説明

使用者の身体状態に従って移動する画面を表示する装置及びその作動方法

【課題】使用者の身体状態に従って移動する画面を表示する装置及びその作動方法を提供する。
【解決手段】使用者の身体状態に従って移動する画面を表示する装置は、表示ユニット、少なくとも一つの撮影ユニット及び制御ユニットを含む。表示ユニットは、マルチメディア画面を表示する。撮影ユニットは、使用者の画像を撮影する。制御ユニットは、表示ユニットと撮影ユニットに電気的に接続され、使用者の画像を受け、使用者の画像に応じて表示ユニットを調整し、使用者に応じて表示ユニットにより表示されるマルチメディア画面を移動させる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、制御装置に関し、特に使用者の身体状態に従って移動する画面を表示する装置及びその作動方法に関する。
【背景技術】
【0002】
現代人は、生活が非常に忙しく、屋外で運動をする時間がない。屋外で運動をする時間があったとしても、雨或いは寒い時の屋外での運動は気がひける。又、晴れた日は、太陽光に過度に晒される問題がある。
【0003】
従って、多くの原因のために、現代の人々の多くは、室内で運動器材を使用して運動をすることが好きである。その事を可能にするのが往復的に移動する運動器材、即ち、トレッドミル(treadmill)である。図1は、使用者70のトレッドミル100使用状況を示す図である。使用者70のために、トレッドミル100の前には、液晶表示器110を設ける。そのため、使用者70は、トレッドミル100の上で運動しながらマルチメディアの画像を見ることができる。
【0004】
しかし、使用者70がトレッドミル100の上で運動する時、使用者70の頭は、揺れ動く状態である。また、液晶表示器110は静止状態であるため、使用者70が見られるのは、相対的に揺れ動く画像である。これにより、視覚効果が悪くなり、目の不快感を感じ易い。更に、図2と図3に示すように、使用者70に使われる往復移動が可能な運動器材として、インクライントレーナー(incline trainer)120及びエリプティカル(elliptical)130がある。インクライントレーナー120及びエリプティカル130の上で使用者70が表示器110の画像を見る時、同様に、視覚効果が良くない問題がある。
【0005】
そのため、上述の従来の往復的に移動する運動器材のマルチメディア設備の問題を解決する必要がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の目的は、使用者が運動する時、相対的に静止画面を見せるために、使用者の身体状態に従って移動する画面を表示する装置及びその作動方法を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、本発明によれば、使用者の身体状態に従って移動する画面を表示する装置が提供される。該装置は、表示ユニット、少なくとも一つの撮影ユニット及び制御ユニットを含む。表示ユニットは、マルチメディア画面を表示する。撮影ユニットは、使用者の画像を撮影する。制御ユニットは、表示ユニットと撮影ユニットに電気的に接続され、使用者の画像を受け、使用者の画像に応じて表示ユニットを調整し、使用者に応じて表示ユニットにより表示されるマルチメディア画面を移動させる。
【0008】
また、本発明によれば、使用者の身体状態に従って移動する画面を表示する装置の作動方法が提供され、該装置は、表示ユニットと、少なくとも一つの撮影ユニットと、表示ユニットと撮影ユニットに電気的に接続される制御ユニットとを含む。その作動方法は、撮影ユニットにより使用者の画像を撮影する工程と、制御ユニットにより使用者の画像を受ける工程と、制御ユニットにより使用者の画像に応じて表示ユニットを調整し、使用者に応じて表示ユニットにより表示されるマルチメディア画面を移動させる工程と、を含む。
【発明の効果】
【0009】
本発明の使用者の身体状態に従って移動する画面を表示する装置及びその作動方法によって、使用者が運動する時、相対的に静止画面が見せて、より良好な視覚効果を持つことができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】使用者のトレッドミル使用状況を示す図である。
【図2】インクライントレーナーを示す図である。
【図3】エリプティカルを示す図である。
【図4】本発明の第1実施形態による使用者の身体状態に従って移動する画面を表示する装置を示す図である。
【図5】本発明の第1実施形態による使用者の身体状態に従って移動する画面を表示する装置を示す図である。
【図6】本発明の第2実施形態による使用者の身体状態に従って移動する画面を表示する装置を示す図である。
【図7】本発明の使用者の身体状態に従って移動する画面を表示する装置の作動方法を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、添付図面を参照して本発明の具体的な実施例に対して詳しく説明する。
