説明

充電装置

【課題】電力変換機器の冷却性能に優れた充電装置を提供する。
【解決手段】商用電力を直流電力に変換する電力変換機器11,81,3,4,5,7,9を実装した充電装置1Aであって、水平断面がコ字状に形成され、その両面のうちコ字状断面で囲まれた一面に、前記電力変換機器のうち発熱を伴う機器3,4,5を少なくとも実装するコアフレーム14と、前記コアフレームを覆うように当該コアフレームに装着されるアウタハウジング15a,15bと、前記コアフレームの前記コ字状断面で囲まれた領域Aに冷却空気を供給するファン16と、を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電気自動車やハイブリッド自動車に搭載されたバッテリを充電する場合に適用して好ましい充電装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
筐体の表示窓の背後の内側及び/又は操作盤の背後に、電源バッテリに対して電力を供給する電力供給系を含む電気回路を備えた充電装置が知られている(特許文献1の段落0017及び図3,4参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開平11−266509号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記従来の充電装置の電気回路が実装された筐体内部は、何ら通気性が考慮されていないので発熱する電子機器の冷却性能が悪いという問題がある。
【0005】
本発明が解決しようとする課題は、電力変換機器の冷却性能に優れた充電装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、充電装置の筐体を、水平断面がコ字状に形成され、当該コ字状断面で囲まれた一面に、電力変換機器のうち発熱を伴う機器を実装するコアフレームと、コアフレームを覆うように当該コアフレームに装着されるアウタハウジングとから構成し、コ字状断面で囲まれた領域に冷却空気を供給するファンを設けることによって上記課題を解決する。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、発熱を伴う機器を通気性が良好なコ字状断面の一面に実装し、ここに冷却空気を供給するので、電力変換機器の冷却性能に優れた充電装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】本発明の一実施の形態を適用した充電システムを示す電気回路図である。
【図2】図1の充電システムを構成する機器とその電力の流れを示すブロック図である。
【図3】図2の充電装置を構成する電力変換機器のコアフレームへの装着構造を示す図である。
【図4】本発明の一実施の形態に係る充電装置の筐体を示す全体斜視図である。
【図5】図4の筐体を分解して示す斜視図である。
【図6】図4のVI-VI線に沿う断面図である。
【図7】図5のアウタハウジングを背面側から見た分解斜視図である。
【図8】図5のVIII-VIII部を拡大して示す斜視図である。
【図9】図5のIX-IX部を拡大して示す斜視図である。
【図10】図5のコアフレームにヒートシンクを取り付けた状態を示す斜視図である。
【図11A】図5のコアフレームに電力変換機器を実装した状態を正面側から示す斜視図である。
【図11B】図5のコアフレームに電力変換機器を実装した状態を背面側から示す斜視図である。
【図12】図6のXII-XII線に沿う断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
《充電システム1の概要》
最初に本発明の一実施の形態を適用した充電システムの概要について図1を参照して説明する。本例の充電システム1は、電気自動車やハイブリッド自動車に搭載された二次電池6を充電する場合に適用されるものであって、三相交流電源2から供給される三相交流電力を電力変換回路3により単相交流電力に直接変換し、これをトランス4により適宜の電圧に昇圧又は降圧させたのち、整流器5により直流電力に変換して二次電池6を充電するシステムである。なお、7は平滑回路、11は三相交流電源2を入切する電源ブレーカ、12は充電ガンである。
【0010】
