説明

位置情報制御システム、位置情報制御方法、位置情報制御サーバ及びプログラム

【課題】ユーザが知らぬ間に位置登録処理が行われること無く、位置登録情報を複数の位置情報アプリにおいて利用可能な位置情報制御システム、位置情報制御方法、位置情報制御サーバ及びプログラムを提供する。
【解決手段】携帯端末1からの位置登録履歴の利用要求があった場合、位置登録履歴情報及び利用制限情報に基づき、携帯端末1に位置登録履歴情報に係るランドマーク情報の一覧を送信し、携帯端末1は、前記ランドマーク情報の一覧から所定のランドマーク情報を選択して位置情報制御サーバ2に送信し、位置情報制御サーバ2はさらに、選択された所定のランドマーク情報に係る位置情報を、位置情報アプリサーバ3に送信することを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、位置情報制御システム、位置情報制御方法、位置情報制御サーバ及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、携帯端末に搭載されたGPS等により位置情報を利用したゲーム(以下、位置情報アプリという。)が多くのユーザに利用されている。位置情報アプリにおいては、携帯端末のユーザが自らの位置情報を、位置情報アプリを提供している位置情報アプリサーバに送信して登録(以下、位置登録という。)し、位置情報アプリサーバが移動距離や現在位置等を算出して、ゲーム等が進行される。
【0003】
GPSを搭載した携帯端末の普及に伴い、位置情報アプリの数は増加傾向にある。しかしながらユーザが複数の位置情報アプリを操作する場合には、従来は、位置情報アプリ毎に位置登録を行わなければならなかった。従ってユーザが同時に多数の位置情報アプリを短時間の間に操作することは困難であった。
【0004】
当該問題に対し、ある位置情報アプリで位置登録した場合に、当該位置情報アプリのバックグラウンドで、他の複数の位置情報アプリにおいても共通して位置登録(以下、共通位置登録という。)を行うという手法が提案されている(例えば非特許文献1)。当該手法によると、バックグラウンドで共通位置登録がされた他の複数の位置情報アプリにおいて、ユーザは位置登録を自ら操作することなく自動的に位置登録がされることになる。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0005】
【非特許文献1】“ケータイWatch”、インプレス、[online]、[2011年7月7日検索]、インターネット<http://k-tai.impress.co.jp/docs/news/20101110_405838.html>
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、共通位置登録によると、バックグラウンドで位置情報アプリにおいて位置登録処理がされてしまうため、ユーザが知らぬ間にゲーム等の位置情報アプリが進行されてしまう虞があり、ユーザが十分に位置情報アプリを楽しむことができないという課題があった。
【0007】
またゲーム等の位置情報アプリによっては、決まった時間や特定の状況下で位置登録を行うことで、ゲーム等の進行が有利または不利になるものがあり、ユーザが知らぬ間にバックグラウンドで一律に位置登録処理がされてしまうと、ゲーム等の進行上に問題があった。
【0008】
また、いくつかの位置情報アプリでは、位置登録の場所やタイミングによって、各種のインセンティブが付与され、インセンティブが表示されることによりユーザの商品購買意欲等を刺激しているが、共通位置登録によって位置登録がバックグラウンドで行われてしまうと、該各種のインセンティブの効果が希釈化されてしまうという課題があった。
【0009】
従って、上記のような問題点に鑑みてなされた本発明の目的は、ユーザが知らぬ間に位置登録処理が行われること無く、位置登録情報を複数の位置情報アプリにおいて利用可能な位置情報制御システム、位置情報制御方法、位置情報制御サーバ及びプログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記課題を解決するために本発明に係る位置情報制御システムは、携帯端末と、位置情報制御サーバと、位置情報アプリサーバとを備える位置情報制御システムであって、前記位置情報制御サーバは、前記携帯端末がした位置登録に係るランドマーク情報と、位置情報と、時刻情報とを有する位置登録履歴情報を格納し、前記位置情報アプリサーバにおける前記位置登録履歴情報の利用条件を定めた利用制限情報を格納し、前記携帯端末から前記位置登録履歴情報の利用要求があった場合、前記格納した前記位置登録履歴情報及び前記利用制限情報に基づき、前記携帯端末に前記位置登録履歴情報に係るランドマーク情報の一覧を送信し、前記携帯端末は、前記ランドマーク情報の一覧から所定のランドマーク情報を選択して前記位置情報制御サーバに送信し、前記位置情報制御サーバはさらに、前記所定のランドマーク情報に係る位置情報を、前記位置情報アプリサーバに送信することを特徴とする。
【0011】
また本発明に係る位置情報制御システムは、前記ランドマーク情報は、駅名情報であることを特徴とする。
【0012】