図4及び図5は、本発明の第1実施形態による使用者70の身体状態に従って移動する画面を表示する装置1を示す図である。使用者70の身体状態に従って移動する画面を表示する装置1は、使用者70に使われる往復移動が可能な運動器材に応用されている。本実施形態において、該運動器材としはレッドミル60である。使用者70の身体状態に従って移動する画面を表示する装置1は、表示ユニット10、撮影ユニット20及び制御ユニット30を含む。
【0012】
表示ユニット10は、使用者70が見るマルチメディア画面を表示する。表示されるマルチメディア画面は、例えばテレビ番組或いは光ディスクにより放映される画像である。本実施形態では、表示ユニット10は、レッドミル60の上に設置され、使用者70の前に位置する。
【0013】
撮影ユニット20は、例えば、電荷結合素子(Charge-coupled Device:CCD)或いは相補性金属酸化膜半導体(complementary metal oxide semiconductor:CMOS)センサーであり、使用者70の画像を撮影する。そのため、撮影ユニット20は、使用者70の画像が撮影できる位置に設置され、使用者70の頭部の画像が撮影できる位置に設置されることが好ましい。本実施形態では、撮影ユニット20は、表示ユニット10の中に統合され、表示ユニット10の上方に位置する。他の実施形態において、撮影ユニット20は、表示ユニット10以外の位置に設置されてもよい。
【0014】
制御ユニット30は、表示ユニット10と撮影ユニット20に電気的に接続されている。制御ユニット30は、使用者70の画像を受け、使用者70の画像に応じて表示ユニット10を調整し、使用者70に応じて表示ユニット10により表示されるマルチメディア画面を移動させる。つまり、制御ユニット30は、使用者70の画像に応じて使用者70の移動の頻度及び幅を計算し、表示ユニット10により表示されるマルチメディア画面の移動の頻度及び幅と使用者70の移動の頻度及び幅を一致させる。そのため、使用者70が見るマルチメディア画面は、相対的に静止画面である。撮影ユニット20は、主に使用者70の頭部の画像を撮影することが好ましい。制御ユニット30は、使用者70の頭部の画像に応じて、頭部の移動の頻度及び幅を計算し、次に計算した頻度及び幅により、表示ユニット10を調整及び移動する。
【0015】
本発明では、視覚サーボ(Visual Servoing)技術或いは視覚移動ロボットの行動制御(Vision-based Robot Control)技術を使用することができる。この技術は、視覚信号をシステムの入力情報にすることができ、システムの行動を制御でき、しかも現在のスマートなロボットの制御を用いている。本発明において、撮影ユニット20は、視覚信号のソースであり、使用者70の画像を撮影して入力情報を提供する。これにより、表示ユニット10の運動が制御できる。
【0016】
本発明を実施する時に使用する技術は、例えば視覚サーボ(Visual Servoing)技術或いは視覚移動ロボットの行動制御(Vision-based Robot Control)技術である。この技術は、視覚信号をシステムの行動制御の入力情報にさせることができる。視覚サーボ技術は、スマートなロボット及び他の分野に応用している([1] S. A. Hutchinson, G. D. Hager, and P. I. Corke, A tutorial on visual servo control, IEEE Transactions on Robotics and Automation, 12(5):651--670, Oct. 1996.;[2] F. Chaumette and S. Hutchinson, Visual Servo Control, Part I: Basic Approaches, IEEE Robotics and Automation Magazine, 13(4):82-90, December 2006.; [3] F. Chaumette and S. Hutchinson, Visual Servo Control, Part II: Advanced Approaches, IEEE Robotics and Automation Magazine, 14(1):109-118, March 2007.などを参照)。
【0017】
上述した制御ユニット30が使用者70の画像に応じて表示ユニット10により表示されるマルチメディア画面を調整する方法としては、二種類がある。第一種類の方法は、表示ユニット10の移動の頻度及び幅を調整し、つまり、表示ユニット10により表示されるマルチメディア画面を間接的に調整する。第二種類の方法は、表示ユニット10の移動の頻度及び幅を調整せず、表示ユニット10により表示されるマルチメディア画面の位置を直接的に調整する。
