説明

光触媒ユニット

【課題】 薄型構造でありながら低圧損かつ高分解効率の光触媒ユニットを提供することを目的とする。
【解決手段】 通気性を有する光触媒シート3a,3b,3c,3dと該光触媒を励起させる光源2とからなる光触媒エレメント4をケーシング5内に収容した光触媒ユニット1において、該ケーシング5を薄型とし、該光触媒シート3a,3b,3c,3dを三層以上四層以下として、それぞれを離間して設けた多層構造としたことを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、空気中のガス状汚染物質や浮遊菌等の分解、除去に用いる光触媒ユニットに関する。
【背景技術】
【0002】
従来光触媒ユニットにおいて、光触媒を担持した基材と光源の位置関係は、基材あるいは基材で構成されたユニットの内部に光源を配置した内部照射方式と、基材あるいは基材で構成されたユニットの外部に光源を配置した外部照射方式とが一般的である。
内部照射方式としては、例えば特許文献1に開示されるとおり、離間して設けられた光触媒を担持した二つの基材の中央に四本の光源を配置したものがある。
外部照射方式としては、例えば特許文献2に開示されるとおり、光触媒を担持したひだ折り状等の異形断面の筒状体の外部に四本の光源を配置したものがある。
【0003】
近年は製造装置の内部に光触媒ユニットが組み込まれる関係で、よりコンパクトな薄型構造のものが望まれている。これを実現するために、例えば特許文献2に開示されるとおり、ファンと同じ厚みのスペースに、ハニカム状の光触媒担持した一層の基材と多数本の光源を上下に配置したものがある。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところが、特許文献1に開示のものは、二つの基材の中央に光源を配置するため、光源の高さ分だけ光触媒ユニットが大きくなり、薄型化できない問題がある。更に、基材は光源の上下二箇所にしか配置できないため、層数が制限され分解効率が制限される問題もある。
また、特許文献2に記載のものは、光源が光触媒反応容器の外部にあるため、光源分だけ装置が大きくなり、薄型化できない問題がある。
また、特許文献3に記載のものは、ファンの高さに収まるように光源とハニカム基材を縦位置に配置したため、コンパクトな薄型構造が実現できるが、ハニカム構造であるため多層にすることは困難であり、所定の分解効率が得られない問題もある。
【0005】
【特許文献1】特開2001−246228号公報
【特許文献2】実登第2607615号公報
【特許文献3】特開平11−165037号公報
【0006】
そこで、本発明は、薄型構造でありながら低圧損かつ高分解効率の光触媒ユニットを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の光触媒ユニットは、前記目的を達成するべく、請求項1記載の通り、通気性を有する光触媒シートと該光触媒を励起させる光源とからなる光触媒エレメントをケーシング内に収容した光触媒ユニットにおいて、該ケーシングを薄型とし、該光触媒シートを三層以上四層以下として、それぞれを離間して設けた多層構造としたことを特徴とする。
また、請求項2記載の光触媒ユニットは、請求項1記載の光触媒ユニットにおいて、該光触媒シートのうち内層のシートが最外層のシートに対し傾斜して配置されていることを特徴とする。
また、請求項3記載の光触媒ユニットは、請求項1または2記載の光触媒ユニットにおいて、該光源を該光触媒シートの外周近傍に配置することを特徴とするの光触媒ユニット。
また、請求項4記載の光触媒ユニットは、請求項1乃至3の何れかに記載の光触媒ユニットにおいて、内層の光触媒クロスの周囲を通気止め構造とし、該光触媒シートの全ての層に処理流体を通過させるようにしたことを特徴とする。
また、請求項5記載の光触媒ユニットは、請求項1乃至4の何れかに記載の光触媒ユニットにおいて、該光触媒エレメントを多段多列かつ/あるいは多層に配置したことを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明のエアフィルタは、請求項1記載の通り、光触媒クロスが三層以上四層以下の多層構造であるため、ガスとの接触有効面積を大きくできる。また、請求項2記載の通り、光触媒シートのうち内層のシートを最外層のシートに対し傾斜して配置し、また、請求項3記載の通り、光源を該光触媒シートの外周近傍に配置するようにした場合、光触媒クロスの表裏全域にわたり効率よく光照射できるため、ガスとの接触有効面積を大きくとることができることとの相乗効果として、光触媒ユニットは優れたガス分解効率が得られる。
