説明

傾斜磁場コイルユニット

【課題】付随要素の大型化を許容して高性能を維持しつつ、被験者の快適性を向上することを可能とする。
【解決手段】ケース21は、一方向に向かって開口した内部空洞を形成するとともに、この内部空洞を囲う円筒状の本体部分と、当該本体部分の一部が内部空洞の開口方向に沿って突出して形成された凸部21a,21bとを含む。内部空洞に傾斜磁場を発生させるためのX−メインコイル、Y−メインコイルおよびZ−メインコイルなどのコイル本体を含んだコイル主部22を本体部分の内部に収容し、付随要素のうちのコイル本体に対して開口方向に沿って配列されるべきものを含んだコイル副部23,24を凸部21a,21bの内部に収容する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、磁気共鳴イメージング装置(MRI装置)に用いられ、ガントリの被験者が配置される空間(以下、ボア部と称する)に傾斜磁場を形成する傾斜磁場コイルユニットに関する。
【背景技術】
【0002】
MRI装置においては、撮影速度の高速化に伴い、傾斜磁場コイルユニットが備えるコイル線の電流増加が生じている。このため、傾斜磁場コイルユニットにおける発熱量が増加することに対応するための冷却能力向上が求められており、冷却配管系が占めるスペースが増加している。
【0003】
一方、ボア部の直径や軸長は、被験者の快適性の向上のために短縮されることが求められている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2001−198107
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
以上のように従来の傾斜磁場コイルユニットは、冷却配管系などの付随要素の大型化と、ボア部の小型化による被験者の快適性の向上という相反する要求があり、これらを両立することは困難であった。
【0006】
本発明はこのような事情を考慮してなされたものであり、その目的とするところは、付随要素の大型化を許容して高性能を維持しつつ、被験者の快適性を向上することが可能な傾斜磁場コイルユニットを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の第1の態様による傾斜磁場コイルユニットは、一方向に向かって開口した内部空洞を形成するとともに前記内部空洞を囲う円筒状の本体部分と、前記本体部分の一部が前記内部空洞の開口方向に沿って突出して形成された突出部分とを含んだケースと、前記内部空洞に傾斜磁場を発生させるための複数のコイル本体および前記コイル本体に付随して設けられる付随要素とを含み、前記コイル本体が前記本体部分の内部に収容され、さらに前記付随要素のうちの前記コイル本体に対して前記開口方向に沿って配列されるべきものが前記突出部分の内部に収容された傾斜磁場コイルとを備える。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、付随要素の大型化を許容して高性能を維持しつつ、被験者の快適性を向上することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】本発明の一実施形態に係る磁気共鳴イメージング装置(MRI装置)の構成を示す図。
【図2】図1中の傾斜磁場コイルユニットの構造を静磁場中心を通る鉛直面での断面により示す図。
【図3】図1中の傾斜磁場コイルユニットの構造を表す静磁場磁石の中心軸に沿った視線方向からの平面図。
【図4】図2中のケースを分解して示す斜視図。
【図5】図2中のコイル主部の部分断面図。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
【0011】
図1は本実施形態に係る磁気共鳴イメージング装置(MRI装置)100の構成を示す図である。この図1に示すMRI装置100は、静磁場磁石1、傾斜磁場コイルユニット2、傾斜磁場電源3、寝台4、寝台制御部5、送信RFコイル6、送信部7、受信RFコイル8、受信部9および計算機システム10を具備する。
【0012】
静磁場磁石1は、中空の円筒形をなし、内部の空洞に一様な静磁場を発生する。この静磁場磁石1としては、例えば超伝導磁石等が使用される。
【0013】
傾斜磁場コイルユニット2は、中空の円筒形をなし、静磁場磁石1の内側に配置される。傾斜磁場コイルユニット2は、磁場強度がX,Y,Zの各軸に沿って変化する傾斜磁場を発生する。なお、Z軸方向は、例えば静磁場と同方向とする。X,Y,Z各軸の傾斜磁場は、例えば、スライス選択用傾斜磁場Gs、位相エンコード用傾斜磁場Geおよびリードアウト用傾斜磁場Grにそれぞれ対応する。スライス選択用傾斜磁場Gsは、任意に撮像断面を決めるために利用される。位相エンコード用傾斜磁場Geは、空間的位置に応じて磁気共鳴信号の位相を変化させるために利用される。リードアウト用傾斜磁場Grは、空間的位置に応じて磁気共鳴信号の周波数を変化させるために利用される。傾斜磁場コイルユニット2は、非シールド型およびシールド型のいずれであっても良いが、シールド型であることが望ましい。シールド型の傾斜磁場コイルは、上記構造に加えてシールドコイルを備えるもので、active shielded gradient coil(ASGC)とも呼ばれる。なおシールドコイルは、メインコイルにより発生されて所定領域外に漏れる磁場を相殺するための磁場を発生するように駆動される。
