作る態様、(3)その上に粒子を保持するために十分な粘り気のある明瞭なパターンで粘着性食品材料を提供し、その粘り気のパターン上に離散的な固体粒子を付着し、離散的な固体粒子の視覚的に明瞭なパターンを露出したままにするようにして不透明な食品のコーティングを形成して、部分的に乾燥コーティングが施された菓子類製品を形成する態様、又は任意のこれらの組み合わせを含む。態様(2)は態様(1)と組み合わせて用いることが可能であり、例えば、粘着性のコーティング材料を視覚的に明瞭なパターンで提供して、製品全体に乾燥粒子を与えた後、例えば、菓子類製品に又は前もって菓子類製品上に配置された粘着性コーティングに付着していない選択された粒子を除去する。
【0025】
粘着性食品材料の適用(付着、塗布等)は、本発明の記載を参照して任意の適切な手段により行うことができる。菓子類製品に粘着性食品材料を適用するための好ましい方法は、次の一つ又はそれ以上を含む。それには、スプレーすること(例えば、ノズル、ベンチュリチューブ若しくは渦状チューブ、又はステンシル、又はそれらの組み合わせを通してスプレー)、パッドをスタッピングすること、ブラッシングすること、カップ、パイプ又は盤等を回転すること、菓子類製品の外面の一部分の制御された融解を行うこと、又はそれらの組み合わせがある。制御された融解は、菓子類の表面の所望の一部分のみ融解する任意の適切な方法によって達成することが可能であり、それは、方向を有する放射又は伝導性熱によって形成されたようなパターンを形成することができる。カップ、パイプ、盤等を回転することについては、適した形態及び方法が用いられることが可能であり、又は、米国特許第6194014号明細書、米国特許第6267073号明細書、及び米国特許第6340488号明細書に記載されたように変更されることが可能であり、これらの米国特許明細書のそれぞれは、参照することによって本明細書に組み込まれる。
【0026】
本発明の菓子類製品を製造する方法は、離散的な固体粒子を付着させる前に、脂質をベースとするコーティング生地で菓子を被覆することを更に含むことができる。脂質をベースとするコーティング生地は粘着性食品材料と同一又は異なるものとすることが可能である。異なる材料である場合、脂質をベースとするコーティング生地は粘着性食品成分と組み合わせることが可能であり、又は、単独で提供することが可能である。単独で提供される場合、脂質をベースとするコーティング生地は層として、パターンが形成された粘着性食品成分の全体若しくは下又は隣接位置に適用することができる。
【0027】
乾燥粒子は通常は任意の時点で与えられるであろうが、菓子類製品上に粘着性材料及び任意の脂質をベースとするコーティングが提供又は形成された後に与えることが好ましい。乾燥粒子は任意の適した方法により与えられる。典型的な散布器は、スクリュー供給器、振動供給器、及び空気搬送装置を含むことができる。乾燥粒子は、菓子の外面に離散的な粒子のシャワーを堆積させ又は吹き付けること、又はその両方によって、与えられることが好ましい。視覚的に明瞭なパターンを形成するために、及び、製品包装に任意の粘着性材料が粘着することを最小限にするか、回避することに役立つために、菓子類製品表面上の全ての粘着性部分に乾燥粒子が付着されることは重要である。粒子は菓子類製品の全体に与えることができるが、最後的には前もって処理又は形成されたパターンにのみに保持される。そのために、乾燥粒子は、前もって形成された粘着性材料の粘着性パターンのどこにでも保持されるように、任意特定のパターンに置かれる必要はない。逆に、パターンは乾燥粒子によって、少なくとも十分に被覆されることが好ましく、完全に被覆されることがより好ましい。様々な実施形態では、菓子類製品は、様々な色、サイズ、質感、若しくはそれらの組み合わせの乾燥粒子の二つの別々の供給源を経て動かすこと、又は2回同じ供給源を経て動かすことが可能であり、後者の場合、それぞれを通して異なるタイプの粒子が提供されることができる。
【0028】
