説明

使い捨て着用物品

【課題】便が着用者の肌に付着するのを防止できる着用物品を提供する。
【解決手段】おむつ1は、内面シート10と、外面シート20と、内外面シート10,20の間に位置する吸収体30とを有する。内面シート10には、その厚さ方向に貫通するシート開口11が形成され、吸収体30には、内面シート10のシート開口11に対応する位置に、その厚さ方向に貫通する吸収体開口33が形成されている。内外面シート10,20には、吸収体30の周囲において接合された接合領域21と、接合領域21の内側で、これらが接合されない収容領域22とが形成される。収容領域22であって、外面シート20と吸収体30との間には、スペーサ40が取り付けられる。スペーサ40は、吸収体30に接合される内端部41と、外面シート20に接合される外端部42と、これら内外端部41,42の間に位置する連結部43と、内端部41と外端部42との間に形成される空間部44とを有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、使い捨て着用物品に関し、より詳しくは、排泄物を収容するための開口が形成された使い捨ておむつ、使い捨てのトイレット・トレーニングパンツ、使い捨て失禁パンツ、使い捨ての生理用パンツ等の使い捨て着用物品に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、透液性のトップシートと、不透液性のバックシートと、これらシートの間に位置する吸収コアとを有するおむつが公知である。例えば、特許文献1には、使い捨ておむつのトップシートには、バックシート側に連通する開口が形成され、開口の周囲には、トップシートとバックシートとを離間するスペーサが取り付けられていることが開示されている。
【0003】
スペーサは、トップシートとバックシートとを離間させることができるので、便がトップシートに排泄され、その開口からトップシートとバックシートとの間に流入したときには、スペーサによって便の逆流が阻止され、便が着用者の肌に付着するのを防止することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特許第3298643号公報(JP 3298643 B2)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記のような特許文献1では、スペーサはほぼ閉鎖した形状を有する。すなわち、スペーサは長手方向に延びる部分と、これらの前後方を接続する部分とを有し、開口を囲む環状に形成されている。このように環状に形成されたスペーサの中に便が排泄されると、便はスペーサから流出することなく、その中に留まる。このような閉鎖されたスペーサでは、収容できる便の容量に限界があり、排便の量によっては、便が着用者に付着する可能性があった。
【0006】
この発明では、便が着用者の肌に付着するのを防止できる着用物品を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、縦方向および横方向と、身体側およびその反対側と、前後ウエスト域および前記前後ウエスト域間に位置するクロッチ域と、前記身体側に位置する内面シートと、前記反対側に位置する外面シートとを含み、前記内面シートには、前記身体側から前記外面シート側に向かって貫通するシート開口が形成される使い捨て着用物品の改良にかかわる。
【0008】
本発明は、前記使い捨て着用物品において、前記内外面シートの間には、これらを互いに接合する接合領域と、前記接合領域と前記シート開口との間に位置する収容領域とが形成され、前記収容領域には、弾性的に変形可能であって前記内外面シートを互いに離間可能であるスペーサが形成され、前記スペーサは、前記内面シート側および前記外面シート側の一方に位置する第1当接面と、前記内面シートおよび前記外面シート側の他方に位置する第2当接面と、これら第1および第2当接面間に位置する連結部とを有し、前記第1および第2当接面と前記連結部とによって前記シート開口と前記収容領域とを連通する空間部が形成されることを特徴とする。
【0009】
この発明の実施態様のひとつとして、前記スペーサは、少なくとも前記連結部が、湾曲して形成される。
【0010】
他の実施態様のひとつとして、前記内外面シートの間には、吸液性の吸収体が形成され、前記スペーサは、前記内面シートと前記吸収体との間、および、前記吸収体と前記外面シートとの間のいずれかに配置される。
