予め充填され封着された医薬バッグ、ポートおよびバッグと投与セットとの間の流体連絡を確立するための方法
アクセスポート200、300、400、500を備える、形成、充填、封着された溶液の容器100、および、容器と投与セットとの間の流体連絡を確立するための方法が提供される。容器100は、折り畳み可能であり、入口120および出口130を有する。中空ポート160が容器に封着され、ポートの内側の穿頭器が容器を穿孔して、容器内に埋め込まれる。容器中の溶液がポート内に引き込まれる。このポートおよび投与セットに取り付けられたライン140はさらに、容器と投与セットとの間に流れを確立する。このポートは、容器から投与セットへの流体流れを確立するために、片方の手で操作され得る。穿頭器が容器内に埋め込まれた後、ポートのロックにより、穿頭器が容器から取り外されることを防止する。ロックの作動により、可聴式および/または可視の通知を生じる。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(発明の背景)
本発明は一般に、容器、アクセスポート、および容器と投与セットとの間の流れを確立するための方法に関連する。アクセスポートは、容器から適切な投与セットへの流体の流れを確立し得る。より具体的には、容器を封着するバルブまたは基剤が提供される。バルブ内の穿頭器またはプランジャーは、容器を穿孔し、容器内の溶液へのアクセスを提供する。
【背景技術】
【0002】
医療用溶液の投与のための容器は周知である。代表的には、容器は、折り畳まれており、周辺の側部端に沿って互いに封着された可撓性フィルムから作製される。さらに、容器は代表的に、入口および出口を有する。容器はさらに、代表的には、出口を穿孔し、デバイスと容器の内側の溶液との間の流体連絡を確立するためのデバイスを有する。次いで、溶液が、投与セットおよび/または患者へとデバイスから排出され得る。
【0003】
患者に投与されるべき医療用溶液の滅菌性を維持することは、非常に重要である。しかし、医療用溶液の容器の取り扱いは、汚染の危険性を生じ得る。汚染の危険性は、緊急な状況において増加し得、この状況において種々の成分の迅速な操作が容器内へと細菌または他の病原体を導入し得る。例えば、使用者は、入口または出口の滅菌端部表面に、不注意に接触および/または汚染し得る。次いで、汚染は、容器の内容物に移され得る。
【0004】
さらに、医療用溶液の投与のための容器は、代表的に可撓性である。従って、滅菌様式で内容物を引き出すための可撓性容器の滅菌継手を作製することは、困難であり得る。例えば、Chitendenらに対する米国特許第29,656号は、溶液の容器に封着されている管状部材を有する付加的な輸送ユニットを開示する。このユニットは、溶液の容器のストッパーを穿孔する針を備える。例えば、針または穿孔ピンのような伝統的な医療用コネクタを用いて、可撓性容器を介して液体漏れしない、漏れ防止式の継手を得ることは、困難である。
【0005】
さらに、投与ポートは、可撓性容器にしっかりと結び付けられている。しかし、公知の可撓性溶液の容器の投与ポートは、しばしば、容器の最も弱い部分である。従って、酸素および/または他の侵入する気体に感受性である、特定の医療用溶液が損なわれ得る。さらに、予め形成された投与ポートは、漏れの可能性のある部分を構成し、汚染の進入の可能性のある点である。
【0006】
容器と投与セットとの間の流体連絡を確立するための他の手段がまた公知である。一般に、公知のアクセスポートは、2つの手動のアクセスポートを必要とし、アクセスポートが完全に係合された場合に、可聴式または可視式の通知を生じない。さらに、多くの公知のアクセスポートは、接触および空気伝播による汚染に対して実質的に保護しない。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
従って、アクセスポートを備える、形成、充填、封着された溶液の容器、および、容器と投与セットとの間の流れを確立するための方法に対する必要性が存在する。従って、保存および/または使用の間に汚染の可能性を減少するために改善された入口および出口を有する医療用溶液の容器が必要とされる。さらに、医療用溶液の容器および扱いやすさが改善されたアクセスポートが必要とされる。さらになお、溶液の容器、および、漏れを回避し、接触および/または空気伝播による汚染を最小限にし、酸素および/または他の気体の侵入を最小限にするため、液体のしっかりとした封着を有するアクセスポートが必要とされる。
【課題を解決するための手段】
【0008】
(発明の要旨)
本発明は、アクセスポートを備える、形成、充填、封着された溶液の容器、および、容器と投与セットとの間の流体連絡を確立するための方法を提供する。より具体的には、このポートは、容器に封着されており、上記容器を穿刺するための手段を有する。この容器内の流体は、ポートを介して容器から投与ラインへと除去される。投与ラインはさらに、投与セットへと流体を運搬する。
【0009】
ポートは、バルブおよび穿頭器を有し得る。バルブは、該容器への封着を可能にし得る周辺のシーリングフランジまたはリングを備え得る。バルブは、穿頭器またはプランジャーを受容し、スライド可能に連結し得る円筒型の開口部を規定し得る。円筒型の開口部は、穿頭器またはプランジャーをガイドして、容器を穿孔し、その中に含まれる溶液へのアクセスを開き得る。穿頭器またはプランジャーは、容器のフィルムに面する端部の3つの傾斜ベベルを備える、中空軸を有し得る。穿頭器またはプランジャーのこの3つの傾斜ベベルは、バルブのシーリングフランジの下の、容器の進展したフィルムを穿孔して裂く。
【0010】
本発明は、独力操作を提供し得、3つの傾斜ベベルが、フィルムを穿孔して溶液流れを可能にした場合に可聴式かつ可視式の通知を提供し得る。さらに、本発明は、接触および空気伝播による汚染を排除するために、流体生成経路を完全に覆い得る。本発明はさらに、容器のフィルムを貫通するのに必要とされる力の量を減少し得る。さらに、本発明の穿頭器またはプランジャーは、係合が達成された後に、流体係合位置から取り除かれ得る。
【0011】
この目的のために、本発明の1つの実施形態において、容器が提供される。この容器は、フィルム、ポートおよびタブを有する。フィルムは、折り畳まれて側部を規定し、この側部は、封着されて内部を規定する。ポートは、内部との流体連絡が確立される出口を規定する。つまみは、ポートに装着されており、このつまみは、内部との流体連絡の確立を確認する。
【0012】
別の実施形態において、容器のつまみは、流体連絡が確立された後にポートからとりはずされる。
【0013】
別の実施形態において、容器はさらに、ポートに装着された穿頭器を融資、ここで、つまみは、穿頭器に装着され、そして、ポートに装着され、さらに、このつまみは、流体連絡が確立された後に穿頭器から取り外される。
【0014】
別の実施形態において、容器はさらに、つまみを規定する第2の部分に装着された第1の部分を有するシェルを有し、この第2の部分からの第1の部分の取り外しが、流体連絡の確立を確認する。
【0015】
別の実施形態において、容器はさらに、ポートに装着されたコックを有し、ここで、つまみは、コックに装着されており、さらに、つまみは、流体連絡が確立される前にコックから取り外される。
【0016】
別の実施形態において、つまみによる流体連絡の確立の確認は、可聴式の通知を生じる。
【0017】
別の実施形態において、容器はさらに、第1の端部および第2の端部を有するラインを有し、この第1の端部はポートに装着される。
【0018】
さらに、本発明の別の実施形態において、容器から投与セットへの流体流れを確立するためのポートが提供される。このポートは、内部を規定するハウジングを有するバルブ、ハウジングの肩部、コック、止め金およびプランジャーを有する。コックは、バルブに取付可能であり、ハウジングの肩部により軸方向にガイドされる。バルブ上の止め金は、コックを固定し、コックの固定が、音を生じる。プランジャーは、中空軸および先端部を有する。プランジャーは、バルブの内部にあり、コックの回転が、プランジャーをバルブの内部から突出させ、先端部に容器を貫通させる。プランジャーの先端部は、コックが固定された後に、容器内に固定される。
【0019】
別の実施形態において、ポートはさらに、プランジャー上のガスケットを有する。
【0020】
別の実施形態において、ポートはさらに、コック上の取り外し可能なつまみを有し、このつまみは、コックの回転を妨げる。
【0021】
別の実施形態において、ポートはさらに、プランジャーに付属するノブを有し、ここで、ノブが、バルブ内でプランジャーをガイドし、さらに、ノブが、プランジャーの回転を防ぐ。
【0022】
別の実施形態において、ポートはさらに、バルブと一体的に形成された周辺のフットセクションを有し、この周辺のフットセクションは、容器に封着されている。
【0023】
さらに、本発明の別の実施形態において、容器と投与セットとの間の流れを確立するための方法が提供される。この方法は:バルブ、コックおよびプランジャーを有するポートを提供する工程であって、このバルブはコックおよびプランジャーを収容するための内部を有する、工程;ポートを容器に装着する工程;ポートのバルブを容器に封着する工程;コックが、プランジャーに力を加えるように、コックを回転させる工程;容器をプランジャーで穿孔する工程;コックおよびプランジャーを適所に固定する工程;ならびに、コックおよびプランジャーを適所に固定する際に、可聴式の通知を生じる工程、を包含する。
【0024】
別の実施形態において、本発明はさらに、ガスケットを提供する工程であって、プランジャーとバルブとの間の封着が、ガスケットで維持される、工程を包含する。
【0025】
別の実施形態において、この方法はさらに、コック上につまみを提供する工程を包含する。
【0026】
別の実施形態において、この方法はさらに、コックからつまみを取り外す工程を包含する。
【0027】
別の実施形態において、この方法はさらに、コックに取付可能なラインを提供する工程を包含する。
【0028】
別の実施形態において、この方法はさらに、プランジャーを容器内に埋め込む工程を包含する。
【0029】
別の実施形態において、この方法はさらに、コックをバルブ内に固定する工程を包含する。
【0030】
本発明の別の実施形態において、容器から投与セットへの流体流れを確立するためのポートが提供される。このポートは、軸を有するバルブ、アームを有する穿頭器、バルブから突出する片持ち梁およびシェルを有し、ここで、この穿頭器は、バルブの軸によって軸方向にガイドされる。片持ち梁は、穿頭器がバルブを抜け出ることを防ぐ。シェルは、第2の部分に装着された第1の部分を有する。シェルは、バルブを係合し、穿頭器に容器を穿孔させ、そして、穿頭器が容器を穿孔した後に、シェルの第1の部分をシェルの第2の部分から取り外す。
【0031】
別の実施形態において、ポートはさらに、穿頭器上にガスケットを有し、このガスケットは、穿頭器とバルブとの間の封着を提供する。
【0032】
別の実施形態において、ポートはさらに、シェルの第1の部分の上にフィンガーパッドを有する。
【0033】
別の実施形態において、ポートはさらに、穿頭器のアームを受容するためのバルブ上のスロットを有する。
【0034】
別の実施形態において、ポートはさらに、バルブの軸上で穿頭器をガイドするための穿頭器上のフランジを有する。
【0035】
別の実施形態において、ポートはさらに、バルブ上の突出部を有し、この突出部は、シェルと嵌合している。
【0036】
別の実施形態において、ポートはさらに、シェル上のウィングを有し、シェルは、ウィングに力を加えることによって操作される。
【0037】
本発明の別の実施懈怠において、ポートを備える容器と投与セットとの間の流れを確立するための方法が提供される。この方法は、以下:バルブ、穿頭器およびシェルを提供する工程であって、バルブは内部を有し、穿頭器はバルブの内部にあり、さらに、穿頭器はバルブから突出している、工程;バルブを容器に封着する工程;シェルをバルブに装着する工程;シェルの回転によって穿頭器に容器を穿孔させる工程;穿頭器でバッグを穿孔する工程;穿頭器を適所に固定する工程;ならびに穿頭器とバルブとの間の封着を維持する工程、を包含する。
【0038】
別の実施形態において、この方法はさらに、シェルを回転する工程を包含し、このシェルの回転は、穿頭器の軸方向の動きを生じる。
【0039】
別の実施形態において、この方法はさらに、穿頭器を容器内に埋め込む工程を包含する。
【0040】
別の実施形態において、この方法はさらに、穿頭器をバルブ内に固定する工程を包含する。
【0041】
本発明の別の実施形態において、容器から投与セットへの流体流れを確立するためのポートが提供される。このポートは、軸を有するバルブ、バルブの軸にある穿頭器、穿頭器上の梁、およびバルブ上の掛金を有する。バルブは、容器に封着されている。梁は、止め金を有し、バルブ上の掛金は、梁の止め金と嵌合する。掛金と止め金の嵌合は、穿頭器を固定する。
【0042】
1つの実施形態において、掛金と止め金の嵌合は、音を生じる。
【0043】
1つの実施形態において、ポートはさらに、バルブの軸に装着されたラインを有する。
【0044】
1つの実施形態において、穿頭器は中空である。
【0045】
1つの実施形態において、ポートはさらに、バルブ内に穿頭器を固定するための梁上のアームを有する。
【0046】
さらに、本発明の1つの実施形態において、容器と投与セットとの間の流体流れを確立するための方法が提供される。この方法は、以下:ガスケット、バルブおよび穿頭器を有するポートを提供する工程であって、ここで、バルブは内部を有し、さらに、穿頭器はバルブの内部にある、工程;ポートのバルブを容器に封着する工程;穿頭器に力を加え、穿頭器に容器を穿孔させる工程;穿頭器およびバルブを作動位置に固定する工程;ならびに、穿頭器とガスケットを備えるバルブとの間の封着を維持する工程、を包含する。
【0047】
別の実施形態において、この方法はさらに、バルブと容器との間の封着を破壊する工程を包含する。
【0048】
別の実施形態において、この方法はさらに、ラインをバルブに装着する工程を包含する。
【0049】
別の実施形態において、この方法はさらに、穿頭器の回転が妨げられるように、バルブ中に穿頭器を固定する工程を包含する。
【0050】
本発明の別の実施形態において、容器から投与セットへの流体流れを確立するためのポートが提供される。ポートは、軸を規定するバルブ、バルブの軸中にある穿頭器、第1のウィングおよび第2のウィング、第1のウィング上の掛金、ならびに、第2のウィング上の止め金を有する。バルブは、容器に封着されており、掛金は止め金に固定される。第1のウィングおよび第2のウィングは、正反対にバルブに装着されている。さらに、第1のウィングおよび第2のウィングは、穿頭器と接しており、ここで、第1のウィングおよび第2のウィングの回転が、穿頭器を容器に向けて移動させる。