【0014】
被検体200は、寝台4の天板41に載置された状態で傾斜磁場コイルユニット2の内部の空洞(撮像空間)内に挿入される。寝台4の天板41は寝台制御部5により駆動され、その長手方向および上下方向に移動する。通常、この長手方向が静磁場磁石1の中心軸と平行になるように寝台4が設置される。
【0015】
送信RFコイル6は、傾斜磁場コイルユニット2の内側に配置される。送信RFコイル6は、送信部7から高周波パルスの供給を受けて、高周波磁場を発生する。
【0016】
送信部7は、ラーモア周波数に対応する高周波パルスを送信RFコイル6に送信する。
【0017】
受信RFコイル8は、傾斜磁場コイルユニット2の内側に配置される。受信RFコイル8は、上記の高周波磁場の影響により被検体から放射される磁気共鳴信号を受信する。受信RFコイル8からの出信号は、受信部9に入力される。
【0018】
受信部9は、受信RFコイル8からの出力信号に基づいて磁気共鳴信号データを生成する。
【0019】
計算機システム10は、インタフェース部10a、データ収集部10b、再構成部10c、記憶部10d、表示部10e、入力部10fおよび主制御部10gを有している。
【0020】
インタフェース部10aには、傾斜磁場電源3、寝台制御部5、送信部7、受信RFコイル8および受信部9等が接続される。インタフェース部10aは、これらの接続された各部と計算機システム10との間で授受される信号の入出力を行う。
【0021】
データ収集部10bは、受信部9から出力されるデジタル信号をインタフェース部10aを介して収集する。データ収集部10bは、収集したデジタル信号、すなわち磁気共鳴信号データを、記憶部10dに格納する。
【0022】
再構成部10cは、記憶部10dに記憶された磁気共鳴信号データに対して、後処理、すなわちフーリエ変換等の再構成を実行し、被検体200内の所望核スピンのスペクトラムデータあるいは画像データを求める。
【0023】
記憶部10dは、磁気共鳴信号データと、スペクトラムデータあるいは画像データとを、患者毎に記憶する。
【0024】
表示部10eは、スペクトラムデータあるいは画像データ等の各種の情報を主制御部10gの制御の下に表示する。表示部10eとしては、液晶表示器などの表示デバイスを利用可能である。
【0025】
入力部10fは、オペレータからの各種指令や情報入力を受け付ける。入力部10fとしては、マウスやトラックボールなどのポインティングデバイス、モード切替スイッチ等の選択デバイス、あるいはキーボード等の入力デバイスを適宜に利用可能である。
【0026】
主制御部10gは、図示していないCPUやメモリ等を有しており、MRI装置100を総括的に制御する。主制御部10gは、MRI装置100における周知の機能を実現するための種々の制御機能を持つ。
【0027】
図2および図3は傾斜磁場コイルユニット2の構造を示す図である。なお図2は、静磁場中心を通る鉛直面での断面を示している。図3は静磁場磁石1の中心軸に沿った視線方向からの平面図である。なお、図2および図3において図1と同一部分には同一の符号を付して示している。
【0028】
傾斜磁場コイルユニット2は、ケース21、コイル主部22、コイル副部23,24および支持部材25,26を含む。なお、図2においては、静磁場磁石1、コイル主部22およびコイル副部23,24は断面が示されているが、その断面の輪郭のみを示し、内部構造の詳細は図示を省略している。
【0029】
ケース21は、中空の円筒状をなす。ケース21の外径は静磁場磁石1の内径よりも若干小さく、ケース21は静磁場磁石1の内部の空洞に配置される。ケース21は、鉛直方向下側の一部が上記の空洞の開口方向に沿って突出して形成された凸部21a,21bを有している。ケース21は、その内側に円筒状の空洞を形成している。ケース21は、上記の空洞の周囲を囲う本体部分の内部にコイル主部22を収容するとともに、凸部21a,21bの内部にコイル副部23,24を収容している。
【0030】
図4はケース21を分解して示す斜視図である。
【0031】
ケース21は、図4に示すような下側部分21sと上側部分21tとがそれぞれ異なる物性の素材により形成されている。なお、下側部分21sおよび上側部分21tのいずれか一方は、振動を減衰させる弾性素材を適用することが望ましい。下側部分21sと上側部分21tとは、ケース21がなす円筒の軸心位置よりも下方に位置する水平面で互いに分割される。下側部分21sと上側部分21tとの鉛直方向の幅の比は、例えば1:2程度である。下側部分21sは、上側部分21tよりも軸方向についての幅が大きく、凸部21a,21bは下側部分21sにより形成される。ただし実際には、ケース21は下側部分21sと上側部分21tが一体形成されている。
