説明

保形性に優れた腐植質を含む火山灰造粒物

【課題】本発明は、脱臭、吸着性能を保持しながら保形性を高めることができる造粘剤およびバインダーを提供する。
【解決手段】腐植質を含む火山灰、粘結剤および水系ウレタン樹脂からなる造粒物および脱臭剤である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、腐植質を含む火山灰、粘結剤および水系ウレタン樹脂からなる保形性に優れた造粒物、および該造粒物からなる脱臭剤に関する。
【背景技術】
【0002】
腐植質を含む火山灰土壌の表層部分は、非晶質粘土鉱物であるアロフェン土を主成分としている。また、黒ボク土は、主に洪積台地や山麓傾斜面に分布している腐植酸に富む黒い表層土を持つ土壌であり、約1億年前に火山から噴出した軟質火山灰が地球上に繁茂した植物、動物の上に厚く降下し、約5000年以上埋没している間に風化して生成された火山灰土壌である。腐植質を含有したアロフェン粘土鉱物、黒ボク土や腐植物質には、それぞれ固有の物理化学的吸収、吸着特性を有しており、種々な物質種(イオン、化合物、錯化合物など)に対して吸収、吸着、交換、緩衝作用などの挙動を示すことが知られている。このような腐植質の特性は、活性炭のように吸着能力が急激に低下したり、逆に吸着された物質が表面から脱着され、臭気発生や被処理物の再着色の原因とならず、長期安定吸着性能を有することが知られている。このような特性から従来、黒ボク土や腐植質アロフェン土を含む腐植質は、バインダーを用いてペレット状、球状、ハニカム状に成型し、脱臭剤やガス吸着剤として利用されているが、高湿度のガスが長期間通過すると成型物が崩壊するという問題があった。
【0003】
ところで、特許文献1には、腐植質アロフェン土を用いた脱臭剤が開示されており、腐植質アロフェン土と接合剤として市販のセメント固化剤を用いた顆粒製品に、硫化水素を含む空気を流し続け、硫化水素に対する脱臭効果を測定したところ、市販の活性炭よりも長く脱臭効果が得られている。さらに、腐植質アロフェン土、市販のセメント固化剤および骨材として火山礫粉砕物を加えて均一に混合し、その固化製品を粉砕して塊状の水処理剤を製造し、水処理剤として実施したところある程度の吸着効果が得られている。しかしながら、硫化水素について、優れた脱臭効果が見られるが、水処理における吸着効果については充分な効果が得られていない。この場合、造粒することによって生じる比表面積の低下により、脱臭効果が低下することが考えられる。
【0004】
また、特許文献2には、火山灰質成分である黒ボク土を用い、畜産施設から排出される臭気物質の脱臭に適した脱臭剤が開示されており、糞尿処理の現場で、黒ボク土90%に腐植土5%および火山灰5%を混合した粉末状のものを20Lの水に溶解した脱臭剤を投入し、脱臭効果を調べたところ、無臭に近くなることが判明し、優れた脱臭効果が得られている。しかしながら、該脱臭剤は水に溶解させて用いるために、該脱臭剤の原料を用いて造粒物を製造した際、高湿度のガスによる成型物の崩壊を招く。また、流水の処理施設など連続的に脱臭を行なうような場合においても保形性が劣れるため不向きである。
【0005】
一方、吸着能に非常に優れている多孔性物質のベントナイト、アタパルジャイト、ゼオライトなどが粘結剤として用いられている。ベントナイトは、モンモリナイトを主成分とする粘土であり、優れた膨潤性を示し、水に対してきわめて親和性が強く、水に浸しておくと吸収して容積を増す性質を有する。また、陽イオン効果量が大きいため交換、緩衝作用に優れている。アタパルジャイトは結晶構造に空孔を有している多孔性粘土系鉱物であるが、優れた粘着性を生み出すのでバインダーやセメントスラリーの造粘剤などで使用されている。ゼオライトは、工業的に合成されている多孔性物質であり、分子篩、吸着剤、廃水処理剤、土壌改良剤、紙の充填剤など幅広く用いられている。