また本発明に係る位置情報制御システムは、前記位置情報制御サーバと前記位置情報アプリサーバとはシークレットキーを共有し、前記位置情報制御サーバは、前記所定のランドマーク情報に係る位置情報を、前記シークレットキーに基づき暗号化して前記位置情報アプリサーバに送信することを特徴とする。
【0013】
また本発明に係る位置情報制御方法は、携帯端末と、位置情報制御サーバと、位置情報アプリサーバとを備える位置情報制御システムにおける位置情報制御方法であって、前記位置情報制御サーバが、前記携帯端末がした位置登録に係るランドマーク情報と、位置情報と、時刻情報を有する位置登録履歴情報を格納するステップと、前記位置情報アプリサーバにおける前記位置登録履歴情報の利用条件を定めた利用制限情報を格納するステップと、前記携帯端末から前記位置登録履歴情報の利用要求があった場合、前記格納した前記位置登録履歴情報及び前記利用制限情報に基づき、前記携帯端末に前記位置登録履歴情報に係るランドマーク情報の一覧を送信するステップと、前記携帯端末が、前記ランドマーク情報の一覧から所定のランドマーク情報を選択して前記位置情報制御サーバに送信するステップと、前記位置情報制御サーバが、前記位置情報アプリサーバに、前記所定のランドマーク情報に係る位置情報を送信するステップと、を含むことを特徴とする。
【0014】
また本発明に係る位置情報制御サーバは、携帯端末と、位置情報制御サーバと、位置情報アプリサーバとを備える位置情報制御システムにおける位置情報制御サーバであって、前記携帯端末がした位置登録に係るランドマーク情報と、位置情報と、時刻情報とを有する位置登録履歴情報を格納する位置登録履歴データベースと、前記位置情報アプリサーバにおける前記位置登録履歴情報の利用条件を定めた利用制限情報を格納するシステム情報管理データベースと、前記携帯端末から前記位置登録履歴情報の利用要求があった場合、前記位置登録履歴データベースに格納された前記位置登録履歴情報と、前記システム情報管理データベースに格納された前記利用制限情報に基づき、前記携帯端末に位置登録履歴情報に係るランドマーク情報の一覧を送信し、前記ランドマーク情報の一覧から前記携帯端末により選択された所定のランドマーク情報に係る位置情報を、前記位置情報アプリサーバに送信する制御部と、を有することを特徴とする。
【0015】
また本発明に係るプログラムは、携帯端末と、位置情報制御サーバと、位置情報アプリサーバとを備える位置情報制御システムにおける位置情報制御サーバとして機能するコンピュータに、前記携帯端末がした位置登録に係るランドマーク情報と、位置情報と、時刻情報とを有する位置登録履歴情報を格納する手順と、前記位置情報アプリサーバにおける前記位置登録履歴情報の利用条件を定めた利用制限情報を格納する手順と、前記携帯端末から前記位置登録履歴情報の利用要求があった場合、前記格納した前記位置登録履歴情報及び利用制限情報に基づき、前記携帯端末に前記位置登録履歴情報に係るランドマーク情報の一覧を送信し、前記ランドマーク情報の一覧から前記携帯端末により選択された所定のランドマーク情報に係る位置情報を、前記位置情報アプリサーバに送信する手順と、を実行させることを特徴とする。
【発明の効果】
【0016】
本発明における位置情報制御システム、位置情報制御方法、位置情報制御サーバ及びプログラムによれば、ユーザが知らぬ間に位置登録処理を行うことなく、位置登録情報を複数の位置情報アプリにおいて利用できる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】本発明の一実施形態に係る位置情報制御システムのブロック図である。
【図2】本発明の一実施形態に係る携帯端末のブロック図である。
【図3】本発明の一実施形態に係る位置情報制御サーバのブロック図である。
【図4】位置情報制御サーバの駅情報データベースに格納される駅情報データテーブルの例である。
【図5】位置情報制御サーバの位置登録履歴データベースに格納される位置登録履歴データテーブルの例である。
【図6】位置情報制御サーバのシステム情報管理データベースに格納されるシステム情報管理テーブルの例である。
【図7】本発明の一実施形態に係る位置情報アプリサーバのブロック図である。
【図8】本発明の一実施形態に係る位置情報制御システムの動作を示すフローチャートである。
【図9】本発明の一実施形態に係る位置情報制御サーバが提供するトップ画面例である。
【図10】本発明の一実施形態に係る位置情報制御サーバが提供するアプリ一覧画面例である。
【図11】本発明の一実施形態に係る位置情報制御サーバが提供する駅名一覧画面例である。
【図12】本発明の一実施形態に係る位置情報アプリサーバが提供する位置登録の結果画面例である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、本発明の実施の形態について説明する。
【0019】
(実施の形態)
図1は、本発明の一実施形態に係る位置情報制御システムの概要を示すブロック図である。本発明の実施の形態1に係る位置情報制御システムは、携帯端末1と、位置情報制御サーバ2と、位置情報アプリサーバ3とを備える。携帯端末1と、位置情報制御サーバ2と、位置情報アプリサーバ3とは、インターネット等のネットワークにより接続されている。なお位置情報アプリサーバ3は1つのみ図示しているが、2つ以上設けられていてもよい。
