説明

二輪補助走具

【課題】シニア世代がより快適に且つ安全に歩行するための補助走行具を提供する。
【解決手段】引張コイルばねを利用することにより、足の動きに沿うようなフレキシブルな動きの実現、足を接地面すれすれに維持することにより簡単に止まれて、危険が少なく、安定感があり、軽量で実用的で安価であると、走行具に必要なあらゆることが解決された。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、加齢により生じる歩行時の膝痛などの苦痛を和らげ、自力による、より快適な歩行を可能にする二輪補助走行具に関する。
【背景技術】
【0002】
従来の走工具は、ローラースケートなど趣味として楽しめるはあるが、スピードが速すぎたり、簡単に止まれないなど安定感はなく、シニア世代が実用できるものではない.
【0003】
通常の歩行で1センチメートル程度足をあげて足を前に出さないで推進力を得ることができる走工具がある。(例えば,特開2003−24498)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の2輪以上の走工具は、現在の自転車が実用的で大変便利であるため、」ほとんどの場合その自転車を利用することが多いが、加齢と共に、自転車利用の危険度は増す。また、膝痛等により歩行が苦痛になってくるだけでなく、一定時間立位でいることも難しくなってくる。そこで、シニア世代がより快適に且つ自力で歩行でき、かつ、立位を補助するために発明したものである。
【0005】
日常的な歩行や立位を補助する走工具であるため小型で軽量、且つ安全性の高いものであることが必要である。また、外出時にも利用できるよう、見た目のスマートさを追求する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
股下に腰ベルト等でサドルを固定し、サドルから踏板へ伸びるフレームは軽量な竹を使用していて、両脚の内側に脚と平行して簡単に固定する。簡単で安全に止まれるように、踏板は自転車のペタルの様に足のサイズより小さく、土踏まずを中心に足を乗せ、つま先とかかとを覆わないものにして、左右の踏板と接続するボデイは着脱可能で、屋内外とも使用できる。また、ボデイ内部には一輪車やばねなどが収納してあり、外見をスマートに見せるためにカバーをする。
【0007】
股下とフレーム中間部(膝)とボデイには、引張コイルばねを使用する。引張コイルばねは、通常、伸縮にのみ使用されているが、360度フレキシブルな動きをするという特徴を利用して、膝部では引張コイルばねとタンバックルを組み合わせてフレームの長さを調節できるようにしてあり、ボデイ内部では車輪の軸を固定するために利用することにより、足を乗せる踏板を接地面すれすれの高さに調節して、約1センチメートルに保つことができるようにする。
【0008】
チェーンや歯車を用いるのではなく、わずかな上方からのショック的な力、つまり足を踏み込むと、ボデイに組み込まれているベアリングにより車輪は前方向だけに回転して前進力を得ることができ、足を上げると車輪は後ろ方向に回転してもとの位置に戻る。足の踏み込みを連続することにより、引張コイルばねの特徴であるラチェット効果を利用して惰性で前進力を持続できる。
【0009】
前進するとき引張り車を引張留ショック的な力により、内部軸、ベアリング、コイル、筒のすべてが同一方向に回り、その力は、おさえ板からベアリングCに伝わって、車輪を回す。また、惰性が生じるとき、内部軸は元に戻ろうとして前進するときとは逆に回るが、この時、コイルの巻いている方向により、溝にキーが内蔵されている筒だけは空回りをしてラチエット効果を得る。
【0010】
立位を安定させるために、車輪のほかに踏板の前後に触手を取り付けた。
【0011】
10キログラム以上の荷重には加重調整弾性ゴムなどをクッションに利用して、ショックを和らげる。
【発明の効果】
【0012】
骨を補助するフレームは、金属よりも装着時に違和感の少ない竹を使用することで丈夫で軽量且つ安価なものができる。また、引張コイルばねを利用することで小型化、軽量化を計ることができ、ズボンの中に隠れるので、見た目にもスマートである。
【0013】
骨盤の形や体重や用途により、車輪の大きさやフレームの長さやばねの強度など自由に変えることができるので、大変実用的である。例えば、車輪を大きくすればスピードが出るようになる。
【0014】
ボデイの着脱が容易にできることで、室内ではフレームのみを装着したまま使用でき、立ち座りや段差の昇降時には、引張コイルばねの効果が得られる。
【0015】
ボデイ内部のばねを利用することにより、わずかな足踏み動作(上下2センチメートル程度)のような瞬間的、ショック的な力を1回与えるごとに2〜3センチメートルの前進を得ることができて、左右交互に足踏みをすることでスピードは増していき、ラチェット効果で前進力を持続することができる。また、足を乗せる踏板の高さは接地面よりわずか1センチメートルなので、停止するときには足先だけを接地するだけ良く、安心感がある。
【0016】