【0006】
しかしながら、前記の脱臭剤やガス吸着剤において、高湿度のガスによる成型物の崩壊の問題は依然として解消されていない。
【0007】
【特許文献1】特許第3328439号
【特許文献2】特許第3533056号
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は、脱臭、吸着性能を保持しながら保形性を高めることができる造粒物、および該造粒物からなる脱臭剤を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、腐植質を含む火山灰、粘結剤および水系ウレタン樹脂からなる保形性を有する造粒物に関する。
【0010】
粘結剤がベントナイト、アタパルジャイト、セピオライトおよびゼオライトから選ばれた少なくとも1種であることが好ましい。
【0011】
水系ウレタン樹脂を0.1〜10重量%含むことが好ましい。
【0012】
本発明は、前記造粒物からなる脱臭剤にも関する。
【発明の効果】
【0013】
腐植質を含む火山灰は、造粒すると比表面積が低下し、脱臭能力が低下する傾向があるが、本発明においては、多孔質鉱物の粘結剤を配合することにより、脱臭性能を改善することができる。また、バインダーとして水系ウレタン樹脂を用いた造粒物は、水中での型崩れすることなく保形性が良好であり、高湿度ガスに対する保形性が優れたものとなる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
本発明の造粒物は、腐植質を含む火山灰、粘結剤および水系ウレタン樹脂によって構成される。
【0015】
腐植質を含む火山灰の成分としては、例えば、アロフェン土、フミン酸、フルボ酸、腐植酸などを主成分としたものが好ましく使用される。また、その他の成分として、かんらん石、輝石、角閃石などが含まれる。
【0016】
造粒物における腐植質の含有量は、1〜50重量%が好ましい。腐植質の含有量が、1重量%より小さいと、脱臭効果が落ちる傾向がある。
【0017】
粘結剤の含有量は、5〜50重量%が好ましく、10〜40重量%がより好ましく、15〜25重量%がさらに好ましい。粘結剤の質量が、5重量%より小さいと、造粒物の保形性が悪化する傾向があり、一方、50重量%をこえると、脱臭効果が低下する傾向がある。粘結剤の具体例としては、Na型ベントナイト、アタパルジャイト、ゼオライト、セピオライト、マイカ、Ca型ベントナイト、変性ベントナイトなどがあげられる。特に造粒性と脱臭効果の点で、Na型ベントナイト、Ca型ベントナイト、アタパルジャイト、ゼオライト、セピオライトが好ましい。
【0018】
本発明に使用される水系ウレタン樹脂としては、
(1)平均分子量50〜100,000で2個以上の活性水素原子含有ポリヒドロキシ化合物または前記ポリヒドロキシ化合物と平均分子量50〜100,000で2個以上の活性水素原子含有多価アミン化合物の併用、有機ポリイソシアネート、並びにNCO基と反応性の活性水素原子および塩形成基を有する化合物から合成される塩形成基を有するウレタン樹脂を、塩形成剤を使用することにより、公知の方法で水中に混合乳化させたアニオン性、またはカチオン性水系ウレタン樹脂、
(2)平均分子量50〜100,000で2個以上の活性水素原子含有ポリヒドロキシ化合物または前記ポリヒドロキシ化合物と平均分子量50〜100,000で2個以上の活性水素原子含有多価アミン化合物の併用、有機ポリイソシアネート、並びにモノアルコールまたは多価アルコールのエチレンオキサイド単独もしくはエチレンオキサイドおよびプロピレンオキサイド付加物から合成されるノニオン性水系ウレタン樹脂、
