説明

円筒状紙缶

【課題】個包装された菓子類を収納する紙を主体とした金属缶代替の円筒状紙缶において、特に上端の切断面が直に見えないようにして高級感を与え見栄えのする円筒状紙缶の提供にある。
【解決手段】サック貼りされた円筒状胴部10の上端に円形トレー状蓋部30が、下端には円形トレー状底部20が嵌合・貼着されていて、少なくとも前記円筒状胴部10の上端部10xが、前記円形トレー状蓋部30の上端面30aを覆い隠すように内側に折り込まれ圧着されている円筒状紙缶1とするものである。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、個包装されたチョコレート等を収納する、紙を主体とした材料によって形成された円筒状の二次容器、すなわち金属缶代替の円筒状紙缶に関するものであり、特に、その上端面が店頭等において高級感を与え見栄えのする構造を有する円筒状紙缶に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、主に個包装されたチョコレートや飴等菓子類の二次容器として、蓋付の金属缶が広く使用されているいるが、近年の環境保護の観点から、この金属缶の代替容器として、紙を主体とした積層材料によって形成された円筒状の紙容器が実用化され使用されるようになってきた。
【0003】
上記従来の円筒状紙容器の一事例として、例えば、図8(a)の斜視図およびその側断面を表す図8(b)に示すように、紙を主体とし、その表面に印刷層(図示せず)が施された円筒状胴部(10)の下端には、円形トレー状底部(20)が嵌合・貼着され、その上端には、円形トレー状蓋部(30)が嵌合・貼着されているもので、その円筒状胴部(10)の上部には開封用切り込み線(16)が刻設され、開封時にこの開封用切り込み線(16)の一部に設けられた押し舌片(14)を押して摘み開封用切り込み線(16)に従って切り開くようになっている円筒状紙容器(5)がある。
【0004】
上記円筒状紙容器(5)では、図8(b)に示すように、その円筒状胴部(10)の下端面(10b)と円形トレー状底部(20)の下端面(20a)がほぼ同一面を形成していて、さらに円筒状胴部(10)の上端面(10a)と円形トレー状蓋部(30)の上端面(30a)がほぼ同一面を形成していて、それぞれの切断面が直に見えるような構造の円筒状紙容器(5)である。
【0005】
また、他の事例(贈答用の平巻き紙缶等)として、例えば、図9(a)の斜視図および図9(b)の側断面図に示すように、紙を主体とし、その表面に印刷層が施された円筒状胴部(10)の上下端にインカール部(18)を設け、この円筒状胴部(10)内面で、下端に設けられたインカール部(18)上に掛かるようにメンコ状底部(22)が挿入されている構造の円筒状平巻き紙缶(6)がある。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、上記の従来技術の円筒状紙容器(5)あるいは円筒状平巻き紙缶(6)においては、特に上端で円筒状胴部(10)の上端面(10a)と円形トレー状蓋部(30)の上端面(30a)が直に見えたりして、その構造に見栄えがせず、高級感に欠けるという問題点があった。
【0007】
本発明は、かかる従来技術の問題点を解決するものであり、その課題とするところは、個包装されたチョコレートや飴等菓子類を収納する二次容器としての、紙を主体とした積層材料によって形成された円筒状紙缶、すなわち金属缶代替としての円筒状紙缶において、特に、上端の切断面が直に見えないようにして高級感を与え見栄えのする構造を有する円筒状紙缶を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明に於いて上記課題を達成するために、まず請求項1の発明では、サック貼りされ
、起函された円筒状胴部の上端に円形トレー状蓋部が嵌合・貼着され、該円筒状胴部の下端には円形トレー状底部が嵌合・貼着されている円筒状紙缶において、少なくとも前記円筒状胴部の上端部が、前記円形トレー状蓋部の上端面を覆い隠すように内側に折り込まれ、圧着されていることを特徴とする円筒状紙缶としたものである。