【0051】
1つの実施形態において、掛金および止め金の固定が、可聴式の通知を生じる。
【0052】
1つの実施形態において、ポートはさらに、バルブ上のスロットを有し、このスロットは、穿頭器を固定するためのロックを有する。
【0053】
本発明の別の実施形態において、ポートを備える容器と投与セットとの間の流れを確立するための方法が提供される。この方法は、以下:軸を有するバルブを提供する工程であって、このバルブは容器に封着されている、工程;バルブの軸に穿頭器を提供する工程;第1のウィングおよび第2のウィングを互いに向けて回転させる工程であって、この第1のウィングおよび第2のウィングは、正反対にバルブに装着されており、さらに、穿頭器と接触している、工程;容器を穿頭器で穿孔する工程;ならびに第1のウィングおよび第2のウィングを固定する工程、を包含する。
【0054】
別の実施形態において、この方法はさらに、穿頭器をバルブに固定する工程を包含する。
【0055】
従って、本発明の利点は、形成、充填、封着された溶液の容器、ポート、および容器と、片方の手で操作され得る投与セットとの間の流れを確立するための方法を提供することである。
【0056】
本発明の別の利点は、形成、充填、封着された溶液の容器、ポート、および容器と、アクセスポートが完全に係合されたときに可聴式の通知を生じる投与セットとの間の流れを確立するための方法を提供することである。
【0057】
本発明のなお別の利点は、形成、充填、封着された溶液の容器、ポート、および容器と、アクセスポートが完全に係合されたときに、可視式の通知を提供する投与セットとの間の流れを確立するための方法を提供することである。
【0058】
本発明のさらなる利点は、形成、充填、封着された溶液の容器、ポート、および容器と投与セットとの間の流れを確立するための方法を提供することであり、ここで、アクセスポートは、接触および空気伝播による汚染を排除する。
【0059】
本発明のなおさらなる利点は、形成、充填、封着された溶液の容器、ポート、および容器と投与セットとの間の流れを確立するための方法を提供することであって、ここで、アクセスポートは、作動モードの設計を提供し、ユーザの指および/または手の位置は、まっすぐである。
【0060】
本発明の別の利点は、形成、充填、封着された溶液の容器、ポート、および容器と投与セットとの間の流れを確立するための方法を提供することであって、ここで、アクセスポートは、容器にアクセスするために必要とされる力を減少させる。
【0061】
本発明のなお別の利点は、形成、充填、封着された溶液、ポート、および容器と投与セットとの間の流れを確立するための方法を提供することであり、穿頭器は、容器から引き出され得ない。
【0062】
本発明のさらなる利点は、形成、充填、封着された溶液の容器、ポート、および容器と投与セットとの間の流れを確立するための方法を提供することであって、ここで、アクセスポートは、容器を貫通するのに必要とされる力を減少させる。
【0063】
本発明のなおさらなる利点は、形成、充填、封着された溶液の容器、ポート、および容器と投与セットとの間の流れを確立するための方法を提供することであって、ここで、アクセスポートは、穿頭器およびバルブのための異なる原材料の選択を可能にする。
【0064】
本発明のさらなる特徴および利点は、現在好ましい実施形態の詳細な説明および添付の図面に記載され、これらから明らかである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0065】
(現在好ましい実施形態の詳細な説明)
本発明は一般に、アクセスポートを備える容器、および、容器と投与セットとの間の流れを確立するための方法に関する。ポートは、容器に封着され得、容器を穿孔して容器内の溶液へのアクセスを提供し得る。溶液は、容器からポートの内部へと引かれ得、ここで、ポートを投与セットへと接続するラインがさらに、この溶液を投与セットへと引き得る。
【0066】
ここで添付の図面(同様の数字は、同様の部分を示す)を参照して、図1は、容器100を例示する。容器100は、フィルムを折り畳み、フィルムの側部に沿ってフィルムを封着することによって構成され得る。次いで、折り畳まれたフィルムが、医療用溶液で充填され得、次いで、頂部に沿って封着され、封着された、流体を充填した容器を形成し得る。容器100は、例えば、ClearflexTMのような透明な物質から構成され得る。容器100は、溶液(例えば、腹膜透析溶液)を含み得る。容器100は、添加物を受容するための入口120を有し得る。入口120は、プラスチックキャップによって保護される注射部位を有し得る。
【0067】
容器100は、医療用溶液を患者に提供するための出口130をさらに有し得る。出口130は、出口130の端面とアクセスポート160との間に差し込まれる、例えば、フィルム150のようなエラストマー物質から構成されるラインを有し得る。出口130のフィルム150は、アクセスポート160に係合されて、アクセスポート160と容器100との間の流体連絡を確立し得る。さらに。投与ライン140は、容器100を対象物(例えば、患者、他のバッグなど)に接続し得る。流体経路は、投与ライン140を容器100および対象物に接続することによって確立され得る。投与ライン140は、アクセスポート160によって容器100に接続され得る。
【0068】
ここで図2Aを参照して、アクセスポート200が一般的に例示される。容器100内の溶液へとアクセスするために、アクセスポート200は、容器100から出口130を介して投与ラインへの流体の流れを確立し得る。本発明の1つの実施形態において、アクセスポート200は、バルブ202、コック204、プランジャー206およびガスケット208を有し得る。アクセスポート200のプランジャー206は、待機位置で示される。
【0069】
図2Bを参照して、アクセスポート200のプランジャー206が作動位置で示される。コック204を実質的に水平な位置(待機位置)から実質的に垂直な位置へと回転することにより、アクセスポート200が作動され得る。コック204の回転は、プランジャー206を低くし、そして/または容器100を穿孔させ得る。
【0070】
図2Cを参照して、バルブ202は、例えば、多数の異なる機能(例えば、約900MPaのE係数)を保障するブレンドから成形され得る。バルブ202は、容器100のフィルム150上に超音波処理して封着され得る、周辺のフットセクション210により取り囲まれ得る。フットセクション210は、容器100から医療用溶液の漏れを防止し得る。バルブ202は、2つの肩部214aおよび214bを有する円筒型のハウジング212を備え得る。コック204は、円筒型のハウジング212の2つの肩部214aおよび214bにより軸方向にガイドされ得る。バルブ202の内側側面上で、内側止め金209が、それぞれ図2Aおよび2Bに示されるように、プランジャー206の待機位置および作動位置を確立するように設計され得る。好ましくは、ロックが。プランジャー206を待機位置または作動位置にロックするように提供され得る。
【0071】
再度図2Aを参照して、アクセスポート200のプランジャー206が、待機位置で示される、すなわち、コック204が、実質的に水平な位置にあり、プランジャー206がバルブ202内に収容される。図2Bを参照して、作動位置にロックされたプランジャー206を有するアクセスポート206が例示される、すなわち、コック204は実質的に水平な位置にあり、プランジャー206は、バルブ202から突出している。さらに、バルブ202は、コック204を作動モードにロックし得る掛金を含み得る。コック204をロックすることにより、コック204が音を生じ、コック204がロックされたという可聴式の通知を提供し得る。
【0072】
図2Eを参照して、プランジャー206が、例えば、1500MPaより高いE係数を備えるブレンドから成形され得る。プランジャー206は、少なくとも3つの機能を提供し得る。第1に、プランジャー206は、容器100のフィルム150を穿孔し得、溶液へのアクセスを開き得る。プランジャー206の先端部216は、バルブ202の周辺のフットセクションの下に位置するフィルム150を穿孔および/または破るように設計され得る。より具体的には、プランジャー206は、プランジャー206の第1の端部203から第2の端部205へとテーパーする中空のシリンダから形作られ得る。プランジャー206の外側表面215は、プランジャー206の第2の端部205において互いに軸方向に配置される第1の切れ目217および第2の切れ目219を有し、先端部216を規定し得る。第1の切れ目217および第2の切れ目219を備える第2の端部205は、先端部216の3つの傾斜ベベル218を規定する。さらに、プランジャー206の先端部216の3つの傾斜ベベル218の設計は、最小の摩擦力を生じ得る。
【0073】
第2に、プランジャー206は、容器100から、プランジャー206の中空軸220を通ってバルブ202への溶液の流れを可能にし得る。第3に、プランジャー206は、アクセスポート200の作動の間に、バルブ
202へとプランジャー206をガイドし得る軸方向および外側の梁222を有し得る。軸方向および外側の梁222は、2つのノブ224aおよび224bを有し得る。軸方向および外側の梁222と2つのノブ224aおよび224bは、プランジャー206をガイドし得る。ノブ224aおよび22bは、プランジャー206の回転を防止し得る。さらに、ノブ224aおよび224bは、プランジャー206を、待機位置および作動位置の両方に位置づけ得る。好ましくは、ロックが、プランジャー206を待機位置または作動位置にロックするように提供され得る。
【0074】
図2Dを参照して、コック204が、例えば、約1000MPaのE係数のようなブレンドから成形され得る。コック204は、バルブ202の排出を提供し、流体をバルブ202から空にさせ得る。コック204の経路223において、剥ぎ取り式の不正操作できないつまみ211が、コック204のあらゆる意図的でない動きを妨げ、アクセスポート200の意図的でない作動を妨げ得る。不正操作できないつまみ211は、コック204の回転を妨げ、アクセスポート200のプランジャー206を待機位置にロックし得る。不正操作できないつまみ211は、コック204と同じ物質から構成され得る。不正操作できないつまみ211は、コック204に取り外し可能に装着され得る。コック204の直線経路223と不正操作できないつまみ211との間の切り込み213は、不正操作できないつまみ211のコック204からの取り外しを提供し得る。当然、不正操作できないつまみ211は、例えば、接着剤などのような他の手段によってコック204に取り外し可能に装着され得る。
【0075】
コック204は、4つの機能を提供し得る。第1に、コック204は、図1に示すように、投与ライン140を容器100に接続することによって流体経路を生じ得る。コック240は、中空であり得、そして、その先端の一方で、投与ライン140をつなぐためのプレスばめ軸225を有し得る。第2に、コック204は、レバー226を提供することによって、容器100のフィルム150を穿孔するために必要とされる力を提供し得る。使用者の手または指が、レバー226上に置かれ得る。第3に、コック204は、カムとして使用され得る。例えば、コック204は、図2Bに示されるようにレバー226の実質的に水平な位置から実質的に垂直な位置への回転によって、プランジャー206を作動し得る。第4に、コック204は、ガスケット溝228およびスナッピング止め金239を有し得る。ガスケット208は、輪の形状を有し得る。ガスケット208は、アセンブリが液体漏れしないことを保証し得、汚染物が滅菌流体経路に入ることを防止し得る。スナッピング止め金230は、コック204の回転の相対程度に影響を及ぼすことなく、バルブ202内へのコック204のアセンブリを可能にし得る。
【0076】
アクセスポート200は、バルブ202、プランジャー206、ガスケット208およびコック204が接続され得る後に組み立てられる。不正操作できないつまみ211を取り外し、コック204を実質的に90°回転することによって、プランジャー206の軸方向の動きが可能となり得る。プランジャー206が作動されたか、または、完全に延びた後、プランジャー206は、バルブ202の本体に埋め込まれ得る。プランジャー206がバルブ202の本体に埋め込まれた後、プランジャー206は、容器100から取り外され得ない。さらに、コック204は、コック204の回転が防止され得るように、バルブ202の本体にロックされ得る。
【0077】
コック204の回転は、アクセスポート200内に反力を生じ得る。アクセスポート200内の反力は、独力の操作を可能にし得る。アクセスポート200は、投与ライン140が待機位置にある容器100の側部に対して平行であることを可能にし得る。
【0078】
ここで図3Aを参照して、本発明の別の実施形態において、アクセスポート300が、4つの異なるパーツ(バルブ302、ねじ切りされたシェル304、穿頭器306およびガスケット308)を有し得る。アクセスポート300の穿頭器206は、例えば、約900MPaのE係数のブレンドから成形され得、6つの機能を提供する。第1に、バルブ302は、容器100のフィルム150上にアクセスポート300を封着する能力を有し得る。バルブ302は、周辺のフットセクション310によって取り囲まれ得る。周辺のフットセクション310は、容器100のフィルム150上に超音波処理で封着された厚さ311を有し得る。第2に、バルブ302は、穿頭器306の軸ガイドを可能にし得る。バルブ302は、穿頭器306の軸ガイドのための円筒型の中空軸312を有し得る。第3に、バルブ302は、穿頭器306を待機位置および作動位置に位置付け得る。2つの片持ち梁314aおよび314bが、バルブ302の頂部316から突出し得る。2つの片持ち梁314aおよび314bは、穿頭器306がバルブ302から取り外されることを防止し得る。
【0079】
図3Bを参照して、バルブ302は、例えば、900MPa付近のE係数のブレンドから成形され得、6つの機能を提供する。第1に、バルブ302は、容器100のフィルム150上にアクセスポート300を封着する能力を有し得る。バルブ302は、周辺のフットセクション310によって取り囲まれ得る。周辺のフットセクション310は、容器100のフィルム150上に超音波処理で封着された厚み311を有し得る。第2に、バルブ302は、穿頭器306を軸方向にガイドし得る。バルブ302は、穿頭器306を軸方向にガイドするための円筒型の中空軸312を有し得る。第3に、バルブ302は、待機位置および作動位置に穿頭器306を位置付け得る。2つの片持ち梁314aおよび314bが、穿頭器306がバルブから外れるのを防止し得る。
