説明

個包装製品

【課題】ゴミが浸入しにくく、衛生的に持ち運ぶことができる個包装製品を提供すること。
【解決手段】吸収性物品を包装用シートにより覆うことによって形成された第1の個包装体と、第2の個包装体とを具備する個包装製品であって、上記包装用シートが、中間領域と、当該中間領域の両側にそれぞれ位置する第1の領域及び第2の領域とを有し、第2の領域が、上記吸収性物品を間に挟んで中間領域上に折り重ねられると共に、第1の領域が第2の領域の一部の上に折り重ねられ、そして第1の領域が、第2の領域の外面に固定されており、そして第2の個包装体が、第1の領域及び第2の領域の上に配置され且つ第1の領域の外面の少なくとも一部に固定されていることを特徴とする個包装製品。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、吸収性物品を包装用シートにより覆うことによって形成された第1の個包装体と、第2の個包装体とを具備する個包装製品に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、生理用ナプキン、パンティーライナー、紙オムツ等の吸収性物品を、1つずつ包装用シートで包んだ個包装型の製品が知られている(例えば、特許文献1及び特許文献2)。吸収性物品を個包装化することにより、中の吸収性物品を1つずつ、簡易に且つ衛生的に持ち運ぶことができる。
【0003】
また、特許文献3に示されるように、拭き取りワイプが取り付けられた個包装生理用ナプキンも知られている。個包装生理用ナプキンに拭き取りワイプを取り付けることにより、生理用ナプキンの交換の際に、汚れた場所を拭き取りワイプで拭くことができて便利である。
【0004】
しかし、特許文献3の第12図B又は第15図に示される個包装生理用ナプキンでは、リリースラッパーの内側部分と外側部分とがテープタブで固定されているだけなので、内側部分(例えば、図15の52a)と、外側部分(例えば、図15の53a)との隙間から、ゴミが浸入する可能性があり、衛生面の問題が生じうる。
【0005】
また、特許文献3の第12図B又は第15図に示される個包装生理用ナプキンには、生理用ナプキンの交換の一連の手順が行いにくいという問題がある。
【0006】
生理用ナプキンを交換する場合には、個包装生理用ナプキンを開封し、新しい生理用ナプキンを包装用シートから分離し、使い終えた生理用ナプキンを先ほどの包装用シートに粘着させ、そして当該包装用シートで使い終えた生理用ナプキンをくるむのが一般的な手順である。個包装生理用ナプキンに拭き取りワイプが取り付けられている場合には、上記作業の後、拭き取りワイプを開封し、中のワイプを取り出し、そして汚れた部分をきれいにするのが一般的である。
【0007】
しかし、特許文献3の第12図B又は第15図の個包装生理用ナプキンでは、未使用の拭き取りワイプが第2部分に取り付けられたまま、包装用シートにより使い終えた生理用ナプキンをくるもうとすると、拭き取りワイプが邪魔になるので、くるむ前に、拭き取りワイプを包装用シートから引き剥がす等の対応が使用者に強いられる。
【0008】
また、特許文献3の図12Aに示される個包装生理用ナプキンでは、リリースラッパーの「外側部分」の上に、フラップにより囲まれた拭き取りワイプがあるものの、リリースラッパーの内側部分と外側部分とがテープタブで固定されているのみである。従って、特許文献3の図12Aに示される個包装生理用ナプキンには、第12図B又は第15図の形態と同様に、リリースラッパーの内側部分と外側部分との隙間から、ゴミが浸入する可能性があり、衛生面の問題が生じうる。
【0009】
また、特許文献3の図12Aの個包装生理用ナプキンでは、リリースラッパーが、拭き取りワイプの袋の役割を兼ねているので、当該拭き取りワイプが、薬液等を含むウェットタイプである場合には、上記リリースラッパーに耐水性素材を用いる必要があり、コスト増につながることも考えられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0010】
【特許文献1】特開平9−10257号公報
【特許文献2】特開平9−10258号公報
【特許文献3】特表平7−506034号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
従って、本発明は、ゴミが浸入しにくく、衛生的に持ち運ぶことができる個包装製品を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0012】
