説明

光ディスク再生装置および映像処理装置

【課題】ラインノイズが発生しても安定して通信を行うことができるデータ通信装置の提供を課題とする。
【解決手段】DVDマイコン10がフラッシュメモリ11に対して修正プログラムA2とサブ修正プログラムA4を一括して記憶させることができる。従って、制御プログラムA5とサブ修正プログラムB1の双方を修正する場合にも、DVDマイコン10のみで行うことができる。また、データの読み出し、書き込みともに、制御プログラムA5とサブ修正プログラムB1の修正部分に相当する修正プログラムA2とサブ修正プログラムA4についてのみ行うだけで済むため、データ量が少なく作業時間を短縮させることができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、光ディスク再生装置および映像処理装置に関し、特にマイコンが読み出して実行する制御プログラムがフラッシュメモリに記憶される光ディスク再生装置および映像処理装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、初期にフラッシュメモリに記憶しておいた制御プログラムに不具合等が発見された場合において、制御プログラムを修正することが行われている。制御プログラムを修正する際には、外部から新たな制御プログラムのデータを取得し、フラッシュメモリに記憶させることが行われている。このようにすることにより、不具合等のない制御プログラムにて動作を行わせることができる。なお、フラッシュメモリ上ではなく実行用のRAM上にて制御プログラムを更新する構成が特許文献1に開示されている。
【特許文献1】特開2002−14833号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、制御プログラム全体を外部から転送すると、転送時間が多く必要となるとともに、制御プログラム全体をフラッシュメモリに書き込むための書き込み時間も多く必要となるという課題があった。特に、DVDやテレビジョンなどの映像機器を複数組み合わせた複合機器においては、各部位ごとに制御プログラムを更新する必要があり、より手間と時間を要することとなっていた。
本発明は、上記課題にかんがみてなされたもので、高速、かつ、手間を欠けることなく制御プログラムを更新することができる光ディスク再生装置および映像処理装置の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0004】
上記目的を達成するために、請求項2にかかる発明では、マイコンと、上記マイコンが読み出して実行する制御プログラムが記憶されるフラッシュメモリとを具備する映像処理装置において、
上記フラッシュメモリにおいて上記制御プログラムを記憶するプログラムエリアと、上記フラッシュメモリにおいて上記制御プログラムの修正プログラムを記憶する修正エリアと、上記フラッシュメモリにおける上記修正プログラムの有無を示す修正情報が記憶されるブートエリアと、上記マイコンに備えられ、上記ブートエリアの上記修正情報を参照し、上記フラッシュメモリに上記修正プログラムが記憶されているとき、同修正プログラムによって上記制御プログラムを修正しつつ同制御プログラムを実行する制御プログラム実行手段と、外部からデータを入力し、上記修正エリアに上記修正プログラムを記憶させるとともに、上記ブートエリアの上記修正情報を更新するプログラム更新手段とを具備する構成としてある。
【0005】
上記のように構成した請求項2において、映像処理装置にマイコンが備えられ、マイコンがフラッシュメモリに記憶された制御プロクラムを読み出して実行する。上記フラッシュメモリには、上記制御プログラムを記憶するプログラムエリアと、上記制御プログラムの修正プログラムを記憶する修正エリアと、上記修正プログラムの有無を示す修正情報が記憶されるブートエリアとが設けられる。そして、上記マイコンに備えられた制御プログラム実行手段は、上記ブートエリアの上記修正情報を参照し、上記フラッシュメモリに上記修正プログラムが記憶されている場合には、同修正プログラムによって上記制御プログラムを修正した上で実行メモリにおいて同制御プログラムを実行する。プログラム更新手段は、外部から上記修正プログラムに相当するデータを入力する。
【0006】
そして、上記修正エリアに上記修正プログラムを記憶させるとともに、上記ブートエリアの上記修正情報を更新する。これにより、上記制御プログラム実行手段が上記ブートエリアの上記修正情報を参照して、上記フラッシュメモリに上記修正プログラムが記憶されている場合には、同修正プログラムによって上記制御プログラムを修正することができる。一方、上記フラッシュメモリに上記修正プログラムが記憶されていない場合には、そのまま上記制御プログラムを実行する。上記プログラム交信手段は、上記制御プログラム全体を外部から入力し、上記制御プログラム全体を上記フラッシュメモリに記憶させる必要はなく、上記修正プログラムのみを入力、記憶させる。従って、修正量が少ない場合には、高速に上記プログラムの修正を行うことができる。