また、前記光触媒クロスが三層以上四層以下でそれぞれを離間して設けられ、光源を該光触媒シートの外周近傍に配置したために光源が光触媒クロスの投影面にないため、必要以上に圧力損失が上昇することを防ぐことができる、このため、光触媒ユニットは高風量で使用できる。
また、請求項4記載の通り、内層の光触媒クロスの周囲を通気止め構造とし、該光触媒シートの全ての層に処理流体を通過させるようにした場合、分解されないガスが下流側へ抜けることがなく、更に優れたガス分解効率が得られる。
また、請求項5記載の通り、該光触媒エレメントを多段多列かつ/あるいは多層に配置した場合、ガス分解処理量が飛躍的に大きくできる。
更に、光触媒ユニットの上流側は光源設置スペースがデッドスペースとなったが、光触媒ユニットの下流側は光源設置スペースにも光触媒クロスを配置できるため、接触有効面積を増やしてガス分解効率の向上およびガス分解処理量の向上が図れる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
以下、本発明光触媒ユニットの好適な実施の形態について、添付図面を参照しつつ詳細に説明する。図1は本発明の光触媒ユニットの一実施の形態の平面図、図2は図1のA―A線断面図、図3は本発明光触媒ユニットの他の実施の形態の平面図、図4は図3のB―B線断面図である。
図1に示すように、本発明の光触媒ユニットの一実施の形態である光触媒ユニット1は、紫外線ランプ(主波長254nm)からなる2本の光源2,2と、厚さ0.7mm、目付け500g/m、朱子織のガラス繊維織布に酸化チタンを非加水分解ゾルゲル法で15g/m担持した光触媒クロス3a,3b,3c,3dからなる光触媒エレメント4を縦300mm×横300mm×高さ30mmの寸法からなる鋼板製のケーシング5に収納されている。
具体的には、前記ケーシング5は蓋部5Aと受部5Bからなり、前記蓋部5Aでは前記光触媒クロス3dを蓋部上面5aで開口9を塞ぐように、リベットで留めて、前記蓋部上面5aと平行となるよう取り付ける。前記受部5Bでは前記光触媒クロス3aを受部底面5cの開口10を塞ぐように、リベットで留めて、前記受部底面5cと平行となるよう取り付ける。また、前記受部5Bでは光触媒クロス3b,3cを、光触媒クロス支持材取付フレーム6に取り付けた光触媒クロス支持材7,8にリベットで留めて、前記光触媒クロス3a,3dに対して傾斜して配置されるように取り付ける。尚、前記光源2,2は、前記受部5Bの光源支持部材5e,5eに取付け固定する。
最後に、前記受部5Bに前記蓋部5Aを被せて、蓋部側面5bと受部立上部5dとを小ネジで留めて光触媒ユニット1とする。
尚、図中9aは開口9の中央部を横断するように設けられた補強ステーを示す。
前記光触媒クロス支持材取付フレーム6は、内層の光触媒クロス3bの端縁の外方に沿ってその前周を囲むフレームからなり、光触媒支持材7とで、内層の光触媒クロス3bの周囲を通気止め構造とし、ガスが光触媒シートのない低抵抗のところを通過するのを防止するようにした。
また、前記光触媒クロス支持材7,8は、光触媒クロス3b,3cの端縁に沿ってその全周を囲む枠状部材からなり、内層の光触媒クロス3cの周囲を通気止め構造とし、ガスが光触媒シートのない低抵抗のところを通過するのを防止するようにした。
【0010】
次に、本発明の光触媒ユニット1の動作について説明する。
図示しないがファンによりガスを含んだ空気を前記光触媒ユニット1の受部5Bの開口10へ供給し、まず光触媒クロス3a、次に光触媒クロス3b、次に光触媒クロス3c、次に光触媒クロス3dの順に通過することで、ガスが分解されて清浄化された空気が、蓋部5Aの開口9から排出される。
この際に、前記光触媒クロス3aを通って前記光触媒ユニット1内部に進入した空気は、光触媒クロス支持材取付フレーム6と、光触媒クロス支持材7に当たり通気が遮断されるため、確実に次の前記光触媒クロス3bへ進み、次に光触媒クロス支持材7,8に当たり通気が遮断されるため、確実に次の前記光触媒クロス3cへ進み、全ての層を通過することができ、光触媒クロス3b,3cを通らず通過することを防止できる。
【0011】
次に、図3に示すように、本発明の光触媒ユニットの他実施例である光触媒ユニット11は、前記図1の光触媒エレメント4とほぼ同じ大きさの光触媒エレメント14A,14B,14C,14Dを縦横4組連結したもので、これら光触媒エレメント14A,14B,14C,14Dを縦600mm×横600mm×高さ30mmの寸法の鋼板製のケーシング15に収納するようにしたものである。
