説明

光学部材及び照明器具

【課題】照射面の見栄えの悪さの原因となる照度ムラや色ムラの発生を低減した光学部材、及びこの光学部材を用いた照明器具を提供する。
【解決手段】光源2からの光を屈折させて光出射面から出射させる光学部材4の光出射面に複数の凹凸4aを設ける。これら凹凸4aは、一点を中心とした複数の円周上に同心円状に配置され、隣接する円周上にある凹凸4aは、この凹凸4aの中心を通る半径方向線に対して互いに位相が異なる位置に配置される。この凹凸4aの配置により、光学部材4を用いる照明器具1の照射面での照度ムラや色ムラの発生を低減できる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、発光ダイオード(LED)等の光源から照射された光を反射板やレンズにより屈折させて、光出射面から出射する光学部材、及びこの光学部材を用いる照明器具に関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、照明器具などにおいて、光出射面から光が均一に出射されず、照射面の照度の均一化が満たされない照度ムラや色ムラが発生することがあり、この照度ムラを低減するため様々な装置や方法が用いられている。
【0003】
そして、例えば、図7(a)に示すように、照明器具に備わる光学部材7の光出射面にディンプル形状の凹凸7aを設けることで照射面での照度ムラ、色ムラを低減する方法が知られている。この凹凸7aは、正六角形状で隙間なく並べたハニカム構造で配置され、このハニカム構造により透過率の異なった光の減光域を作って光を干渉させ、且つ光の透過率を保ちながら照射面における照度ムラを低減する。
【0004】
ところで、照明器具における照度ムラの発生を抑えるため、光源カバー用の成形体において、樹脂の劣化に強く、かつ輝度ムラが少なく輝度均斉度に優れた光照射面を実現した照明器具が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2009−76343号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、照明器具において、上記従来の光出射面に凹凸7aがハニカム配置された光学部材7を用いる場合においても、図7(b)に示すような照射面8に照度ムラが発生するという問題がある。
【0007】
本発明は、上記問題を解消するものであり、照射面の見栄えの悪さの原因となる照度ムラや色ムラを低減し、照射面の見栄えを良くする光学部材、及びこの光学部材を用いた照明器具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するために本発明は、光源からの光を屈折させて光出射面から出射させると共に、前記光出射面に複数の凹凸を設けた光学部材において、これら凹凸は、一点を中心とした複数の円周上に同心円状に配置され、隣接する円周上にある凹凸は、前記中心を通る半径方向線に対して互いに位相が異なる位置に配置されることを特徴とする。
【0009】
この光学部材において、前記隣り合う円周間の間隔は等しいことが好ましい。
【0010】
また、この光学部材において、前記光学部材の光出射面とは反対側に対向して配置される光源に対して、前記光源に近い凹凸の深さを深く、又は凹凸の高さを高くすることが好ましい。
【0011】
また、この光学部材において、次式(1)乃至(5)の条件を満たすように前記凹凸の中心座標(x,y)を配置したことが好ましい。
(数1)
0<Dn+1−D≦2・d・・・(1)
d:平面視における凹凸の半径
n:原点からの円周の周番
:原点からn周目の円周の半径
(数2)
0<k<2・D・π/d・・・(2)
:原点からn周目の円周上にある凹凸の数(整数)
(数3)
θ=360/k・・・(3)
θ:隣接する凹凸の中心部間の角度
(数4)
x=D・cos(θ・A+b)・・・(4)
:初項1、項差1、末項kの等差数列
:凹凸の中心部の位相
(数5)
y=D・sin(θ・A+b)・・・(5)
【0012】
また、この光学部材において、次式(6)乃至(8)の条件を満たすように前記凹凸の中心座標(x,y)を配置したことが好ましい。
(数6)
θ=360/(6・n)・・・(6)
n:原点からの円周の周番
θ:隣接する凹凸の中心部間の角度
(数7)
x=√3d・n・cos(θ・k+b)・・・(7)
d:平面視における凹凸の半径
:凹凸の中心部の位相(当該位相はフィボナッチ数列、トリボナッチ数列、テトラナッチ数列、リュカ数列、又は一様乱数のいずれかに従う)
:初項1、項差1、末項6・nの等差数列
(数8)
y=√3d・n・sin(θ・k+b)・・・(8)
【0013】
また、本発明に係る照明器具は、請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載の上記光学部材を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0014】