【0020】
図2は、本発明の一実施形態に係る携帯端末1のブロック図である。携帯端末1は、通信部11と、制御部12と、入出力部13と、位置情報取得部14とを備える。
【0021】
通信部11は、位置情報制御サーバ2及び位置情報アプリサーバ3と、インターネット等のネットワークを介して情報の送受信を行う。具体的には通信部11は、ユーザによる入出力部13への入力操作に基づき、位置登録の履歴を利用する旨の要求(以下、位置登録履歴利用要求という。)を、位置情報制御サーバ2に送信する。また通信部11は、ユーザによる入出力部13への入力操作に基づき、ユーザIDを位置情報制御サーバ2に送信する。
【0022】
また通信部11は、アプリの名称一覧を位置情報制御サーバ2から受信する。そして通信部11は、選択した位置情報アプリの名称を位置情報制御サーバ2に送信する。さらに通信部11は、ランドマーク情報の一覧を位置情報制御サーバ2から受信する。そして通信部11は、ランドマーク情報の一覧の中から選択された所定の情報を位置情報制御サーバ2に送信する。
【0023】
なお、ランドマーク情報とは、緯度、経度により特定される場所に存在する駅名や、ビル名や、地域名を意味する。好ましくは、ランドマーク情報は駅名情報であり、ランドマーク情報の一覧は、駅名の一覧(以下、駅名一覧という。)である。以下、ランドマーク情報は駅名情報として、ランドマーク情報の一覧は駅名一覧として説明するが、これに限定されない。
【0024】
また通信部11は、位置情報アプリサーバ3に係るリダイレクトURLに暗号化情報等を付加した情報を、位置情報制御サーバ2から受信すると、当該受信した情報を、位置情報アプリサーバ3に送信する。
【0025】
制御部12は、携帯端末1に係る各種制御を行う。具体的には制御部12は、ユーザの入力操作に基づき、通信部11が受信したアプリの名称一覧の中から、過去の位置登録履歴情報を利用したい位置情報アプリを選択する。また制御部12は、ユーザからの入力操作に基づき、通信部11が受信した駅名一覧から所定の情報を選択する。
【0026】
入出力部13は、ユーザによるデータの入力を行い、またユーザへのデータ出力をする。具体的には入出力部13は、位置情報制御サーバ2により提供されるトップ画面、アプリ一覧画面、駅名一覧画面、位置情報アプリサーバ3により提供される結果画面等を出力し、ユーザの操作によりデータの入力を行う。入出力部13は、好ましくは入力に関してはキーボード、タッチパネル、トラックボール等であり、出力に関してはディスプレイ等により構成されるが、これに限定されない。
【0027】
位置情報取得部14は、携帯端末1の位置情報をGPS等や基地局からの情報により取得する。そして位置情報取得部14は、通信部11を介して、取得した位置情報を位置情報制御サーバ2または位置情報アプリサーバ3に送信する。
【0028】
図3は、本発明の一実施形態に係る位置情報制御サーバ2のブロック図である。位置情報制御サーバ2は、通信部21と、制御部22と、駅情報データベース23と、位置登録履歴データベース24と、システム情報管理データベース25とを備える。位置情報制御サーバ2においては、所定の位置情報アプリが提供されており、位置情報制御サーバ2は、携帯端末1から送信された位置情報に基づき、位置登録処理を行うように構成されている。
【0029】
通信部21は、携帯端末1及び位置情報アプリサーバ3と、インターネット等のネットワークを介して情報の送受信を行う。具体的には通信部21は、携帯端末1から位置登録履歴利用要求を受信する。また、通信部21は、制御部22が取得したアプリの名称一覧を、携帯端末1に送信し、携帯端末1から選択された位置情報アプリの名称を受信する。また通信部21は、制御部22が取得した位置登録履歴情報の駅名一覧を、携帯端末1に送信し、携帯端末1が選択した駅名を受信する。また通信部21は、携帯端末1に対し、後述するリダイレクトURLに暗号化情報等を付加した情報を送信する。
【0030】
制御部22は、位置情報制御サーバ2に係る各種制御を行う。制御部22は、携帯端末1の位置情報取得部14が取得した位置情報を通信部21を介して受信すると、当該位置情報に係る駅情報を、駅情報データベース23から取得する。そして制御部22は、取得した駅情報と、位置情報とに基づき、位置情報制御サーバ2により提供される位置情報アプリにおいて位置登録処理を行う。また制御部22は、当該位置情報を、位置登録履歴情報として位置登録履歴データベース24に格納する。
【0031】
また制御部22は、位置登録履歴データベース24から、所定のユーザに関する位置登録履歴情報の駅名一覧を取得する。また制御部22は、位置登録履歴データベース24に基づき、携帯端末1が選択した駅名に係る緯度情報及び経度情報を取得する。
【0032】
図4は、位置情報制御サーバ2の駅情報データベース23に格納される駅情報データテーブルの例である。図4に示す駅情報データテーブルでは、当該駅情報データテーブルにおけるデータレコードを一意に特定するための駅コードと、駅名と、緯度情報と、経度情報とが格納される。例えば駅コード“2800110”に係るデータレコードとして、駅名として“京橋”、緯度情報として“35.676856”、経度情報として“139.770126”が格納されている。