乾燥粒子を付着するための好ましい実施形態は、パターンが形成された製品を容器で少なくとも一部分的に動かすこと、及び、動いている製品に乾燥微粒子の流れを向けることを含む。製品は回ったり、横か縦の方向で動いたりされており、粒子の流れを向けることは、一つ又はそれ以上のフレキシブルチューブによって達成されることが好ましい。製品に付着してない粒子は、容器の底に落ちて再循環されることが好ましい。この再循環及び粒子の流れを向けることは、様々な他の実施形態を簡単に用いることが可能であるが、Line Vacから商業的に入手可能なベンチュリ装置によって好ましく達成される。フレキシブルチューブはY字型とし、微粒子が製品に向けられる二つのポイントを作ることができ、これは、製品の複数の面に同時に微粒子を提供することに役立つ。実施形態ではベンチュリ装置及びフレキシブルチューブを用いており、乾燥粒子の適用装置は、任意の機械的な又は移動する部品を必要とせず、それのメンテナンスを必要としたり、掃除を促進したりする可能性を低くする。
【0029】
視覚的に明瞭なパターンは、乾燥コーティング粒子を有しない菓子類製品の表面から明白に異なるように見える、任意の所望のパターンを含むことができる。パターンそれ自体は、一つ又はそれ以上のライン、バンド、ストライプ、円、任意言葉の英数字、三角形を含む多角形、動物、植物、人、目鼻立ち、又は抽象的なシンボル、又はそれらの組み合わせで形成されることができる。これらのパターンの外観としては、くっきりとさせたものや、重なり合わせたものとすることができる。又は、或いは追加的に、異なる色、形又はその両方を有する複数個の第1粒子及び複数個の第2粒子を用いることにより、視覚的明瞭さを提供することもできる。
【0030】
図1〜図3は本発明に係る菓子類製品の様々な実施形態を示しており、それらは様々なタイプの乾燥粒子及び視覚的に明瞭なパターンの状態を示している。図1は、ボールトップアイスクリームコーン上に形成された視覚的渦巻きパターンで視覚的に明瞭なパターンを示している。図2は、ストライプ/バーを含む冷凍菓子スティックバー上の視覚的に明瞭なパターンを示す。図3は、冷凍菓子スティックバー上に形成された視覚的に明瞭な交差ラインパターンを示している。図4は、製品がスティックによって真っ直ぐに保持された状態での、文字「N」パターンを含む冷凍菓子スティックバーを示している。
【0031】
視覚的に明瞭なパターンは、菓子類製品を移動しながら形成されるのが好ましく、より好ましくは、提供される粘着性食品材料の供給源又は乾燥粒子の供給源に関連して菓子類製品を回転したり、横に移動したり、若しくは縦に移動したり、又は任意のそれらの組み合わせを行ったりすることにより形成される。前記移動は、菓子類製品の動作中に、視覚的に明瞭なパターンを形成しながら、乾燥粒子を付着しながら、又はその両方を行いながら、実施することが可能である。菓子類製品は、粘着性食品材料及び乾燥粒子が付着される間、粘着性食品材料の供給源及び乾燥粒子の供給源に対して(縦方向よりも)横方向に移動することが好ましい。パターンは菓子類製品の少なくとも一面上に形成されるのが好ましく、菓子類製品の少なくとも二つの異なる面上に形成されるのがより好ましく、粒子もまた視覚的に明瞭なパターンの形成に役立つよう、菓子類製品の異なる面上に同時に付着される。他の実施形態では、付着された粒子が第1外観を有する第1粒子であり、製法は更に第1粒子と視覚的に対照的な第2外観を有する複数の第2粒子を連続的に付着することを含む。
【0032】
視覚的に明瞭なパターンを提供するために、過剰又は望ましくない乾燥粒子が選択的に取り除かれることが製造態様に用いられる場合、これは任意適切な方法によって行われることができる。好ましい方法は、粒子に気流を向けること、粒子を吸引すること、粒子をブラッシングすること、粒子をスクレイピングする(掻き取る)こと、又はそれらの組み合わせを含む。そして、全ての実施形態おいて、これは菓子類製品が最終消費者に届くまで視覚的に明瞭なパターンを所定の位置に保持することが好適である。これは、次の方法を確実に行うことによって達成される。すなわち、菓子類製品の近傍に位置された粒子の少なくとも約95%、より好ましくは少なくとも約98%、更に好ましくは少なくとも約99%を保持するのに十分な態様で、十分な量の粒子を粘り気のある粘着性食品材料に恒久的に付着させるのである。また、視覚的に明瞭なパターンを製品の外面の全部に被覆しないこともある。この場合、本発明に係る「視覚的明瞭さ」を提供しない。乾燥粒子は菓子類製品の外面の約1%〜80%を覆う範囲で目に見えることが好ましく、約2%〜40%を覆う範囲で目に見えることがより好ましい。
【0033】