膝部に引張コイルばねを利用することで、ばねが曲がったときにはエネルギーが蓄積、維持され、ばねが戻るときにはエネルギーが放出されるようになる。つまり、膝をまげた時に縮んで曲がったコイルが元に戻ろうとする力を利用し、段差のある昇降時には膝関節を補助し、膝の負担をかなり軽減できる。
【0017】
通常の歩行方法は無駄な力を要し効率が悪いが、本発明によりラチェット効果を利用して惰性で前進力を保つので、最小限の力で歩行できることを可能にする。
【0018】
引張コイルばねを使用することで、その動きは前後左右上下とフレキシブルであり、力を線で伝えることができるので、力の方向が多少ずれても軸の回転が止まることはなく、ラフで確実な動きで、極めて手軽で故障がなく、注油の必要もない。
【0019】
弾性ゴムクッションを利用することで、引張コイルばね、弾性ゴム、車輪で3段になるので、ショック的加重は和らぐ。
【0020】
通常、自転車は前後輪と、前輪に斜めに取り付けてあるハンドルを動かすことにより、3点接地になっていて、その機械的バランスと前進力との複雑な働きにより,平衝感覚が保たれている。三半規管の機能が弱ったシニア世代では、ふらつきを防止するために、良く杖を使用する。これは3点以上の接地がないと平衝感覚が鈍り、バランスを崩して転びやすくなるためである。上記より、本発明の踏板の前後にこのような触手を取り付けて平衝感覚を司らせるようにして、安心感と安定感を得る。この触手は昆虫のそれと同様に髭の様なものでも好いと考えられる。
【0021】
動力を利用するのではなく、走行者自身の力を生かすものであるので、程よい運動になり、歩行がらくで楽しいものになり、健康年令を引き上げる効果が見込める。
【0022】
本発明により、電車もらくに乗車でき、放置自転車の問題解決に貢献できる。
【発明の実施するための最良の形態】
【0023】
本発明は、老人用に考えられたもので、速度制限と安全な停止のために設置面からの高さを約1センチメートルとして安全第一としたものである。
【0024】
加重による故障がないように、本発明の大部分は引張コイルばねの応用である。
【0025】
より腺等を引く力で前進力を得るようにする。
【0026】
フレームはズボンに隠れるようにする。
【0027】
前進するとき、引張り車を引張るショック的な力により、内部軸、ベアリング、コイル、筒のすべてが同一方向に回り、その力は、おさえ板からベアリングCに伝わって、車輪を回す。また、惰性が生じるとき、内部軸は元に戻ろうとして前進するときとは逆に回るが、この時、コイルの巻いている方向により、溝にキーが内蔵されている筒だけは空回りをしてラチエット効果を得る。惰性時に空回りする筒だけにキーを内蔵するのは、内部軸との摩擦による故障をなくすためである。また、筒がコイルから抜けないようにするために留め金の役目をするものを取り付ける。例として図4の場合は、筒の先端は高くしてある。いるだけに
【図面の簡単な説明】
【0028】
【図1】 全体図
【図2】 フレーム中間部(膝)に使用する構造図
【図3】 ボデイ内部図
【図4】 軸断面図
【図5】 電気的三半規管図
【符号の説明】
【0029】
ばねより効果が現れる。
1・・・踏板
2・・・ボデイ
3・・・車輪 (車輪の軸)
4・・・引張コイルばね 図3外部軸とボデイの固定、小さいばね
5・・・タンバックル 18を戻す小さいばね
6・・・ねじ
7・・・ベアリングC 外径52センチメートル 内径25cm
8・・・軸 内部軸
9・・・ボデイカバー
10・・・縒り腺 引張り車用、此の腺がショック的力を18の止具14に与えることによりほんのひとふれ進行方向へ回ることにより26のコイルばねが現れる。ここが此の発明のキーポイント
11・・・内部軸
12・・・ベアリングA 外径19mm 内径10mm
13・・・ベアリングB 外径19mm 内径10mm
14・・・18の止め具で引張用より腺えお止め
15・・・鉄棒A 筒キー付き
16・・・鉄棒B 筒キーなし
17・・・外部軸 車輪の軸
18・・・引張り車
19・・・ラチェット効果
20・・・タンバックルとの組み合わせ
21・・・補助の効果
22・・・1センチメートルということは体重がそっくり1cmの間にかかるのであるから大きな力が掛かることになる。
23・・・(図3参照)図右は足を上げた状態。1cm足で踏み込むと左図の如くになり接地面までボデイは下り。ボデイの中では車輪は上がるので腺10の長さが片方はボデイに11で固定されているので7の引張り車は矢印の方に回転するも接地するので回転は止まる。
24・・・15のキー、キー溝
25・・・図3のボデイと固定する縒り腺の止め所
26・・・引張コイルばねの応用利用でラチエット効果発生に用いている
27・・・符号と符号16との連結具
28・・・符号7,符号27の止め具
29・・・押されに強いスラストベアリング使用
30・・・中に目ねじを固定する
31・・・引張コイルばね固定坐締め付けねじ
32・・・引張コイルばね
33・・・ベアリング
34・・・両側から符号30ぶれ止向こう側にもつける
35・・・モーター(身体の傾き感知用モーター)
