説明

光学ローパスフィルタ、撮像装置および音響光学素子

【課題】 反射疎密波の影響を低減した光学ローパスフィルタの提供。
【解決手段】 光学ローパスフィルタの構成要素の一つである光透過性部材41の疎密波進行方向端部には、多重反射部45が形成されている。光透過性部材41の多重反射部45と対向する面には圧電体が設けられている。その圧電体に1MHz〜100MHzの高周波電圧を印加すると光透過性部材41内を進行する疎密波が形成され、その結果生じる周期的な屈折率分布により入射光線が疎密波進行方向に分岐される。図の上方に進行する疎密波は、多重反射部45の面451A,451B間で多重反射されて減衰する。よって、光透過性部材41の多重反射部45が形成されていない広い部分を、フィルタ領域として利用することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、光線分岐を行う音響光学素子や光学ローパスフィルタ、およびその光学ローパスフィルタを使用した撮像装置に関する。
【背景技術】
【0002】
ビデオカメラやデジタルカメラなど撮像素子を使用した撮像装置では、レンズによって結像された像は撮像素子によって電気信号に変換される。このとき、被写体像の中に撮像素子のサンプリング周波数と同程度以上の高周波数成分が含まれていると、撮像画像が劣化するという好ましくない現象が起こる。そのため、このような撮像装置では、結像された被写体像の高周波を減衰させる目的で光学ローパスフィルタが使用されている。
【0003】
光学ローパスフィルタは、被写体光を複数に分岐することで、高周波成分の像を除去しようとするものであり、一般的には結晶材料の複屈折性を利用して光線を常光と異常光とに分岐する方法が用いられている。複屈折性を有する結晶材料としては、水晶やチリ硝石などが知られている。
【0004】
また、複屈折性結晶材料とは分岐機構が異なるが、音響光学素子中に超音波を導入して光を回折する機構が知られており(例えば、特許文献1参照)、このような音響光学素子を光学ローパスフィルタとして用いることもできる。特許文献1に記載の音響光学素子では、音響光学媒体の端面で反射される超音波の影響を低減するために、音響光学媒体の端面を超音波進行方向に対して斜めにカットするようにしている。端面を斜めにすることにより、端面に入射した超音波を入射方向とは異なる方向に反射して、反射波の影響を低減するようにしている。
【0005】
【特許文献1】特開平4−46407号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、光ローパスフィルタの端面を斜めにカットした場合でも、反射波の影響を充分に小さくすることはできず、端面付近においては所望の回折効果が得られない。そのため、その端面から十分離れた狭い領域しか利用することがでずきず、所望の回折領域を得ようとすると、光学ローパスフィルタが大きくなってしまうという欠点があった。
【課題を解決するための手段】
【0007】
請求項1の発明による光学ローパスフィルタは、複数の受光画素が規則的に配置された撮像素子と撮影光学系との間の光軸上に配設される光透過性部材と、光透過性部材に疎密波を発生させて周期的に変化する屈折率分布を形成する疎密波発生源と、光透過性部材の疎密波進行方向端部に形成され、疎密波を多重反射する多重反射部とを備えたことを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1に記載の光学ローパスフィルタにおいて、疎密波進行方向に対して傾斜した複数の面を疎密波進行方向端部に形成して多重反射部とし、多重反射部に入射した疎密波を複数の面の間で多重反射するようにしたものである。
請求項3の発明は、請求項2に記載の光学ローパスフィルタにおいて、疎密波進行方向に対して傾斜した複数の切り欠き溝を疎密波進行方向端部に形成し、切り欠き溝の側面を複数の面としたものである。
請求項4の発明は、請求項1に記載の光学ローパスフィルタにおいて、疎密波進行方向端部に貫通孔を複数形成して多重反射部とし、多重反射部に入射した疎密波を貫通孔の側面により多重反射するようにしたものである。
請求項5の発明による撮像装置は、複数の受光画素が規則的に配置された撮像素子と、撮像素子に被写体光束を投影する撮影光学系と撮像素子との間の光軸上に配設される請求項1〜4のいずれかに記載の光学ローパスフィルタとを備えたことを特徴とする。
請求項6の発明は、疎密波発生源により疎密波を形成して入射光を回折分岐する音響光学素子に適用され、音響光学素子の疎密波進行方向端部に多重反射部を形成したことを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、疎密波を多重反射する多重反射部を疎密波進行方向端部に形成したので、反射された疎密波を多重反射部で効率よく減衰させることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