【0007】
また、請求項3にかかる発明では、上記マイコンに備えられ、上記修正プログラムによって修正した上記制御プログラムを上記プログラムエリアに上書きするとともに、上記ブートエリアの上記修正情報を更新する書換手段を具備する構成としてある。
【0008】
上記のように構成した請求項3の発明において、上記修正プログラムによって修正した状態の同制御プログラムを上記フラッシュメモリの上記プログラムエリアに上書きすることにより、上記プログラムエリアに修正後の上記制御プログラムを記憶しておくことができる。同時に、上記修正プログラムが記憶されていないことを示すように上記修正情報を更新すれば、修正後の上記制御プログラムをそのまま実行させることができる。なお、上記書換手段が修正後の上記制御プログラムを記憶させた後は、上記修正プログラムは不要となるため、削除するようにしてもよい。
【0009】
さらに、請求項4にかかる発明では、上記書換手段は、ユーザーから電源をOFFするための操作が入力されたときに、上記修正プログラムによって修正した上記制御プログラムを上記プログラムエリアに上書きするとともに、上記ブートエリアの上記修正情報を更新する構成としてある。
【0010】
上記のように構成した請求項4の発明において、ユーザーから電源をOFFするための操作が入力されたタイミングで上記書換手段が修正後の上記制御プログラムを上記フラッシュメモリに記憶させるようにする。
【0011】
また、請求項5にかかる発明では、上記マイコンと通信可能なサブマイコンと、上記サブマイコンが読み出して実行するサブ制御プログラムが記憶されるサブフラッシュメモリとを具備するとともに、上記フラッシュメモリにおいて上記サブ制御プログラムを修正するためのサブ修正プログラムを記憶するサブ修正エリアと、上記フラッシュメモリにおける上記サブ修正プログラムの有無を示すサブ修正情報がサブ修正情報エリアと、上記サブマイコンに備えられ、上記マイコンに上記サブ修正エリアの上記サブ修正情報を問い合わせ、上記フラッシュメモリに上記サブ修正プログラムが記憶されているとき、同サブ修正プログラムによって上記サブ制御プログラムを修正しつつ同サブ制御プログラムを実行するサブ制御プログラム実行手段とを具備するとともに、上記プログラム更新手段は、外部からデータを入力し、上記修正エリアおよび上記サブ修正エリアに一括して上記修正プログラムと上記サブ修正プログラムを記憶させるとともに、上記修正情報と上記サブ修正情報とを更新する構成としてある。
【0012】
上記のように構成した請求項5の発明において、上記マイコンと通信可能なサブマイコンが備えられる。サブフラッシュメモリには上記サブマイコンが読み出して実行するサブ制御プログラムが記憶される。上記フラッシュメモリには、上記サブ制御プログラムを修正するためのサブ修正プログラムを記憶するサブ修正エリアと、上記サブ修正プログラムの有無を示すサブ修正情報が記憶されるサブ修正情報エリアとが設けられる。すなわち、上記フラッシュメモリには、上記マイコンにて使用される上記制御プログラムの上記修正プログラムのみならず、上記サブマイコンにて使用される上記サブ制御プログラムの上記サブ修正プログラムも記憶される。同様に、上記フラッシュメモリには、上記修正プログラムの有無を示す上記修正情報のみならず、上記サブ修正プログラムの有無を示す上記サブ修正情報も記憶される。
【0013】
上記サブマイコンにはサブ制御プログラム実行手段が備えられ、同サブ制御プログラム実行手段は上記マイコンに対して上記サブ修正エリアの上記サブ修正情報を問い合わせる。すなわち、上記フラッシュメモリに上記サブ修正プログラムが記憶されているかどうかを問い合わせる。そして、上記フラッシュメモリに上記サブ修正プログラムが記憶されているとき、同サブ修正プログラムによって上記サブ制御プログラムを修正しつつ同サブ制御プログラムを実行する。すなわち、上記サブマイコンは、上記フラッシュメモリに記憶された上記サブ修正プログラムを使用して、上記サブフラッシュメモリに記憶された上記サブ制御プログラムを修正する。予め上記プログラム更新手段は、外部からデータを入力し、上記修正エリアおよび上記サブ修正エリアに一括して上記修正プログラムと上記サブ修正プログラムを記憶させる。そして、上記修正情報と上記サブ修正情報の双方を更新しておく。
【0014】
さらに、請求項6にかかる発明では、上記マイコンにて光ディスクドライブの制御が実行される構成としてある。
上記のように構成した請求項6において、上記マイコンが光ディスクドライブの制御をすることにより、上記プログラム更新手段が上記光ディスクドライブを使用して外部の光ディスクから上記修正プログラムと上記サブ修正プログラムに相当するデータを入力することができる。
【0015】
以上の構成を踏まえたうえで、請求項1の発明は、マイコンと、上記マイコンが読み出して実行する制御プログラムが記憶されるフラッシュメモリとを具備する映像処理装置において、
