説明

光源装置

【課題】同一の装置で光軸方向の長さおよび/または光軸と直角方向の大きさが異なるキセノンランプを用いることのできる光源装置を提供すること。
【解決手段】反射鏡3、4と、キセノンランプ2の一方の口金24を支持する第1のランプ支持体5と、キセノンランプ2の他方の口金25を支持する第2のランプ支持体6と、反射鏡3、4と第1のランプ支持体5と第2のランプ支持体6を支持する支持板7とからなる光源装置において、第1のランプ支持体5は、ランプ支持部51と支持板7に支持されランプ支持部51を支持する支持台52とを備え、ランプ支持部51は光軸方向の2位置に位置可変可能な位置可変手段を備えていることを特徴とする光源装置である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、光源装置に係わり、特に、プロジェクタや映写機の光源に用いられる光源装置に関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、プロジェクタや映写機の光源としてキセノンランプを用いた光源装置が開示されている。図13は、特許文献1に示されるような従来技術に係るショートアーク型のキセノンランプ101を用いた光源装置100の一部断面正面図である。
同図において、ショートアーク型キセノンランプ101の球状のバルブ111の内部には、ランプ点灯時におけるガス圧が2〜8MPaになるようにキセノンガスが封入され、一対の電極112が対向配置されている。バルブ111の両端には電極112を埋設する一対の封止部113が設けられ、各々の封止部113には口金114、115が設けられている。一対の電極112は図示しない電源に接続され、2〜7kWの定格点灯電力が入力されてキセノンランプ101を点灯する。キセノンランプ101の点灯時、一対の対向する電極112間の距離が短い(近接している)ため、電極112間はアーク径が小さい点光源となる。
【0003】
キセノンランプ101の両端に配置される一対の口金114、115の内、一方の口金114を第1のランプ支持体102で支持し、他方の口金115を第2のランプ支持体103で支持している。一方の口金114と他方の口金115との間にキセノンランプ101のバルブ111を囲むように反射鏡104、105が配置されている。反射鏡104、105は、その焦点とキセノンランプ101の焦点(点光源)とが一致するように設けられている。第1のランプ支持体102と第2のランプ支持体103と反射鏡104、105とは1つの支持板106上に支持されている。支持板106は図示しないプロジェクタに設置される。なお、同図において、キセノンランプ101の一対の電極112の中心軸をX軸方向とし、電極112の中心軸に対して垂直方向で、キセノンランプ101を支持する第1のランプ支持体102の伸びる方向をY軸方向とし、X軸方向およびY軸方向に対してそれぞれ垂直な方向をZ軸方向とする。
【特許文献1】特開2001−319502
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、上記の従来技術に係る光源装置は、光軸方向の長さおよび/または光軸と直角方向の大きさが異なるキセノンランプを1つの光源装置で用いることができない。また、長さや光軸方向の大きさが異なるキセノンランプを用いた場合、反射鏡の焦点とキセノンランプの焦点がずれないようにするための位置決め補償が必要である。
本発明の目的は、上記の問題点に鑑み、同一の装置で光軸方向の長さおよび/または光軸と直角方向の大きさが異なるキセノンランプを用いることのできる光源装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、上記の課題を解決するために、次のような手段を採用した。
第1の手段は、反射鏡と、キセノンランプの一方の口金を支持する第1のランプ支持体と、前記キセノンランプの他方の口金を支持する第2のランプ支持体と、前記反射鏡と前記第1のランプ支持体と前記第2のランプ支持体を支持する支持板と、からなる光源装置において、前記第1のランプ支持体は、ランプ支持部と前記支持板に支持され前記ランプ支持部を支持する支持台とを備え、前記ランプ支持部は、光軸方向の2位置に位置可変可能な位置可変手段を備えていることを特徴とする光源装置である。
第2の手段は、第1の手段において、前記ランプ支持部は、ランプ載置部と、該ランプ載置部を支持し光軸方向に屈曲する軸部と、該軸部を支持し前記支持台に支持される位置決め台とを備え、前記位置可変手段は、前記位置決め台の光軸方向の向きを180°回転させて前記支持台に支持させることであることを特徴とする光源装置である。
第3の手段は、第1の手段において、前記ランプ支持部は、ランプ載置部と、該ランプ載置部を支持する軸部と、該軸部を光軸方向に偏って支持し前記支持台に支持される位置決め台とを備え、前記位置可変手段は、前記位置決め台の光軸方向の向きを180°回転させて前記支持台に支持させることであることを特徴とする光源装置である。
第4の手段は、第1の手段において、前記ランプ支持部は、ランプ載置部と、該ランプ載置部を支持し光軸方向に屈曲すると共に平坦部または突部を備える軸部とを備え、前記支持台は、前記平坦部または前記突部を有する前記軸部に嵌合する穴部を備え、前記位置可変手段は、前記軸部の光軸方向の向きを180°回転させて前記支持台に支持させることであることを特徴とする光源装置である。