視覚的に明瞭なパターンが菓子類製品に提供されたならば、保存及び/又は運搬するために製品を包む又は他の包装することが好ましい。包装する前に、粘着性食品材料が十分に乾燥され、固化され又は硬化されたことを確保して、粘着性食品材料が包装材料に対して実質的に又は完全に不粘着となるように、菓子類品物を製造してから包装するまでに短い待ち時間を設けることが好ましい。これはパターンが形成された食品材料が包装材料への粘着を最小限にするか、又は避けるのに役立つ。
【0034】
本発明の乾燥コーティングが施されたパターンが形成された冷凍菓子類製品は上述したよう製造されることができる。これらの製品は、冷凍菓子類製品と、菓子類製品の外面に隣接して所望のパターンで付着された粘着性コーティングと、複数の離散的な粒子とを含むものであり、粒子は、粘着性コーティングに隣接し且つ粘着性コーティングの菓子類製品から反対側に置かれ、製品に視覚的に明瞭なパターンで実質的に固着されたままとなるようそこに十分に付着される。また、離散的な粒子は菓子類製品の外面に隆起された質感を与えることが好ましい。上記の様々な実施形態は、また最終的に乾燥コーティングが施されたパターンが形成された菓子類製品を提供することができる。例えば、脂質をベースとするコーティングは、菓子類製品の外面の一部分上に形成されることが可能であり、乾燥粒子と製品それ自体との間に形成されることが好ましい。任意のそのような脂質をベースとするコーティングはチョコレート、実質的に透明な材料、又は両方を含むことが好ましい。脂質をベースとするコーティングは、前記乾燥粘着性コーティングであってもよく、或いは、それとは別個のものや材料に隣接する層であってもよい。例えば、菓子類製品上に粒子及び視覚的に明瞭なパターンを保持及び保護することに役立つよう、実質的に透明な材料を全ての粘着性コーティング及び乾燥粒子につけることができる。
【実施例】
【0035】
次の実施例は本発明の範囲を狭くすることを意図せず、ただ単に本発明に関する代表的な可能性を示す。
【0036】
実施例1:本発明によるココナッツのラインで飾られたコーティングが施されたアイスクリームバー
押出成形されたアイスクリームバーを、35℃で、製剤1の白い脂質をベースとするコーティング生地に浸した。浸漬後の約9〜15秒、コーティングの滴下が停止したが、それが完全に乾燥される前の時点で、隆起された質感を提供するために、バーを同じ白い脂質をベースとする薄いライン状のコーティングによって修飾した。粘着性コーティングラインを付着した後の約3〜6秒、バーを、焼かれたココナッツの落下シャワーを通過させた。含まれていたココナッツは甘くした、焼かれたココナッツの細粒である。ココナッツピースはライン状コーティングにのみ付き、バーの他の非粘着性表面には付かず、本発明に係るパターンが形成された乾燥コーティングが施されたバーを形成した。最小の6秒ないし12秒が経過した後、ココナッツコーティングが施されたパターンが形成されたバーは、従来技術を用いて包装材料に、付着が殆どない状態で、包装されることができる。
【0037】
実施例2:本発明による多色ノンパレイルのラインを有する氷菓子バー
成形された氷菓子バーを5℃の冷たい水に浸した。水に浸漬した後の約3〜6秒、バーを40℃の製剤2の透明な脂質をベースとするコーティング生地のラインによって、選ばれたパターンに装飾した。粘着性ラインを付着した後の約3〜6秒、バーを、多色ノンパレイルの落ちるシャワーを通過させた。選ばれたノンパレイルは、例えば、Elk Grove Village ILの製品QAから商業的に入手可能である分類サイズ12/14である。ノンパレイルはライン状の粘着性コーティングにのみ付き、バーの他の水コーティングが施された外面には付かず、本発明に係るパターンが形成された乾燥コーティングが施されたバーを形成した。最小の6秒ないし12秒が経過した後、乾燥コーティングが施されたパターンが形成されたバーは、従来技術を用いて包装材料に、付着が殆どない状態で、包装されることができる。
【0038】
実施例3:本発明による円状パターンに黄色ノンパレイルを有するコーティングが施されたスティックバー