上記マイコンと通信可能なサブマイコンと、上記サブマイコンが読み出して実行するサブ制御プログラムが記憶されるサブフラッシュメモリと、上記フラッシュメモリにおいて光ディスクのディスクドライブの制御を実行するための上記制御プログラムを記憶するプログラムエリアと、上記フラッシュメモリにおいて上記制御プログラムの修正プログラムを記憶する修正エリアと、上記フラッシュメモリにおいて上記サブ制御プログラムを修正するためのサブ修正プログラムを記憶するサブ修正エリアと、上記フラッシュメモリにおける上記修正プログラムの有無を示す修正情報が記憶されるブートエリアと、上記フラッシュメモリにおける上記サブ修正プログラムの有無を示すサブ修正情報がサブ修正情報エリアと、上記マイコンに備えられ、ユーザーから電源をOFFするための操作が入力されたときに、上記修正プログラムによって修正した上記制御プログラムを上記プログラムエリアに上書きするとともに、上記ブートエリアの上記修正情報を更新する書換手段と、上記マイコンに備えられ、上記ブートエリアの上記修正情報を参照し、上記フラッシュメモリに上記修正プログラムが記憶されているとき、同修正プログラムによって上記制御プログラムを修正しつつ同制御プログラムを実行する制御プログラム実行手段と、上記サブマイコンに備えられ、上記マイコンに上記サブ修正エリアの上記サブ修正情報を問い合わせ、上記フラッシュメモリに上記サブ修正プログラムが記憶されているとき、同サブ修正プログラムによって上記サブ制御プログラムを修正しつつ同サブ制御プログラムを実行するサブ制御プログラム実行手段と、外部からデータを入力し、上記修正エリアおよび上記サブ修正エリアに一括して上記修正プログラムと上記サブ修正プログラムを記憶させるとともに、上記修正情報と上記サブ修正情報とを更新するプログラム更新手段とを具備する構成としてある。
【0016】
このような、より具体的な構成において上述した請求項2〜請求項6の各発明と同様の作用を奏することはいうまでもない。
【発明の効果】
【0017】
以上説明したように請求項1および請求項2の発明によれば、高速、かつ、手間を欠けることなく制御プログラムを更新することができる光ディスク再生装置および映像処理装置を提供することができる。
請求項3の発明によれば、フラッシュメモリ上にて制御プログラムを修正することができる。
請求項4の発明によれば、通常の動作に支障を来すことなく制御プログラムを修正することができる。
請求項5の発明によれば、複数のマイコンが備えられる場合に、個別に制御プログラムの修正を行わなくて済む。
請求項6の発明によれば、外部から容易にデータを取得することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
ここでは、下記の順序に従って本発明の実施形態について説明する。
(1)DVD一体型テレビジョンの構成:
(2)プログラム実行処理:
(3)プログラム更新処理:
【0019】
(1)DVD一体型テレビジョンの構成:
図1は、本発明の一実施形態にかかる光ディスク再生装置および映像処理装置としてのDVD一体型テレビジョンの内部構成を示している。同図において、DVD一体型テレビジョン1のDVDプレーヤーに相当する部分と、テレビジョン受像機に相当する部分とに大別され、各部分がバス30によって通信可能に接続されている。これにより、DVDから読み出した映像データをテレビジョン受像機に伝送して再生することができる。本発明のマイコンに相当するDVDマイコン10が備えられ、同DVDマイコン10がフラッシュメモリ11に記憶された制御プログラムを実行することにより、DVDドライブ12等にて所望の動作をさせることができる。
【0020】
従って、DVDマイコン10はDVDドライブを駆動させて、DVDディスクに記憶されたデータを取得することができる。本発明のサブマイコンに相当するTVマイコン20が備えられ、同TVマイコン20がサブフラッシュメモリ21に記憶された制御プログラムを実行することにより、図示しないモニターやチューナ等にて所望の動作をさせることができる。また、DVDマイコン10はバス30を介してリモコン受信器13から操作信号を入力することが可能となっている。リモコン受信器13は赤外線リモコン信号を受信し、同信号に応じた操作信号を生成する。
【0021】
DVDマイコン10は内部バスによって接続されたCPU10aとRAM10bとROM10cとを有しており、CPU10aがRAM10bをワークエリアとし、フラッシュメモリ11のプログラムエリア11bに記憶された制御プログラムを実行する。同様に、TVマイコン20も内部バスによって接続されたCPU20aとRAM20bとROM20cとを有しており、CPU20aがRAM20bをワークエリアとし、サブフラッシュメモリ21のプログラムエリア21bに記憶されたサブ制御プログラムを実行する。
【0022】
フラッシュメモリ11とサブフラッシュメモリ21は書換可能な不揮発性メモリであり、それぞれバス30に接続されている。フラッシュメモリ11には記憶領域として起動情報や修正情報が記憶されるブートエリア11aと、制御プログラムが記憶されるプログラムエリア11bと、修正プログラムが記憶される修正エリア11cと、サブ修正プログラムが記憶されるサブ修正エリア11dと、サブ修正情報が記憶されるサブ修正情報エリア11eが設けられている。一方、サブフラッシュメモリ21には記憶領域として起動情報が記憶されるブートエリア21aと、サブ制御プログラムが記憶されるプログラムエリア21bとが設けられている。
