説明

免耐震ベース

【課題】天災国日本において小規模災害発生といえども復旧にはばく大な費用、長期にわたる期間、それに勝るとも劣らない人間の怪我、生命損失、一時非難所暮らし、仮説住宅生活で起きる心理面のダメージ、ストレス、その大きな被害による人間の心理面の痛手、国においても、被害に遭われた住民においても無視はできない、その大きな損失を少しでも少なく、和らげられる事を目的とした発明。
【解決手段】災害発生により地盤の傾き、ひずみが生じたとき復元を短期間、費用の軽減を計る目的で事前に鉄筋入りコンクリート土台、陶器材製ブロック、基礎鉄骨枠を組み合わせ固着して構築させる発明。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、日本国においては何時、どこで、自然災害発生が起きても不思議ではない現在と言われている、天災等により地盤が傾き、それにつられて建築物が傾いて仕舞った状況の復元を本発明にそって構築を行っていれば短期間、そして復元費用、人間の心理面の痛手等を軽減させる事が出来、国の支出、個人の負担が極端に軽減出来る目的で発明した。
【背景技術】
【0002】
主に、従来の多くの住宅建築工法では、災害により地盤が傾いた状況復元には、建築物を一時取り除かなければ復旧出来ない、建築物の撤去、再建築、その費用、それまでの転居、心理面の負担が大きくのしかかって来るのが現状である。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明は建築物を支え建築物と緊結出来る基礎鉄骨枠で組み上げる。それを支持する鉄筋入りコンクリート土台は外縁基礎鉄骨枠下部、部分のみとし、復元時不必要であるため原則として内部の基礎鉄骨枠下には主な土台構築はしない、鉄筋入りコンクリート土台と基礎鉄骨枠との間には陶器製又は同様質系材ブロックを差し込み固着した構築とする。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明は台風、突風、強震等には不動の強度を保つ作りで仕上げておくが、激震、烈震には陶器製又は同様質系材ブロックが振動エネルギーを吸収しながら自壊して建築物の損壊を防ぐ、なお本発明による復元には外縁鉄骨枠と鉄筋入りコンクリート土台の間に持ち上げられる機能のジャッキ等を差し込み持ち上げ鉄筋入りコンクリート土台の水平を調整後、改めて陶器材製又は同様質系材ブロックを挟んで固着する。
【発明の効果】
【0005】
万々が一建築物が自然災害等により、地盤の傾きが生じた場合、従来の建築工法では復元までに要する転居期間、復元費用、それ以上に人間の心理面でのダメージストレスが生じる、国として一地域と言えども復旧に要する費用の多さ、間、髪を入れられない被害者救援、支援の費用支出、本発明の採用拡大により万々が一被害を被った場合、復元、心理面に必ず希望を生ませる効果がある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
地面に鉄筋入りコンクリート土台は上部の一部を露出させた状態で設置し、建築物と緊結した基礎の鉄骨枠との間に陶器材製又は同様質系ブロックを挟み固着して構築する。
【実施例】
【0007】
実施例を添付図面に従って説明する、鉄筋入りコンクリート土台2に陶器材製又は同様質系ブロック3を乗せ、その上に基礎鉄骨枠4を乗せた状態で鉄筋入りコンクリート2、陶器製又は同様質系ブロック3、基礎鉄骨枠4の上部に建築物5も合わせて固着させる、その構築方法で万が一自然発生により被害を被った場合、復元費用、復元期間、人間の心理面の痛手負担を大きく軽減できる、点線5は仮想建築物の表示。
点線5は仮想建築物の表示。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】免耐震ベースの斜視図
【図2】免耐震ベース斜視図における A−A′部分断面図
【符号の説明】
【0009】
1 地面
2 鉄筋入りコンクリート土台
3 陶器材製ブロック
4 基礎鉄骨枠
5 仮想建築物

【特許請求の範囲】
【請求項1】
台風、突風、強震等の自然発生現象程度には不動の強度維持目的で、鉄筋入りコンクリート土台2に陶器材製又は同様質系材ブロック3を乗せ、なおかつ上部部分の建築物5を支えそして建築物5と緊結するための基礎鉄骨枠4を重ね、鉄筋入りコンクリート土台2と陶器材製又は同様質系材ブロック3と基礎鉄骨枠4を固着させる、そして本発明は台風、突風、強震等自然発生現象等までは不動の保持力を保たせる構築だが、激震、烈震には陶器材製又は同様質系材ブロック3が振動エネルギーを吸収しながら自壊し建築物5の損壊を防ぐ、なを本発明での復元方法は基礎鉄骨枠4の外縁部分と鉄筋入りコンクリート土台2の間に持ち上げられる機能のジャッキ等を差し込み持ち上げ鉄筋入りコンクリート土台2の水平を調整後、改めて陶器材製又は同様質系ブロック3を挟んで固着する、本発明は基礎鉄骨枠4の外縁部分のみを持ち上げて復元出来る免耐震ベースである。

【図1】
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【図2】
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【公開番号】特開2009−257058(P2009−257058A)
【公開日】平成21年11月5日(2009.11.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−130136(P2008−130136)
【出願日】平成20年4月16日(2008.4.16)
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第3項適用申請有り 平成19年10月17日〜10月22日 茨城県、茨城県教育委員会、社団法人発明協会茨城県支部主催の「第51回茨城県発明工夫展」に出品
【出願人】(506019980)
【Fターム(参考)】