【0018】
表示ユニット10により表示されるマルチメディア画面を間接的に調整する第一種類の方法に関しては、図6を参照する。図6は、本発明の第2実施形態による使用者70の身体状態に従って移動する画面を表示する装置1’を示す図である。使用者70の身体状態に従って移動する画面を表示する装置1’は、運動ベース40及び少なくとも一つのモーター50をさらに含む。運動ベース40は、表示ユニット10を載置している。モーター50は、制御ユニット30と運動ベース40と接続されている。制御ユニット30は、モーター50を制御することにより、運動ベース40により載置される表示ユニット10が連動できる。これにより、表示ユニット10の移動の頻度及び幅と使用者70の移動の頻度及び幅を一致させることができる。即ち、表示ユニット10により表示されるマルチメディア画面は、使用者70に相対する静止状態である。
【0019】
さらに詳しい説明では、撮影ユニット20の数が一つである時、制御ユニット30は、使用者70の頭部の移動の頻度が計算できる。しかし、頭部の上下左右の移動する幅の計算は、使用者70と撮影ユニット20との間の距離と仮定する必要がある。若しくは、使用者70の身体状態に従って移動する画面を表示する装置1’は、制御ユニット30に電気的に接続される距離検知ユニット25をさらに含む。図4に示すように、距離検知ユニット25は、例えばレッドミル60の上に設置され、使用者70と撮影ユニット20との間の距離が検知できる。これにより、頭部の上下左右の移動する幅が精確に計算できる。距離検知ユニット25は、例えば超音波距離センサーである。ここで注意しなければならないのは、距離検知ユニット25及び撮影ユニット20を一つのモジュールに整合することができ、距離検知ユニット25及び撮影ユニット20が個々に設置されることもできる。なお、距離検知ユニット25及び撮影ユニット20は、レッドミル60の上又はその以外の位置に設置されることもできる。ここで注意しなければならないのは、距離検知ユニット25が使用者70と撮影ユニット20との間の距離を検知するため、使用者70と距離検知ユニット25との間の距離は、使用者70と撮影ユニット20との間の距離と可及的に同じであることが好ましい。これにより、頭部の上下左右の移動する幅を精確に計算することができる。
【0020】
撮影ユニット20の数が二つ以上である時、制御ユニット30は、立体画像に応じて使用者70の頭部の移動の頻度を計算することができ、しかも、頭部の上下左右の移動する幅が精確に計算することもできる。
【0021】
制御ユニット30は、運動ベース40の一つの自由度を制御することができ、例えば、表示ユニット10を上下自在に移動させる。或いは、連結棒の機構(図示せず)により表示ユニット10を“∞”状の軌跡の上に移動させることもできる。使用者70の頭部は上下又は左右の移動があるだけでなく、そのため、一つの自由度を制御しても、表示ユニット10と使用者70と同時に移動させることは、また誤差がある。表示ユニット10と使用者70と同時に移動させるのをより精確となるために、制御ユニット30は、運動ベース40の一つ以上の自由度を制御することができ、表示ユニット10の上下又は左右に移動させ、しかも、表示ユニット10の仰角を変化させることもできる。これにより、表示ユニット10により表示されるマルチメディア画面は、使用者70に相対する静止状態である。
【0022】
第二種類の方法は、表示ユニット10により表示されるマルチメディア画面の位置を直接的に調整する。図5を参照する。使用者70の頭部の移動の頻度及び幅を計算した後、表示ユニット10により表示されるマルチメディア画面の位置を直接的に調整し、表示ユニット10により表示されるマルチメディア画面の移動の頻度及び幅と使用者70の移動の頻度及び幅を一致させる。つまり、表示ユニット10により表示されるマルチメディア画面は、使用者70に相対する静止状態である。使用者70に完全なるマルチメディア画面を見せるために、表示ユニット10により表示されるマルチメディア画面は、適切に縮小される必要がある。これにより、マルチメディア画面を上下左右に移動する時、完全なるマルチメディア画面は、表示ユニット10の表示範囲内に位置される。
【0023】
ここで注意しなければならないのは、図4‐5に示すように、第1実施の形態において、表示ユニット10、撮影ユニット20及び制御ユニット30は、レッドミル60の上に設置されている。他の実施形態では、表示ユニット10、撮影ユニット20及び制御ユニット30は、一つのモジュールに整合されて、使用者70の前に設置されてレッドミル60の上に設置されない。
【0024】
図6に示すように、第2実施の形態において、表示ユニット10、撮影ユニット20、制御ユニット30、運動ベース40、モーター50及び距離検知ユニット25は、レッドミル60の上に直接に設置され、或いは、使用者70の前に設置されてレッドミル60の上に設置されない。