本発明者らは、上記課題を解決するために鋭意検討した結果、吸収性物品を包装用シートにより覆うことによって形成された第1の個包装体と、第2の個包装体とを具備する個包装製品であって、上記包装用シートが、中間領域と、当該中間領域の両側にそれぞれ位置する第1の領域及び第2の領域とを有し、第2の領域が、上記吸収性物品を間に挟んで中間領域上に折り重ねられると共に、第1の領域が第2の領域の一部の上に折り重ねられ、そして第1の領域が、第2の領域の外面に固定されており、そして第2の個包装体が、第1の領域及び第2の領域の上に配置され且つ第1の領域の外面の少なくとも一部に固定されていることを特徴とする個包装製品により、上記課題を解決できることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0013】
具体的には、本発明は以下の態様に関する。
[態様1]
吸収性物品を包装用シートにより覆うことによって形成された第1の個包装体と、第2の個包装体とを具備する個包装製品であって、
上記包装用シートが、中間領域と、当該中間領域の両側にそれぞれ位置する第1の領域及び第2の領域とを有し、第2の領域が、上記吸収性物品を間に挟んで中間領域上に折り重ねられると共に、第1の領域が第2の領域の一部の上に折り重ねられ、そして第1の領域が、第2の領域の外面に固定されており、そして
第2の個包装体が、第1の領域及び第2の領域の上に配置され且つ第1の領域の外面の少なくとも一部に固定されている、
ことを特徴とする個包装製品。
【0014】
[態様2]
第2の個包装体が、第2の領域の外面の少なくとも一部にさらに固定されている、態様1に記載の個包装製品。
[態様3]
第1の領域の固定端側に位置する、第2の個包装体の第1の端部が、第1の領域の外面に固定されていない、態様1又は2に記載の個包装製品。
【0015】
[態様4]
第2の個包装体が、包装されたワイプス、タンポン及び陰唇間パッドから成る群から選択される、態様1〜3のいずれか一つに記載の個包装製品。
[態様5]
第2の個包装体が包装されたワイプスであり、当該ワイプスの包装が、使用済みの吸収性物品を上記包装用シートで包装した後に、中のワイプスを簡易に取り出すことができる簡易開封部を有する、態様4に記載の個包装製品。
【0016】
[態様6]
上記包装用シートの素材が、不織布又は紙である、態様1〜5のいずれか一つに記載の個包装製品。
[態様7]
第2の個包装体が、上記個包装製品の開封方向の目安となる形態を有するか、又は上記個包装製品の開封方向の目安となる印刷を第2の個包装体の表面に有する、態様1〜6のいずれか一つに記載の個包装製品。
【0017】
[態様8]
上記吸収性物品が、生理用ナプキン、パンティーライナー、紙オムツ及びタンポンから成る群から選択される、態様1〜7のいずれか一つに記載の個包装製品。
[態様9]
上記吸収性物品が紙おむつであり且つ第2の個包装体がワイプスである、態様1〜7のいずれか一つに記載の個包装製品。
【発明の効果】
【0018】
態様1の発明は、第2の個包装体が、第1の領域及び第2の領域の上に配置されているので、第1の領域の自由端と第2の領域の外面との間からゴミが浸入しにくく、個包装製品を衛生的に持ち運ぶことができる。
態様2の発明は、第2の個包装体が、第1の領域の外面の少なくとも一部と、第2の領域の外面の少なくとも一部との両方に固定されているので、態様1の発明よりもゴミが浸入しにくく、本発明の個包装製品をさらに衛生的に持ち運ぶことができる。
態様3の発明は、第2の個包装体の第1の端部が、第1の領域の外面に固定されていないので、第1の端部側から、第2の個包装体を開封しやすい。
態様5の発明では、ワイプスの包装が簡易開封部を有するので、中のワイプスを簡易に取り出すことができて便利である。
態様7の発明では、第2の個包装体が特定の形態又は印刷を有するので、摘持用タブが無いか又は摘持用タブ4が第2の個包装体22に隠れている場合、十分な光量が得られない場合等であっても、個包装製品の開封方向を簡易に判断することができる。
態様8及び態様9の発明では、吸収性物品の交換の際に用いられるもの又は吸収性物品と併用して用いられうるものが吸収性物品とセットになっているので便利である。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【図1】図1は、本発明の個包装製品の一態様の斜視図である。
【図2】図2は、吸収性物品が生理用ナプキンである第1の個包装体の特定の態様の展開図である。
【図3】図3は、図1に示される個包装製品の1態様のA方向の断面図である。
【図4】図4は、本発明の個包装製品における、第2の個包装体の固定方法のバリエーションの例を示す断面図である。
【図5】図5は、第2の個包装体が包装されたタンポンである本発明の個包装製品の正面図である。
【図6】図6は、第2の個包装体が包装された陰唇間パッドである本発明の個包装製品の正面図である。
【図7】図7は、包装されたワイプスの包装の例を示す正面図である。
【図8】図8は、第2の個包装体の形状のバリエーションの例を示す図である。
