説明

付着性材料の移送装置

【課題】簡易でローコストな構成で、付着性材料の詰まりを生じさせることが無い付着性材料の移送装置を提供する。
【解決手段】ハンマー21を構成する支持部23の一端側23aの近傍に結合されたワイヤ26によって、シュート15の上面に吊り下げられたスクレーパ25の摺動部27は、支持部23の回動に連動してシュート15上を往復移動する。容器13からシュート15上に排出された付着性材料Mが、例えシュート15上に付着したとしても、容器13の通過ごとにシュート15上を往復移動する摺動部27によって、付着性材料Mは速やかに掻き落とされる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、付着性材料の移送装置に関し、さらに詳しくは、水分を含んだ石膏などの付着性材料による詰まりを防止した付着性材料の移送装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、無端状のチェンに所定の間隔で複数の容器(バケット)を取り付け、チェンを回転させることによって容器内に投入された被移送物を移送する、バケットエレベータと称される移送装置が知られている。この移送装置を用いて、付着性の高い材料を移送する場合、付着性材料を容器から取り出すシュートが設けられた位置において、付着性材料がシュートの表面に付着、堆積してしまい、シュートが詰まるという不具合が生じていた。
【0003】
石膏のように、粉状物を含み、且つ、降雨等により水分を含むと著しくハンドリング性状が悪化して付着し易くなるような付着性の被移送物は、移送装置によって搬送する際、その乗継部、ないし取出部であるシュートで詰まりを生ずる虞があり、シュートの詰まり防止を図る必要がある。特に、屋外に放置され降水等により水分を含んだ石膏などは、シュートへの付着性が大きく、シュート全体の付着物を完全に除去しないと、シュートに若干残った被搬送物を基に一気に付着が進行し、最終的に詰まりを生ずる虞が高い。
【0004】
このような、移送装置のシュート付近での付着性材料の詰まりを防止するために、例えば、可撓性シートを移送装置のシュートの下面に配設し、被移送物が直接シュートの底面に接するのを抑止した移送装置が知られている(特許文献1参照)。
また、シュートの粉体転動面(シュート表面に粉体が着地する位置から、シュート表面を粉体が滑り、転がり落ちて行く範囲を粉体転動面と称する)の上流部分の搬送面に天然ゴムプレートを取付けて、下流側を自由端として配置し、ゴムプレートとシュートとの間に空隙用バーを設けて、このゴムプレートを自由振動させて粉体の付着防止を図る移送装置が知られている(特許文献2参照)。
【0005】
また、上流のコンベアから放出された原料を落下させるゴム製傾斜部をシュート内に配置し、このゴム製傾斜部の一部又は全部を外側から内側に向かって変形させることにより、ゴム製傾斜部に付着した原料を解体して除去する移送装置が知られている(特許文献3参照)。
また、シュート底板を覆うゴム板と、この底板とゴム板との間に丸ローラを装着し、底板上の幅方向に延在する丸ローラを、ローラ軸線と直交する方向に往復動するように連結棒をシリンダーで駆動し、ゴム板を撓ませることによって、ゴム板上に付着した被移送物を崩して除去する移送装置が知られている(特許文献4参照)。
【0006】
また、コンベアから送出された被搬送物が落下して当たるシュートの側壁に可撓性を有するゴム板を装着し、随時、裏側から圧縮空気を吹付けて、このゴム板を凸状に膨らませ、膠着物を剥離除去する移送装置が知られている(特許文献5参照)。
また、油圧シリンダーのシリンダロッドに固定された突き棒の下端部をシュート内に挿入し、この突き棒が上方から配されている状態で、シュートに設けられている詰まり検出センサーの検出結果によって油圧シリンダーを動作させ、突き棒によってシュートに詰まっている被移送物をを突き崩す移送装置が知られている(特許文献6参照)。
更に、原料が落下する傾斜したシュート上に掻取部材を所定間隔で多段に設け、この掻取部材をシュート上に個別且つ順次に往復させるように駆動させ、膠着物を崩す移送装置が知られている(特許文献7参照)。