本発明に係る光学部材及び照明器具によれば、光出射面に形成される凹凸は、一点を中心とした複数の円周上に同心円状に配置され、隣接する円周上にある凹凸は、当該中心を通る半径方向線に対して互いに位相が異なる位置に配置される。このため、この光学部材を通過する光を所定方向に屈折させ、照射面の見栄えの悪さの原因となる照度ムラや色ムラの発生を低減できる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】(a)本発明の実施の形態1に係る照明器具の斜視図、(b)同上照明器具の光出射面側の平面図である。
【図2】(a)同上照明器具の断面図、(b)同上実施の形態1に係る光学部材の光出射面に形成される凹凸の配置の説明図である。
【図3】同上照明器具の照射面の一例を示す図である。
【図4】(a)他の形状の光学部材を用いた照明器具の断面図、(b)他の形状の光学部材を用いた照明器具の断面図である。
【図5】(a)及び(b)同上実施の形態の第1の変形例に係る照明器具の断面図である。
【図6】(a)本発明の実施の形態2及び実施の形態3に係る照明器具に形成される凹凸の中心座標(x,y)を求める数式に用いられる項n,Dの説明図、(b)同上数式に用いられる項θの説明図、(c)及び(d)同上数式に用いられる項dの説明図である。
【図7】(a)従来のディンプル形状の凹凸を有する光学部材の平面図、(b)従来の照明器具の照射面の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
本発明の実施の形態に係る光学部材及び照明器具について図面を参照して説明する。
【0017】
(実施の形態1)
図1及び図2に示すように、本実施の形態1に係る照明器具1は、光を発散する光源2と、光源2が搭載された基板3と、光源2から出射される光を屈折させて所定方向へ放射させる光学部材4と、反射鏡5とを備えている。
【0018】
光源2には、例えば、青色発光ダイオード(LED)と、470nm付近にピークを有する青色波長帯域の光を白色光の波長帯域の光へ変換する蛍光体とを組み合わせた高出力の白色発光ダイオードが用いられる。白色発光ダイオードを構成するために青色発光ダイオードチップと組み合わせる蛍光体としては、例えば、黄色蛍光体、黄色蛍光体と赤色蛍光体、緑色蛍光体と赤色蛍光体などを使用する。蛍光体材料には、YAG(イットリウム・アルミニウム・ガーネット)系、TAG(テルビウム・アルミニウム・ガーネット)系、サイアロン系などがある。白色発光ダイオードは、この蛍光体を樹脂材料に混ぜ合わせて青色発光ダイオードチップを覆うことなどで構成される。
【0019】
光源2の発光面の形状については、特に制限は無いが、例えば、発光ダイオードチップと蛍光体材料とからなる複数のパッケージをプリント基板(或いは放熱基板)である基板3上に2次元的に配置する。なお、光源2は白色発光ダイオードに限定されるものではなく、小型白熱灯や小型のハロゲン電球等も使用可能である。
【0020】
基板3は、汎用のプリント基板であり、寸法安定性に優れ、反りやねじれ等のバラツキの少ない基板が用いられる。基板3の材料としては、例えば、ガラスクロス(布)を重ねたものにエポキシ樹脂を含浸させたガラスエポキシ基板等が用いられる。なお、基板3は、要求される耐熱温度において使用可能であれば特に限定されるものではなく、光源2から発せられる熱を効率よく放熱するため、基板3の裏側には、銅等の放熱性の良い材料が用いられた適宜のヒートシングや放熱フィンが装着される。また、基板3上には、台座(図示せず)が配置され、光源2と反射鏡5の位置関係を保ち、設計どおりの配光を得るようにしている。
【0021】
光学部材4は、例えば反射鏡5とは別体として照明器具1の光出射面に配置され、光源2からの光を所望方向に屈折させて光出射面から出射させる。この光学部材4の光出射面には、平面視で円形(ディンプル形状の窪み)の複数の凹凸4aが同心円状に配置される。なお、この凹凸4aの平面視形状は円形に限定されるものではなく、多角形などその他の形状でもよい。
【0022】
反射鏡5は、光源2からの光を反射させて光出射面から出射させる例えば半楕円回転体形状の光学部品である。この反射鏡5は、光源2の発光面が完全拡散面であって、一部の光が、光源2から基板3の方へ向かうことがあるものに対して使用することが有効である。
【0023】
次に、本実施の形態1に係る光学部材4の光出射面側に形成される複数の凹凸4aの配置に関して説明する。
【0024】
図1(b)又は図2(b)に示すように、光学部材4の光出射面に形成される凹凸4aは、一点を中心とした複数の円周上に同心円状に配置される。また、隣接する円周上にある凹凸4aは、この中心を通る半径方向線に対して互いに位相が異なる位置(例えば、図2(b)に示す凹凸A及び凹凸Bとでは、位相差αが生じている)に配置される。さらに、図2(b)に示すように、凹凸4aの中心座標が配置される円周の隣り合う間隔Dは等しくなっている。
【0025】
図3は、本実施の形態1に係る照明器具1によって照らされた照射面6を示し、図7(b)に示す従来の照射面8に比較して、照度ムラが低減できていることが分かる。