【0033】
なお、本実施の形態において、駅名とは、好ましくは鉄道の駅の名称であるがこれに限られず、道の駅の名称でもよく、またバス停の名称や、高速道路のインターチェンジの名称であってもよい。
【0034】
図5は、位置情報制御サーバ2の位置登録履歴データベース24に格納される位置登録履歴情報を示す。位置登録履歴情報は、好ましくは位置登録履歴データテーブルの形式により格納される。図5に示す位置登録履歴データテーブルでは、当該位置登録履歴データテーブルにおけるデータレコードを一意に特定するためのIDと、駅コードと、駅名と、緯度情報と、経度情報と、ユーザIDと、位置登録日時とが格納される。ユーザIDとは、携帯端末1を利用するユーザを一意に特定するためのIDである。位置登録日時とは、携帯端末1が位置情報を位置情報制御サーバ2に送信し、位置登録処理が行われた日時を示している。
【0035】
図5では、例えばIDとして“001”、駅コードとして“2800511”、駅名として“二重橋前”、緯度として“35.68107”、経度として“139.761948”、ユーザIDとして“1”、位置登録日時として“2011−07−17 22:01:04”が格納されている。
【0036】
また制御部22は、システム情報管理データベース25に基づき、位置登録履歴利用要求に対応している位置情報アプリの一覧、利用制限情報、及び位置情報アプリに係るシークレットキーとリダイレクトURLを取得する。また制御部22は、位置登録履歴データベース24から取得した緯度情報及び経度情報を暗号化する。具体的には制御部22は、緯度情報と、経度情報等と、シークレットキーとを組み合わせた文字列に対し、SHA512方式により暗号化して文字列(以下、暗号化情報という)を生成する。
【0037】
図6は、位置情報制御サーバ2のシステム情報管理データベース25に格納されるシステム情報管理テーブルの例である。図6に示すシステム情報管理データテーブルでは、当該駅情報データテーブルにおけるデータレコードを一意に特定するためのIDと、位置情報アプリ管理番号と、位置情報アプリ名称と、リダイレクトURLと、有効期間と、シークレットキーとが格納されている。
【0038】
リダイレクトURLは、位置情報アプリを提供している所定の位置情報アプリサーバのURLを示しており、位置情報制御サーバ2が当該リダイレクトURLを携帯端末1に送信すると、携帯端末1はリダイレクトURLにより特定される位置情報アプリサーバに接続(リダイレクト)される。また有効期間とは、当該位置情報アプリにおいて、過去の位置登録履歴情報を利用する場合に最大遡ることの有効期間を示しており、当該有効期間が利用制限情報となる。当該位置情報アプリにおいては、有効期間内の位置登録履歴情報のみを利用することができる。なお有効期間の単位は、日数であるとして表記しているがこれに限定されない。なお図6においては、利用制限情報として有効期間を一例としてあげたがこれに限定されず、回数や時間等を利用制限情報としてもよい。
【0039】
シークレットキーとは、位置情報制御サーバ2により生成された秘密鍵であり、位置情報制御サーバ2と、位置情報アプリサーバ3とが共有している鍵情報である。当該シークレットキーにより、位置情報制御サーバ2から、携帯端末1を介して位置情報アプリサーバ3に情報を送信する際に、当該情報が真正である(改ざんされていない)ことを保障する。
【0040】
図6では、例えばIDとして“001”、アプリ管理番号として“1”、アプリ名称として“道の駅コレ”、リダイレクトURLとして、“http://michikore.com/?uid=NULLGWDOCOMO&guid=on&platform=on”、有効期間として“10(日)”、シークレットキーとして“test_michi”が格納されている。
【0041】
図7は、本発明の一実施形態に係る位置情報アプリサーバ3のブロック図である。位置情報アプリサーバ3は、通信部31と、制御部32と、記憶部33とを有する。位置情報アプリサーバ3では、所定の位置情報アプリが提供されており、本実施例においては、位置情報アプリサーバ3において“モバイル戦国時代”という名称の位置情報アプリが適用されているものとして説明する。
【0042】
通信部31は、携帯端末1及び位置情報制御サーバ2と、インターネット等のネットワークを介して情報の送受信を行う。具体的には通信部31は、携帯端末1から、リダイレクトURLと、暗号化情報等を受信する。
【0043】
制御部32は、位置情報アプリサーバ3に係る各種制御を行う。具体的には制御部32は、暗号化情報を検証し、緯度情報及び経度情報が真正であるか、すなわち改ざんされていないかを判定する。また制御部32は、緯度情報及び経度情報が真正である場合、位置情報アプリサーバ3において提供している位置情報アプリの位置登録処理を行う。
【0044】
記憶部33は、位置情報アプリサーバ3に係る各種情報を記憶する。具体的には記憶部33は、位置情報制御サーバ2と共有しているシークレットキーを格納する。その他、記憶部33は、位置情報アプリを実行するためのプログラムや各種データを記憶する。