【0011】
他の実施態様のひとつとして、前記吸収体は、前記シート開口に重なるとともにその厚さ方向に貫通する吸収体開口を有する。
【0012】
他の実施態様のひとつとして、前記スペーサは、疎水性である。
【0013】
他の実施態様のひとつとして、前記スペーサは、複数形成されるとともに、前記シート開口の周囲に離間して配置される。
【0014】
前記スペーサは、前記第1および第2当接面および前記連結部によってその全体がU字に形成される。
【0015】
前記スペーサは、厚さ方向の断面形状がO形、H形およびZ形のいずれかに形成される。
【発明の効果】
【0016】
本発明の特にそのひとつ以上の実施態様によれば、内外面シートの間には収容領域が形成され、内面シートには厚さ方向に貫通するシート開口が形成され、シート開口の周囲には内外面シートを離間可能なスペーサが取り付けられる。スペーサには、シート開口と収容領域とを連通する空間部が形成されるから、シート開口に排泄された排泄物は、空間部を介して収容領域に流入する。したがって、排泄物は、着用者の肌から離れたところで保持され、これが着用者の肌に付着するのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】使い捨て着用物品の一例であるおむつの平面図。
【図2】図1の斜視図。
【図3】図1のIII−III線断面図。
【図4】(a)スペーサの展開斜視図。(b)スペーサの斜視図。
【図5】(a)(b)(c)(d)他の実施形態のスペーサの斜視図。
【発明を実施するための形態】
【0018】
図1は、本発明に係る使い捨て着用物品の一例として示す、使い捨ておむつ1の平面図、図2は、おむつ1の斜視図、図3は、図1のIII−III線断面図であって、各弾性体を伸長させた状態を示したものである。おむつ1は、横方向Xの長さ寸法を二等分した仮想縦中心線P−P、縦方向Yの長さ寸法を二等分した仮想横中心線Q−Qを有し、仮想縦中心線P−Pに関してほぼ対称とされている。
【0019】
おむつ1は、着用者の身体側およびその反対側である着衣側と、前ウエスト域2と、後ウエスト域3と、前後ウエスト域2,3間に位置するクロッチ域4と、互いに仮想横中心線Q−Qに関して対向し、横方向Xに延びる前後端縁5,6と、互いに仮想縦中心線P−Pに関して対向し、縦方向Yへ延びる両側縁7とを有する。両側縁7は、クロッチ域4において、着用者の大腿部に沿ってフィットするように凹曲状に形成されている。
【0020】
おむつ1は、身体側に位置する内面シート10と、着衣側に位置する外面シート20と、これら内外面シート10,20の間に位置する吸収体30とを有する。内面シート10は、透液性の繊維不織布等を用いることができる。内面シート10には、外面シート20側へとその厚さ方向に貫通するシート開口11が形成されている。シート開口11は、仮想横中心線Q−Qよりも後ウエスト域3側に偏倚して形成することが好ましく、このシート開口11がおむつ1の着用時に着用者の肛門に対応する位置関係を与えられている。
【0021】
外面シート20は、例えば、不透液性かつ透湿性のプラスチックフィルムと、繊維不織布とのラミネートを用いることができる。不透液性かつ透湿性のプラスチックフィルムを用いることで、おむつ1からの尿等の漏れを防止することができるとともに、おむつ1内の蒸れを抑制することができ、これを繊維不織布で覆うことによって、おむつ1の肌触りを向上させることができる。
【0022】
吸収体30は、吸液性の芯材31と、芯材31を覆う液拡散性の被覆シート32を有する。芯材31としては、フラッフパルプ繊維や高吸収性ポリマー粒子、またはこれらの混合物等を用いることができる。吸収体30は、その内面側が内面シート10に図示しないホットメルト接着剤等の接合手段によって接合され、外面側は外面シート20に接合されていない。吸収体30には、内面シート10のシート開口11に対応する位置に、これをその厚さ方向に貫通する吸収体開口33が形成されている。したがって、内面シート10と吸収体30とを積層させた際には、シート開口11と吸収体開口33とが合致し、内面シート10と吸収体30とが身体側から外面シート20へ向けて貫通される。
【0023】