【0023】
図2は、制御プログラムおよびサブ制御プログラムを構成する各モジュールと、データの流れを示している。同図において、DVDマイコン10にて実行される制御プログラムPは制御プログラム実行部P1とUI部P2と書換部P3とDVD制御部P4とプログラム更新部P5と仲介部P6を有している。TVマイコン20にて実行されるサブ制御プログラムSはサブ制御プログラム実行部S1と仲介部S2と書換部S3を有している。なお、図示しないがサブ制御プログラム実行部S1にはチューナやモニター等を制御するためのモジュールも備えられている。フラッシュメモリ11には、修正情報A1と制御プログラムA5と修正プログラムA2とサブ修正プログラムA4とサブ修正情報A3とが各記憶領域11a〜11eに記憶される。サブフラッシュメモリ21には、サブ制御プログラムB1が記憶される。
【0024】
制御プログラム実行部P1は、電源が投入されると、フラッシュメモリ11のブートエリア11aに記憶された起動情報を取得し、同起動情報にしたがって制御プログラムA5の起動を開始する。また、その際にブートエリア11aに記憶された修正情報A1も取得する。修正情報A1はフラッシュメモリ11の修正エリア11cに修正プログラムA2が記憶されているかどうかを示すデータであり、制御プログラム実行部P1は修正情報A1を参照することにより修正プログラムA2が記憶されているかどうかを判定する。そして、修正プログラムA2が記憶されている場合には、制御プログラムA5とともに修正プログラムA2を制御プログラム実行部P1が取得する。そして、制御プログラムA5とともに修正プログラムA2をCPU10aやRAM10bにて展開する。修正プログラムA2は制御プログラムA5を修正するための手順等が特定されたデータである。
【0025】
例えば、制御プログラムA5の一部分にバグがある場合には、当該部分に差し替えて実行されるプログラムが修正プログラムA2に格納される。また、制御プログラムA5に付け加えて実行される追加プログラム等も修正プログラムA2に格納される。すなわち、修正プログラムA2は、制御プログラムA5の不具合や高機能化のために制御プログラムA5に修正を加えるプログラムとして設けられている。修正プログラムA2と制御プログラムA5はフラッシュメモリ11上では別々に記憶されているが、制御プログラム実行部P1が双方を起動させることによりCPU10aやRAM10b上にて有機的に一体となった機能を実現させる。一方、フラッシュメモリ11の修正エリア11cに修正プログラムA2が記憶されていない場合には、制御プログラムA5のみを制御プログラム実行部P1が取得する。そして、制御プログラムA5をCPU10aやRAM10bにて展開する。
【0026】
一方、UI部P2は、リモコン受信器13が生成した操作信号を入力する。書換部P3はUI部P2から電源を切る操作が受け付けられた旨の通知を受け、さらに修正プログラムA2がフラッシュメモリ11の修正エリア11cに記憶されている場合には、しばらくの間、電源を遮断することなくCPU10aやRAM10b上にて展開されている制御プログラムA5と修正プログラムA4を単一の新たな制御プログラムP5としてプログラムエリア11bに上書きする。すなわち、修正プログラムA2がフラッシュメモリ11の修正エリア11cに記憶されている場合には、CPU10aやRAM10b上では制御プログラムA5に修正プログラムA2が組み合わせられた状態で展開されているため、同組み合わせて展開された制御プログラムA5と修正プログラムA2を単一の新たな制御プログラムP5としてプログラムエリア11bに上書きする。
【0027】
さらに、書換部P3はフラッシュメモリ11の修正エリア11cから修正プログラムA2を削除する。それと同時に書換部P3は、ブートエリア11aに記憶された修正情報A1が「修正プログラムA2が記憶されていない」旨を示すように更新する。一方、UI部P2から電源を切る操作が受け付けられた旨の通知を受け、さらに修正プログラムA2がフラッシュメモリ11の修正エリア11cに記憶されていない場合には、書換部P3は何も処理を行なわず、電源が遮断される。
【0028】
DVD制御部P4は、DVDドライブ12を制御するためのモジュールであり、DVDドライブ12の駆動系やピックアップ系の動作を制御するとともに、外部記憶媒体としてのDVDから読み取ったデータを入力する。DVDから読みとった映像データは仲介部P6を介してテレビジョン側に転送され、再生される。プログラム更新部P6は、DVD制御部P4がDVDから修正プログラムA2またはサブ修正プログラムA4を取得したとき、以下の処理を実行する。修正プログラムA2のみが取得された場合には、修正プログラムA2をフラッシュメモリ11の修正エリア11cに記憶させるとともに、ブートエリア11aに記憶された修正情報A1が「修正プログラムA2が記憶されている」旨を示すように更新する。