第5の手段は、第1の手段において、前記ランプ支持部は、光軸に対する垂直方向に各々が反対方向を向いて配置される2つのランプ載置部と、該2つのランプ載置部を支持する軸部とを備え、前記支持台は、前記軸部を当接させ回転を制限するストッパ台と前記軸部を光軸に垂直な面において回転可能に支持するヒンジとを備え、前記位置可変手段は、前記軸部を前記ヒンジを中心に回転させ光軸方向の向きを変えることであることを特徴とする光源装置である。
第6の手段は、第1の手段において、前記ランプ支持部は、光軸に対する垂直方向に各々が同方向を向いて光軸方向に離間して配置される2つのランプ載置部と、該2つランプ載置部を支持する軸部と、該軸部を支持し前記支持台に支持される位置決め台とを備え、前記位置可変手段は、前記位置決め台の光軸方向の向きを180°回転させて前記支持台に支持させることであることを特徴とする光源装置である。
第7の手段は、第5の手段または第6の手段において、前記2つのランプ載置部は、各々のキセノンランプを載置する開口角度が異なっていることを特徴とする光源装置である。
第8の手段は、第1の手段において、前記支持台は、前記ランプ支持部を当接させ回転を制限するストッパ台と前記ランプ支持部をランプ光軸に垂直な面において回転可能に支持するヒンジとを備え、前記位置可変手段は、前記ランプ支持部を前記ヒンジを中心に回転させ光軸方向の向きを変えることであることを特徴とする光源装置である。
【発明の効果】
【0006】
請求項1に記載の発明によれば、ランプ支持部は、光軸方向の2位置に位置可変可能な位置可変手段を備えているので、長さの異なるキセノンランプの支持が可能となる。
請求項2に記載の発明によれば、ランプ支持部の軸部は光軸方向に屈曲しているので、ランプ支持部の位置決め台の光軸方向の向きを180°回転させることによって、軸部の先端部に設けられたランプ載置部を光軸方向にずれた位置に配置することができ、長さの異なるキセノンランプの支持が可能となる。
請求項3に記載の発明によれば、ランプ支持部の位置決め台は光軸方向に偏って軸部を支持しているので、位置決め台の光軸方向の向きを180°回転させることによって、軸部の先端部に設けられたランプ載置部を光軸方向にずれた位置に配置することができ、長さの異なるキセノンランプの支持が可能となる。
請求項4に記載の発明によれば、ランプ支持部の軸部は光軸方向に屈曲しているので、軸部の光軸方向の向きを180°回転させて支持台に支持させることによって、軸部の先端部に設けられたランプ載置部を光軸方向にずれた位置に配置することができ、長さの異なるキセノンランプの支持が可能となる。
請求項5に記載の発明によれば、ランプ支持部の軸部を光軸に垂直な面において回転させることによってランプ支持部を光軸方向において反対方向に向けて配置することによって、回転前の一方のランプ載置部に対して回転後の他方のランプ載置部を光軸方向にずれた位置に配置することができ、長さの異なるキセノンランプ2の支持が可能となる。
請求項6に記載の発明によれば、2つのランプ載置部が光軸方向に離間して配置されているので、ランプ支持部の位置決め台の光軸方向の向きを180°回転させることによって、回転前の一方のランプ載置部に対して回転後の他方のランプ載置部を光軸方向にずれた位置に配置することができ、長さの異なるキセノンランプ2の支持が可能となる。
請求項7に記載の発明によれば、短いキセノンランプを支持する一方のランプ載置部の開口角度を長いキセノンランプを支持する他方のランプ載置部の開口角度より小さくすることによって、反射鏡の焦点に対するキセノンランプの焦点の光軸に対する垂直方向のずれを防止することができる。
請求項8に記載の発明によれば、傾斜して配置されているランプ支持部を光軸に対する水平軸の周りに回転させることによって、ランプ支持部が前記傾斜とは反対方向に傾斜され光軸方向にずれた位置に配置することができ、長さの異なるキセノンランプの支持が可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
本発明の光源装置1に用いられる第1の実施形態に係る第1のランプ支持体5を図1から図3を用いて説明する。
図1は、本実施形態の発明に係る第1のランプ支持体5を備える光源装置1の構成を示す一部断面正面図である。
同図において、1は光源装置、2はショートアーク型のキセノンランプ、21はキセノンランプ2の球状のバルブ、22はバルブ21内に配置される一対の電極、23は一対の封止部、24、25は各封止部23に設けられるキセノンランプ2の口金、3、4は、一方の口金24と他方の口金25との間にキセノンランプ2のバルブ21を囲むように配置される反射鏡、5は一方の口金24を支持する第1のランプ支持体、6は他方の口金25を支持する第2のランプ支持体、61は光軸方向の長さが異なるキセノンランプ2に対応して光軸方向に移動可能なランプ支持部、62はランプ支持部61を支持し支持板7に固定される支持台、7は反射鏡3、4と第1のランプ支持体5と第2のランプ支持体6を支持する支持板である。
【0008】