以下、図を参照して本発明を実施するための最良の形態について説明する。図1は本発明による撮像装置の一実施の形態を示す図であり、一眼レフ式のデジタルスチルカメラの概略構成を示したものである。図1において、1は撮影光学系、3はクイックリターンミラー、4は光学ローパスフィルタ、5はフォーカルプレーンシャッタ、6は撮像素子、7はファインダー光学系、8は光学ローパスフィルタ4の駆動回路である。
【0010】
光学ローパスフィルタ4,フォーカルプレーンシャッタ5および撮像素子6は、それぞれ撮影光学系1の光軸2上に配設されている。クイックリターンミラー3は、図1に示す光軸位置と不図示の光軸外位置との間を移動できるように設けられている。クイックリターンミラー3が図1のように光軸位置に配設されると、撮影光学系1からの被写体光はクイックリターンミラー3によりファインダー光学系7へと反射される。ファインダー光学系7にはペンタプリズム71や接眼レンズ72が設けられており、接眼レンズ72を介して被写体像を観察することができる。
【0011】
一方、被写体を撮影する場合には、クイックリターンミラー3は不図示の光軸外位置に移動されるとともにフォーカルプレーンシャッタ5の開閉動作が行われ、被写体光に対して撮像素子6が所定時間露光される。この露光の際には、駆動回路8により光学ローパスフィルタ4が駆動される。すなわち、撮像素子6に入射する被写体光は、光学ローパスフィルタ4により高周波成分が除去される。撮像素子6はCCDやCMOS等の固体撮像素子で構成され、複数の受光画素が2次元的に配列されている。
【0012】
《光学ローパスフィルタ4の説明》
次に、光学ローパスフィルタ4について説明する。図2は光学ローパスフィルタ4を撮影光学系1側から見た平面図である。41は光透過性部材であり、ここでは石英ガラスから成る矩形状の平行平板を用いているが、光透過性部材41に用いる材料としては、使用する光の透過性が良好なガラスや単結晶が良い。
【0013】
例えば、可視光を取り扱うカメラ等の場合には、少なくとも波長450nmから750nmの範囲の光を透過する材料を使用する。また、光透過性の程度としては、上記波長帯域の分光透過率が部材厚さ1mmあたり50%以上であることが望ましい。このような光透過性の定量は、分光光度計などの分光透過率測定装置で行う。光透過性が良好な材料としては、ガラスの場合にはクラウンガラス,フリントガラス,石英ガラス等があり、結晶材料の場合にはモリブデン酸鉛、二酸化テルル等が好適である。もちろん、本発明における光透過性部材41は、これらのガラスや結晶材料に限定されるものではない。
【0014】
矩形状の光透過性部材41の下辺Aには、圧電体42が固設されている。なお、図2に示す例は、光学ローパスフィルタ4により光線を一方向(図示上下方向)に分離する場合を示したものであり、圧電体42が設けられた面Aに対向する部分には、多重反射部45が形成されている。なお、多重反射部45の詳細は後述する。
【0015】
駆動回路8から圧電体42に高周波電圧が印加されると、圧電体42は図示上下方向に振動する。光学ローパスフィルタとして機能させる場合には、1MHz〜100MHz程度の周波数を有する高周波電圧が圧電体42に印加される。この周波数域は音として人間の耳に聞こえない超音波の周波数帯域であり、このような周波数帯域の振動を発生させる圧電体42としてはジルコン酸チタン酸鉛(PZT)やチタン酸バリウム等のセラミックスが好適であるが、必ずしもこれらに限定されるものではない。
【0016】
圧電体42を振動させると、矢印43で示すように光透過性部材41の下辺Aから上方へと進行する疎密波が発生し、その周波数は圧電体42に印加された電力の周波数に等しくなる。その結果、光透過性部材41の内部に周期的な密度分布が形成され、光透過性部材41の面内で周期的に変化する屈折率分布が形成される。44は疎密波の波面を示したものであり、波面44は進行方向43に垂直となる。例えば、波面44の位置を分布が密な部分とすれば、それらの中間に分布が疎となる部分が発生する。密部分同士の間隔は疎密波の波長Λになっている。すなわち、屈折率分布の空間的な周期はΛとなっている。
【0017】
図2に示すような周期的な屈折率分布が形成された光透過性部材41に光が入射すると、音響効果によるラマン・ナス(Raman-Nath)回折と呼ばれる回折現象が生じる。本実施の形態の光学ローパスフィルタ4は、この回折現象を利用して光線分岐を行うものである。図3はラマン・ナス回折による光線分岐を説明する図であり、図1と同様の方向から見た図である。
【0018】