【0029】
一方、サブ修正プログラムA4のみが取得された場合には、サブ修正プログラムA4をフラッシュメモリ11のサブ修正エリア11dに記憶させるとともに、サブ修正情報エリア11eに記憶されたサブ修正情報A3が「サブ修正プログラムA4が記憶されている」旨を示すように更新する。修正プログラムA2とサブ修正プログラムA4の双方が取得された場合には、修正プログラムA2とサブ修正プログラムA4をそれぞれフラッシュメモリ11に記憶するとともに、修正情報A1とサブ修正情報A3をそれぞれ更新する。
【0030】
制御プログラムPとサブ制御プログラムSは、それぞれ仲介部P6,S2を備えており、仲介部P6,S2によって両プログラム間のデータ通信や問い合わせ等を実現している。サブ制御プログラム実行部S2は、電源が投入されると、仲介部P6,S2を経由して、DVDマイコン10の側に問い合わせを行う。すると、仲介部P6はフラッシュメモリ11のサブ修正情報エリア11eに記憶されたサブ修正情報A3を取得する。サブ修正情報A3はフラッシュメモリ11のサブ修正エリア11dにサブ修正プログラムA4が記憶されているかどうかを示すデータであり、仲介部P6はサブ修正情報A3を参照することによりサブ修正プログラムA4が記憶されているかどうかを判定する。
【0031】
そして、サブ修正プログラムA4が記憶されている場合には、仲介部S2を介してサブ修正プログラムA4が記憶されている旨をサブ制御プログラム実行部S1に返答する。すると、サブ制御プログラム実行部S2は仲介部P6,S2を介してサブ修正プログラムA4を取得するとともに、サブ制御プログラムB1をサブフラッシュメモリ21のプログラムエリア21bから取得する。そして、サブ制御プログラムB1とともにサブ修正プログラムA4をCPU20aやRAM20bにて展開する。サブ修正プログラムA4はサブ制御プログラムB1を修正するための手順等が特定されたデータである。一方、フラッシュメモリ11のサブ修正エリア11dにサブ修正プログラムA4が記憶されていない場合には、サブ制御プログラムB1のみをサブ制御プログラム実行部S1が取得する。そして、サブ制御プログラムB1をCPU20aやRAM20bにて展開する。
【0032】
書換部S3は仲介部P6,S2を介してUI部P2から電源を切る操作が受け付けられた旨の通知を受け、さらにサブ修正プログラムA4がフラッシュメモリ11のサブ修正エリア11dに記憶されている場合には、しばらくの間、電源を遮断することなくCPU20aやRAM20b上にて展開されているサブ制御プログラムB1とサブ修正プログラムA4を単一の新たなサブ制御プログラムB1としてプログラムエリア21bに上書きする。一方、電源を切る操作が受け付けられた旨の通知を受け、さらにサブ修正プログラムA4がフラッシュメモリ11のサブ修正エリア11dに記憶されていない場合には、書換部S3は何も処理を行なわず、電源が遮断される。
【0033】
(2)プログラム更新処理:
図3は、DVDマイコン10にて行われるプログラム実行処理の流れを示している。ステップS100ではリモコン受信器13の受信状態からUI部P2が電源ONの操作がされたことを認識する。ステップS110では、制御プログラム実行部P1が制御プログラムPを起動するために、まずフラッシュメモリ11のブートエリア11aに記憶された起動情報と修正情報A1を読み込む。そして、ステップS120にて修正情報A1を参照して修正エリア11cにおける修正プログラムA2の有無を認識する。
【0034】
そして、修正プログラムA2が記憶されていない場合にはステップS130にて制御プログラムA5のデータのみを取得し、同取得したデータに基づいて制御プログラムPの実行を開始する。一方、修正プログラムA2が記憶されている場合には、制御プログラムA5とともに修正プログラムA2を制御プログラム実行部P1が取得し、制御プログラムA5とともに修正プログラムA2を実行させる。従って、制御プログラムA5が修正プログラムA2にしたがって修正された状態でDVD一体型テレビジョン1のDVDプレーヤーに相当する部分の制御が行われる。
【0035】
ステップS130,S140において制御プログラムPが起動されると、ステップS150では同制御プログラムPにしたがって通常の動作を行うことが可能となる。ステップS160ではリモコン受信器13の受信状態からUI部P2が電源OFFの操作がされたことを認識する。電源OFFの操作がされない場合には、通常の動作を続行する。電源OFFの操作がされた場合には、ステップS170において、修正情報A1を参照して修正エリア11cにおける修正プログラムA2の有無を確認する。そして、修正プログラムA2が記憶されている場合には、直ちに電源を遮断せずに、ステップS180にて書換部P3が制御プログラムA5の書換を行う。
【0036】