【0026】
以上のように、照明器具1においては、光学部材4の光出射面に形成される凹凸4aは、一点を中心とした複数の円周上に同心円状に配置され、隣接する円周上にある凹凸4aは、当該中心を通る半径方向線に対して互いに位相が異なる位置に配置される。このため、従来の光学部材7に凹凸7aをハニカム配置したものと比較しても凹凸4aによる照射パターンが出にくく、照度ムラや色ムラを低減して、照射面6での見栄えを向上できる。また、凹凸4aの中心座標が配置される円周の隣り合う間隔Dは等しくなるため、光学部材4の設計を容易化できる。
【0027】
なお、図4(a)及び図4(b)に示すように、光学部材4に反射鏡を用いずにレンズを用いる場合もある。図4(a)に示すレンズ4は、例えば基板3の法線を軸とした大底面や小底面などを有する回転体の外郭を成して、小底面に形成された凹面などが光源2から出射される光の入射面となり、この光を屈折させて光出射面へ出射させる。この大底面側には、凹凸4aが形成され、照射面における照射ムラの発生を回避している。また、図4(b)に示すレンズ4は、光出射面に凹凸4aが形成された略半球形状を有している。なお、光学部材(レンズ)4の材料には、アクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂又はガラス等の透明性のある材料が用いられる。
【0028】
(第1の変形例)
本実施の形態1の第1の変形例について図5を参照して説明する。本変形例では、光学部材4の光出射面とは反対側に対向して配置される光源2に対して、図5(a)の場合には光源2に近い凹凸4aの深さを深く、図5(b)の場合には凹凸4aの高さを高くした。これは、凹凸4aの深さが深い、又は凹凸4aの高さが高い方が光を発散し易く、透過率が低くなるためである。なお、図5(a)及び(b)においては、隣接する凹凸4aの深さや高さが異なっているが、所定パターンで複数の凹凸4a毎に深さや高さを変更することなども考え得る。
【0029】
このように、本変形例に係る照明器具1では、光源2に近い凹凸4aの深さを深く、又は凹凸4aの高さを高くして、照度ムラや色ムラの発生し易い光源2付近の拡散率を高くすることができる。従って、照度ムラの発生しにくい光源2から離れた所の拡散率を低く設計できる。その結果、照射面での照度ムラや色ムラの発生を改善し、かつ凹凸4aによる発光効率の低下を最小限に抑えることができる。
【0030】
(実施の形態2)
以下、本発明に係る照明器具の実施の形態2に関して図6を参照して説明する。上記実施の形態1に係る照明器具1と同様の構成には同符号を付し、その詳細な説明は省略する(以下同様)。
【0031】
本実施の形態2に係る照明器具1では、次式(1)乃至(5)の条件を満たすように凹凸4aの中心座標(x,y)を配置する。
(数1)
0<Dn+1−D≦2・d・・・(1)
d:平面視における凹凸4aの半径(図6(c)及び(d)参照)
n:原点からの円周の周番(図6(a)参照)
:原点からn周目の円周の半径
(数2)
0<k<2・D・π/d・・・(2)
:原点からn周目の円周上にある凹凸の数(整数)
(数3)
θ=360/k・・・(3)
θ:隣接する凹凸の中心部の角度(図6(b)参照)
(数4)
x=D・cos(θ・A+b)・・・(4)
:初項1、項差1、末項kの等差数列
:凹凸の中心部の位相
(数5)
y=D・sin(θ・A+b)・・・(5)
【0032】
これらの式(1)乃至(5)を用いることで、本実施の形態2に係る照明器具1では、凹凸4aの中心座標配置を容易に演算することができ、設計の容易化を図ることができる。また、上記実施の形態1と同様に、凹凸4aを、一点を中心とした複数の円周上に同心円状に配置し、隣接する円周上にある凹凸4aは、当該中心を通る半径方向線に対して互いに位相が異なる位置に配置することができ、照度ムラの発生を低減できる。
【0033】
(実施の形態3)
以下、本発明に係る照明器具の第3の実施の形態に関して、上記実施の形態2と同様の図6を参照して説明する。本実施の形態3に係る照明器具1では、次式(6)乃至(8)の条件を満たすように凹凸4aの中心座標(x,y)を配置する。
(数6)
θ=360/(6・n)・・・(6)
n:原点からの円周の周番(図6(a)参照)
θ:隣接する凹凸の中心部の角度(図6(b)参照)
(数7)
x=√3d・n・cos(θ・k+b)・・・(7)
d:平面視における凹凸の半径(図6(c)及び(d)参照)
:凹凸の中心部の位相(当該位相は後述するフィボナッチ数列、トリボナッチ数列、テトラナッチ数列、リュカ数列、又は一様乱数のいずれかの数列に従う)
:初項1、項差1、末項6・nの等差数列
(数8)
y=√3d・n・sin(θ・k+b)・・・(8)
【0034】
ここでフィボナッチ数列に関して説明する。n番目のフィボナッチ数(F)は下記の式(9)で表される。
(数9)
n+2=F+Fn+1(n≧0)・・・(9)
ここで、F=0、F=1
【0035】