本例の充電システム1において、三相交流電源2から三相交流電力が供給される出力線(R相,S相,T相で示す)の各相には、ノイズ対策として高調波を減衰させるフィルタ回路8が設けられている。本例のフィルタ回路8は、各相R,S,Tに接続された3つのフィルタリアクトル81と、各相R,S,Tの間に接続された6つのフィルタコンデンサ82L,82Rとを備える。フィルタコンデンサ82L,82Rは、たとえば6つのフィルタコンデンサ821〜836で構成される。
【0011】
本例の充電システム1において、フィルタ回路8を経由して三相交流電力が電力変換回路3に供給され、単相交流電力に変換される。本例の電力変換回路3は、R相,S相,T相に対応してマトリックス状に配列された6つの双方向スイッチング素子31(311〜316)を備え、マトリックスコンバータとも称される。以下、一つの双方向スイッチング素子を総称する場合は符号31を用いて説明する一方、図1に示すように6つの双方向スイッチング素子のうちの特定の素子を示す場合は311〜316を用いて説明する。
【0012】
本例の双方向スイッチング素子31のそれぞれは、半導体スイッチング素子であるIGBTを還流ダイオードと組み合わせて逆並列に接続したIGBTモジュールで構成されている。なお、一つの双方向スイッチング素子31の構成は、図示するものに限定されず、これ以外にもたとえば逆阻止型IGBTの2素子を逆並列に接続した構成であってもよい。
【0013】
双方向スイッチング素子31のそれぞれには、当該双方向スイッチング素子31のON/OFF動作にともない発生するサージ電圧から当該双方向スイッチング素子31を保護するために、双方向スイッチング素子31の入力側及び出力側に1つのスナバコンデンサ327(同図の右下の回路図参照)と3つのダイオードを組み合わせたスナバ回路32(321〜326)が設けられている。以下、一つのスナバ回路を総称する場合は符号32を用い、図1に示すように6つのスナバ回路のうち特定のスナバ回路を示す場合は321〜326を用いる。
【0014】
本例の充電システム1は、電力変換回路3の双方向スイッチング素子31のそれぞれをON/OFF制御するためにマトリックスコンバータ制御回路9を備える。マトリックスコンバータ制御回路9は、三相交流電源2から供給される電圧値、現在出力中の直流電流値及び目標電流指令値を入力し、これらに基づいて双方向スイッチング素子31のそれぞれのゲート信号を制御し、トランス4へ出力する単相交流電力を調整することで、目標と一致する直流電力を得る。
【0015】
トランス4は、電力変換回路3で変換された単相交流電力の電圧を所定値に昇圧又は降圧する。整流器5はたとえば4つの整流ダイオード51〜54を備え、調圧された単相交流電力を直流電力に変換する。また、平滑回路7はコイル71とコンデンサ72とを備え、整流された直流電流に含まれる脈流をより直流に近い状態に平滑化する。充電ガン12は、平滑回路7で平滑化された直流電力を充電すべき自動車の充電インレット(不図示)に接続し、ここから電力を供給する。
【0016】
以上のように構成された本例の充電システム1により、図2に示すように、三相交流電源2から供給される三相交流電力は、電源ブレーカ11及びフィルタリアクトル81を介して電力変換回路3に供給され、マトリックスコンバータ制御回路9が電力変換回路3を制御することにより単相交流電力に直接変換され、さらにトランス4によって適宜の電圧に調圧されたのち整流器5によって直流電力に変換される。そして、平滑回路7によって平滑化された直流電力は充電ガン12を介して二次電池6に供給され、これにより二次電池6が充電される。なお、上述した充電システム1は一例であり、本発明に係る充電装置は図示する構成の充電システム1にのみ限定されることはない。
【0017】
《充電装置の部品配置》
次に、図2の電源ブレーカ11から充電ガン12までの機器を含む充電装置1Aの配置構成について、図3〜図12を参照して説明する。なお、図1,2と同じ部品には同一の符号を付すことで互いの対応関係を示すものとする。
【0018】
本例の充電装置1Aは筐体13の内部に、図2に示す電源ブレーカ11、フィルタリアクトル81、電力変換回路3、マトリックスコンバータ制御回路9、トランス4、整流器5及び平滑回路7を実装し、筐体13から先端に充電ガン12が装着されたケーブル12aを引き出して構成されている。これら筐体13内に実装される機器類を電力変換機器とも称する。
【0019】
筐体13は、底部141が当該充電装置1Aの設置箇所に固定され、上述した電力変換機器を実装するコアフレーム14と、このコアフレーム14をその両面から挟み込むように当該コアフレーム14に装着されるアウタハウジング15と、を備える。なお、コアフレーム14の両面とは、図示する例では正面及び背面をいい、充電装置1Aを設置した際に使用者がアクセスする面を正面、その反対側(裏側)を背面とするが、コアフレーム14を挟み込むようにアウタハウジング15を装着するのが本発明の本質的事項であって、正面及び背面に限定されず左右側面であってもよい。