【特許文献1】特開2003−276814号公報
【特許文献2】特開平10−267552号公報
【特許文献3】特開2002−316707号公報
【特許文献4】特開平07−257721号公報
【特許文献5】実開平05−068944号公報
【特許文献6】特許第3253545号公報
【特許文献7】実開平05−096737号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、上述したような従来の各移送装置では、基本的にはゴムのような可撓性の材料を、移送装置のシュートの被移送物が当たって付着物を生ずる部位に装着し、且つ、この可撓性材料を定期的に撓ませることによって、可撓性材料の表面に付着した付着物崩して除去し、被移送物がシュートに付着することを防止しているために、シュートへの被移送物の送出状態によっては、シュートの両隅に付着物が徐々に発達し、最終的に可撓性材料を十分に撓ませたり膨らませたりすることができなくなり、長時間の運転によりシュート付近に被移送物の詰まりが生ずるのを防止することが出来ないという問題点があった。
【0008】
また、シュートに突き棒や掻取部材を設けて、且つ、付着物を検出して、随時、油圧シリンダー等の機械的な駆動装置を用いて、突き棒や掻取部材を往復運動させて付着物を除去する移送装置では、シュート幅の全体に渡って堆積物を突き落とすことが可能な突き棒は、相当に長尺なものが必要となり、こうした長尺の突き棒を往復運動させることが可能な駆動機構も、大型のものにならざるを得ないう問題点があった。また、駆動機構を小さくするため、堆積物を突き落とす範囲を狭めると、シュート全体に渡って付着物を完全に除去ができない虞が高い。同様に、掻取部材を用いた移送装置においても、シュートの幅全体を付着物が発生しそうな部位で多段に除去できるが、多段にすることによって駆動装置を複数設ける必要があり、装置が複雑化して高価になり、ランニングコストも高くなるという問題点があった。
【0009】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、付着性材料の詰まりを生じさせることが無く、しかも簡易で低コストの付着性材料の移送装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記課題を解決するために、本発明は次のような付着性材料の移送装置を提供した。
すなわち、本発明の付着性材料の移送装置は、上下方向に互いに離間して配置された複数の回転軸と、これらの回転軸に架け渡されて前記回転軸の回転方向に移動する無端状のチェンと、このチェンに所定の間隔をおいて取り付けられ付着性材料を収容する複数の容器と、前記チェンの移動に伴って前記容器から排出される付着性材料を滑り落とすシュートとを備えた付着性材料の移送装置であって、前記容器を叩くことにより前記付着性材料の前記容器からの排出を促すハンマーと、このハンマーに連動して前記シュート上を往復移動し該シュート上に付着した付着性材料を掻き落とすスクレーパとを備えてなることことを特徴とする。
【0011】
この付着性材料の移送装置によれば、容器からシュート上に排出された付着性材料が、例えシュート上に付着したとしても、シュート上を往復移動するスクレーパによって、付着性材料は速やかに掻き落とされる。これにより、シュート上に付着性材料が多量に堆積して、シュートが詰まったり、塞がれたりするといった不具合を確実に防止することが可能である。
【0012】
前記シュートの少なくとも前記付着性材料の落下位置近傍は、前記シュートより付着性の小さな高分子樹脂にて覆われていることを特徴とする。
これにより、シュート上に付着性材料が付着することを防止できるとともに、スクレーパの往復移動に伴うシュートとの摩擦を低減することができる。
【0013】
前記シュートの少なくとも前記付着性材料の落下位置近傍には、前記シュートより付着性の小さな高分子樹脂板が設けられていることを特徴とする。
これにより、シュート上に付着性材料が付着することを防止できるとともに、スクレーパの往復移動に伴うシュートとの摩擦を低減することができる。
【0014】