【図9】図9は、吸収性物品の交換に当たり、包装されたワイプス3を開封する直前の本発明の個包装製品1の断面を模式的に示す図である。
【図10】図10は、吸収性物品がタンポンであり且つ第2の個包装体がピロー型包装を有するワイプスである個包装製品1の正面図である。
【図11】図11は、図10に示す第1の個包装体2の展開図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
本発明の個包装製品について、以下、図面を用いて詳細に説明する。
図1は、本発明の個包装製品の一態様の斜視図である。図1に示される個包装製品1は、シールライン6A及び6B、並びに摘持用タブ4により封がされた第1の個包装体2の上に、第2の個包装体としての包装されたワイプス3が固定されている。使用者は、使用の際に、摘持用タブ4をB方向に持ち上げて中の吸収性物品を取り出すことができる。
【0021】
シールライン6A及び6Bは、当技術分野で通常用いられるものであり、例えば、熱で溶着させたヒートシール、接着剤、ホットメルト等を用いて実施することができる。上記シールライン、特にシールライン6Bは、所望により実施されるものである。
【0022】
図2は、吸収性物品7が生理用ナプキンである第1の個包装体2の特定の態様の展開図である。
図2(a)には、3つ折りタイプの第1の個包装体2が示されている。図2(a)の第1の個包装体2は、吸収性物品7及び包装用シート5から形成され、吸収性物品7の裏面が、包装用シート5で覆われ且つ包装用シート5に固定されている。
【0023】
吸収性物品7を包装用シート5に固定する手段としては、例えば、当技術分野で通常用いられている粘着剤を挙げることができる。
本明細書において、吸収性物品の「裏面」は、使用時に衣服側を向く面を意味する。なお、吸収性物品の「表面」は、使用時に人体側を向く面を意味する。
【0024】
図2(a)の包装用シート5は、中間領域11と、当該中間領域11の両側にそれぞれ位置する第1の領域9と第2の領域10とを有する。個包装された状態では、吸収性物品7の表面8が内向きになるように、第2の領域10が、吸収性物品7と共に、折り目線Yに沿って折り曲げられて中間領域11上に折り重ねられ、次いで、第1の領域9が、折り目線Xに沿って折り曲げられて第2の領域10の一部の上に折り重ねられ、摘持用タブ4により、第1の領域9が第2の領域10の外面13に固定されている。
【0025】
本明細書において、第1の領域及び第2の領域における「外面」とは、個包装された状態において外側を向く面を意味する。一方、第1の領域及び第2の領域における「内面」とは、個包装された状態において内側を向く面を意味する。
【0026】
図2(b)には、4つ折りタイプの第1の個包装体2が示されている。図2(b)の第1の個包装体2は、図2(a)と同様、吸収性物品7及び包装用シート5から形成され、吸収性物品7の裏面が、包装用シート5で覆われ且つ包装用シート5に固定されている。
【0027】
図2(b)の包装用シート5は、中間領域11と、当該中間領域11の両側にそれぞれ位置する第1の領域9と、第2の領域10とを有する。第2の領域10は、第2の領域の自由端14Dを含む第2の領域の一部15と、第2の領域の一部15及び中間領域11の間に位置する第2の領域の残りの部分16とをさらに有する。
【0028】
個包装された状態では、吸収性物品7の表面8が内向きになるように、第2の領域の一部15が、吸収性物品7と共に、折り目線Zに沿って折り曲げられて第2の領域の残りの部分16上に折り重ねられた上、折り目線Yに沿って折り曲げられて中間領域11上に折り重ねられ、次いで、第1の領域9が、折り目線Xに沿って折り曲げられて第2の領域10(より具体的には、第2の領域の残りの部分16)の一部の上に折り重ねられ、摘持用タブ4により、第1の領域9が第2の領域10(より具体的には、第2の領域の残りの部分16)の外面13に固定されている。
【0029】
14A,14B及び14Cは、それぞれ、第1の領域の自由端、第1の領域の固定端及び第2の領域の固定端を意味し、そして17A及び17Bは、包装用シートの側縁を意味する。
本明細書において、「固定端」は、第1の領域又は第2の領域の、中間領域と接する端部を意味し、そして「自由端」は、第1の領域又は第2の領域の、中間領域と反対側の端部を意味する。
【0030】
図2(a)のように、吸収性物品7の裏面が、包装用シート5の中間領域11、第1の領域9及び第2の領域10の3つの領域に粘着剤等で固定されている場合には、吸収性物品7は、包装用シート5と共に3つ折りにされるのが原則であるが、例えば、吸収性物品7の裏面が、包装用シート5の中間領域11及び第2の領域10の2つの領域に固定されている場合には、吸収性物品7は、包装用シート5と共に二つ折りにされてもよい。
【0031】