【0080】
図3Cを参照して、示されるように、開放位置にある2つの片持ち梁314aおよび314bが、穿頭器306を待機位置に保持し得る。第4に、バルブ302は、穿頭器ガイドシステムを可能にし得る。2つのスロット318aおよび318bが、穿頭器306のアーム320aおよび320bを受容するために提供される。アーム320aおよび320bは、図3C、3Dおよび3Eに示される。スロット318aおよび318bは、穿頭器306のバルブ302内での回転を防止し得る。第4に、バルブ302は、ねじ切りされたシェル304をガイドし、そして/または嵌合するためのねじ319を有し得る。最後に、図3Cに示されるように、穿頭器306は、アセンブリを作動位置に固定するように位置付けられた2つのタブを有し得る。バルブ302上の2つのタブ322は、図3Dに示されるように、穿頭器306の作動位置への移動の間に、ねじ切りされたシェル304(図3Aを参照のこと)の待機位置のいずれかへの回転を妨げる。
【0081】
図3Eを参照して、穿頭器306は、例えば、1500MPaより大きいE係数のブレンドから成形され得る。穿頭器306は、少なくとも5つの機能を有し得る。第1に、穿頭器306は、容器100のフィルム150を穿孔し得、容器100内の溶液へのアクセスを確立し得る。穿頭器306の先端部323は、3つの傾斜ベベル324を有し得る。3つの傾斜ベベル324は、バルブ302の周辺のフットセクション326下のフィルム150を穿孔および/またはやぶり得る。さらに、3つの傾斜ベベル324は、最小の摩擦力を生じ得る。
【0082】
第2に、穿頭器306は、投与ライン140へと容器100を接続し得る。穿頭器306は、投与ライン140をプレスばめし、そして/またはつなぐためのプレスばめ軸307を有し得る。穿頭器306は中空であり得る。フィルム150を穿孔した後、穿頭器306は、容器100から投与ライン140への流体経路を生じ得る。
【0083】
第3に、穿頭器306は、軸方向および外側の梁、もしくは片持ち梁またはバルブ302のスロット318aおよび318b内にロックするアーム320aおよび320bを有し得、作動の間の、穿頭器306のいかなる回転も妨げ得る。第4に、穿頭器306は、ガスケット溝327、ガスケット308およびガイドフランジ328を有し得る。ガスケット溝327およびガイドフランジ328は、バルブ320内の円筒型の中空軸312と組み合わせて、アセンブリの軸方向のガイドと液体の漏れがないことを保証し得る。
【0084】
第5に、穿頭器306は、軸方向の位置にあるバルブ302を備えたねじ切りされたシェル304と嵌合し得る、スナップ340を有し得、これは、実質的に固定されているが、回転性の程度の自由は可能であり得る。さらに、ガスケット308は、アセンブリの液体漏れがないことを保証し得、いかなる汚染物も滅菌流体経路に侵入することを防ぎ得る。
【0085】
図3F、3Gおよび3Hを参照して、ねじ切りされたシェル304は、例えば、1000MPa付近のE係数のブレンドから成形され得る。ねじ切りされたシェル304は、少なくとも3つの機能を有し得る。第1に、ねじ切りされたシェル304は、2つのねじ切りされたウィング340aおよび340bを提供することによって、容器100のフィルムを穿孔するために必要とされる力を減らし得る。使用者の指および/または手が、ねじ切りされたウィング340aおよび340b上に位置付けられ得る。第2に、ねじ切りされたシェル304は、バルブ302上のねじに、ねじ切りされたシェル304内の内部に構築されたねじ342を係合することによって、回転の間に穿頭器306を作動し得る。
【0086】
第3に、ねじ切りされたシェル304は、ねじ切りされたシェル304に取り外し可能に装着されたクラウン345を有し得、ここで、クラウン345が、変更の証拠を提供し得る。より具体的には、図3Aに示されるように、待機位置において、ねじ切りされたシェル304のクラウン345は、バルブ302の上側表面上に配置され、破壊可能なセクション344によってねじ切りされたシェル304の主要本体に接続され得る。ねじ切りされたシェル304のねじり移動の開始により、破壊可能なセクション344を破り得る。破壊されたセクション344は、変更の証拠を提供し得る。破壊可能なセクション344は、クラウン345がねじ切りされたシェル304から取り外された後に、アクセスポート300に装着されたままであり得る。
【0087】
従って、ねじ切りされたシェル304を時計回りに回転させることによって、破壊可能なセクションを破り得、それによって、保護的なクラウン345を取り外す。ねじ切りされたシェルの回転により、バルブ302と穿頭器306を係合し得る。保護的なクラウン345を取り外した後、穿頭器306の軸方向の動きが提供され得る。穿頭器の軸方向の動きは、穿頭器306に容器100を穿孔させ、容器100内に埋め込ませ得る。穿頭器306が容器100を穿孔した後、アクセスポート300が作動位置にロックされ得、穿頭器306の引き抜きは、可能ではなくなり得る。
【0088】
ねじ切りされたシェル304は、ねじ切りされたシェル304の回転が可能であるが、穿頭器306およびバルブ302が妨げられ得ないように、バルブ302上にロックし得る。穿頭器306の軸方向の動きに起因して、反力がアクセスポート300内に構築され得る。アクセスポート300内に構築される反力は、アクセスポート300の作動の間に、独力の操作を可能にし得る。
【0089】
ここで図4Aを参照して、本発明の別の実施形態において、アクセスポート400が一般的に例示される。アクセスポート400は、3つのピース(すなわち、バルブ402、穿頭器404およびガスケット406)から構成され得る。バルブ402は、例えば、900MPa付近のE係数のブレンドから成形され得る。さらに、バルブ402は、少なくとも5つの異なる機能を保証し得る。第1に、バルブ402は、アクセスポート400を容器100のフィルム150上に封着する能力を有し得る。バルブ402は、厚み409を備える周辺セクション408を有し得、溶液容器100のフィルム150上に周辺セクション408を超音波処理で封着することを可能にし得る。
【0090】
第2に、バルブ402は、穿頭器404の軸方向のガイドを可能にし得る。バルブ402は、クラウン412によって取り囲まれ得る、円筒型の中空軸410を有し得る。第3に、バルブ402は、それぞれ図4Bよび4Cに示されるように、待機位置と作動位置の両方の、穿頭器ロックシステム405を有し得る。バルブ402の外側単部において、外側の掛金416は、待機位置および作動位置を確立するように設計され得る。作動位置において、アクセスポート400がロックされ得る。
【0091】
第4に、バルブ402は、流体経路を生成し得、投与ライン140を容器100に接続し得る。バルブ402は、投与ライン140をつなぐためのプレスばめ軸418を有し得る。最後に、バルブ402は、使用者の指が置かれ得る位置を示し得るフィンガーパッド420を有し得る。フィンガーパッド420は、バルブ402の周りに適用され得る力を集め得る。
【0092】
穿頭器404は、例えば、1500MPaより大きいE係数のブレンドから成形され得、少なくとも6つの機能を提供し得る。第1に、穿頭器404は、容器100のフィルム150を穿孔して、容器100内の溶液へのアクセスを提供し得る。穿頭器404の先端部421は、3つの傾斜ベベル422を有し得る。3つの傾斜ベベル422は、最小限おn摩擦力で、バルブ402の周辺のフットセクション408の下のフィルムを穿孔および破るように設計され得る。第2に、穿頭器404は、ガスケット溝426およびガイドカバー428を有し得る。ガスケット溝426、ガスケット406およびガイドカバー428は、バルブ402の円筒型の中空軸410と組み合せて、アクセスポート400の軸方向のガイドおよび液体漏れがないことを提供し得る。第3に、穿頭器404は、先端部421から穿頭器404の軸方向に延びる中央部431を通る、端の丸い中空軸430を備え得る。さらに、端の丸い中空軸430の窓432が、流体が容器100からバルブ402の主要本体434内へと流れることを可能にし得る。
【0093】
第4に、穿頭器404は、バルブ402上に設計された外側掛金416と嵌合する、止め金438と一体になった片持ち梁436を備え得る。バルブ402の内側の穿頭器404の軸430の回転は、妨げられ得る。さらに、穿頭器404の外側端部のアーム442は、穿頭器404を、それぞれ図4Bおよび4Cに示されるように待機位置および作動位置に確立するように設計され得る。作動位置において、アクセスポート400はロックされ得る。
【0094】
第5に、アーム442は、穿頭器を待機位置にロックし得、意図的でない作動を防止し得る不正操作できないつまみ444を有し得る。不正操作できないつまみ444は、アーム442に取り外し可能に装着され、つまみ444とアーム442との間の装着を破壊することによって取り外され得る。最後に、穿頭器404の止め金438および掛金416は、一緒にスナップされる場合、可聴式の通知を生じ得、そして/または穿頭器404のさらなる引き抜きを妨げ得る。ガスケット406は、アセンブリの液体漏れがないことを保証し、そして/または、いかなる汚染物も滅菌流体経路に侵入することを防止し得る。
【0095】
つまみ444を取り外すことによって、穿頭器404の軸方向の動きが可能になり得る。穿頭器404が作動された後、穿頭器404は、穿頭器404が引き抜かれにくくなり得るように、バルブ402内に埋め込まれ得る。穿頭器404の軸方向の動きに起因して、反力がアクセスポート内に構築され得る。アクセスポート400内の反力は、継手を作動する間に、独力の操作のために提供され得、また、さらなる容器を維持する必要性を回避し得る。
【0096】
ここで図5Aを参照して、本発明の別の実施形態において、アクセスポート500が一般的に例示される。アクセスポート500は、4つの構成要素(すなわち、バルブ502、穿頭器504、ガスケット506およびシェル508)から構成され得る。アクセスポート500の穿頭器504が待機位置に示される。
【0097】
図5Bを参照して、バルブ502は、例えば、900MPa付近のE係数のブレンドから成形され得る。バルブ502は、4つの異なる機能を有し得る。第1に、バルブ502は、図5Dに示されるように、容器100のフィルム150上にアクセスポート500を封着し得る。バルブ502は、アクセスポート500を容器100のフィルム150上に超音波処理により封着するための厚さ511を有する周辺のフットセクション510によって取り囲まれ得る。第2に、バルブ502は、穿頭器504を軸方向にガイドし得る。バルブ502は、4つの軸方向および外側のフランジ514を有する円筒型の中空軸を提供し得る。軸方向および外側のフランジ514は、2つの軸方向にスライドするスロット516を形成し得る。
【0098】
軸方向および外側のフランジ514、ならびに、軸方向にスライドするスロット516は、以下にさらに詳細に述べる。
【0099】
第3に、バルブ502は、それぞれ図5Aおよび5Dに示されるように、穿頭器504を待機位置および作動位置の両方にロックし得る。2つの軸方向にスライドするスロット512の先端において、2つの止め金548が、穿頭器504を待機位置に保持し得る。
【0100】
第4に、バルブ502は、2つのシェル508を取り付け得る。バルブ502は、スロット512に正反対な、直角方向の2つの関節(articulation)540を有し得る。関節540は、軸546を提供し得、この周囲をシェル508が回転し得る。
【0101】
図5Cを参照して、穿頭器504は、例えば、1500MPaより大きいE係数のブレンドから成形され得る。穿頭器504は、5つの機能を提供する。第1に、穿頭器504は、容器100のフィルム150を穿孔し得、容器100の溶液へのアクセスを開け得る。穿頭器504の先端部518は、バルブ502の周辺のフットセクション510の下のフィルム150を穿孔および/または破るように設計された3つの傾斜ベベル520を有し得る。先端部518の3つの傾斜ベベル520は、穿頭器504とフィルム150との間に最小限の摩擦力を生じ得る。
【0102】
第2に、穿頭器504は、容器100と別の対象物(例えば、ヒトまたは第2の容器など)との間の流体経路を生成し得る。さらに、穿頭器504は、投与ライン140を容器100に接続し得る。穿頭器504は中空であり、投与ライン140につながれ得る軸522を有する。第3に、穿頭器504は、ガスケット溝526、ガスケット506およびガイドフランジ528を有し得、これは、バルブ502内の円筒型の中空軸516と組み合せて、軸方向のガイド、および、穿頭器504とバルブ502との間で液体漏れがないことを保証し得る。さらに、ガスケット506は、穿頭器504とバルブ502との間で液体漏れがないことを保証し得、汚染物が容器100から投与セットへの流体経路に侵入することを防止し得る。
【0103】
第4に、穿頭器504は、穿頭器504の軸に対して直交性であり得るプラトー(plateau)550を有し得る。さらに、穿頭器504は、シェル508の把持する動きを穿頭器504に方向付けられた力に変換する2つのスライド溝552を有し得る。第5に、2つの片持ち梁554が、バルブ502のスロット512内に嵌合し得る。スロット512と嵌合した後、片持ち梁554は、バルブ502の円筒型の中空軸516の内側の穿頭器504の回転を防止し得る。より具体的には、スロット512の先端にある止め金548は、片持ち梁554上の掛金556とロックし得る。片持ち梁554の掛金556は、穿頭器504をバルブ502内の待機位置および作動位置にロックし得る。2つのタブ549(図5Cに示される)は、穿頭器504を使用前に待機位置にロックする。
【0104】
再度、図5Aを参照して、シェル508は、例えば、2000MPaより大きいE係数のブレンドから成形され得る。シェル508は、5つの機能を提供し得る。第1に、シェル508は、フィンガーパッド558を提供し得る。使用の際に、フィンガーパッド558は、使用者により適用される把持力を集め得る。第2に、シェル508は、シェル508をバルブ502に嵌合するための関節560を有し得る。関節560は、図5Aに示されるように、シェルの位置をある角の待機位置にブロックし得る、2つの突出部562を有し得る。
【0105】
第3に、シェル508は、穿頭器504のプラトー上のスライド溝552内にある梁564を有する。梁564は、使用者により提供される力を並進運動に変換し得る。より具体的には、梁564の先端部566は、プラトー550のスライド溝552内にスライドし得る。
【0106】