具体的には、修正プログラムA2が記憶されている場合、ステップS180の時点で制御プログラムA5に修正プログラムA2が組み込まれた状態で、同制御プログラムA5がCPU10aやRAM10bに展開されているため、展開されている内容をフラッシュメモリ11のプログラムエリア11bに記憶させる。すなわち、書換部P3は、修正プログラムA2によって修正した内容で制御プログラムA5をフラッシュメモリ11のプログラムエリア11bに上書き更新する。制御プログラムA5を上書きすると、修正プログラムA2は不要となるため、書換部P3はステップS180にて修正プログラムA2の削除も行う。さらに、修正プログラムA2を削除したため、その旨を修正情報A1に反映させる。すなわち、修正プログラムA2がフラッシュメモリ11上に存在しなくなったため、修正プログラムA2がない旨を示すように修正情報A1を更新する。
【0037】
以上のように制御プログラムA5を上書きした場合、次に電源をONすると、ステップS120では修正プログラムA2が記憶されていないとして、ステップS130が実行される。ステップS130では制御プログラムA5が単独で実行されるが、ステップS180にて修正した内容に上書きしているため、修正を反映させたプログラムを実行することができる。
【0038】
図4は、TVマイコン20にて行われるプログラム実行処理の流れを示している。ステップS200ではリモコン受信器13の受信状態からUI部P2が電源ONの操作がされたことを検知し、その旨を仲介部P6,S2を介してTVマイコン20に通知する。ステップS210において、制御プログラム実行部S1は、サブフラッシュメモリ21のブートエリアに記憶された起動情報を取得するとともに、フラッシュメモリ11におけるサブ修正情報エリア11eのサブ修正情報A3が、サブ修正プログラムA4が記憶されていることを示しているかどうかを、仲介部P6,S2を介してDVDマイコン10に問い合わせる。DVDマイコン10は上記の問い合わせに応じてサブ修正情報A3を調査し、サブ修正プログラムA4の有無を仲介部P6,S2を介してTVマイコン20に通知する。
【0039】
そして、ステップS220にてサブ修正プログラムA4が記憶されていない場合にはステップS230にてサブフラッシュメモリ21のプログラムエリア21bに記憶されたサブ制御プログラムB1のデータを取得し、同取得したデータに基づいてサブ制御プログラムSの実行を開始する。一方、サブ修正プログラムA4が記憶されている場合には、サブ制御プログラムB1とともに、フラッシュメモリ11におけるサブ修正エリア11eに記憶されたサブ修正プログラムA4を仲介部P6,S2を介してサブ制御プログラム実行部S1が取得し、サブ制御プログラムB1とともにサブ修正プログラムA4を実行させる。従って、サブ制御プログラムB1がサブ修正プログラムA4にしたがって修正された状態でDVD一体型テレビジョン1のテレビジョン受像機に相当する部分の制御が行われる。
【0040】
ステップS230,S240においてサブ制御プログラムSが起動されると、ステップS250では同制御プログラムSにしたがって通常の動作を行うことが可能となる。ステップS260ではリモコン受信器13の受信状態からUI部P2が電源OFFの操作がされたことを検知し、その旨を仲介部P6,S2を介してTVマイコン20に通知する。電源OFFの操作がされない場合には、通常の動作を続行する。電源OFFの操作がされた場合には、ステップS270において、フラッシュメモリ11におけるサブ修正情報エリア11eのサブ修正情報A3が、サブ修正プログラムA4が記憶されていることを示しているかどうかを、仲介部P6,S2を介してDVDマイコン10に問い合わせる。ステップS280において、サブ修正プログラムA4が記憶されていると返答を受けた場合には、直ちに電源を遮断せずに、ステップS290にて書換部S3がサブ制御プログラムB1の書換を行う。
【0041】
具体的には、サブ修正プログラムA4が記憶されている場合、ステップS280の時点でサブ制御プログラムB1にサブ修正プログラムA2が組み込まれた状態で、同サブ制御プログラムB1がCPU20aやRAM20bに展開されているため、展開されている内容をフラッシュメモリ21のプログラムエリア21bに記憶させる。すなわち、書換部S3は、サブ修正プログラムA4によって修正した内容でサブ制御プログラムA4をフラッシュメモリ21のプログラムエリア21bに上書き更新する。サブ制御プログラムB1を上書きすると、サブ修正プログラムA4は不要となるため、書換部S3はステップS290にて仲介部P6,S2を介してサブ修正プログラムA4の削除も行う。さらに、サブ修正プログラムA4を削除したため、その旨をサブ修正情報A3に反映させる。すなわち、サブ修正プログラムA4がフラッシュメモリ11上に存在しなくなったため、サブ修正プログラムA4がない旨を示すようにサブ修正情報A3を更新する。
【0042】
以上のようにサブ制御プログラムB1を上書きした場合、次に電源をONすると、ステップS220ではサブ修正プログラムA4が記憶されていないとして、ステップS230が実行される。ステップS230ではサブ制御プログラムB1が単独で実行されるが、ステップS290にて修正した内容に上書きしているため、修正を反映させたプログラムを実行することができる。
