説明

内装コーティング組成物

【課題】 たばこ臭に対する消臭効果が特に優れた内装コーティング組成物を提供する。
【解決手段】 焼成した動物骨粉と水溶性塗料組成物とを混合し、N-ジメチル−N'−フェニル-N'-(フルオロジクロロメチルチオ)スルファミド、2-ピリジルチオ-1-オキシドナトリウム及びジヨードメチル−パラ−トリルスルフォンを添加してなる構成を備えた内装コーティング組成物を提案する。実際に店舗の壁面に塗布したところ、店舗で働く人間のほとんとがたばこ臭が軽減されたことを実感することができた。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、喫茶店やレストランなどの飲食店舗、ホテル、住宅などの建築物の内装面にコーティング(塗装を含む)するための内装コーティグ組成物に関する。
【背景技術】
【0002】
喫茶店やレストラン、ホテルなどの室内環境においては、たばこ臭などの異臭を消臭することが極めて重要な課題となっている。
【0003】
従来、たばこ臭などの異臭を消臭し得る組成物等として、例えば特許文献1には、樹脂100重量部及びヒドラジド化合物0.2〜20重量部を含有する消臭性樹脂組成物が開示されており、特許文献2には、静電気に帯電しにくい高分子化合物から選ばれたシリコン系樹脂、並びに希有元素類を含む鉱物、及び少なくともトルマリン若しくは遠赤外線セラミックスのいずれか一方を含有した樹脂組成物が開示されている。
また、特許文献3には、ほたて貝殻の乾操粉末を主原料とし、光触媒用改良型酸化チタンを配合することにより、生活悪臭、タバコのヤニ、細菌および有害化学物質を吸着、分解する機能を有する建築室内表面仕上げ材が開示されている。
【0004】
【特許文献1】特開平10−36681号公報
【特許文献2】特開2003−293545号公報
【特許文献3】特開2002−327523号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記のように、従来より、たばこ臭などの異臭に対して消臭効果を発揮し得る様々な組成物が開示されているが、実際に店舗の壁面に塗布した場合に、室内の人間がたばこ臭に対する消臭効果を実感でき、しかも安価に提供できるものは見当たらなかった。
そこで本発明は、実際に店舗の壁面等に塗布した場合に、室内の人間がたばこ臭に対する消臭効果を実感することができ、しかも安価に提供できる新たな内装コーティング組成物を提案せんとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、焼成した動物骨粉と水溶性塗料組成物とを混合し、N-ジメチル−N'−フェニル-N'-(フルオロジクロロメチルチオ)スルファミド、2-ピリジルチオ-1-オキシドナトリウム及びジヨードメチル−パラ−トリルスルフォンを添加してなる構成を備えた内装コーティング組成物を提案する。
【0007】
本発明が提案する内装コーティング組成物は、実際に店舗の壁面に塗布したところ、店舗で働く人間のほとんとがたばこ臭が軽減されたことを実感することができた。しかも、有効成分である焼成した動物骨粉は、トルマリンや酸化チタンなどの従来の有効成分に比べて安価に入手できるため、内装コーティング組成物をより安価に提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
以下、本発明についてより具体的に説明する。但し、本発明が下記実施形態に限定されるものではない。
本明細書において、「X〜Y」(X,Yは任意の数字)と記載した場合、特にことわらない限り「X以上Y以下」の意であり、「好ましくはXより大きく、Yより小さい」の意を包含する。
【0009】
本実施形態に係る内装コーティング組成物(以下「本コーティング組成物」という)は、焼成した動物骨粉(以下「焼成動物骨粉」という)と水溶性塗料組成物とを混合し、N-ジメチル−N'−フェニル-N'-(フルオロジクロロメチルチオ)スルファミド、2-ピリジルチオ-1-オキシドナトリウム及びジヨードメチル−パラ−トリルスルフォンを主成分とする組成物(以下「薬剤組成物」という)を添加して調製してなる内装コーティング組成物である。
【0010】
なお、本発明において「主成分」とは、当該主成分の機能を妨げない範囲で他の成分を含有することを許容する意を包含し、特に当該主成分の含有割合を特定するものではないが、主成分(2成分以上が主成分である場合には、これらの合計量)は組成物中の50質量%以上、好ましくは70質量%以上、特に好ましくは90質量%以上(100%含む)を占めるのが普通である。