(3)平均分子量50〜100,000で2個以上の活性水素含有ポリヒドロキシ化合物または前記ポリヒドロキシ化合物と平均分子量50〜100,000で2個以上の活性水素原子含有多価アミン化合物の併用並びに有機ポリイソシアネートから合成されるウレタン樹脂を、アニオン、カチオン、ノニオン性などの界面活性剤を添加した水中で強制的に乳化させた水系ウレタン樹脂などがあげられる。
【0019】
かかる前記(1)、(2)および(3)項において、平均分子量50〜100,000で2個以上の活性水素原子含有ポリヒドロキシ化合物としては、ジエチレングリコール、ブタンジオール、ヘキサンジオール、ビスフェノールA、トリメチロールプロパン、グリセリン、ペンタエリスリトールなどの多価アルコール、それらのアルキレン誘導体またはそれらのエステル化物;
ポリ(オキシエチレンエーテル)ポリオール、ポリ(オキシプロピレンエーテル)ポリオール、ポリ(オキシエチレンプロピレンエーテル)ポリオール、ポリエステルポリオール、ポリチオエーテルポリオール、ポリアセタールポリオール、ポリテトラメチレングリコール、ポリブタジエンポリオール、ヒマシ油ポリオールなどのポリオール化合物などが、
平均分子量50〜100,000で2個以上の活性水素原子含有多価アミン化合物としては、エチレンジアミン、プロピレンジアミン、ジエチレントリアミン、トリエチレンテトラミン、テトラエチレンペンタミンなどの低分子量多価アミン;エポキシアミンアダクト体またはポリアミド樹脂などの高分子量多価アミン化合物が、
それぞれあげられる。
【0020】
前記ポリヒドロキシ化合物または多価アミン化合物は、平均分子量が50〜100,000であることが必要である。前記ポリヒドロキシ化合物または多価アミン化合物の平均分子量が50〜100,000の範囲より外れた場合、本発明の目的は達成されない。
【0021】
次に有機ポリイソシアネートとしてはナフチレンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、水素添加ジフェニルメタンジイソシアネート、ジフェニルメタンジイソシアネート、トリレンジイソシアネートなどあらゆる芳香族、脂肪族、脂環族系のイソシアネート類の単独もしくは混合物があげられる。
【0022】
次にNCO基と反応性の活性水素原子および塩形成基を有する化合物およびそれに対応する塩形成剤としては、
1)塩形成性のカルボン酸またはスルホン酸基をもつ化合物および対応する塩形成剤、
2)酸で中和可能な第4級または第3級基になり得る基をもつ化合物および対応する塩形成剤、
3)第4級化反応を起こすハロゲン原子または相当する強酸のエステルを含有する化合物および対応する塩形成剤
などがあげられる。
【0023】
塩形成性のカルボン酸またはスルホン酸基をもつ化合物としては、例えばグリコール酸、リンゴ酸、グリシン、アミノ安息香酸、アラニン、ジメチロールプロピオン酸などのヒドロキシ酸、アミノカルボン酸、多価ヒドロキシ酸類やタウリン、2−ヒドロキシエタンスルホン酸などのアミノスルホン酸、ヒドロキシスルホン酸類などが、それに対応する塩形成剤としては、たとえば水酸化ナトリウム、水酸化カルシウムなどの1価の金属水酸化物やアンモニア、トリメチルアミン、トリエチルアミンなどの3級アミン化合物などがあげられる。
【0024】
酸で中和可能な第4級または第3級基になり得る基をもつ化合物としては、例えばN−メチルジエタノールアミンなどのアルコキシル化アミン類やN−メチル−N−(3−アミノプロピル)−エタノールアミン、N,N−ジメチルヒドラジンなどのアミノアルコール類やアミン類などが、それに対応する塩形成剤としては例えば塩類、硝酸、蟻酸、酢酸、メチルクロライド、ベンジルクロライドなどの有機および無機酸類並びに反応性ハロゲン原子を有する化合物があげられる。
【0025】
第4級化反応を起こすハロゲン原子または相当する強酸のエステルを含有する化合物としては例えば、2−クロロエタノール、2−ブロムメタノールなどが、それに対応する塩形成剤としては、例えば3級アミン、スルフィド類、ホスフィン類などがあげられる。