【0043】
(3)プログラム更新処理:
図5は、プログラム更新処理の流れを示している。プログラム更新処理は、現在記憶されている制御プログラムA5またはサブ制御プログラムB1に何らかの修正を加える必要がある場合に実行される処理である。例えば、工場においてフラッシュメモリ11やサブフラッシュメモリ21を実装したときに記憶したおいた制御プログラムA5またはサブ制御プログラムB1に不具合が発見されたり、追加機能を加える必要があるときに、プログラム更新処理を実行することにより同不具合を解消させたり、機能をバージョンアップさせることができる。
【0044】
ステップS300においては、DVDマイコン10がDVD制御部P4を実行することにより、DVDドライブ12を駆動させ、同DVDドライブ12に挿入されたDVDディスクに記憶されたデータを取得する。ステップS310においては、プログラム更新部P5がDVDドライブ12に記憶されたデータに修正プログラムA2が含まれているかどうかを判断し、記憶されていれば、ステップS320を実行する。ステップS320では、DVDマイコン10がプログラム更新部P5を実行することにより修正プログラムA2をフラッシュメモリ11の修正エリア11cに記憶させる。そして、ステップS330においては、フラッシュメモリ11のブートエリア11aに記憶された修正情報A1が、修正プログラムA2が記憶された旨を示すように同修正情報A1を更新する。
【0045】
ステップS340においては、DVDマイコン10がプログラム更新部P5を実行することにより、DVDドライブ12に記憶されたデータにサブ修正プログラムA4が含まれているかどうかを判断し、記憶されていれば、ステップS350を実行する。ステップS350では、DVDマイコン10がプログラム更新部P5を実行することによりサブ修正プログラムA4をフラッシュメモリ11のサブ修正エリア11eに記憶させる。そして、ステップS360においては、フラッシュメモリ11のサブ修正情報エリア11eに記憶されたサブ修正情報A3が、サブ修正プログラムA4が記憶された旨を示すように同サブ修正情報A3を更新する。
【0046】
以上説明したようにプログラム更新処理を実行することにより、フラッシュメモリ11に対して修正プログラムA2とサブ修正プログラムA4を一括して記憶させることができる。従って、制御プログラムA5とサブ修正プログラムB1の双方を修正する場合にも、作業を容易に行うことができる。また、データの読み出し、書き込みともに、制御プログラムA5とサブ修正プログラムB1の修正部分に相当する修正プログラムA2とサブ修正プログラムA4についてのみ行うだけで済むため、データ量が少なく作業時間を短縮させることができる。また、TVマイコン20にて実行されるサブ制御プログラムB1についてのプログラム更新も、DVDマイコン10とフラッシュメモリ11だけで行うことができる。
【0047】
従って、DVD一体型テレビジョン1の組み付け工程において、DVDプレーヤーのユニットが組み付けられ、テレビジョン受像機の部分が組み付けられていない状態においても、予めテレビジョン受像機を制御するためのサブ修正プログラムA4のプログラム更新を行っておくこともできる。特に、外部からデータを取得することができるDVDドライブ12を制御可能なDVDマイコン10側でプログラム更新処理を実行することができるようにすることにより、外部からのデータ入力を容易に行うことができる。なお、本発明はDVD一体型テレビジョンに限られず、複数のマイコンが備えられ、それぞれ独立した制御プログラムが実行される映像処理装置であれば適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0048】
【図1】DVD一体型テレビジョンの概略構成図である。
【図2】DVD一体型テレビジョンのソフトウェア構成図である。
【図3】DVDプレーヤーに関するプログラム実行処理の流れを示すフローチャートである。
【図4】テレビジョン受像機に関するプログラム実行処理の流れを示すフローチャートである。
【図5】プログラム更新処理の流れを示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0049】
1…DVD一体型テレビジョン
10…DVDマイコン
10a…CPU
10b…RAM
10c…ROM
11…フラッシュメモリ
11a…ブートエリア
11b…プログラムエリア
11c…修正エリア
11d…サブ修正エリア
11e…サブ修正情報エリア
12…DVDドライブ
13…リモコン受信器
20…TVマイコン
20a…CPU
20b…RAM
20c…ROM
21…サブフラッシュメモリ
21b…プログラムエリア
30…バス
P…制御プログラム
P1…制御プログラム実行部
P2…UI部
P3…書換部
P4…DVD制御部
P5…プログラム更新部
P6…仲介部
S…サブ制御プログラム
S1…サブ制御プログラム実行部
S2…仲介部
S3…書換部
A1…修正情報
A2…修正プログラム
A3…サブ修正情報
A4…サブ修正プログラム
A5…制御プログラム