前記ハンマーは、前記容器の移動に連動して支軸の周りに回動する長尺の支持部と、この支持部の一端部に取り付けられて前記容器を叩く槌部とを備えてなることを特徴とする。 これにより、低コストで簡易な構成で、付着性材料の容器からの排出を促すことができる。
【0015】
前記スクレーパは、一端部が前記支持部に取り付けられ該支持部の回動に連動して上下動するワイヤと、このワイヤの他端部に取り付けられて前記シュート上を摺動する摺動部とを備えてなることを特徴とする。
これにより、独立した駆動手段を特に設けなくても、ハンマーの回動に連動させて、スクレーパをシュート上で往復移動させることができる。
前記摺動部は、前記シュートより付着性の小さな高分子樹脂からなることを特徴とする。これによりスクレーパの往復移動に伴うシュートとの摩擦を低減することができる。
【発明の効果】
【0016】
本発明の付着性材料の移送装置によれば、容器からシュート上に排出された付着性材料がシュート上に付着した場合であっても、シュート上を往復移動するスクレーパによって付着性材料を速やかに掻き落とすことができ、従って、シュート上に付着性材料多量に堆積して、シュートが詰まったり、塞がれたりするといった不具合を確実に防止することができる。
【0017】
しかも、このスクレーパは、容器の通過によって回動するハンマーに連動しているので、スクレーパを動作させるための駆動機構などを別途設ける必要が無く、簡易な構成でローコストに、シュートの詰まりを防止することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
以下、本発明に係る付着性材料の移送装置を実施するための最良の形態について、図面に基づき説明する。なお、本実施形態は発明の趣旨をより良く理解させるために具体的に説明するものであり、特に指定のない限り本発明を限定するものではない。
【0019】
図1は、本発明の付着性材料の移送装置の概要を示す断面図である。この付着性材料の移送装置10は、上下方向に互いに離間して配置された複数の回転軸11と、これらの回転軸に架け渡されて回転軸11の回転方向Rに移動する無端状のチェン12とを備えている。
また、このチェン12には、被移送物である付着性材料Mを収容する複数の容器13が、所定の間隔をおいて取り付けられている。容器13は、例えば、その開口部がチェン12の回転範囲の外側に向けて傾斜して固定されているのが好ましい。更に、チェン12の移動に伴って、容器13から順次排出される付着性材料Mを滑り落とすシュート15を備えている。
【0020】
この容器13が反転する位置、および付着性材料Mを排出するシュート15の近傍には、ハンマー21、およびスクレーパ25が備えられている。
ハンマー21は、容器13の移動に連動して支軸22の周りに回動する長尺の支持部23と、この支持部23の一端部23aに取り付けられて容器13の開口縁付近を叩く槌部24とを備えている。また、支持部23の他端部23bには、ハンマー21を回転方向r1に付勢する錘28が形成されている。
【0021】
また、スクレーパ25は、一端部26aがハンマー21の支持部23に取り付けられて、支持部23の回動に連動して上下動するワイヤ26と、このワイヤ26の他端部26bに取り付けられてシュート15上を摺動する摺動部27とを備えている。
【0022】
シュート15の付着性材料Mの落下位置近傍は、シュート15より付着性の小さな高分子樹脂にて覆われている。この高分子樹脂は、シュート15より付着性の小さな高分子樹脂板であってもよい。
この高分子樹脂板をシュート15の少なくとも付着性材料Mの落下位置近傍およびその下流側に形成することにより、スクレーパ25による掻き落とし動作と相まって、一層確実に付着性材料Mのシュート15への堆積を防止することが出来る。
【0023】
スクレーパ25の摺動部27は、シュート15より付着性の小さな高分子樹脂、例えば、比較的硬めのゴム製とし、シュート15に取付けられた高分子樹脂板の表面を上下に摺動することで付着性材料を掻き落とす構造とされている。スクレーパ25の摺動部27は、シュートの幅より僅かに小さな幅で、摺動部27とシュート15の側壁との間が10〜20mmの隙間となるような幅として、出来るだけ付着性材料を完全に掻き落とせる構造とされている。