具体的には、前記光触媒ユニット11の一部である前記光触媒エレメント14Aにおいて説明すると、前記ケーシング15は蓋部15Aと受部15Bからなり、前記蓋部15Aでは前記光触媒クロス13dを蓋部上面15aで開口19を塞ぐように、リベットで留めて、蓋部上面15aと平行となるよう取り付ける。前記受部15Bでは前記光触媒クロス13aを受部底面15cの開口20を塞ぐように、リベットで留めて、前記受部底面15cと平行となるよう取り付ける。また、前記受部15Bでは光触媒クロス13b,13cを、光触媒クロス支持材取付フレーム16に取り付けた光触媒クロス支持材17,18にリベットで留めて、前記光触媒クロス13a,13dに対して傾斜となるよう取り付ける。尚、前記光源12,12は、前記受部15Bの光源支持部材15e,15eに取付け固定する。最後に、前記受部15Bに前記蓋部15Aを被せて、蓋部側面15bと受部立上部15dとを小ネジで留めて光触媒ユニット11とする。
尚、前記光触媒ユニット11の残りである前記光触媒エレメント14B,14C,14Dにおいても、前記光触媒エレメント14Aと全く同一構造である。
前記図1の光触媒ユニット1と異なるところは、光触媒エレメント14Aは上下に光源12,12があるものの、光触媒エレメント14Bは下に光源12だけで、前記、光触媒エレメント14Aの下方の光源12を兼用とする。同様に、光触媒エレメント14Dは上下に光源12,12があるものの、光触媒エレメント14Cは下に光源12だけで、前記、光触媒エレメント14Dの下方の光源12を兼用とする。
尚、図中19aは開口19の中央部を横断するように設けられた補強ステーを示す。
前記光触媒クロス支持材取付フレーム16は、光触媒クロス13aの端縁の外方に沿ってその前周を囲むフレームからなり、光触媒支持材17とで、内層の光触媒クロス13bの周囲を通気止め構造とし、ガスが光触媒シートのない低抵抗のところを通過するのを防止するようにした。
また、前記光触媒クロス支持材17,18は、光触媒クロス13b,13cの端縁に沿ってその全周を囲む枠状部材からなり、内層の光触媒クロス13cの周囲を通気止め構造とし、ガスが光触媒シートのない低抵抗のところを通過するのを防止するようにした。
【0012】
次に、本発明の光触媒ユニット11の動作について説明する。
図示しないがファンによりガスを含んだ空気を前記光触媒ユニット11の受部15Bの開口20へ供給し、まず光触媒クロス13a、次に光触媒クロス13b、次に光触媒クロス13c、次に光触媒クロス13dの順に通過することで、ガスが分解されて清浄化された空気が、蓋部15Aの開口19から図示しないが製造装置へ供給される。
この際に、前記光触媒クロス13aを通って前記光触媒ユニット11内部に進入した空気は、、光触媒クロス支持材取付フレーム16と、光触媒クロス支持材17に当たり通気が遮断されるため、確実に次の前記光触媒クロス13bへ進み、次に光触媒クロス支持材17,18に当たり通気が遮断されるため、確実に次の前記光触媒クロス13cへ進み、光触媒クロス13b,13cを通らず通過することを防止できる。
また、前記光触媒エレメント14A,14B,14C,14Dの光触媒クロス13dの下流側で、前記光触媒クロス支持材18により遮られることなく前後左右に空気が流通するようにする。
【0013】
前記実施の形態では、光触媒の基材はガラス繊維織布製としたが、これに限定されることなく、ガラス繊維以外のセラミック繊維などの無機繊維などを用いてもよい。
前記実施の形態では、光触媒は酸化チタンとしたが、これに限定されることなく、酸化亜鉛など、光触媒効果を発揮するものであれば前記に限らない。
前記実施の形態では、光触媒の担持方法は、非加水分解ゾルゲル法としたが、これに限定されることなく、他の担持方法を用いてもよい。
前記実施の形態では、光源は、紫外線ランプ(主波長254nm)としたが、これに限定されることなく、該光触媒が励起される波長であればよく、種類も冷陰極管やLED光源などを用いてもよい。
また、前記実施の態様では、光源12は光触媒クロスの外周側に配置したが、外周近傍であれば、内周側に配置しても構わない。
前記実施の形態では、光触媒ユニット11は光触媒クロス4枚により同一水平面を分割したが、これに限定されることなく、1枚の大型光触媒クロスなどを用いてもよい。
また、光源12を6本用いたが、左右方向を連続させた3本を用いてもよい。
また、前記実施の態様では、光触媒エレメントを、2段2列の、多段多列に配置するようにしたが、光触媒エレメントを多層に配置するようにしてもよい。この場合、各層ごとにケーシングを備えるようにしても、すべての光触媒エレメント全体を一つのケーシングに収容するようにしてもよい。
また、処理流体の流れ方向は、図2及び図4と逆向きであってもよい。
【実施例】
【0014】
以下に本発明の実施例の効果を説明するため、実施例及び比較例は、前記実施の形態により、光触媒クロスの層数及び配置方法を変えて、表1の通り光触媒ユニットを作成する。
【0015】
実施例及び比較例の特性を以下の方法で測定した。