36・・・スラストベアリング
37・・・メネジ 此のネジ一組はステンレスで公差10μ
38・・・フレームのすねの部分取り付け
39・・・身体の傾きの電気感知器 玉の接した側に通電が生じAリレーがBリレーかモーターの回転方向を変えることが出来符号35のモーターはオームギャーにより強力な力をウオームホイルに生じされクレームを体感以前に調整する。それが早ければ速い程小さな力で事たる事になる符号29はここに大きな力がかかるので要注意
40・・・符号39の配線図モーターの回転の正逆を電気接続の+−を反対にリレーで行う配線図 符号39は自作と云うことになる 電圧は3V〜6V
41・・・ウオームギャ
42・・・姿勢制御機
43・・・
44・・・車輪軸をフレキシブルにボデイに固定するばね
45・・・車輪軸
46・・・C型止輪軸用溝10ミリ用
47・・・足を上げると車輪の重量と44のばねの力で車軸下がるとき18がふらつかないように47のばねにより18は矢印の反対方向に回るもラチエット効果により害はない。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
股下に腰ベルト等でサドルを固定し、サドルから踏板へ伸びるフレームは軽量な竹を使用していて、両脚の内側に脚と平行して簡単に固定する。踏板は自転車のペタルの様に脚のサイズより小さく、土踏まずを中心に脚を乗せ、つま先とかかとを覆わない。左右の踏板と接続するボデイは着脱可能で一輪車やばねなどがなどが収納されている二輪補助走行具である。(図1参照)
【請求項2】
股下のフレームとボデイの要所にコイルばねを使用して、360度フレキシブルな働きをする特徴を利用し、膝部では、このばねとタンバックルとの組み合わせで(符号20)フレームの長さを調整できるようにしてあり(図2参照)、膝を曲げるときエネルギーの蓄積ができ、膝を伸ばすときは自動的にエネルギーを放出するので、補助の効果が生ずる。(符21号)ボディー内部では車輪の軸を、ボディーにフレキシブルに固定した。軸の内部では、このばねの特徴である応用利用(符号19)のラチェット効果を利用し、加速度と惰性の生じる構造になっている。足を乗せる踏板を地面すれすれの高さに調節して、約1センチメートル(符号22)に保つことが出来る。2輪補助走行具である。
【請求項3】
チェーンや歯車を用いるのではなく、足を上方から下方は1センチメートル踏み込むと、ショック的な力で引っ張ることになる機構の引っ張り車が前進方向へ回転しながら車輪は上がるが、足は1センチメートル下がって止まる。この時、2センチメートル程車輪はボディを前進させることになる。この時の車輪の回転力は、体重がそのままかかるのでその力は大変強く、引っ張る腺はステンレスの縒り腺使用し、もっとも過酷な使用状態の部分なので、腺は角で受けずに丸みで受ける等の構造上の配慮が必要である。足を下げたままで反対の足を上げると、上げた方の車輪は反対方向に回転するも、空中なので空回りし、足を下げると前進方向へ回転して加速することになり、その速度は足踏みをする度に加速し、足を止めると惰性で走るようになる。
【請求項4】
踏板にかかる上方からのショック的な力を車輪に伝え、ラチェト効果を得るために、軸の内部は2重構造にしている。外部軸(符号17号)内部に内部軸(符号11)を格納して、内部軸にベアリングA(符号12)とベアリングB(符号13)をはめ込み、長さ1センチメートル程度の筒AとB(符号15,16)を隣り合わせて設置してそれをコイルでまとめたものをベアリングBに隣接させる。また、ラチェット効果を得るために、内部軸の力が筒Aにだけ伝わるようにAとその部分の内部軸にキーと溝でつながるようにして筒Bと引張コイルばねでラチェット効果を生じさせる二輪補助走行具である。
【請求項5】
車輪のほかに踏板の前後に触手を取り付け、安全を図る。更に電気的な三半規管を取り付ける。(第五図参照)
【請求項6】
10キログラム以上の荷重には加重調節用弾性ゴム等をクッション利用する。電気的三半規管は玉のころがりで(符号39参照)身体の傾きを電気的に感知し修正するようにモーターが自動的に回転し修正機(符号42参照)の力で体感で感じる前に修正する。その原理は玉のころがりで早めに電気的に早く修正される問題はどうやって修正するか。それはフレームのボディーとの接続を(符号33)の如くベアリングで受けると軽くフレームは動くのでここを動かすことが修正のキーポイントと玉が右になるか左になるかは1mmぐらいの間の現象。フレームの先のベアリングの動きも」1mmの動きが物を云う。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2006−122597(P2006−122597A)
【公開日】平成18年5月18日(2006.5.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−338140(P2004−338140)
【出願日】平成16年10月26日(2004.10.26)
【出願人】(504430477)
【Fターム(参考)】