【0025】
また、本発明の使用者70の身体状態に従って移動する画面を表示する装置1及び1’は、レッドミル60の応用に限定はされなく、例えばインクライントレーナー又はエリプティカル、使用者70の足で使える他の往復的に移動する運動器材に応用することもできる。
【0026】
図7を参照する。図7は、本発明の使用者の身体状態に従って移動する画面を表示する装置の作動方法を示すフローチャートである。この装置は、表示ユニットと、撮影ユニットと、前記表示ユニットと前記撮影ユニットに電気的に接続される制御ユニットとを含む。その作動方法の工程を以下に含む。
【0027】
工程S700において、前記撮影ユニットにより、使用者の画像を撮影する。
【0028】
工程S710において、前記制御ユニットにより、使用者の画像を受ける。
【0029】
工程S720において、前記制御ユニットにより、使用者の画像に応じて表示ユニットを調整し、使用者に応じて表示ユニットにより表示されるマルチメディア画面を移動させる。撮影ユニットは、主に使用者の頭部の画像を撮影することが好ましい。
【0030】
上述した使用者に応じて表示ユニットにより表示されるマルチメディア画面を移動させる方法は、二つ種類がある。第一種類の方法は、表示ユニットの移動の頻度及び幅を調整し、つまり、表示ユニットにより表示されるマルチメディア画面を間接的に調整する。第二種類の方法は、表示ユニットの移動の頻度及び幅を調整しなく、表示ユニットにより表示されるマルチメディア画面の位置を直接的に調整する。
【0031】
表示ユニットにより表示されるマルチメディア画面を間接的に調整する第一種類の方法において、使用者の身体状態に従って移動する画面を表示する装置は、運動ベース及び少なくとも一つのモーターをさらに含む。前記運動ベースは、表示ユニットを載置している。前記制御ユニットにより使用者の画像に応じて表示ユニットを調整する工程において、制御ユニットは、前記少なくとも一つのモーターを制御することにより、運動ベースにより載置される表示ユニットが連動できる。これにより、表示ユニットの移動の頻度及び幅と使用者の移動の頻度及び幅を一致させることができる。
【0032】
ここで注意しなければならないのは、前記撮影ユニットの数が一つである時、制御ユニットは、使用者の頭部の移動の頻度が計算できる。しかし、頭部の上下左右の移動する幅の計算は、使用者と撮影ユニットとの間の距離と仮定する必要がある。若しくは、使用者の身体状態に従って移動する画面を表示する装置は、制御ユニットに電気的に接続される距離検知ユニットをさらに含む。図4に示すように、距離検知ユニットは、例えばレッドミル60の上に設置され、使用者と撮影ユニットとの間の距離が検知できる。これにより、頭部の上下左右の移動する幅を精確に計算できる。距離検知ユニット25は、例えば超音波距離センサーである。
【0033】
撮影ユニットの数が二つ以上である時、前記制御ユニットは、立体画像に応じて使用者の頭部の移動の頻度を計算することができ、しかも、頭部の上下左右の移動する幅を精確に計算することもできる。
【0034】
前記制御ユニットは、前記運動ベースの一つの自由度を制御することができ、例えば、前記表示ユニットを上下自在に移動させる。或いは、連結棒の機構(図示せず)により前記表示ユニットを“∞”状の軌跡の上に移動させることもできる。使用者の頭部は上下又は左右の移動があるだけでなく、そのため、一つの自由度を制御しても、表示ユニットと使用者と同時に移動させることは、また誤差がある。前記表示ユニットと使用者と同時に移動させるのをより精確となるために、前記制御ユニットは、前記運動ベースの一つ以上の自由度を制御することができ、前記表示ユニットの上下又は左右に移動させ、しかも、前記表示ユニットの仰角を変化させることもできる。これにより、前記表示ユニットにより表示されるマルチメディア画面は、使用者に相対する静止状態である。
【0035】
第二種類の方法は、前記表示ユニットにより表示されるマルチメディア画面の位置を直接的に調整する。前記制御ユニットにより使用者の画像に応じて表示ユニットを調整する工程において、前記制御ユニットは、前記表示ユニットにより表示されるマルチメディア画面の位置を直接的に調整し、前記表示ユニットにより表示されるマルチメディア画面の移動の頻度及び幅と使用者の移動の頻度及び幅を一致させる。つまり、表示ユニットにより表示されるマルチメディア画面は、使用者に対して相対的に静止状態になっている。使用者に完全なるマルチメディア画面を見せるために、前記表示ユニットにより表示されるマルチメディア画面は、適切に縮小される必要がある。これにより、マルチメディア画面を上下左右に移動する時、完全なるマルチメディア画面は、前記表示ユニットの表示範囲内に位置される。
【0036】