第4に、掛金および止め金568が、シェル508の遠位端部570にてシェル508の内側に提供される。各シェル508が一緒にスナップされる場合、止め金および掛金568は、ロックして、音を生じ得る。音は、シェル508がロックされたという可聴式の通知を提供し得る。さらに、掛金および止め金568は、一緒にスナップされる場合、シェル508の再開および/または取り外しを妨げ得る。第5に、シェル508は、一緒に閉鎖される場合、図5Dに示されるように、アクセスポート500が覆われるような方法で、作動している穿頭器504の周りにシリンダを形成し得る。
【0107】
シェル508を閉鎖することによって、穿頭器504の軸方向の動きを提供し得る。シェル508がロックされた後にシェル508を取り外すか、または、他の方法でシェル508を動かすことによって、穿頭器504は移動し得ない。ピボット長の割合(ratio of a pivot length)は、アクセスポート500が、容器100のフィルム150を穿孔するために必要とされる力を減少させ得る。シェル508のロックに起因して、反力は、アクセスポート500内で増加し得る。アクセスポート500内の反力は、独力の操作を提供し得る。
【0108】
本発明は、独力の操作を提供し得、そして、3つの傾斜ベベルがフィルム150を穿孔し、容器100からの溶液の流れを可能にする際に、可聴式および可視の通知を提供し得る。さらに、本発明は、流体生成経路を完全に覆い、接触および空気伝播による汚染を排除し、かつ、係合が達成された後の流体係合位置からの穿頭器またはプランジャーの取り外しを可能にしないことによって汚染を防止し得る。なおさらに、本発明は、容器のフィルムを貫通するのに必要とされる力の量を減少し得る。
【0109】
本明細書中に記載される現在好ましい実施形態に対する種々の変更および改変が、当業者に明らかであることが理解されるべきである。このような変更および改変は、本発明の精神および範囲から逸脱することなく、かつ、その付随する利点を縮小することなくなされ得る。従って、このような変更および改変が、添付の特許請求の範囲によって包含されると解釈される。
【図面の簡単な説明】
【0110】
【図1】図1は、本発明の1つの実施形態における、アクセスポートを備える容器の斜視図を例示する。
【図2A】図2Aは、本発明の1つの実施形態における、アクセスポートの斜視図を例示する。
【図2B】図2Bは、本発明の1つの実施形態における、アクセスポートの斜視図を例示する。
【図2C】図2Cは、本発明の1つの実施形態における、アクセスポートのバルブの斜視図を例示する。
【図2D】図2Dは、本発明の1つの実施形態における、アクセスポートのコックの斜視図を例示する。
【図2E】図2Eは、本発明の1つの実施形態における、アクセスポートのプランジャーの斜視図を例示する。
【図3A】図3Aは、本発明の1つの実施形態における、アクセスポートの斜視図を例示する。
【図3B】図3Bは、本発明の1つの実施形態における、アクセスポートのバルブの斜視図を例示する。
【図3C】図3Cは、本発明の1つの実施形態における、アクセスポートの穿頭器およびバルブの斜視図を例示する。
【図3D】図3Dは、本発明の1つの実施形態における、アクセスポートの穿頭器およびバルブの斜視図を例示する。
【図3E】図3Eは、本発明の1つの実施形態における、アクセスポートの穿頭器の斜視図を例示する。
【図3F】図3Fは、本発明の1つの実施形態における、アクセスポートのシェルの斜視図を例示する。
【図3G】図3Gは、本発明の1つの実施形態における、アクセスポートのシェルの斜視図を例示する。
【図3H】図3Hは、本発明の1つの実施形態における、アクセスポートのシェルの斜視図を例示する。
【図4A】図4Aは、本発明の1つの実施形態における、アクセスポートの穿頭器およびバルブの斜視図を例示する。
【図4B】図4Bは、本発明の1つの実施形態における、アクセスポートの斜視図を例示する。
【図4C】図4Cは、本発明の1つの実施形態における、アクセスポートの斜視図を例示する。
【図5A】図5Aは、本発明の1つの実施形態における、アクセスポートの正面図を例示する。
【図5B】図5Bは、本発明の1つの実施形態における、アクセスポートのバルブの斜視図を例示する。
【図5C】図5Cは、本発明の1つの実施形態における、アクセスポートの穿頭器およびOリングの断面図を例示する。
【図5D】図5Dは、本発明の1つの実施形態における、アクセスポートの斜視図を例示する。
【技術分野】
【0001】
(発明の背景)
本発明は一般に、容器、アクセスポート、および容器と投与セットとの間の流れを確立するための方法に関連する。アクセスポートは、容器から適切な投与セットへの流体の流れを確立し得る。より具体的には、容器を封着するバルブまたは基剤が提供される。バルブ内の穿頭器またはプランジャーは、容器を穿孔し、容器内の溶液へのアクセスを提供する。
【背景技術】
【0002】
医療用溶液の投与のための容器は周知である。代表的には、容器は、折り畳まれており、周辺の側部端に沿って互いに封着された可撓性フィルムから作製される。さらに、容器は代表的に、入口および出口を有する。容器はさらに、代表的には、出口を穿孔し、デバイスと容器の内側の溶液との間の流体連絡を確立するためのデバイスを有する。次いで、溶液が、投与セットおよび/または患者へとデバイスから排出され得る。
【0003】
患者に投与されるべき医療用溶液の滅菌性を維持することは、非常に重要である。しかし、医療用溶液の容器の取り扱いは、汚染の危険性を生じ得る。汚染の危険性は、緊急な状況において増加し得、この状況において種々の成分の迅速な操作が容器内へと細菌または他の病原体を導入し得る。例えば、使用者は、入口または出口の滅菌端部表面に、不注意に接触および/または汚染し得る。次いで、汚染は、容器の内容物に移され得る。
【0004】
さらに、医療用溶液の投与のための容器は、代表的に可撓性である。従って、滅菌様式で内容物を引き出すための可撓性容器の滅菌継手を作製することは、困難であり得る。例えば、Chitendenらに対する米国特許第29,656号は、溶液の容器に封着されている管状部材を有する付加的な輸送ユニットを開示する。このユニットは、溶液の容器のストッパーを穿孔する針を備える。例えば、針または穿孔ピンのような伝統的な医療用コネクタを用いて、可撓性容器を介して液体漏れしない、漏れ防止式の継手を得ることは、困難である。
【0005】
さらに、投与ポートは、可撓性容器にしっかりと結び付けられている。しかし、公知の可撓性溶液の容器の投与ポートは、しばしば、容器の最も弱い部分である。従って、酸素および/または他の侵入する気体に感受性である、特定の医療用溶液が損なわれ得る。さらに、予め形成された投与ポートは、漏れの可能性のある部分を構成し、汚染の進入の可能性のある点である。
【0006】
容器と投与セットとの間の流体連絡を確立するための他の手段がまた公知である。一般に、公知のアクセスポートは、2つの手動のアクセスポートを必要とし、アクセスポートが完全に係合された場合に、可聴式または可視式の通知を生じない。さらに、多くの公知のアクセスポートは、接触および空気伝播による汚染に対して実質的に保護しない。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
従って、アクセスポートを備える、形成、充填、封着された溶液の容器、および、容器と投与セットとの間の流れを確立するための方法に対する必要性が存在する。従って、保存および/または使用の間に汚染の可能性を減少するために改善された入口および出口を有する医療用溶液の容器が必要とされる。さらに、医療用溶液の容器および扱いやすさが改善されたアクセスポートが必要とされる。さらになお、溶液の容器、および、漏れを回避し、接触および/または空気伝播による汚染を最小限にし、酸素および/または他の気体の侵入を最小限にするため、液体のしっかりとした封着を有するアクセスポートが必要とされる。
【課題を解決するための手段】
【0008】
(発明の要旨)
本発明は、アクセスポートを備える、形成、充填、封着された溶液の容器、および、容器と投与セットとの間の流体連絡を確立するための方法を提供する。より具体的には、このポートは、容器に封着されており、上記容器を穿刺するための手段を有する。この容器内の流体は、ポートを介して容器から投与ラインへと除去される。投与ラインはさらに、投与セットへと流体を運搬する。
【0009】
ポートは、バルブおよび穿頭器を有し得る。バルブは、該容器への封着を可能にし得る周辺のシーリングフランジまたはリングを備え得る。バルブは、穿頭器またはプランジャーを受容し、スライド可能に連結し得る円筒型の開口部を規定し得る。円筒型の開口部は、穿頭器またはプランジャーをガイドして、容器を穿孔し、その中に含まれる溶液へのアクセスを開き得る。穿頭器またはプランジャーは、容器のフィルムに面する端部の3つの傾斜ベベルを備える、中空軸を有し得る。穿頭器またはプランジャーのこの3つの傾斜ベベルは、バルブのシーリングフランジの下の、容器の進展したフィルムを穿孔して裂く。
【0010】
本発明は、独力操作を提供し得、3つの傾斜ベベルが、フィルムを穿孔して溶液流れを可能にした場合に可聴式かつ可視式の通知を提供し得る。さらに、本発明は、接触および空気伝播による汚染を排除するために、流体生成経路を完全に覆い得る。本発明はさらに、容器のフィルムを貫通するのに必要とされる力の量を減少し得る。さらに、本発明の穿頭器またはプランジャーは、係合が達成された後に、流体係合位置から取り除かれ得る。
【0011】
この目的のために、本発明の1つの実施形態において、容器が提供される。この容器は、フィルム、ポートおよびタブを有する。フィルムは、折り畳まれて側部を規定し、この側部は、封着されて内部を規定する。ポートは、内部との流体連絡が確立される出口を規定する。つまみは、ポートに装着されており、このつまみは、内部との流体連絡の確立を確認する。
【0012】
別の実施形態において、容器のつまみは、流体連絡が確立された後にポートからとりはずされる。
【0013】
別の実施形態において、容器はさらに、ポートに装着された穿頭器を融資、ここで、つまみは、穿頭器に装着され、そして、ポートに装着され、さらに、このつまみは、流体連絡が確立された後に穿頭器から取り外される。
【0014】
別の実施形態において、容器はさらに、つまみを規定する第2の部分に装着された第1の部分を有するシェルを有し、この第2の部分からの第1の部分の取り外しが、流体連絡の確立を確認する。
【0015】
別の実施形態において、容器はさらに、ポートに装着されたコックを有し、ここで、つまみは、コックに装着されており、さらに、つまみは、流体連絡が確立される前にコックから取り外される。
【0016】
別の実施形態において、つまみによる流体連絡の確立の確認は、可聴式の通知を生じる。
【0017】
別の実施形態において、容器はさらに、第1の端部および第2の端部を有するラインを有し、この第1の端部はポートに装着される。
【0018】
さらに、本発明の別の実施形態において、容器から投与セットへの流体流れを確立するためのポートが提供される。このポートは、内部を規定するハウジングを有するバルブ、ハウジングの肩部、コック、止め金およびプランジャーを有する。コックは、バルブに取付可能であり、ハウジングの肩部により軸方向にガイドされる。バルブ上の止め金は、コックを固定し、コックの固定が、音を生じる。プランジャーは、中空軸および先端部を有する。プランジャーは、バルブの内部にあり、コックの回転が、プランジャーをバルブの内部から突出させ、先端部に容器を貫通させる。プランジャーの先端部は、コックが固定された後に、容器内に固定される。
【0019】
別の実施形態において、ポートはさらに、プランジャー上のガスケットを有する。
【0020】
別の実施形態において、ポートはさらに、コック上の取り外し可能なつまみを有し、このつまみは、コックの回転を妨げる。
【0021】
別の実施形態において、ポートはさらに、プランジャーに付属するノブを有し、ここで、ノブが、バルブ内でプランジャーをガイドし、さらに、ノブが、プランジャーの回転を防ぐ。
【0022】
別の実施形態において、ポートはさらに、バルブと一体的に形成された周辺のフットセクションを有し、この周辺のフットセクションは、容器に封着されている。
【0023】
さらに、本発明の別の実施形態において、容器と投与セットとの間の流れを確立するための方法が提供される。この方法は:バルブ、コックおよびプランジャーを有するポートを提供する工程であって、このバルブはコックおよびプランジャーを収容するための内部を有する、工程;ポートを容器に装着する工程;ポートのバルブを容器に封着する工程;コックが、プランジャーに力を加えるように、コックを回転させる工程;容器をプランジャーで穿孔する工程;コックおよびプランジャーを適所に固定する工程;ならびに、コックおよびプランジャーを適所に固定する際に、可聴式の通知を生じる工程、を包含する。
【0024】
別の実施形態において、本発明はさらに、ガスケットを提供する工程であって、プランジャーとバルブとの間の封着が、ガスケットで維持される、工程を包含する。
【0025】
別の実施形態において、この方法はさらに、コック上につまみを提供する工程を包含する。
【0026】
別の実施形態において、この方法はさらに、コックからつまみを取り外す工程を包含する。
【0027】
別の実施形態において、この方法はさらに、コックに取付可能なラインを提供する工程を包含する。
【0028】
別の実施形態において、この方法はさらに、プランジャーを容器内に埋め込む工程を包含する。
【0029】
別の実施形態において、この方法はさらに、コックをバルブ内に固定する工程を包含する。
【0030】
本発明の別の実施形態において、容器から投与セットへの流体流れを確立するためのポートが提供される。このポートは、軸を有するバルブ、アームを有する穿頭器、バルブから突出する片持ち梁およびシェルを有し、ここで、この穿頭器は、バルブの軸によって軸方向にガイドされる。片持ち梁は、穿頭器がバルブを抜け出ることを防ぐ。シェルは、第2の部分に装着された第1の部分を有する。シェルは、バルブを係合し、穿頭器に容器を穿孔させ、そして、穿頭器が容器を穿孔した後に、シェルの第1の部分をシェルの第2の部分から取り外す。
【0031】
別の実施形態において、ポートはさらに、穿頭器上にガスケットを有し、このガスケットは、穿頭器とバルブとの間の封着を提供する。
【0032】
別の実施形態において、ポートはさらに、シェルの第1の部分の上にフィンガーパッドを有する。
【0033】
別の実施形態において、ポートはさらに、穿頭器のアームを受容するためのバルブ上のスロットを有する。
【0034】
別の実施形態において、ポートはさらに、バルブの軸上で穿頭器をガイドするための穿頭器上のフランジを有する。
【0035】
別の実施形態において、ポートはさらに、バルブ上の突出部を有し、この突出部は、シェルと嵌合している。
【0036】