キセノンランプ2の球状のバルブ21の内部には、ランプ点灯時におけるガス圧が2〜8MPaになるようにキセノンガスが封入され、一対の電極22が対向配置されている。バルブ21の両端には電極22を埋設する一対の封止部23が設けられ、各々の封止部23には口金24、25が設けられている。一対の電極22は図示しない電源に接続され、2〜7kWの定格点灯電力が入力されてキセノンランプ2を点灯する。キセノンランプ2の点灯時、対向する電極22間の距離は短い(近接している)ため、電極22間はアーク径が小さい点光源となる。なお、同図に示すように、キセノンランプ2の一対の電極22の中心軸方向(光軸方向)をX軸方向とし、電極22の中心軸方向(光軸方向)に対して垂直方向で、キセノンランプ2を支持する第1のランプ支持体5が伸びる方向をY軸方向とし、X軸方向およびY軸方向それぞれに垂直な方向をZ軸方向とする。
【0009】
図1に示すように、キセノンランプ2の両端に配置される一対の口金24、25の内、一方の口金24を第1のランプ支持体5で支持し、他方の口金25を第2のランプ支持体6で支持している。一方の口金24と他方の口金25との間にキセノンランプ2のバルブ21を囲むように反射鏡3、4が配置されている。反射鏡3、4は、その焦点とキセノンランプ2の焦点(点光源)とが一致するように設けられている。第1のランプ支持体5と第2のランプ支持体6と反射鏡3、4とは1つの支持板7上に支持され、支持板7は図示しないプロジェクタに設置される。
【0010】
図2は図1に示した本実施形態の発明に係る第1のランプ支持体5の拡大図であり、図2(a)は第1のランプ支持体5の斜視図、図2(b)は図2(a)に示す第1のランプ支持体5のランプ支持部51をY軸の周りに180°回転させて支持台52に支持させ第1のランプ支持体5の斜視図である。
これらの図において、51はランプ支持部、511はキセノンランプ2の一方の口金24を載置するV字状に形成されたランプ載置部、512はランプ載置部511を支持し光軸方向に屈曲する軸部、513は軸部512を支持し支持台52に支持される位置決め台、5131は位置決め台513のX軸方向の一端からY軸方向に突出する突部、52は位置決め台513を支持し支持板7に支持される支持台、521は支持台52のY軸およびZ軸に平行な第1の面、522は支持台52のY軸およびZ軸に平行な第2の面、53は位置決め台513と支持台52を固定する固定手段である。
【0011】
図2(a)示すように、第1のランプ支持体5はランプ支持部51と支持台52とから構成され、ランプ支持部51はランプ載置部511と軸部512と位置決め台513とから構成されている。位置決め台513は略L字状に形成されており、支持台52に係合する突部5131を有しており、位置決め台513を支持台52に載置し、位置決め台513の突部5131と支持台52の第1の面521とを当接させ、固定手段53によって位置決め台513を支持台52に固定する。位置決め台513からY軸方向に伸びる軸部512はその先端部にランプ載置部511が設けられ、軸部512は先端部に設けられるランプ載置部511をX軸方向にずらすように屈曲している。
【0012】
図2(a)に示す状態によって、ランプ載置部511は光軸方向の第1の位置に配置される。ランプ載置部511の光軸方向の位置を変えるときは、固定手段53を取り外し、ランプ支持部51の軸部512を支持する位置決め台513をY軸の周りに180°回転させ、図2(b)に示すように、位置決め台513の突部5131を支持台52の第2の面522に係合するように配置し、固定手段53によって位置決め台513を支持台52に固定することによって、ランプ載置部511は光軸方向の第2の位置に配置される。つまり、軸部512はX軸方向に屈曲しているので、軸部512を支持する位置決め台513をY軸の周りに180°回転させることによって、軸部512の先端部に設けられるランプ載置部511は、X軸方向にずれた位置に配置される。
【0013】
図3は、図2(b)に示すように、第1のランプ支持体5のランプ支持部51を支持台52に対してY軸の周りに180°回転させたときの光源装置1の構成を示す一部断面正面図である。
同図に示すように、図1に示したキセノンランプ2より光軸方向(X軸方向)における長さが短いキセノンランプ2を用いることができる。この際、第2のランプ支持体6のX軸方向に調整可能なランプ支持部61はX軸上で第1のランプ支持体5側に移動される。
光軸方向の長さが短いキセノンランプ2を光源装置1に取り付けるときは、まず、図2(a)に示す状態から図2(b)に示すような状態に配置する。配置後、図3に示すように、第2のランプ支持体6のランプ支持部61にキセノンランプ2の他方の口金25を支持固定し、ランプ支持部61をX軸上で第1のランプ支持体5側に、キセノンランプ2と反射鏡3、4との焦点が一致するように移動させる。移動後、キセノンランプ2の口金24を第1のランプ支持体6のランプ載置部511に載置する。
【0014】
本実施形態の光源装置1によれば、光軸方向の長いキセノンランプ2に代えて光軸方向の短いキセノンランプを用いるときは、第1のランプ支持体5のランプ載置部511をX軸方向の第1の位置から第2のランプ支持体6側の第2の位置に移動させ、また、第2のランプ支持体6のランプ支持部61をX軸方向の第1のランプ支持体5側に移動させてキセノンランプ2を光源装置1の取り付けるので、長さの異なるキセノンランプ2を用いてもキセノンランプ2の焦点位置を移動させることが無く、反射鏡3、4とキセノンランプ2との焦点を容易に一致させることができる。