また、図2(b)のように、吸収性物品7の裏面が、包装用シート5の中間領域11、第1の領域9、第2の領域の一部15及び第2の領域の残りの部分16に粘着剤等で固定されている場合には、吸収性物品7は、包装用シート5と共に四つ折りにされるのが原則であるが、例えば、吸収性物品7の裏面が、包装用シート5の中間領域11、第2の領域の一部15及び第2の領域の残りの部分16に固定されている場合、あるいは吸収性物品7の裏面が、包装用シート5の中間領域11、第1の領域9及び第2の領域の残りの部分16に固定されている場合には、吸収性物品7は、包装用シート5と共に三つ折りにされてもよい。
吸収性物品7が、後述のパンティーライナーである場合にも、当該パンティーライナーを、生理用ナプキンと同様に、図2(a)及び図2(b)に示すような態様で個包装することができる。
【0032】
一方、吸収性物品7の裏面が、包装用シート5に固定されていない場合には、吸収性物品7は、(i)包装用シートと共に1回若しくは複数回折り重ねられ個包装されている、又は(ii)包装用シートとは別個に、1回若しくは複数回折り重ねられた上で包装用シート5により個包装されている、あるいは(iii)折り重ねられることなく包装用シート5に個包装されていることができる。
【0033】
(i)及び(ii)の態様の吸収性物品としては、裏面の粘着部分があらかじめ剥離紙等で覆われている生理用ナプキン及びパンティーライナー、並びに後述の紙おむつが挙げられ、そして(iii)の態様の吸収性物品としては、タンポンが挙げられる。
【0034】
本発明に用いられる吸収性物品としては、包装用シートにより個包装された形態で販売されうるものであれば特に制限されないが、例えば、生理用ナプキン、パンティーライナー並びに紙オムツ、例えば、テープタイプ紙おむつ及びパンツタイプ紙おむつを挙げることができる。
【0035】
本発明に用いられる包装用シートは、個包装のために当技術分野で用いられるものであれば特に制限されないが、不織布、フィルム、紙、及びこれらのラミネート等を挙げることができる。また、上記吸収性物品が生理用ナプキン、パンティーライナー等である場合には、吸収性物品をショーツに貼り付けるための粘着部分を保護するために、シリコーン等の離型処理を加えた包装用シートを用いることができる。
【0036】
本発明に用いられる第1の個包装体としては、上述の包装用シートにより1つずつ包装された生理用ナプキン、パンティーライナー、紙オムツ及びタンポンを挙げることができる。
吸収性物品が生理用ナプキンである第1の個包装体としては、特許文献1及び2、特開2003−175990号公報、並びに特開2006−280522号公報に記載される生理用ナプキン包装体をそのまま用いることができる。
吸収性物品がタンポンである第1の個包装体としては、特開2008−259583号公報に記載される生理用タンポンの個包装体をそのまま用いることができる。
【0037】
図3は、図1に示される個包装製品1の1態様の方向Aの断面図であり、吸収性物品7が、包装用シート5と共に三つ折りにされている。図3では、第1の領域9が、吸収性物品7と共に、第2の領域の外面13に折り重ねられ、そして摘持用タブ4により第1の領域9が第2の領域10の外面13に固定されている。第1の領域9の上には、第2の個包装体としてのワイプス3が、接着剤18により固定されている。ワイプス3は、第1の領域の固定端14B側の第1の端部19と、第1の領域の自由端14A側の第2の端部20とを有する。
【0038】
図3の個包装製品1では、包装されたワイプス3が摘持用タブ4の全体を覆っておらず、摘持用タブの端部4Bが、第2の端部20よりも第2の領域の固定端14Cよりに存在し、使用者が摘持用タブの端部4Bを直接掴むことができる。従って、使用の際、使用者は摘持用タブ4を掴んで持ち上げ、中の吸収性物品7を取り出すことができる。
【0039】
一方、使用者は、摘持用タブ4の代わりに、第2の端部20付近を掴んで持ち上げ、中の吸収性物品7を取り出すこともできる。第2の端部20を掴んで持ち上げることが想定される場合には、接着剤18は、第2の端部20よりに存在することが好ましい。より開封しやすくなるからである。接着剤18は、摘持用タブ4の一部の上に存在していてもよい。
【0040】
図3のワイプス3では、第1の端部19及び第2の端部20付近は第1の個包装体2に固定されておらず、ワイプス3の中央領域21のみが、接着剤18により、第1の個包装体2に固定されている。
【0041】
本明細書において、「粘着」の用語は、一時的な固定を意味する。本明細書において、「接着」の用語は、永久的な固定と、一時的な固定との両方を含む。
また、本明細書において、「粘着剤」は、一時的な固定のために用いられる剤を意味し、「接着剤」は、永久的な固定のために用いられる剤と、一時的な固定のために用いられる剤との両方を含む。
【0042】
