説明

内部接続要素を有する浮糸を有する布

浮糸(107,108)を有する織布(100)であって、該糸の繊維は、布の第二方向に織り交ぜられた糸の主体の接続要素(113、123)を形成する、織布。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、布構造を安定化するのを助ける内部接続要素を有する布に関する。
【背景技術】
【0002】
多くの方法が、編布または織布の構造を安定化するために使用されてきた。コーティングは、糸が動くことを防ぐために付与されてきた。しかしながら、コーティングだけでは、布にさらなる所望の特性を与えることはできない。最近、水流絡合として知られる加工が用いられ、織布を安定化している。水流絡合は、流体ジェットを使用して、糸の主体から伸びる繊維を別の糸の主体から伸びる繊維と強制的に絡ませる。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、水流絡合加工は、時々、流体ジェットによる絡合を作るために必要な多数の自由繊維に起因して、布の審美性に影響を及ぼし得る。したがって、他の方法によって安定化された布、および布を安定化するための特定の方法に対する要望が存在する。
【課題を解決するための手段】
【0004】
(詳細な説明)
ここで図1を参照して、本発明の一実施態様を示す布10を示す。布10は、第一側101と第二側102を有する織布である。布100は、第一糸セットまたは縦糸110と、織り交わって布100を形成するための第二糸セットまたはフィル糸120とから形成される。縦糸110は、布100の第一側101上に縦糸第一側浮糸106を形成し、布100の第二側102上に縦糸第二側浮糸107を形成する。フィル糸120は、布100の第一側101上にフィル糸第一側浮糸108を形成し、布100の第二側102上にフィル糸第二側浮糸109を形成する。
【0005】
縦糸110は、縦糸主体112を形成する縦糸繊維111を含んでなり得る。ここで使用されるように、糸の主体は、糸自身と実質的に同一方向に配向された糸の繊維群を意味する。また、フィル糸120は、フィル糸主体122を形成するフィル糸繊維121を含んでなる。縦糸接続要素113は、フィル糸主体122中におよび/または一本より多くのフィル糸120のフィル糸主体122の間に突出する縦糸繊維111の部分によって形成される。同様に、フィル糸接続要素123は、縦糸主体112中におよび/または一本より多くの縦糸110の縦糸体112の間に突出するフィル糸繊維121の部分によって形成される。縦糸接続要素113は、フィル糸主体122のフィル糸繊維121によって、フィル糸120に固定される。同様に、フィル糸接続要素123は、縦糸主体112の縦糸繊維111によって、固定される。縦糸接続要素113は、縦糸110とフィル糸120とを織り交ぜることによって与えられた予め存在する固定に加えて、上記布100中への縦糸110の特別な固定を与える。同様に、フィル糸接続要素123は、縦糸110とフィル糸120とを織り交ぜることによって与えられた固定に加えて、布100中へのフィル糸120の特定の固定を与える。これらのタイプの接続部は、布を処理する多くの水流絡合方法で経験されるような、一つの糸から大体外側および少なくとも部分的に放射状に伸びる繊維と別の糸から大体外側および少なくとも部分的に放射状の方向に伸びる繊維との絡合によって糸の間に形成された接続部と対照をなす。
【0006】
接続要素(縦糸接続要素113およびフィル糸接続要素123)は、糸が布中に浮かぶように糸中に存在する。したがって、接続要素は、縦糸第一側浮糸106とフィル糸第一側浮糸108を布100の第一側101上に固定するのを助け、また、縦糸第二側浮糸107とフィル糸第二側浮糸109を布100の第二側102に固定するのを助ける。
【0007】
布100は、浮糸を有する布(例えば、斜子織物、綾織物、朱子織物、または、少なくとも糸セット由来の一つの糸が、他の糸セット由来の3本以上の糸を越えて伸びるパターンを作る任意の他のウィービング様式)である。布100に適したウィーブパターンの例としては、斜子織物、綾織物、朱子織物、浮糸を作るドビー加工により織られた布、浮糸を作るジャカード加工により形成された布、または、浮糸が作られた任意の他の同様の布が挙げられる。布100は、他の糸セット中の3〜20本の糸から浮かぶ糸を有し得る。好適な実施態様において、布100は、他のセット中の3〜9本の糸から浮かぶ糸を有する。