【0015】
本発明の光源装置1に用いられる第2の実施形態に係る第1のランプ支持体5を図4を用いて説明する。
図4(a)、(b)は、本実施形態の発明に係る第1のランプ支持体5のランプ載置部の拡大図である。これらの図において、5111は軸部512に設けられるU字状に形成されたランプ載置部、5112は軸部512に設けられるコ字状に形成されたランプ載置部である。その他の構成は図2に示した同符号の構成に対応する。
本実施形態のランプ載置部は、図4(a)に示すようにU字状に形成されたランプ載置部5111、または図4(b)に示すようにコ字状に形成されたランプ載置部5112に示すように、第1の実施形態の図2に示したV字状のランプ載置部511の形状に限定されるものではなく、ランプ載置部がキセノンランプ2の一方の口金24を2点で支持できる構造であれば問題はない。
【0016】
次に、本発明の光源装置1に用いられる第3の実施形態に係る第1のランプ支持体5を図5を用いて説明する。
図5(a)は本実施形態の発明に係る第1のランプ支持体5の斜視図、図5(b)は図5(a)に示した第1のランプ支持体5のランプ支持部51をY軸の周りに180°回転させて支持台52に支持させた第1のランプ支持体5の斜視図である。
これらの図において、514はランプ載置部511を支持する軸部、515は軸部514を光軸方向に偏って支持し支持台52に支持される位置決め台である。なお、その他の構成は図2に示した同符号の構成に対応するので説明を省略する。
【0017】
本実施形態の第1のランプ支持体5では、図5(a)に示すように、軸部514は位置決め台515上で光軸方向に偏って(例えば、位置決め台515の突部5131に近い位置)支持され、ランプ支持部51の位置決め台515の突部5131が支持台52の第1の面521に係合され、固定手段53によって位置決め台515が支持台52に固定されている。これによって、ランプ載置部511は光軸方向の第1の位置に配置される。ランプ載置部511の光軸方向の位置を変えるときは、図5(a)において、固定手段53を取り外し、位置決め台515をY軸の周りに180°回転させ、位置決め台515の突部5131を支持台52の第2の面522に係合するように配置し、固定手段53によって位置決め台515を支持台52に固定すると、図5(b)に示すように、ランプ載置部511は光軸方向の第2の位置に配置される。つまり、光軸方向に偏って軸部514を支持する位置決め台515をY軸の周りに180°回転させたことによって、軸部514の先端部に設けられているランプ載置部511は、X軸方向にずれた位置に配置され、長さの異なるキセノンランプ2の支持が可能となる。
【0018】
次に、本発明の光源装置1に用いられる第4の実施形態に係る第1のランプ支持体5を図6を用いて説明する。
図6(a)はランプ支持部51を支持台52から引き抜いた状態の本実施形態の発明に係る第1のランプ支持体5の斜視図、図6(b)は図6(a)に示したランプ支持部51をY軸の周りに180°回転させた状態の第1のランプ支持体5の斜視図である。
これらの図において、5121はランプ支持部51の軸部512の下端部のZ軸方向の両面に設けられた平坦部、523は支持台52の上面に設けられる軸部512を挿入する穴部、524は支持台52の側面に設けられる止具用穴部、525は止具である。なお、その他の構成は図2に示した同符号の構成に対応するので説明を省略する。
【0019】
本実施形態の第1のランプ支持体5によれば、図6(a)に示すように、平坦部5121を有する軸部512の先端部を支持台52の穴部523に挿入し、止具用穴部524から止具525を挿入して平坦部5121に係合させて抜けを防止し、ランプ支持部51を支持台52に支持固定する。これによって、ランプ載置部511は光軸方向の第1の位置に配置される。ランプ載置部511の光軸方向の位置を変えるときは、図6(a)に示すランプ支持部51をY軸の周りに180°回転させて、ランプ支持部51を図6(b)に示すように配置し、その後、軸部512の先端部を支持台52の穴部523に挿入し、止具用穴部524から止具525を挿入して平坦部5121に係合させて抜けを防止し、ランプ支持部51を支持台52に支持固定する。これによって、ランプ載置部511は光軸方向の第2の位置に配置される。つまり、ランプ支持部51の軸部512は光軸方向に屈曲しているので、ランプ支持部51をY軸の周りに180°回転させることによって、軸部512の先端部に設けられたランプ載置部511はX軸方向にずれた位置に配置され、長さの異なるキセノンランプ2の支持が可能となる。
【0020】
次に、本発明の光源装置1に用いられる第5の実施形態に係る第1のランプ支持体5を図7を用いて説明する。
図7(a)はランプ支持部51を支持台52から引き抜いた状態の本実施形態の発明に係る第1のランプ支持体5の斜視図、図7(b)は図7(a)に示したランプ支持部51をY軸の周りに180°回転させた状態の第1のランプ支持体5の斜視図、図7(c)はランプ支持部51を支持台52から引き抜いた状態の本実施形態の発明に係る第1のランプ支持体5の斜視図、図7(d)は図7(c)に示したランプ支持部51をY軸の周りに180°回転させた状態の第1のランプ支持体5の斜視図である。