【0024】
スクレーパ25の摺動部27は、シュート15の幅の中央部で上下動するように、調整可能な構造とされている。更に、シュート15の長さ方向の適切な位置で、摺動部27が上下動するように、調整可能な構造とされている。こうした、摺動部27の上下動が容易なことを勘案し、シュート15はコーナー部を丸め又は船形とすることなく、平坦とし、且つ、側壁とは略直角となるように接合するのが良い。高分子樹脂板は、シュート15の底面のみならず側壁にも取付けることが好ましい。
【0025】
このような構成の移送装置10では、下方向の回転軸11aの近傍に形成された投入部16から、連続して移動してくる容器13に向けて、定量づつ付着性材料Mが投入される。そして、回転方向Rに移動する無端状のチェン12によって、容器13が上方向の回転軸11bに向けて運ばれる。そして、回転軸11bで容器13が反転させられることによって、容器13に収容されていた付着性材料Mがその自重によりシュート15に向けて投出され、このシュート15の下方に向かって滑り落ちていく。
【0026】
図2は、ハンマー21およびスクレーパ25の作用を説明する説明図である。ハンマー21は、支持部23の一端部23aに設けられた槌部24が容器13の開口縁部と接触可能な位置に設けられており、上下方向の回転軸11の間を移動している容器13に、この槌部24が次々と接触することによって、支軸22の周りで支持部23が回動する。
【0027】
例えば、ある容器13がシュート15の近傍を通過すると、容器13の開口縁部と槌部24とが接触し、槌部24が押し下げられることにより、ハンマー21が回転方向r2に向けて回転する。さらに槌部24が押し下げられ、ハンマー21の回動によって容器13の開口縁部に対して槌部24の接触が解除される位置まで容器13が降下すると、支持部23の他端部23bに設けられた錘28によって、ハンマー21が回転方向r1に向かって一気に反転する。これにより、槌部24が回転方向r1に向けて跳ね上げられ、槌部24を押し下げた容器13のすぐ上にある、次の容器容器13の開口縁部を叩く動作を行う。
【0028】
これによって、容器13に収容された付着性材料Mは、シュート15の近傍において容器13から排出が促される。付着性材料Mは、ハンマー21の打撃による振動によって容器13の内壁から剥離され、確実に容器13から排出されてシュート15に向けて落下する。
【0029】
一方、ハンマー21を構成する支持部23に結合されたワイヤ26によって、シュート15の上面に吊り下げられたスクレーパ25の摺動部27は、支持部23の回動に連動してシュート15上を往復移動する。これによって、容器13からシュート15上に排出された付着性材料Mが、例えシュート15上に付着したとしても、容器13の通過ごとにシュート15上を往復移動する摺動部27によって、付着性材料Mは速やかに掻き落とされる。従って、シュート15上に付着性材料Mが多量に堆積して、シュート15が詰まったり、塞がれたりするといった不具合を確実に防止することができる。
【0030】
しかも、こうしたスクレーパ25の動作は、容器13の通過によって回動するハンマー21に結び付けられたワイヤ26よって動かされるので、スクレーパ25を動作させる独立した駆動機構などを別途設ける必要が無く、簡易な構成でローコストに、シュート15の詰まりを防止することが可能になる。
【0031】
スクレーパ25を構成する摺動部27の上下動は、本実施形態の場合、ハンマー21の支持部23と摺動部27とをワイヤ26で結びつけて連動させる構造としたが、これ以外にも、カム等を介して摺動部27を上下動させる構成であっても良い。また、スクレーパ25を駆動させる専用のモーター等の駆動源を設けてもよい。また、支持部23の他端部23bに特に錘28を設けなくても、支持部23の一端部23aの近傍にワイヤ26を介してスクレーパ25を吊り下げることにより、スクレーパ25の自重によってハンマー21をを回転方向r1に付勢することができる。
【0032】
スクレーパ25の摺動部27とハンマー21との連結は、鉄筋棒のような剛性のあるものではなく、ワイヤ26のような柔軟性のあるものが好ましく、摺動部27が上方に引き上げられる際はワイヤ26で吊り上げ、下方に下がる際は摺動部27の自重で下がる構造であればよい。