B1…サブ制御プログラム

【特許請求の範囲】
【請求項1】
マイコンと、上記マイコンが読み出して実行する制御プログラムが記憶されるフラッシュメモリとを具備する光ディスク再生装置において、
上記マイコンと通信可能なサブマイコンと、
上記サブマイコンが読み出して実行するサブ制御プログラムが記憶されるサブフラッシュメモリと、
上記フラッシュメモリにおいて光ディスクのディスクドライブの制御を実行するための上記制御プログラムを記憶するプログラムエリアと、
上記フラッシュメモリにおいて上記制御プログラムの修正プログラムを記憶する修正エリアと、
上記フラッシュメモリにおいて上記サブ制御プログラムを修正するためのサブ修正プログラムを記憶するサブ修正エリアと、
上記フラッシュメモリにおける上記修正プログラムの有無を示す修正情報が記憶されるブートエリアと、
上記フラッシュメモリにおける上記サブ修正プログラムの有無を示すサブ修正情報がサブ修正情報エリアと、
上記マイコンに備えられ、ユーザーから電源をOFFするための操作が入力されたときに、上記修正プログラムによって修正した上記制御プログラムを上記プログラムエリアに上書きするとともに、上記ブートエリアの上記修正情報を更新する書換手段と、
上記マイコンに備えられ、上記ブートエリアの上記修正情報を参照し、上記フラッシュメモリに上記修正プログラムが記憶されているとき、同修正プログラムによって上記制御プログラムを修正しつつ同制御プログラムを実行する制御プログラム実行手段と、
上記サブマイコンに備えられ、上記マイコンに上記サブ修正エリアの上記サブ修正情報を問い合わせ、上記フラッシュメモリに上記サブ修正プログラムが記憶されているとき、同サブ修正プログラムによって上記サブ制御プログラムを修正しつつ同サブ制御プログラムを実行するサブ制御プログラム実行手段と、
外部からデータを入力し、上記修正エリアおよび上記サブ修正エリアに一括して上記修正プログラムと上記サブ修正プログラムを記憶させるとともに、上記修正情報と上記サブ修正情報とを更新するプログラム更新手段とを具備することを特徴とする光ディスク再生装置。
【請求項2】
マイコンと、上記マイコンが読み出して実行する制御プログラムが記憶されるフラッシュメモリとを具備する映像処理装置において、
上記フラッシュメモリにおいて上記制御プログラムを記憶するプログラムエリアと、
上記フラッシュメモリにおいて上記制御プログラムの修正プログラムを記憶する修正エリアと、
上記フラッシュメモリにおける上記修正プログラムの有無を示す修正情報が記憶されるブートエリアと、
上記マイコンに備えられ、上記ブートエリアの上記修正情報を参照し、上記フラッシュメモリに上記修正プログラムが記憶されているとき、同修正プログラムによって上記制御プログラムを修正しつつ同制御プログラムを実行する制御プログラム実行手段と、
外部からデータを入力し、上記修正エリアに上記修正プログラムを記憶させるとともに、上記ブートエリアの上記修正情報を更新するプログラム更新手段とを具備することを特徴とする映像処理装置。
【請求項3】
上記マイコンに備えられ、上記修正プログラムによって修正した上記制御プログラムを上記プログラムエリアに上書きするとともに、上記ブートエリアの上記修正情報を更新する書換手段を具備することを特徴とする請求項2に記載の映像処理装置。
【請求項4】
上記書換手段は、ユーザーから電源をOFFするための操作が入力されたときに、上記修正プログラムによって修正した上記制御プログラムを上記プログラムエリアに上書きするとともに、上記ブートエリアの上記修正情報を更新することを特徴とする請求項3に記載の映像処理装置。
【請求項5】
上記マイコンと通信可能なサブマイコンと、上記サブマイコンが読み出して実行するサブ制御プログラムが記憶されるサブフラッシュメモリとを具備するとともに、
上記フラッシュメモリにおいて上記サブ制御プログラムを修正するためのサブ修正プログラムを記憶するサブ修正エリアと、
上記フラッシュメモリにおける上記サブ修正プログラムの有無を示すサブ修正情報がサブ修正情報エリアと、
上記サブマイコンに備えられ、上記マイコンに上記サブ修正エリアの上記サブ修正情報を問い合わせ、上記フラッシュメモリに上記サブ修正プログラムが記憶されているとき、同サブ修正プログラムによって上記サブ制御プログラムを修正しつつ同サブ制御プログラムを実行するサブ制御プログラム実行手段とを具備するとともに、
上記プログラム更新手段は、外部からデータを入力し、上記修正エリアおよび上記サブ修正エリアに一括して上記修正プログラムと上記サブ修正プログラムを記憶させるとともに、上記修正情報と上記サブ修正情報とを更新することを特徴とする請求項2から請求項4のいずれかに記載の映像処理装置。
【請求項6】
上記マイコンにて光ディスクドライブの制御が実行されることを特徴とする請求項5に記載の映像処理装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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