【0020】
コアフレーム14は、充電装置1Aの設置個所にアンカーボルトなどの固定手段によって固定される底部を構成するベースプレート141と、水平断面がコ字状に折り曲げられたコアフレーム本体142とを含み、図5に示すようにコアフレーム本体142はベースプレート141に固定されている。図6にコアフレーム本体142の水平断面の状態を示し、図8にベースプレート141を示し、図9にコアフレーム本体142の頂部を示す。
【0021】
図8に示すように、ベースプレート141は、アンカーボルトなどで設置個所に固定されるベースプレート本体141aと、当該ベースプレート本体141aに溶接等で固定されたブラケット141bとを含み、ブラケット141bにコアフレーム本体142がボルトなどによって固定される。これによりコアフレーム本体142が設置個所に直立して強固に固定されることになる。なお、コアフレーム本体142の頂部にはパイプ143が貫通して設けられ、両端に吊上げ器具144が設けられている。後述するように、コアフレーム14には電力変換機器が装着されて重量物となるので、充電装置1Aを設置個所まで搬送して設置する際には、この吊上げ器具144にクレーン装置を引っ掛けて設置作業を行えるようになっている。
【0022】
アウタハウジング15は、図5に示すように、コアフレーム14に対して正面側から装着される第1アウタハウジング15aと、コアフレーム14に対して背面側から装着される第2アウタハウジング15bとを含む。同図に示すように、本例の第1アウタハウジング15aは、水平断面が緩やかな曲線を含むコ字状となるように折り曲げられた側板と、天板とを含み、側板と天板は溶接等で固定されている。そして、図4に示すように正面の側板には、充電操作を行う際に使用者がアクセスするための操作パネル151と、不使用時の充電ガン12を収納するためのガンポケット152が設けられている。
【0023】
本例の第2アウタハウジング15bは、図5に示すように平板に形成され、後述するファン16が装着される通孔153と、電力変換回路3及び整流器5に装着されるヒートシンクを筐体外へ露出させるための通孔154とが開設されている。そして、第1アウタハウジング15aと第2アウタハウジング15bは、図6に示すように、互いの接合部をボルトやビス等を用いて固定することでコアフレーム14に装着される。
【0024】
なお、本例では第1アウタハウジング15aを断面コ字状に形成し、第2アウタハウジング15bを平板に形成したが、本発明に係るアウタハウジング15はこうした形状に限定されることなく、両方15a,15bともに断面コ字状などに形成してもよい。
【0025】
第1アウタハウジング15aは、コアフレーム本体142に対してレール機構によりスライド可能に装着される。すなわち、図5に示すようにコアフレーム本体142の両側面には上下方向に離れて3箇所、L型アングルが固定される一方で、第1アウタハウジング15aの内側の側面には同じく上下方向に離れて3箇所、L型アングルが固定されている。そして、これらコアフレーム側のL型アングルと第1アウタハウジング側のL型アングルとが、図12に示すように係合する。これにより、第1アウタハウジング15aはコアフレーム本体142に対して前後方向にスライド可能となり、第1アウタハウジング15aを装着又は取り外す際の作業性が向上する。
【0026】
なお、上述した吊上げ器具144が装着されるパイプ143は第1アウタハウジング15aとコアフレーム本体142とを貫通して設けられるので、アウタハウジング15とコアフレーム本体142はこれによって上下方向及び前後方向に固定される。一方において、パイプ143を取り外し、第1アウタハウジング15aと第2アウタハウジング15bとを固定するボルト等を外せば、第1アウタハウジング15a又は第2アウタハウジング15bをコアフレーム本体142から容易に取り外すことができる。
【0027】
次に、コアフレーム本体142に実装される電力変換機器について説明する。図3は電力変換機器のコアフレーム本体142への実装構造を鉛直断面で示し、図6は同じく電力変換機器のコアフレーム本体142への実装構造を水平断面で示し、図11A及び図11Bは全ての機器の実装状態を示す。
【0028】