【0045】
ここで、位置情報制御サーバとして機能させるために、コンピュータを好適に用いることができ、そのようなコンピュータは、位置情報制御サーバの各機能を実現する処理内容を記述したプログラムを、当該コンピュータの記憶部に格納しておき、当該コンピュータの中央演算処理装置(CPU)によってこのプログラムを読み出して実行させることで実現することができる。
【0046】
次に、本発明に係る位置情報制御システムについて、図8に示すフローチャートによりその動作を説明する。なお、位置情報制御サーバ2の位置情報履歴データベースには、予め図5に示す位置情報履歴テーブルが格納されており、またシステム情報管理データベース25には、予め図6に示すシステム管理テーブルが格納されているものとして説明する。
なお、現在の時刻は、2011年7月19日午前8時であるものとして説明をする。
【0047】
はじめに携帯端末1の通信部11は、ユーザによる入出力部13への入力操作に基づき、位置登録履歴利用要求を、位置情報制御サーバ2に送信する(ステップS1)。またこのとき通信部11は、ユーザによる入出力部13への入力操作に基づき、ユーザIDも送信する。以下、ユーザIDは“1”であるものとして説明をする。位置登録履歴利用要求は、携帯端末1の入出力部13により表示されるトップ画面において行う。
【0048】
図9は、入出力部13が表示するトップ画面4の例である。当該トップ画面4は位置情報制御サーバ2により提供され、携帯端末1の入出力部13において出力される。トップ画面4は、“駅を探す”と示されたクリックボタン41と、位置登録履歴利用と示されたクリックボタン42とを有する。携帯端末1の制御部12が、クリックボタン41へのユーザによるクリックを検知すると、携帯端末1から位置情報が位置情報制御サーバ2に送信される。位置情報制御サーバ2は、位置情報制御サーバ2において提供される位置情報アプリの位置登録処理を行う。
【0049】
一方、携帯端末1の制御部12が、クリックボタン42へのユーザによるクリックを検知すると、携帯端末1の通信部は、位置登録履歴利用要求を、位置情報制御サーバ2に送信する。
【0050】
位置情報制御サーバ2の通信部21が携帯端末1から位置登録履歴利用要求を受信すると、位置情報制御サーバ2の制御部22は、システム情報管理データベース25に基づき、位置登録履歴利用要求に対応している位置情報アプリの一覧を取得する(ステップS2)。本事例においては、制御部22は、図6に示すシステム情報管理テーブルにおけるアプリ名称を全て抽出し、位置情報アプリの名称一覧として、“道の駅コレ”と、“モバイル戦国時代”と、“みんなの塔”と、“妄想の監獄”とを取得する。
【0051】
続いて位置情報制御サーバ2の通信部21は、制御部22が取得したアプリの名称一覧を、携帯端末1に送信する(ステップS3)。携帯端末1の通信部11がアプリの名称一覧を位置情報制御サーバ2から受信すると、携帯端末1の制御部12は、ユーザの入力操作に基づき、アプリの名称一覧の中から、過去の位置登録履歴情報を利用したい位置情報アプリを選択する。そして通信部11は、選択された当該位置情報アプリの名称を位置情報制御サーバ2に送信する(ステップS4)。位置情報アプリの選択及び送信は、携帯端末1の入出力部13により表示される位置情報アプリ一覧画面において行う。
【0052】
図10は、入出力部13が表示する位置情報アプリ一覧画面5の例である。当該位置情報アプリ一覧画面5は位置情報制御サーバ2により提供され、携帯端末1の入出力部13において出力される。位置情報アプリ一覧画面5は、ステップS2において取得された位置情報アプリ一覧に基づき生成されており、それぞれ位置情報アプリの名称一覧にて取得されたアプリの名称が表示されたクリックボタン51〜54を備える。すなわち、位置情報アプリ一覧画面5は、“駅の道コレ”と示されたクリックボタン51と、“モバイル戦国時代”と示されたクリックボタン52と、“みんなの塔”と示されたクリックボタン53と、“妄想の監獄”と示されたクリックボタン54とを備える。
【0053】
携帯端末1の制御部12がクリックボタン51〜54のいずれか1つへのユーザによるクリックを検知すると、携帯端末1の制御部12は、該クリックされたボタンに示された位置情報アプリを選択する。そして通信部11は、該選択された位置情報アプリの名称データを、位置情報制御サーバ2に送信する。以下では、携帯端末1が、ユーザの入力操作に基づき“モバイル戦国時代”を選択したものとして説明する。
【0054】
続いて位置情報制御サーバ2の通信部21が、選択された位置情報アプリの名称を受信すると、位置情報制御サーバ2の制御部22は、システム情報管理データベース25から、選択された該位置情報アプリに係る利用制限情報を取得する(ステップS5)。本事例においては、制御部22は、システム情報管理データベース25に格納された図6に示すシステム情報管理データテーブルに基づき、利用制限情報である有効期間を取得する。図6に示すシステム情報管理データテーブルによると、“モバイル戦国時代”に係る有効期間は1日である。当該有効期間は、位置情報アプリにおけるゲームの進行等に悪影響を与えないように適宜設定される。例えば非常に古い位置登録の履歴等は利用できないように制限等をする。
