説明

保護蓋付き巻尺用メモ装置

【課題】 建築現場などで、巻尺を使用し採寸した数字や文字を筆記する際、巻尺自体に固定して筆記できる巻尺用メモ装置を提供する。
【解決手段】 筆記の出来る板にそれを保護する開閉式の蓋を設け、巻尺自体の側面に固定して、一体化し使用する事を特徴とする保護蓋付き巻尺用メモ装置。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、建築現場などで巻尺を使用し、採寸した数字や文字を巻尺自体に保護蓋付きの筆記できる板を取り付け、筆記する事が出来る装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、建築現場等で巻尺を使用する際、採寸した数字や文字は、ノートやメモ紙などに、筆記するか巻尺自体の側面に書き込んでいた。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
そのために、次のような問題点があった。
ノートやメモ紙などに書き込むとき、屋外では風でめくれしまい筆記が不自由であるし、雨の時は破れてしまうこともある。また、足元の不安定な所、例えば脚立の上とか片手で何かにつかまりながらの採寸では、巻尺、ノートやメモ紙など、筆記具、と同時に手にする事が困難である。そのため巻尺自体に書き込む場合もあるが、書いた数字や文字を誤って手で触れてしまいせっかく採寸し筆記した数字や文字を不鮮明にしたり消してしまったりする。するとはじめからやり直ししなければならない。
また、巻尺は、道具袋の中に入れて持ち歩くことが多く、道具袋の中には他に金属製の工具や釘などがあり、巻尺自体に傷が付いてしまい筆記の鮮明さに欠けてくる。
本発明は以上の問題点を解決しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
筆記の出来る板に、それを保護する開閉式の蓋を設け、その板と蓋の内側を筆記する所として使用し筆記後は蓋を閉める。使用する巻尺自体の側面に両面テープや、接着剤、またはネジなどで固定して一体化する。
以上を特徴とする保護蓋付き巻尺用メモ装置である。
【発明の効果】
【0005】
本発明は、板状のメモであるから、風のある屋外での使用時にノートやメモ紙などのように風でめくれたり破れたりしないし、足場の不安定な所でも巻尺と一体化したメモ装置であるから、手にノート、メモ紙などを持たなくても良くなる。また、保護蓋があるから、筆記したものを誤って手や指で触れてしまい不鮮明になったり消してしまったりする事も無い。また、他の工具等と接触していても筆記する所に傷が付く事も無い。
よって作業能率が良くなる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
以下、本発明の実施の形態を説明する。
筆記のできる板(1)は、硝子の様に表面が鏡面状でなく鉛筆などで筆記できる物であれば樹脂でも、金属でもよくその筆記できる板の一辺に支点(2)を設け、その板に覆いかぶさる大きさのふちのある保護蓋(3)を装着し開閉できるものにする。巻尺の側面(4)と筆記できる板の裏面(5)に、接着剤や両面テープを付けるかネジ等で固定し巻尺と一体化する。筆記するとき保護蓋を開き、筆記できる板と保護蓋の内側を使用し、筆記後は保護蓋を閉める。この結果、ノートやメモ紙を用意しなくても済むし筆記したものを不鮮明にする事や、筆記面(6)に傷を付けることも無くなる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】本発明の使用状態を示す斜視図
【図2】本発明の斜視図
【図3】本発明の保護蓋を閉じた状態を示す側面図
【図4】本発明の保護蓋を開いた状態を示す側面図
【図5】本発明の保護蓋の開閉状態を示す平面図
【符号の説明】
【0008】
1 筆記の出来る板
2 支点
3 保護蓋
4 巻尺の側面
5 筆記出来る板の裏面
6 筆記面

【特許請求の範囲】
【請求項1】
筆記のできる板にその板を保護する為の蓋を設け、巻尺自体に取り付けて一体化して使用することを特徴とする保護蓋付き巻尺用メモ装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2007−171148(P2007−171148A)
【公開日】平成19年7月5日(2007.7.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−381139(P2005−381139)
【出願日】平成17年12月20日(2005.12.20)
【出願人】(504284353)
【Fターム(参考)】