図6の水平断面図に示すように、筐体13内部には、コアフレーム本体142で仕切られた2つの空間A,Bが存在する。すなわち、コアフレーム本体142のコ字状断面で囲まれた空間Aと、その背面の空間Bの2つの空間である。本例では、電力変換機器をコアフレーム本体142に実装するにあたりコ字状断面で囲まれた空間Aに発熱を伴う機器を実装する。すなわち、図2に示す電力変換機器のうち発熱を伴う機器は電力変換回路3、整流器5及びトランス4であるので、これらを空間A側に実装する。同時に、図5に示す第1アウタハウジング15aに開設された通孔153にファン16を設け、図3に示すように冷却空気を吸い込んで空間Aに導入する。
【0029】
一方、図2の残りの機器は空間A,Bの残りのスペースに実装することができるが、本例では、電力変換機器をコアフレーム本体142に実装するにあたりできる限り図2に示す電力の流れに沿って機器をレイアウトする。すなわち、電源ブレーカ11、フィルタリアクトル81、電力変換回路3、マトリックスコンバータ制御回路9、トランス4、整流器5及び平滑回路7をこの順序で配置できれば、配線間のインダクタンスやノイズによる各相の不均衡が抑制され、電力変換効率が向上する。
【0030】
このため、本例では図3及び図11A,11Bに示すようにレイアウトしている。つまり、図3に示すように商用電源などの三相交流電源2はコアフレーム14のベースプレート141から引き込み、空間Aの最上部に実装した電源ブレーカ11に接続する。そして、電源ブレーカ11からの配線をコアフレーム本体142に開設した通孔146を挿通して空間Bの最上部に実装したフィルタリアクトル81に接続する。
【0031】
フィルタリアクトル81からの配線は、同じくコアフレーム本体142に開設した通孔146を挿通して空間Aの次段に実装した電力変換回路3に接続する。電力変換回路3の裏面の空間Bにはマトリックスコンバータ制御回路9が実装され、当該マトリックスコンバータ制御回路9からの制御配線は、コアフレーム本体142に開設した通孔146を挿通して電力変換回路3に接続する。
【0032】
本来であれば、空間Aの電力変換回路の次段にはトランス4を実装するのが好ましいが、トランス4は重量物であるため、本例では充電装置1Aの安定性を考慮して空間Aの最下部に実装している。したがって、電力変換回路3からの配線は、空間Aの最下部に実装したトランス4に接続され、当該トランス4からの配線は、空間Aの電力変換回路3の次段に実装された整流器5に接続する。そして、整流器5からの配線は、コアフレーム本体142に開設した通孔146を挿通して空間Bの最下部に実装した平滑回路7に接続する。なお、充電ガン12が装着されたケーブル12aは、第1アウタハウジング15aの適宜箇所から外部へ引き出される。図11Aはコアフレーム本体142への実装状態を正面側から示し、図11Bは同じく背面側から示す。
【0033】
図10は、電力変換回路3と整流器5に装着されるヒートシンク10をコアフレーム本体142のフランジに取り付けた状態を示す。このヒートシンク10の裏面側に電力変換回路3と整流器5が実装される。ヒートシンク10をコアフレーム本体142のフランジに固定することで、剛性の高いヒートシンク10がコアフレーム本体142を構成する構造体になるので、コアフレーム本体142自体の剛性が向上する。
【0034】
以上の実施の形態によれば、以下の効果を有する。
1)本例では、充電装置1Aの筐体13を、底部のベースプレート141が設置箇所に固定されるとともに電力変換機器が実装されるコアフレーム本体142と、当該コアフレーム本体142を両面から挟み込むように着脱可能に装着されるアウタハウジング15a,15bとから構成したので、第1アウタハウジング15aをコアフレーム本体142から取り外すことで、図11Aに示すように、空間Bに実装したフィルタリアクトル81、マトリックスコンバータ制御回路9又は平滑回路7を保守点検することができる。また、第2アウタハウジング15bをコアフレーム本体142から取り外せば、図11Bに示すように、空間Aに実装した電源ブレーカ11、電力変換回路3、整流器5又はトランス4を保守点検することができる。このように、本例の充電装置1Aは保守作業性に優れていると同時に、アウタハウジング15のデザイン性の自由度が向上し、さらに充電装置自体をコンパクトにできる。
【0035】
2)本例では、第1アウタハウジング15aとコアフレーム本体142とをL型アングル145,155の係合によってスライド可能に構成したので、第1アウタハウジング15aをコアフレーム本体142に対して着脱する際の位置決めを含む作業性が格段に向上する。