【0011】
(焼成動物骨粉)
焼成動物骨粉は、動物の骨を原料とする骨粉であるが、豚、猪等は軟骨が多く、製造途中の煮沸工程で大部分が溶けてしまうので、牛、馬、羊など硬骨を主体とする動物の骨、特に牛の骨を原料としたものが好ましい。
【0012】
また、焼成動物骨粉は、900〜1800℃前後、特に900℃〜1100℃前後で焼成したものが好ましい。このように焼成して得られる動物骨粉は、粒子の内外に渡って連通した無数の微小気孔を備えた微粒子からなり、カルシウムを主成分とし、リン、バリウム,ナトリウム,イオウ、マグネシウム、カリウム、塩素、アミン、鉄等を含有し、イオン化すればアルカリ性を呈する。
中でも、本コーティング組成物に用いる焼成動物骨粉は、20メッシュ〜400メッシュ、特に200メッシュ〜325メッシュのものが好ましい。粒度分布で言えば、D50が1μm〜10μm、D50が1μm〜5μmのものが好ましい。
【0013】
次に、上記焼成動物骨粉の製造方法の一例について説明するが、本発明で用いる焼成動物骨粉の製造方法を次の方法に限定するものではない。
【0014】
上記動物の生骨を適度な大きさに切断しつつ、煮沸しやすい大きさにカッティングし、次いで、生骨を圧力釜(圧縮釜)に投入し、5気圧前後の圧力をかけて約200〜400℃で60分程度煮沸する。この煮沸工程は、にかわ、脂肪、骨ずい等の有機物を骨から分離除去するための工程である。この煮沸工程を通すことによって骨の外側のみならず気孔内に付着している有機物を骨から略分離除去することができる。
【0015】
煮沸工程では、5気圧前後の圧力をかけて煮沸する。これにより骨に付着する有機物の分離作用を促進させることができる。また、煮沸する際、圧力釜の中にカセイソーダまたは製造済みの骨粉を混入して煮沸することが好適である。こうすると、カセイソーダや水酸化カリウム等のアルカリの作用で有機物が鹸化されて水に溶けやすくなり、これにより有機物の分離作用を促進させることができ煮沸時間をさらに短縮することができる。この場合のカセイソーダまたは骨粉の混入量としては、生骨200kgに対してカセイソーダを200cc〜300ccまたは骨粉を500g〜1kg程度混入することが好ましい。そして、煮沸後の骨には水または熱水をかけて有機物その他の汚れを落としておくのが好ましい。
【0016】
続いて、煮沸後の骨を、必要に応じて、凍結庫(冷凍庫)に閉じ込めて凍結を行う。但し、必ずしも凍結しなくてもよい。
この凍結工程は凍結後の骨が極めて脆く粉砕しやすいという点に着目し、煮沸後の骨を直接凍結させるための工程である。凍結時の温度はマイナス100℃〜マイナス40℃程度、凍結時間は1〜3時間前後が好ましい。
煮沸後の骨は気孔の中に残存している多数の水分の影響で凍結しやすいという利点があるため、煮沸の骨は水をかけて汚れを落とすほかは必要以上に放置して乾燥させることなく、できるだけそのままの状態で凍結させるのが好適である。こうすれば、凍結に要する時間を短縮できるようになる。
【0017】
次に、煮沸後の骨(上記の如く凍結させた場合には凍結した状態の骨)をハンマーを用いて荒挽き状に粉砕し、さらにパウダー機にかけて粉末状にする。
そして、上記の工程を経た骨粉を炉の中で焼成し、最終的に分級等により粒度範囲を調製する。
焼成条件としては、焼成温度を900〜1800℃前後、好ましくは900℃〜1100℃前後で、焼成時間60分間〜180分前後で焼成するのがよい。これにより、骨粉内に残存し得る若干の有機物を完全に除去したセラミックスを得ることができる。焼成温度と焼成時間が上記の範囲を極端に外れるとセラミックスの緻密性と骨粉の微小気孔が維持できなくなる可能性があるので、焼成温度と焼成時間は上記の範囲が好ましい。
なお、焼成動物骨粉の効果をさらに促進するために、焼成動物骨粉にシリカその他の無機充填剤を配合することも可能である。
【0018】
(水溶性塗料組成物)
水溶性塗料組成物としては、水分散性樹脂を主成分とする塗料組成物、すなわち合成樹脂エマルション塗料組成物、或いは、水溶性合成樹脂塗料のいずれかを主成分とする水性塗料組成物を用いることができる。
【0019】
合成樹脂エマルション塗料組成物としては、酢酸ビニル系エマルション樹脂、スチレン−ブタジエン系エマルション樹脂、アクリル系エマルション樹脂、塩化ビニル樹脂系エマルション樹脂、エポキシ系エマルション樹脂、ウレタン系エマルション樹脂などを挙げることができるが、中でも、アクリル系エマルション樹脂或いはエポキシ系エマルション樹脂を好適に用いることができる。