これらの図において、5122はランプ支持部51の軸部512の下端部のX軸方向の一面に設けられる突部、5123はランプ支持部51の軸部512の下端部のZ軸方向の両面に設けられる突部、526は支持台52の上面に設けられる突部5122を有する軸部512の下端部がY軸の周りの2位置でのみ挿入可能な穴部、527は支持台52の上面に設けられる突部5123を有する軸部512の下端部がY軸の周りの2位置でのみ挿入可能な穴部である。なお、その他の構成は図2に示した同符号の構成に対応するので説明を省略する。
【0021】
本実施形態の第1のランプ支持体5によれば、図7(a)に示すように、軸部512の突部5122を有する下端部を支持台52の穴部526に挿入することによって、ランプ載置部511は光軸方向の第1の位置に配置される。ランプ載置部511の光軸方向の位置を変えるときは、図7(a)に示すランプ支持部51をY軸の周りに180°回転させて、図7(b)に示すようにランプ支持部51を配置する。その後、軸部512の突部5122を有する下端部を支持台52の穴部526に挿入することによって、ランプ載置部511は管軸方向の第2の位置に配置される。同様に、図7(c)に示すように、軸部512の突部5123を有する下端部を支持台52の穴部527に挿入することによって、ランプ載置部511は管軸方向の第1の位置に配置される。ランプ支持部51の光軸方向の位置を変えるときは、図7(c)に示すランプ支持部51をY軸の周りに180°回転させて、図7(d)に示すようにランプ支持部51を配置する。その後、軸部512の突部5123を有する下端部を支持台52の穴部527に挿入することによって、ランプ載置部511は光軸方向の第2の位置に配置される。つまり、ランプ支持部51の軸部512は光軸方向に屈曲しているので、ランプ支持部51をY軸の周りに180°回転させることによって、軸部512の先端部に設けられたランプ載置部511はX軸方向にずれた位置に配置され、長さの異なるキセノンランプ2の支持が可能となる。
【0022】
次に、本発明の光源装置1に用いられる第6の実施形態に係る第1のランプ支持体5を図8を用いて説明する。
図8(a)は本実施形態の発明に係る第1のランプ支持体5の斜視図、図8(b)は図8(a)に示したランプ支持部51をZ軸の周りに180°回転させた状態の第1のランプ支持体5の斜視図である。
これらの図において、516は略T字状に形成され、水平軸部5161の一端が支持台52のストッパ台528においてヒンジ54によって回転自在に支持され、他端は垂直軸部5162の略中間部に連なり、垂直軸部5162の両端に各々ランプ載置部511が設けられる軸部、5161は軸部516の水平軸部、5162は軸部516の垂直軸部、528は支持台52の上部に設けられるストッパ台、54は軸部516を支持台52に対してZ軸の周りに回転可能に支持するヒンジである。なお、静止状態では軸部516の水平軸部5161はストッパ台528上面に当接して回転が制限される。また、その他の構成は図2に示した同符号の構成に対応するので説明を省略する。
【0023】
本実施形態の第1のランプ支持体5によれば、図8(a)に示すように、軸部516の水平軸部5161が支持台52のストッパ台528上面に当接して支持されるので、垂直軸部5162の先端部に設けられる一方のランプ載置部511はX軸方向の第1の位置に配置される。ランプ載置部511のX軸方向の位置を変えるときは、図8(a)において、ランプ支持部51をヒンジ54を中心にZ軸の周りに180°回転させて、図8(b)に示すようにランプ支持部51を配置する。これによって、軸部516は水平軸部5161が再び支持台52のストッパ台528上面に当接されるので、垂直軸部5162の先端部に設けられる他方のランプ載置部511はX軸方向の第2の位置に配置される。つまり、ランプ支持部51の軸部516はX軸方向に伸びる水平軸部5161を備えているので、ランプ支持部51をZ軸の周りに180°回転させることによって、水平軸部5161がX軸方向において反対方向を向き、水平軸部5161の先端部に設けられた回転後の他方のランプ載置部511は回転前の一方のランプ載置部に比べてX軸方向にずれた位置に配置され、長さの異なるキセノンランプ2の支持が可能となる。
【0024】
次に、本発明の光源装置1に用いられる第7の実施形態に係る第1のランプ支持体5を図9を用いて説明する。
図9(a)は本実施形態の発明に係る第1のランプ支持体5の斜視図、図9(b)は図9(a)に示したランプ支持部51をZ軸の周りに180°回転させた状態の第1のランプ支持体5の斜視図である。
これらの図において、5113は垂直軸部5162の一方の先端部に設けられるV字状のV字部の開口角度がR1である第1のランプ載置部、5114は垂直軸部5162の他方の先端部に設けられるV字状のV字部の開口角度がR2である第2のランプ載置部である。なお、その他の構成は図2および図8に示した同符号の構成に対応するので説明を省略する。
【0025】