【0009】
また、請求項2の発明では、サック貼りされ、起函された円筒状胴部の上端に円形トレー状蓋部が嵌合・貼着され、該円筒状胴部の下端には円形トレー状底部が嵌合・貼着されている円筒状紙缶において、少なくとも前記円筒状胴部の上端部が、該円筒状胴部の上端面と前記円形トレー状蓋部の上端面とが接するように内側に折り込まれ、圧着されていることを特徴とする円筒状紙缶としたものである。
【0010】
さらにまた、請求項3の発明では、前記円筒状胴部の上部には開封用切り込み線が刻設されていることを特徴とする請求項1または2記載の円筒状紙缶としたものである。
【発明の効果】
【0011】
本発明は以上の構成であるから、下記に示す如き効果がある。
【0012】
即ち、上記請求項1に係る発明によれば、サック貼りされ、起函された円筒状胴部の上端に円形トレー状蓋部が嵌合・貼着され、該円筒状胴部の下端には円形トレー状底部が嵌合・貼着されている円筒状紙缶において、少なくとも前記円筒状胴部の上端部が、前記円形トレー状蓋部の上端面を覆い隠すように内側に折り込まれ、圧着されていることによって、少なくとも円筒状胴部と円形トレー状蓋部の上端面の切断面が直に見えないようになるので、円筒状胴部と円形トレー状蓋部の上端に高級感を与え、店頭におけるディスプレイ効果に優れた見栄えのする構造を有し、かつ耐水性にも優れる円筒状紙缶とすることができる。
【0013】
また、上記請求項2に係る発明によれば、サック貼りされ、起函された円筒状胴部の上端に円形トレー状蓋部が嵌合・貼着され、該円筒状胴部の下端には円形トレー状底部が嵌合・貼着されている円筒状紙缶において、少なくとも前記円筒状胴部の上端部が、該円筒状胴部の上端面と前記円形トレー状蓋部の上端面とが接するように内側に折り込まれ圧着されていることによって、少なくとも円筒状胴部と円形トレー状蓋部の上端面の切断面が直に見えないようになるので、それぞれの上端に高級感を与え、店頭におけるディスプレイ効果に優れて見栄えのする構造を有し、かつ耐水性にも優れる円筒状紙缶とすることができる。
【0014】
さらにまた、上記請求項3に係る発明によれば、前記円筒状胴部の上部に開封用切り込み線が刻設されていることによって、個包装された菓子類の取り出しに際し、開封用切り込み線にしたがって切り取って容易に開封することが可能な円筒状紙缶とすることができる。
【0015】
従って本発明は、個包装された菓子類を収納する二次容器としての円筒状紙缶、すなわち環境保護の観点から金属缶代替の円筒状紙缶として、優れた実用上の効果を発揮するものである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
以下本発明を実施するための最良の形態を図面を用いて詳細に説明する。
【0017】
図1は、本発明の円筒状紙缶の一事例を示す説明図であり、図2は、本発明の円筒状紙缶の他の一事例を示す説明図である。また図3は、本発明の円筒状紙缶を構成する胴部材の一事例を示す説明図であり、図4は、本発明の円筒状紙缶の製造工程の一事例を示す側
断面図であり、図5は、本発明の円筒状紙缶を構成する胴部材の一事例を示す積層側断面図であり、図6および図7は、本発明の円筒状紙缶の上端部処理を説明する側断面図である。
【0018】
本発明は、例えば、図1(a)の斜視図に示すような、紙を主体とした積層材料でなる円筒状胴部(10)の上端に円形トレー状蓋部(30)と、下端には円形トレー状底部(20)が嵌合・貼着され、外周上部には開封用切り込み線(16)が施されている金属缶代替の円筒状紙缶(1)に関するものであり、特に、図1(b)の側断面図に示すように、円形トレー状蓋部(30)の上端面(30a)である切断面が直に見えないようになっていて、店頭等において高級感を与え見栄えのする構造を有する円筒状紙缶(1)に関するものである。
【0019】