【0055】
続いて制御部22は、位置登録履歴データベース24に格納された位置登録履歴テーブルから、当該ユーザに関する、利用制限情報を満たす位置登録履歴情報の駅名一覧を取得する(ステップS6)。具体的には制御部22は、ユーザIDが“1”であり、また、現在の時刻から1日前の位置登録履歴情報の駅名一覧を取得する。図5に示す位置登録履歴テーブルに基づくと、2011年7月19日午前8時から起算して1日前以内に該当するデータレコードは、ID“002”とID“003”に係る位置登録履歴情報である。これらは、それぞれ位置登録日時が“2011年7月18日9時8分56秒”及び“2011年7月18日9時11分14秒”であり、いずれも現在の時刻(2011年7月19日午前8時)の一日前以内である。すなわち制御部22は、該利用制限情報を満たす位置登録履歴情報の駅名として、データレコードが、ID“002”とID“003”に係る“京橋”と“有楽町”を取得する。
【0056】
続いて通信部21は、該位置登録履歴情報の駅名一覧を、携帯端末1に送信する。すなわち通信部21は、駅名“京橋”及び“有楽町”を携帯端末1に送信する(ステップS7)。
【0057】
携帯端末1の通信部11が駅名一覧を受信すると、携帯端末1の制御部12は、ユーザからの入力操作に基づき、駅名を選択する。そして携帯端末1の通信部11は、該駅名を位置情報制御サーバ2に送信する(ステップS8)。駅名の選択及び送信は、携帯端末1の入出力部13により表示される駅名一覧画面において行う。
【0058】
図11は、入出力部13が表示する駅名一覧画面6の一例である。当該駅名一覧画面6は位置情報制御サーバ2により提供され、携帯端末1の入出力部13において出力される。駅名一覧画面6は、ユーザが各駅名をクリック可能な駅名選択領域61を有する。駅名選択領域61には、ステップS6において、位置情報制御サーバ2が取得した駅名が表示される。また好ましくは、駅名と併せて当該駅名に係る位置登録日時も表示される。位置登録日時を表示する場合は、ステップS6及びステップS7において、駅名一覧とともに、各駅名に係る位置登録日時も併せて位置情報制御サーバ2の制御部22が取得し、通信部21が送信する。
【0059】
携帯端末1が、ユーザによる駅名選択領域61における各駅名のクリックを検知すると、携帯端末1の制御部12は、該クリックされた駅名を選択する。そして通信部11は、該選択された駅名を位置情報制御サーバ2に送信する。
【0060】
続いて位置情報制御サーバ2の通信部21が、携帯端末1の選択した駅名を受信すると、位置情報制御サーバ2の制御部22は、システム情報管理データベース25から、当該位置情報アプリに係るシークレットキー及びリダイレクトURLを取得する(ステップS9)。
【0061】
続いて制御部22は、位置登録履歴データベース24に基づき、携帯端末1が選択した駅名に係る位置情報、すなわち緯度情報及び経度情報を取得する(ステップS10)。
【0062】
続いて制御部22は、取得した緯度情報及び経度情報を暗号化する(ステップS11)。具体的には制御部22は、緯度情報と、経度情報と、駅コードと、当該位置情報アプリに係るシークレットキーとを組み合わせた文字列(以下、暗号化前情報という。)に対し、SHA512方式により暗号化して暗号化情報を生成する。
【0063】
続いて通信部21は、携帯端末1に対し、リダイレクトURLと、緯度情報と、経度情報と、駅コードと、暗号化情報とを送信する(ステップS12)。例えば通信部21は、“http://phs.cside.com/sg/?requid=reg1&guid=on&platform=on&eki_lat=35.676856&eki_lon=139.770126&station_cd=002&EKIKORE_KEY=qwertyuiopasdfghiklzxcvbnm”という形式によりこれらのデータを携帯端末1に送信する。なお上記により示したデータのうち、 “http://phs.cside.com/sg/?requid=reg1&guid=on&platform=on”の部分がリダイレクトURLに相当し、“&eki_lat=35.676856&eki_lon=139.770126&station_cd=002&EKIKORE_KEY=qwertyuiopasdfghiklzxcvbnm”の部分が、緯度情報と、経度情報と、駅コードと、暗号化情報とに相当する。なお上記の例では、緯度情報は変数“eki_lat”に格納され、経度情報は変数“eki_lon”に格納され、駅コードは変数“station_cd”に格納され、暗号化情報は変数“EKIKORE_KEY”に格納されている。
【0064】
続いて携帯端末1の通信部11が、リダイレクトURLに暗号化情報等を付加した情報を受信すると、携帯端末1の通信部11は、当該受信した情報を、位置情報アプリサーバ3に送信する(ステップS13)。このようにして携帯端末1が位置情報アプリサーバ3にアクセス(リダイレクト)される。すなわち、ステップS12及びステップS13により、位置情報制御サーバ2は、携帯端末1を介して間接的に緯度情報と、経度情報と、駅コードと、暗号化情報とを位置情報アプリサーバ3に送信する。