接着剤18としては、当技術分野で通常用いられている接着剤、例えば、ホットメルト接着剤、例えば、ポリオレフィン(例えば、ポリエチレン及びポリプロピレン)系ホットメルト接着剤、エチレン・酢酸ビニル共重合体系ホットメルト接着剤、合成ゴム(例えば、スチレン系ポリマー、ブタジエン系ポリマー、イソプレン系ポリマー)系ホットメルト接着剤、アクリル樹脂系粘着剤等が挙げられる。
【0043】
接着剤18が適用される領域に関する、第2の個包装体の側縁25A及び25Bの方向の幅は、ゴミの浸入防止の観点からは長い方が好ましい。しかし、第2の個包装体の端部まで接着されていると、第2の個包装体自体の開封が難しくなる場合がある。従って、第2の個包装体の側縁25A及び25B付近には、ある程度の非接着部分が残ることが好ましい。
【0044】
吸収性物品7が生理用ナプキン又はパンティーライナーである場合、接着剤18が適用される領域に関する第1の端部19及び第2の端部20の方向の長さは、好ましくは4cm以下、より好ましくは3cm以下である。使い終えた吸収性物品を包装用シートでくるむと、後述の図9に示すように、包装用シートにより包装された使用済みの吸収性物品29の断面の直径は、一般的に、約3〜4cmになるからである。
【0045】
図4は、本発明の個包装製品における、第2の個包装体の固定の様式のバリエーションの例を示す断面図である。図4(a)の個包装製品1では、摘持用タブ4は、第1の領域9を第2の領域10の外面13に固定しているものの、摘持用タブ4の全体が、第2の個包装体22に隠れている。従って、使用者は、摘持用タブ4の代わりに、第2の端部20付近を持ち上げ、中の吸収性物品7を取り出すことができる。図4(a)の場合には、開封のしやすさを考慮すると、接着剤18が、第2の端部20よりに存在することが好ましい。接着剤18は、摘持用タブ4の一部の上にも存在することができる。
【0046】
図4(b)の個包装製品1では、摘持用タブ4が存在せず、第2の個包装体22が、接着剤18により、第1の領域9を第2の領域の外面13に固定している。図4(b)の態様は、摘持用タブ4を省略することができるので、コスト的に有利である。
なお、図4(b)の態様では、接着剤18は、一時的な固定を目的とする粘着剤であることが好ましい。使用の際に、接着剤18の少なくとも一部を剥がす必要があるからである。
【0047】
図4(b)の態様は、第2の個包装体が、第1の領域9及び第2の領域の外面13を覆い、さらに第1の領域9及び第2の領域の外面13の両方を接着剤で固定しているので、第1の領域9及び第2の領域の外面13の間の隙間が少なく、ゴミがより浸入しにくいので好ましい。また、図4(b)の態様では、第1の領域9及び第2の領域の外面13の間の隙間からゴミが浸入しにくいので、図1に6Bとして示されるシールラインを省略することができ、コスト的に有利となりうる。
【0048】
本明細書において、第2の個包装体としては、吸収性物品の交換の際に用いられるもの又は吸収性物品と併用して用いられうるものが挙げられる。上記吸収性物品の交換の際に用いられるものとしては、例えば、包装されたワイプスが挙げられ、上記吸収性物品と併用して用いられうるものとしては、例えば、包装されたタンポン、陰唇間パッドが挙げられる。
【0049】
本明細書において、第1の個包装体及び第2の個包装体の「個包装体」に含まれる量は、1度に使用される量であり、例えば、生理用ナプキン、パンティーライナー、タンポン及び陰唇間パッドの場合には、通常、1つ又は1枚であるが、包装されたワイプスの場合には、その大きさ等により、1枚又は複数枚が含まれる。
【0050】
図5は、第2の個包装体が包装されたタンポン23である個包装製品の正面図である。図5では、第1の個包装体2の第1の領域9及び第2の領域の外面13が、摘持用タブ4により固定されているが、図4(b)のように、摘持用タブ4の代わりに、包装されたタンポン23そのものにより、第1の個包装体2の第1の領域9及び第2の領域の外面13を固定することができる。
【0051】
また、第2の個包装体としての包装されたタンポン23は、時計回りに90°、180°又は270°回転された状態で、第1の個包装体2に固定されてもよい。
上記包装されたタンポンとしては、特開2008−259583号公報に記載される生理用タンポンの個包装体をそのまま用いることができる。
【0052】
図6は、第2の個包装体が、包装された陰唇間パッド24である個包装製品の正面図である。図6では、第1の個包装体2の第1の領域9及び第2の領域の外面13は、摘持用タブ4により固定されているが、図4(b)のように、摘持用タブ4の代わりに、包装された陰唇間パッド24そのものにより、第1の個包装体2の第1の領域9及び第2の領域の外面13を固定することができる。
【0053】
また、第2の個包装体としての包装された陰唇間パッド24は、時計回りに90°、180°又は270°回転された状態で、第1の個包装体2に固定されてもよい。