本実施形態の第1のランプ支持体5によれば、図9(a)に示すように、軸部516の水平軸部5161がストッパ台528の上面に当接されるので、垂直軸部5162の先端部に設けられる第1のランプ載置部5113はX軸方向の第1の位置に配置される。ランプ載置部のX軸方向の位置を変えるときは、図9(a)において、ランプ支持部51をヒンジ54を中心にZ軸の周りに180°回転させて、ランプ支持部51を図9(b)に示すように配置する。これによって、軸部516は水平軸部5161が再びストッパ台528の上面に当接されるので、垂直軸部5162の先端部に設けられる第2のランプ載置部5114はX軸方向の第2の位置に配置される。つまり、ランプ支持部51の軸部516はX軸方向に伸びる水平軸部5161を備えているので、ランプ支持部51をZ軸の周りに180°回転させることによって、水平軸部5161がX軸方向において反対方向を向き、水平軸部5161の先端部に設けられた回転後の第2のランプ載置部5114が回転前の第1のランプ載置部5113に対してX軸方向にずれた位置に配置され、長さの異なるキセノンランプ2の支持が可能となる。
【0026】
また、本実施形態の第1のランプ支持体5によれば、キセノンランプ2は、光軸方向の長さが短くなると、口金24、25の直径が小さくなることがあるが、短いキセノンランプ2を支持する第2のランプ載置部5114のV字部の開口角度R2を第1のランプ載置部5113のV字部の開口角度R1より小さくすることによって、図1に示した光源装置1の反射鏡3、4の焦点に対して、キセノンランプ2の焦点がY軸方向にずれるのを防止することができる。
【0027】
次に、本発明の光源装置1に用いられる第8の実施形態に係る第1のランプ支持体5を図10を用いて説明する。
図10(a)は本実施形態の発明に係る第1のランプ支持体5の側面図、図10(b)は図10(a)に示した第1のランプ支持体5の正面図、図10(c)は図10(a)に示したランプ支持部51をZ軸の周りに180°回転させたときの第1のランプ支持体5の側面図、図10(d)は図10(c)に示した第1のランプ支持体5の正面図である。
これらの図において、5115は水平軸部5171と垂直軸部5172の折れ曲がり部にY軸方向に伸びるV字状のV字部の開口角度がR3である第1のランプ載置部、5116は垂直軸部5172の先端部に設けられるV字状のV字部の開口角度がR4である第2のランプ載置部、517はL字状に形成され、X軸方向に伸びる水平軸部5171とY軸方向に伸びる垂直軸部5172を有する軸部、5171は一端が支持台52のストッパ台528においてヒンジ54によって回転自在に支持され、他端が略直角方向(Y軸方向)に折れ曲がる垂直軸部5172に連なる水平軸部、5172は一端が水平軸部5171に連なり、他端にY軸方向に伸びる第2のランプ載置5116が設けられる垂直軸部である。ここで、距離aは、垂直軸部5171の中心軸と第1のランプ載置部5115に載置される口金241の中心軸間の距離であり、距離bは、水平軸部5171の中心軸と第2のランプ載置部5116に載置される口金241と直径が異なる口金242の中心軸間の距離であり、距離aと距離bは同一になるようにする。なお、その他の構成は図2および図9に示した同符号の構成に対応するので説明を省略する。
【0028】
本実施形態の第1のランプ支持体5によれば、図10(a)、(b)に示すように、軸部517の水平軸部5171がストッパ台523の上面に当接され、水平軸部5171の他端からY軸方向に設けられたV字部の開口角度がR3の第1のランプ載置部5115によってキセノンランプ2の一方の口金241を載置することができ、第1のランプ載置部5115はX軸方向の第1の位置に配置される。ランプ載置部のX軸方向の位置を変えるときは、図10(a)、(b)において、軸部517をヒンジ54を中心にZ軸の周りに180°回転させて、ランプ支持部51を図10(c)、(d)に示すように配置する。これによって、軸部517の水平軸部5171が再びストッパ台528の上面に当接され、第2のランプ載置部5116はX軸方向の第2の位置に配置されると共に、垂直軸部5172の先端部に設けられたV字部の開口角度がR4の第2のランプ載置部5116に口金241と直径が異なる口金242を載置することができる。つまり、ランプ支持部51の軸部517はX軸方向に伸びる水平軸部5171を有しているので、ランプ支持部51をZ軸の周りに180°回転させることによって、水平軸部5171がX軸方向において反対方向に向けられ、回転前の第1のランプ載置部5115に対して回転後の第2のランプ載置部5116はX軸方向にずれた位置に配置され、長さの異なるキセノンランプ2の支持が可能となる。さらに、距離aと距離bとを同一とすることにより、口金24の管径が異なるキセノンランプ2を用いても、キセノンランプ2のY軸方向のずれを防止することができる。
【0029】
次に、本発明の光源装置1に用いられる第9の実施形態に係る第1のランプ支持体5を図11を用いて説明する。
図11(a)は本実施形態の発明に係る第1のランプ支持体5の斜視図、図11(b)は図11(a)に示した第1のランプ支持体5の正面図、図11(c)は図11(a)に示したランプ支持部51をY軸の周りに180°回転させたときの第1のランプ支持体5の正面である。