別の実施形態において、ポートはさらに、シェル上のウィングを有し、シェルは、ウィングに力を加えることによって操作される。
【0037】
本発明の別の実施懈怠において、ポートを備える容器と投与セットとの間の流れを確立するための方法が提供される。この方法は、以下:バルブ、穿頭器およびシェルを提供する工程であって、バルブは内部を有し、穿頭器はバルブの内部にあり、さらに、穿頭器はバルブから突出している、工程;バルブを容器に封着する工程;シェルをバルブに装着する工程;シェルの回転によって穿頭器に容器を穿孔させる工程;穿頭器でバッグを穿孔する工程;穿頭器を適所に固定する工程;ならびに穿頭器とバルブとの間の封着を維持する工程、を包含する。
【0038】
別の実施形態において、この方法はさらに、シェルを回転する工程を包含し、このシェルの回転は、穿頭器の軸方向の動きを生じる。
【0039】
別の実施形態において、この方法はさらに、穿頭器を容器内に埋め込む工程を包含する。
【0040】
別の実施形態において、この方法はさらに、穿頭器をバルブ内に固定する工程を包含する。
【0041】
本発明の別の実施形態において、容器から投与セットへの流体流れを確立するためのポートが提供される。このポートは、軸を有するバルブ、バルブの軸にある穿頭器、穿頭器上の梁、およびバルブ上の掛金を有する。バルブは、容器に封着されている。梁は、止め金を有し、バルブ上の掛金は、梁の止め金と嵌合する。掛金と止め金の嵌合は、穿頭器を固定する。
【0042】
1つの実施形態において、掛金と止め金の嵌合は、音を生じる。
【0043】
1つの実施形態において、ポートはさらに、バルブの軸に装着されたラインを有する。
【0044】
1つの実施形態において、穿頭器は中空である。
【0045】
1つの実施形態において、ポートはさらに、バルブ内に穿頭器を固定するための梁上のアームを有する。
【0046】
さらに、本発明の1つの実施形態において、容器と投与セットとの間の流体流れを確立するための方法が提供される。この方法は、以下:ガスケット、バルブおよび穿頭器を有するポートを提供する工程であって、ここで、バルブは内部を有し、さらに、穿頭器はバルブの内部にある、工程;ポートのバルブを容器に封着する工程;穿頭器に力を加え、穿頭器に容器を穿孔させる工程;穿頭器およびバルブを作動位置に固定する工程;ならびに、穿頭器とガスケットを備えるバルブとの間の封着を維持する工程、を包含する。
【0047】
別の実施形態において、この方法はさらに、バルブと容器との間の封着を破壊する工程を包含する。
【0048】
別の実施形態において、この方法はさらに、ラインをバルブに装着する工程を包含する。
【0049】
別の実施形態において、この方法はさらに、穿頭器の回転が妨げられるように、バルブ中に穿頭器を固定する工程を包含する。
【0050】
本発明の別の実施形態において、容器から投与セットへの流体流れを確立するためのポートが提供される。ポートは、軸を規定するバルブ、バルブの軸中にある穿頭器、第1のウィングおよび第2のウィング、第1のウィング上の掛金、ならびに、第2のウィング上の止め金を有する。バルブは、容器に封着されており、掛金は止め金に固定される。第1のウィングおよび第2のウィングは、正反対にバルブに装着されている。さらに、第1のウィングおよび第2のウィングは、穿頭器と接しており、ここで、第1のウィングおよび第2のウィングの回転が、穿頭器を容器に向けて移動させる。
【0051】
1つの実施形態において、掛金および止め金の固定が、可聴式の通知を生じる。
【0052】
1つの実施形態において、ポートはさらに、バルブ上のスロットを有し、このスロットは、穿頭器を固定するためのロックを有する。
【0053】
本発明の別の実施形態において、ポートを備える容器と投与セットとの間の流れを確立するための方法が提供される。この方法は、以下:軸を有するバルブを提供する工程であって、このバルブは容器に封着されている、工程;バルブの軸に穿頭器を提供する工程;第1のウィングおよび第2のウィングを互いに向けて回転させる工程であって、この第1のウィングおよび第2のウィングは、正反対にバルブに装着されており、さらに、穿頭器と接触している、工程;容器を穿頭器で穿孔する工程;ならびに第1のウィングおよび第2のウィングを固定する工程、を包含する。
【0054】
別の実施形態において、この方法はさらに、穿頭器をバルブに固定する工程を包含する。
【0055】
従って、本発明の利点は、形成、充填、封着された溶液の容器、ポート、および容器と、片方の手で操作され得る投与セットとの間の流れを確立するための方法を提供することである。
【0056】
本発明の別の利点は、形成、充填、封着された溶液の容器、ポート、および容器と、アクセスポートが完全に係合されたときに可聴式の通知を生じる投与セットとの間の流れを確立するための方法を提供することである。
【0057】
本発明のなお別の利点は、形成、充填、封着された溶液の容器、ポート、および容器と、アクセスポートが完全に係合されたときに、可視式の通知を提供する投与セットとの間の流れを確立するための方法を提供することである。
【0058】
本発明のさらなる利点は、形成、充填、封着された溶液の容器、ポート、および容器と投与セットとの間の流れを確立するための方法を提供することであり、ここで、アクセスポートは、接触および空気伝播による汚染を排除する。
【0059】
本発明のなおさらなる利点は、形成、充填、封着された溶液の容器、ポート、および容器と投与セットとの間の流れを確立するための方法を提供することであって、ここで、アクセスポートは、作動モードの設計を提供し、ユーザの指および/または手の位置は、まっすぐである。
【0060】
本発明の別の利点は、形成、充填、封着された溶液の容器、ポート、および容器と投与セットとの間の流れを確立するための方法を提供することであって、ここで、アクセスポートは、容器にアクセスするために必要とされる力を減少させる。
【0061】
本発明のなお別の利点は、形成、充填、封着された溶液、ポート、および容器と投与セットとの間の流れを確立するための方法を提供することであり、穿頭器は、容器から引き出され得ない。
【0062】
本発明のさらなる利点は、形成、充填、封着された溶液の容器、ポート、および容器と投与セットとの間の流れを確立するための方法を提供することであって、ここで、アクセスポートは、容器を貫通するのに必要とされる力を減少させる。
【0063】
本発明のなおさらなる利点は、形成、充填、封着された溶液の容器、ポート、および容器と投与セットとの間の流れを確立するための方法を提供することであって、ここで、アクセスポートは、穿頭器およびバルブのための異なる原材料の選択を可能にする。
【0064】
本発明のさらなる特徴および利点は、現在好ましい実施形態の詳細な説明および添付の図面に記載され、これらから明らかである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0065】
(現在好ましい実施形態の詳細な説明)
本発明は一般に、アクセスポートを備える容器、および、容器と投与セットとの間の流れを確立するための方法に関する。ポートは、容器に封着され得、容器を穿孔して容器内の溶液へのアクセスを提供し得る。溶液は、容器からポートの内部へと引かれ得、ここで、ポートを投与セットへと接続するラインがさらに、この溶液を投与セットへと引き得る。
【0066】
ここで添付の図面(同様の数字は、同様の部分を示す)を参照して、図1は、容器100を例示する。容器100は、フィルムを折り畳み、フィルムの側部に沿ってフィルムを封着することによって構成され得る。次いで、折り畳まれたフィルムが、医療用溶液で充填され得、次いで、頂部に沿って封着され、封着された、流体を充填した容器を形成し得る。容器100は、例えば、ClearflexTMのような透明な物質から構成され得る。容器100は、溶液(例えば、腹膜透析溶液)を含み得る。容器100は、添加物を受容するための入口120を有し得る。入口120は、プラスチックキャップによって保護される注射部位を有し得る。
【0067】
容器100は、医療用溶液を患者に提供するための出口130をさらに有し得る。出口130は、出口130の端面とアクセスポート160との間に差し込まれる、例えば、フィルム150のようなエラストマー物質から構成されるラインを有し得る。出口130のフィルム150は、アクセスポート160に係合されて、アクセスポート160と容器100との間の流体連絡を確立し得る。さらに。投与ライン140は、容器100を対象物(例えば、患者、他のバッグなど)に接続し得る。流体経路は、投与ライン140を容器100および対象物に接続することによって確立され得る。投与ライン140は、アクセスポート160によって容器100に接続され得る。
【0068】
ここで図2Aを参照して、アクセスポート200が一般的に例示される。容器100内の溶液へとアクセスするために、アクセスポート200は、容器100から出口130を介して投与ラインへの流体の流れを確立し得る。本発明の1つの実施形態において、アクセスポート200は、バルブ202、コック204、プランジャー206およびガスケット208を有し得る。アクセスポート200のプランジャー206は、待機位置で示される。
【0069】
図2Bを参照して、アクセスポート200のプランジャー206が作動位置で示される。コック204を実質的に水平な位置(待機位置)から実質的に垂直な位置へと回転することにより、アクセスポート200が作動され得る。コック204の回転は、プランジャー206を低くし、そして/または容器100を穿孔させ得る。
【0070】
図2Cを参照して、バルブ202は、例えば、多数の異なる機能(例えば、約900MPaのE係数)を保障するブレンドから成形され得る。バルブ202は、容器100のフィルム150上に超音波処理して封着され得る、周辺のフットセクション210により取り囲まれ得る。フットセクション210は、容器100から医療用溶液の漏れを防止し得る。バルブ202は、2つの肩部214aおよび214bを有する円筒型のハウジング212を備え得る。コック204は、円筒型のハウジング212の2つの肩部214aおよび214bにより軸方向にガイドされ得る。バルブ202の内側側面上で、内側止め金209が、それぞれ図2Aおよび2Bに示されるように、プランジャー206の待機位置および作動位置を確立するように設計され得る。好ましくは、ロックが。プランジャー206を待機位置または作動位置にロックするように提供され得る。
【0071】
再度図2Aを参照して、アクセスポート200のプランジャー206が、待機位置で示される、すなわち、コック204が、実質的に水平な位置にあり、プランジャー206がバルブ202内に収容される。図2Bを参照して、作動位置にロックされたプランジャー206を有するアクセスポート206が例示される、すなわち、コック204は実質的に水平な位置にあり、プランジャー206は、バルブ202から突出している。さらに、バルブ202は、コック204を作動モードにロックし得る掛金を含み得る。コック204をロックすることにより、コック204が音を生じ、コック204がロックされたという可聴式の通知を提供し得る。
【0072】
図2Eを参照して、プランジャー206が、例えば、1500MPaより高いE係数を備えるブレンドから成形され得る。プランジャー206は、少なくとも3つの機能を提供し得る。第1に、プランジャー206は、容器100のフィルム150を穿孔し得、溶液へのアクセスを開き得る。プランジャー206の先端部216は、バルブ202の周辺のフットセクションの下に位置するフィルム150を穿孔および/または破るように設計され得る。より具体的には、プランジャー206は、プランジャー206の第1の端部203から第2の端部205へとテーパーする中空のシリンダから形作られ得る。プランジャー206の外側表面215は、プランジャー206の第2の端部205において互いに軸方向に配置される第1の切れ目217および第2の切れ目219を有し、先端部216を規定し得る。第1の切れ目217および第2の切れ目219を備える第2の端部205は、先端部216の3つの傾斜ベベル218を規定する。さらに、プランジャー206の先端部216の3つの傾斜ベベル218の設計は、最小の摩擦力を生じ得る。
【0073】
第2に、プランジャー206は、容器100から、プランジャー206の中空軸220を通ってバルブ202への溶液の流れを可能にし得る。第3に、プランジャー206は、アクセスポート200の作動の間に、バルブ
202へとプランジャー206をガイドし得る軸方向および外側の梁222を有し得る。軸方向および外側の梁222は、2つのノブ224aおよび224bを有し得る。軸方向および外側の梁222と2つのノブ224aおよび224bは、プランジャー206をガイドし得る。ノブ224aおよび22bは、プランジャー206の回転を防止し得る。さらに、ノブ224aおよび224bは、プランジャー206を、待機位置および作動位置の両方に位置づけ得る。好ましくは、ロックが、プランジャー206を待機位置または作動位置にロックするように提供され得る。
【0074】
図2Dを参照して、コック204が、例えば、約1000MPaのE係数のようなブレンドから成形され得る。コック204は、バルブ202の排出を提供し、流体をバルブ202から空にさせ得る。コック204の経路223において、剥ぎ取り式の不正操作できないつまみ211が、コック204のあらゆる意図的でない動きを妨げ、アクセスポート200の意図的でない作動を妨げ得る。不正操作できないつまみ211は、コック204の回転を妨げ、アクセスポート200のプランジャー206を待機位置にロックし得る。不正操作できないつまみ211は、コック204と同じ物質から構成され得る。不正操作できないつまみ211は、コック204に取り外し可能に装着され得る。コック204の直線経路223と不正操作できないつまみ211との間の切り込み213は、不正操作できないつまみ211のコック204からの取り外しを提供し得る。当然、不正操作できないつまみ211は、例えば、接着剤などのような他の手段によってコック204に取り外し可能に装着され得る。
【0075】
コック204は、4つの機能を提供し得る。第1に、コック204は、図1に示すように、投与ライン140を容器100に接続することによって流体経路を生じ得る。コック240は、中空であり得、そして、その先端の一方で、投与ライン140をつなぐためのプレスばめ軸225を有し得る。第2に、コック204は、レバー226を提供することによって、容器100のフィルム150を穿孔するために必要とされる力を提供し得る。使用者の手または指が、レバー226上に置かれ得る。第3に、コック204は、カムとして使用され得る。例えば、コック204は、図2Bに示されるようにレバー226の実質的に水平な位置から実質的に垂直な位置への回転によって、プランジャー206を作動し得る。第4に、コック204は、ガスケット溝228およびスナッピング止め金239を有し得る。ガスケット208は、輪の形状を有し得る。ガスケット208は、アセンブリが液体漏れしないことを保証し得、汚染物が滅菌流体経路に入ることを防止し得る。スナッピング止め金230は、コック204の回転の相対程度に影響を及ぼすことなく、バルブ202内へのコック204のアセンブリを可能にし得る。
