光照射美容器具
【課題】皺部分への光照射を十分に行うことができるものとする。
【解決手段】肌の美容のための光を出力する光源部２と、多数本の光ファイバー３０を束ねるとともに光ファイバー３０同士は固定していない光ファイバー束３とからなる。光源部に一端が接続されて他端から光源部からの光を射出する上記光ファイバー束の他端が皮膚接触部となっている。光ファイバー束を通じて光を照射するとともに、光ファイバー束の他端を皮膚に押し当てた時に光ファイバーが皺の中に入り込んで光を照射する。
【解決手段】肌の美容のための光を出力する光源部２と、多数本の光ファイバー３０を束ねるとともに光ファイバー３０同士は固定していない光ファイバー束３とからなる。光源部に一端が接続されて他端から光源部からの光を射出する上記光ファイバー束の他端が皮膚接触部となっている。光ファイバー束を通じて光を照射するとともに、光ファイバー束の他端を皮膚に押し当てた時に光ファイバーが皺の中に入り込んで光を照射する。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【０００１】
本発明は、肌の美容のために肌に対して光を照射する光照射美容器具に関するものである。
【背景技術】
【０００２】
光を照射することで肌の美容を図る光照射美容器具には、照射する光としてレーザー光を用いるもの、低出力の非コヒーレント光を用いるもの等、各種存在しているが、皺取りに有効であるとされたものが特許文献１に示されている。
【０００３】
しかし、皺に対して光を照射する際に、発光面積が大きい光源を用いたところで、皺部分は影になって十分な光を照射することができない。
【特許文献１】特開２００６−０２５８０８号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
本発明は上記の従来の問題点に鑑みて発明したものであって、皺部分への光照射を十分に行うことができる光照射美容器具を提供することを課題とするものである。
【課題を解決するための手段】
【０００５】
上記課題を解決するために本発明に係る光照射美容器具は、肌の美容のための光を出力する光源部と、多数本の光ファイバーを束ねるとともに光ファイバー同士は固定していない光ファイバー束とからなり、光源部に一端が接続されて他端から光源部からの光を射出する上記光ファイバー束の他端が皮膚接触部となっていることに特徴を有している。
【０００６】
光ファイバー束を通じて光を照射するとともに、光ファイバー束の他端を皮膚に押し当てた時に光ファイバーが皺の中に入り込むことができるようにしたものである。
【０００７】
光ファイバー束を構成する各光ファイバーの皮膚接触部である他端は角取り加工で丸められたものとなっていることが肌当たりの点で好ましい。
【発明の効果】
【０００８】
本発明は、光源部からの光を光ファイバー束を通じて皮膚に照射するために光ファイバーの他端を皮膚に押し当てた時、光ファイバーが皺の中に入り込むものであり、このために皺の皺の深い部分の奥にも光を照射することができる、光照射による皺取りをより有効に行うことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【０００９】
以下、本発明を添付図面に示す実施形態に基いて説明すると、この光照射美容器具は、図１に示すように、ボックス状のハウジング１内に収納された光源２と、多数本の光ファイバー３０を束ねた光ファイバー束３とからなるもので、一端を上記光源２に対向させることで、他端から光源２からの光を射出する上記光ファイバー束３は、少なくとも他端側の部分では束ねた光ファイバー３０同士を固定することはしておらず、光ファイバー３０の長手方向において、光ファイバー３０がずれることを許すものとなっているとともに、光ファイバー束３の他端側では、各光ファイバー３０がブラシとしての形態を持つようにしてある。
【００１０】
この光照射美容器具においては、光源２を点灯させるとともに、光ファイバー束３のブラシ状となってる他端を皮膚に押し当てることで、光ファイバー束３の他端から射出される光を皮膚に照射するのであるが、この時、皮膚９における光ファイバー束３のブラシ状の他端が押し当てられた部分に皺９０があった時、図２に示すように、光ファイバー束３を構成する複数本のうちの何本かの光ファイバー３０が皺９０内に入り込むために、皺９０の深い部分の奥まで光を十分に照射することができるものである。また、光ファイバー束３を押し当てることで、皺９０は延ばされることになるために、この点においても皺９０の部分に対して光照射を効果的に行うことができる。
【００１１】
なお、光ファイバー束３を構成する各光ファイバー３０の皮膚接触部である他端は、図３に示すように角取り加工で丸められたものとしてある。このために光ファイバー３０が皺の中に入り込んでも皮膚が傷つくようなことはない。また光ファイバー束３の他端部を皮膚に添わせて動かすことで光照射部分を変える時も、皮膚との摩擦抵抗が小さいためにスムーズに動かすことができて、皮膚に与える負荷が小さい。
【図面の簡単な説明】
【００１２】
【図１】本発明の実施の形態の一例を示すもので、(a)は概略断面図、(b)は斜視図である。
【図２】(a)(b)は同上の光ファイバー束の他端部の断面図である。
【図３】同上の光ファイバー束の他端の拡大図である。
【符号の説明】
【００１３】
１ ハウジング
２ 光源
３ 光ファイバー束
３０ 光ファイバー
【技術分野】
【０００１】
本発明は、肌の美容のために肌に対して光を照射する光照射美容器具に関するものである。
【背景技術】
【０００２】
光を照射することで肌の美容を図る光照射美容器具には、照射する光としてレーザー光を用いるもの、低出力の非コヒーレント光を用いるもの等、各種存在しているが、皺取りに有効であるとされたものが特許文献１に示されている。