[コンパクト性] 所定の光触媒クロスと光源を収容したとき、可能なユニット高さをもってコンパクト性を規定した。
[TOC除去効率] 光触媒ユニットの上流側にファンを設け、風速0.5m/sで大気を通気させた。このときの該光触媒ユニットの上流側および下流側の空気をサンプリングし、GC−MS分析によりTOC濃度を測定しTOC除去効率を算出した。
【0016】
【表1】

【0017】
コンパクト性は光触媒ユニット高さ寸法が30mm以下であれば○、30mm超であれば×と評価した。
TOC除去効率は効率が20%以上であれば○、15%未満であれば×と評価した。
両項目がいずれも○のときに○と評価し、各評価項目においてひとつでも×の評価があれば×と評価した。
【0018】
表1の通り、実施例1および2はTOC除去効率、コンパクト性いずれも○で顕著な効果がある。ところが、比較例1は光触媒シートが2層であるためTOC除去効率が小さいといった問題がある。また、比較例2は3層であるが、3層ともそれぞれが平行に配置されており傾斜させていないため、また、2本の紫外線ランプを内層の光触媒シートの上下流方向に対向配置させたため、紫外線ランプの配置の点で大きなスペースを要しコンパクト性で問題がある。また、比較例3はコンパクト性を達成するためにランプの配置を実施例とほぼ同等としたが、内層の光触媒シートを傾斜させないため収容できるシート面積が小さくなり、さらにシートの側面を空気がリークするためTOC除去効率の点で問題がある。
【産業上の利用可能性】
【0019】
本発明は、効率のよい薄型の光触媒ユニットを提供できるため、空気中の悪臭成分や有害ガス等のガス汚染物質、浮遊菌やカビ胞子などを除去したい医療施設、工場、事務所などの空調系へ広く適用できる。またこれらの汚染物質を除去したい生産ラインや機械装置への搭載にも適用できる点で、産業上の利用可能性を有する。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【図1】本発明の光触媒ユニットの一実施例の平面図
【図2】図2は図1のA―A線断面図
【図3】図3は本発明の光触媒ユニットの他実施例の平面図
【図4】図4は図3のB―B線断面図
【符号の説明】
【0021】
1 光触媒ユニット
2 光源
3a,3b,3c,3d 光触媒クロス
4 光触媒エレメント
5 ケーシング
5A 蓋部
5a 蓋部上面
5b 蓋部側面
5B 受部
5c 受部底面
5d 立上部
5e 光源支持部材
6 光触媒クロス支持材取付フレーム
7 光触媒クロス支持材
8 光触媒クロス支持材
9 開口
9a補強ステー
10 開口
11 光触媒ユニット
12 光源
13a,13b,13c,13d 光触媒クロス
14A,14B,14C,14D 光触媒エレメント
15 ケーシング
15A蓋部
15a蓋部上面
15b蓋部側面
15B受部
15c受部底面
15d受部立上部
15e光源支持部材
16 光触媒クロス支持材取付フレーム
17 光触媒クロス支持材
18 光触媒クロス支持材
19 開口
19a補強ステー
20 開口

【特許請求の範囲】
【請求項1】
通気性を有する光触媒シートと該光触媒を励起させる光源とからなる光触媒エレメントをケーシング内に収容した光触媒ユニットにおいて、該ケーシングを薄型とし、該光触媒シートを三層以上四層以下として、それぞれを離間して設けた多層構造としたことを特徴とする光触媒ユニット。
【請求項2】
該光触媒シートのうち内層のシートが最外層のシートに対し傾斜して配置されていることを特徴とする請求項1記載の光触媒ユニット。
【請求項3】
該光源を該光触媒シートの外周近傍に配置することを特徴とする請求項1または2記載の光触媒ユニット。
【請求項4】
内層の光触媒クロスの周囲を通気止め構造とし、光触媒シートの全ての層に処理流体を通過させるようにしたことを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の光触媒ユニット。
【請求項5】
該光触媒エレメントを多段多列かつ/あるいは多層に配置したことを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の光触媒ユニット。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2008−246405(P2008−246405A)
【公開日】平成20年10月16日(2008.10.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−92491(P2007−92491)
【出願日】平成19年3月30日(2007.3.30)
【出願人】(000232760)日本無機株式会社 (104)
【Fターム(参考)】