【0008】
一実施態様において、布100を形成する糸は、約100デニール〜約1200デニールの糸の大きさを有する。好適な一実施態様において、布100を形成する糸は、約150デニール〜約750デニールの糸の大きさを有する。好適な一実施態様において、縦糸繊維111およびフィル糸繊維を形成する繊維は、フィラメント繊維を含んでなり、これによりマルチフィラメント糸を形成する。別の実施態様において、縦糸繊維111およびフィル糸繊維121を形成する繊維は、縦糸110およびフィル糸120がスパン糸であるようにステープル繊維である。さらなる別の実施態様において、縦糸110は、スパン糸を含んでなり得、そしてブリスター糸120は、フィラメント糸を含んでなり得る。本発明をフィラメント繊維とステープル繊維とを組み合わせた糸で実施することが意図される。複合フィラメントおよびステーブル繊維糸を縦糸110に使用することができ、および/または、上記組合せにおいて、フィル糸120をフィラメント糸および/またはスパン糸のいずれかの代用物として使用することができる。本発明におけるフィラメント糸および/またはスパン糸の繊維は、天然または人造材料から形成され得る。例えば、天然材料は、繊維として使用される、動物、植物、または鉱物起源の材料を含み得る。人造材料は、化合物から合成されたポリマー、変性天然材料および鉱物などを含み得る。
【0009】
接続部の起源は糸内に由来し、そして接続部は糸を固定することから、糸の距離当たりの総接続部の数(特定糸に由来する接続部および特定糸によって固定された接続部の両方の合計)を理解することは有益である。一実施態様において、布100中に浮かぶ糸は、合計で糸1ミリメートル当たり約.1個の接続部ないし糸1ミリメートル当たり約5個の接続部を有する。好適な実施態様において、浮糸の領域中の糸は、合計で糸1ミリメートル当たり約.4個の接続部ないし糸1ミリメートル当たり約2個の接続部を含有する。
【0010】
糸の繊維は、接続部の起源であることから、異なる糸は、接続部用の繊維の異なる利用性および糸の繊維含量に基づく接続部の量についての異なる要求を有する。フィラメント距離の測定値は、糸束中のフィラメントの数を乗じたフィラメントを有する糸の長さである。したがって、布100中に浮かぶ糸の領域について、糸のフィラメント距離当たりの総接続部の数(特定糸に由来する接続部および特定糸により固定された接続部の両方の合計)を理解することは有益である。一実施態様において、浮かぶ糸の領域において、糸は、フィラメント1インチ当たり少なくとも約0.01個の接続部ないしフィラメント1インチ当たり約0.5個の接続部を有する。好適な実施態様において、浮糸の領域中の糸は、フィラメント1インチ当たり約.04個の接続部ないしフィラメント1インチ当たり約0.2個の接続部を有する。
【0011】
本発明の一つの製造方法において、さらに加工される布は、形成され、次いで、ニードリング加工を受ける。一実施態様において、布は、標準ウィービング技術、ジャカードウィービング、ドビーウィービング、または糸が布の他の糸を越えてウィーブパターン中に浮かぶようにされる任意の他の形態によって形成され得る。
【0012】
加工される形成された布は、針床を布中に挿入することによって布を針で縫うニードリング機械に送られる。典型的に、ニードリング機械は、布の表面に大体垂直な方向にて、針を布に挿入し、そして針を引き出す。受板は、針床の反対側にて布に支持を与え、そして針が布を完全に通ることを可能にする開口部を有する。針は、布のいずれかの側か、または布の両側にて、挿入され、引き出され得る。一つの側のみから針を挿入することによって、接続部は、布の針が挿入される側の糸の部分によってのみ生じる。針床の一回の挿入によって与えられ得るよりも、平方領域当たり多くの針挿入が要求される場合、針床は布の特定領域中に一回よりも多く挿入され得るか、または、複数の針床が使用され、同一領域中に挿入され得る。一実施態様において、ニードリング機械は、布が機械中に、機械を通って移動し、そして機械から出てくる際、直線方向(機械方向)の針床と布との間の相対運動をほとんど生じないか、または生じないように、針を布中に挿入する。針床と布との間の相対直線運動は、針が布に挿入され、そして布から除かれる際、針床を布の運ばれる方向に動かすことによって達成され得る。布が針で縫われた後、裏面コーティングは、種々の既知の方法(例えば、ナイフコーティング、発泡コーティング、コンビネーション、スプレーコーティング、または他の同様の方法)によって布に付与され得る。