そこで上記請求項1に係る発明は、例えば、図1(a)の斜視図および図1(b)の側断面図に示すように、サック貼りされ起函(開口)された円筒状胴部(10)の上端に円形トレー状蓋部(30)が嵌合・貼着され、この円筒状胴部(10)の下端には円形トレー状底部(20)が嵌合・貼着されている円筒状紙缶(1)において、この円筒状胴部(10)の上端部(10x)が、円形トレー状蓋部(30)の上端面(30a)を覆い隠すように内側に折り込まれ、内面から圧着されている円筒状紙缶(1)である。
【0020】
このように、円筒状胴部(10)の上端部(10x)が、円形トレー状蓋部(30)の上端面(30a)を覆い隠すように内側に折り込まれ、内面から圧着されていることによって、円筒状胴部(10)と円形トレー状蓋部(30)の上端面(10a、30a)の切断面が直に見えないようになるので、それぞれの上端に高級感を与え、店頭におけるディスプレイ効果に優れた見栄えのする円筒状紙缶(1)とすることができる。
【0021】
また、上記請求項2に係る発明では、例えば、図2(a)の斜視図および図2(b)の側断面図に示すように、サック貼りされ起函(開口)された円筒状胴部(10)の上端に円形トレー状蓋部(30)が嵌合・貼着され、この円筒状胴部(10)の下端には円形トレー状底部(20)が嵌合・貼着されている円筒状紙缶(1)において、この円筒状胴部(10)の上端部(10x)が、円筒状胴部の上端面(10a)と円形トレー状蓋部の上端面(30a)とが接するように内側に折り込まれ、内面から圧着されている円筒状紙缶(1)とするものである。
【0022】
このように、円筒状胴部(10)の上端部(10x)が、円筒状胴部の上端面(10a)と円形トレー状蓋部の上端面(30a)とが接するように内側に折り込まれ、内面から圧着されていることによって、円筒状胴部(10)と円形トレー状蓋部(30)の上端面(10a、30a)の切断面が直に見えないようになるので、それぞれの上端に高級感を与え、店頭におけるディスプレイ効果に優れた見栄えのする円筒状紙缶(1)とすることができる。
【0023】
さらにまた、上記請求項3に係る発明では、例えば、図1(a)の斜視図に示すように、円筒状胴部(10)の外周上部に2本の平行する開封用切り込み線(16)が刻設されている円筒状紙缶(1)とするもので、このように開封用切り込み線(16)を設けることによって、内容物である個包装された菓子類等の取り出しに際し、この開封用切り込み線(16)の端縁に設けられたプルタブ(17)を摘んで引っ張り上げ、開封用切り込み線(16)にしたがって切り取って開封することが可能な円筒状紙缶(1)とすることができる。
【0024】
上記開封用切り込み線(16)の他の事例として、例えば、図2(a)の斜視図に示すように、円筒状胴部(10)の外周上部に1本の開封用切り込み線(16)が刻設され、
その一部に押し舌片(14)が刻設されている構造とすることもでき、内容物である個包装された菓子類等の取り出しに際し、この開封用切り込み線(16)の一部に設けられた押し舌片(14)を押し摘んで引っ張り上げ、開封用切り込み線(16)にしたがって切り取って開封することができる。
【0025】
以下に、本発明の円筒状紙缶(1)の製造について説明する。
【0026】
まず、例えば、図3(a)の展開図に示すように、一方の端縁に糊代(11)を有し、その糊代(11)と平行に2本の押し罫線(19)が施され、上部の所定の位置にこの押し罫線(19)と直交する2本の開封用切り込み線(16)が刻設され、この開封用切り込み線(16)の端部に突出するプルタブ(17)が設けられている紙を主体とした積層体でなる胴部材(10A)のブランクを、サック貼製函機によりサック貼りすると、例えば、図3(b)の正面図に示すように、ホットメルト型接着剤が塗布された端縁の糊代(11)で端縁が貼着され、2本の押し罫線(19)で折られた胴部材(10A)が得られる。
【0027】
上記で得られた(サック貼りされた)胴部材(10A)を起函(開口)し、例えば、図4(a)の側断面図に示すように、起函された円筒状胴部(10)を円筒状の胴部保持具(50)内に保持する。
【0028】