【0026】
次にモノアルコールまたは多価アルコールのエチレンオキサイド単独もしくはエチレンオキサイドおよびプロピレンオキサイド付加物におけるモノアルコールとしては、ブタノール、ペンタノール、ヘキサノール、ヘプタノール、オクタノール、ラウリルアルコールなどが、多価アルコールとしては、前記多価アルコールなどがそれぞれあげられる。
【0027】
次にアニオン、カチオン、ノニオン性などの界面活性剤としては通常、界面活性剤の分野で使用されているものがあげられる。
【0028】
本発明の造粒物における水系ウレタン樹脂の含有量は、0.1〜10重量%が好ましく、0.5〜5重量%がより好ましく、1〜3重量%がさらに好ましい。水系ウレタン樹脂の含有量が、0.1重量%より小さいと、水中保形性が劣る傾向があり、10重量%をこえると、脱臭効果が劣る傾向がある。
【0029】
本発明の造粒物の製造方法としては、特に限定されないが、例えば、腐植質を含む火山灰土および粘結剤の混合物に対し、撹拌しながら水系ウレタン樹脂水溶液を添加し、得られた造粒用粉末をペレット化する方法などがあげられる。
【0030】
本発明の造粒物には、発明の効果を損なわない程度で種々の添加物を配合することができる。そのような添加物の具体例としては、例えば、粘結剤としてセメント、石灰、骨材として火山礫、レンガ破砕片、発砲コンクリート破砕片、接合剤として、タール、ピッチ、アラビアゴムゼラチン、デンプン、アルギン酸ソーダ、グアーガム、カラギーナン、キサンタンガム、こんにゃく粉などがあげられる。
【0031】
また、本発明の造粒物は、脱臭剤として好適に用いられる。該脱臭剤が脱臭できる気体としては、硫化水素、メチルメルカプタンなどの硫黄化合物、トリメチルアミン、メチルアミン、アンモニア、スカトールなどの窒素化合物、プロピオン酸、吉草酸などの脂肪酸などがあげられる。なお、脱臭剤以外にも、高BOD排水やリン含有排水などの水浄化剤などに使用することができる。
【実施例】
【0032】
実施例1
小型ミキサー(MARU株式会社製)の受け皿に腐植質を含む火山灰土(無機物83重量%、有機物17重量%)800gおよびNa型ベントナイト200gを投入した。撹拌しながらバインダーとして水系ウレタン樹脂A(商品名:スーパーフレックス860(第一工業製薬(株)製)、ポリエステル系アニオン性水系ウレタン樹脂)の6.67%水溶液を300g添加(粉体1000gに対しバインダー2重量%)し、造粒用粉体を得た。
【0033】
得られた造粒用粉体をディスクペレッター(不二パウダル社製F−5/11型)に全量投入し、5mm径の円柱状造粒物を得た。その後、105℃の高温乾燥機にて5時間乾燥させ、造粒物サンプルを得た。得られた造粒物サンプルを以下の測定方法により評価した。
【0034】
(一粒硬度)
一粒の破壊強度をレオメーター(CR150、サン科学社製)で測定し、10粒の平均値を一粒硬度とした。
【0035】
(水中保形性評価)
100ccの三角フラスコに水50ccを加え、造粒物サンプルを10粒を投入し、室温で保存した。1カ月後、造粒品の外観を観察し、以下の指標により評価した。
○:型崩れがなく良好である。
△:一部型崩れが起こっている。
×:全量型崩れが起こっている。
【0036】
(脱臭性能評価)
5Lのテドラバックに造粒物サンプルを5g投入し、無臭空気を3L充填した。そこへ硫化水素を初期濃度が50ppmとなるようにマイクロシリンジで注入し、注入時点から30分後、60分後および120分後の硫化水素濃度を検知管間で測定した。なお、造粒物サンプルを投入しない空試験も実施し、30分後、60分後および120分後の硫化水素濃度が50ppmであることを確認した。
【0037】
脱臭率を次式にて算出した。結果を表1に示す。
脱臭率=(50−(測定値))/50×100(%)
【0038】