【0013】
ここで図2を参照して、本発明に使用される針200の一実施態様の部分拡大図を示す。針200は、鋭末端210と、針200の長さに沿ってノッチ220を有する。針200の鋭末端210は、布の糸を通る針200の通過を可能にする。針200のノッチ220は、針200が布の糸を通過する際、糸の繊維を拾い上げまたは(フック)する。針200が隣接糸を通過し続ける際、針200のノッチ220によって予めフックされた繊維は、布の隣接糸の主体中に移動される。針200による繊維の運動は、起源となる糸から繊維を引き伸ばすか、または引っ張る。針200付近の自由末端を有する繊維について、該繊維は、繊維の自由末端がノッチ220を通過するか、または針200がその運動の末端に到達するまで、そして繊維が隣接糸中に配置されるまで、針200のノッチ220について行く。他の繊維について、該繊維は、針200がその運動の末端に到達するか、または繊維中の緊張がノッチ220から繊維を自由にするか、あるいは繊維がちぎれるまで、隣接糸中を通る。針について行き、そして針から自由になるか、またはちぎれる繊維の部分は、繊維のその部分を隣接糸中に置く。結果は、隣接糸の主体中への糸の繊維および/またはフィラメントの部分の直接的な正の動きであり、および/または、繊維および/またはフィラメントの部分は、二つの隣接糸の主体の間に固定され、隣接糸の主体内に直接的にアンカーを作る。隣接糸中に固定された繊維および/またはフィラメントは、布の糸の間に接続部を形成する。対照的に、水流絡合のような方法は、繊維を糸の主体の外部にせしめて、別の糸の主体の外部の繊維と絡ませ、該成分の間により少ない直接接続部を与える。さらに、水流絡合は、フィラメント糸に安定性を与えるための制限された能力を有する。なぜなら、糸の主体から自由にされ、他の糸由来のフィラメントと絡み得る、フィラメントの自由末端が存在しないか、ほとんど存在しないためである。
【実施例】
【0014】
(実施例1)
布を5本のフィル糸上に浮かぶ縦糸および5本の縦糸上に浮かぶフィル糸のパターンで織った。布は、2/300/136 56Tポリエステルフィラメント糸から織った。次いで、布をニードリング加工して布の糸の間に接続部を形成した。Dilo Hyperpunch Double Needle Loom(Dilo Manufacturing Co.)を使用して、布と針床との間の機械方向の相対運動をほとんど有しないか、有しないニードリング運動によって布を針で縫う。針床は、6個のノッチ(針のコーナーエッジ当たり2個)を有する三角形針であるGroz-Beckert F222針を含有した。布の1平方センチメートル当たり約300回の針の挿入がなされるのに十分な時間、針床を布の両側に挿入した。針の挿入は、布に絡められた針中のノッチの4個の深さであった。ニードリング加工は、糸の浮かぶ部分の領域中に糸1ミリメートル当たり約.5〜約1個の接続部、そして布中の糸の浮糸領域中にフィラメント1インチ当たり約.047〜約.093個の接続部を生じさせたことが判明した。
【0015】
(実施例2)
4本のフィル糸上に浮かぶ縦糸、および4本の縦糸上に浮かぶフィル糸を有するパターンとした以外、布を実施例1と同じ糸から形成した。次いで、布を、実施例1と同様に同じニードリング装置および針を使用してニードリング加工した。針床を、布のセンチメートル当たり約300回の針の挿入がなされるのに十分な時間、布の両側に挿入した。針を、4個のノッチが布に絡む深さに挿入した。加工は、布中に浮かんだ糸の領域中に糸1ミリメートル当たり約1.16個の接続部、そして同一領域中にフィラメント1インチ当たり約0.108個の接続部を生じさせたことが判明した。
【0016】
(実施例3)
3本のフィル糸上に浮かぶ縦糸、および3本の縦糸上に浮かぶフィル糸を有するパターンとした以外、布を実施例1と同じ糸から形成した。次いで、布を、実施例1と同様に同じニードリング装置および針を使用してニードリング加工した。布を、平方センチメートル当たり約300回の針の挿入がなされるのに十分な時間、4個のノッチが布に絡む深さに針を挿入して、布の両側を針で縫った。加工は、糸の浮かぶ領域中に糸1ミリメートル当たり約1.88個の接続部、そして同一領域中にフィラメント1インチ当たり約.175個の接続部を生じさせた。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】図1は、本発明に組み込まれる浮糸を有する布の拡大断面図である。