光透過性部材41には周期的な屈折率分布が形成されており、このような光透過性部材41に光が入射した場合には、屈折率が高い部分を通過した光は位相が遅れ、屈折率が低い部分を通過した光は位相が進む。その結果、回折現象が発現することになる。光透過性部材41に入射した光線の一部は0次回折光として入射光と同一方向に出射され、一部は高次回折光として進行方向を特定の角度だけ変えられて出射される。一般に、ラマン・ナス回折では、回折光は0次光、±1次光、±2次光、…のように複数現れる。
【0019】
このとき、m次回折光の分岐角度θは、回折次数をm、光の波長をλとすると、次式(1)で表される。また、周期的な屈折率分布の周期(幅)Λは、圧電体42に印加する高周波電圧の周波数をf、光透過性部材41内における音速をvとすると、次式(2)のように表される。
sinθ=mλ/Λ …(1)
Λ=v/f …(2)
【0020】
光透過性部材41から撮像素子6の撮像面までの距離をLとし、撮像面での分離幅をdとすると、次式(3)が成り立つ。分岐角度θは小さいのでtanθ=sinθとみなすことができるので、周波数fは次式(4)のように表される。
tanθ=d/L …(3)
f=dv/(λL) …(4)
【0021】
例えば、光の波長をλ=600nm、距離L=5mmとし、光透過性部材41に石英ガラスを用いた場合を考える。石英ガラス中の音速vはv=6km/sであるので、分離幅dをd=5μmとするためには、印加電圧の周波数をf=10MHzとすれば良いことがわかる。このように、高周波電圧の周波数fを変更することにより、分離幅dすなわち光学ローパスフィルタ4のカットオフ周波数を調整することができる。その結果、同一光学ローパスフィルタ4で、画素ピッチの異なる種々の撮像素子6や被写体像の空間周波数の違いに対応することができる。さらに、圧電体42に印加する電力の大きさを変更することにより、0次光の強度と高次光の強度との比率を変化させることができ、撮影者の意図に応じた撮影に容易に対応することができる。
【0022】
[多重反射部45の説明]
次に、多重反射部45について図4に示す拡大図を参照して説明する。多重反射部45は、図2に示すように圧電体42が設けられている面Aと対向する端部、すなわち、光透過性部材41の疎密波進行方向端部に設けられている。多重反射部45には、疎密波の進行方向に対して斜めに傾斜した切り欠き溝450が端部に沿って複数形成されている。その結果、多重反射部45は櫛歯形状になっており、図示上方に進行して多重反射部45に入射した疎密波は、各櫛歯部451内に進入する。
【0023】
櫛歯部451に進入した疎密波は、櫛歯部451の図示左側の面451Aにより反射される。面451Aで反射された疎密波は反対側の面451Bに入射し、面451Bにより反射される。このような面451A,451B間の反射を繰り返しながら櫛歯部451内を斜め右上に進行し、櫛歯451の端面451Cに達する。疎密波は端面451Cにより反射され、櫛歯451内を逆行する。この際も、面451A,451B間の反射を繰り返しながら逆行する。
【0024】
疎密波は反射の度に減衰するため、櫛歯451内に進入した疎密波は面451A,451B間で多重反射されて十分減衰し、疎密波が多重反射部45から図示下方に出射されることはほとんどない。その結果、図2に示した光透過性部材41の内の多重反射部45を除いた領域を、全てフィルタ領域として利用することができる。櫛歯部451の幅寸法wを小さくするほど多重反射の反射回数が増加するので、幅wを小さくすることにより多重反射部45の高さhをより小さくすることができ、光透過性部材41における多重反射部45の割合を小さくすることができる。
【0025】
図4に示した例では、切り欠き溝450を形成することにより疎密波が多重反射される界面を形成したが、これに限らず、面451A,451Bに相当する界面を光透過性部材41に形成できる方法であるならば適用することができる。図5は多重反射部45の他の例を示す図であり、多重反射部45に複数の貫通孔452を形成したものである。多重反射部45には、貫通孔452によって紙面表裏方向に延びる円筒形状の界面が複数形成されることになる。
【0026】
この場合も円筒形状界面は疎密波の進行方向(矢印43の方向)に対して傾斜しているので、多重反射部45に入射した疎密波は円筒形状の各界面によって反射され、反射を繰り返すことにより減衰する。また、端面Bに達して反射された疎密波も、逆行する間に貫通孔452の界面によって繰り返し反射されて減衰する。その結果、多重反射部45から図示下方に逆行する疎密波を非常に小さく抑えることができ、上述した図2に示す光学ローパスフィルタ4の場合と同様の効果を奏することができる。
【0027】
上述した図2,5に示す例では、入射光線を1方向(図示上下方向)に分岐する場合を示したが、図6のような構成とすることにより上下左右の2方向に分岐させることができる。図6において(a)は図4に示すように切り欠き溝450を形成する場合であり、(b)は図5に示したように貫通孔452を形成する場合である。