【0036】
3)本例では、コアフレーム本体142を水平断面がコ字状となるように形成し、その両面に電力変換機器を実装したので、集積率が向上するとともに機器間を接続する配線長を短くすることができる。
【0037】
4)本例では、コアフレーム本体142に通孔146を開設し、電力変換機器間を接続する配線を挿通させるようにしたので、配線長をさらに短くすることができる。
【0038】
5)本例では、コアフレーム本体142を水平断面がコ字状となるように形成し、コ字状断面で囲まれた空間Aに、発熱を伴う電力変換回路3、トランス4及び整流器5を実装し、ファン16によって空間Aに冷却空気を導入するように構成した。空間Aは、コ字状断面で囲まれているので、そのままでも通気性に優れ熱気がこもるのを抑制できるが、本例ではさらにファン16を設けているので、図3に示すように空間Aの最上部から導入された空気は、拡散することなくコアフレーム本体142のコ字状断面で囲まれた空間Aを下部に向かって流下する。これにより、発熱を伴う機器を冷却することができる。また特に発熱する電力変換回路3及び整流器5にはヒートシンク10を設け、このヒートシンク10を第2アウタハウジング15bの通孔154を介して外部へ露出させているので、さらに冷却性を高めることができる。
【0039】
6)本例では、図3に示すように電源ブレーカ11、電力変換回路3、整流器5及びトランス4をこの順序で配置したので、電力変換機器間の配線長が極力均等になり、図2に示す充電装置1Aの理論回路と図3に示す実回路との各電力の流れがほぼ等しくなる。その結果、電力変換効率を高めることができる。
【0040】
上記電源ブレーカ、フィルタリアクトル81、電力変換回路3、マトリックスコンバータ制御回路9、トランス4、整流器5及び平滑回路7は本発明に係る電力変換機器に相当し、上記L型アングル145,155は本発明に係るレール機構に相当し、上記トランス4は本発明に係る電圧変換回路に相当し、上記整流器5は本発明に係る整流回路に相当する。
【符号の説明】
【0041】
1…充電システム
1A…充電装置
2…三相交流電源
3…電力変換回路
31,311〜316…双方向スイッチング素子
32,321〜326…スナバ回路
327…スナバコンデンサ
4…トランス
5…整流器
6…二次電池
7…平滑回路
8…フィルタ回路
81…フィルタリアクトル
82L,82R,821〜826,831〜836…フィルタコンデンサ
9…マトリックスコンバータ制御回路
10…ヒートシンク
11…電源ブレーカ
12…充電ガン
13…筐体
14…コアフレーム
141…ベースプレート
142…コアフレーム本体
143…パイプ
144…吊上げ器具
145…L型アングル
146…通孔
15…アウタハウジング
15a…第1アウタハウジング
15b…第2アウタハウジング
151…操作パネル
152…ガンポケット
153,154…通孔
155…L型アングル
16…ファン

【特許請求の範囲】
【請求項1】
商用電力を直流電力に変換する電力変換機器を実装した充電装置であって、
水平断面がコ字状に形成され、その両面のうちコ字状断面で囲まれた一面に、前記電力変換機器のうち発熱を伴う機器を少なくとも実装するコアフレームと、
前記コアフレームを覆うように当該コアフレームに装着されるアウタハウジングと、
前記コアフレームの前記コ字状断面で囲まれた領域に冷却空気を供給するファンと、を備える充電装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11A】
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【図11B】
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【図12】
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【公開番号】特開2013−85368(P2013−85368A)
【公開日】平成25年5月9日(2013.5.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−223284(P2011−223284)
【出願日】平成23年10月7日(2011.10.7)
【出願人】(000003997)日産自動車株式会社 (16,386)
【出願人】(599139718)近江産業株式会社 (4)
【Fターム(参考)】