【0076】
アクセスポート200は、バルブ202、プランジャー206、ガスケット208およびコック204が接続され得る後に組み立てられる。不正操作できないつまみ211を取り外し、コック204を実質的に90°回転することによって、プランジャー206の軸方向の動きが可能となり得る。プランジャー206が作動されたか、または、完全に延びた後、プランジャー206は、バルブ202の本体に埋め込まれ得る。プランジャー206がバルブ202の本体に埋め込まれた後、プランジャー206は、容器100から取り外され得ない。さらに、コック204は、コック204の回転が防止され得るように、バルブ202の本体にロックされ得る。
【0077】
コック204の回転は、アクセスポート200内に反力を生じ得る。アクセスポート200内の反力は、独力の操作を可能にし得る。アクセスポート200は、投与ライン140が待機位置にある容器100の側部に対して平行であることを可能にし得る。
【0078】
ここで図3Aを参照して、本発明の別の実施形態において、アクセスポート300が、4つの異なるパーツ(バルブ302、ねじ切りされたシェル304、穿頭器306およびガスケット308)を有し得る。アクセスポート300の穿頭器206は、例えば、約900MPaのE係数のブレンドから成形され得、6つの機能を提供する。第1に、バルブ302は、容器100のフィルム150上にアクセスポート300を封着する能力を有し得る。バルブ302は、周辺のフットセクション310によって取り囲まれ得る。周辺のフットセクション310は、容器100のフィルム150上に超音波処理で封着された厚さ311を有し得る。第2に、バルブ302は、穿頭器306の軸ガイドを可能にし得る。バルブ302は、穿頭器306の軸ガイドのための円筒型の中空軸312を有し得る。第3に、バルブ302は、穿頭器306を待機位置および作動位置に位置付け得る。2つの片持ち梁314aおよび314bが、バルブ302の頂部316から突出し得る。2つの片持ち梁314aおよび314bは、穿頭器306がバルブ302から取り外されることを防止し得る。
【0079】
図3Bを参照して、バルブ302は、例えば、900MPa付近のE係数のブレンドから成形され得、6つの機能を提供する。第1に、バルブ302は、容器100のフィルム150上にアクセスポート300を封着する能力を有し得る。バルブ302は、周辺のフットセクション310によって取り囲まれ得る。周辺のフットセクション310は、容器100のフィルム150上に超音波処理で封着された厚み311を有し得る。第2に、バルブ302は、穿頭器306を軸方向にガイドし得る。バルブ302は、穿頭器306を軸方向にガイドするための円筒型の中空軸312を有し得る。第3に、バルブ302は、待機位置および作動位置に穿頭器306を位置付け得る。2つの片持ち梁314aおよび314bが、穿頭器306がバルブから外れるのを防止し得る。
【0080】
図3Cを参照して、示されるように、開放位置にある2つの片持ち梁314aおよび314bが、穿頭器306を待機位置に保持し得る。第4に、バルブ302は、穿頭器ガイドシステムを可能にし得る。2つのスロット318aおよび318bが、穿頭器306のアーム320aおよび320bを受容するために提供される。アーム320aおよび320bは、図3C、3Dおよび3Eに示される。スロット318aおよび318bは、穿頭器306のバルブ302内での回転を防止し得る。第4に、バルブ302は、ねじ切りされたシェル304をガイドし、そして/または嵌合するためのねじ319を有し得る。最後に、図3Cに示されるように、穿頭器306は、アセンブリを作動位置に固定するように位置付けられた2つのタブを有し得る。バルブ302上の2つのタブ322は、図3Dに示されるように、穿頭器306の作動位置への移動の間に、ねじ切りされたシェル304(図3Aを参照のこと)の待機位置のいずれかへの回転を妨げる。
【0081】
図3Eを参照して、穿頭器306は、例えば、1500MPaより大きいE係数のブレンドから成形され得る。穿頭器306は、少なくとも5つの機能を有し得る。第1に、穿頭器306は、容器100のフィルム150を穿孔し得、容器100内の溶液へのアクセスを確立し得る。穿頭器306の先端部323は、3つの傾斜ベベル324を有し得る。3つの傾斜ベベル324は、バルブ302の周辺のフットセクション326下のフィルム150を穿孔および/またはやぶり得る。さらに、3つの傾斜ベベル324は、最小の摩擦力を生じ得る。
【0082】
第2に、穿頭器306は、投与ライン140へと容器100を接続し得る。穿頭器306は、投与ライン140をプレスばめし、そして/またはつなぐためのプレスばめ軸307を有し得る。穿頭器306は中空であり得る。フィルム150を穿孔した後、穿頭器306は、容器100から投与ライン140への流体経路を生じ得る。
【0083】
第3に、穿頭器306は、軸方向および外側の梁、もしくは片持ち梁またはバルブ302のスロット318aおよび318b内にロックするアーム320aおよび320bを有し得、作動の間の、穿頭器306のいかなる回転も妨げ得る。第4に、穿頭器306は、ガスケット溝327、ガスケット308およびガイドフランジ328を有し得る。ガスケット溝327およびガイドフランジ328は、バルブ320内の円筒型の中空軸312と組み合わせて、アセンブリの軸方向のガイドと液体の漏れがないことを保証し得る。
【0084】
第5に、穿頭器306は、軸方向の位置にあるバルブ302を備えたねじ切りされたシェル304と嵌合し得る、スナップ340を有し得、これは、実質的に固定されているが、回転性の程度の自由は可能であり得る。さらに、ガスケット308は、アセンブリの液体漏れがないことを保証し得、いかなる汚染物も滅菌流体経路に侵入することを防ぎ得る。
【0085】
図3F、3Gおよび3Hを参照して、ねじ切りされたシェル304は、例えば、1000MPa付近のE係数のブレンドから成形され得る。ねじ切りされたシェル304は、少なくとも3つの機能を有し得る。第1に、ねじ切りされたシェル304は、2つのねじ切りされたウィング340aおよび340bを提供することによって、容器100のフィルムを穿孔するために必要とされる力を減らし得る。使用者の指および/または手が、ねじ切りされたウィング340aおよび340b上に位置付けられ得る。第2に、ねじ切りされたシェル304は、バルブ302上のねじに、ねじ切りされたシェル304内の内部に構築されたねじ342を係合することによって、回転の間に穿頭器306を作動し得る。
【0086】
第3に、ねじ切りされたシェル304は、ねじ切りされたシェル304に取り外し可能に装着されたクラウン345を有し得、ここで、クラウン345が、変更の証拠を提供し得る。より具体的には、図3Aに示されるように、待機位置において、ねじ切りされたシェル304のクラウン345は、バルブ302の上側表面上に配置され、破壊可能なセクション344によってねじ切りされたシェル304の主要本体に接続され得る。ねじ切りされたシェル304のねじり移動の開始により、破壊可能なセクション344を破り得る。破壊されたセクション344は、変更の証拠を提供し得る。破壊可能なセクション344は、クラウン345がねじ切りされたシェル304から取り外された後に、アクセスポート300に装着されたままであり得る。
【0087】
従って、ねじ切りされたシェル304を時計回りに回転させることによって、破壊可能なセクションを破り得、それによって、保護的なクラウン345を取り外す。ねじ切りされたシェルの回転により、バルブ302と穿頭器306を係合し得る。保護的なクラウン345を取り外した後、穿頭器306の軸方向の動きが提供され得る。穿頭器の軸方向の動きは、穿頭器306に容器100を穿孔させ、容器100内に埋め込ませ得る。穿頭器306が容器100を穿孔した後、アクセスポート300が作動位置にロックされ得、穿頭器306の引き抜きは、可能ではなくなり得る。
【0088】
ねじ切りされたシェル304は、ねじ切りされたシェル304の回転が可能であるが、穿頭器306およびバルブ302が妨げられ得ないように、バルブ302上にロックし得る。穿頭器306の軸方向の動きに起因して、反力がアクセスポート300内に構築され得る。アクセスポート300内に構築される反力は、アクセスポート300の作動の間に、独力の操作を可能にし得る。
【0089】
ここで図4Aを参照して、本発明の別の実施形態において、アクセスポート400が一般的に例示される。アクセスポート400は、3つのピース(すなわち、バルブ402、穿頭器404およびガスケット406)から構成され得る。バルブ402は、例えば、900MPa付近のE係数のブレンドから成形され得る。さらに、バルブ402は、少なくとも5つの異なる機能を保証し得る。第1に、バルブ402は、アクセスポート400を容器100のフィルム150上に封着する能力を有し得る。バルブ402は、厚み409を備える周辺セクション408を有し得、溶液容器100のフィルム150上に周辺セクション408を超音波処理で封着することを可能にし得る。
【0090】
第2に、バルブ402は、穿頭器404の軸方向のガイドを可能にし得る。バルブ402は、クラウン412によって取り囲まれ得る、円筒型の中空軸410を有し得る。第3に、バルブ402は、それぞれ図4Bよび4Cに示されるように、待機位置と作動位置の両方の、穿頭器ロックシステム405を有し得る。バルブ402の外側単部において、外側の掛金416は、待機位置および作動位置を確立するように設計され得る。作動位置において、アクセスポート400がロックされ得る。
【0091】
第4に、バルブ402は、流体経路を生成し得、投与ライン140を容器100に接続し得る。バルブ402は、投与ライン140をつなぐためのプレスばめ軸418を有し得る。最後に、バルブ402は、使用者の指が置かれ得る位置を示し得るフィンガーパッド420を有し得る。フィンガーパッド420は、バルブ402の周りに適用され得る力を集め得る。
【0092】
穿頭器404は、例えば、1500MPaより大きいE係数のブレンドから成形され得、少なくとも6つの機能を提供し得る。第1に、穿頭器404は、容器100のフィルム150を穿孔して、容器100内の溶液へのアクセスを提供し得る。穿頭器404の先端部421は、3つの傾斜ベベル422を有し得る。3つの傾斜ベベル422は、最小限おn摩擦力で、バルブ402の周辺のフットセクション408の下のフィルムを穿孔および破るように設計され得る。第2に、穿頭器404は、ガスケット溝426およびガイドカバー428を有し得る。ガスケット溝426、ガスケット406およびガイドカバー428は、バルブ402の円筒型の中空軸410と組み合せて、アクセスポート400の軸方向のガイドおよび液体漏れがないことを提供し得る。第3に、穿頭器404は、先端部421から穿頭器404の軸方向に延びる中央部431を通る、端の丸い中空軸430を備え得る。さらに、端の丸い中空軸430の窓432が、流体が容器100からバルブ402の主要本体434内へと流れることを可能にし得る。
【0093】
第4に、穿頭器404は、バルブ402上に設計された外側掛金416と嵌合する、止め金438と一体になった片持ち梁436を備え得る。バルブ402の内側の穿頭器404の軸430の回転は、妨げられ得る。さらに、穿頭器404の外側端部のアーム442は、穿頭器404を、それぞれ図4Bおよび4Cに示されるように待機位置および作動位置に確立するように設計され得る。作動位置において、アクセスポート400はロックされ得る。
【0094】
第5に、アーム442は、穿頭器を待機位置にロックし得、意図的でない作動を防止し得る不正操作できないつまみ444を有し得る。不正操作できないつまみ444は、アーム442に取り外し可能に装着され、つまみ444とアーム442との間の装着を破壊することによって取り外され得る。最後に、穿頭器404の止め金438および掛金416は、一緒にスナップされる場合、可聴式の通知を生じ得、そして/または穿頭器404のさらなる引き抜きを妨げ得る。ガスケット406は、アセンブリの液体漏れがないことを保証し、そして/または、いかなる汚染物も滅菌流体経路に侵入することを防止し得る。
【0095】
つまみ444を取り外すことによって、穿頭器404の軸方向の動きが可能になり得る。穿頭器404が作動された後、穿頭器404は、穿頭器404が引き抜かれにくくなり得るように、バルブ402内に埋め込まれ得る。穿頭器404の軸方向の動きに起因して、反力がアクセスポート内に構築され得る。アクセスポート400内の反力は、継手を作動する間に、独力の操作のために提供され得、また、さらなる容器を維持する必要性を回避し得る。
【0096】
ここで図5Aを参照して、本発明の別の実施形態において、アクセスポート500が一般的に例示される。アクセスポート500は、4つの構成要素(すなわち、バルブ502、穿頭器504、ガスケット506およびシェル508)から構成され得る。アクセスポート500の穿頭器504が待機位置に示される。
【0097】
図5Bを参照して、バルブ502は、例えば、900MPa付近のE係数のブレンドから成形され得る。バルブ502は、4つの異なる機能を有し得る。第1に、バルブ502は、図5Dに示されるように、容器100のフィルム150上にアクセスポート500を封着し得る。バルブ502は、アクセスポート500を容器100のフィルム150上に超音波処理により封着するための厚さ511を有する周辺のフットセクション510によって取り囲まれ得る。第2に、バルブ502は、穿頭器504を軸方向にガイドし得る。バルブ502は、4つの軸方向および外側のフランジ514を有する円筒型の中空軸を提供し得る。軸方向および外側のフランジ514は、2つの軸方向にスライドするスロット516を形成し得る。
【0098】
軸方向および外側のフランジ514、ならびに、軸方向にスライドするスロット516は、以下にさらに詳細に述べる。
【0099】
第3に、バルブ502は、それぞれ図5Aおよび5Dに示されるように、穿頭器504を待機位置および作動位置の両方にロックし得る。2つの軸方向にスライドするスロット512の先端において、2つの止め金548が、穿頭器504を待機位置に保持し得る。
【0100】
第4に、バルブ502は、2つのシェル508を取り付け得る。バルブ502は、スロット512に正反対な、直角方向の2つの関節(articulation)540を有し得る。関節540は、軸546を提供し得、この周囲をシェル508が回転し得る。