押出成形されたアイスクリームバーを、35℃で製剤3のミルクチョコレート風味のコーティング用生地を含む容器を通過させた。コーティングが施された後の約15〜24秒、バーを、直径25mmの円孔が付いている回転ドラムステンシラーのそばを通過させ、このステンシラーは、各バーの一面上に、50℃で製剤4のチョコレート風味の脂質をベースとするコーティング生地をスプレーする。ステンシルを用いた後の約3〜6秒、バーを水平に対して45度に傾け、例えば実施例2に記載のような製品QAから商業的に入手可能である、徐々に落下する黄色ノンパレイル流の下を通過させる。黄色ノンパレイルはステンシルで刷った円に付着するが、バーの他の非粘着性表面には付着しない。すなわち、アイスクリームバー上のミルクチョコレート風味コーティングへの黄色のノンパレイルの付着がない。最小の12秒ないし24秒が経過した後、乾燥コーティングが施されたパターンが形成されたバーは、従来技術を用いて包装材料に、殆ど付着することなく包装された。
【0039】
【表1】

【0040】
ここに用いられる用語「約」は、一般的に数字範囲の両方の数値を参照すると理解されるべきである。更に、ここの全ての数字範囲は範囲中の全ての整数を含むと理解されるべきである。
【0041】
以上、本発明の好ましい実施形態を説明したが、本発明は本明細書で開示した特定の実施形態に限らず、当業者によって多数の変更が可能であることを理解されたい。また、使用される材料及び化学物質の詳細は、本発明によって開示され且つ教示された方法及び組成から逸脱することなく、本明細書の記載から僅かに異なっていても、或いは変更されてもよいことは理解されたい。
【図面の簡単な説明】
【0042】
【図1】本発明に係る、乾燥コーティングが施されたパターンが形成されたボールトップアイスコーンを示す。
【図2】本発明に係る、いくつかの乾燥コーティングが施されたパターンが形成された冷凍菓子バーを示す。
【図3】本発明に係る、乾燥コーティングが施されたパターンが形成された交差ラインを有する冷凍菓子バーを示す。
【図4】本発明に係る、乾燥コーティングが施されたパターンが形成された文字パターンを有する冷凍菓子バーを示す。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
部分的に乾燥コーティングが施された菓子類製品を製造するための方法であって、
前記菓子類製品の少なくとも一面を含む外面の全てではない一部分上に、視覚的に明瞭なパターンで複数個の離散的な固体粒子を与えると共に、前記菓子類製品を移動することを含み、
前記粒子は前記菓子類製品の前記一部分に付着されて、前記菓子類製品の前記外面に比べて前記視覚的に明瞭なパターンを形成する、
方法。
【請求項2】
前記粒子を保持するために十分な粘り気のある前記視覚的に明瞭なパターンで、粘着性食品材料を提供し、且つ、
前記粘り気のあるパターン上に離散的な固体粒子を付着して、部分的に乾燥コーティングが施された菓子類製品を形成する、
ことによって、前記粒子が前記菓子類製品に提供される、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記離散的な固体粒子を付着する前に、脂質をベースにしたコーティング用生地で前記菓子類製品を被覆することを更に含む、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記パターンは、前記粘着性食品材料を前記菓子類製品上に前記視覚的に明瞭なパターンで、スプレーすること、パッドのスタンピングすること、ブラッシングすること、又はそれらの組み合わせによって形成される、請求項2に記載の方法。
【請求項5】
ステンシル、回転カップ、回転盤、又は回転パイプ用いて、前記パターンを提供することを更に含む、請求項2に記載の方法。
【請求項6】
前記パターンは前記菓子類製品の前記外面の一部分の制御された融解によって形成され、前記離散的な固体粒子が付着するための前記粘着性食品材料を形成する、請求項2に記載の方法。
【請求項7】
離散的な粒子のシャワーを堆積させること又は噴射することの少なくとも一方によって、前記粒子は、前記菓子の前記外面上に付着される、請求項2に記載の方法。
【請求項8】
前記パターンを形成すること、前記粒子を付着すること、又はその二つと共に、前記菓子類製品を前記粒子に対して横方向に移動することを更に含む、請求項2に記載の方法。
【請求項9】
前記移動が、回転、水平移動、垂直移動、又はそれらの組み合わせを含む、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記パターンは前記菓子類製品の少なくとも二つの異なる面上に形成され、前記粒子は前記菓子類製品の前記少なくとも二つの異なる面上に付着されると同時に前記パターン上に付着される、請求項2に記載の方法。