これらの図において、5117は軸部518の水平軸部5182の略中間部においてY軸方向に伸びるV字状に形成された第1のランプ載置部、5118は軸部518の水平軸部5182の端部においてY軸方向に伸びるY字状に形成された第2のランプ載置部、518はL字状に形成され、Y軸方向に伸びる垂直軸部5181とX軸方向に伸びる水平軸部5182を有する軸部、5181は下端部が位置決め台513に固定され上端部がX軸方向に折れ曲がる水平軸部5182に連なる垂直軸部、5182は一端がY軸部方向に折れ曲がる垂直軸部5181に連らなり略中間部において第1のランプ載置部5117を支持し他端において第2のランプ載置部5118を支持する水平軸部である。なお、その他の構成は図2に示した同符号の構成に対応するので説明を省略する。
【0030】
本実施形態の第1のランプ支持体5によれば、図11(b)に示すように、ランプ支持部51の位置決め台513の突部5131が支持台52の第1の面521に係合され、固定手段53によって位置決め台513が支持台52に固定することによって、位置決め台513に固定される軸部518に設けられている第1のランプ載置部5117においてキセノンランプ2の口金241を載置することができ、第1のランプ載置部5117はX軸方向の第1の位置に配置される。ランプ載置部のX軸方向の位置を変えるときは、固定手段53を取り外し、ランプ支持部51の軸部518を支持する位置決め台513をY軸の周りに180°回転させ、図11(c)に示すように、位置決め台513の突部5131が支持台52の第2の面522に係合するように配置し、固定手段53によって位置決め台513を支持台52に固定する。これによって、第2のランプ載置部5118はX軸方向の第2の位置に配置されると共に、第2のランプ載置部5118に管軸長が短く口金241より直径が小さい口金242を有するキセノンランプを載置ですることができる。つまり、ランプ支持部51の軸部518はX軸方向に伸びる水平軸部5182を有しているので、ランプ支持部51をY軸の周りに180°回転させることによって、水平軸部5182がX軸方向において反対方向に向けられ、第1のランプ載置部5117に対して第2のランプ載置部5118はX軸方向にずれた位置に配置され、長さの異なるキセノンランプ2の支持が可能となる。
【0031】
次に、本発明の光源装置1に用いられる第10の実施形態に係る第1のランプ支持体5を図12を用いて説明する。
図12(a)は本実施形態の発明に係る第1のランプ支持体5の斜視図、図12(b)は図12(a)に示したランプ支持部55をZ軸の周りに回転させた状態の第1のランプ支持体5の斜視図、図12(c)は図12(a)、(b)に示した第1のランプ支持体5のランプ支持部55の回転動作を示す正面図である。
これらの図において、55はV字状に形成されV字部の底部が支持台52のストッパ台529上においてヒンジ54によって回転自在に支持されるランプ支持部、529は上面が凹状に形成され、底部5291にランプ支持部55をZ軸の周りに回転可能に支持するヒンジ54を備え、X軸方向に配置される2個所の突部5292、5293においてランプ支持部55と当接させ回転を制限するストッパ台、5291はストッパ台529上に形成されヒンジ54が設置される底部、5292、5293はランプ支持部55をX軸方向に傾斜して配置すると共に当接させて回転を制限するための突部である。
【0032】
本実施形態の第1のランプ支持体5によれば、図12(a)に示すように、ランプ支持部55はストッパ台529上の一方の突部5292に当接しX軸方向に傾斜した状態でX軸方向の第1の位置に配置される。ランプ支持部52のX軸方向の位置を変えるときは、図12(a)において、ランプ支持部55をヒンジ54を中心にZ軸の周りに、例えば、90°回転させて、図12(b)に示すようにランプ支持部52を傾斜して配置する。これによって、ランプ支持部55はストッパ台529の他方の突部5293に当接しX軸方向に前記傾斜とは反対方向に傾斜した状態でX軸方向の第2の位置に配置される。つまり、初めに傾斜して配置されていたランプ支持部55をZ軸の周りに回転させることによって、ランプ支持部55が前記傾斜とは反対方向に傾斜されX軸方向にずれた位置に配置され、長さの異なるキセノンランプ2の支持が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0033】
【図1】第1の実施形態の発明に係る第1のランプ支持体5を備える光源装置1の構成を示す一部断面正面図である。
【図2】図1に示した本実施形態の発明に係る第1のランプ支持体5の拡大図である。
【図3】図1に示す光源装置1の状態から、第1のランプ支持体5のランプ支持部51を支持台52に対してY軸の周りに180°回転させたときの光源装置1の構成を示す一部断面正面図である。
【図4】第2の実施形態の発明に係る第1のランプ支持体5のランプ載置部5111、5112の拡大図である。
【図5】第3の実施形態の発明に係る第1のランプ支持体5の拡大図である。
【図6】第4の実施形態の発明に係る第1のランプ支持体5の分解拡大図である。
【図7】第5の実施形態の発明に係る第1のランプ支持体5の分解拡大図である。
【図8】第6の施形態の発明に係る第1のランプ支持体5の拡大図である。
【図9】第7の施形態の発明に係る第1のランプ支持体5の拡大図である。
【図10】第8の施形態の発明に係る第1のランプ支持体5の拡大図である。