実施例2
バインダーとして水系ウレタン樹脂B(商品名:スーパーフレックス170(第一工業製薬(株)製、ポリエステル・ポリエーテル系アニオン性水系ウレタン樹脂)を用いた以外は、実施例1と同様の方法により造粒物サンプルを得た。得られた造粒物サンプルを前記測定方法により評価した。結果を表1に示す。
【0039】
実施例3
バインダーとして水系ウレタン樹脂B(商品名:スーパーフレックス550(第一工業製薬(株)製、ポリエステル系ノニオン性水系ウレタン樹脂)を用いた以外は、実施例1と同様の方法により造粒物サンプルを得た。得られた造粒物サンプルを前記測定方法により評価した。結果を表1に示す。
【0040】
実施例4
バインダーとして水系ウレタン樹脂B(商品名:スーパーフレックス420(第一工業製薬(株)製、ポリカーボネート系アニオン性水系ウレタン樹脂)を用いた以外は、実施例1と同様の方法により造粒物サンプルを得た。得られた造粒物サンプルを前記測定方法により評価した。結果を表1に示す。
【0041】
実施例5
粘結剤としてアタパルジャイトを用いた以外は実施例1と同様の方法により造粒物サンプルを得た。得られた造粒物サンプルを前記測定方法により評価した。結果を表1に示す。
【0042】
比較例1
バインダーとしてカルボキシメチルセルロース(CMC)(商品名:セロゲンBSH6(第一工業製薬(株)製))を用い、添加量を半減した以外は、実施例1と同様の方法により造粒物サンプルを得た。得られた造粒物サンプルを前記測定方法により評価した。結果を表1に示す。
【0043】
比較例2
バインダーとしてメチルセルロース(MC)(商品名:メトローズSM400(信越化学(株)製)を用い、添加量を半減した以外は、実施例1と同様の方法により造粒物サンプルを得た。得られた造粒物サンプルを前記測定方法により評価した。結果を表1に示す。
【0044】
比較例3
バインダーを配合しなかった以外は、実施例1と同様の方法により造粒物サンプルを得た。得られた造粒物サンプルを前記測定方法により評価した。結果を表1に示す。
【0045】
【表1】

【0046】
表1において、実施例1〜4のバインダーとして水系ウレタン樹脂を用いた場合、水中で崩壊することなく保形性を保っていたが、比較例1〜3におけるCMCおよびMCをバインダーにした脱臭剤については、全量型崩れが生じた。また、バインダーを含まないものも同様に崩れた。
【0047】
また、実施例1〜4の30分後における脱臭率は80〜83%、60分後における脱臭率は93〜97%であるのに対し、比較例1〜3では30分後における脱臭率は75〜77%、60分後における脱臭率は85〜90%であった。このように、バインダーに水系ウレタン樹脂を用いると初期の脱臭効果が優れていることがわかるが、これは、造粒時に、火山灰粒子が密に充填されず、比表面積の低下が少ないためであると考えられる。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
腐植質を含む火山灰、粘結剤および水系ウレタン樹脂からなる造粒物。
【請求項2】
粘結剤がベントナイト、アタパルジャイト、セピオライトおよびゼオライトから選ばれた少なくとも1種からなる請求項1記載の造粒物。
【請求項3】
水系ウレタン樹脂を0.1〜10重量%含む請求項1または2記載の造粒物。
【請求項4】
請求項1、2または3記載の造粒物からなる脱臭剤。

【公開番号】特開2006−325752(P2006−325752A)
【公開日】平成18年12月7日(2006.12.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−151384(P2005−151384)
【出願日】平成17年5月24日(2005.5.24)
【出願人】(000003506)第一工業製薬株式会社 (491)
【Fターム(参考)】