内面シート10と外面シート20とは、吸収体30の周囲において、ホットメルト接着剤等の接合手段によって接合され、接合領域21が形成されている。接合領域21の内側では、外面シート20は、内面シート10または吸収体30に接合されることなく、この非接合の領域で収容領域22が形成される。収容領域22は、シート開口11と接合領域21との間に形成され、シート開口11から排泄物が流入したときには、収容領域22内でこれを拡散することができるが、排泄物は接合領域21によってその外側へと流出するのを防止される。すなわち接合領域21は、内外面シート10,20を互いに水密に接合し、収容領域22の周囲の全域において形成される。
【0024】
収容領域22であって、外面シート20と吸収体30との間には、スペーサ40が取り付けられている。図4(a)に例示したように、スペーサ40は、幅方向Wの長さ寸法が約5〜20mm、好ましくは約10mmであって、長さ方向Lの長さ寸法が約30〜150mm、好ましくは約65mmの帯状の弾性体によって形成されている。スペーサ40は、疎水性であって、尿などの水分存在下においても、その弾性性能がほとんど変化しないもの、例えば、ゴム、合成樹脂を用いることが好ましい。
【0025】
図4(b)に例示したように、スペーサ40は、吸収体30に接合される内端部41と、外面シート20に接合される外端部42と、これら内外端部41,42の間に位置する連結部43とを有する。内外端部41,42がそれぞれ吸収体30および外面シート20に接合されることによって、連結部43は湾曲し、円弧状に形成され、全体的にU字を形成している。このように連結部43を湾曲させて取り付けることによって、内端部41と外端部42との間には空間部44が形成され、スペーサ40を弾性的に変形可能とすることができる。この実施形態において、内外端部41,42およびその近傍によって、内外面シート10,20側に位置する第1および第2当接面を形成している。
【0026】
上記のようなスペーサ40は、図4(a)の帯状から、これを折り曲げながら吸収体30および外面シート20の間に取り付けて図4(b)のU字に形成することもできるし、あらかじめU字に形成し、この形状を保持させて吸収体30および外面シート20の間に取り付けることもできる。
【0027】
図1および2に示したように、スペーサ40は、その複数がシート開口11の周囲に離間して配置され、この実施形態では、略矩形のシート開口11のそれぞれの隅近傍に4箇所配置されている。スペーサ40は、仮想縦中心線P−Pに対称に配置されるとともに、その長さ方向Lがおむつ1の縦方向Yと一致しないようにされている。すなわち、長さ方向Lが仮想縦中心線P−Pに対して傾斜するようにされている。さらに、スペーサ40は、仮想縦中心線P−Pには重ならないように、横方向Xに離間されている。
【0028】
内外面シート10,20の間であって、少なくともクロッチ域4には、両側縁7に沿って延びるレッグ弾性体50が取り付けられている。レッグ弾性体50は、伸長状態で収縮可能に取り付けられ、クロッチ域4において両側縁7が着用者の鼠蹊部近傍に密着し、おむつ1から排泄物が漏れないようにしている。レッグ弾性体50は、内外面シート10,20の間に形成された接合領域21によって、これら内外面シート10,20の少なくともいずれか一方に取り付けることができる。
【0029】
外面シート20の着衣側であって、後ウエスト域3には、テープタブ61が取り付けられ、テープタブ51の身体側にフック要素62が取り付けられている。テープタブ61は、両側縁7から延出して取り付けられ、その延出した部分にフック要素62が位置している。外面シート20の前ウエスト域2の着衣側には、両側縁7間に、ループ要素63が取り付けられている。ループ要素63は、フック要素62に係合可能であって、これらフック要素62とループ要素63とを係合することによって、パンツ型のおむつ1にすることができる。
【0030】
上記のようなおむつ1を着用者に着用させる場合には、シート開口11が着用者の肛門に位置するようにする。シート開口11には、スペーサ40によって吸収体30と外面シート20との間に空隙が形成され、収容領域22が広げられる。特にシート開口11の周囲にスペーサ40が取り付けられているから、このシート開口11の近傍においては、内面シート10および吸収体30と、外面シート20との離間距離が大きくされ、このシート開口11に直接便等が排泄された場合であっても、着用者と離れた位置で便を保持することができ、この便が着用者の肌に付着するのを防止することができる。
【0031】