【請求項11】
付着された前記粒子は、第1外観を有する前記第1粒子であり、
当該方法は第1粒子とは視覚的に対象的である第2外観を有する複数個の第2粒子を連続的に付着することを更に含む、請求項2に記載の方法。
【請求項12】
前記粘着性食品材料を乾燥させること、及び前記包装材料で前記コーティングが施された製品を囲むことを更に含み、十分に乾燥することで、パターンが形成された食品材料が包装材料に粘着することを避ける、請求項2に記載の方法。
【請求項13】
複数個の離散的な固体粒子で前記菓子類製品の前記外面に乾燥コーティングを施し、
前記粒子の十分な量を選択的に移動して、前記菓子類製品より視覚的に明瞭な、粒子の所望のパターンを作る、
ことによって、前記粒子は前記菓子類製品上に提供される、請求項1に記載の方法。
【請求項14】
選択的移動は、前記粒子に気流を向けること、前記粒子を吸引すること、前記粒子をブラッシングすること、前記粒子をスクレイピングすること、又はそれらの組み合わせを含む、請求項13に記載の方法。
【請求項15】
視覚的明瞭さは、第1粒子の複数個及び第2粒子複数個に異なるカラー、形、又はその両方をつけることからなる、請求項13に記載の方法。
【請求項16】
前記粒子を保持するために十分な粘り気のある異なるパターンで、粘着性食品材料を提供し、
前記粘り気のある異なるパターン上に前記離散的な固体粒子を付着し、
離散的な固体粒子の前記視覚的に明瞭なパターンを露出したままにするようにして不透明な食品のコーティングを形成して、前記部分的に乾燥コーティングが施された菓子類製品を形成する、
ことによって、前記粒子が前記菓子類製品に提供される、請求項1に記載の方法。
【請求項17】
前記粒子は、前記粘り気のある粘着性食品材料に取れないように付着されている、請求項1に記載の方法。
【請求項18】
前記粒子は、前記菓子類製品の前記外面から質感の明瞭さが現れるように提供される、請求項1に記載の方法。
【請求項19】
乾燥コーティングが施されたパターンが形成された冷凍菓子類製品であって、
当該菓子類製品の外面に隣接位置に所望のパターンで付着された、乾燥した粘着性コーティングと、
前記粘着性コーティングの隣接位置で、当該菓子類製品とは反対側の位置に配置されている複数個の離散的な粒子であり、視覚的に明瞭なパターンで当該製品に実質的に固着されるよう前記粘着性コーティングに十分に粘着された、前記複数個の離散的な粒子と、
を備える、菓子類製品。
【請求項20】
前記離散的な粒子は、当該菓子類製品の前記外面に隆起された質感を与える、請求項19に記載の菓子類製品。
【請求項21】
脂質をベースとするコーティングが、当該菓子類製品の外面一部に提供されている、請求項19に記載の菓子類製品。
【請求項22】
前記脂質をベースとするコーティングは、チョコレート、実質上透明な材料、又はその両方を含む、請求項19に記載の菓子類製品。
【請求項23】
前記粘着性のコーティングは、オイルをベースとするコーティング若しくは水をベースとするシロップ、又はそれらの組み合わせを含む、請求項19に記載の菓子類製品。
【請求項24】
前記粒子は、ケーキ断片、クッキー断片、ダイスカットのナッツ、菓子類粉砂糖、チョコレートバーミセリ、キャンディー微粉、種、又はフルーツ断片、又はそれらの組み合わせを含む、請求項19に記載の菓子類製品。
【請求項25】
前記所望のパターンは、バンド、ストライプ、円、三角形を含む多角形、動物、植物、人、目鼻立ち、又は抽象的なシンボル、又はそれらの組み合わせを含む、請求項19に記載の菓子類製品。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公表番号】特表2008−506396(P2008−506396A)
【公表日】平成20年3月6日(2008.3.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−521806(P2007−521806)
【出願日】平成17年4月26日(2005.4.26)
【国際出願番号】PCT/EP2005/004441
【国際公開番号】WO2006/007890
【国際公開日】平成18年1月26日(2006.1.26)
【出願人】(599132904)ネステク ソシエテ アノニム (637)
【Fターム(参考)】