また、本発明の使用者の身体状態に従って移動する画面を表示する装置の作動方法は、使用者の足で使える他の往復的に移動する運動器材に応用している。前記運動器材は、レッドミル、インクライントレーナー及びエリプティカルからなるグループから選択される。
【0037】
当該分野の技術を熟知するものが理解できるように、本発明の好適な実施形態を前述の通り開示したが、これらは決して本発明を限定するものではない。本発明の主旨と範囲を脱しない範囲内で各種の変更や修正を加えることができる。従って、本発明の特許請求の範囲は、このような変更や修正を含めて広く解釈されるべきである。
【符号の説明】
【0038】
1、1’ 装置、10 表示ユニット、20 撮影ユニット、25 距離検知ユニット、30 制御ユニット、40 運動ベース、50 モーター、60、100 レッドミル、70 使用者、110 液晶表示器、120 インクライントレーナー、130 エリプティカル、S700‐S720工程

【特許請求の範囲】
【請求項1】
マルチメディア画面を表示する表示ユニットと、
使用者の画像を撮影する少なくとも一つの撮影ユニットと、
前記表示ユニットと前記撮影ユニットに電気的に接続され、前記使用者の画像を受け、前記使用者の画像に応じて前記表示ユニットを調整し、前記使用者に応じて前記表示ユニットにより表示される前記マルチメディア画面を移動させる制御ユニットと、
を含むことを特徴とする使用者の身体状態に従って移動する画面を表示する装置。
【請求項2】
前記撮影ユニットの数が一つである時、前記装置は、前記制御ユニットに電気的に接続される距離検知ユニットをさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の装置。
【請求項3】
前記表示ユニットを載置する運動ベースと、
前記制御ユニットと前記運動ベースと接続される少なくとも一つのモーターと、
を含み、前記制御ユニットにより、前記少なくとも一つのモーターを制御し、前記運動ベースにより載置される前記表示ユニットを連動し、前記表示ユニットの移動の頻度及び幅と前記使用者の移動の頻度及び幅を一致させることを特徴とする請求項1に記載の装置。
【請求項4】
前記制御ユニットにより、前記表示ユニットにより表示される前記マルチメディア画面の位置を調整し、前記マルチメディア画面を少なくとも一つの方向へ自由に移動させ、前記表示ユニットにより表示される前記マルチメディア画面の移動の頻度及び幅と前記使用者の頭部の移動の頻度及び幅を一致させることを特徴とする請求項1に記載の装置。
【請求項5】
前記撮影ユニットは、前記使用者の頭部の画像を撮影することを特徴とする請求項1に記載の装置。
【請求項6】
前記使用者が使える往復的に移動する運動器材に応用することを特徴とする請求項1に記載の装置。
【請求項7】
使用者の身体状態に従って移動する画面を表示する装置の作動方法であって、前記装置は、表示ユニットと、少なくとも一つの撮影ユニットと、前記表示ユニットと前記撮影ユニットに電気的に接続される制御ユニットとを含み、
前記撮影ユニットにより、前記使用者の画像を撮影する工程と、
前記制御ユニットにより、前記使用者の画像を受ける工程と、
前記制御ユニットにより、前記使用者の画像に応じて前記表示ユニットを調整し、前記使用者に応じて前記表示ユニットにより前記表示される前記マルチメディア画面を移動させる工程と、
を含むことを特徴とする前記使用者の身体状態に従って移動する画面を表示する装置の作動方法。
【請求項8】
前記装置は、前記表示ユニットを載置する運動ベースと、前記制御ユニットと前記運動ベースと接続される少なくとも一つのモーターとを含み、前記制御ユニットにより前記使用者の画像に応じて前記表示ユニットを調整する工程において、前記制御ユニットにより、前記少なくとも一つのモーターを制御し、前記運動ベースにより載置される前記表示ユニットを連動し、前記表示ユニットの移動の頻度及び幅と前記使用者の移動の頻度及び幅を一致させることを特徴とする請求項7に記載の作動方法。
【請求項9】
前記制御ユニットにより前記使用者の画像に応じて前記表示ユニットを調整する工程において、前記制御ユニットにより、前記表示ユニットにより表示される前記マルチメディア画面の位置を調整し、前記表示ユニットにより表示される前記マルチメディア画面の移動の頻度及び幅と前記使用者の頭部の移動の頻度及び幅を一致させることを特徴とする請求項7に記載の作動方法。
【請求項10】
前記撮影ユニットは、前記使用者の頭部の画像を撮影することを特徴とする請求項7に記載の作動方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2012−40352(P2012−40352A)
【公開日】平成24年3月1日(2012.3.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−46183(P2011−46183)
【出願日】平成23年3月3日(2011.3.3)
【出願人】(503378235)国立台湾科技大学 (32)