【0028】
いずれの場合も、光透過性部材41の面A,Dに圧電体42(不図示)を設け、面Aから上方向に、また面Dから右方向に疎密波をそれぞれ導入する。このように2方向に疎密波を導入することにより、上下方向および左右方向に周期的な屈折率分布がそれぞれ形成され、紙面に垂直に入射した光線は上下方向および左右方向の2方向に分岐される。面Aに対向する部分には多重反射部45Aが形成され、面Dに対向する部分には多重反射部45Bが形成されているので、それぞれ疎密波に対して反射の影響を低減することができる。
【0029】
上述した実施の形態では、一眼レフ式のデジタルカメラの光学ローパスフィルタに適用した場合について説明したが、レンズ一体型のデジタルカメラにも同様に適用することができる。さらに、デジタルスチルカメラに限らず、ビデオカメラなどのように撮像素子を備えた撮像装置の光学ローパスフィルタにも適用できる。また、本発明の特徴を損なわない限り、本発明は上記実施の形態に何ら限定されるものではない。例えば、屈折率分布形成手段として圧電体を用いたが、光透過性部材41内に疎密波(超音波)を発生させることができるならば、圧電体に限らず他のトランスデューサを用いても良い。
【0030】
以上説明した実施の形態と特許請求の範囲の要素との対応において、圧電体42は疎密波発生源を、光透過性部材41は音響光学素子をそれぞれ構成する。なお、以上の説明はあくまでも一例であり、発明を解釈する際、上記実施の形態の記載事項と特許請求の範囲の記載事項の対応関係に何ら限定も拘束もされない。
【図面の簡単な説明】
【0031】
【図1】本発明による撮像装置の一実施の形態を示す図であり、一眼レフ式のデジタルスチルカメラの概略構成を示したものである。
【図2】光学ローパスフィルタ4を撮影光学系1側から見た平面図である。
【図3】ラマン・ナス回折による光線分岐を説明する図である。
【図4】多重反射部45の拡大図である。
【図5】多重反射部45の他の例を示す図である。
【図6】入射光線を2方向に分岐する場合の多重反射部を示す図であり、(a)は切り欠き溝450を形成する場合、(b)は貫通孔420を形成する場合である。
【符号の説明】
【0032】
1 撮影光学系
2 光軸
3 クイックリーターンミラー
4 光学ローパスフィルタ
5 フォーカルプレーンシャッタ
6 撮像素子
7 ファインダー光学系
8 駆動回路
41 光透過性部材
42 圧電体
43 進行方向
44 波面
45,45A,45B 多重反射部
450 切り欠き溝
451 櫛歯部
452 貫通孔

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の受光画素が規則的に配置された撮像素子と撮影光学系との間の光軸上に配設される光透過性部材と、
前記光透過性部材に疎密波を発生させて周期的に変化する屈折率分布を形成する疎密波発生源と、
前記光透過性部材の疎密波進行方向端部に形成され、疎密波を多重反射する多重反射部とを備えたことを特徴とする光学ローパスフィルタ。
【請求項2】
請求項1に記載の光学ローパスフィルタにおいて、
疎密波進行方向に対して傾斜した複数の面を前記疎密波進行方向端部に形成して前記多重反射部とし、前記多重反射部に入射した疎密波を前記複数の面の間で多重反射することを特徴とする光学ローパスフィルタ。
【請求項3】
請求項2に記載の光学ローパスフィルタにおいて、
前記疎密波進行方向に対して傾斜した複数の切り欠き溝を前記疎密波進行方向端部に形成し、前記切り欠き溝の側面を前記複数の面としたことを特徴とする光学ローパスフィルタ。
【請求項4】
請求項1に記載の光学ローパスフィルタにおいて、
前記疎密波進行方向端部に貫通孔を複数形成して前記多重反射部とし、前記多重反射部に入射した疎密波を前記貫通孔の側面により多重反射することを特徴とする光学ローパスフィルタ。
【請求項5】
複数の受光画素が規則的に配置された撮像素子と、
前記撮像素子に被写体光束を投影する撮影光学系と前記撮像素子との間の光軸上に配設される請求項1〜4のいずれかに記載の光学ローパスフィルタとを備えたことを特徴とする撮像装置。
【請求項6】
疎密波発生源により疎密波を形成して入射光を回折分岐する音響光学素子において、
前記音響光学素子の疎密波進行方向端部に多重反射部を形成したことを特徴とする音響光学素子。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2006−227252(P2006−227252A)
【公開日】平成18年8月31日(2006.8.31)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−40261(P2005−40261)
【出願日】平成17年2月17日(2005.2.17)
【出願人】(000004112)株式会社ニコン (12,601)
【Fターム(参考)】