この状態の円筒状胴部(10)の両側先端部の内面に、個包装された菓子類の二次容器の場合はホットメルト接着剤(15)を塗布する。
【0029】
上記ホットメルト接着剤(15)の塗布は、図示しないが、例えば回転するターンテーブル上に保持されて回転している円筒状胴部(10)の上端内面に、ノズル方式のアプリケーターによりホットメルト接着剤(15)を射出して行うことができる。
【0030】
上記円筒状胴部(10)が保持された胴部保持具(50)の両側端に、リッド成形雌型(40)とこのリッド成形雌型(40)内に嵌合されているリッド成形雄型(44)があり、その右側端のリッド成形雌型(40)の開口部(42)には、この開口部(42)を塞ぐようにメンコ状の蓋部材(30a)が載置され、左側端のリッド成形雌型(40)の開口部(42)には、この開口部(42)を塞ぐようにメンコ状の底部材(20a)が載置される。
【0031】
続いて、図4(b)に示すように、円筒状胴部(10)の両先端部がリッド成形雌型(40)の開口部(42)周縁に嵌合すると同時に、両側端のリッド成形雄型(44)がリッド成形雌型(40)の開口部(42)にメンコ状の蓋部材(30a)とメンコ状の底部材(20a)を円形トレー状蓋部と円形トレー状底部にするため折り曲げ、成形しながら挿入される。
【0032】
さらに、図4(c)に示すように、両側端のリッド成形雄型(44)をリッド成形雌型(40)の開口部(42)に挿入して、円形トレー状蓋部(30)と円形トレー状底部(20)に成形し、円筒状胴部(10)の両先端部の所定の位置(ホットメルト接着剤が塗布され、貼着される部位(30C、20C))に円形トレー状蓋部(30)と円形トレー状底部(20)を嵌合し、その嵌合された部分の外側より加熱しながら貼着して円筒状紙缶とする。
【0033】
この時の円形トレー状蓋部(30)の貼着される部位(30c)は、円筒状胴部(10)の上端部(10x)が円形トレー状蓋部(30)の上端面(30a)よりも付き出ているように設定する。
【0034】
なお、個包装されたチョコレート等内容物の充填は、例えば、図4(a)に示すように、円筒状胴部(10)を胴部保持具(50)内に収納し保持した後に行い、その後に、ホットメルト接着剤(15)を塗布し、図4(c)に示すように、円形トレー状蓋部(30)および円形トレー状底部(20)を嵌合・貼着して封止する。
【0035】
上記のように円筒状胴部(10)内に円形トレー状蓋部(30)および円形トレー状底部(20)が嵌合・貼着されたものを、例えば、図6の側断面図に示すように、この円筒状胴部(10)の上部に内折り型(46)が下降し、円筒状胴部(10)の上端部(10x)を内側に折り込み、円形トレー状蓋部(30)の上端面(30a)を覆い隠すようにする。
【0036】
続いて、図7の側断面図に示すように、回転方向(P)に回転する、上記で内側に折り込まれた円筒状胴部(10)の上端部(10x)の内側とそれに相当する外側の部分から2個の回転するコロ(48)の押圧力により圧着して円筒状紙缶(1)とすることができる。
【0037】
また、図4(c)に示す円筒状胴部(10)の上端部(10x)の付き出ている長さの調整(短くすること)によって、図6に示す内折り型(46)を下降することで、例えば、図2(b)に示すように、円筒状胴部(10)の上端部(10x)が、円筒状胴部の上端面(10a)と円形トレー状蓋部の上端面(30a)とが接するように内側に折り込まれ、図7に示すような回転する2個のコロ(48)の押圧力などによって圧着されて円筒状紙缶(1)とすることもできる。
【0038】
上記円筒状紙缶(1)を構成する胴部材(10A)としては、例えば、図5の積層側断面図に示すように、200g/m2 程度のアイボリー等紙基材(70)の表面に印刷層(72)が施され、この印刷層(72)を保護するとともに光沢性を持たせるための光沢ニス層(74)が施され、2本の押し罫と開封用切り込み線が施されているものが挙げられる。
【0039】
また、上記メンコ状の底部材(20A)およびメンコ状の蓋部材(30A)は、押し罫および開封用切り込み線が施されていない以外は、上記円筒状胴部材(10A)とほぼ同様の構成となっている。