上記包装された陰唇間パッドとしては、国際公開第2002/094149号パンフレットに記載される個包装された陰唇間パッドをそのまま用いることができる。
【0054】
図7は、第2の個包装体が包装されたワイプス3である場合の、包装のバリエーション例を示す図である。なお、図7では、第1の個包装体との位置関係を理解しやすくするため、第1の個包装体2を点線で示してある。開封時には、摘持用タブ4又はワイプスを、向かって左側に持ち上げて、個包装製品1を開封することができる。
【0055】
図7(a)では、ピロー型包装を有するワイプス3A(以下、「ワイプス3A」と称する)が示されている。図7(b)では、三方シール型包装を有するワイプス3B(以下、「ワイプス3B」と称する)が示されている。図7(c)では、四方シール型包装を有するワイプス3C(以下、「ワイプス3C」と称する)が示されている。
【0056】
本明細書において、「ピロー型包装」とは、包装材を円筒形にし、その両端をシールすることにより製造された包装である。また、「三方シール型包装」とは、包装材を二つ折りにし、二つ折りにした部分以外の三方をシールすることにより製造された包装である。そして「四方シール型包装」は、二つの包装材を重ね、四方をシールすることにより製造された包装である。
【0057】
これらのワイプス3A、3B及び3Cは、使用済みの吸収性物品を上記包装用シートでくるんだ後に、中のワイプスを簡易に取り出すための簡易開封部を有することが好ましい。
【0058】
図9は、吸収性物品の交換に当たり、包装されたワイプス3を開封する直前の本発明の個包装製品1の断面を模式的に示す図である。吸収性物品の交換の一般的な手順は、以下の通りである。まず、本発明の個包装製品1を開封し、新品の吸収性物品7を包装用シート5から剥がす。次いで、使用済みの吸収性物品を、先ほどの包装用シート5でくるんで、包装用シートにより包装された使用済みの吸収性物品29をつくる。次いで、包装用シートにより包装された使用済みの吸収性物品29に固定されている包装されたワイプス3を開封し、汚れた部位をきれいにする。次いで、新しい吸収性物品をショーツに固定する。
【0059】
上述のように、包装されたワイプス3からワイプスを取り出す直前は、個包装製品は、図9の様な状態になっていることが多いので、包装されたワイプス3の第1の端部19及び/又は第2の端部20に沿って、包装されたワイプス3を開封できるような簡易開封部があると便利であると考えられる。
【0060】
図7(a)では、ピロー型包装を有する第2の個包装体の側縁25A及び25Bに、簡易開封部として複数の切り込みを有するギザ部が取り付けられている。当該ギザ部のところから、第1の端部19及び/又は第2の端部20に沿って包装を開封し、中のワイプスを簡易に取り出すことができる。なお、上記ギザ部は、包装用シートの2つの側縁25A及び25Bの一方又は両方に存在することができる。
なお、本明細書において、「第2の個包装体の側縁」とは、第1の個包装体に接着された後に第1の個包装体の側縁と同じ側となる、第2の個包装体の端部を意味する。
【0061】
図7(b)の三方シール型包装では、第2の端部20及びワイプスの側縁25A,25Bの計3カ所がシールされている。また、ワイプスの側縁25A,25Bのうち、第2の端部20付近のところに、簡易開封部として切込み部26A及び26Bが設けられている。切込み部26A及び26Bの間には、所望によるガイド用ライン27が設けられている。開封時には、切込み部26A又は26Bから、ガイド用ライン27に沿って開封し、ワイプスを取り出すことができる。ガイド用ライン27は、例えば、点線等の印刷であることができる。
なお、図7(b)では、斜線部分は、シール部分を意味する。
【0062】
図7(c)の四方シール型包装では、第1の端部19及び第2の端部20、並びにワイプスの側縁25A及び25Bの計4カ所がシールされている。また、ワイプスの側縁25Aには、簡易開封部として、第1の端部19付近にノッチ28A、そして第2の端部20付近にノッチ28Bが設けられ、一方、ワイプスの側縁25Bには、第1の端部19付近にノッチ28C、そして第2の端部20付近にノッチ28Dが設けられている。さらに、ノッチ28A及びノッチ28Cの間、並びにノッチ28B及びノッチ28Dの間には、それぞれ、所望によるガイド用ライン27が設けられている。開封時には、いずれかのノッチから、第1の端部19又は第2の端部20に沿って開封し、ワイプスを取り出すことができる。
なお、図7(c)では、斜線部分は、シール部分を意味する。
【0063】