このフィボナッチ数列は、2つの初期条件を持つ漸化式であり、どの項もその前の2つの項の和となり、例えば、最初の数項は0,1,1,2,3,5,8,13,21,34,55,89・・となる。なお、フィボナッチ数は自然界の現象に数多く出現し、例えば、花びらの数はフィボナッチ数であることが多く、葉序(植物の葉の付き方)はフィボナッチ数と関連している。
【0036】
次に、トリボナッチ数列に関して説明する。n番目のトリボナッチ数(F)は、下記の式(10)に定義される。
(数10)
n+3=F+Fn+1+Fn+2(n≧0)・・・(10)
ここで、F=F=0、F=1
【0037】
上記のフィボナッチ数列が「前の2項の和」なのに対し、トリボナッチ数列は「前の3項の和」である。例えば、トリボナッチ数列の最初のいくつかの項は0,1,1,2,4,7,13,24,44,81,149,274,504・・のようになる。
【0038】
次に、テトラナッチ数列に関して説明する。n番目のテトラナッチ数(F)は、下記の式(11)に定義される。
(数11)
n+4=F+Fn+1+Fn+2+Fn+3(n≧0)・・・(11)
ここで、F=F=F=0、F=1
【0039】
すなわち、テトラナッチ数列は「前の4項の和」である。例えば、テトラナッチ数列の最初のいくつかの項は、0,0,0,1,1,2,4,8,15,29,56,108,208,401・・となる。なお、フィボナッチ数列の最初の2項を2と1に置き換えた数列の項をリュカ数(L)という。このリュカ数列の一般項は下記の式(12)で示される。また、一様乱数とはすべての値の出現確率が等しい乱数のことである。
(数12)
=((1+√5)/2)+((1−√5)/2)・・・(12)
【0040】
以上のように、本実施の形態3に係る照明器具1では、上記実施の形態2と同様に、上記式(6)乃至(12)に基づいて凹凸4aの中心座標を配置することで、照度ムラの発生を低減でき、設計の容易化を図ることができる。
【0041】
なお、本発明は、上記実施の形態の構成に限られず、発明の趣旨を変更しない範囲で種々の変形が可能である。例えば、光学部材4の使用は照明器具1に限定されるものではなく、その他の光学機器に適用することも考え得る。
【符号の説明】
【0042】
1 照明器具
2 光源
3 基板
4 光学部材
4a 凹凸
5 反射鏡
6 照射面

【特許請求の範囲】
【請求項1】
光源からの光を屈折させて光出射面から出射させると共に、前記光出射面に複数の凹凸を設けた光学部材において、
これら凹凸は、一点を中心とした複数の円周上に同心円状に配置され、
隣接する円周上にある凹凸は、前記中心を通る半径方向線に対して互いに位相が異なる位置に配置されることを特徴とする光学部材。
【請求項2】
前記隣り合う円周間の間隔は等しいことを特徴とする請求項1記載の光学部材。
【請求項3】
前記光学部材の光出射面とは反対側に対向して配置される光源に対して、前記光源に近い凹凸の深さを深く、又は凹凸の高さを高くしたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の光学部材。
【請求項4】
次式(1)乃至(5)の条件を満たすように前記凹凸の中心座標(x,y)を配置したことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の光学部材。
(数1)
0<Dn+1−D≦2・d・・・(1)
d:平面視における凹凸の半径
n:原点からの円周の周番
:原点からn周目の円周の半径
(数2)
0<k<2・D・π/d・・・(2)
:原点からn周目の円周上にある凹凸の数(整数)
(数3)
θ=360/k・・・(3)
θ:隣接する凹凸の中心部間の角度
(数4)
x=D・cos(θ・A+b)・・・(4)
:初項1、項差1、末項kの等差数列
:凹凸の中心部の位相
(数5)
y=D・sin(θ・A+b)・・・(5)
【請求項5】
次式(6)乃至(8)の条件を満たすように前記凹凸の中心座標(x,y)を配置したことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の光学部材。
(数6)
θ=360/(6・n)・・・(6)
n:原点からの円周の周番
θ:隣接する凹凸の中心部間の角度
(数7)
x=√3d・n・cos(θ・k+b)・・・(7)
d:平面視における凹凸の半径
:凹凸の中心部の位相(当該位相はフィボナッチ数列、トリボナッチ数列、テトラナッチ数列、リュカ数列、又は一様乱数のいずれかに従う)
:初項1、項差1、末項6・nの等差数列
(数8)
y=√3d・n・sin(θ・k+b)・・・(8)
【請求項6】
前記請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載の光学部材を備えることを特徴とする照明器具。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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