スペーサ40には、空間部44が形成されているので、シート開口11、吸収体開口33および空間部44を介しておむつ1の身体側と収容領域22とが連通される。したがって、おむつ1の身体側からシート開口11に向かって排泄された便等は、空間部44を介して収容領域22へと拡散され、より一層着用者の肌から離れたところで便を保持することができ、便が肌に付着するのを防止することができる。すなわち、便が開口近傍に留まって、これが着用者の肌に付着するのを防止することができる。
【0032】
便等は、収容領域22に拡散することができるので、複数回の排便があったり、大量の排便があったりした場合であっても、これをシート開口11から離れたところで保持することができる。また、収容領域22に尿等の体液が拡散された場合には、吸収体30の広い領域で尿を吸収することができ、効率的に吸収体30を使用することができる。
スペーサ40は、シート開口11の周囲にこれと離間して取り付けられているので、これら隣接するスペーサ40の間を介して、シート開口11から収容領域22へと排泄物を拡散することもできる。
【0033】
スペーサ40は、U字状に取り付けられ、内端部41と外端部42とが互いに近づいたり離れたりすることによって弾性的に変形可能であり、特に内外面シート10,20を接近させたり、離間させたりするように変形可能であるので、おむつ1の着用時に着用者の体圧が作用した場合には、これを変形させて内面シート10を身体に密着させることができる。また、内端部41および外端部42は、縦方向Yに互いに対向するスペーサ40内側に向かって配置され、連結部43を縦方向Y外側に配置されている。すなわち、シート開口11の縦方向Y中央部側に内外端部41,42が配置されるので、スペーサ40に体圧が作用した場合には、スペーサ40は、内外端部41,42側で小さく、連結部43側で大きくなるように傾斜し、シート開口11から離れるに従って収容領域22を大きくすることができる。また、このように、スペーサ40が傾斜することによって、スペーサ40は、着用者の身体に沿って変形可能であるので、スペーサ40を取り付けることによる着用者に対する違和感を低減することができる。
【0034】
スペーサ40は、その内外端部41,42が連結部43よりも横方X外側に向かって配置され、長さ方向Lが、仮想縦中心線P−Pに対して傾斜して取り付けられている。このように仮想縦中心線P−Pに対して傾斜させることによって、シート開口11に対してバランスよく配置することができるとともに、スペーサ40を傾斜可能とすることによって、排泄位置に対して容易に位置決めをすることができる。スペーサ40は、シート開口11の形状、排泄位置に合わせて種々の配置が考えられる。例えば、仮想縦中心線P−Pに対して内外端部41,42が横方向X内側に向かって配置する等も可能である。
【0035】
上記のようなおむつ1において、スペーサ40は、内面シート10と吸収体30との間に取り付けることもできる。この場合には、吸収体30に吸収体開口33を形成する必要はない。また、内面シート10側および外面シート20側のそれぞれに吸収体30を形成し、これら吸収体の間にスペーサ40を取り付けることとしてもよい。スペーサ40と外面シート20との間に吸収体30を形成する場合には、内面シート10と外面シート20との離間距離を大きくすることができ、収容領域22を大きく確保することもできる。また、スペーサ40と外面シート20の間には、吸収体30のほかに、例えば発泡性ポリウレタン製の支持部材を配置することもできる。支持部材は、弾性を有するとともに、水分によってその弾性性能が著しく低下しないものを用いることが好ましい。
【0036】
図5は、他の実施形態におけるスペーサ40を例示したものである。他の構成は先に説明した実施形態と同様であるので、その詳細な説明を省略する。図5(a)に示すように、スペーサ40は、内端部41、外端部42および連結部43によって、おむつ1の厚さ方向に切断したときの断面形状が環状すなわちO形を形成している。ただし、当然のことながら、スペーサ40の断面がほぼ円形である場合には、これら内外端部41,42および連結部43の明確に区画されることはない。このようなスペーサ40の内部には、空間部44が形成され、この空間部44を介しておむつ1の身体側と収容領域22とを連通することができる。
【0037】