包装されたワイプス3の包装としては、上述のピロー型包装、三方シール型包装、四方シール型包装等が挙げられ、それらの包装に、上述のギザ部、切込み部及びノッチ等、並びに所望によるガイド用ライン等から構成される簡易開封部を組み合わせることができる。さらに、上記包装が、三方シール型包装、四方シール型包装等の場合には、簡易開封部として、複層から構成される包装の中で、ある層を凝集破壊させながらめくり上げて開封する凝集剥離型、又は2つの層の間を層間剥離させながらめくり上げて開封する層間剥離型の包装の態様も、上述の簡易開封部に含まれる。
【0064】
本発明に用いられるワイプスとしては、当技術分野で、一般的にワイプスとして用いられているものであれば特に制限されず、好適に使用することができる。本発明に用いられるワイプスは、ドライタイプ又はウェットタイプであることができる。上記ワイプスの素材としては、親水性繊維、又は親水性繊維及び非親水性繊維の混合物から成る不織布又は織布であることができる。上記親水性繊維としては、再生セルロース繊維、例えば、レーヨン、天然繊維、例えば、コットン、パルプ等が挙げられ、そして上記非親水性繊維としては、ポリエステル、ポリプロピレン等が挙げられる。
【0065】
上記ワイプスは、使用後にトイレに流される場合があることを考慮すると、水解性を有するもの、特に水解性を有する不織布であることが好ましい。
【0066】
上記ワイプスには、湿潤強度をさらに高めるために、バインダーを添加することもできる。上記バインダーとして、例えば、カルボキシメチルセルロース、メチルセルロース、エチルセルロース、ベンジルセルロース等のアルキルセルロース、ポリビニルアルコール、スルホン酸基又はカルボキシル基を所定量含有する変性ポリビニルアルコール、ポリアミドエピクロロヒドリン等を挙げることができる。
【0067】
上記ワイプスがウェットタイプである場合であって、その素材が親水性繊維及び非親水性繊維の混合物から成るときには、上記親水性繊維の比率は、全繊維の質量に基づいて、40質量%以上であることが好ましい。ワイプスが後述の薬液を保持しやすくなるからである。
上記ワイプスとしては、坪量が20〜100g/m2であることが、使いやすさの観点から好ましい。
【0068】
上記ワイプスがウェットタイプである場合には、当該ワイプスは、ワイプスの質量に対して、100〜500質量%の薬液を含むことができる。当該薬液としては、精製水に必要最小限度の防腐剤を添加したものを挙げることができる。また、上記薬液には、必要に応じて、当技術分野で用いられている各種添加剤、例えば、界面活性剤、保湿剤、清涼感付与剤、エモリエント剤、pH調整剤、香料、酸化防止剤、キレート剤、植物エキス、褐色防止剤、消炎剤、皮膚賦活剤、収斂剤、触感改善剤を1種又は2種以上添加することができる。
【0069】
上記ワイプスの包装の素材としては、当技術分野で、一般的に包装用に用いられているものであれば特に制限されず、好適に使用することができるが、例えば、ポリエステル、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート等のフィルム、アルミ箔、紙等を単独又は複層化したものを用いることができる。上述の三方シール型包装及び四方シール型包装では、シール部分は、上記フィルム部分を熱、超音波等で溶融接着するか、又はホットメルト、接着剤等を用いて接着することにより形成されうる。
【0070】
本発明に用いられる第2の個包装体22は、本発明の個包装製品の開封の方向を分かりやすくするように、その形態に変化を持たせる(例えば、第2の端部20の長さに対して、第1の端部19の長さの割合を変化させる)か、又は第2の個包装体22の表面に印刷を付することができる。図8は、第2の個包装体22の形態のバリエーションの例を示す図である。なお、図9では、第2の個包装体22の、個包装製品1における位置等を分かりやすくするため、第1の個包装体2を点線で示してある。開封時には、摘持用タブ4又は第2の個包装体22を、向かって左側に持ち上げて、個包装製品1を開封する。
【0071】
図8(a)では、第2の個包装体22は、第2の端部20を上底とし且つ第1の端部19を下底とする台形の形態をしている。一方、図8(b)では、第2の端部20側の2つの頂点が欠けた六角形の形態をしている。
【0072】
このような形態を採用することにより、特に摘持用タブ4が無いか又は摘持用タブ4が第2の個包装体22に隠れている場合において、使用者が、開封方向を容易に判断することができる。さらに、十分な光量が得られない場所であっても、個包装製品の開封方向を簡易に判断することができる。
また、第2の個包装体22の表面に、開封方向を示すような印刷を付すこともできる。
【0073】
図10は、吸収性物品7がタンポン30であり且つ第2の個包装体22がピロー型包装を有するワイプス3Aである個包装製品1の正面図である。