【図11】第9の施形態の発明に係る第1のランプ支持体5の拡大図である。
【図12】第10の施形態の発明に係る第1のランプ支持体5の拡大図である。
【図13】従来技術に係るキセノンランプ101を用いた光源装置100の一部断面正面図である。
【符号の説明】
【0034】
1 光源装置
2 キセノンランプ
21 バルブ
22 一対の電極
23 一対の封止部
24、25 口金
3、4 反射鏡
5 第1のランプ支持体
51 ランプ支持部
511 ランプ載置部
5111 ランプ載置部
5112 ランプ載置部
5113 第1のランプ載置部
5114 第2のランプ載置部
5115 第1のランプ載置部
5116 第2のランプ載置部
5117 第1のランプ載置部
5118 第2のランプ載置部
512 軸部
5121 平坦部
5122、5123 突部
513 位置決め台
5131 突部
514 軸部
515 位置決め台
516 軸部
5161 水平軸部
5162 垂直軸部
517 軸部
5171 水平軸部
5172 垂直軸部
518 軸部
5181 垂直軸部
5182 水平軸部
52 支持台
521 第1の面
522 第2の面
523 穴部
524 止具用穴部
525 止具
526、527 穴部
528 ストッパ台
529 ストッパ台
5291 底部
5292、5293 突部
53 固定手段
54 ヒンジ
55 ランプ支持部
6 第2のランプ支持体
61 ランプ支持部
62 支持台
7 支持板

【特許請求の範囲】
【請求項1】
反射鏡と、キセノンランプの一方の口金を支持する第1のランプ支持体と、前記キセノンランプの他方の口金を支持する第2のランプ支持体と、前記反射鏡と前記第1のランプ支持体と前記第2のランプ支持体を支持する支持板と、からなる光源装置において、
前記第1のランプ支持体は、ランプ支持部と前記支持板に支持され前記ランプ支持部を支持する支持台とを備え、前記ランプ支持部は、光軸方向の2位置に位置可変可能な位置可変手段を備えていることを特徴とする光源装置。
【請求項2】
前記ランプ支持部は、ランプ載置部と、該ランプ載置部を支持し光軸方向に屈曲する軸部と、該軸部を支持し前記支持台に支持される位置決め台とを備え、前記位置可変手段は、前記位置決め台の光軸方向の向きを180°回転させて前記支持台に支持させることであることを特徴とする請求項1に記載の光源装置。
【請求項3】
前記ランプ支持部は、ランプ載置部と、該ランプ載置部を支持する軸部と、該軸部を光軸方向に偏って支持し前記支持台に支持される位置決め台とを備え、前記位置可変手段は、前記位置決め台の光軸方向の向きを180°回転させて前記支持台に支持させることであることを特徴とする請求項1に記載の光源装置。
【請求項4】
前記ランプ支持部は、ランプ載置部と、該ランプ載置部を支持し光軸方向に屈曲すると共に平坦部または突部を備える軸部とを備え、前記支持台は、前記平坦部または前記突部を有する前記軸部に嵌合する穴部を備え、前記位置可変手段は、前記軸部の光軸方向の向きを180°回転させて前記支持台に支持させることであることを特徴とする請求項1に記載の光源装置。
【請求項5】
前記ランプ支持部は、光軸に対する垂直方向に各々が反対方向を向いて配置される2つのランプ載置部と、該2つのランプ載置部を支持する軸部とを備え、前記支持台は、前記軸部を当接させ回転を制限するストッパ台と前記軸部を光軸に垂直な面において回転可能に支持するヒンジとを備え、前記位置可変手段は、前記軸部を前記ヒンジを中心に回転させ光軸方向の向きを変えることであることを特徴とする請求項1に記載の光源装置。
【請求項6】
前記ランプ支持部は、光軸に対する垂直方向に各々が同方向を向いて光軸方向に離間して配置される2つのランプ載置部と、該2つランプ載置部を支持する軸部と、該軸部を支持し前記支持台に支持される位置決め台とを備え、前記位置可変手段は、前記位置決め台の光軸方向の向きを180°回転させて前記支持台に支持させることであることを特徴とする請求項1に記載の光源装置。
【請求項7】
前記2つのランプ載置部は、各々のキセノンランプを載置する開口角度が異なっていることを特徴とする請求項5または請求項6に記載の光源装置。
【請求項8】
前記支持台は、前記ランプ支持部を当接させ回転を制限するストッパ台と前記ランプ支持部をランプ光軸に垂直な面において回転可能に支持するヒンジとを備え、前記位置可変手段は、前記ランプ支持部を前記ヒンジを中心に回転させ光軸方向の向きを変えることであることを特徴とする請求項1に記載の光源装置。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate

【図10】
image rotate

【図11】
image rotate

【図12】
image rotate

【図13】
image rotate


【公開番号】特開2008−305630(P2008−305630A)
【公開日】平成20年12月18日(2008.12.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−150542(P2007−150542)
【出願日】平成19年6月6日(2007.6.6)
【出願人】(000102212)ウシオ電機株式会社 (1,414)
【Fターム(参考)】