上記樹脂成分を水性エマルションとして乳化するための乳化剤としては、ノニオン性のものを適用することが好ましいが、カチオン性の構造単位を有する樹脂に対しては、カチオン性のもの、アニオン性の構造単位を有する樹脂に対してはアニオン性のものでもよく、界面活性剤やポリビニルアルコールなどの保護コロイドを用いることもできる。
樹脂エマルションは、それぞれの樹脂成分を乳化剤を用いて水に懸濁させて調製することもできるが、各モノマーからの乳化重合によって製造することも可能である。乳化の方法は、樹脂成分を水中に撹拌分散し、窒素ガスを吹き込みながら加温し、過酸化ベンゾイル、過硫酸塩、過酸化水素などの触媒、またはこれらの酸化触媒とチオ硫酸ナトリウム、亜硫酸ナトリウムのような還元剤とを組合わせたレドックス触媒などを添加して乳化重合を行ない、必要に応じて分子量調節剤、pH調節剤、消泡剤などを配合して水性エマルションを得ることができる。
【0020】
他方、水溶性合成樹脂塗料としては、水溶性メラミン樹脂、水溶性尿素樹脂、水溶性フェノール樹脂、水溶性アクリル樹脂塗料、水溶性エポキシ樹脂等を挙げることができる。その他、エマルション型の家庭塗料を用いることもできる。中でも、水溶性エポキシ樹脂を好適に用いることができる。
【0021】
なお、水性塗料組成物として、必要に応じて上記の合成樹脂エマルション塗料或いは水溶性合成樹脂塗料に、通常の水溶性塗料に使用される任意の添加物、例えば可塑剤、硬化助剤(例えばアミンブロックした酸触媒)、造膜助剤、顔料、染料等の着色剤、消泡剤、防腐剤、防黴剤、フィラー、微粉末シリカ等のチキソ性調整剤、コロイダルシリカ、アルミナゾル、ポリビニルピロリドン、ポリビニルアルコール、水溶性ポリエステル樹脂、水溶性または水分散性ポリウレタン樹脂、乳化剤、レベリング剤、滑り剤、粘着性付与剤などを配合してもよい。
【0022】
本コーティング組成物は、水性媒体中に溶解もしくは分散させることにより、内装コーティング剤として用いることができる。この際、水性媒体としては、水、或いは、水に親水性有機溶剤として例えばブチルセロソルブ、ヘキシルセロソルブ、プロピレングリコールメチルエーテル、プロピレングリコールブチルエーテル、ジエチレングリコールメチルエーテル、ジエチレングリコールブチルエーテル等を配合したものなどを挙げることができる。
また、例えば、水溶性ポリエステル樹脂、マレイン化脂肪酸、ポリオールなどを混合することも可能である。
【0023】
(薬剤組成物)
薬剤組成物としては、N-ジメチル−N'−フェニル-N'-(フルオロジクロロメチルチオ)スルファミド(N,N-Dimethyl-N'-Phenyl-(N'-Fluorodichloromethyl-Thio)-Sulfamide)、2-ピリジルチオ-1-オキシドナトリウム(2-Pyridinothiol-1-Oxide Sodiumsalt)及びジヨードメチル−パラ−トリルスルフォン(Diiodomethyl-P-Tolyl Sulfone)を含有すればよく、その割合は適宜調整すればよく、配合割合を特に限定するものではない。
また、薬剤組成物は、これら3成分の効果を妨げない限り、他の成分を含んでいてもよい。
【0024】
(配合)
焼成動物骨粉は、水溶性塗料組成物100質量部に対し5〜40質量部、特に10〜40質量部、中でも特に10〜30質量部の割合で混合するのが好ましい。
また、N-ジメチル−N'−フェニル-N'-(フルオロジクロロメチルチオ)スルファミド、2-ピリジルチオ-1-オキシドナトリウム及びジヨードメチル−パラ−トリルスルフォンは、これら3成分合計量が、焼成動物骨粉と水溶性塗料組成物との合計に対して0.05〜5質量%、特に0.1〜3質量%の割合で配合するのが好ましい。
【0025】
なお、本コーティング組成物は、上記成分の効果を妨げない限り、一般にコーティング剤の組成物として知られた成分を配合することを許容するものである。
【0026】
(用途)
本コーティング組成物のコーティング方法としては、刷毛塗り、ロールコート、スプレー、エアガンによる塗装等の公知の手段によりコーティングすることができる。但し、エアガンによる場合は、例えばトルエン、キシレン等の硬化遅延剤を使用するのが好ましい。
コーティング量の目安としては、水溶性塗料組成物が600g/m2〜2.4kg/m2となるようにコーティングするのが好ましい。
【0027】
本コーティング組成物は、喫茶店やレストランなどの飲食店舗、ホテル、住宅などの建築物の内装面のほか、飛行機や自動車等の乗り物の内装などにコーティングして内装仕上げ面を形成することができ。
【0028】
(効果)