【０００３】
しかし、皺に対して光を照射する際に、発光面積が大きい光源を用いたところで、皺部分は影になって十分な光を照射することができない。
【特許文献１】特開２００６−０２５８０８号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
本発明は上記の従来の問題点に鑑みて発明したものであって、皺部分への光照射を十分に行うことができる光照射美容器具を提供することを課題とするものである。
【課題を解決するための手段】
【０００５】
上記課題を解決するために本発明に係る光照射美容器具は、肌の美容のための光を出力する光源部と、多数本の光ファイバーを束ねるとともに光ファイバー同士は固定していない光ファイバー束とからなり、光源部に一端が接続されて他端から光源部からの光を射出する上記光ファイバー束の他端が皮膚接触部となっていることに特徴を有している。
【０００６】
光ファイバー束を通じて光を照射するとともに、光ファイバー束の他端を皮膚に押し当てた時に光ファイバーが皺の中に入り込むことができるようにしたものである。
【０００７】
光ファイバー束を構成する各光ファイバーの皮膚接触部である他端は角取り加工で丸められたものとなっていることが肌当たりの点で好ましい。
【発明の効果】
【０００８】
本発明は、光源部からの光を光ファイバー束を通じて皮膚に照射するために光ファイバーの他端を皮膚に押し当てた時、光ファイバーが皺の中に入り込むものであり、このために皺の皺の深い部分の奥にも光を照射することができる、光照射による皺取りをより有効に行うことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【０００９】
以下、本発明を添付図面に示す実施形態に基いて説明すると、この光照射美容器具は、図１に示すように、ボックス状のハウジング１内に収納された光源２と、多数本の光ファイバー３０を束ねた光ファイバー束３とからなるもので、一端を上記光源２に対向させることで、他端から光源２からの光を射出する上記光ファイバー束３は、少なくとも他端側の部分では束ねた光ファイバー３０同士を固定することはしておらず、光ファイバー３０の長手方向において、光ファイバー３０がずれることを許すものとなっているとともに、光ファイバー束３の他端側では、各光ファイバー３０がブラシとしての形態を持つようにしてある。
【００１０】
この光照射美容器具においては、光源２を点灯させるとともに、光ファイバー束３のブラシ状となってる他端を皮膚に押し当てることで、光ファイバー束３の他端から射出される光を皮膚に照射するのであるが、この時、皮膚９における光ファイバー束３のブラシ状の他端が押し当てられた部分に皺９０があった時、図２に示すように、光ファイバー束３を構成する複数本のうちの何本かの光ファイバー３０が皺９０内に入り込むために、皺９０の深い部分の奥まで光を十分に照射することができるものである。また、光ファイバー束３を押し当てることで、皺９０は延ばされることになるために、この点においても皺９０の部分に対して光照射を効果的に行うことができる。
【００１１】
なお、光ファイバー束３を構成する各光ファイバー３０の皮膚接触部である他端は、図３に示すように角取り加工で丸められたものとしてある。このために光ファイバー３０が皺の中に入り込んでも皮膚が傷つくようなことはない。また光ファイバー束３の他端部を皮膚に添わせて動かすことで光照射部分を変える時も、皮膚との摩擦抵抗が小さいためにスムーズに動かすことができて、皮膚に与える負荷が小さい。
【図面の簡単な説明】
【００１２】
【図１】本発明の実施の形態の一例を示すもので、(a)は概略断面図、(b)は斜視図である。
【図２】(a)(b)は同上の光ファイバー束の他端部の断面図である。
【図３】同上の光ファイバー束の他端の拡大図である。
【符号の説明】
【００１３】
１ ハウジング
２ 光源
３ 光ファイバー束
３０ 光ファイバー
【特許請求の範囲】
【請求項１】
肌の美容のための光を出力する光源部と、多数本の光ファイバーを束ねるとともに光ファイバー同士は固定していない光ファイバー束とからなり、光源部に一端が接続されて他端から光源部からの光を射出する上記光ファイバー束の他端が皮膚接触部となっていることを特徴とする光照射美容器具。
【請求項２】
光ファイバー束を構成する各光ファイバーの皮膚接触部である他端は角取り加工で丸められたものとなっていることを特徴とする請求項１記載の光照射美容器具。
【請求項１】
肌の美容のための光を出力する光源部と、多数本の光ファイバーを束ねるとともに光ファイバー同士は固定していない光ファイバー束とからなり、光源部に一端が接続されて他端から光源部からの光を射出する上記光ファイバー束の他端が皮膚接触部となっていることを特徴とする光照射美容器具。
【請求項２】
光ファイバー束を構成する各光ファイバーの皮膚接触部である他端は角取り加工で丸められたものとなっていることを特徴とする請求項１記載の光照射美容器具。
【図１】
【図２】
【図３】
【図２】
【図３】
【公開番号】特開２００９−２８２７７（Ｐ２００９−２８２７７Ａ）
【公開日】平成２１年２月１２日（２００９．２．１２）
【国際特許分類】
【出願番号】特願２００７−１９５１５９（Ｐ２００７−１９５１５９）
【出願日】平成１９年７月２６日（２００７．７．２６）
【出願人】（０００００５８３２）パナソニック電工株式会社 (17,916)
【Ｆターム（参考）】
【公開日】平成２１年２月１２日（２００９．２．１２）
【国際特許分類】
【出願日】平成１９年７月２６日（２００７．７．２６）
【出願人】（０００００５８３２）パナソニック電工株式会社 (17,916)
【Ｆターム（参考）】
[ Back to top ]