【0032】
図5はコイル主部22の部分断面図である。
【0033】
図5に示すように、コイル主部22は、X−メインコイル22a、Y−メインコイル22b、Z−メインコイル22c、Z−シールドコイル22d、X−シールドコイル22e、Y−シールドコイル22fおよび冷却配管22g,22hを備え、その全体がエポキシ樹脂22iによって覆われている。
【0034】
X−メインコイル22a、Y−メインコイル22bおよびZ−メインコイル22cは、それぞれ導電性の線材22jをX,Y,Zの各軸に関する傾斜磁場を発生するのに適するパターンで巻き回して構成されている。同一の線材22jどうしの隙間には、コンパウンド材22kが充填されている。X−メインコイル22a、Y−メインコイル22bおよびZ−メインコイル22cは、コイル主部22の内側から外側に向かう方向にX−メインコイル22a、Y−メインコイル22bおよびZ−メインコイル22cの順で隙間を設けつつ積層配置されている。さらにZ−メインコイル22cの外側には、冷却配管22gが螺旋状に配置されている。この冷却配管22gどうしの隙間は、コンパウンド材22kによって充填されている。そして、コイル主部22の内側に位置するX−メインコイル22aの面、X−メインコイル22aとY−メインコイル22bとの隙間、Y−メインコイル22bとZ−メインコイル22cとの隙間およびZ−メインコイル22cと冷却配管22gとの隙間には、エポキシ樹脂22iが充填されている。
【0035】
Z−シールドコイル22d、X−シールドコイル22eおよびY−シールドコイル22fは、それぞれ導電性の線材22jをX,Y,Zの各軸に関する傾斜磁場をシールドするのに適するパターンで巻き回して構成されている。同一の線材22jどうしの隙間には、コンパウンド材22kが充填されている。Z−シールドコイル22d、X−シールドコイル22eおよびY−シールドコイル22fは、コイル主部22の内側から外側に向かう方向にZ−シールドコイル22d、X−シールドコイル22eおよびY−シールドコイル22fの順で隙間を設けつつ積層配置されている。さらにZ−シールドコイル22dの内側には、冷却配管22hが螺旋状に配置されている。この冷却配管22hどうしの隙間は、コンパウンド材22kによって充填されている。なお、冷却配管22g、22hは、図示しない循環装置に接続されていて、冷却水が循環されている。
【0036】
コンパウンド材22kとしては、例えばエポキシ樹脂にシリカなどのフィラーを混ぜ合わせたものを使用できる。フィラーとしては、シリカの代わりにアルミナなどを使用することもできる。ただしフィラーは、エポキシ樹脂に比べて熱伝導率が高く、絶縁性であり、かつ非磁性であることが望ましい。
【0037】
冷却配管22g、22hの間には、隙間Gを形成している。隙間Gには、鉄シムを収容するためのポケットを複数備えた調整トレイ(図示せず)が必要に応じて挿入される。調整トレイが隙間Gに挿入されることにより、各ポケットに必要に応じて収容された鉄シムの作用によって静磁場の強度分布が調整される。
【0038】
なお、X−メインコイル22a、Y−メインコイル22bおよびZ−メインコイル22cが実際の傾斜磁場を発生させるための要素であり、これらがコイル本体に相当する。そしてコイル主部22に含まれるその他の要素は、上記のコイル本体としての要素に付随して備えられた付随要素に相当する。
【0039】
なお、コイル主部22を以上のような構造とする場合、エポキシ樹脂22iにより形成される構造体をケース21として共用しても良い。
【0040】
コイル副部23,24は、付随要素のうちのZ−シールドコイル22d、X−シールドコイル22e、Y−シールドコイル22fおよび冷却配管22g,22hとは別の要素であって、X−メインコイル22a、Y−メインコイル22bおよびZ−メインコイル22cに対して傾斜磁場コイルユニット2の開口方向に沿って配列されるべきものが含まれる。コイル副部23,24に含まれる付随要素としては、分配管(以下、マニホールドと称する)22m,22n、渡り線(図示せず)およびコネクタ22o,22p,22rを含む。マニホールド22m,22nは、冷却配管22g,22hのそれぞれに冷媒を供給する。渡り線は、X−メインコイル22a、Y−メインコイル22bおよびZ−メインコイル22cに接続される。コネクタ22o,22p,22rは、X−メインコイル22a、Y−メインコイル22bおよびZ−メインコイル22cにそれぞれ接続されていて、傾斜磁場電源3に接続されたケーブルに取り付けられたコネクタが装着される。
【0041】