本コーティング組成物は、実際に営業する飲食店舗の壁面に塗布したところ、店舗で働くほとんどの人間がたばこ臭が軽減されたことを実感することができた。なぜこのように優れた消臭効果を発揮するのかについては明らかではないが、焼成動物骨粉がアルカリ性で多孔質であること、焼成動物骨粉は多量に水溶性塗料組成物に混合しても塗装強度を確保することができることのほか、焼成動物骨粉の消臭効果と薬剤組成物成分による消臭効果との相乗効果が一因であると考えられる。
また、焼成動物骨粉が防黴作用、抗菌作用、耐熱作用等の効果を備えている上、N-ジメチル−N'−フェニル-N'-(フルオロジクロロメチルチオ)スルファミド、2-ピリジルチオ-1-オキシドナトリウム及びジヨードメチル−パラ−トリルスルフォンはそれぞれ優れた防黴作用及び抗菌作用を備えていることから、本コーティング組成物は、消臭効果ばかりでなく、優れた防黴作用及び抗菌作用を発揮することもできる。
【実施例】
【0029】
次に、本発明を具体化した実施例を開示する。
【0030】
[塗料塗布板評価試験]
各種サンプルを調製し、これを各種塗布方法にて基材に塗布し、クラックや膨れの発生について評価した。
【0031】
(サンプル調製)
水性反応硬化型エマルション塗料(JIS K 5663、ベース樹脂:アクリル樹脂エマルション、水10質量%含む)100質量部に対して、下記焼成動物骨粉を5〜50質量部(5、10、20、30、40、50質量部)加えて混合し、これら混合量に対して、N-ジメチル−N'−フェニル-N'-(フルオロジクロロメチルチオ)スルファミド、2-ピリジルチオ-1-オキシドナトリウム及びジヨードメチル−パラ−トリルスルフォンが合計で0.3質量%となるように薬剤組成物(各成分等モル)を添加し内装コーティング組成物を調製した。
【0032】
なお、上記焼成動物骨粉には、牛の生骨を切断してカッティングした後、圧力釜(圧縮釜)にカセイソーダと共に投入して5気圧の圧力をかけて約300℃で60分程度煮沸し、乾燥させた後、ハンマーを用いて荒挽き状に粉砕し、さらにパウダー機にかけて粉末状にして骨粉を得、得られた骨粉を1000℃で焼成し、分級して325メッシュ(粒度分布D50:3μm)とした焼成牛骨粉を用いた。
【0033】
(試験方法及び結果)
スレート板に対し、各サンプルを塗装ローラーにて0.2kg/m2塗布し、1ヶ月経過後にクラック及び膨れの発生を観察した。
その結果、焼成動物骨粉を5〜40質量部配合した場合、クラックも膨れもほとんど観察されなかったが、焼成動物骨粉の配合量が40質量部を超えると小さなひび割れが観察された。
これより、焼成動物骨粉の配合量は、塗装性の観点から、塗料組成物100質量部に対して5〜40質量部、特に5〜30質量部配合するのが好ましいことが分った。
【0034】
[室内塗装試験]
水性反応硬化型エマルション塗料(JIS K 5663、ベース樹脂:アクリル樹脂エマルション、水10質量%含む)100質量部に対して、上記焼成牛骨粉を20質量部加えて混合し、これら混合量に対して、N-ジメチル−N'−フェニル-N'-(フルオロジクロロメチルチオ)スルファミド、2-ピリジルチオ-1-オキシドナトリウム及びジヨードメチル−パラ−トリルスルフォンが合計で0.3質量%となるように薬剤組成物(各成分等モル)を添加し内装コーティング組成物を調製した。
【0035】
上記内装コーティング組成物を、150m2の飲食店舗の全壁面に塗装ローラーにて0.2kg/m2塗布し、たばこ臭に対する消臭効果を検討した。その結果、塗装以後、5人の従業員のうち5人全員が「たばこ臭が軽減されたことを実感した」という評価をした。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
焼成した動物骨粉と水溶性塗料組成物とを混合し、N-ジメチル−N'−フェニル-N'-(フルオロジクロロメチルチオ)スルファミド、2-ピリジルチオ-1-オキシドナトリウム及びジヨードメチル−パラ−トリルスルフォンを添加してなる構成を備えた内装コーティング組成物。
【請求項2】
水溶性塗料組成物100質量部に対し、焼成した動物骨粉を5〜40質量部の割合で混合することを特徴とする請求項1記載の内装コーティング組成物。

【公開番号】特開2007−51245(P2007−51245A)
【公開日】平成19年3月1日(2007.3.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−238641(P2005−238641)
【出願日】平成17年8月19日(2005.8.19)
【出願人】(301044657)
【Fターム(参考)】