【図2】図2は、本発明に使用される針の部分拡大図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
第一方向に配置された、各々の第一糸が複数の第一糸フィラメントの第一糸主体を含んでなる、第一糸セットと、
第二方向に配置された、各々の第二糸が複数の第二糸フィラメントの第二糸主体を含んでなる、第二糸セットと
を含んでなる織布であって;
第一糸セットは、第二糸セットと織り交ぜられ;および
複数の第一糸は、3〜20本の第二糸上に浮かび、
第二糸上に浮かぶ第一糸は、フィラメント1インチ当たり約0.01個の第一糸接続部ないしフィラメント1インチ当たり約0.5個の第一糸接続部を有し、
第一接続部は、第一糸から隣接第二糸の第二糸主体中へと伸びる第一糸フィラメントおよび第二糸上に浮かぶ第一糸の第一糸主体中へと伸びる第二糸フィラメントであり;および
複数の第二糸は、3〜20本の第一糸上に浮かび、
第一糸上に浮かぶ第二糸は、フィラメント1インチ当たり約0.01個の第二糸接続部ないしフィラメント1インチ当たり約0.5個の第二糸接続部を有し、
第二糸接続部は、第二糸から隣接第一糸の第一糸主体中へと伸びる第二糸フィラメントおよび第一糸上に浮かぶ第二糸の第二糸主体中へと伸びる第一糸フィラメントである、織布。
【請求項2】
第二糸上に浮かぶ各第一糸との第一糸接続部は、フィラメント1インチ当たり約0.04個の第一糸接続部ないしフィラメント1インチ当たり約0.2個の第一糸接続部である、請求項1に記載の織布。
【請求項3】
第二糸上に浮かぶ各第二糸との第二糸接続部は、フィラメント1インチ当たり約0.04個の第二糸接続部ないしフィラメント1インチ当たり約0.2個の第二糸接続部である、請求項1に記載の織布。
【請求項4】
第一糸は、さらにステープル繊維を含んでなる、請求項1に記載の織布。
【請求項5】
第二糸は、さらにステープル繊維を含んでなる、請求項4に記載の織布。
【請求項6】
第一方向に配置された、各々の第一糸が複数の第一糸フィラメントの第一糸主体を含んでなる、第一糸セットと、
第二方向に配置された、各々の第二糸が複数の第二糸繊維の第二糸主体を含んでなる、第二糸セットと
を含んでなる織布であって;
第一糸セットは、第二糸セットと織り交ぜられ;および
複数の第一糸は、3〜20本の第二糸上に浮かび、
第二糸上に浮かぶ第一糸は、フィラメント1インチ当たり約0.01個の接続部ないしフィラメント1インチ当たり約0.5個の接続部を有し、
接続部は、第一糸から隣接第二糸の第二糸主体中へと伸びる第一糸フィラメントおよび第二糸上に浮かぶ第一糸の第一糸主体中へと伸びる第二糸繊維である、織布。
【請求項7】
第二糸上に浮かぶ各第一糸の間の接続部は、フィラメント1インチ当たり約0.04個の接続部ないしフィラメント1インチ当たり約0.2個の接続部である、請求項6に記載の織布。
【請求項8】
第一糸は、さらにステープル繊維を含んでなる、請求項6に記載の織布。
【請求項9】
第二糸繊維は、フィラメント繊維を含んでなる、請求項6に記載の織布。
【請求項10】
第二糸繊維は、ステープル繊維を含んでなる、請求項6に記載の織布。
【請求項11】
第二糸繊維は、ステープル繊維およびフィラメント繊維を含んでなる、請求項6に記載の織布。
【請求項12】
第一方向に配置された、各々の第一糸が複数の第一糸繊維の第一糸主体を含んでなる、第一糸セットと、
第二方向に配置された、各々の第二糸が複数の第二糸繊維の第二糸主体を含んでなる、第二糸セットと
を含んでなる織布であって;
第一糸セットは、第二糸セットと織り交ぜられ;および
複数の第一糸は、3〜20本の第二糸上に浮かび、
第二糸上に浮かぶ第一糸は、糸1ミリメートル当たり約0.1個の第一糸接続部ないし糸1ミリメートル当たり約5個の第一糸接続部を有し、
第一接続部は、第一糸から隣接第二糸の第二糸主体中へと伸びる第一糸繊維および第二糸上に浮かぶ第一糸の第一糸主体中へと伸びる第二糸繊維であり;および
複数の第二糸は、3〜20本の第一糸上に浮かび、