【0101】
図5Cを参照して、穿頭器504は、例えば、1500MPaより大きいE係数のブレンドから成形され得る。穿頭器504は、5つの機能を提供する。第1に、穿頭器504は、容器100のフィルム150を穿孔し得、容器100の溶液へのアクセスを開け得る。穿頭器504の先端部518は、バルブ502の周辺のフットセクション510の下のフィルム150を穿孔および/または破るように設計された3つの傾斜ベベル520を有し得る。先端部518の3つの傾斜ベベル520は、穿頭器504とフィルム150との間に最小限の摩擦力を生じ得る。
【0102】
第2に、穿頭器504は、容器100と別の対象物(例えば、ヒトまたは第2の容器など)との間の流体経路を生成し得る。さらに、穿頭器504は、投与ライン140を容器100に接続し得る。穿頭器504は中空であり、投与ライン140につながれ得る軸522を有する。第3に、穿頭器504は、ガスケット溝526、ガスケット506およびガイドフランジ528を有し得、これは、バルブ502内の円筒型の中空軸516と組み合せて、軸方向のガイド、および、穿頭器504とバルブ502との間で液体漏れがないことを保証し得る。さらに、ガスケット506は、穿頭器504とバルブ502との間で液体漏れがないことを保証し得、汚染物が容器100から投与セットへの流体経路に侵入することを防止し得る。
【0103】
第4に、穿頭器504は、穿頭器504の軸に対して直交性であり得るプラトー(plateau)550を有し得る。さらに、穿頭器504は、シェル508の把持する動きを穿頭器504に方向付けられた力に変換する2つのスライド溝552を有し得る。第5に、2つの片持ち梁554が、バルブ502のスロット512内に嵌合し得る。スロット512と嵌合した後、片持ち梁554は、バルブ502の円筒型の中空軸516の内側の穿頭器504の回転を防止し得る。より具体的には、スロット512の先端にある止め金548は、片持ち梁554上の掛金556とロックし得る。片持ち梁554の掛金556は、穿頭器504をバルブ502内の待機位置および作動位置にロックし得る。2つのタブ549(図5Cに示される)は、穿頭器504を使用前に待機位置にロックする。
【0104】
再度、図5Aを参照して、シェル508は、例えば、2000MPaより大きいE係数のブレンドから成形され得る。シェル508は、5つの機能を提供し得る。第1に、シェル508は、フィンガーパッド558を提供し得る。使用の際に、フィンガーパッド558は、使用者により適用される把持力を集め得る。第2に、シェル508は、シェル508をバルブ502に嵌合するための関節560を有し得る。関節560は、図5Aに示されるように、シェルの位置をある角の待機位置にブロックし得る、2つの突出部562を有し得る。
【0105】
第3に、シェル508は、穿頭器504のプラトー上のスライド溝552内にある梁564を有する。梁564は、使用者により提供される力を並進運動に変換し得る。より具体的には、梁564の先端部566は、プラトー550のスライド溝552内にスライドし得る。
【0106】
第4に、掛金および止め金568が、シェル508の遠位端部570にてシェル508の内側に提供される。各シェル508が一緒にスナップされる場合、止め金および掛金568は、ロックして、音を生じ得る。音は、シェル508がロックされたという可聴式の通知を提供し得る。さらに、掛金および止め金568は、一緒にスナップされる場合、シェル508の再開および/または取り外しを妨げ得る。第5に、シェル508は、一緒に閉鎖される場合、図5Dに示されるように、アクセスポート500が覆われるような方法で、作動している穿頭器504の周りにシリンダを形成し得る。
【0107】
シェル508を閉鎖することによって、穿頭器504の軸方向の動きを提供し得る。シェル508がロックされた後にシェル508を取り外すか、または、他の方法でシェル508を動かすことによって、穿頭器504は移動し得ない。ピボット長の割合(ratio of a pivot length)は、アクセスポート500が、容器100のフィルム150を穿孔するために必要とされる力を減少させ得る。シェル508のロックに起因して、反力は、アクセスポート500内で増加し得る。アクセスポート500内の反力は、独力の操作を提供し得る。
【0108】
本発明は、独力の操作を提供し得、そして、3つの傾斜ベベルがフィルム150を穿孔し、容器100からの溶液の流れを可能にする際に、可聴式および可視の通知を提供し得る。さらに、本発明は、流体生成経路を完全に覆い、接触および空気伝播による汚染を排除し、かつ、係合が達成された後の流体係合位置からの穿頭器またはプランジャーの取り外しを可能にしないことによって汚染を防止し得る。なおさらに、本発明は、容器のフィルムを貫通するのに必要とされる力の量を減少し得る。
【0109】
本明細書中に記載される現在好ましい実施形態に対する種々の変更および改変が、当業者に明らかであることが理解されるべきである。このような変更および改変は、本発明の精神および範囲から逸脱することなく、かつ、その付随する利点を縮小することなくなされ得る。従って、このような変更および改変が、添付の特許請求の範囲によって包含されると解釈される。
【図面の簡単な説明】
【0110】
【図1】図1は、本発明の1つの実施形態における、アクセスポートを備える容器の斜視図を例示する。
【図2A】図2Aは、本発明の1つの実施形態における、アクセスポートの斜視図を例示する。
【図2B】図2Bは、本発明の1つの実施形態における、アクセスポートの斜視図を例示する。
【図2C】図2Cは、本発明の1つの実施形態における、アクセスポートのバルブの斜視図を例示する。
【図2D】図2Dは、本発明の1つの実施形態における、アクセスポートのコックの斜視図を例示する。
【図2E】図2Eは、本発明の1つの実施形態における、アクセスポートのプランジャーの斜視図を例示する。
【図3A】図3Aは、本発明の1つの実施形態における、アクセスポートの斜視図を例示する。
【図3B】図3Bは、本発明の1つの実施形態における、アクセスポートのバルブの斜視図を例示する。
【図3C】図3Cは、本発明の1つの実施形態における、アクセスポートの穿頭器およびバルブの斜視図を例示する。
【図3D】図3Dは、本発明の1つの実施形態における、アクセスポートの穿頭器およびバルブの斜視図を例示する。
【図3E】図3Eは、本発明の1つの実施形態における、アクセスポートの穿頭器の斜視図を例示する。
【図3F】図3Fは、本発明の1つの実施形態における、アクセスポートのシェルの斜視図を例示する。
【図3G】図3Gは、本発明の1つの実施形態における、アクセスポートのシェルの斜視図を例示する。
【図3H】図3Hは、本発明の1つの実施形態における、アクセスポートのシェルの斜視図を例示する。
【図4A】図4Aは、本発明の1つの実施形態における、アクセスポートの穿頭器およびバルブの斜視図を例示する。
【図4B】図4Bは、本発明の1つの実施形態における、アクセスポートの斜視図を例示する。
【図4C】図4Cは、本発明の1つの実施形態における、アクセスポートの斜視図を例示する。
【図5A】図5Aは、本発明の1つの実施形態における、アクセスポートの正面図を例示する。
【図5B】図5Bは、本発明の1つの実施形態における、アクセスポートのバルブの斜視図を例示する。
【図5C】図5Cは、本発明の1つの実施形態における、アクセスポートの穿頭器およびOリングの断面図を例示する。
【図5D】図5Dは、本発明の1つの実施形態における、アクセスポートの斜視図を例示する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
容器であって、以下:
側部を規定するように折り畳まれたフィルムであって、該側部は、内部を規定するように封着されている、フィルム;
出口を規定するポートであって、該出口を介して、該内部との流体連絡が確立される、ポート;および
該ポートに装着されたつまみであって、該つまみは、該内部との流体連絡の確立を確認する、つまみ
を備える、容器。
【請求項2】
前記つまみが、流体連絡が確立された後に、前記ポートから取り外される、請求項1に記載の容器。
【請求項3】
前記ポートに装着された穿頭器をさらに備え、前記つまみが、該穿頭器および該ポートに装着され、そしてさらに、該つまみが、前記流体連絡が確立された後に該穿頭器から取り外される、請求項1に記載の容器。
【請求項4】
前記つまみを規定する第2の部分に装着された第1の部分を有するシェルをさらに備え、ここで、該第2の部分からの該第1の部分の取り外しが、前記流体連絡の確立を確認する、請求項1に記載の容器。
【請求項5】
前記ポートに装着されたコックをさらに備え、ここで、前記つまみが、該コックに装着されており、さらに、該つまみが、前記流体連絡が確立される前に該コックから取り外される、請求項1に記載の容器。
【請求項6】
前記つまみによる流体連絡の確立の確認が、可聴式の通知を生じる、請求項1に記載の容器。
【請求項7】
第1の端部および第2の端部を有するラインをさらに備え、ここで、該第1の端部が、前記ポートに装着されている、請求項1に記載の容器。
【請求項8】
容器から投与セットへの流体流れを確立するためのポートであって、以下:
内部を規定するハウジングを有するバルブ;
該ハウジング上の肩部;
該バルブに装着可能であり、かつ、該ハウジングの肩部により軸方向にガイドされるコック;
該コックを固定するための該バルブ上の止め金であって、該コックの固定により音が生じる、止め金;ならびに
中空軸および先端部を有するプランジャーであって、該プランジャーは、該バルブの内部にあり、さらに、該コックの回転が、該バルブの内部から該プランジャーを突出させ、該先端部に該容器を貫通させ、さらに、該プランジャーの先端部が、該コックが固定された後に該容器内に固定される、プランジャー
を備える、ポート。
【請求項9】
前記プランジャー上にガスケットをさらに備える、請求項8に記載のポート。
【請求項10】
前記コック上に取り外し可能なつまみをさらに備え、該つまみが、該コックの回転を妨げる、請求項8に記載のポート。
【請求項11】
前記プランジャーとつながったノブをさらに備え、該ノブが、前記バルブ内に該プランジャーをガイドし、さらに、該ノブが、該プランジャーの望ましくない動きを防ぐ、請求項8に記載のポート。
【請求項12】
前記バルブと一体化して形成された周辺のフットセクションをさらに備え、該周辺のフットセクションは、前記容器に対して封着されている、請求項8に記載のポート。
【請求項13】
容器と投与セットとの間の流れを確立するための方法であって、該方法は、以下:
バルブ、コックおよびプランジャーを有するポートを提供する工程であって、該バルブは、該コックおよび該プランジャーを収容するための内部を有する、工程;
該ポートを該容器に装着する工程;
該容器に、該ポートのバルブを封着する工程;
該コックが、該プランジャーに力を加えるように、該コックを回転する工程;
該プランジャーで該容器を穿孔する工程;
該コックおよび該プランジャーを適所に固定する工程;ならびに
該コックおよび該プランジャーを適所に固定する際に、可聴式の通知を生じる工程
を包含する、方法。
【請求項14】
ガスケットを提供する工程であって、前記プランジャーと前記バルブとの間の封着が、該ガスケットによって維持される、工程をさらに包含する、請求項13に記載の方法。
【請求項15】
前記コック上につまみを提供する工程をさらに包含する、請求項13に記載の方法。
【請求項16】
前記コックから前記つまみを取り外す工程をさらに包含する、請求項15に記載の方法。
【請求項17】
前記コックに装着可能なラインを提供する工程をさらに包含する、請求項13に記載の方法。
【請求項18】
前記容器内に前記プランジャーを埋め込む工程をさらに包含する、請求項13に記載の方法。
【請求項19】
前記バルブ内に前記コックを固定する工程をさらに包含する、請求項13に記載の方法。
【請求項20】
容器から投与セットへの流体流れを確立するためのポートであって、該ポートは以下:
軸を有するバルブ;
アームを有する穿頭器であって、該穿頭器は、該バルブの軸により軸方向にガイドされている、穿頭器;
該バルブから突出する片持ち梁であって、該片持ち梁は、該穿頭器が該バルブから出ることを防ぐ、片持ち梁;ならびに
第2の部分に装着された第1の部分を有するシェルであって、該シェルは、該バルブを係合し、該穿頭器に該容器を貫通させ、さらに、該シェルの第1の部分は、該穿頭器が該容器を穿孔した後に、該シェルの第2の部分から脱着する、シェル
を備える、ポート。
【請求項21】
前記穿頭器上にガスケットをさらに備え、該ガスケットは、前記穿頭器と前記バルブとの間の封着を提供する、請求項20に記載のポート。
【請求項22】
前記シェルの第1の部分上に、フィンガーパットをさらに備える、請求項20に記載のポート。
【請求項23】
前記穿頭器のアームを受容するために、前記バルブ上にスロットをさらに備える、請求項20に記載のポート。
【請求項24】
前記バルブの軸中で前記穿頭器をガイドするための、該穿頭器上のフランジをさらに備える、請求項20に記載のポート。
【請求項25】
前記バルブ上の突出部をさらに備え、該突出部が、前記シェルと嵌合する、請求項20に記載のポート。
【請求項26】
前記シェル上のウィングをさらに備え、該シェルが、該ウィングに力を加えることによって操作される、請求項20に記載のポート。
【請求項27】
ポートを備える容器と投与セットとの間の流体流れを確立するための方法であって、該方法は以下:
バルブ、穿頭器およびシェルを提供する工程であって、該バルブは内部を有し、該穿頭器は該バルブの内部にあり、さらに、該穿頭器は、該バルブから突出している、工程;
該バルブを該容器に封着する工程;
該シェルを該バルブに装着する工程;
該シェルの回転によって該穿頭器に該容器を穿孔させる工程;
該穿頭器で該バッグを穿孔する工程;
該穿頭器を適所に固定する工程;ならびに
該穿頭器と該バルブとの間の封着を維持する工程
を包含する、方法。
【請求項28】
前記シェルを回転させる工程をさらに包含し、該シェルの回転が、前記穿頭器の軸方向の動きを生じる、請求項27に記載の方法。
【請求項29】
前記穿頭器を前記容器内に埋め込む工程をさらに包含する、請求項27に記載の方法。
【請求項30】
前記穿頭器を前記バルブ内に固定する工程をさらに包含する、請求項27に記載の方法。
【請求項31】
容器から投与セットへの流体流れを確立するためのポートであって、該ポートは、以下:
軸を有するバルブであって、該バルブは、該容器に封着されている、バルブ;
該バルブの軸にある穿頭器;
該穿頭器上の梁であって、該梁は、止め金を有する、梁;および
該梁の止め金と嵌合する該バルブ上の掛金であって、該掛金と該止め金との嵌合が、該穿頭器を固定する、掛金