スペーサ40を環状のO形にすることによって、その側面のいずれの方向から加圧された場合であっても、変形可能とすることができる。したがって、着用者のさまざまな体勢における加圧に対応することができ、どのような体勢の場合にも、内面シート10を着用者の肌に密着させることができる。
【0038】
スペーサ40は、前述のもののほか、例えば、図5(b)に示すように、断面円形、好ましくは楕円形のU字管、図5(c)に示すように断面H形、図5(d)に示すように断面Z形に形成することができる。図5(c)および(d)において、空間部44は、連結部43の両側において形成される。また、いずれの場合のスペーサ40においても、連結部43にさらに切欠きや開口を形成し、これを空間部とすることも可能である。
【0039】
前記各断面形を有するスペーサ40は、上位概念的に、第1当接面(例えば、図4,5中の符号41の部分およびその近傍)と、第2当接面(例えば、図4,5中の符号42の部分およびその近傍)と、前記第1および第2当接面の間に位置する連結部(例えば、図4,5中の符号43の部分)とを含むと定義することができる。
【0040】
おむつ1を構成する各構成部材には、本明細書に記載されている材料のほかに、この種の分野において通常用いられている、各種の公知の材料を制限なく用いることができる。
【符号の説明】
【0041】
1 おむつ(使い捨ての着用物品)
2 前ウエスト域
3 後ウエスト域
4 クロッチ域
10 内面シート
11 シート開口
20 外面シート
21 接合領域
22 収容領域
30 吸収体
33 吸収体開口
40 スペーサ
41 内端部(第1当接面)
42 外端部(第2当接面)
43 連結部
44 空間部
Y 縦方向
X 横方向

【特許請求の範囲】
【請求項1】
縦方向および横方向と、身体側およびその反対側と、前後ウエスト域および前記前後ウエスト域間に位置するクロッチ域と、前記身体側に位置する内面シートと、前記反対側に位置する外面シートとを含み、前記内面シートには、前記身体側から前記外面シート側に向かって貫通するシート開口が形成される使い捨て着用物品において、
前記内外面シートの間には、これらを互いに接合する接合領域と、前記接合領域と前記シート開口との間に位置する収容領域とが形成され、
前記収容領域には、弾性的に変形可能であって前記内外面シートを互いに離間可能であるスペーサが形成され、前記スペーサは、前記内面シート側および前記外面シート側の一方に位置する第1当接面と、前記内面シートおよび前記外面シート側の他方に位置する第2当接面と、これら第1および第2当接面間に位置する連結部とを有し、前記第1および第2当接面と前記連結部とによって前記シート開口と前記収容領域とを連通する空間部が形成されることを特徴とする前記使い捨て着用物品。
【請求項2】
前記スペーサは、少なくとも前記連結部が、湾曲して形成される請求項1記載の使い捨て着用物品。
【請求項3】
前記内外面シートの間には、吸液性の吸収体が形成され、
前記スペーサは、前記内面シートと前記吸収体との間、および、前記吸収体と前記外面シートとの間のいずれかに配置される請求項1または2記載の使い捨て着用物品。
【請求項4】
前記吸収体は、前記シート開口に重なるとともにその厚さ方向に貫通する吸収体開口を有する請求項3記載の使い捨て着用物品。
【請求項5】
前記スペーサは、疎水性である請求項1〜4のいずれかに記載の使い捨て着用物品。
【請求項6】
前記スペーサは、複数形成されるとともに、前記シート開口の周囲に離間して配置される請求項1〜5のいずれかに記載の使い捨て着用物品。
【請求項7】
前記スペーサは、前記第1および第2当接面および前記連結部によってその全体がU字に形成される請求項1〜6のいずれかに記載の使い捨て着用物品。
【請求項8】
前記スペーサは、厚さ方向の断面形状がO形、H形およびZ形のいずれかに形成される請求項1〜6のいずれかに記載の使い捨て着用物品。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2011−206390(P2011−206390A)
【公開日】平成23年10月20日(2011.10.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−78816(P2010−78816)
【出願日】平成22年3月30日(2010.3.30)
【出願人】(000115108)ユニ・チャーム株式会社 (1,219)
【Fターム(参考)】