支持部材25,26は、静磁場磁石1に固定されていて、凸部21a,21bにおいてケース21を支持している。この支持部材25,26も、付随要素の1つである。
【0042】
なお、傾斜磁場コイルユニット2の内側には、図2および図3に示すようにボアチューブ11が配置されている。また傾斜磁場コイルユニット2の開口部付近の上側には、図2に示すようにフレア部12,13が設けられている。これらボアチューブ11およびフレア部12,13は、被検体200が傾斜磁場コイルユニット2に直接接触することを防止する。
【0043】
かくして本実施形態の傾斜磁場コイルユニット2では、付随要素の一部を凸部21a,21bに集中配置しているので、凸部21a,21bを含むケース21の軸方向の幅W1は増大するが、凸部21a,21bを含まないケース21の軸方向の幅W2は短縮できる。一般的に被検体200は仰向け状態にて天板41上に載置されるため、下側におけるケース21の軸方向の幅W1の増大は開放感の低下をもたらさず、上側におけるケース21の軸方向の幅W2の短縮は開放感の増大に大きく寄与する。従って、凸部21a,21bを大型化することにより、被験者の開放感を低下させることなく付随要素の大型化を許容でき、付随要素の大型化による性能向上が図れる。
【0044】
この実施形態は、次のような種々の変形実施が可能である。
【0045】
凸部21a,21bは、いずれか一方のみとしても良い。
【0046】
凸部を形成するケース21の開口部の側方などのような別の場所に形成されても良い。
【0047】
凸部は、ケース21の1つの開口部の付近に複数が形成されても良い。
【0048】
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。
【符号の説明】
【0049】
1…静磁場磁石、2…傾斜磁場コイルユニット、3…傾斜磁場電源、4…寝台、5…寝台制御部、6…送信RFコイル、7…送信部、8…受診RFコイル、9…受信部、10…計算機システム、11…ボアチューブ、12,13…フレア部、21…ケース、21a,21b…凸部、22…コイル主部、22a…X−メインコイル、22b…Y−メインコイル、22c…Z−メインコイル、22d…Z−シールドコイル、22e…X−シールドコイル、22f…Y−シールドコイル、22g,22h…冷却配管、22i…エポキシ樹脂、22j…線材、22k…コンパウンド材、22m,22n…マニホールド、22o,22p,22r…コネクタ、21s…下側部分、21t…上側部分、23,24…コイル副部、25,26…支持部材、100…磁気共鳴イメージング装置(MRI装置)。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
一方向に向かって開口した内部空洞を形成するとともに前記内部空洞を囲う円筒状の本体部分と、前記本体部分の一部が前記内部空洞の開口方向に沿って突出して形成された突出部分とを含んだケースと、
前記内部空洞に傾斜磁場を発生させるための複数のコイル本体および前記コイル本体に付随して設けられる付随要素とを含み、前記コイル本体が前記本体部分の内部に収容され、さらに前記付随要素のうちの前記コイル本体に対して前記開口方向に沿って配列されるべきものが前記突出部分の内部に収容された傾斜磁場コイルとを具備したことを特徴とする傾斜磁場コイルユニット。
【請求項2】
前記開口方向を水平方向にほぼ沿わせた状態で使用されるものであって、前記突出部分は、鉛直方向下側に位置することを特徴とする請求項1に記載の傾斜磁場コイルユニット。
【請求項3】
前記開口方向を水平方向にほぼ沿わせた状態で使用されるものであって、前記突出部分は、前記内部空洞に対して水平方向の両端の少なくとも一方側に位置することを特徴とする請求項1に記載の傾斜磁場コイルユニット。
【請求項4】
前記突出部分の内部に収容される前記付随要素は、前記コイル本体を冷却する冷却媒体を流すための冷却配管の一部、前記複数のコイル本体に接続された渡り線またはコネクタ、あるいはコイル本体を支持するための支持部材のうちのいずれかを含むことを特徴とする請求項1に記載の傾斜磁場コイルユニット。
【請求項5】
前記ケースは、前記開口方向に沿った境界で互いに接した複数の部位からなり、これら複数の部位の少なくとも2つはその物性が互いに異なることを特徴とする請求項1に記載の傾斜磁場コイルユニット。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2010−263955(P2010−263955A)
【公開日】平成22年11月25日(2010.11.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−115762(P2009−115762)
【出願日】平成21年5月12日(2009.5.12)
【出願人】(000003078)株式会社東芝 (54,554)
【出願人】(594164542)東芝メディカルシステムズ株式会社 (4,066)
【Fターム(参考)】