第一糸上に浮かぶ第二糸は、糸1ミリメートル当たり約0.1個の第二糸接続部ないし糸1ミリメートル当たり約5個の第二糸接続部を有し、
第二糸接続部は、第二糸から隣接第一糸の第一糸主体中へと伸びる第二糸繊維および第一糸上に浮かぶ第二糸の第二糸主体中へと伸びる第一糸繊維である、織布。
【請求項13】
第二糸上に浮かぶ各第一糸との第一糸接続部は、糸1ミリメートル当たり約0.4個の第一糸接続部ないし糸1ミリメートル当たり約2個の第一糸接続部である、請求項12に記載の織布。
【請求項14】
第二糸上に浮かぶ各第二糸との第二糸接続部は、糸1ミリメートル当たり約0.4個の第二糸接続部ないし糸1ミリメートル当たり約2個の第二糸接続部である、請求項12に記載の織布。
【請求項15】
第一糸繊維は、フィラメント繊維を含んでなる、請求項12に記載の織布。
【請求項16】
第二糸繊維は、フィラメント繊維を含んでなる、請求項15に記載の織布。
【請求項17】
第二糸繊維は、ステープル繊維を含んでなる、請求項15に記載の織布。
【請求項18】
第二糸繊維は、ステープル繊維およびフィラメント繊維を含んでなる、請求項15に記載の織布。
【請求項19】
第一糸繊維は、ステープル繊維を含んでなる、請求項12に記載の織布。
【請求項20】
第二糸繊維は、ステープル繊維を含んでなる、請求項19に記載の織布。
【請求項21】
第二糸繊維は、ステープル繊維およびフィラメント繊維を含んでなる、請求項19に記載の織布。
【請求項22】
第一糸繊維は、ステープル繊維およびフィラメント繊維を含んでなる、請求項12に記載の織布。
【請求項23】
第二糸繊維は、ステープル繊維およびフィラメント繊維を含んでなる、請求項22に記載の織布。
【請求項24】
第一方向に配置された、各々の第一糸が複数の第一糸繊維の第一糸主体を含んでなる、第一糸セットと、
第二方向に配置された、各々の第二糸が複数の第二糸繊維の第二糸主体を含んでなる、第二糸セットと
を含んでなる織布であって;
第一糸セットは、第二糸セットと織り交ぜられ;および
複数の第一糸は、3〜20本の第二糸上に浮かび、
第二糸上に浮かぶ第一糸は、糸1ミリメートル当たり約0.1個の接続部ないし糸1ミリメートル当たり約5個の接続部を有し、
接続部は、第一糸から隣接第二糸の第二糸主体中へと伸びる第一糸繊維および第二糸上に浮かぶ第一糸の第一糸主体中へと伸びる第二糸繊維である、織布。
【請求項25】
第二糸上に浮かぶ各第一糸の間の接続部は、糸1ミリメートル当たり約0.4個の接続部ないし糸1ミリメートル当たり約2個の接続部である、請求項24に記載の織布。
【請求項26】
第一糸繊維は、フィラメント繊維を含んでなる、請求項24に記載の織布。
【請求項27】
第二糸繊維は、フィラメント繊維を含んでなる、請求項26に記載の織布。
【請求項28】
第二糸繊維は、ステープル繊維を含んでなる、請求項26に記載の織布。
【請求項29】
第二糸繊維は、ステープル繊維およびフィラメント繊維を含んでなる、請求項26に記載の織布。
【請求項30】
第一糸繊維は、ステープル繊維を含んでなる、請求項24に記載の織布。
【請求項31】
第二糸繊維は、ステープル繊維を含んでなる、請求項30に記載の織布。
【請求項32】
第二糸繊維は、ステープル繊維およびフィラメント繊維を含んでなる、請求項30に記載の織布。
【請求項33】
第一糸繊維は、ステープル繊維およびフィラメント繊維を含んでなる、請求項24に記載の織布。
【請求項34】
第二糸繊維は、ステープル繊維およびフィラメント繊維を含んでなる、請求項33に記載の織布。

【図1】
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【図2】
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【公表番号】特表2006−506557(P2006−506557A)
【公表日】平成18年2月23日(2006.2.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−570363(P2004−570363)
【出願日】平成15年10月24日(2003.10.24)
【国際出願番号】PCT/US2003/033844
【国際公開番号】WO2004/046446
【国際公開日】平成16年6月3日(2004.6.3)
【出願人】(500524682)ミリケン・アンド・カンパニー (23)
【Fターム(参考)】