【0040】
さらにまた、円筒状胴部(10)の上下端内面に塗布するホットメルト接着剤(15)としては、熱可塑性樹脂を比較的低温(200℃以下)で加熱溶融させて塗布するようにしたものであり、その組成としては、例えば、エチレン/酢酸ビニル共重合体(EVA)を主体とし、これにワックス、粘着付与樹脂、可塑剤、充填剤等をブレンドされているものが最も一般的であり、ここで使用されるものとしては、軟化点103〜104℃で、粘度1,000/170、750〜850/180cP/℃のカートン封缶用が好適に使用される。
【図面の簡単な説明】
【0041】
【図1】本発明の円筒状紙缶の一実施の形態を示すもので、(a)は、その斜視図であり、(b)は、その側断面図である。
【図2】本発明の円筒状紙缶の他の一実施の形態を示すもので、(a)は、その斜視図であり、(b)は、その側断面図である。
【図3】本発明の円筒状紙缶を構成する胴部材を説明するもので、(a)は、そのブランクの展開図であり、(b)は、それをサック貼りした正面図である。
【図4】本発明の円筒状紙缶の製造工程の一事例を説明するもので、(a)は、リッド成形前の状態を示す側断面図であり、(b)は、成形中の状態を示す側断面図であり、(c)は、成形後の状態を示す側断面図である。
【図5】本発明の円筒状紙缶構成する胴部材の一事例を側断面で表した説明図である。
【図6】本発明の円筒状紙缶の製造工程の他の一事例を説明するもので、内折り型で先端部を処理する側断面図である。
【図7】本発明の円筒状紙缶の製造工程の他の一事例を説明するもので、圧着で先端部を処理する側断面図である。
【図8】従来の円筒状紙容器の一事例を説明するもので、(a)は、その斜視図であり、(b)は、その側断面図である。
【図9】従来の円筒状平巻き紙缶の一事例を説明するもので、(a)は、その斜視図であり、(b)は、その側断面図である。
【符号の説明】
【0042】
1‥‥円筒状紙缶
5‥‥円筒状紙容器
6‥‥円筒状平巻き紙缶
10‥‥円筒状胴部
10A‥‥胴部材
10a‥‥円筒状胴部の上端面
10b‥‥円筒状胴部の下端面
10x‥‥円筒状胴部の上端部
14‥‥押し舌片
15‥‥ホットメルト接着剤
16‥‥開封用切り込み線
17‥‥プルタブ
18‥‥インカール部
19‥‥押し罫線
20‥‥円形トレー状底部
20A‥‥メンコ状の底部材
20C‥‥円形トレー状底部が貼着される部位
20a‥‥円形トレー状底部の下端面
22‥‥メンコ状の底部
30‥‥円形トレー状蓋部
30A‥‥メンコ状の蓋部材
30C‥‥円形トレー状蓋部の貼着される部位
30a‥‥円形トレー状蓋部の上端面
40‥‥リッド成形雌型
42‥‥リッド成形雌型の開口部
44‥‥リッド成形雄型
46‥‥内折り型
48‥‥コロ
50‥‥胴部保持具
70‥‥紙基材
72‥‥印刷層
74‥‥光沢ニス層
100‥‥リッド成形部
P‥‥円筒状紙缶の回転方向

【特許請求の範囲】
【請求項1】
サック貼りされ、起函された円筒状胴部の上端に円形トレー状蓋部が嵌合・貼着され、該円筒状胴部の下端には円形トレー状底部が嵌合・貼着されている円筒状紙缶において、少なくとも前記円筒状胴部の上端部が、前記円形トレー状蓋部の上端面を覆い隠すように内側に折り込まれ、圧着されていることを特徴とする円筒状紙缶。
【請求項2】
サック貼りされ、起函された円筒状胴部の上端に円形トレー状蓋部が嵌合・貼着され、該円筒状胴部の下端には円形トレー状底部が嵌合・貼着されている円筒状紙缶において、少なくとも前記円筒状胴部の上端部が、該円筒状胴部の上端面と前記円形トレー状蓋部の上端面とが接するように内側に折り込まれ、圧着されていることを特徴とする円筒状紙缶。
【請求項3】
前記円筒状胴部の上部には開封用切り込み線が刻設されていることを特徴とする請求項1または2記載の円筒状紙缶。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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