【0065】
位置情報アプリサーバ3の通信部31が、リダイレクトURLと、緯度情報と、経度情報と、駅コードと、暗号化情報とを受信すると、位置情報アプリサーバ3の制御部32は、暗号化情報を検証し、緯度情報及び経度情報が真正であるか、すなわち改ざんされていないかを判定する(ステップS14)。
【0066】
具体的には制御部32は、受信した緯度情報と、経度情報と、駅コードと、記憶部33に予め格納されているシークレットキーとを組合せた文字列を、SHA512方式により暗号化して文字列を生成する。そして制御部32は、該生成した文字列と、受信した暗号化情報とを比較する。制御部32は、該生成した文字列と、受信した暗号化情報とが一致した場合、受信した情報は真正であると判定し、ステップS15に進む。一方制御部32は、該生成した文字列と、受信した暗号化情報とが一致しない場合、受信した情報は真正でないと判定し、処理を終了する。
【0067】
ステップS14において、受信した情報が真正である場合、制御部32は、受信した緯度情報及び経度情報に基づき、位置情報アプリサーバ3において提供している位置情報アプリの位置登録処理を行う(ステップS15)。本事例では、位置情報アプリサーバ3は“モバイル戦国時代”を提供しており、当該位置情報アプリにおける位置登録処理を行う。図12は、制御部32が位置登録処理を行い、携帯端末1の入出力部13が表示する結果画面7の一例を示す。
【0068】
当該結果画面7は位置情報アプリサーバ3により携帯端末1に提供され、携帯端末1の入出力部13において出力される。当該結果画面7には、位置登録処理の結果、位置情報アプリサーバ3が受信した緯度情報及び経度情報に対応する“武蔵之国”にユーザが位置登録していることを示している。また、結果画面7において、所定のパラメータ(人口、移動距離、石高)が変化していることを示している。携帯端末1は、当該情報をユーザに表示し、ユーザによる入力操作に基づき位置情報アプリサーバ3における当該位置情報アプリを続けて利用することができる。
【0069】
このように本発明によれば、携帯端末1が、ユーザの入力操作に基づいて位置情報制御サーバ2に位置登録履歴利用要求をし、位置情報制御サーバ2における位置登録履歴データベース24に基づき位置情報を位置情報アプリサーバ3に送信して位置登録処理を行うため、ユーザが知らぬ間に位置登録処理がされてしまうことなく、携帯端末1により過去にされた位置登録履歴情報を複数の位置情報アプリにおいて利用することができる。
【0070】
また、位置情報制御サーバ2におけるシステム管理情報データベース25の利用制限情報に基づき、位置登録履歴情報の利用条件に制限を設けているため、位置情報アプリの個別事情に応じた位置登録履歴情報の利用ができ、位置情報アプリの動作やゲームの進行に悪影響を及ぼすことを防止できる。
【0071】
また、ステップS7において位置情報制御サーバ2は、位置登録履歴情報の駅名を送信し、携帯端末1において過去の位置登録履歴情報として、無機質な緯度情報及び経度情報に代わり、人間にとって理解しやすい駅名一覧が表示されるため、ユーザは、過去の位置登録履歴情報を、極めて容易に認知することができる。
【0072】
なお、ステップS10において、制御部22は、位置登録履歴データベース24の替わりに、駅情報データベース23に基づき、携帯端末1が選択した駅名に係る緯度情報及び経度情報を取得してもよい。
【0073】
なお、ステップS11において、暗号化前情報として、緯度情報と、経度情報と、駅コードと、シークレットキーとを用いているがこれは一例にすぎず、暗号元の文字列として使用する文字列は、増減可能であり、例えば処理日時データを暗号元の文字列として追加することができ、また、暗号元の文字列を、緯度情報とシークレットキーのみ、または経度情報とシークレットキーのみとすることもできる。この場合、ステップS12において送信する情報は、暗号化前情報からシークレットキーを除いた情報と、暗号化情報となる。
【0074】
なお、ステップS11において、緯度情報及び経度情報を、シークレットキーを共通鍵(パスワード)として用い、各種暗号化を行ってもよい。この場合はステップS12において、通信部21は、暗号化した緯度情報及び経度情報のみを送信する。すなわち、通信部21は、平文の緯度情報及び経度情報を送信しない。そしてステップS14において位置情報アプリサーバ3の制御部32は、共通鍵であるシークレットキーにより緯度情報及び経度情報を復号化してもよい。適切に復号化できない場合には、途中でデータが改ざんされた可能性が高く、真正情報でないとしてステップS15を行わず処理が終了する。
【0075】
本発明を諸図面や実施例に基づき説明してきたが、当業者であれば本開示に基づき種々の変形や修正を行うことが容易であることに注意されたい。従って、これらの変形や修正は本発明の範囲に含まれることに留意されたい。例えば、各手段、各ステップ等に含まれる機能等は論理的に矛盾しないように再配置可能であり、複数の手段やステップ等を1つに組み合わせたり、或いは分割したりすることが可能である。
【符号の説明】
【0076】
1 携帯端末