使用の際には、使用者は、例えば、摘持用タブ4又はワイプス3Aの第2の端部20を持って第1の個包装体2を向かって左側に開封し、中からタンポン30を取り出し、使い終えたタンポンを包装用シート5の中に入れ、ワイプス3Aからワイプスを取り出し、汚れた部位をきれいにし、次いで、新しいタンポン30を装着することができる。
【0074】
吸収性物品がタンポンである第1の個包装体としては、特開2008−259583号公報に記載される生理用タンポンの個包装体を用いることができる。
【0075】
図11は、図10に示される第1の個包装体2の展開図である。
個包装された状態では、第2の領域10が、タンポン30を間に挟んで、折り目線Yに沿って折り曲げられて中間領域11上に折り重ねられ、次いで、第1の領域9が、折り目線Xに沿って折り曲げられて第2の領域10の一部の上に折り重ねられ、摘持用タブ4により、第1の領域9が第2の領域10の外面13に固定されている。
【0076】
図10及び図11では、摘持用タブ4が示されているが、図4(b)のように、摘持用タブ4の代わりに、第2の個包装体、例えば、ワイプス3Aにより、包装用シートの第1の領域9及び第2の領域の外面13を固定することができる。
【符号の説明】
【0077】
1 個包装製品
2 第1の個包装体
3 包装されたワイプス
3A ピロー型包装を有するワイプス
3B 三方シール型包装を有するワイプス
3C 四方シール型包装を有するワイプス
4 摘持用タブ
4B 摘持用タブの端部
5 包装用シート
6A,6B シールライン
7 吸収性物品
8 吸収性物品の表面
9 第1の領域
10 第2の領域
11 中間領域
12 第1の領域の外面
13 第2の領域の外面
14A 第1の領域の自由端
14B 第1の領域の固定端
14C 第2の領域の固定端
14D 第2の領域の自由端
15 第2の領域の一部
16 第2の領域の残りの部分
17A,17B 包装用シートの側縁
18 接着剤
19 第1の端部
20 第2の端部
21 中央領域
22 第2の個包装体
23 包装されたタンポン
24 包装された陰唇間パッド
25A,25B 第2の個包装体の側縁
26A,26B 切込み部
27 ガイド用ライン
28A,28B,28C,28D ノッチ
29 包装用シートにより包装された使用済みの吸収性物品
30 タンポン
X、Y,Z 折り目線

【特許請求の範囲】
【請求項1】
吸収性物品を包装用シートにより覆うことによって形成された第1の個包装体と、第2の個包装体とを具備する個包装製品であって、
前記包装用シートが、中間領域と、当該中間領域の両側にそれぞれ位置する第1の領域及び第2の領域とを有し、第2の領域が、前記吸収性物品を間に挟んで中間領域上に折り重ねられると共に、第1の領域が第2の領域の一部の上に折り重ねられ、そして第1の領域が、第2の領域の外面に固定されており、そして
第2の個包装体が、第1の領域及び第2の領域の上に配置され且つ第1の領域の外面の少なくとも一部に固定されている、
ことを特徴とする個包装製品。
【請求項2】
第2の個包装体が、第2の領域の外面の少なくとも一部にさらに固定されている、請求項1に記載の個包装製品。
【請求項3】
第1の領域の固定端側に位置する、第2の個包装体の第1の端部が、第1の領域の外面に固定されていない、請求項1又は2に記載の個包装製品。
【請求項4】
第2の個包装体が、包装されたワイプス、タンポン及び陰唇間パッドから成る群から選択される、請求項1〜3のいずれか一項に記載の個包装製品。
【請求項5】
第2の個包装体が包装されたワイプスであり、当該ワイプスの包装が、使用済みの吸収性物品を前記包装用シートで包装した後に、中のワイプスを簡易に取り出すことができる簡易開封部を有する、請求項4に記載の個包装製品。
【請求項6】
前記包装用シートの素材が、不織布又は紙である、請求項1〜5のいずれか一項に記載の個包装製品。
【請求項7】
第2の個包装体が、前記個包装製品の開封方向の目安となる形態を有するか、又は前記個包装製品の開封方向の目安となる印刷を第2の個包装体の表面に有する、請求項1〜6のいずれか一項に記載の個包装製品。
【請求項8】
前記吸収性物品が、生理用ナプキン、パンティーライナー及びタンポンから成る群から選択される、請求項1〜7のいずれか一項に記載の個包装製品。
【請求項9】
前記吸収性物品が紙おむつであり且つ第2の個包装体がワイプスである、請求項1〜7のいずれか一項に記載の個包装製品。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【公開番号】特開2011−36276(P2011−36276A)
【公開日】平成23年2月24日(2011.2.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−183388(P2009−183388)
【出願日】平成21年8月6日(2009.8.6)
【出願人】(000115108)ユニ・チャーム株式会社 (1,219)
【Fターム(参考)】