を備える、ポート。
【請求項32】
前記掛金および前記止め金の嵌合が、音を生じる、請求項31に記載のポート。
【請求項33】
前記バルブの軸に装着されたラインをさらに備える、請求項31に記載のポート。
【請求項34】
前記穿頭器が中空である、請求項31に記載のポート。
【請求項35】
前記バルブ内の前記穿頭器を固定するための前記梁上のアームをさらに備える、請求項31に記載のポート。
【請求項36】
容器と投与セットとの間の流体流れを確立するための方法であって、該方法は以下:
ガスケット、バルブおよび穿頭器を有するポートを提供する工程であって、該バルブは内部を有し、さらに、該穿頭器は該バルブの内部にある、工程;
該ポートのバルブを該容器に封着する工程;
該穿頭器に圧力を加え、該穿頭器に、該容器を穿孔させる工程;
該穿頭器および該バルブを作動位置に固定する工程;ならびに
該穿頭器とバルブとの間の封着を該ガスケットを用いて維持する工程
を包含する、方法。
【請求項37】
前記バルブと前記容器との間の封着を破壊する工程をさらに包含する、請求項36に記載の方法。
【請求項38】
前記バルブへとラインを装着する工程をさらに包含する、請求項36に記載の方法。
【請求項39】
前記穿頭器の回転が妨げられるように、該穿頭器を前記バルブ内に固定する工程をさらに包含する、請求項36に記載の方法。
【請求項40】
容器から投与セットへの流体流れを確立するためのポートであって、該ポートは、以下:
軸を規定するバルブであって、該バルブは、該容器に封着されている、バルブ;
該バルブの軸にある穿頭器;
正反対に、該バルブに装着され、かつ、該穿頭器と接触している第1のウィングおよび第2のウィングであって、該第1のウィングおよび該第2のウィングの回転が、該穿頭器を該容器に向けて移動させる、第1のウィングおよび第2のウィング;
該第1のウィング上の掛金;ならびに
該第2のウィング上の止め金であって、該掛金は該止め金に固定される、止め金
を備える、ポート。
【請求項41】
前記掛金および前記止め金の固定が、可聴式の通知を生じる、請求項40に記載のポート。
【請求項42】
前記バルブ上のスロットをさらに備え、該スロットは、前記穿頭器を固定するためのロックを有する、請求項40に記載のポート。
【請求項43】
ポートを備える容器と投与セットとの間の流れを確立するための方法であって、該方法は以下:
軸を有するバルブを提供する工程であって、該バルブは、該容器に封着されている、工程;
該バルブの軸に穿頭器を提供する工程;
第1のウィングおよび第2のウィングを互いに向けて回転させる工程であって、該第1のウィングおよび該第2のウィングは、正反対で、該バルブに装着されており、さらに、該第1のウィングおよび該第2のウィングは、該穿頭器と接している、工程;
該穿頭器で該容器を穿孔する工程;ならびに
該第1のウィングおよび該第2のウィングを固定する工程
を包含する、方法。
【請求項44】
前記穿頭器を前記バルブに固定する工程をさらに包含する、請求項43に記載の方法。
【請求項1】
容器であって、以下:
側部を規定するように折り畳まれたフィルムであって、該側部は、内部を規定するように封着されている、フィルム;
出口を規定するポートであって、該出口を介して、該内部との流体連絡が確立される、ポート;および
該ポートに装着されたつまみであって、該つまみは、該内部との流体連絡の確立を確認する、つまみ
を備える、容器。
【請求項2】
前記つまみが、流体連絡が確立された後に、前記ポートから取り外される、請求項1に記載の容器。
【請求項3】
前記ポートに装着された穿頭器をさらに備え、前記つまみが、該穿頭器および該ポートに装着され、そしてさらに、該つまみが、前記流体連絡が確立された後に該穿頭器から取り外される、請求項1に記載の容器。
【請求項4】
前記つまみを規定する第2の部分に装着された第1の部分を有するシェルをさらに備え、ここで、該第2の部分からの該第1の部分の取り外しが、前記流体連絡の確立を確認する、請求項1に記載の容器。
【請求項5】
前記ポートに装着されたコックをさらに備え、ここで、前記つまみが、該コックに装着されており、さらに、該つまみが、前記流体連絡が確立される前に該コックから取り外される、請求項1に記載の容器。
【請求項6】
前記つまみによる流体連絡の確立の確認が、可聴式の通知を生じる、請求項1に記載の容器。
【請求項7】
第1の端部および第2の端部を有するラインをさらに備え、ここで、該第1の端部が、前記ポートに装着されている、請求項1に記載の容器。
【請求項8】
容器から投与セットへの流体流れを確立するためのポートであって、以下:
内部を規定するハウジングを有するバルブ;
該ハウジング上の肩部;
該バルブに装着可能であり、かつ、該ハウジングの肩部により軸方向にガイドされるコック;
該コックを固定するための該バルブ上の止め金であって、該コックの固定により音が生じる、止め金;ならびに
中空軸および先端部を有するプランジャーであって、該プランジャーは、該バルブの内部にあり、さらに、該コックの回転が、該バルブの内部から該プランジャーを突出させ、該先端部に該容器を貫通させ、さらに、該プランジャーの先端部が、該コックが固定された後に該容器内に固定される、プランジャー
を備える、ポート。
【請求項9】
前記プランジャー上にガスケットをさらに備える、請求項8に記載のポート。
【請求項10】
前記コック上に取り外し可能なつまみをさらに備え、該つまみが、該コックの回転を妨げる、請求項8に記載のポート。
【請求項11】
前記プランジャーとつながったノブをさらに備え、該ノブが、前記バルブ内に該プランジャーをガイドし、さらに、該ノブが、該プランジャーの望ましくない動きを防ぐ、請求項8に記載のポート。
【請求項12】
前記バルブと一体化して形成された周辺のフットセクションをさらに備え、該周辺のフットセクションは、前記容器に対して封着されている、請求項8に記載のポート。
【請求項13】
容器と投与セットとの間の流れを確立するための方法であって、該方法は、以下:
バルブ、コックおよびプランジャーを有するポートを提供する工程であって、該バルブは、該コックおよび該プランジャーを収容するための内部を有する、工程;
該ポートを該容器に装着する工程;
該容器に、該ポートのバルブを封着する工程;
該コックが、該プランジャーに力を加えるように、該コックを回転する工程;
該プランジャーで該容器を穿孔する工程;
該コックおよび該プランジャーを適所に固定する工程;ならびに
該コックおよび該プランジャーを適所に固定する際に、可聴式の通知を生じる工程
を包含する、方法。
【請求項14】
ガスケットを提供する工程であって、前記プランジャーと前記バルブとの間の封着が、該ガスケットによって維持される、工程をさらに包含する、請求項13に記載の方法。
【請求項15】
前記コック上につまみを提供する工程をさらに包含する、請求項13に記載の方法。
【請求項16】
前記コックから前記つまみを取り外す工程をさらに包含する、請求項15に記載の方法。
【請求項17】
前記コックに装着可能なラインを提供する工程をさらに包含する、請求項13に記載の方法。
【請求項18】
前記容器内に前記プランジャーを埋め込む工程をさらに包含する、請求項13に記載の方法。
【請求項19】
前記バルブ内に前記コックを固定する工程をさらに包含する、請求項13に記載の方法。
【請求項20】
容器から投与セットへの流体流れを確立するためのポートであって、該ポートは以下:
軸を有するバルブ;
アームを有する穿頭器であって、該穿頭器は、該バルブの軸により軸方向にガイドされている、穿頭器;
該バルブから突出する片持ち梁であって、該片持ち梁は、該穿頭器が該バルブから出ることを防ぐ、片持ち梁;ならびに
第2の部分に装着された第1の部分を有するシェルであって、該シェルは、該バルブを係合し、該穿頭器に該容器を貫通させ、さらに、該シェルの第1の部分は、該穿頭器が該容器を穿孔した後に、該シェルの第2の部分から脱着する、シェル
を備える、ポート。
【請求項21】
前記穿頭器上にガスケットをさらに備え、該ガスケットは、前記穿頭器と前記バルブとの間の封着を提供する、請求項20に記載のポート。
【請求項22】
前記シェルの第1の部分上に、フィンガーパットをさらに備える、請求項20に記載のポート。
【請求項23】
前記穿頭器のアームを受容するために、前記バルブ上にスロットをさらに備える、請求項20に記載のポート。
【請求項24】
前記バルブの軸中で前記穿頭器をガイドするための、該穿頭器上のフランジをさらに備える、請求項20に記載のポート。
【請求項25】
前記バルブ上の突出部をさらに備え、該突出部が、前記シェルと嵌合する、請求項20に記載のポート。
【請求項26】
前記シェル上のウィングをさらに備え、該シェルが、該ウィングに力を加えることによって操作される、請求項20に記載のポート。
【請求項27】
ポートを備える容器と投与セットとの間の流体流れを確立するための方法であって、該方法は以下:
バルブ、穿頭器およびシェルを提供する工程であって、該バルブは内部を有し、該穿頭器は該バルブの内部にあり、さらに、該穿頭器は、該バルブから突出している、工程;
該バルブを該容器に封着する工程;
該シェルを該バルブに装着する工程;
該シェルの回転によって該穿頭器に該容器を穿孔させる工程;
該穿頭器で該バッグを穿孔する工程;
該穿頭器を適所に固定する工程;ならびに
該穿頭器と該バルブとの間の封着を維持する工程
を包含する、方法。
【請求項28】
前記シェルを回転させる工程をさらに包含し、該シェルの回転が、前記穿頭器の軸方向の動きを生じる、請求項27に記載の方法。
【請求項29】
前記穿頭器を前記容器内に埋め込む工程をさらに包含する、請求項27に記載の方法。
【請求項30】
前記穿頭器を前記バルブ内に固定する工程をさらに包含する、請求項27に記載の方法。
【請求項31】
容器から投与セットへの流体流れを確立するためのポートであって、該ポートは、以下:
軸を有するバルブであって、該バルブは、該容器に封着されている、バルブ;
該バルブの軸にある穿頭器;
該穿頭器上の梁であって、該梁は、止め金を有する、梁;および
該梁の止め金と嵌合する該バルブ上の掛金であって、該掛金と該止め金との嵌合が、該穿頭器を固定する、掛金
を備える、ポート。
【請求項32】
前記掛金および前記止め金の嵌合が、音を生じる、請求項31に記載のポート。
【請求項33】
前記バルブの軸に装着されたラインをさらに備える、請求項31に記載のポート。
【請求項34】
前記穿頭器が中空である、請求項31に記載のポート。
【請求項35】
前記バルブ内の前記穿頭器を固定するための前記梁上のアームをさらに備える、請求項31に記載のポート。
【請求項36】
容器と投与セットとの間の流体流れを確立するための方法であって、該方法は以下:
ガスケット、バルブおよび穿頭器を有するポートを提供する工程であって、該バルブは内部を有し、さらに、該穿頭器は該バルブの内部にある、工程;
該ポートのバルブを該容器に封着する工程;
該穿頭器に圧力を加え、該穿頭器に、該容器を穿孔させる工程;
該穿頭器および該バルブを作動位置に固定する工程;ならびに
該穿頭器とバルブとの間の封着を該ガスケットを用いて維持する工程
を包含する、方法。
【請求項37】
前記バルブと前記容器との間の封着を破壊する工程をさらに包含する、請求項36に記載の方法。
【請求項38】
前記バルブへとラインを装着する工程をさらに包含する、請求項36に記載の方法。
【請求項39】
前記穿頭器の回転が妨げられるように、該穿頭器を前記バルブ内に固定する工程をさらに包含する、請求項36に記載の方法。
【請求項40】
容器から投与セットへの流体流れを確立するためのポートであって、該ポートは、以下:
軸を規定するバルブであって、該バルブは、該容器に封着されている、バルブ;
該バルブの軸にある穿頭器;
正反対に、該バルブに装着され、かつ、該穿頭器と接触している第1のウィングおよび第2のウィングであって、該第1のウィングおよび該第2のウィングの回転が、該穿頭器を該容器に向けて移動させる、第1のウィングおよび第2のウィング;
該第1のウィング上の掛金;ならびに
該第2のウィング上の止め金であって、該掛金は該止め金に固定される、止め金
を備える、ポート。
【請求項41】
前記掛金および前記止め金の固定が、可聴式の通知を生じる、請求項40に記載のポート。
【請求項42】
前記バルブ上のスロットをさらに備え、該スロットは、前記穿頭器を固定するためのロックを有する、請求項40に記載のポート。
【請求項43】
ポートを備える容器と投与セットとの間の流れを確立するための方法であって、該方法は以下:
軸を有するバルブを提供する工程であって、該バルブは、該容器に封着されている、工程;
該バルブの軸に穿頭器を提供する工程;
第1のウィングおよび第2のウィングを互いに向けて回転させる工程であって、該第1のウィングおよび該第2のウィングは、正反対で、該バルブに装着されており、さらに、該第1のウィングおよび該第2のウィングは、該穿頭器と接している、工程;
該穿頭器で該容器を穿孔する工程;ならびに
該第1のウィングおよび該第2のウィングを固定する工程
を包含する、方法。
【請求項44】
前記穿頭器を前記バルブに固定する工程をさらに包含する、請求項43に記載の方法。
【図1】
【公表番号】特表2006−503646(P2006−503646A)
【公表日】平成18年2月2日(2006.2.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−546845(P2004−546845)
【出願日】平成15年10月14日(2003.10.14)
【国際出願番号】PCT/US2003/032398
【国際公開番号】WO2004/037337
【国際公開日】平成16年5月6日(2004.5.6)
【出願人】(504031746)バクスター インターナショナル インコーポレイテッド (30)
【出願人】(501453189)バクスター・ヘルスケヤー・ソシエテ・アノニム (289)
【氏名又は名称原語表記】BAXTER HEALTHCARE S.A.
【Fターム(参考)】
【公表日】平成18年2月2日(2006.2.2)
【国際特許分類】
【出願日】平成15年10月14日(2003.10.14)
【国際出願番号】PCT/US2003/032398
【国際公開番号】WO2004/037337
【国際公開日】平成16年5月6日(2004.5.6)
【出願人】(504031746)バクスター インターナショナル インコーポレイテッド (30)
【出願人】(501453189)バクスター・ヘルスケヤー・ソシエテ・アノニム (289)
【氏名又は名称原語表記】BAXTER HEALTHCARE S.A.
【Fターム(参考)】
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