2 位置情報制御サーバ
3 位置情報アプリサーバ
11 通信部
12 制御部
13 入出力部
14 位置情報取得部
21 通信部
22 制御部
23 駅情報データベース(DB)
24 位置登録履歴データベース(DB)
25 システム情報管理データベース(DB)
31 通信部
32 制御部
33 記憶部
4 トップ画面
5 位置情報アプリ一覧画面
6 駅名一覧画面
7 結果画面

【特許請求の範囲】
【請求項1】
携帯端末と、位置情報制御サーバと、位置情報アプリサーバとを備える位置情報制御システムであって、
前記位置情報制御サーバは、
前記携帯端末がした位置登録に係るランドマーク情報と、位置情報と、時刻情報とを有する位置登録履歴情報を格納し、
前記位置情報アプリサーバにおける前記位置登録履歴情報の利用条件を定めた利用制限情報を格納し、
前記携帯端末から前記位置登録履歴情報の利用要求があった場合、前記格納した前記位置登録履歴情報及び前記利用制限情報に基づき、前記携帯端末に前記位置登録履歴情報に係るランドマーク情報の一覧を送信し、
前記携帯端末は、
前記ランドマーク情報の一覧から所定のランドマーク情報を選択して前記位置情報制御サーバに送信し、
前記位置情報制御サーバはさらに、
前記所定のランドマーク情報に係る位置情報を、前記位置情報アプリサーバに送信することを特徴とする位置情報制御システム。
【請求項2】
前記ランドマーク情報は、駅名情報であることを特徴とする請求項1に記載の位置情報制御システム。
【請求項3】
前記位置情報制御サーバと前記位置情報アプリサーバとはシークレットキーを共有し、前記位置情報制御サーバは、前記所定のランドマーク情報に係る位置情報を、前記シークレットキーに基づき暗号化して前記位置情報アプリサーバに送信することを特徴とする請求項1または2に記載の位置情報制御システム。
【請求項4】
携帯端末と、位置情報制御サーバと、位置情報アプリサーバとを備える位置情報制御システムにおける位置情報制御方法であって、
前記位置情報制御サーバが、
前記携帯端末がした位置登録に係るランドマーク情報と、位置情報と、時刻情報を有する位置登録履歴情報を格納するステップと、
前記位置情報アプリサーバにおける前記位置登録履歴情報の利用条件を定めた利用制限情報を格納するステップと、
前記携帯端末から前記位置登録履歴情報の利用要求があった場合、前記格納した前記位置登録履歴情報及び前記利用制限情報に基づき、前記携帯端末に前記位置登録履歴情報に係るランドマーク情報の一覧を送信するステップと、
前記携帯端末が、
前記ランドマーク情報の一覧から所定のランドマーク情報を選択して前記位置情報制御サーバに送信するステップと、
前記位置情報制御サーバが、
前記位置情報アプリサーバに、前記所定のランドマーク情報に係る位置情報を送信するステップと、
を含むことを特徴とする位置情報制御方法。
【請求項5】
携帯端末と、位置情報制御サーバと、位置情報アプリサーバとを備える位置情報制御システムにおける位置情報制御サーバであって、
前記携帯端末がした位置登録に係るランドマーク情報と、位置情報と、時刻情報とを有する位置登録履歴情報を格納する位置登録履歴データベースと、
前記位置情報アプリサーバにおける前記位置登録履歴情報の利用条件を定めた利用制限情報を格納するシステム情報管理データベースと、
前記携帯端末から前記位置登録履歴情報の利用要求があった場合、前記位置登録履歴データベースに格納された前記位置登録履歴情報と、前記システム情報管理データベースに格納された前記利用制限情報に基づき、前記携帯端末に位置登録履歴情報に係るランドマーク情報の一覧を送信し、前記ランドマーク情報の一覧から前記携帯端末により選択された所定のランドマーク情報に係る位置情報を、前記位置情報アプリサーバに送信する制御部と、
を有することを特徴とする位置情報制御サーバ。
【請求項6】
携帯端末と、位置情報制御サーバと、位置情報アプリサーバとを備える位置情報制御システムにおける位置情報制御サーバとして機能するコンピュータに、
前記携帯端末がした位置登録に係るランドマーク情報と、位置情報と、時刻情報とを有する位置登録履歴情報を格納する手順と、
前記位置情報アプリサーバにおける前記位置登録履歴情報の利用条件を定めた利用制限情報を格納する手順と、
前記携帯端末から前記位置登録履歴情報の利用要求があった場合、前記格納した前記位置登録履歴情報及び利用制限情報に基づき、前記携帯端末に前記位置登録履歴情報に係るランドマーク情報の一覧を送信し、前記ランドマーク情報の一覧から前記携帯端末により選択された所定のランドマーク情報に係る位置情報を、前記位置情報アプリサーバに送信する手順と、
を実行させることを特徴とするプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【公開番号】特開2013−51659(P2013−51659A)
【公開日】平成25年3月14日(2013.3.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−189962(P2011−189962)
【出願日】平成23年8月31日(2011.8.31)
【出願人】(511021860)株式会社電波の杜 (1)
【Fターム(参考)】