【0033】
スクレーパ25の摺動部27を上下動させる際、仮に鉄筋棒のような剛性のあるもので連結すると、摺動部27がシュート15底面と摺動する際のバランスが左右で均一に安定していないときに、左右に蛇行してシュート15の側壁ときつく接触しながら上下に摺動することで思いがけない負荷を生じ、連結している鉄筋棒のような剛性のあるものが折れ曲がり又は連結部分が破損する虞がある。
【0034】
なお、ワイヤ26が動く際に大きく振れるのを防止するために、ワイヤ26の経路の途上に滑車等の振止手段29を設けるのが好ましい。これにより、ハンマー21の動きによってワイヤ26が大きく振れて磨耗することを防止できる。
【0035】
以上説明したように、本実施形態の付着性材料の移送装置によれば、石膏のような付着性の高い材料を移送する移送装置の乗継部に設けられたシュートであっても、シュートの被移送物の落下する位置に付着する被移送物を、スクレーパで掻き落とすことで、シュート詰まりによる移送装置の停止が解消され、連続した長期運転を行うことが出来る。併せて、シュートへの被移送物の付着が解消できたことから、シュートを定期的に人力により掃除する必要が無くなり、省力化を図ることができる。また、スクレーパをゴムなどの高分子樹脂によって構成することにより、容易に巻上ができるため、一人の作業者でも取替を行なえるようになり、同時に取替後のスクレーパの取付け位置の上下調整及び左右の隙間調整も、一人の作業者で容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0036】
【図1】本発明の一実施形態の付着性材料の移送装置を示す断面図である。
【図2】本発明の移送装置の作用を説明する説明図である。
【符号の説明】
【0037】
10 移送装置
11 回転軸
12 チェン
13 容器
15 シュート
21 ハンマー
25 スクレーパ




【特許請求の範囲】
【請求項1】
上下方向に互いに離間して配置された複数の回転軸と、これらの回転軸に架け渡されて前記回転軸の回転方向に移動する無端状のチェンと、このチェンに所定の間隔をおいて取り付けられ付着性材料を収容する複数の容器と、前記チェンの移動に伴って前記容器から排出される付着性材料を滑り落とすシュートとを備えた付着性材料の移送装置であって、
前記容器を叩くことにより前記付着性材料の前記容器からの排出を促すハンマーと、このハンマーに連動して前記シュート上を往復移動し該シュート上に付着した付着性材料を掻き落とすスクレーパとを備えてなることを特徴とする付着性材料の移送装置。
【請求項2】
前記シュートの少なくとも前記付着性材料の落下位置近傍は、前記シュートより付着性の小さな高分子樹脂にて覆われていることを特徴とする請求項1記載の付着性材料の移送装置。
【請求項3】
前記シュートの少なくとも前記付着性材料の落下位置近傍には、前記シュートより付着性の小さな高分子樹脂板が設けられていることを特徴とする請求項1記載の付着性材料の移送装置。
【請求項4】
前記ハンマーは、前記容器の移動に連動して支軸の周りに回動する長尺の支持部と、この支持部の一端部に取り付けられて前記容器を叩く槌部とを備えてなることを特徴とする請求項1、2または3記載の付着性材料の移送装置。
【請求項5】
前記スクレーパは、一端部が前記支持部に取り付けられ該支持部の回動に連動して上下動するワイヤと、このワイヤの他端部に取り付けられて前記シュート上を摺動する摺動部とを備えてなることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項記載の付着性材料の移送装置。
【請求項6】
前記摺動部は、前記シュートより付着性の小さな高分子樹脂からなることを特徴とする請求項5記載の付着性材料の移送装置。



【図1】
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【図2】
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